アニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』は放送開始から1年が過ぎたが、まだまだ終わりそうにない。第4クールのOPはCHEMISTRYが
この場所で~ピリオドにぃ~
と歌う『Period』だったから、てっきりコレで終わるんだと思っていたら、とんでもなかったね。4/4の第51話にはOPが変わって、何と第5クールに突入だー
「約束の日」を迎えて、ホムンクルスそして「おとうさま」との最後の決戦のために主要メンバが首都セントラルに集結し、エド、スカー、キメラたちのグループ、ロイ・マスタング率いるグループ、アメストリスの北の国境を守っていたブリッグズの兵団、ホーエンハイムらが同時多発的に軍中央司令部に向けて攻撃を開始。しかし、エドたちは軍上層部が切り札として投入した「不死の軍団」の前に行く手を阻まれ、アルとともにホーエンハイムによって封印されたはずのプライドは「紅蓮の錬金術師」キンブリーの助勢によって封印を突破、女傑アームストロング少将はスロースの猛攻の前にタジタジ、グリード/リンはどこかに消えちまうし、メイはせっかく弱体化させたエンヴィーを復活させてしまう(…って、視てない人には何が何だかわからないだろうけど)。
始まった当初は「何だ、前回のアニメ版の焼き直しじゃん」という印象だったし、Gyaoのコメントにも「前のほうが良かった」みたいな意見が多かったが、前回は2クールかけたヒューズの死までを1クールにまとめて(だからかなり駆け足だった)、第2クールで前回とは全く違うストーリーが始まってからは、回を重ねるごとに面白さが増し、ストーリーが疾走し続けている。
今回のアニメは基本的に原作に準拠しているのだと思うので、視ていて、原作があれほど高く評価されている理由がよくわかる。ここまで来て、なお先の展開を全く読ませないストーリーは見事というほかない。
ただ個人的には、前回のアニメ版のホムンクルスの設定──錬金術師が禁忌を犯して行った人体練成の結果生まれた「もの」が、賢者の石の力によってホムンクルスになる──も捨てがたい。エドとアルの師匠であるイズミの赤ん坊から生じ、エドの失った腕と脚を持ったラースは、まさに人の犯した「罪」そのものの姿でもあったし、賢者の石の力によって半分不死であるホムンクルスの中の1人、ラストが最期に残した言葉「そうか…私は死にたかったのか──」は、今でも忘れえぬものとして私の中にある。
ちなみに前回のアニメでは、国家のトップにあるブラッドレイ大総統自身がホムンクルスというのが1つのサプイライズだった。その設定は原作から持ってきているので、今回も変わらない(注1)のだが、アニメでは既に第1話でそのことを暗示してしまっている代わりに、そのホムンクルスをトップに据えたのが軍上層部そのものである、という新たなサプライズが用意されていた(注2)。
(注1)前回のブラッドレイは、キリスト教の7つの大罪を表す7人のホムンクルスの中のプライド(傲慢)だったが、今回はラース(憤怒)になっている。
(注2)だから、ヒューズが最後に伝えた「軍がヤバイ」という言葉が意味するものが、前回と今回とでは全く異なることがわかる。
さて、物語は既にクライマックスにあるのだが、逆転に次ぐ逆転でまだ終わりは見えない。願わくば、このままのテンションを維持したまま最後まで突っ走ってくれんことを。
ことろで『ハガレン』の後には何が始まるのだろう? 何だか『コード・ギアス』って話もあるようだけど…。
この場所で~ピリオドにぃ~
と歌う『Period』だったから、てっきりコレで終わるんだと思っていたら、とんでもなかったね。4/4の第51話にはOPが変わって、何と第5クールに突入だー
「約束の日」を迎えて、ホムンクルスそして「おとうさま」との最後の決戦のために主要メンバが首都セントラルに集結し、エド、スカー、キメラたちのグループ、ロイ・マスタング率いるグループ、アメストリスの北の国境を守っていたブリッグズの兵団、ホーエンハイムらが同時多発的に軍中央司令部に向けて攻撃を開始。しかし、エドたちは軍上層部が切り札として投入した「不死の軍団」の前に行く手を阻まれ、アルとともにホーエンハイムによって封印されたはずのプライドは「紅蓮の錬金術師」キンブリーの助勢によって封印を突破、女傑アームストロング少将はスロースの猛攻の前にタジタジ、グリード/リンはどこかに消えちまうし、メイはせっかく弱体化させたエンヴィーを復活させてしまう(…って、視てない人には何が何だかわからないだろうけど)。
始まった当初は「何だ、前回のアニメ版の焼き直しじゃん」という印象だったし、Gyaoのコメントにも「前のほうが良かった」みたいな意見が多かったが、前回は2クールかけたヒューズの死までを1クールにまとめて(だからかなり駆け足だった)、第2クールで前回とは全く違うストーリーが始まってからは、回を重ねるごとに面白さが増し、ストーリーが疾走し続けている。
今回のアニメは基本的に原作に準拠しているのだと思うので、視ていて、原作があれほど高く評価されている理由がよくわかる。ここまで来て、なお先の展開を全く読ませないストーリーは見事というほかない。
ただ個人的には、前回のアニメ版のホムンクルスの設定──錬金術師が禁忌を犯して行った人体練成の結果生まれた「もの」が、賢者の石の力によってホムンクルスになる──も捨てがたい。エドとアルの師匠であるイズミの赤ん坊から生じ、エドの失った腕と脚を持ったラースは、まさに人の犯した「罪」そのものの姿でもあったし、賢者の石の力によって半分不死であるホムンクルスの中の1人、ラストが最期に残した言葉「そうか…私は死にたかったのか──」は、今でも忘れえぬものとして私の中にある。
ちなみに前回のアニメでは、国家のトップにあるブラッドレイ大総統自身がホムンクルスというのが1つのサプイライズだった。その設定は原作から持ってきているので、今回も変わらない(注1)のだが、アニメでは既に第1話でそのことを暗示してしまっている代わりに、そのホムンクルスをトップに据えたのが軍上層部そのものである、という新たなサプライズが用意されていた(注2)。
(注1)前回のブラッドレイは、キリスト教の7つの大罪を表す7人のホムンクルスの中のプライド(傲慢)だったが、今回はラース(憤怒)になっている。
(注2)だから、ヒューズが最後に伝えた「軍がヤバイ」という言葉が意味するものが、前回と今回とでは全く異なることがわかる。
さて、物語は既にクライマックスにあるのだが、逆転に次ぐ逆転でまだ終わりは見えない。願わくば、このままのテンションを維持したまま最後まで突っ走ってくれんことを。
ことろで『ハガレン』の後には何が始まるのだろう? 何だか『コード・ギアス』って話もあるようだけど…。
ホントに期待以上の面白さです。『ハガレン』はアニメしか知らず、前回のアニメが凄い出来だったので、「こりゃ、原作も相当頑張らないと、アニメ版に負けちゃうな」なんて思ってましたが、全然杞憂でしたね。
>natsushiさん
コメありがとう。最近の『ハガレン』は「約束の日」の前日から当日の、ほとんど48時間くらいの間の出来事を描いていて、ストーリーの時間密度が異様に高いです。
ちなみに『ハガレン』はGyaoでも視られます(無料視聴は前回放送分のみで金曜日に更新)。また、過去放送分の全話が違法にアップロードされているサイトもあります。一応参考までに。
ハガレン最近見れなかったんで
助かりました~(・@・)¥
この前本屋で・・・・
sokyudo先生が期待した割に
面白くね~な~!
と、思っておりましたが
この処、見逃されません! 笑