今日は珍しい授業をしました。生徒が目の前にいるのにZOOMを使ってリモート授業をしたのです。
ある生徒から数学の等積変形の質問がありました。三角形の底辺が共通で、頂点が平行線上にあるために面積が等しくなることを使用したものですが、最初はいつものようにホワイトボードに図示して説明していました。ただこの問題は同じ辺を何度も使って説明することがあるために図が線だらけでゴチャゴチャになりやすいのです。ゴチャゴチャになるのを避けるために線を消すと、また図を描くまでに時間のロスが発生します。さらに「さんかくけいエービーディーとさんかくけいビーシーディーが…。」と言っても、伝わりにくかったり聞き間違いが頻繁に起こりました。
そこでZOOMを使って画面共有の機能と作図機能を使うことにしました。これならば必要な図を残して不必要な線を消すことが簡単にできます。また、色も豊富に使えます。さらに生徒と私が同時に見ている図に、お互いに線や文字を書き足すことができます。ホワイトボードでやろうとするとその都度生徒が前に出て来なければなりませんが、創研塾で所有しているタブレット端末を生徒に使わせれば毎回前に出てくる必要もありません。
初めはこの等積変形がよくわからなかったこの生徒も、数問をこなすうちに要領を得て、後半はスラスラ解けるようになりました。今日はホワイトボードを使うよりもZOOMでやってみたらよくわかるようになったね、と感想を共有しました。
少しの手間を惜しまず、臨機応変に道具を使い分けることは大切だと実感しました。
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