雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

白山平瀬道(清掃登山)

2024年07月03日 | 石川県の山


平瀬道からの白山剣ヶ峰


2013/9/30(日) 白山平瀬道 清掃登山…(室堂まで)
            
                         ゴミを拾いながら室堂(2450m)まで往復


集合場所(5:00)→金沢森本IC(5:10)→白川郷IC(5:50)→大白川P(6:30)→登山口(6:55)→
大倉山避難小屋(9:20)→賽の河原(11:10)→室堂(11:30~12:35)→大倉山避難小屋(13:50~14:05)
→登山口P(16:00~30)→白川郷IC(17:20)→金沢森本IC(18:00)→集合場所(18:10)


日頃親しんでいる山に感謝の清掃を



毎年クラブで企画されている清掃登山、今回は白山観光新道から南竜ヶ馬場(ランクA)、参加12名
白山平瀬道から室堂(ランクB)参加10名の2企画が実施され、私は白山平瀬道に参加した。 

 早朝5時前、真っ暗な集合場所からはひときわ輝く星が見られ、今日も好天の予感!
「紅葉にはまだ少し早いよね? ゴミは少ないかなぁ?」 車中ではそんな話をしながら大白川の登山口に着いた。

CL・SLから、往復なので大きなゴミは場所を記憶して帰りに拾いましょう!との提案があり、
皆さんゴミ袋とゴミバサミを持って出発!  小さなゴミを拾いながら1時間半程登ると右手側が大きく開け、
北アルプス、乗鞍岳、御嶽山の頭が雲海に浮かび、眼下には白水湖も見えて来た。

高度を上げる度にその姿は大きくなり、皆で何度も見返す!  自宅に戻ってからカシミール3Dで確認したところ、
北アルプス はもちろん、驚いたことに乗鞍岳の後ろに八ヶ岳連峰、御嶽山の後ろに中央アルプス、
更にその後ろには、昨年登った南アルプスの山々も薄っすら見えていたのである!

 白山の頂上を踏まなくてもアルプスの眺望は室堂平まで続き、室堂手前の賽の河原では
ナナカマドの紅葉が始まったようで、赤や黄色に色付き、思いがけない美しさの連続であった。
後一週間もしたら、白山一帯が、更に見頃になるのではないかと思え、平瀬道の登山者も増えそうだ。
9月も終わりであるが、今日は気温も高く秋の風が爽やかで気持ち良く
ゴミ拾いのご褒美を先に貰ったと言う気分のひとときを、過ごす事ができた一日であった。

 室堂に到着すると、相変わらず大勢の登山者で賑わいを見せていた。
テーブルの空きを見つけて昼食後は、室堂周辺の(大きなゴミが多くタバコの吸い殻も多かった)を拾って、
下山では登りで目を付けていたゴミを拾いながら、大倉山避難小屋周りや小屋の中も点検し
下山後の大白川登山口周辺などを重点に見て回って、駐車場でゴミの計量後に解散となった。

秋晴れに恵まれて、気分も山もクリーンハイク。。。


  
大白川登山口           平瀬道からの白山はツイン尾根のように見えていた。



別山方面の眺望が開ける


  
下りで寄り道した大倉山山頂(2038.4m)はここから直ぐ…三角点は見つからず。
山頂分岐から直ぐに大倉山避難小屋



大倉山避難小屋を過ぎると、鮮やかさが増し紅葉の気配



後ろを振り返ると、雲海に浮かぶ北アルプス、乗鞍岳、御嶽山…



槍ヶ岳、穂高連峰



平瀬道からの剣ヶ峰



賽の河原の紅葉と別山



室堂が見えて来た。


  
一番頑張ったT さん               山頂をバックに全員で



やや雲が上がってきたが、まだまだ美しいアルプスと白水湖を眼下に下山


  
登山口に戻り、ゴミの計量…室堂ではタバコの吸い殻など、予想よりゴミは多かった。

 


<白山平瀬道 ゴミ拾い報告>
☆燃えるごみ(1.3 kg) ☆埋め立てゴミ(1.4 kg)  ゴミの量合計(2.7 kg)+ペットボトル(1本)


 

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雪の松尾山(1163m)楽々リフトで

2024年07月01日 | 石川県の山


セイモアTOP、三雄山から烏帽子山と口三方岳


2015/2/28(土) 雪の松尾山(1163m)…楽々リフトで

<雪山ワカンハイク コースタイム 参加者 8名 >ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
集合場所(7:30)→セイモアスキー場P(8:00)→リフト(8:15~9:00)→三雄山(9:05)→
1117ピーク(10:00)→
松尾山山頂(10:45~11:30)→三雄山(12:25)→山麓リフト乗場(13:35)→
スキー場P(13:40)→集合場所(14:05)


晴れ予報を狙って松尾山へワカンハイク! 


 松尾山は、冬場はセイモアスキー場のリフトを利用すれば、短時間で眺望が楽しめる山である。
今日はお天気にも恵まれ、口三方岳、大笠山、笈ヶ岳、白山、大日山など、360度の眺望が楽しめた。

頂上リフトを下りて、5分ほど登った三雄山は既に標高が1040mあり、
 三雄山からカンジキを付けて尾根沿いに、1073mピーク、1117mピークとアップダウンを数回繰り返して山頂へ!
朝は気温が低かったが風もなく、足元は前日に積もった新雪(30~40㎝)のサラサラパウダーだったので、
キラキラ光る木々の樹氷に見惚れながら、気分もワクワクのカンジキ歩きが楽しめた (^^♪

 単独の先行者を途中で追い越してからは、8人交代でラッセル! 雪山はこれでなくっちゃ!です (*^_^*)
自分が先頭に立って自在に付けられる足跡が気分爽快! 冬場は見通しが良く、分かりやすいピークも幾つかあり、
雪山での読図訓練にも向いている山ではないだろうか?(金沢では読図訓練は余りないが、富山では恒例だった)


 下りでは、軽快に飛ばすスキーヤーを横目に、邪魔をしないように気遣い端っこを歩いた。
途中コースを外れてトラバース冒険を数回、茂みから尻セードでいきなりスキーコースに出てしまったとき、
カモシカと間違えられないか心配だったが、何事もなく、何とか第一リフト降り場に辿り着いた。

 4人乗り用の第一リフトのみ下りでも乗れると言う事で、最後は楽々リフトで下山!
メンバー全員がスキーヤーなら、三雄山までスキーで行き、ついでに数回滑って帰るのも良さげ (^^♪

しか~し、今回はリフト乗車が初体験と言う可愛いメンバーもいて、最初のリフトは私と一緒に手を繋いで乗った (^^)v
間近で見えた白山に感動してくれた新人メンバーもいて、それもこれも含めて思い出深い雪山ハイクとなった。


リフトで楽々。。。


 
麓からリフトで出発!                  頂上リフトを下りて。。。



まぁるいピークが三雄山(1040m)

ちなみに、セイモアスキー場を設計した「三浦雄一郎」さんにちなんで「三雄山」と名付けられたそうです。



三雄山からの眺望は、特に烏帽子山、口三方岳が間近で美しい。。。



付いていたのは、本日の先行者さん一人の足跡・・・後に追い越したのだけど (^^ゞ
新雪ラッセルは軽く、一人でも十分に歩けたようだ。
中央の一番ピークに見えているのが松尾山!急登もなく標高差は123m程!


 
木々の樹氷を仰ぎ見ながら快適な尾根歩き。。。



見通しも良く新雪が眩しく美しい。。。


 
見通しの良いピークで一息!

キラキラ光る新雪と、左手の奥に見えたキラキラ光る真っ白な白山(山頂からの白山も綺麗だった)


松尾山(1163m)に着いた!



このまま雪の上を歩いて何処までも行けそうな広い山頂!



山頂からの白山(空は薄曇りとなる)



大笠山と笈ヶ岳の頭


山頂で昼休憩後に下山開始!



下山は自在♪ はみ出して新雪を踏みながら (^^♪



 雪が軽く下山も楽しくて快適。。。



三雄山で最後の眺望を楽しみ、戻ってきた!


スキー場に突入!



狭い尾根だったので、滑っているすぐ横を歩くようで、ちょっぴり気が引けた (^^ゞ



広くなっても端っこ端っこ・・・



第一リフト降り場に辿り着いた!ここでカンジキを外してリフトに乗り込む!



一気に山麓へ楽々・・・下るリフトは初乗りだったけど、係の方、お世話になりました (^^)/




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鑓水観音山(402m)…春を探しに里山へ

2024年06月23日 | 石川県の山


春一番に咲く「マンサク」の花


2017/3/30(木)鑓水観音山(402m)…春を探しに近場の里山へ。。。
                                                 石川県能美市

自宅(8:00)→名水P(9:00)→登山口(9:10)→観音堂(9:40)→7合目分岐(9:50)→山頂(10:00~30)
→ 下山口林道(11:25)→名水P(11:40~55)→七ツ滝(12:15~35)→<途中昼食>→自宅(14:00)


春一番を見つけた!


3月に入り、気温が上がって春らしくなったと思ったら、寒の戻りで山には雪が積もったりしている。
残雪だと思って登った山にも想像以上の新雪がみられ、3月にサラサラ雪に出合えるのは嬉しいのだが、
猿山では雪割草も咲き始めたと言うので、半日コースの近場の低山へ春を探しに出かけた。



鑓水観音霊水堂



鑓水観音霊水堂から少し先に登山口があった。

出発点では頂上まで1250m、観音堂まで650m・・・そして1合めから9合目までの案内もある。
歩き易く整備された登山道に加えて、出発点から山頂までのカウントダウン案内が目立つように立てられており
この山で迷う人はまずいないだろうと思われたが、実は下りで登山道以外を歩こうとして間違えたのである (^^ゞ



登山道中に多かったのは深紅の「ユキツバキ」、花は見頃で蕾も多かったので、しばらく楽しめそうだ!



何と言っても山での春一番は「マンサク」、今春は初めての出会いだったのでちょっと嬉しかった♪


春先に咲く花がいっぱい見られた♪


 
キクザキイチゲ                      ショウジョウバカマ


    

   
「ヤマザクラ」と「ショウジョウバカマ」も、かなりの数が咲いていた。



おっ!9号目・・・もう少しだ!


花を愛でながら、あっという間の山頂!



山頂の展望台・・・鑓水観音山(402m)頂上、全長1250mとの案内あり!

のんびり春を愛でながら写真を撮って、ルンルンと歩いていても、50分で山頂に着いてしまった(^^ゞ



山頂には4等三角点と展望台があり、展望台からの眺望は小松の街並み、反対側に白山・・・
残念ながら春霞でスッキリしない展望だったが、日差しが暖かいのでコーヒータイムで30分ほど過ごした。


下りはグルット周回を試みて、登山道を外れた (^^ゞ



鑓水観音山GPS軌跡(時計回り)

あっけない登頂だったので、グルット周回したと言う方の情報が頭にあり、真似をしてみることにした。
下り、8合目の分岐を勘違いして鉄塔まで下りたが、鉄塔から先に道がなく、GPSを確認してまた8合目に戻ったのである。
その後、7合目の分岐から左手に入り、道中2つの鉄塔下を歩く登山道となり、最後は15分程林道を歩いて名水Pに戻った。


鑓水観音山は、ピストンがお勧め (^^ゞ


 
8合目にあったこの赤い矢印、北電さんの整備用で、道はいかにも登山道のように見えていたのである (^^ゞ



戻った8合目から7合目に下り、懲りずに鉄塔の矢印通り左手に入る!
鉄塔の道もなかなか、マンサク、ヤマザクラ、ユキツバキ、ショウジョウバカマ、スミレや木々の新芽など・・
楽しみながら歩いたのではあったが、今思えば素直に往復(ピストン)して戻るべきだった!



本来の整備された登山道と違い、やや危険個所もあった。


 
途中、杉の切り出し作業中!ここは生活道路のようだった。



深いエメラルドグリーンの池の横を通り



この先に、登山口のある鑓水観音霊水堂がある。



戻ってきた~



「平成の名水百選」空のペットボトルに、美味しいお水を頂きました (^^♪


能美市に来たので、七ツ滝に寄り道!



歩き易く整備された観光地



三の滝



一番大きい二の滝


金沢に帰る途中、ついでにちょっとだけ寄り道をして、能美市の名勝「七ツ滝」を見て帰った。



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晩秋の越前甲~大日山 周回コースを歩く

2024年06月04日 | 石川県の山


大日山より白山方面の眺望!


2015/11/12(木) 晩秋の越前甲(1320m)~大日山(1368m)周回コースを歩く
                                  新保町 木地小屋口よりR416経由で周回


金沢(5:50)→松任(6:10~25)→木地小屋登山口P(7:35~45)→登山口(8:10)→大日峠(9:20)→
越前甲(10:15~30)→大日山(11:55~12:40)→カタクリ小屋(13:20~25)→熊の平(14:10)
→木地小屋口(14:45~50)→松任(15:55~16:00)→金沢(16:25)


急登あり渡渉ありの周回コース



木地小屋登山口からR416を歩き、大日峠への登山口から右回り(時計回りで)周回したGPS軌跡


花も実になる晩秋の山歩き。。。


4日前の8日(日)にクラブで予定していたコースだったが雨天中止となり、晴れ予報の本日7名で歩いてきた。

この山域には縁があり、カタクリが咲く頃に「真砂から大日小屋と大日山経由で鈴ヶ岳までピストン」をしたのが初登頂であり
次に残雪時期に「横倉から越前甲」に登り、残雪の白山の大きな姿に感動したのが、雪山にハマったきっかけでもある。

その後は、残雪時期や厳冬期に登ることが多くなり、「横倉から越前甲経由で大日山」までピストンをした時は
カンジキ・アイゼン・ピッケル…と、雪山装備がフル活躍!新雪を掻き分け細尾根によじ登るなど緊張の場面もあった。

「小松から出作り小屋経由のコース」も歩いているが、今回の木地小屋口からの周回は初めてのコースであり
紅葉時期と言うのも初めて、紅葉も既に終わり晩秋(山は初冬)だったが(^^ゞ…秋晴れ無風で天候には恵まれた一日だった。


木地小屋登山口Pから国道416を歩く。。。



木地小屋登山口P(4台程可)


 
工事中、車通行止めを越えて(^^ゞ             25分程歩いてR416沿いの登山口


最初は鉄塔のある尾根を歩く!



直ぐに眺望が開けてきた!



歩いてきた尾根を振り返る!(北電さんのお陰?)草も刈ってあって歩き易かった。



ブナ林のサクサク落ち葉道。。。



甲山登山道こっちの案内

最初は鉄塔の尾根歩きになり鉄塔下を4回ほど、最初の鉄塔からも越前甲から大日山への稜線が綺麗に見えていた。
大日峠では、登ってきた方向も違うがやはり残雪時期の雰囲気とは全く違い、木々に隠れていつもの眺望はない。


 
ヤブ漕ぎもあった。


越前甲に到着!



越前甲山頂


 
越前甲山(1319.6m)…足元に小さい山頂看板と白山の眺望!


大日峠からの登りの急登は皆が覚悟していたが、やはり虎ロープの急登だった!・・・皆さん黙々と登り、
冬はポイントとなる1170m尾根が何処だったのか分からない間に、越前甲山頂に着いた!

冠雪の白山は…残念ながら週末は暖かかったようで、白山麓でも雨だったのか、先日降った白山の雪はすっかり解けていたが
間近に見える雄大な白山、スキージャム勝山の法恩寺山や経ヶ岳、荒島岳、部子山、銀杏峰、能郷白山…の山々は確認できた。

山頂には三角点があり、近くの標識に越前甲から大日山までは80分小さく書かれていた。


次は大日山を目指す!


ロング尾根をアップダウンしながら歩き、天然ナメコ・クリタケ・ヒラタケを見つけて時々立ち止まる、キノコ収穫班(^^ゞ
大日山には何とか昼前に到着!大日山展望台では白山を目の前にして昼休憩、皆で至福のひと時を過ごした。



途中で見えた眼下の街(福井県の大野・勝山か?)



左手には、大日小屋への尾根と稜線が見えてきた。



やや小高い場所(岩場)をよじ登ると、眼下の山は初冬の雰囲気だった。



大日小屋も見晴らし良さげ!この山域には避難小屋が多くて有難い
(安心する)


大日山に到着して、ここで昼休憩!



貸切か?と思ったら、ほぼ同着で突然!単独おじいさん登場(^^ゞ

コースは違うが、ほぼ同着だったおじいちゃん、80歳だと言っていたが若く見えて元気いっぱい、登山歴などの話を聞くと
登山は70歳から始めたと言うが、若者でも真似できないほどの行動力と、その行動範囲の広さにも驚きであり
年々足が丈夫になっていると笑顔で前向きに話す姿に、我々メンバー全員が、逆に元気を頂いたのであった。 



大日山からの白山眺望!



白山・別山アップで撮る!


大日山から、サクサク落ち葉道を下山開始!


 
カタクリ小屋経由で木地小屋登山口へ


カタクリ小屋からの最初の標高150m程の下り、極太ロープが張ってあったので助かったが、なかなか急である。
大量に重なる落ち葉(秋は特に)の下に隠れる、木の根っこや木の階段などが見えない事もあったが
一番下に隠れる落ち葉は2~3日続いた雨でまだ濡れており、靴のかかとがツルっと滑ること数回、尻もち2回(@_@。


急下りが終ると余裕の歩き.。。


 
青空と「ヤドリギ」                  ムラサキシキブ


 
赤い実は何だろう?…晩秋の草花、木の花も既に実になっていた。


登山道が少し緩やかになると足元から目を離し、周りの木々を眺める余裕も出てくる(^^ゞ
細目のブナ林が多かったが 、紅葉のピーク時は黄色に染まり美しかったに違いないと思える下山道である。
ブナ林の細尾根が続くあたり、小松から鈴ヶ岳経由で登った時の、あの尾根の雰囲気にちょっと似ていた。

「熊の平」と書かれていた木のベンチが置かれた場所では、既に標高735m位まで下りて来ていたので
 木地小屋口(615m位)まで30分程は標高差もほとんどなく、澄んだ水の大日川支流沿いを歩く明るい登山道である。


いよいよ、渡渉4回のワクワクコース!



大日川の支流を渡渉(1回目)



(2回目)



(3回目)



最後(4回目)


 ロープは渡してあるが、大日川の支流を渡渉する事4回!若干靴が水に浸かるが靴中が濡れるほどではなかった。
苔生した丸い石もあるので注意は必要!秋口は良いが、春先の増水時や雨の日は要注意かも知れない。
今回は天気も良く、どちらかと言うと変化があり楽しい渡渉で、逆にワクワクと言うメンバーばかりであった(^^♪


 
最後の渡渉から15分程で、木地小屋登山口に着地!


生活排水の流れのないこの奥深い山域は、イワナ釣りのメッカでもあるようで、R416沿いに一軒の養殖場があった。

ちなみに往路は松任からR416を走り新保まで至ったが、国道とは名ばかりで擦れ違い不能の林道のような箇所や峠越えである。
帰路はR416、牛ヶ首峠から左手の県道に入り、距離、時間共に余り差はないが、こちらの方が走りやすい道路であった。



 

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奥獅子吼山へササユリを見に行く…2016

2016年06月12日 | 石川県の山

奥獅子吼山のササユリ


2016/6/11(土) 奥獅子吼山(938.2m)へササユリを見に行く。。。


樹木公園P(8:00)→登山口(8:05)→車道出合(9:20)→分岐(9:35)→奥獅子吼山山頂(10:20~11:10)
→車道出合(12:00)→避難小屋(12:35)→下山口(13:05)→樹木公園P(13:25)


樹木公園を拠点にいつもの周回コースを歩く。。。


先週の医王山でもササユリが咲き始めていたので、見頃を期待して3人で奥獅子吼山へ。。。
Kさんの話では、100輪以上咲いていた頃もあったので、年々花の数が少なくなっているのだとか!
数えた訳ではないが、本日は蕾も入れて50輪くらいかな?とは言え、花は見頃で美人ササユリが多かった。

樹木公園からの登りでは、登山道両脇に薄紫のコアジサイの群生が目立っていた。(花も半分咲いていた)
見頃は一週間くらい先のようで、来週辺りは蕾のササユリが開花し、コアジサイとのコラボが見られそうだ。 

山頂では薄っすら白山の姿も見えて、Kさんが明日登る予定の大笠山はクッキリ見えていた。
ゴンドラを利用したり、途中の駐車場を利用すれば簡単に登れることから、本日の獅子吼人口は多く
皆さんササユリが目的のようだったが、奥獅子吼のコアジサイの群生は樹木公園からの登山者限定と言えそうだ(^^♪

駐車場に戻りゴンドラ頂上を見上げると、パラグライダーが6~7機、優雅に飛んでいた。



奥獅子吼山GPS軌跡…標高差約778m ・ 歩行距離約13km


 
樹木公園P上の建物の脇の階段を上がると、奥獅子吼山登山道に入れる。



最初はガクアジサイの群生が出迎えてくれた。



虫が作った芸術?…何の葉っぱだか、余程美味しいのか?



間もなくササユリが出迎えてくれた。



全体が淡いピンクあり。。。



真っ白なササユリあり。。。



次はコアジサイの群生が登山道両脇、登山道が見えないくらいコアジサイで覆われていた。


 
良く見ると淡い紫に混じって濃いブルーもあった。



登り始めて約1時間、標高580m付近の大きく左にカーブしている箇所であるが
前回来たときは、修復中のように新しい土がむき出しになっていたが、緑の大地に変貌していた(^^♪



更にコアジサイの見頃が続く。。。



車道出合から道路を越えて登山道に入る。…草がかなり伸びているが白い看板が目印。


 
車道から標高差100m、15分ほどの登りで獅子吼高原方面との分岐となる尾根道に出て、
やがて右手眼下に、手取川が流れる鶴来の町や白山市街が見下ろせるようになる。 



稜線上には蕾のササユリも多く、もう少し先まで楽しめそうである。



山頂手前の登山道にヤマツバキの群生があり、見頃であった。


山頂に到着!



ザックを下ろすより先に、本日の眺望はどうかな?



白山は薄っすら…やはり6月初旬であるが残雪は少なめである。

曇は多目であったが日が射すと暑く、時折吹く涼しい風が気持ち良い。。。
山頂で山座同定しながらゆっくりお昼ごはん、コーヒータイムもして下山開始!



登りでは足元のササユリばかり気にしていたので、気付かないことが多いのだが、下りで見つけた花?
調べてみたが名前が不明…木にぶら下がっているのは葉っぱの塊のようなものだが花であるらしい。



見上げるとあちこちに・・・


 
下りは月惜峠を周回したので、また別のササユリにも出会った。


 
駐車場のある車道を横切り、また登山道に入った。(車は8台、バイクが2台止まっていた)


 
日当たりの良い場所では、トリアシショウマやアザミが咲いていた。



左手眼下の眺望も良い。。。


 
やがて避難小屋…スカイ獅子吼のゴンドラ運航に関する注意書きが・・・



月惜峠経由の下山は杉林の通り抜けが多く、最後は九十九折れの登山道が続く。。。



鶴来の町が大きく見えてきた。



とっくり型の蜂の巣発見!…後に調べてみたら、コガタスズメバチの女王蜂が単独で作り上げた物らしい。
かなり薄っぺらな紙のようなもので、触っていたら壊れてしまったが、中に蜂はいなかった(^^ゞ 


 
先に見えていたいつもの橋を渡って着地!のはずが、橋を渡る寸前でKさんが発見した工事中の道路?
ここ(左画像)をよじ登って、この真新しい道路を200mほど歩くと、樹木公園への近道だった。

虫に刺されることは無かったが、気温が高くけっこう汗を搔いた。
まだ涼しい風もあり真夏とは言えず、本日飲んだのはお湯を含めて900ml程、持参した水分の500mlは残った。

下山途中、いつもの水場をKさんが見に行ってくれたのだが、何と水が枯れていたのである!
今年は他の山でもあり得るかも?いつもの水場を当てにしているとヤバい事になるので、
少々重いが、水分は多目に持って歩かなければと、心配性の私は思うのである(^^ゞ 

 

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新緑の医王山…西尾平~白兀山(896m)トレーニング

2016年06月05日 | 石川県の山

大沼とトンビ岩


2016/6/4(土)  新緑の医王山…西尾平~白兀山(896m)トレーニング


西尾平(7:55)→覗(8:30)→大沼(9:00~10)→三蛇ヶ滝(9:20~30)→三色泉(9:50)→
大沼(10:15~40)→白兀山(11:45~12:05)→西尾平(12:45)


大池平の三色泉に初めて足を延ばした。。。

西尾平から入るので、午前中で楽勝だと思っていたが、天候も良く適度な冷風も吹き
大池休憩所と白兀山頂ではおやつ&コーヒータイム、予定になかった大池平の三色泉にも足を延ばし
トレーニングと言いつつも、かなりのんびりして楽しい歩きだった(^^♪

花は少なかったが、今年初めてのアサキマダラにも会えてラッキーだった♪



GPS軌跡


 
 西尾平スタート                 しばらくは水平道



覗休憩所



サンカヨウは全て実になっていた。


 
  アサキマダラ                 大沼手前の黄ショウブ


 
大池平休憩所



大沼と浮島…サンショウウオが生息しているのだとか、今度じっくり覗いてみたい。



大沼とトンビ岩…池の真ん中にあるのは座禅石と言うらしい。


大沼から三蛇ヶ滝へ。。。



三蛇ヶ滝


一周0.8kmの大池平周遊コースへ。。。



初めて歩く広い遊歩道



三色泉(右)の案内板から200m右手に下っていく。
 


足元にあった三色泉のなりたち・・・



三色泉



写真では分からないが、数ヵ所で水がポコポコ・・・湧き出していた。



三色泉から戻り、途中にあった曲水探勝散策路の入口
今回は三色泉も思い付きで周遊し、地図が頭に入っていなかったので何処に抜ける分からず
ここはスルーしたのだったが、後に見た地図ではちょっと寄り道だけのようで、次は是非見に行きたい。



新緑の森を抜けて・・・



大沼手前の分岐近くに出た!


大池平休憩所に戻っておやつタイム。。。



クマ注意の看板…5月後半頃、クラブのメンバーが夕霧峠で子熊を見たらしい(@_@。



休憩所にあった大池平周遊コースの案内図



休憩所から大沼とトンビ岩を撮る


一息ついて白兀山へ向かう。。。


 
大沼の横を通り。。。その後は階段の登りが多い。



裏からのトンビ岩…何処から見たらトンビのクチバシに一番似ているのか?


 
大沼から白兀山までは急登が3ヶ所くらいある。      ヤマツバキも多く見られた。



山頂手前の岩の展望地より、キゴ山・戸室山方面



奥医王山方面



白山も薄っすら見えていた。



白兀山に到着!



白兀山からの下りは独特の登山道である。


 
しがら首分岐で車道には下りず、登山道で西尾平まで。



スタート地点の西尾平に戻ってきた。



帰り道、太陽の丘のメタセコイヤ並木を撮る


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猿山岬の雪割草…2016

2016年03月25日 | 石川県の山

雪割草…足元に小さく可愛く咲いていた。 

 
2016/3/24(木)  猿山岬の雪割草…2016


雪割草は雪がまだ残っている時期に、雪を割るようにして咲きだすのが花の名前の由来とのこと。
三角草(ミスミソウ)とも呼ばれていて、石川県では猿山の雪割草群生が超有名!

今週の初めに、猿山岬で雪割草が咲き始めたとのTVニュース、今週末は雪割草祭りも開催されるらしく
これは行くしかないと腰を上げたKさんのお友達を含む5名で、猿山の雪割草ロードを歩いてきた。

自宅を出る前は小雨がパラつき、天気も曇り予報で、途中での怪しい雲行きを心配しながら現地に到着!
ところが…少しづつ青空が広がり日も射して、暑いくらいで上着要らず、花も見頃で8分咲きくらいかな?
花びらは6枚の物が多いが、中には7枚、8枚もあり、花びらや花弁の色も不思議と微妙に違いがあった。

深見から入り、猿山山頂(332.5m)に登頂して三角点にタッチし、猿山灯台経由で深見に戻るルートで
灯台での昼休憩を入れて約4時間、写真もいっぱい撮って、平日特権?ゆっくり一周する事ができた。
飛騨から来られた単独男性、ヤマレコネーム「hidanogaku」さんともシャッターチャンスが同時になり
抜きつ抜かれつで猿山山頂も同着!…山好き花好き同志の会話も弾んだ(^^♪

深見から山頂と灯台分岐までの雪割草は、朝はまだ日陰であり蕾状態の花が多かったが
帰路には、午後の日差しと暖かさで開き始めたようで、開花直後の初々しい花びらがまた美しい…。
最高の雪割草鑑賞日(^^♪ となり、誘って頂いたKさんには大いに感謝である。

行きはR249の海岸美を見ながら走り、帰りは穴水から能登里山海道を走って西山SAで買い物
魚売り場は、種類は少なめだがまるで近江町市場のようで、旬の新鮮な魚介類がケース売りで並んでいる。
旬の野菜や果物もあり、私はペット用に特売の「にんじん」と、人間用に「デコポン」をGet!

今年は色々あって山に行く回数が極端に少なく、昨年の11月以来3度目、毎回久し振りの歩きである。
冬場のトレーニングも全くできていないので、長時間歩きには自信がなく、膝痛の心配も…(^^ゞ

3ヶ月振り今冬初で、2月に登った千石城山では、新雪でのカンジキ歩行と真っ白な剱岳の雄姿を堪能!
3月に登った医王山では、例年より少ない残雪にもかかわらず、前日に積もった20cm程の新雪と樹氷に感動!
医王山では既にマンサクが咲いており、そして今日は雪割草…山での春の訪れを感じた一日となった。
低山ばかり、たった3回だけど、やっぱり山歩きは楽しい…(^^♪


開花直後の色とりどりで初々しい雪割草…

























































キクザキイチゲも満開でした♪


キクザキイチゲは群生も見られ、白やピンクの斑、薄紫色など…他はタチツボスミレ・白のイカリソウなど…。


 





猿山山頂と三角点


 


 

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蟹淵~揚原山~高野山周回

2015年06月26日 | 石川県の山

蟹淵


2015/6/23(火)  蟹淵~揚原山(487m)~高野山(373m)周回


自宅(6:00)→駐車場(6:50~7:10)→揚原山林道入口(7:15)→登山口(7:35)→蟹淵(7:40~8:30)
→揚原山(9:05~15)→車道出合(9:40)→東屋(9:45~10:05)→高野山(10:30~40)→
高野山登山口(11:05)→駐車場(11:10~20)→自宅(12:10)


天然記念物の蟹淵「GANBUTI」と近くの2座を周回


今回は富山の山友と3人で、能美市鍋谷の蟹淵へ、ルリイトトンボのハートが見たくて行ってきた。
前日まで、午後から崩れる予報で早朝出発したが、当日は大逆転!曇りから午後は晴れに変わった(^^♪

鍋谷町297号線の村外れにある、辰口町指定天然記念物「蟹淵」と書かれた大きな丸い石と案内板が目印で
そこから左に少し走ると、左手に高野山登山口があり、間もなく右手に車4~5台ほどの駐車スペースがあった。

蟹淵手前まで続く林道は現在通行止め、鎖で閉鎖してあるが、駐車場から蟹淵まで徒歩30分ほどである。
この季節、ガクアジサイの群生が見られて、沢の流れに癒されながらずっと沢沿いを登って行く。
その前に、何と林道途中で林道を横切る子熊を目撃(@_@。…10m位は離れていたけど、ヤバくて後ずさり。。。

少し前に、小松の男性が散歩中クマに襲われたと言うニュースを見たばかりだったので、余計に緊張!
近くに親熊がいそうで若干待機、クマ鈴リンリン、笛ピッピッ…いつも使ったことのない道具が役に立つ(^^ゞ
大丈夫そうだったので、前後左右を確認しながら、笛を吹き続けて進んだ。(一人では危険な山域である。)

前日の大雨もあるが、蟹淵までは陽の当たらないじめじめした場所が多く、苔むした岩は靴底が滑るので注意!
特に蟹淵の周り、ぬかるみを木の板で補強した部分、うっかり乗ったら滑ること100%なので避けるべし。
つい乗ってしまうのだが、転ぶ直前の危うい体制数回、私は先頭を歩いていたので特に危なかった(^^ゞ

蟹淵では目線を低くして、小さいので目を凝らすと、目的のルリイトトンボがいっぱい飛んでいた。
池の中のフトイ(?)に数匹とまってくれたりしたが、恋の季節は終わったのか?目的のハートは見られず!
モリアオガエルの卵は、半分は池ポチャだったが、白い花が咲いたように、まだ沢山残っていた。
同じ頃に咲くと言う、ヒツジグサは何故か見られず、ハスのような葉っぱが浮かぶのみであった。 

大雨のせいかどうか?池の水は少々濁っていたかな?思ったほど綺麗な色ではなかった。
それでもトンボの観察会で蟹淵に長居して、飽きた頃に揚原山と高野山を登頂して、11時頃に下りてきた。
駐車場から駐車場までゆっくり一周してちょうど4時間、その内、観察会と休憩時間が90分ほど占めていた(^^ゞ
山間の登山道も広く、涼しい日の半日散歩にはお勧めの周遊コースであるが、クマさんには要注意 

その他、色々な鳥の鳴き声もいっぱい聞こえて姿も見えたが、画像には撮れずでした(^^ゞ



蟹淵・揚原山・高野山GPS軌跡…一周7.6km(山旅ロガーの表示)



蟹淵と書かれた、丸石の左手車道を入る。(クマ注意!キケン



高野山登山口(今回はここが下山口)を過ぎると、少し先の右手が駐車場



駐車場から5分ほどで蟹淵→の案内とクマ注意の看板あり!



見頃のアジサイを見ながら沢沿いを歩く。。。ここはやはり歩きが良い。



昨夜の雨で濡れたアジサイが一段と輝いていた。



通行止めはいつからなのか?車輪跡がクッキリ。。。ここで子熊が横切った!



ここが地図上の車転回場、蟹淵の入口。



入口の看板…あのハートは見れるかな??と、ここでは期待していたのだったが(^^♪



ちょっと心配で後ろを振り返る!クマさんは追いかけて来ていなかった(^^ゞ



沢沿いの登り!


直ぐに蟹淵に着いた!



一周できるのだが池の右側を歩いた。



泡のなかで育ったオタマジャクシが池にダイブ寸前。。。



すぐ近くの木の枝で、お子達を見守るモリアオガエル母さん?父さん?



モリアオガエルの聖地のようで、池の周りにビッシリ。。。



周囲300mと書いてあった小さな池…ゴミのように見えているのは全て卵



足元にオタマジャクシ大量!…先に生まれたモリアオガエルのお兄さんか?



肝心のルリイトトンボはピントが合わず、ボケボケ画像だった(^^ゞ



沢山飛んでいたが仲良しカップルは見られず、まだ早朝だから寝てたのかも?(@_@。



ヒツジグサ…花はなし


周遊開始!


最初は急登だったが、尾根上は快適な登山道



メタボのギンリョウソウではなく、ギンリョウソウの実…トックリのようだ!


 
登山道も山頂広場も草刈りをしてあり、花はなかったが緑がいっぱい!三角点のある揚原山山頂広場 ↑



途中の展望広場より



至る箇所の分岐に親切な案内あり!


 
林道出合から5分ほどの階段上りで東屋、ここで大休憩のコーヒータイム


 
     高野山へダウンの階段            鉄塔付近は木が伐採されていた。


 
  分岐…左は高野山登山口へ          右は高野山山頂 ↑ …ここにも三角点

        

下に下りてきたら、またまたアジサイロード



沢沿いの水平道になったらすぐに登山口(下山口)だった。

 

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白山釈迦岳(2053m)…オオサクラソウを見に行く

2015年06月19日 | 石川県の山

白山釈迦岳のオオサクラソウ


2015/6/17(水)  白山釈迦岳(2053m)…オオサクラソウを見に行く。


白山比神社(5:00)→市ノ瀬釈迦岳P(5:55)→釈迦岳登山口(6:10)→林道出合(6:35)→登山口(7:10)→
水飲場(8:30)→釈迦岳前峰(10:20)→釈迦岳(10:45)→オオサクラソウ群生地(12:15~50)→
標高2223m付近(13:10)釈迦岳(14:20)→釈迦岳前峰(14:35~50)→水飲場(15:35)→登山口(16:35)
→林道終点(17:10)→釈迦岳登山口P(17:25~35) ~お風呂(白山展望の湯)~白山比神社(19:00)


オオサクラソウもハクサンチドリも満開で待っていた!


白山釈迦岳ランクテストの下見に誘って頂き、2年前に行ったオオサクラソウの群生地で撮影会(^^♪
更にはその先、2223m付近まで足を延ばして、ピストンで登山口の市ノ瀬に戻ってきた。

しかし今回、2年前と集合時間も登山口出発時間も全く同じなのに、水飲場到着で既に30分の遅れ、
更に2年前は釈迦岳から1時間で到着した群生地にも、今回は1時間30分かかっている。

林道をのんびり歩いた、花の写真をじっくり撮った、途中の残雪が多く登山道が分かり辛い箇所多数、
倒木多く登山道も荒れていた、それとも体力の衰え?…一番は花の写真を撮り過ぎたことかな?(^^ゞ

2年前は、登山口から直ぐにササユリが多く見られたが、今回は蕾はあったが何故か一輪も咲いていなかった。
フタリシズカ、マイズルソウ、コイワカガミの群生は見事!特に釈迦岳を過ぎてハクサンチドリの多さは期待以上!
数えた訳ではないが、2年前より更に花数が増えていたような、〇百本と言う単位で咲いていた気がした。

 市ノ瀬の登山口で、ほぼ同時出発だった単独男性も、オオサクラソウを見に行くと話していたのだったが
釈迦岳直下で諦めて引き返してきたと言って、ちょうど釈迦岳前峰でお会いしている。
釈迦岳から半分位のところでは、関西から来たつわもの単独男性とすれ違い、花は咲いていたとの情報を頂く。
この日は我々を含めて3組、ここからが花ロードだと知っていたから、我々は簡単に諦められない(^^♪
いつの間にか青空が消えてガスが上がってきていたのだったが、気にすることなく前進あるのみ!

そして今回はのんびりし過ぎた?6時間歩いてようやく辿り着いた!…長かった(>_<)

2年前2013年の6月29日、オオサクラソウは終わり気味で花も色あせて元気もなかったが、今回は見頃に遭遇!
 やはり顔を見るまで、蕾なのか終わりなのか分からなかったので、最初の一輪を見つけたときは大喜び♪
ここは素敵な花園、周りを取り巻く黄色いリュウキンカで、ピンクのオオサクラソウがより一層可愛いく見えた。

お天気も下り坂だと言うのに、根性で歩いてきた甲斐ありで、蝶になった気分で花から花へ飛び回り連写(^^)v
花園の先の登山道にもオオサクラソウは咲いていたが、残念ながら秘密の「〇〇ソウ」を見つけることはできなかった。 

花は綺麗で大満足だったけど、前日見た天気予報では夕方と言っていたが、昼過ぎに白山麓に雨雲が発生!
小雨が降ったり止んだり、後に大雨となってブログタイトル通り「 雨にも負けず山歩き♪ 」の下山となってしまった。


雪山で寒くてカッパを羽織ることはあっても、雨でカッパを羽織るのは久しぶりで、今回は傘も活躍!
こんな時は避難小屋の有難さが分かるのだが、白山釈迦岳の山域には避難小屋も東屋もなく
ついでに言うと休憩ベンチもなく、岩も木の根っこも落ち葉も滑り、半分川となってしまった登山道は歩きにくい。
実際には、こんな状況でも2年前より30分弱早い下山タイムであったが、心が折れてとても長~く感じたのである。

北陸地方の梅雨入りはまだだと言うのに、晴れから大雨になるのは、やはり6月、梅雨時の天気なのか?
久々に雨に遭遇したので、なるべく靴や服を濡らさない方法はないものか?自分なりに少し考えてみたいと思った。



白山釈迦岳GPS軌跡…往復歩行総距離19.4km


ここから林道出合までは白山禅定道と言うのか?


 
釈迦新道・白山禅定道登山口                         蕾のササユリ


 
〇〇ショウマ                        マムシ草


 
フタリシズカが群生していた。                       長い林道歩き


 
(左)雪解け水の勢いが凄くて、かなり手前辺りからマイナスイオンのシャワーを浴びる。
(右)この流れの先には手取川…ここでは青空が広がりルンルンだったけど。


 
林道途中の登山口…ここからが釈迦新道か?登山道は伸びた草で半分隠れていた。


足元に花も多いブナの森を歩く。。。

 
ギンラン                            マイズルソウ


 
ウワミズザクラ?                       チゴユリ


 
ユキザサ                               カタバミ


 
??                               ??

 

 
??                         ヤシオツツジ


 
ショウジョウバカマ 多数                    斑点のあるミズバショウ


春だったり、眩しい初夏だったり、肌寒い冬だったり、季節がコロコロ。



青空とブナの屋根の登山道を歩く。。。


 
眺望が開けて白山方面…今回も雲の中


 
倒木多し、残雪多し


 
イワナシ                           ショウジョウバカマ3姉妹


 
前日も雨だったようで、草も花も濡れていて、登山道の真ん中に巨大カタツムリ…あッ踏みそうだった。
下りではこの辺りで、目の前の登山道をマムシが横切った (>_<) きゃー

                       (右) 初夏の花アカモノ、蕾も多かったが沢山咲いていた。


 
コイワカガミは、もう良いよって思うくらい、行けども行けども延々咲いていた。 


ガスで眺望がなくなる。 


 
白山方面全滅! 登山道の奥も真っ白!


釈迦岳前峰に到着!


 
前峰広場                         前峰から釈迦岳


  
ツマトリソウ                          ゴゼンタチバナ


釈迦岳付近は今回も冬の装い。。。


 
残雪も多くなる。                        釈迦岳山頂ピーク



釈迦岳直下から七倉山方面



キンポウゲ? シナノキンバイ?



ハクサンチドリロードに突入!



両脇ずっ~と。。。ずっ~と。。。



イブキトラノオも一緒に見頃



ハクサンチドリ…葉っぱに斑点のあるウズラバハクサンチドリも沢山咲いていた。


 
ミネザクラの木も数本…桜かと思えば直ぐに残雪の登山道となる。


 
振り向くと、釈迦岳前峰がガスに覆われていた。


 
カラマツソウ                       キヌガサソウの群生も数ヵ所


 
同じ場所にエンレイソウとサンカヨウ



またまた冬に突入!


 
かと思えばニッコウキスゲ一輪                  ルンルン花ロード多数



ここの雪渓は2年前もあった!右側は深い谷、最後に転ばないように慎重にトラバース。。。


お花畑の直ぐ横は崩壊地



2年前より更に崩壊している気が…(^^ゞ


花園で蝶になる!



ソフトクリームのようなコバイケイソウ



オオサクラソウ①



オオサクラソウ②



オオサクラソウ③

下りではびしょ濡れになったけど、今となったら、オオサクラソウ撮影会まで、雨が降らなくて幸い♪
画像はないが、林道ではタニウツギ、花園の手前にはグンナイフウロも数本咲いていた。



ーーーーーーーーー今旬情報!<天池のハクサンイチゲ>ーーーーーーーー

 
2015/6/18(木) 加賀禅定道から百四丈の滝を経て、天池にハクサンイチゲを見に行ったK.Yさん情報!
天池のハクサンイチゲが満開! 健脚コースですが見事な咲きっぷりに癒されたそうです。
K.Y さん画像の提供ありがとうございましたm(__)m 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 

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医王山(覗~大沼~白兀山)クリーンハイク

2015年06月07日 | 石川県の山

今回は倒木伐採隊が活躍!


2015/6/7(日)  医王山(覗~大沼~白兀山)クリーンハイク

<コースタイム>
キゴ山スキー場P(8:00)→西尾平(9:15)→覗(10:00~10)→大沼(10:40)→三蛇ヶ滝(11:00~10)→
大沼(11:20~55)→白兀山(13:05~15)→西尾平(13:50~14:10)→スキー場P(15:20~40)


山からゴミをなくし、山岳自然を守りましょう!…<労山のキャッチフレーズ>

<クラブへの報告を転載>                                        
                                                       

毎年恒例(6月の第1日曜日)に行われる労山全国一斉クリーンハイク、2015年は6月7日(日)でした。

金沢ハイキングクラブは、会員参加35名、一般参加3名、総勢38名の参加で、恒例の医王山山域にて実施!
Aコース9名(白兀山~奥医王山) ・ Bコース20名(覗~大沼~白兀山) ・ Cコース9名(小原尾根~奥医王山~白兀山)
3つのコースに分かれて、それぞれの持ち場を担当、帰路は西尾平に集結して、
可燃ゴミ、不燃ゴミ、瓶、缶などの仕分けとゴミの計量を行い、反省会をして解散となった。

< 可燃ゴミ2.6kg+(前日班2kg)、不燃ゴミ800g、トースター1個、スプレー1個 > 収集した。

私はBコースに参加…参加者20名が2班に分かれて、各自がゴミ袋、ゴミばさみを片手に、
お世話になっている山に日頃の感謝を込めて、清掃登山に出発!

好天に恵まれ、時折涼しい風も吹いたが、 歩いているときは汗だくの猛暑でした!
夕霧峠まで車で入れることもあり、車道沿いの休憩所や駐車場を中心に、たばこの吸い殻、落し物など
登山道には目立ったゴミは殆どなく、登山者のモラルは良くなっていると思われます。

昨年の今頃、ビックリするほど大量に発生していた毛虫は、今年は気にするほどいなくてホッとした。
花は少なかったが、帰路にスゲ池を過ぎた登山道で、ちょうど見頃のササユリが多く見られた。

5月20日過ぎに医王山を歩いた〇〇さんの話では、雪解け後の登山道整備は、まだされていなかったとのこと。
今日は、登山道にはみ出していた細かい枝などの伐採がなされており、全体的に歩きやすかった。

しかし登山道を塞ぐ大きな倒木はそのままにされている箇所が多く、跨いだり潜ったりと言う場面が多いのだが
西尾平から見上峠までの登山道で数ヵ所、ノコギリ持参のY氏を中心に、即席B&C合同チームで「倒木伐採隊」が結成され
力持ち、技や技術ありの男性数人で、けっこう大きな倒木を切ったり、気合を入れて動かす作業も行った!

来年の清掃登山は、「ゴミ拾い隊」と「倒木伐採隊」に分かれて行うのも良いのでは?と、外野からの意見多数(^^ゞ
伐採隊の口だけ総監督に、〇〇さんが立候補すると言っており、もしや?来年実現の気配か??
今までは女性会員が大多数のクラブであったが、徐々に男性会員が増え、何と今年は男性会員数が逆転したので、
清掃登山のやり方も変えて、「清掃&簡単な整備」 を両立するのが、今後は良いかも知れないと思った。

ついでに私からの提案であるが、冷えたスイカを準備して、清掃後の駐車場で
「まかない隊」さんが待っていてくれたら幸せ!クラブの自然保護部長さん、是非考えてください。



私が参加したBコースGPS軌跡…歩行総距離16.6km



西尾平から登山道に入り、覗休憩所へ



落し物の帽子も古いのでゴミです。



大沼分岐…Bコース20名の内、1班は大沼平へ、2班は地蔵峠経由で大沼平へ



倒木箇所①



倒木箇所②…他多数あり



大沼平休憩所…三蛇ヶ滝に寄り道して再度戻り、ここで昼休憩をした。



大沼とトンビ岩


 
    ガマズミ                         ウラジロヨウラク


 
白兀山山頂にて…ボッカで(水8リットル)を白兀山まで運んだY.Sさんのお水を、皆で有難く頂いた。



西尾平でゴミの計量


 
頼もしい伐採隊①



頼もしい伐採隊②…怪鳥のロープ裁きもなかなかだった。



白っぽい花が多い中で、淡い紫ピンクが可愛かった 「ササユリ」


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順尾山(883m)~大倉山(1004.5m)県境の縦走

2015年05月27日 | 石川県の山

新緑のブナ林を歩く。。。


2015/5/26(火) 順尾山(883m)~大倉山(1004.5m)県境の縦走
                                横谷登山口より (メンバー5名)

金沢森の里付近(8:40)→横谷登山口P(9:15~25)→順尾山(10:20)→大倉山(11:25~12:25)→
順尾山(13:10)→横谷登山口P(14:00~05)→金沢森の里付近(14:40)


秋の紅葉が楽しみな山 ♪


お天気も良さそうで、何処かの山に行こうと声が上がり、急きょ決まったのが順尾山~大倉山縦走である。
帰宅後の夜のニュースでは、この日全国的に夏日となった所が多く、東京では31度の真夏日だったとか!

標高1000mの山でも汗だくの登り、一部残雪が見られたので気持ちは涼しくなるのだが、ほとんど無風に近く、
少し風が吹くと「あ~涼しい~~」と皆が口に出したり、大きなブナに抱き付いて冷たさを分けて貰ったり(^^ゞ

チゴユリ、タムシバ、ショウジョウバカマ、イワウチワ、ギフ蝶舞う名残のカタクリなど、春先の花と蝶も見られたが
足元には初夏の山菜、ねまがり竹、ワラビ少々の収穫、順尾山まで得に大量だったのは、Kさんご用達ゼンマイ!
茹でて干した後、保存食になるので、いつかメンバーに料理をして振舞ってくれると言う話であった♪

登山口が既に800m近くなので、順尾山883mまでの1時間弱の登りは、どれだけ楽ちんだったか想像通り(^^ゞ
ブナの新緑が続く気持ち良い登山道だが、山菜に気を奪われ、左右の足元ばかりを見ていたら着いてしまった!

順尾山は尾根の途中のような場所で眺望無し! しばし休憩の後、大倉山を目指す!

順尾山から大倉山へは、アップダウンあり急登ありで、時々息切れしながら、登っているぞ!と言う登りであった。
順尾山から10分ほど先に大倉山まで1時間30分と書かれた案内があったが、そこから1時間弱で到着できた。

大倉山もまた三角点のみで視界無し! 更に徒歩3分との案内で少し先に進むと、大倉山展望台である!
ここ展望台からの眺望は良好 ♪…高三郎山が正面にデンと居座り、後ろには大門山、見越山、奈良岳など。

下りでは登り返しでまた汗を搔いたが、今度はせっかくのブナ林をゆっくり眺めながら、癒されて下りてきた。
良く見ると、ブナ林の合間に広葉樹やモミジの木も多く、秋の紅葉が楽しみな山であると思った。
 


往復歩行距離9.3km (登り2時間、下り1時間35分 休憩&山菜採り時間を含む)



駐車場から4~5分で、ブナの門から本格的登山道に入った。


 
    チゴユリ                      ショウジョウバカマ



通過点のような場所…順尾山山頂


順尾山から10分ほどで、赤いペンキが目立つ場所に、やっぱりクマさんいるみたい!
私の後ろを歩く方が、獣の匂いがするって言っていたので(@_@。



益々ブナがきれいな登山道に…


 
クマさんには遭遇せず、キリンさんに会えました♪        分岐が多いためか赤ペンキの木も多数!


 
     雪渓も数か所                 大倉山山頂…3分先展望台の案内



大倉山山頂分岐、左手方向に、赤テープで示され、その先の木には「赤堂山、中河内方面へ」
と書かれていたが半藪化、大門山へと続くこの稜線は、果たして何処まで歩けるのだろうか??



大倉山山頂から3分の展望台より…間近に高三郎山


 
          下りも楽々水平道          登山口Pに戻ってきた!10台位は停められそう。


この山域で気になったことが一つ…順尾山までは、登山道に伸びた笹を掻き分けながら歩く箇所が多かったが
順尾山から大倉山までは綺麗に刈り込まれており、展望台でも視界を考慮して刈り込まれていたようだった。
不思議に思って自宅で写真をチェックしてみたら、原因が明らかに!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
順尾山分岐から大倉山登山道を、多分個人的に開設整備されている平澤さんと言う方が理由と署名を残していた。
登山道の管轄は石川県であるが、国有林の為、県の許可が必要で、勝手に刈り込みはできない…など。
なるほど…それにしてもこんな方がおられるお蔭で、今日も気もち良く歩くことが出来ていたんだ(@_@。 
春先、越前甲から大日山への尾根上でも、同じように開設整備されている小松の方にお会いしている。
医王山と白山の清掃登山しかお手伝いしていない私としては、とても有難い方たちであり感謝であるm(__)m

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残雪の医王山(939m)…見上峠~奥医王山

2015年04月02日 | 石川県の山

奥医王山山頂からの眺望…散居村と北アルプス


2015/3/27(金)  残雪の医王山(939m)…見上峠~奥医王山


見上峠(7:50)→西尾平(8:45)→しがら首(9:05)→白兀山(9:40)→夕霧峠(10:20)→
奥医王山(11:00~12:00)→夕霧峠(12:35)→白兀山(13:20)→しがら首(13:55)→見上峠(15:00)


久々の医王山で北アルプスと白山の眺望を楽しむ♪


昨日、3月26日は全国的に快晴の予報!西穂丸山のリベンジ山行に誘われたが、親戚の葬儀で行けず、
帰路の高速で、部子山、法恩寺山、経ヶ岳、大日山、白山が青空に映えてクッキリ真っ白に見えていたので
新しいカンジキも買ったことだし、もうしばらく残雪の雪山を楽しめそうだなーと、思いながら眺めていた。

夕方近く、やはり用事で西穂丸山に行けなかったKさんに誘われて、今日は2人で医王山に行くことが決定!
毎年、雪の医王山に一度は行っていたのだが、今冬は手の骨折で機会が無かったので有難いお誘いだった。

昨日に引き続き金沢は快晴!いつもよりひときわ青い群青の青空の中を見上峠からスタート!
登りは全行程つぼ足で行ったが、アイゼンがあった方がより安全で安心して登れた箇所が2ヶ所あった。
しがら首を過ぎてからの登り標高100m程の急登は、残雪期は硬く凍っている場合もある。
夕霧峠から直ぐの奥医王山方面を見上げた箇所、標高50~60m程の急登では尾根上の雪割れが大きく、
右側に大きくトラバース、一歩一歩慎重にキックステップで歩いたが、50~60mなので何とかなっただけで
残雪時期の医王山(本日の場合)には、アイゼンが必要であったと、ちょっと反省であった。

白兀山でも眺望は十分であったが、お天気も安定して風もなく、予定通り奥医王山まで行く事に。
道中は何度も北アルプスの眺望に見惚れ、奥医王山への尾根上では白山がより大きく見えていて
何度も足を止めて写真撮影!こんなに良い日は滅多にないだろうと、長い距離も苦にならず歩けた。

奥医王山では先客の男性が一人、その後男性2人が登って来られて、まるで知り合いのように話かけられた!
聞くと、あの有名な「医王山のおばあちゃん」の息子さんだとかで、おばあちゃんはとっても目立つけど
いつも傍にひっそりといる息子さんは存在感が薄く、本人が名乗るまでは全く気付かず(^^ゞ

今日は一緒じゃないのですか?と尋ねると、おばあちゃんは土日しか登らないとのことだった。
へ~~そんなこだわりがあったとは、それにしてもおばあちゃんがいないと、良く話し活発な息子さんで、
最初の一言が、「笈ヶ岳に行きませんか?連れて行ってあげますよ!」だった。(@_@;)

ちょうど一緒に行ったKさんが、冬限定の山「笈ヶ岳」に登って見たいと話していた後だったので
まるで聞こえたようなタイミングに我々はビックリ!奥医王山まで来てザックを背負ったまま休憩も取らず、
私達の顔を見て話をして、名刺を置いてサッサと下山して行かれただけであった。
 もしやきっと、医王山の眺望も飽きる程見慣れており、ただ山を歩く事が楽しみなのであろうか?

次に登って来られた単独の男性が、先程擦れ違った男性2人から私達に伝言を頼まれたと言う。
「笈ヶ岳は5月の連休前までが登り時だと…」 私達は苦笑いをするしかない状況であった(^^ゞ

下りでは夕霧峠から林道を下りようかとも話していたが、やっぱり再度白兀山まで登り返す事に!
午後になっても雲ひとつない青空と、真っ白な山並みの眺望を見ながら、何度も後ろを振り向きながら…
白兀山の次のピークを過ぎて、足跡のない広々雪原が気持ち良すぎて、調子に乗りどんどん歩いていたら、
若干、覗方面の尾根に下りかけたが、GPSを見てすぐに気付き方向修正(^^ゞ

気温も高く、朝より雪も緩んできたので、奥医王から林道の途中(スゲ池近くまで)カンジキで下山した。

この日、他に擦れ違って言葉を交わしたのは、見上峠が同時スタートで白兀山までのご夫婦と
下山の林道途中、医王の里付近で山菜(フキノトウ)採りをしていた女性2人連れと、見上峠で単独の女性
西尾平を過ぎてから、登り方面に向かっているので、今頃何処に行かれるのかと尋ねたら
西尾平でラーメンを食べて帰る予定と話してくれた単独の男性、擦れ違ったのは8組12名であった。

いずれも金沢市近郊の方々、それぞれの目的で楽しめる身近で良い山だと、改めて思えたのである。



GPS軌跡



トラックデータ


朝から夕方まで雲ひとつない青空。。。


 
  自宅より日の出前の医王山                林道から大門山、大笠山、高三郎山


 
スゲ池はまだ雪の下                         西尾平避難小屋



林道より白山の頭が見えたので、カーブミラーで記念撮影!



見えていた眺望を望遠で(大笠山、高三郎山、中央奥に白山)



白兀山(左ピーク)まで後一歩。。。



白兀山から北アルプス(午前中は霞んでいた)



白兀山からダオ山方面



白兀山から奥医王山



ダオ山から猿ヶ山、白山



ダオ山から、金剛堂山、三ヶ辻山、猿ヶ山、大門山、大笠山、白山、高三郎山…



夕霧峠に下りて来た。



夕霧峠から奥医王方面の尾根…いつもの尾根が雪割れで危険な状態に見えていた。



夕霧峠とダオ山方面を振り返る。



危険個所を避けて、右側をトラバースして尾根上に…夕霧峠を眼下に白兀山とダオ山を振り返る!




左手に北アルプスと白山を見ながら、奥医王山(右ピーク)へ



奥医王山からの白山方面



奥医王山からの剱岳、立山連峰



奥医王山からの槍ヶ岳、笠ヶ岳…



奥医王山からの北アルプス パノラマ



奥医王山で、篠山紀信になりきり男性に撮って頂いた。


ゆっくり昼休憩後下山。。。



3日前に新雪が積もった事もあり、奥医王山の雪質はサクサク。。。



ここからの下山(トラバース)はかなり慎重に下りた。。。



夕霧峠に下りて一息して振り返る! 林道はまだ斜面化していた。



イオックスアローザは既にクローズ



ダオ山より白兀山方面



白兀山に再び向かう。。。



しがら首から林道に入り、林道途中で満開だったマンサク



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加賀禅定道から白山の巨瀑「百四丈の滝」を見に行く

2014年07月04日 | 石川県の山

静かな山間に滝の豪音だけが響く…百四丈の滝


2014/6/25(水)~26(木)  加賀禅定道から「百四丈の滝」を見に行く。。。
                                         <一里野温泉加賀新道 登山口>

<1日目>加賀禅定道から白山の巨瀑 「百四丈の滝」を見に
2日目白山スーパー林道から姥ヶ滝(日本の滝100選)と噴泉塔


登山口(5:50)→しかり場(7:30)→奥長倉避難小屋(9:40~10:00)→美女坂の頭(11:00)→
百四丈の滝展望台(11:20~12:40)→奥長倉山(13:50)→口長倉山(14:40)→しかり場(15:25)→登山口(17:00)


晴れから目まぐるしく変わった梅雨時の天気!


6月25日、笠ヶ岳の小屋開きに合わせて一泊二日で登る計画だったが、残雪が心配で直前に小屋へ問合せをしたら
杓子平の残雪が例年より多く、雪渓の急登もありアイゼン・ピッケルを持参した方が良く、もしも杓子平でガスになった時には
 例年、道迷いする登山者が多いそうだ。 (山荘からスタッフが案内棒を立てる予定だが、間に合わない場合あり)
笠新道を登るのが始めてなら、やはり夏道が出てから来られた方が安全だとのアドバイスを頂いたのである(^^ゞ

天気も不安定な梅雨時でもあり、笠から槍・穂高連峰の眺望がなかったら、余り意味のない登山となってしまうかも?
そんな訳で急きょ行先変更!近場で兼ねてから行きたかった「百四丈の滝」を見に、加賀禅定道を登る事になった。

急登の定番である笠新道も 「しんどー」 そうであったが、加賀禅定道から百四丈の滝展望台(2047m)までも
距離が長く、標準タイムから考えてなかなか手強そうであり、早めの出発が理想であるが、今回やや出遅れた(^^ゞ

加賀新道の登山口はゴンドラ山頂駅(1045m)となっているが、実際には林道がもう少し上まであり
登山口の若干手前に車5台ほどの駐車スペースがあり、標高は(1120m)位、室堂まで15.5kmのようであった。

登山口から20分程の登りでブナの原生林がしばらく続き、落葉のじゅうたんとなった広くてフカフカで気持ちの良い登山道、
樹齢にしたら何百年?のブナも多くあり、白山にもこんな素敵な登山道があったのかと思いながら、しかり場分岐に着く。
しかり場は、ハライ谷から登る「桧神宮参道」と「加賀新道」の分岐になっていて、朽ちた古い看板が建てかけてあった。

しかり場の先は、見事に咲いていたコケモモロード、マイズルソウロード、間に顔を出すピンクのコイワカガミも見頃で
アップダウンが多くて、また下りー(>_<)と何度も口走ったが、登山道両脇の可憐な花に癒されながら登る事ができた。

やっと到着した奥長倉避難小屋で、凍らせて持ってきたので冷たくて食べ頃のゼリーで、ご褒美の大休憩!
避難小屋からは7分程で奥長倉山の山頂を踏んで、一旦下ってからは、いよいよ本日一番の急登である美女坂へ
覚悟はしていたがなかなかの急登!ここまで4時間以上歩いているので、疲れた足には余計に堪える(@_@。

頑張って辿りついた美女坂の頭からは、180度変わって楽々、クマザサに囲まれたほぼ水平道を行くと
百四丈の滝展望台(←左30m)の案内があり、指示に従って進むと、思わず「わーっ」と叫んだ ビューポイントだった!

雲も多くなり、美女坂を登っている途中からガスが出て来たので、もしや滝は見れないかも?と、少々落胆もしたが
到着と同時にガスが晴れ、雲間から太陽も顔をだして「何と言うことでしょう!」…と言える程の急激な変わりようで
まだ若干雪が残る清浄ヶ原と四塚山、聞こえてくる百四丈の滝の音も近く、水量の勢いも力強くなかなかの迫力である。
6月後半は初夏なので、この時期になると流石に氷の壺はすっかりなくなっていたが、それは仕方ない。
カメラのズームは4倍しかないのだが、4倍にしなくても十分な距離に滝があり、滝壺も見えて見応えも十分だった。

写真も撮って十二分に飽きる程滝を見つめた後は、登山道に戻って少々開けた草原でゆっくり昼休憩を取った。

楽々な道をもうちょっと先に行けば天池だったが、予定より出遅れたのと天気が怪しくなってきたので、諦めて下山開始!
避難小屋を過ぎてから、何度か弱い通り雨となり傘の出番(差したり閉じたり数回)もあり、遠くに雷音も聞こえて
やはり梅雨時のお天気だなーと思いつつ、大降りにならないか心配したが、しかり場過ぎからは天気がすっかり回復した。

登りでは足元の花を愛でながら、上を目指して登るのみ!目標のポイント(山頂)を一つづつクリアしながら
ひたすら登っていたが、下りでは不思議と、気持ちも余裕のせいかまた違った物が目につき、見えてくるのである。

美女坂の頭では、ここが美女坂と名付けられた伝説 「神聖な山を汚して、岩にされてしまった美女の岩」 を発見!
小雨が止んでホッとしながら歩いていたブナの森では、立ち止まってブナの感触を確かめ、大きく深呼吸しながら歩き
その少し先の檜倉では、岩を割って生えて来た「石割檜」や、大きな「根上がり檜」など、じっくり観察する事ができた。
(名前が付いている訳ではないが、何となくそのような雰囲気の檜が数本あったので、自分で名付けた(^^ゞ )

白山の剣ヶ峰を見る事はできなかったが、昔の人も歩いた信仰修行道の一部、白山奥宮に繋がる登山道であり
この日の行動時間は約11時間、距離も標高差もあり足は限界となったが、百四丈の滝が見られて大満足の山行となった。
ちなみに梅雨時である為か、この日の登山者は他におらず、我々グループの貸切りで静かな山歩きであった(^^♪

そして、登山口に戻った頃には青空が広がり、この日、一里野温泉での夜は満天の星空となったのである。
温泉の近くを流れる尾添川では、源氏ボタルの観察ができて、天の川と星と蛍の、光のコラボも楽しめた♪

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
余談であるが、口長倉山から奥長倉山までの登山道に、やや緑色がかった熊のウンチ(多分)が
集中的に数ヶ所見られて、カモシカかなーとも思ったが、後に自然観察園でレプリカ見本を見て、カモシカのウンチは、
小さめで丸くてコロコロしていると分かり、登山道にあったのは人間に近い大きさだったので、間違いなく熊だと確信した。
そう言えば誰かが、この辺りは獣の匂いがするって言っていたのを思い出した。登山道は獣にとっても歩き易いのだろう。
「あっまたまたウンチ発見!踏まないようにねー」と、何度もさり気に言っていたのだが、後で考えたら怖くなった(>_<)

今回ちょっと頼りない音の熊鈴しか持参していなかったが、この付近の登山道は特に、熊注意かも(@_@。
この日、同じ区間内で、手を伸ばした程の高さまで丸ごと皮を剥がした木も(まだ真新しい感じで)目撃している。
シカは届かないので熊の仕業?熊の習性は良く分からないが、木の皮を剥がして何かを食べるのか?蟻かなー?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


加賀新道登山口より禅定道へ


 
登山口までの林道には落石も多く、注意が必要! 林道左手の駐車場から20m程で、右手が登山口(右画像)


朽ち果てて倒れているものが多いが、要所に案内板があった。


  
 直ぐに檜倉(室堂まで15.3km)  木実谷頭(室堂まで14.2km)  縁の谷頭(室堂まで13.2km)



しかり場…桧神宮参道(ハライ谷ルート)との分岐



しかり場を過ぎると、登山道両脇に見頃のコケモモが群生しており、しばらく続いた。


 
何の木?…根もとは太く一本だが、上は分かれて 「千手観音」 の様であった。


 
やや視界が開けて白山方面(四塚山・七倉山)と、大笠山、笈ヶ岳方面


 
(左画像)口長倉山の20分程手前にも三角点らしきものがあったのだが、地形図には載っていないので違うのか?
青空にショッキングピンクが映える、太陽光を浴びて、ひと際輝いていた「ムラサキヤシオ」…(右画像)


 
濃いピンクのコイワカガミが数多く、綺麗に咲いていた。



白山方面の眺望…目的地はまだまだ先だ(^^ゞ


 
  遅咲きのカタクリ                マイズルソウも群生


 
口長倉山…右手に三角点と、「長倉山本峰1660.57m」の表示あり、左手の木に「口長倉山1660.6m」の表示あり!
地形図には口長倉山と書かれているが、(長倉山に三角点はないので)こちらが本峰なのか??

 
 
口長倉山付近には、ツマトリソウとゴゼンタチバナも群生していた。


 
口長倉山から30分強で、表側と裏側が無残に剥がされた一本の木、熊の仕業か?(手を伸ばした高さくらいまで)



真っ白なハクサンシャクナゲの大木が一本…これから咲きそうな蕾が多かった。 



清楚な白のハクサンシャクナゲ


避難小屋でしばし休憩の後、出発!



避難小屋を振り返る!…左手奥に、白山中宮温泉スキー場と麓の町が見えていた。



奥長倉山 (1771m 室堂まで9.9km)に到着!



奥長倉山からは目の前に美女坂


美女坂を登って、やっと目的地に到着!



百四丈の滝展望台(2047m)…美女坂の頭を過ぎて、穏やかな登山道を20分程で(左30m)の案内


到着と同時にガスが消え、太陽が顔を出す!



百四丈の滝



百四丈の滝(滝壺)…マイカメラ、4倍ズームで目いっぱいの画像



百四丈の滝と清浄ヶ原


回りを楽しみながら下る。。。



遅咲きのショウジョウバカマ



イワイチョウは半分蕾、今が見頃で群生していた。



コイワカガミの群生


ガスが濃くなる中で、噂の美女?が現れる!



神聖な山を汚して、岩にされてしまった美女の岩…物悲しく助けてーと叫んでいるように見える(@_@。。。



美女坂を下ったら、ガスの中に突入!…で、ここから時々小雨となった(>_<)



今が満開の可愛くて小さな花、コケモモ(アカモノ)には何度も癒された。



ギンリョウソウも今が見頃で、数ヶ所咲いていた。


しかり場過ぎからはお天気が回復!



下り方向のしかり場分岐…左方向の登りが加賀新道、右方向の下りが桧神宮参道へ



下りの方が絵になる、ブナ原生林の登山道…登山口も近いので気持ち余裕で楽しむ♪



お天気も回復してルンルンの登山道



登りではサッサと通り過ぎた、ブナ(原生林)の森をゆっくり抜けて…


檜倉でしばし遊ぶ。。。


 
根上がり檜                    岩割檜

根っこがグッと盛り上がった様子や、岩をスパッと割って生えて来た檜の迫力は、実際に見ないと伝わらない!
他にもこの辺り、檜倉の名前に相応しく、全てに名前を付けたい程、変形檜の宝庫だった。(^^♪


通り雨のお陰で、空中は透明に。。。



マイカメラではこれが限度かな(^^ゞ…七夕も近いので天の川が肉眼でもクッキリ見えていたが
やはり画像では上手く撮れず、この日の星空の素晴らしさ(美しい輝き)は伝えられない。



こちらはボケボケだが、草むらで光っている蛍光色はホタルの光!(正に蛍光色だ)

星空やホタルの乱舞を撮るには、やはりしっかりした一眼レフとガッチリした三脚と経験が必須だと思った。
今のカメラ(初撮り)ではこれが限界だが、道具を揃えて、もしもプロ並みに撮れたら、ハマりそう(^^♪


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細蔵山の代わりに、中山(1255m)周遊コース

2014年06月30日 | 石川県の山

中山山頂からの剱岳…分厚い雲の帽子で頭は見えず!


2014/6/7(土) 細蔵山の代わりに、中山(1255m)周遊コース
                                              <馬場島登山口~東小糸谷 周回コース>

金沢森本IC(6:00)→立山IC(6:40)→細蔵山R333路肩P(7:15~40)→馬場島登山口P(7:45~8:00)
標高1100m(9:15)→山頂(9:35~10:45)→東小糸谷(11:25)→馬場島(11:45~12:15)→
馬場島P(12:25~30)→立山IC(13:10)→金沢森本IC(13:45)


細蔵山、工事用の橋撤去で撤退!


☆☆  2014年6月現在、細蔵山登山口の最新情報です! ―――――――――――――――――――
2009年9月に新しい登山道が整備されたが、登山口へは早月川を渡渉する為、工事用の橋を利用していた。
最初に訪れた、細蔵山1234尾根まで2011年4月 時点では、手前の工事用の橋とその先、水深10cm程は
長靴で渡渉できた為、登山口に行く事ができたが、その後、2012年頃には橋が繋がり、簡単に渡る事ができたようだ。
今回2014年6月では橋が全て撤去され、水の流れが速く水深も深く、長靴でも渡れる状況ではなくなっていた。
今後はどうなるのか予測がつかないので、ネットで事前に調べるか、関係機関に問い合わせをする必要がありそうだ。

同日、数台の車が同じように下見をして引き返して行ったので、誰も渡れなかったようであった。
かなり遠くから細蔵山を目指して来られた方もおられて、同じように諦めて登った中山山頂で話をしたのだが
富山の山の本に細蔵山の案内が載っており、登山口案内も工事用の橋を渡るように書いてあったようだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ☆☆


手前の流れに架かっていた工事用の橋が撤去され、渡渉不可能



長靴を履いてかなり上流と下流まで見に行ったが、渡れそうな個所は見つからず…

今回の目的は細蔵山の下見であり、剱の展望もあるが、皆さんに巨大立山杉を見て貰えなくなり残念である。
登山口を示す赤いテープがそこに見えていたのに、行く事ができないと言う何とも歯がゆい思いをして
せっかく富山までやって来たので、同じ剱の展望台である中山にでも登ろうと、皆で気持ちを切り替えた(^^ゞ


新緑の中山、周遊コース


金沢ハイキングクラブが 「医王山」 なら、富山ハイキングクラブは 「中山」 と言うのが、清掃登山の定番の山であり
かつて、何度か全国一斉クリーンハイク(6月の第一週の日曜)として、富山の人達と登った懐かしい山でもある。

個人では、 2012年の5月後半 に登っており、花も多く特に東小糸谷付近のニリンソウ群生が見事で感動であった!
今回もちょっぴり期待して行ったが、わずかなズレで花もなく、ニリンソウも終わりがけで迫力なし、そう考えると
花の時期(特に群生)の見頃に遭遇する事ができた場合、かなり運が良いと言えるような気がする。
情報を聞いてからピンポイントで狙って登れば別だが、偶然の発見と遭遇があるから感動も大きく、山が好きなのだ(^^♪

とは言え、今回は全く逆(>_<)…細蔵山の巨大立山杉には当分会えそうもなく、幻となってしまうのか?
ここまでやって来て、早月川を渡渉できなかった事が、今日一日?いやー今日から3日間位は引きずりそうだ(^^ゞ


 
       中山登山口                      登れなかった細蔵山は左手前か?


 
20分程で展望地、赤谷山から剱岳(山頂は雲の中)


 
中山にも年季の入った立山杉が多い


 
どれもジャングルジム状態(右画像はHさん提供)


 
新緑の森を抜けると、間もなく山頂!


山頂で70分程のんびり過ごす。。。



山頂からの剱岳は、終始頭が見えず…



待った甲斐あり!山頂?これで心おきなく下山開始できそう、と思ったが山頂の形はあんなんじゃなかった(^^ゞ


 
ブナクラ谷                               大日岳


 
 山頂のコケモモ                           メンバーと登頂記念


東小糸谷へ下山。。。



右方向の中山から下りてきて、クズバ山への分岐(赤テープのある左方向へ登って行く)を振り返る!
メンバーのKさんは、かつて、かなりのヤブコギでクズバ山まで行ったそうで、ここが分岐だと教えて頂いた(^^ゞ



以前は5月後半頃、水場の少し手前からイチリンソウが大群生していたのだが…



今回は咲いているが、やや遅かったのか少なめだった。


 
東小糸谷登山口に下りて来た。                 こちらの橋はいつも健在!


 
剱岳、早月尾根への登山口を通って馬場島に戻り、時間も余裕なので2回目の昼休憩をした。


コメント (2)
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残雪の白山(2702m)

2014年06月01日 | 石川県の山

弥陀ヶ原からの五葉坂と白山


2014/5/25(日)  残雪の白山(2702m)
                                 <メンバー9名 別当出合登山口より>

白山比神社(5:00)→別当出合P(6:15)→登山口(6:40)→中飯場(7:15)→黒ボコ岩(10:05)
→室堂(10:45~11:00)→山頂(11:40~50)→室堂(12:10~13:00)→黒ボコ岩(13:25)→
殿ヶ池避難小屋跡(14:10)→登山口(16:15)→別当出合P(16:25~40)→白比神社(17:45)


初登山以来 10年振りの観光新道。。。


5月も終わると言うのに、カタクリを見に行った奥獅子吼山以外は、残雪の山ばかりが続いている(^^ゞ

残雪の白山…昨年は6月17日に個人山行で登ったので、その時のイメージを思い出しながら参加を決めた!
登りは砂防新道で、山頂までは昨年と同じコース、今冬の積雪が少なかった為か?残雪の様子に大きな差はない。

中飯場を過ぎてもしばらくは夏道が続き、甚之助避難小屋手前付近から本格的残雪となって、ツボ足組もいたが、
何人かはアイゼン歩行に切り替え、私は標高2000m辺りから五葉坂の途中まで、10本爪のアイゼンを付けて歩いた。
例年遅くまで雪渓が残る十二曲がりの雪渓は、既にその先に夏道も出ていたが、黒ボコ岩を目指して雪渓を直登!
一旦夏道に出る箇所があったので、後ろを振り返ると、下りにはちょっと遠慮したくなる谷であった。

その先、弥陀ヶ原は気持ちの良い雪原!白山が目の前に見えて室堂まで後一歩と、気持ちも楽になる場所である。
五葉坂の途中で雪が切れたので、アイゼンを外して、まだ半分雪に埋もれた室堂に到着した。

残雪の白山と言えば、クラブでは一番ハードな山行だよと、T さんに言われてからハッと気付いた私(^^ゞ
そう言えば参加メンバーは特に健脚さんばかりで、やっぱり現場でも私一人だけ一歩遅れを取っていたのであるが
予定通り11時前に室堂に到着したので、昼は室堂山荘に戻る事とし、ザックをデポして山頂へGO!

今年の初山頂!天気は曇りでスッキリ青空ではなく、眺望も近くの山だけだったが、山頂での気分は最高!
久しぶりに三角点にタッチして、斑に雪が残る別山や、まだ雪に埋もれた眼下の室堂の様子を楽しんだ♪

山頂からの下りは、皆さんに釣られて後ろをトコトコ…登山道を外れ、水屋尻雪渓を尻セードで楽しい下り(^^♪
今冬最後の滑りだと言ってスキーを履いて登っていた人たちが数人いたが、十分理解できる気持ち良さだった。
お昼は結構のんびり、ストーブも焚かれていた室堂山荘の中で過ごし、濡れたお尻も乾き助かった。

下りは砂防新道ピストンかエコーラインの予定だったが、急きょ私次第で観光新道を下りると言うリーダー
えっ私次第?他の皆さんは昨年も観光新道を下山していると言うことで、心配の種は始めての私だったらしく
体調は?と聞かれ、「体長は悪くないです」と答えた瞬間に、観光新道下山が決まった模様である(^^ゞ

黒ボコ岩までは、またまた登山道を外れて雪渓を自在に下り、黒ボコ岩から全員がアイゼンを付けた。
眼下はここでこけたら何処まで落ちて行くか分からない危険個所、大きく切れた谷のトラバースなどが数ヶ所あり
下りでは2番目を歩いたので、先頭のI さんの踏み跡をしっかり見て辿り、ピッケルを頼りに慎重に歩いた。
雪が途切れた箇所から早めにアイゼンを外して、その後はツボ足での雪渓トラバースもあったが、
幸いにも暖かい日で、雪が凍った箇所はなかったので、一歩一歩踏みしめながら無事に通過できた。

「これでもう危険個所は終わりです!後はそれ程では…」と後ろから声が聞こえた時は、かなりホッとした(^^ゞ
その後夏道の尾根に入ったので安心だったが、中途半端な残雪もあり、運が悪いと深い穴に落ちそうな箇所も。
細尾根を過ぎると段差の大きな階段状の登山道で、何処まで階段何だ?と飽きてくるほど階段が続いた。

2004年の秋、人生の初登山が白山で、下山路が観光新道だったので、足が痛くなりとても辛かった記憶があり
約10年後に再び戻って来た観光新道は、やはりちょっぴり大変だった記憶として残ってしまったが
個人山行では砂防新道往復しか考えなかったので、残雪の観光新道を歩いた事も、良い経験だったと言える。

着いて行くだけで必死で、写真を撮りながらはとっても無理だったので、画像枚数も少なめである(^^ゞ
いつもなら花を見たら必ず写真を撮っていたのに、今回は、あっイチリンソウ綺麗…だけで終わっていたが
アイゼンやピッケルを使って残雪の白山を歩き、山頂からの眺望を見られただけで、十分に目的達成である。

別の機会に、クロユリやハクサンコザクラの咲く頃、ゆっくりと写真山行でまた白山に登りたいと思う。



白山(砂防新道~山頂~観光新道)GPS軌跡…メンバーI さん作成


新緑の砂防新道から


 
        新緑の夏道を行く                     本格的に残雪となり直登が多くなる


 
甚之助避難小屋と別山を振り返る                 南竜分岐を過ぎて黒ボコ岩方面



中央辺りを歩いているのがメンバー



十二曲がり雪渓は、夏道と黒ボコ岩直登の残雪期ルートに分かれていて、我々は迷わず直登!



直登を振り返ると別山はガスの中だった。


青空も少し戻り山頂はクッキリ!



弥陀ヶ原から五葉坂を登る!山頂方面は青空回復である。



室堂に到着!


 
南側は閉まっており、北側が出入口                           神社も鳥居も雪の中


何度も室堂を振り返って山頂へ。。。



山頂直下からの室堂平と別山…視界はイマイチ


 
山頂の神社                               登頂記念



山頂から剣ヶ峰と大汝峰


水屋尻雪渓初滑り!


 
        ナイスゲレンデで尻セード      寝そべるとけっこう滑った…モデル私( I さん撮影)


初めての下山コースは魔法のようだった(^^ゞ



山頂と室堂…ここからのツーショットは残雪時期だけのもの(^^♪



室堂からの下りも、水屋尻雪渓経由で弥陀ヶ原を自在に…気付いたら黒ボコ岩だった(^^ゞ



黒ボコ岩直下からの観光新道に残る残雪、ここから雪渓トラバースが続いた。


殿ヶ池避難小屋跡地がまぁるく見えていた(中央右)下り方向の尾根。



殿ヶ池避難小屋(建設予定地)にて別山を見ながら休憩!ここにきて青空が…。



殿ヶ池避難小屋跡から見えていた白山釈迦岳



途中の尾根からの、凛々しい別山


 
  岩くぐりも…ここは室堂と別当出合の中間点       夏日で汗だくになり別当出合に戻って来た!

 

コメント (5)
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