雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

紅葉の鉢伏山(1782m)

2015年10月21日 | 富山県の山

名もなき大岩…紅葉の木々を着飾って立つ姿は、鉢伏山の主のような風格であった。


2015/10/20(火)  紅葉の鉢伏山(1782m)
                                 有峰林道小口川線(フロヤ谷)登山口より


金沢森本IC(6:00)→富山IC(6:40)→有峰林道小川口線水須料金所(7:05)→フロヤ谷登山口(7:30~40)
分岐(8:25)→鉢伏山山頂(10:10~11:00)→鉱山跡(12:05)→分岐(12:30)→登山口(13:10)→
有峰林道小口川線~有峰林道小見線周遊→料金所(14:10)→富山IC(15:00)→金沢森本IC(15:35)



鉢伏山GPS軌跡…登り約2時間30分、下り約2時間10分、累積標高差829m


紅葉狩りを兼ねて鉢伏山へ


数年前の紅葉時期に登り、初冠雪の薬師岳が間近で、紅葉とのコラボが綺麗だったと言うNさんを筆頭に
私を含めて鉢伏山は初めてと言うメンバー3名が加わり、4人で紅葉の鉢伏山に登ってきた。

有峰林道小口川線の水須料金所で通行料金1900円を支払って、車はどんどん標高を上げていく!
途中、いくつかの谷に杭の標識があり、何番目かの杭の標識に「フロヤ谷」と書かれた箇所が登山口であった。
ちょうどカーブの路肩を利用して、狭いが上手く止めれば2~3台の駐車スペースがあり
手前に案内版が(朽ち果てた感じで)倒れていて、その左手側をよく見ると、階段上の登山口が見えていた。
手元のGPSでは、フロヤ谷の標高は1047mとなっていた。(単純標高差は735m程である)

登り始めて直ぐに急斜面の急登 ちょっと一息ついてまたまた直ぐに急斜面の急登
日本3大急登と言うものがあるが、負けてない、ここが日本一じゃないの?って思うくらいの急登であった(@_@。

木や岩を利用して虎ロープが下がっているのだが、若干ロープが細く、一部結び目がないロープだったりして
今回、夏用の薄い手袋だったので、滑って掴みにくい…この垂直登りが連続したせいで
アキレス腱横の足首近くの筋肉がジンジン…私の場合いつもはあまり使わない筋肉のようで苦戦(^^ゞ
下から見ていると、スイスイスイっと登っていく皆さん、日頃の鍛え方に大差ありだった!

自宅に戻って「富山の百山」より、鉢伏山のコースタイムを確認したら、登り3時間30分となっていたので
今回のタイムは登り2時間30分で1時間短縮!苦戦しながらもまぁまぁ頑張ったと言えるかな(^^)v

ロープが終ると尾根道となり、虎ロープの急登と比べると天国のような登山道である。
流石に鉢を伏せたような山容と言うだけあって、尾根上の登山道は足に優しく、落ち葉も程良いクッションだった。
途中の枯れ沢は、この時期は水は無かったが、苔むしたグリーンの岩(大岩や小岩)の上を歩くので
湿っている時は滑らないように注意が必要で、大雨が降ったらちょっと怖い登山道になりそうである。

枯れ沢を過ぎた登山道では、笹を刈り込んであり登山道もハッキリしていて迷う事は無い。
毎年小口川線が開通する7月頃、地元の山岳会で草刈りが行われているとの事で、有難くて感謝だ!

小さなアップダウンはあったが、やがて平坦な山頂台地(意外と広い)に到着!しばし眺望を楽しんで昼休憩♪
天気は良くて暖かく、上着もいらないほどだったが、眺望は霞んでおり、やや残念であった。
広場のすぐ先に三角点と山頂の案内表示があり、木に囲まれていて、そこからの眺望はなかった。
 
ポカポカ陽気の中、昼休憩を過ごし、ここでお昼寝をしたいくらいだったが下山開始!
標高1400mより上の方は紅葉が終っていて、大量の落ち葉をサクサクと踏みしめての歩きだったが
下りでは、鉱山跡の紅葉に日差しが注ぎ、見頃となっていてしばし足を止めた。
登りでは急登と格闘し気付かなかったが、標高を下げるとモミジの赤も混じり、紅葉がなかなか見事である!

そして虎ロープの下りは、登りで心配したほど難儀ではなく、アスレチック感覚で下りてこられた(^^ゞ
ロープを掴む時に手袋が若干滑ったので、出来れば滑らない手袋を持参した方が良さそうである。 

下山後は、水須料金所に戻らず、有峰湖経由で有峰林道小見線をぐるっと回って、紅葉狩りドライブ…
紅葉は一部終っていたが、標高を落とすと見頃となり、1900円の元も取れて2度美味しい山行であった。



フロヤ谷登山口&P…中央の杭に谷の名前「フロヤ谷」と書かれている。



段差注意の看板の横に、鉢伏山案内図が倒れていて、その左手が登山口の階段



鉢伏山概念図…雪の影響で倒れたらしい。



虎ロープの急登が続く。。。



1538mピークからの眺望…鍬崎山、奥大日岳、剱の頭も見えていた。

 
笹原となり、まぁるい山容の鉢伏山頂が視界に入った。



山頂広場



山頂広場から直ぐの三等三角点と鉢伏山の標識(年季が入って文字が擦り切れていた)



山頂広場からの眺望…鍬崎山の右肩には立山連峰が薄っすら見えていた。



下りで立ち止まった鉱山跡の紅葉…若干遅いがまだまだ真っ赤だった。



虎ロープで下りながらも、周りの紅葉に目が行く。



この辺り、ブナ林に混じってモミジの木も多かった。



虎ロープは一人づつ下りないと危険なので、待ち時間で何枚でも紅葉を撮った(^^ゞ



最後に、登山口に下りてから見上げて一枚!…この中を下りてきたようだ。



 


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2 コメント

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Unknown (maru)
2015-11-02 12:49:32
ご無沙汰しています。北陸の紅葉は矢張り色合いが素晴らしいですね。今年私も安達太良山、燧ケ岳と尾瀬、上高地と紅葉を満喫しました。この冬、khcの雪山山行に参加出来るチャンスがあれば、などと思っているのですが...
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maruさんへ (snoopy)
2015-11-03 08:46:51
お久しぶりです。
私も9月末に燧ヶ岳と近くの定釈山・田代山、
10月の初めに上高地~涸沢、槍ヶ岳・南岳に登りました。
その後、憧れだった仙人池にも行ってきたのですが
ブログの更新をサボっていて、未報告です(^^ゞ
紅葉は早かったり遅かったり、標高差があるので何処かで見頃となり楽しみました♪
雪山山行、是非参加してください!
4月、5月の残雪の雪山歩きでは、少し標高の高い山に挑戦できます(^^♪
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