中高大受験 難関校・人気校なら創研塾

生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

衝撃を受けました!

2019-07-30 19:02:43 | インポート
 中学三年生の社会の時間のことでした。東北地方の農業で、銘柄米について話をしていたときのことです。「知っている銘柄米を一人一つずつあげてごらん。」と投げかけると、「コシヒカリ!」「あきたこまち!」「ゆめぴりか!」と次々と声があがりました。一通りでた後、ふと一つの有名銘柄がでていないことに気付きました。「まだ有名なのが一つ残っているでしょう?」と投げかけましたが、生徒たちは「???」と言った感じでした。「ほら、サで始まるあれだよ。」「???」と言ったやり取りを繰り返しても私の期待している答えが出てきませんでした。
 仕方なく、「ササニシキだよ。」と言っても、全員が「???」のままでした。そう、私たちの年代では全員が知っているであろう「ササニシキ」をだれ一人知らなかったのです。ネットで調べてみると<ササニシキはおいしいのは間違いないが、天候の変化に弱く、育てるのが難しい面があるため、生産している量が激減している。>ということでした。ネットでの情報では、平成生まれの人たちは知らない可能性がある、とのことでした。私の目の前にいるのは平成10年代後半の生徒たちですから、知らないのも無理ない話だったのですね。
 確かにササニシキの文字を目にする機会はほとんどなく、コシヒカリばかりなのは感じていましたが、ここまでとは思っていませんでした。当たり前と思っていることが当たり前ではなく、常に世の中が変化していることを感じました。


1日10時間の練習を10年間

2019-07-29 19:22:35 | インポート
 昨日私が観戦した女子プロゴルフツアーで優勝した稲見萌寧(いなみもね)選手は、1日10時間の練習を一日も欠かさず10年間通したそうです。その努力が見事に実り、昨日の優勝につながったのだと思います。本当におめでとうございます。
 創研塾で行う受験生たちの夏期講習は1日10.5時間です。これまでの復習、二学期以降の予習、さらに受験対策のための応用問題や難易度の高い問題取り組むために必要な時間数だと考えています。生徒たちは朝から夜まで頑張っていますが、これを10年間一日も休まずに行うとなると、途方もない数字だと思います。私も生徒たちとともに朝から夜まで教室にいますが、私もこれを10年間と言われたら非常に困難だと感じます。
 世界一になるためには世界一の練習が必要、とも稲見選手は言っています。毎日休まず積み重ねる努力こそが、自分の夢を達成する力となるのだとあらためて知らされました。
 私自身も、まだたった三ヶ月ですが一日も休まず取り組んでいることがあります。今は夏期講習中で時間を取ることが難しいですが、それでも休まずに行っています。このまま続けたらどこまでの力となるのか、自分自身への挑戦として私も頑張ってみるつもりです。
 


本物を見るということ

2019-07-29 10:45:08 | インポート
 昨日は、台風6号(熱帯低気圧に変わりましたが)の影響が思ったほどなかったので、女子プロゴルフツアーを初めて見に行きました。
 日本全国で毎週または隔週くらいの頻度で女子ゴルフのツアーは行われています。昨日はそれが埼玉県で行われました。ゴルフ場の駐車場では足りないため、閉店となったパチンコ屋さんの駐車場に車を停め、そこから送迎バスで10分~20分ほどかけてゴルフ場に連れて行ってもらいます。入場券を持っていなかったため、入場券売り場に並んでいると「入場券いりませんか?」と見知らぬ人から声をかけられました。「ん??」と思っていると、「人から招待券をもらったのだけど、余っています。お金は結構ですからどうですか?」とありがたい言葉。これが海外や怪しいところでのやり取りなら丁重にお断りするところですが、その方は小さな娘さんを連れていて悪い人に見えなかったので、ありがたく頂戴しました。
 受付で出場選手の組やコースレイアウトが書かれた紙をもらい、それを見ながら、スマホで現在の進行状況を見ながら気になる選手がプレイする様子を見てきました。プロ野球とは違い、選手を本当に間近で見られることには感激しました。目の前でティーショットする力強く美しい姿や「カキーン!」という音、グリーン上での張り詰めた空気感などなど、「本物」を見ることができました。選手がショットをする前になると、おしゃべりや移動、物音を出すことはできなくなります。ほかの場所へ移動するときには、その時の状況を見ながら、まるでだるまさんが転んだをしているような感じで移動しました。
 選手たちのインタビューで見せる笑顔は、プレイ中に一切なく、まさに真剣勝負そのものでした。時にはキャディさんと話している内容まで聞こえてきて、会場に足を運んで貴重な体験ができていることを実感しました。
 あまりの猛暑で最後まで見ることをあきらめて帰ってきましたが、また気候が楽な時期になったらゆっくり行ってみたいと感じました。私自身のゴルフの腕前は本当にまだまだ、保育園児・幼稚園児レベルですが、本物のレベルを知ることは貴重な体験でした。


夜明けのハイキングの出来事

2019-07-25 19:36:54 | インポート
 毎年行っている夜明けのハイキングは、もう20年くらい続けているように思います。20年も続けていると色々なことがありました。
 明け方に山道から自動車が通れる道に出て、川沿いを歩いていたときには、木の幹にヘビがくるくる巻き付いていました。距離が離れていたので心配はありませんでしたが、驚きました。
 夜道を歩いている時、懐中電灯が山道に大きなかたまりを照らしました。電話帳くらいの大きさに見えたその物体は、なんとカエルでした。
 休憩している時、斜面を小さな動物が駆け上がっていく音が聞こえてきました。
 山道に入ろうとしたとき、大学生らしい男性数名が懐中電灯も持たず、サンダルを履いて登っていくのが見えました。「夜中なのに、この軽装?」と違和感を持ったのを覚えています。一本道のはずですが、その後彼らとすれ違うことはありませんでした…。
 休憩しながら懐中電灯を消し、私が生徒たちに話しかけている時、数メートル先に動物の気配がしました。「クンクン、クンクン」と鼻を鳴らしてこちらの様子をうかがっているようでした。
 引率していた講師が、あろうことか懐中電灯を忘れてしまいました。彼は途中でお腹が痛くなり、列を外れてトイレに行くことになりました。「懐中電灯、貸そうか?」と問いかけると「多分明るいでしょうから大丈夫です。」と闇に消えていきました。列に戻ったときに聞いてみると、「トイレの電気が点かなくて大変でした。」とのこと。それは大変だったでしょう!
 現在のように詳細な天気がわからなかった頃のことです。電車に乗るときには雨は降っておらず、駅についた時にすこし小雨を感じる程度でした。山道に入るとだんだん雨足が強くなり、そのうちザーザーと音を立てて降り始めました。初めはキャーキャー言っていた生徒たちも、次第に濡れることに慣れたのか、諦めたのか騒がなくなりました。私もカッパの中に水滴が入り始め、そのうちヒジのあたりに水がたまり、チャプチャプ水の音をさせながら歩いていました。
 いずれにしてもこれまで大きなけがや病気がなく行うことができたのが何よりだと思っています。


夜明けのハイキング 順延

2019-07-25 19:01:49 | インポート
 明日は、毎年恒例の夜明けのハイキングを予定しておりましたが、天気が安定しない予報が出ておりますので、順延します。
 今日の日中は車の温度計が32℃を示すほどの夏の天気でした。昨年新しくした教室のエアコンが大活躍し、教室は涼しく保たれていますが、ひとたび外に出るとその気温の差に驚かされます。このせいでお腹を壊してしまった生徒もいたようです。夕方になり、夕食を済ませて教室に戻ってくると「ジー!」というなんだか懐かしい声が聞こえてきました。昨年はもっと早い時期から聞くことができたと思いますが、セミが鳴き始めています。いよいよ夏がやってくる感じがしてきました。
 さて、話を夜明けのハイキングに戻します。実は私たちにとって夜明けのハイキングは楽しいだけではなく、正直なところ結構心配も多いイベントです。夜中に山に登るわけですから、ケガや予想できないトラブルなどが起きたときには対処が大変です。昨年は電車の遅延により、生徒の保護者のご家庭にご協力いただき何とか乗り切ったことが思い出されます。
 生徒たちのケガや病気などが一番怖いですが、同じくらい怖いのが私自身の体力でもあります。以前かなり太っていたころは、登り始めて数分で両足太ももがつり、その痛みと戦いながら山に登るという本当につらいものでした。3年前からダイエットを始め、小学校一年生の女の子一人分くらいの体重を落としたここ数年はずいぶん楽になりました。
 今年はそれに加え、ゴルフの練習などで体を使う場面が増えましたから、どのくらい山に登ることがラクになったか、少しだけ楽しみな気持ちと、でもやっぱりつらいものはつらいのではと心配する気持ちが半々でした。
 結論は来週でるはずです。今日・明日としっかり夏期講習を行い、また来週に備えていこうと思います。