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WBCを見て、これがカタルシスかと実感しました。

2023-03-21 16:12:21 | 日記
今日の侍ジャパンも強かったですね。吉田選手のホームランで同点にようやく追いついた直後に再び2点をリードされ、今日は勝つのは難しいかなと思っていました。
1点を追いかける9回裏、大谷選手が2塁打を打ち、ベース上でベンチを激しく鼓舞する姿にとても感激し、思わず涙がこぼれそうになりました。吉田選手の四球の後、村上選手の逆転タイムリーヒットに再び涙がこぼれそうになりました。
その時、あぁこれがカタルシスかと実感しました。昨日の国語の授業でいくつか読んだ文章の中の一つが外山滋比古さんの「忘却の整理学」でした。テキストに登場するのがカタルシスについて書かれた部分で、要約すると「人は望まない情緒や記憶をため込んでいる。自らの意志でそれらを放出できないためにため込んでしまっている。カタルシスとは、同類の情緒を持っているドラマや映画、祭り、スポーツなどを見ることによってそれらを忘れることができる。その後には気分が晴れ、すがすがしい気持ちになる。」と書かれていました。
塾では努力がなかなか結果に結びつかず悩む生徒もいます。そのような時、励ましたりどうすればいいかいくつかの方法を提示したり、時には鼓舞したりもします。また、そのような生徒を思うように導けない時には私自身が悩んでしまうこともあります。今日の大谷選手や村上選手の姿が、私自身の体験や経験に重なってカタルシス効果が生まれたのかもしれません。栗山監督が不振の村上選手に対して「最後はお前が決めるんだ。」と言い続けたという話にもジーンとしてしまいました。
一流の選手たちがあんなに泥臭く、必死に戦っている姿を見ることができて幸せです。明日はいよいよ決勝戦。勝つのは簡単では無いと思いますが、またいくつもの感動と勝利の喜びをもたらせてくれるよう願っています。


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