昨日は打ち合わせのため、埼玉県の企業にお邪魔していました。私が国家資格の受験対策指導を行っていることが話に上り、前回は合格率が83%だったことをお話すると、「あの合格率の低い試験でその結果は凄いですね。」と驚かれました。
この企業でもこの資格を従業員の方にとってもらう必要があり、同じような講習に参加させてもなかなか合格できていないと聞きました。ネットを使ったe-learningも使ってみたがこちらもあまりうまく行かなかったと聞きました。
打ち合わせの後塾に戻り、英語の授業を担当しました。昨年から中学生の英語の教科書は、小学校で英語を学んでいることが前提の作りになっています。例えば中学1年生の最初の単元でいきなり「be動詞」「一般動詞」「can」が出てくるなど、生徒たちにとっては文法事項での混乱が起きやすくなっています。創研塾ではbe動詞はbe動詞、一般動詞は一般動詞と単元に分けて説明し、演習を多めに解かせるようにしていますが、それでも時間が経つと混乱してしまう生徒が出てきてしまいます。
そこでタブレットを使って、手で書くよりも口で言うよりも速く、そして大量の問題を解かせることにしました。生徒たちの様子を机の間に立ってずっと見ていたのですが、手で書いた場合には1問解くのにかかるのと同じ時間で、タブレットなら10問くらいの速いペースで解いていました。また、三単現の-s、-esなどの細かいミスもタブレットなら見逃さず正確に採点してくれるので生徒たちも自分のミスに気づきやすかったようです。そしてミスした問題は否応なく繰り返される作りになっていますので、生徒たちは間違えないように間違えないように集中して取り組んでいました。授業の後半に生徒たちに感想を聞くと「頭ではわかっていてもミスしやすかった単語の順番が、整理されました。」と嬉しそうに話していました。
タブレットやPCを使っての学習は、問題演習や基礎事項の暗記には適していると思います。創研塾でもタイミングを見て生徒たちに使わせています。が、一方でやはり説明に関しては直接私たちが教える方が生徒たちは納得しますし、当然ですが質問もしやすいです。生徒たちに帰り際に「次回はいつもの通りの授業をするよ。文法事項をたくさん勉強してこんがらがって来そうなタイミングでまた今日みたいな進め方をするからね。」と話すと、「はい!」と言って元気に帰っていきました。
今後も上手に使い分けていこうと思います。
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