雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

トルコ…5つの世界遺産を巡る旅(6日目)

2014年05月23日 | トルコ世界遺産の旅

バムッカレの石灰棚


2014/3/5(水)~14(金)  トルコ…5つの世界遺産を巡る旅(6日目)
                                              
                                 <ターキッシュエアライン直行便にて>

◆ 5つの世界遺産 ◆ (1)イスタンブール歴史地域 (1985年文化遺産)
(2)ハットゥシャ : ヒッタイトの首都 (1986年文化遺産)
(3)ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 (1985年複合遺産)
(4)ヒエラポリス-パムッカレ (1988年複合遺産) (5)トロイの古代遺跡 (1998年文化遺産)


1日目
小松空港~成田空港~イスタンブール空港~イスタンブールホテル泊

2日目 (世界遺産)イスタンブール歴史地区~トルコの首都アンカラ~アンカラホテル泊
3日目 アンカラ~(世界遺産)ボアズカレ遺跡~カッパドキアホテル泊
4日目 カッパドキアのバルーン体験~(世界遺産)カッパドキア奇岩群~カッパドキアホテル(連泊)
5日目 (世界遺産)カッパドキアギョレメ野外博物館~コンヤ観光~コンヤホテル泊
<6日目> コンヤ~(世界遺産) ヒエラポリス遺跡 ・バムッカレ石灰棚~バムッカレホテル泊
7日目バムッカレ~古代都市エフェソス観光~エドレミットホテル泊
8日目 エドレミット~(世界遺産)トロイ遺跡~ダーダネルス海峡フェリー~イスタンブルホテル泊
<9 ・10日目> イスタンブール観光~イスタンブール空港~成田空港~(新幹線)金沢


2日目のイスタンブールからアンカラへの移動は(約450km/6時間)だったが、本日も負けず劣らずの移動日!
コンヤを朝8時に出発し、古代ローマの温泉保養都市バムッカレまで(約400km/5時間30分)の移動である。
とは言え、カッパドキアと同等の人気スポットである 「バムッカレ石灰棚」 に行けるのが、とても楽しみであった♪

お天気はハッキリせず、出発時の朝は小雨模様で寒かったが、バムッカレ到着の頃には止み
ホテル到着の頃には青空となったので、長距離を移動してきて低気圧を抜けたのかも知れない(^^)v

途中で2回程トイレ休憩があり、トルコでのトイレは、店舗併設は無料が多いが、半分が有料(1リラ)であった。

昼に寄ったレストランでは、「ピデ」と言うトルコピザが出てきて、デザートはヤギのミルクアイスを平皿に盛って、
逆さにしても落ちないと言うパフォーマンスをした後、松の蜂蜜とケシの実を加えて店員さんが一人一人に配ってくれた。
ヤギのアイスはお店の名物と言うことで、演出も楽しいがヨーグルトアイスのようで美味しかった。

バムッカレ到着は午後2時過ぎ、雨で窓の景色もなく、長かった移動の一日なのでそろそろ退屈していたが、
バスの正面に何やら白い塊のようなものが見えて、あれが石灰棚か?どんどん近付いて行くのでテンションも上がる。
テレビなどで何度か見た事がある、あの石灰棚の光景にもうすぐ会えそうで、皆さんと共にワクワク…

まずは近代的なゲートからチケットで入場し、次に古代遺跡の門を潜って行くと、お花畑の中に遺跡が点在していた。
あれっ石灰棚は何処だろう?何も調べて来なかったので、いきなり石灰棚かと思っていた私であった(^^ゞ

イヤホンガイドを通してガイドさんの説明はあったのだろうが、自然の景観に気を取られ耳に入って来なかったのか?
そうだ!ここが世界遺産のヒエラポリス遺跡だと思ったが、通路(木道)を歩くだけなので遺跡にはそれ程近付けず
途中で、何やら塀に囲まれた形の残る遺跡があったのだが、もしや別料金だったのか?説明もなく巣通りだった。
限られた時間なので、ゆっくり遺跡鑑賞の時間もなく、ガイドさんに着いてどんどん歩くのみ。。。

後に知ったのだが、以前は入場門が北門と南門があり(今はどうなのか?)北門から入るとプールまでの間に
円形劇場や大浴場の遺跡を見る事が出来るようで、私達は南~南ピストンで、ここでの見所は見逃したようだ!
肝心な観光はいつも時間が短く、駆け足で巡っても足りず…(*_*; 明日も遺跡巡りがメインなので、まぁ良しとしとこう。

同じ敷地内に石灰棚が存在しているようで、遺跡内の通路を10分程歩くと、ようやく石灰棚が見えて来た。

まず目についたのは、温泉が流れず干上がってしまって、一部 黄茶色に変色してしまっている石灰棚であった。
期待しすぎてちょっとイメージダウンではあったが、後の調べで近年の様子を知って、少しは納得である。
ここ数年はホテルの乱開発で温泉が枯れ始め、石灰棚まで温泉が回らなくなってきているのだとか(@_@。
世界遺産に登録されており、その景観を残す義務があることから、今は少しづつ保護対策が取られているようである。

それでも少し移動すると、真っ白な石灰棚に水色の温泉水が流れ、ひときわ美しい場所に人が集中していた。
そこはやっぱりテレビで見たあのイメージ、白と水色、これが自然にできたものだと思うと不思議で神秘的な美しさである。
皆さん足湯だけなのだが、一人だけ水着で泳いでいる女性もいて、世界遺産で泳ぐ気分は最高だろう(^^)/
温泉保養地として栄えたヒエラポリス、こんな素敵な温泉で過ごせるなら、ローマ時代に生まれても良かったかな?

早速素足になってジーパンを膝までめくり、まずは最初の一歩。。。う~ん、ぬる暖かいが確かに温泉だった。
中はドロドロ状態の石灰が沈殿しており、場所によってはかなり滑るので気をつけなくてはいけない!

実際に旅仲間の女性が滑ってしまい、お尻からドボンと浸かり、手に持っていたデジカメまでドボンと浸かった(>_<)
急いで出ようとして2回目のドボン…その直後に、とっさに写真だけはと思い、カメラからSDカードを抜いたらしいが、
その抜いたSDカードを、またまた石灰棚の温泉の中にスルッと落としてしまったのだとかで、踏んだり蹴ったり!
ところが彼女曰く、こんな事もあろうかとカメラをもう一台持って来たそうで、しっかり者なのか?あわて者なのか?
日本に帰ってからSDカードをチェックすると言っていたが、5日間で撮った写真は、その後どうなったのだろうか?

ドボンを目の前で見てしまったので、かなり慎重になったが、その先はほとんど滑らずに上手く歩けた。
下の方に移動しながら、写真も撮って何ヶ所も棚巡りをして、広い広い石灰棚のほんの一部ではあるが、楽しめた♪

ここでは見所多く、ヒエラポリス遺跡の端をぐるっと回って、敷地内にある古代遺跡が沈む温泉 「バムッカレテルマル」 へ
天然の温泉プールになっていて、父娘の2人が泳いでいたが、観光客の多い夏場なら、もっと賑わうのであろう。
直ぐ隣に大勢が休憩できるカフェのような場所もあり、出来る事なら一日ゆっくりと過ごしたい場所であった。

バスで15分程、夕方4時40分頃ホテルに到着!バムッカレでの 「ポラット サーマル」 ホテルは世界遺産にも近く
屋外には大きなプールや泥の温泉プール、室内にも温泉プールと水着で入る泥の温泉風呂(混浴)とスパがあり、
温泉設備とスパ施設が整ったかなり大きなリゾートホテルであり、早めの到着でも色々と楽しめそうであった♪

チェックイン待ちでは男性が2人我々に近付いてきて、「あかすり マッサージ、セットで70ドル」と、しきりに声をかけてくる。
どうやらこの日本語だけを覚えたようで、チラシを持って、オウムのように同じ言葉の繰り返しであった。
70ドルは高いので、誰かがセットだけかと尋ねると、セットのみだと言われた?らしく、その後は誰も反応なし(^^ゞ
質問は理解されなかったようで、実際現場でMさんがオイルマッサージ抜きで交渉したら、25ユーロだったとの事である。

私達母子は時間もあったので、水着着用で屋外の泥の温泉プールと、室内にあった温泉プールでひと泳ぎして
更に奥にあった石灰棚風の混浴温泉(茶色の泥が沈殿している大きな温泉風呂)にも入った。
泥を腕や首などに塗って美肌効果絶大?とても暖かい温泉で今迄の疲れが取れ、ホッとリラックスできた。

夕食後はホテルロビーの2階にあるステージで、ベリーダンスショーがあると言うので、興味本位で行く事に!
飲み物1品チャージで席が貰えて、特等席に座っていたら、ステージに引っ張られそうになったのだが強く拒否(>_<)
代わりに、隣にいた娘が強引に引っ張って行かれて(他にも数人)見よう見真似で、ベリーダンスを踊らされた(^^ゞ

Wi-Fi は1階ロビーのみと言われたが、1階の部屋でもOKだったので、石灰棚をfacebookにアップ!
着替えに余裕はあったが、まだ4日間あるので洗濯をして、今日は温泉効果でぐっすり眠れそうであった。


長距離移動日はトイレ休憩だけが楽しみ?


 
いきなりトイレはないだろうって画像だけど、これでもかって程のトルコブルーに目がくらくらのトイレだった…(*_*;
トルコのトイレは日本の和式に似ているが、座り方が反対で、ドアを正面に座るのがトルコ式!
最後に(画像の赤いバケツ)小さいバケツに自分で蛇口から水を汲んで流すのが、トルコ式であった。


ランチはデザートが美味しかった!


 
「ピデ」…トルコ風ピザ&メインの肉料理、他にスープ、飲み物はざくろジュース(7リラ)を注文した。


 
ケシのお玉とケシの実               ヒツジのミルクアイス


ヒエラポリスバムッカレへ


 
最初は雪山のように見えていたが、石灰の山だった。(バスの窓から)


 
左は入場ゲート、右はゲート内にあった、黄色い八角形のポストがある郵便局と、隣はテレホンコーナー



木道の奥に遺跡の門…ここがヒエラポリス遺跡の入口

ヒエラポリス遺跡→パムッカレの石灰華段丘の一番上にある遺跡でローマ帝国の温泉保養地として栄えた。
ローマ帝国時代にも地震で破壊されるが、その後復興。しかし1354年の大地震で完全に廃墟と化す。
ローマ劇場、ローマ浴場などが残る。 ―ウィキペディア フリー百科事典より―


 
遺跡(1)(2)



遺跡(3)



ここは温泉地なので地表が暖かいのか? 今年のトルコは例年より雪も少なかったそうで
3月と言うのにちょうど花盛り、他にも赤いポピーのような花も多く咲いていて、遺跡より感動かも?(^^♪


 
遺跡の番犬わんこが着いてきた。。。歩くこと10分程でやっと白い物が見えて来た!



眼下にエメラルドグリーンに見えているのは、石灰棚ではなく、ボートが浮かぶ大きな池のようである。
もしや石灰棚の温泉が、あの池まで流れているのだろうか??人も集まっているように見える。
肝心な石灰棚は、あれあれっ?空っぽのお皿状態で、見渡す限り温泉は一滴も見えなかった(?_?)



右を向いても左を見ても、空のパレットばかりだが、自然の不思議を感じる光景だった。


ぐるっと回ったら温泉が流れていた♪



深さは色々なのか?端っこで泳いでいる女性を発見!(左上)


 
硬いサンゴのようでザラザラしていて滑らずに歩ける。     特に上は湯気が出る程暖かい温泉


 
      この一角貸切り!               足湯と言うよりひたすら歩く



温泉が流れている棚は美しい…まだまだ下の棚まで下りていける。



二酸化炭素を含む弱酸性の雨水が台地を作っている石灰岩中に浸透し、炭酸カルシウムを溶かした
地下水となり、その地下水が地熱で温められて地表に湧き出て温泉となり、
その温水中から炭酸カルシウム(石灰)が沈殿して、純白の棚田のような景観を作り出したものである。
― ウィキペディア フリー百科事典より ―



奥の方にも綺麗な石灰棚があった。



石灰棚を左手に遺跡を右手にぐるっと回って、バムッカレテルマルへ


 
お花畑の真ん中に、でかいニワトリさんのモニュメントが…遺跡と関係があるのかな(?_?)


 
  遺跡内で見かけた本物のニワトリさん     バムッカレテルマル(遺跡プール)の入口


 
けっこう大きなプールで有料(入口)              遺跡が沈む温泉プール



バムッカレテルマルからの光景…中央奥に見えていたのが、円形劇場と思われる。


ホテルには早めの到着!


 
この部屋もWベットとSベットのツインだったが、お風呂は蛇口が壊れていて、扱いが大変だった(-"-)


 
  屋外プール                           屋外泥温泉プール


 
室内温泉プール                            ホテルの夕食


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トルコ…5つの世界遺産を巡る旅(5日目)

2014年05月21日 | トルコ世界遺産の旅

ウサチヒールの要塞


2014/3/5(水)~14(金)  トルコ…5つの世界遺産を巡る旅(5日目)
                                              
                               <ターキッシュエアライン直行便にて>

◆ 5つの世界遺産 ◆ (1)イスタンブール歴史地域 (1985年文化遺産)
(2)ハットゥシャ : ヒッタイトの首都 (1986年文化遺産)
(3)ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 (1985年複合遺産)
(4)ヒエラポリス-パムッカレ (1988年複合遺産) (5)トロイの古代遺跡 (1998年文化遺産)


1日目
小松空港~成田空港~イスタンブール空港~イスタンブールホテル泊

2日目 (世界遺産)イスタンブール歴史地区~トルコの首都アンカラ~アンカラホテル泊
3日目 アンカラ~(世界遺産)ボアズカレ遺跡~カッパドキアホテル泊
4日目 カッパドキアのバルーン体験~(世界遺産)カッパドキア奇岩群~カッパドキアホテル(連泊)
<5日目> (世界遺産)カッパドキアギョレメ野外博物館~コンヤ観光~コンヤホテル泊
6日目 コンヤ~(世界遺産)バムッカレ石灰棚~バムッカレホテル泊
7日目バムッカレ~古代都市エフェソス観光~エドレミットホテル泊
8日目 エドレミット~(世界遺産)トロイ遺跡~ダーダネルス海峡フェリー~イスタンブルホテル泊
<9 ・10日目> イスタンブール観光~イスタンブール空港~成田空港~(新幹線)金沢


本日のメインイベントは自由行動。。。


ホテルが決定した時点(一週間前の連絡)で、自由行動時間をムダなく過ごすため、集中的に下調べをして
カッパドキアで2日目のオプションとなっていた「ギョレメ野外博物館」に、個人で行く計画を立ててきていた。

「ギョレメ野外博物館」へは、ギョレメの町から約5kmと若干離れているが、歩いても2~30分と書いてあり、
宿泊したオルタヒサール地区のホテルからは約3.2km、帰路にタクシーが無かった場合は最悪歩こうと考えていた。
思わぬ時短でギリギリの計画となってしまったが、一緒に行きたいと言うMさんと3人で早めにホテルを出発!
行きはホテルでタクシーを呼んで頂き、タクシーで5~6分、料金は送迎代3リラを含み(13.5リラ)だった。

冬場の開館は8時半だと聞いていたが8時頃到着し、他にも早めに到着したグループもいて間もなく開館!
入場チケット(15リラ)と、グループで一人のパスポートを担保に借りれる、日本語音声ガイド(10リラ)を借りて入場。

ギョレメ野外博物館は地下ではないが、やはり全てが洞窟を掘ったものであり、ローマ帝国の追害を逃れた
キリスト教徒が隠れ住んだ場所であり、岩窟教会に残るフレスコ画などが見られる貴重な遺跡である。

聖バーバラ協会、林檎の教会、サンダルの教会、蛇の教会など9つの教会の他、修道院や食堂などがあり
広い敷地内の全てを、マイペースで1時間半くらいかけて見て回り、日本語音声ガイドもフル利用できた。

ギョレメとは、「見られたらいけないもの」と言う意味らしく、フレスコ画の目の部分は削られていたのだが
別料金(8リラ)が必要だったカランクルキリセ「暗闇の教会」では、保存状態も良く、目の部分を削られる事なく
かなり美しい状態で残っていて、ここだけ丁寧に見ても良かったほど、絵に興味があればお薦めの教会である。

最後に行ったトカルキリセ「留め金の教会」は入場門を出て2~3分先の、道路を挟んで右側にあり
皆さんここを最後とする為か、係のおじさんがタクシーを呼んで下さると言うのでお願いすることになり
音声ガイド返却の為、一旦入場門まで行き、お土産屋さんを覗く時間もあって、チャイグラスとミニ気球を購入!
トカルキリセに戻ってタクシーを呼んで頂き、近くにいたのか2~3分程で到着し、ホテルには10:05着だった。

戻る時間を気にして焦っていたので、後で気付いたのだが、親切なおじさんにチップを払うべきだったかも?
帰りのタクシーは(13.7リラ)、1人当たりの費用はタクシーと音声ガイド込みで、日本円で1,700円程であり
オプションで支払う一人当たり8,000円と比較すると、とんでもないお得感があった(^^)v

しかもギョレメ博物館は遺跡保護(フレスコ画を守る)ために、洞窟教会内での撮影は禁止されており、
教会内での私語も禁止されている為、オプション参加の方達のガイド案内は野外で行われたのだとか!
私たちが借りた音声ガイドは、耳で聞くイヤホンタイプなので中に持って入れて、絵を見ながらのガイドであり
とても理解しやすく、お得感は5倍以上であったと言える(^^♪…この差額はお土産に回す予定である。

昨日に引き続き、今朝は早起きしてホテルの屋上へ散歩に出かけたり、自由行動の一大イベントが終わって、
この後の予定は、エキゾチックな古都、コンヤへ向けて約215km / 約3時間の長距離移動である。

朝は青空だったが、やはり3月の天気は不安定で、バスが出発して間もなく雨がポツポツ降り出した。
この後2時頃まで降ったりやんだり、コンヤ到着の頃には回復したが、雲が多く暗い一日であった。

ホテルを出て20分程、通り道にあるウチヒサールの要塞が見える一角に寄り道して頂けた。
ここでは写真だけ撮って直ぐに出発し、次はお約束のトルコ石店(綺麗な店内)でショッピングタイム…
青々とトルコ石オンリーの可愛いアクセサリーが店内にズラリと並び、女性なら見ているだけでも嬉しくなる♪

娘はお気に入りのトルコ石ペンダントを見つけて、めでたく購入! 添乗員さんもブレスレットを購入!
家族(奥さまと娘さん)へのお土産だと言って、2つ購入された方もいて、売り上げは好調のようだったが
やはりここでも価格はなく、最初に示された価格から、いかにお得に値引き交渉するかがミソで、
もちろん日本語ペラペラの店員さんばかりで、客の購買心理を上手く読んだ心理作戦が繰り広げられていた。
何と言っても、店の規模の割には店員の数が多く、やはりここも日本人団体観光客専用のお店であったのだ。

お昼は途中のレストランで、カッパドキア地方の名物料理である 「テスティケバブ」 を頂いた。
テスティケバブは素焼きの壺に、肉、野菜、オリーブオイル、塩などを入れ、猛烈な炎で壺ごと丸焼きにしたもの。
テーブルまで運ばれてきた壺を、客の一人に割らせて、中身を皆で分けて頂くと言う演出があった(^^ゞ

考えてみたら高級じゅうたんから3リラのトルコアイスまで、販売にかかわるトルコ人は皆さん陽気で明るい♪
日本語を勉強して、私たちの旅を楽しく盛り上げて頂いている事には、大いに感謝したい。

途中でトイレ休憩を兼ねて、キャラバンサライ(隊商宿)を外観だけ見学、コンヤではメヴラーナ博物館に入場観光し、
インジェミナーレ神学校も外観のみ見学したが、町中にある為人通りが多くて落ち着かず、居場所なし!
ギョレメでのインパクトが大きく、何を見ても余り魅力はなく、外観だけ見てもほとんど印象には残らないものである。
トルコではちょうど選挙期間でもあり、通りかかった選挙カーの大音量音楽(独特の曲)だけは笑えた。

予定通り夕方17時頃ホテルに到着!コンヤと言う町は人口100万人で、トルコでは中間位の大きな町らしい。
ホテルの近くに「Kipa」と言う大きなショッピングセンターもあり、ネットで場所も道順もしっかり調べて来ており、
ロクムやチャイ、ウルケル(Ulker)のチョコ菓子を見つけられたらと思っていたので、買い物の方が楽しみであった♪


ホテル周りを早朝散歩♪



早朝散歩でホテルの屋上から


 
頂上まで登れるオルタヒサール村のシンボル(要塞)           ホテルの朝食


自由行動はギョレメ野外博物館巡り♪


 
ギョレメ野外博物館入口                   入場ゲート



AUDIO TOURS (音声ガイド)のパンフレットより


 
St Basil Chapel (3~7)
左画像は、写っていないが中に人骨が納めれらていた。( 最初は撮影禁止を知らずに撮った、貴重な2枚(^^ゞ )


 
  The Apple Church 林檎の教会(8~11)   St Barbara Church 聖バーバラ教会(13~17)


 
The Snake Chuwch 蛇の教会(18~21)      Church of the Pantokrator (22~24)



時計と反対回りに一周できるようになっていた。



The Dark Church (カランルク キリセ) 暗闇の教会(28~40)
入場料別途8リラが必要だが、フレスコ画の保存状態が一番良く、目の部分を削られる事なく、
かなり美しい状態で残っていて見応えあり!ここでチケットを購入できる(警備員さんが見下ろしている左側)


 
カランルクキリセの入口とその周辺(上)
  

 
      St Catherine Chapel (41~43)   Church of the Sandals サンダルの教会(44~47)


 
左画像は(2)方向に行ってみたが閉鎖されていた。          トカリキリセ 留め金の教会(48~61)  
Buckle Church (Tokali Kirise トカリキリセ )留め金の教会は、一旦入場門を出て左手方向に下って行き
道路を挟んで50m先(徒歩2~3分)の右手側にある別館である。(チケット兼用で新たな入場料はなし)


ウサチヒールの要塞に立ち寄る



予定にはなかったが通り道なので、短い時間だが寄って頂けたようで、写真だけ撮った。


昼はカッパドキア名物 「テスティケバブ」
 

 
  壺焼きのイメージパフォーマンス         その場で壺を割ってケバブを出して…


 
     ライスの上に取り分けてくれた       牛さん散歩?…レストランの窓からの光景


バスはシルクロード沿いを走る。。。


 
キャラバンサライ(隊商宿)…シルクロードを行き来する昔の商人が(ロバやラクダと共に)宿泊した無料施設で
現在のホテルの役割をした建物であるとのこと。 (門の中に入場チケット売り場があった)
コンヤへの途中に、トイレ休憩を兼ねて、寄ったと言うより建物をチラッと見ただけである(^^ゞ
ちょうど雨が本降りとなっていて、15分しかないので、トイレか建物か?の選択で、建物近くに行ってきた。


メヴラーナ博物館に入場観光


 
入場ゲートと広い敷地(6500㎡)の奥に見えるのが博物館の建物 (ここでも猫が2匹、堂々と歩いていた)


 
    土禁代わりの使い捨て靴カバー      独特の白い衣装と旋回舞踊の再現(マネキン)
       

  
(左)いったい誰で何をしていたのか?マネキンが多い中、この方は本物(人間)だったので、逆にドキッとした(^^ゞ
(右)建物の外で個人的にお土産を売っていたおじさん、トルコの観光地では良く見かけた光景でもある。

 
インジェミナーレ神学校 前で下車



キャラバンサライと同じで、ここにいたのは2~3分で早々に引き上げ、入場しないので全く印象に残らず(*_*;
町中にあった建物なので、歩道は広いが人通りが多く、車道にも出れず、居場所が無かった。
ちなみにこのインジェミナーレ神学校は、1267年にイスラム教の神学校として建てられたらしく、
現在は彫刻の博物館になっていて、天井のモザイクが見事らしい。(事前に調べて行ったけど役に立たず)


今夜はコンヤ泊 「アネモン ホテル」


 
部屋はまぁまぁの広さで、WベットとSベットのツインだったが、お風呂が浅くお湯は30cm程しか溜められない。


スーパー「kipa」でお土産まとめ買い!


 
部屋の窓から、歩道橋の向こうに大きなショッピングセンターの黄色い建物(kipa)が見えていた。
早い到着だったので、ギョレメ博物館で一緒だったMさんと3人で、早速買い物に出かけた。


 
ピクルス&お惣菜コーナー


  
量り売りはデパートに似ているが、日本のディスカウントスーパー売り場のようなスーパーだった。


  
通り道の酒屋でエフェスビールお買い上げ!         夕日も沈み、歩道橋からのアネモンホテル


 
ホテルに戻ってディナー、食前に娘とエフェスビールで乾杯したので、飲み物はチャイを注文(^^ゞ
右画像は、アネモンホテルの次の日の朝食である。



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越前甲~大日山(1368m)

2014年05月17日 | 石川県の山

越前甲からの白山


2014/5/10(土)  越前甲(1319.6m)~大日山(1368m)
            
                                <福井県勝山市 横倉登山口より>

白山日神社(6:25)→横倉P(7:35~45)→登山口(8:10)→大日峠(8:45)→越前甲(10:00~10)→
大日山(11:40~12:20)→越前甲(14:20~15:05)→大日峠(15:50)→登山口(16:15)→横倉P(16:35)


私が遭難?一騒動あった大日山


雪山は蝶ヶ岳が最後だねと言っていたのだが、標高1368mの大日山にも、1180尾根上から残雪があった。
腐った雪だが夏道と残雪の半々くらい、最近急激に気温が高くなっており、間もなく消えそうではあるが
やはり、福井県では豪雪地帯として知られる、勝山市との県境近くにある山である。

残雪時期に大日山までの縦走 を含め、横倉から越前甲 には3回目、真砂から大日山経由鈴ヶ岳まで 往復と
小松の大杉登山口から鈴ヶ岳を経由して、その少し先にある カタクリ小屋まで 足を伸ばして、往復した事もあり、
残雪やカタクリの時期ばかりだが、この山域には縁があるようで、今回で5回目の登山であった。

お誘いを頂いたKさんの話によると、越前甲~大日山への登山道(稜線)は長年荒れていて
雪山の時期しか歩けなかったらしいが、近年(昨秋にも)勇士により薮の刈り払いが行われたらしく
お陰で雪解けの時期でも歩けるようになったねと言いながら歩いていたら、何と偶然擦れ違った小松の男性
実は昨秋に2人で1週間かけて、登山道の刈り払いをして下さった本人だとか(@_@;)感謝であるm(__)m

しかし、白山を見ながらの快適な尾根歩きのはずが、天気予報に反して朝から曇り空で白山はガスの中!
大日山山頂では、真砂や鈴ヶ岳方面からの登山者がほとんどで、この時点で越前甲からは私たちのみであった。

真砂から登って来られた何人かに話を聞いて、大日山と大日小屋との鞍部にカタクリが群生していたらしく
予定外であったが、迷った末にKさんとNさんが見に行くと言うので、2人にやっと着いて歩いている私は
往復約1時間と聞き、ゆっくり先に一人で戻ると話して山頂で別れた。(後にこれが大事件に発展!)

Kさんは一人で戻る私を心配して、間違えないようにね!と声をかけてくれたので、気を引き締めて下り始めた。

夏道が半分出ていたとはいえ、まだまだ雪山で、稜線での新緑はほとんど見られず、その分見通しも良い!
一旦下った真砂方面への分岐で、夏道が右側に延びていたのだが、目立つ赤いテープが木に下がっていた事と
(登りでは青いテープだったので)後ろには山頂がまだ見えており、右側はどう考えても大日小屋方面なので、
念のためここで携帯の山旅ロガーと、持参した地形図を広げて見て、迷わず本来の尾根を歩く事が出来た。

何も考えないでボーっと歩いていたら、確かに夏道を大日小屋方面に下ってしまいそうな箇所である。
雪山でもう一つ怖いのは、足跡を辿ってしまうこと、実際にこの日、真砂から来た単独の男性が、
山頂付近で違う足跡を辿り迷いこんでしまい、やっとここまで来たんだと、山頂で話していたのを思い出した。

後に聞いた話では、Kさん達は何故か目的地まで行かず、カタクリも見ないで早々に戻って来たのだとかで
途中で擦れ違った単独の男性2人に、女性の一人歩きと擦れ違ったかどうか、それぞれに尋ねたらしい。

ところが2人とも擦れ違っていないと答えたらしく、これは一大事!と、結局大日小屋方面の鞍部と大日山まで
一人は待機して、Kさんとおじさんで私を探しに行ったと言う事で、そんな事とは知る由もなく…(@_@。
登りで急いでいたので、帰りに撮ろうとKさんと話していたショウジョウバカマ、白山も徐々に鮮明に見えてきて、
時間もたっぷりなので、のんびり眺望や花を楽しみながら、一人稜線をルンルンと歩いていたのである。

時間差があるとは言え、超・超健脚の2人はその内に迫ってくると思い、何度も後ろの稜線(登山道)を振り返って
小さな人影を発見したので、わ~やっぱり早いなー越前甲で同着かも?と、平和に一人問答していた。

稜線と言っても夏道と雪道、どちらでも歩ける個所などもあり、急いで歩いていた男性を一人目撃している。
朝に擦れ違って、越前甲まで往復して鈴ヶ岳方面に下山すると言っていた方だと思い、あっと叫んだが
木々を挟んで数メートル離れていたからか、急ぎ足で歩いていたせいなのか、私には全く気付いて貰えず
後に考えてみたら、この男性が大日小屋方面に行ったKさん達と擦れ違うのは、時間と場所から考えてあり得なく
私を見なかったとしても、この時点で私の中では何の問題もなく、特に気にしていなかったのである。

もう一人の男性は、山頂付近か?何処でどう擦れ違ったのか?お互いに全く姿を見ていなかったようであった。
後に、電波が弱くて乱れていたが、山旅ロガーの軌跡を確認したら、山頂付近では往復とも夏道を歩いていない。
他にも2ヶ所、登りと下りで軌跡が違うルートになっていたので、運悪く偶然気付かず擦れ違ったのかも知れない。

結局は、越前甲~大日山往復の足の速い2人目の男性が、越前甲手前の稜線を下った所で私に追いつき
(人影はこの方だった) Kさん達が探していると言う話を聞き、2人で携帯の電波が届きそうな稜線上まで戻って
電池が切れる寸前だったKさんの携帯に電話が(2人の携帯で5回目にやっと)通じて、事なきを得たのであった。

この男性は、擦れ違ったか?と聞かれただけなので、私を探している理由までは把握していなかったらしく、
何故探しているのか?と聞かれたが、何故探しているのか?私自身も、この時点では逆に聞きたい思いであった。
2人で地図を見ながら山頂で別れた経緯などの話をして、とにかく携帯が通じて良かったと言い合い、ホッと一息。

この男性は地元かっちゃまの方で、本人曰く 「山を歩くのが大好き!」 らしく、見てないと言った責任上
もしもここで携帯が通じなかったら、探している場所まで戻ろうかと思ったと言われ、何と頼もしいお方(@_@。
そして 「いや~これで安心しました!また何処かの山で会いましょう♪ お先に(^^)/」 と言って、
雪と泥混じりで、私には枝を掴まないと滑る急坂も、ササさっと下りて風のような速さで下山して行ってしまった。
余りにも早く去って行く後ろ姿は、久しぶりに見た山男と言う感じであった(^^ゞ

20分程で越前甲に辿りついた私は、山頂で下山準備をしていた3人グループに、色々聞かれて山談義!
それぞれ岐阜と京都と大阪から来られたそうで、登山口が分かりにくく、越前甲まで3時間かかったそうである。
彼らが下山後、コーヒーを入れて、益々鮮明になって行く白山を見ながら皆さんを待ち、一人優雅な時間を過ごした。

携帯も通じず 「私を見なかった事=道迷い」 と判断したらしく、クラブの方に電話して、警察にも届ける寸前で、
Kさんから後に 「 勝手に騒いでごめんね!」とは言われたが、仮に、もしも本当に迷っていたとしたら?
ベテランのKさんならではの心配であり、必死で私を探して下さったと言う事実は、とても有難い話である。

私も勉強不足の事はあり、もし慣れていない山だったら?2人に見てないと言われたら普通は心配である。
越前甲で再会した時は、Kさんが 「会えて良かった~」 と、駆け寄って抱きしめてくれたので(*^^*)
どんな思いで探してくれたのかが伝わってきて、知らなかったとは言え、申し訳ない思いでいっぱいであった。

越前甲で再会してからは、超特急で急登を下山!やはり必死で着いて下りて行った私であった(^^ゞ
軽快に下って行くNさん、私は1180尾根から峠近くまで、切れ目なく張ってあった虎ロープを離さず掴んでいた。
そしたら何と、30分程先に出発(越前甲ピストンで下山の)グループとほぼ変わらない到着のようだった。

登りではつい弱音を吐いて、越前甲まで行って皆さんを見送り、待機していようかなぁ?と言ってみたが
予定時間通りだから大丈夫!一緒に大日山まで行こうと、常に私の後ろを見守って下さったKさんありがとう!
頑張った甲斐ありで、今回も下りでは白山の眺望を見ながら、越前甲~大日山の往復ができました。

今回の教訓としては、絶対に途中で別れる事は今後止めよう!…と、帰りの車で話しあった。


長年工事中の為、登山口までが分かりにくい。。。


 
(左は後ろを撮ったもの)通行止めの看板と、路肩に5~6台の駐車スペースがあり、今回はここに駐車して
工事中の車道を3~4分歩き、(右画像)右手に入ると小さな祠とお地蔵さんの前にでて、以前の登山道に繋がる。


 
祠とお地蔵さん…ここは車道を一部ショートカットする登山道、イチリンソウが花盛りであった。


 
また車道に乗り上げてその先も工事中、5分程で、車道沿いの左手に登山口があった。

 
 
      大日峠から登り方向         直ぐに急登!…この辺りは新緑だった。
 

 
1180尾根付近から残雪               ぼんやり勝山が望めた


越前甲山頂に到着!


 
3度目にして初めて拝んだ(^^ゞ 山頂三角点…白山の眺望はなし!



山頂から伸びる尾根が一望!右のピークが大日山



けっこうなアップダウンを繰り返す細尾根… T 字になって、右に大日山、左に大日小屋と加賀甲



斑に残る残雪…山頂ピークが間近になって来た。


 
夏道には赤いペンキと青いヒモが目印だった。      山頂手前は残雪のややヤブコギ


 
     山頂直下から大日小屋のある加賀甲     正面左ピークが越前甲…歩いてきた尾根が一望!


山頂は広くて平らで過ごしやすい


  
 登山者は多かった                        白山は頭が見えず…


昼を食べて下山開始。。。



山頂付近から下山方向



右手に見えていた加賀甲は、登山道と小屋の雰囲気がメルヘンチックな丘に見えた。
真っ白だった雪山の時も、よりメルヘンチックだったが、新緑の頃はどう見えるのだろう?



アップダウンが多く長くて飽きてくる細尾根だが、下りでは白山がずっと見えていたので気持ちが良い。


  
夏道は岩を登って通過…雪の時は何とか右に巻いて通過したが、相当難所だった原因の岩!



難所を振り返る!


 
中途半端に雪が残り歩きにくい登山道


再び越前甲に立つ!



今度は白山がクッキリ。。。



越前甲から下山方向の尾根と白山


  
途中で見た、見頃だったショウジョウバカマとカタクリ




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2014GW 残雪の蝶ヶ岳(2677m)2日目

2014年05月14日 | 長野県の山

槍穂の大パノラマ…蝶槍より


2014/5/3~4日(土日) GW 残雪の蝶ヶ岳(2677m)

                               <徳沢から長塀山経由、蝶槍ピストン横尾に下山>

1日目 > 金沢~上高地~徳沢~長塀山~蝶ヶ岳~蝶ヶ岳山荘(泊)
2日目> 山荘~蝶槍~分岐~横尾~上高地~<ひらゆの森 入浴>~金沢

蝶ヶ岳山荘(7:00)→蝶槍(7:50)→分岐(8:20)→槍見台(9:20)→横尾(10:30~50)→徳沢(11:45~12:20)
→明神(13:10)→河童橋(13:55)→上高地バスターミナル(14:00~10)→あかんだなP(14:45~55)→
<ひらゆの森 入浴>~飛騨清美IC(17:10)→福光IC(17:55)→観法寺P(18:40)


いつまでも見ていたかった眺望。。。


朝食は6時から先着順だったが、朝食前のモルゲンロートを見る為に、5時少し前に外(小屋前)に出た!
全財産(フリース+ダウン+ウインドブレーカー+毛糸の帽子+ダウンの帽子)着こんでいても寒い(@_@;)

外は既に明るく、槍穂の稜線辺りの空は淡いピンク色で、期待以上に美しく、槍穂にばかり気を取られていたが、
ふと後ろを振り向くと、安曇野の街の真上、志賀高原方面の山から美しいご来光…でもこれはチラ見!
天気が良くなる日独特の、放射冷却で凍るような寒さの中、私の目線は槍穂の稜線に釘付けであった(^^ゞ

小屋前から山頂に移動すると、テン場を挟んで常念岳への稜線が望めて、また違う雰囲気が楽しめる。
焼岳、乗鞍岳、御嶽山も鮮明、遠くはシルエットで八ヶ岳、中央アルプス、南アルプス、富士山の頭も見えていた。

朝食後は、I さんが持参して下さったバーナーでお湯を沸かし、至福のモーニングコーヒータイム!
昨夜から雪が凍りついており、日差しが届いて少し暖かくなるまでは危険と判断して、出発はのんびり(^^♪

しばらくは常念尾根と言うか、蝶槍まで稜線歩きなので、皆さんダウンなどを着こんで7時頃に出発した。
左手に槍穂の眺望をずっと見ながら蝶槍まで、蝶槍は岩場で狭く、人も多かったので長居はできなかったが
唐沢に行く時に通った横尾谷や屏風岩、槍ヶ岳に行く時に通った槍沢を、一度に見下ろせて爽快な場所であった。
常念岳へと続く稜線、その先には届きそうな位置にまだ未踏の常念岳、いつか登ってみたいなぁ…と、一人思う。

横尾への分岐に戻り、直ぐ下には残雪が見えていたので、ここからアイゼンを付けて下山開始!
分岐の標高が(2622m)となっていたので、横尾山荘(1600m)までの単純標高差は(1022m)である。

下山開始から1時間弱の展望所で、全員がアイゼンを外してしまったのだったが、そこはちょっと予測失敗!
雪はここら辺りでもう終わりかな?と思う事数回(^^ゞ その後も予測に反して残雪はずっと続き、
横尾への下山では、標高1700m位まで残雪、北西きの急登なので、長塀尾根より雪解けが遅かったのだろう。
 ツボ足では滑り歩きにくかったが、履き直さず根性で?結局そのまま横尾(標高1600m)まで下山してきたのである。

滑らないように踏ん張り過ぎたせいか?多分その影響で、次の日の朝は太ももの筋肉痛がもの凄かった(>_<)
他の皆さんはどうだったのだろうか?もしかしておそらく、鍛え方が足りない私だけだったのかも?(^^ゞ

横尾ではしばし休憩!唐沢方面からの下山者も多く、相変わらず賑わう交差点の雰囲気である。
徳沢では昼休憩、鱒寿司が4個残っていたのだが、ご飯より何故かソフトクリームに心引かれ、即買い(^^♪
明神も相変わらずの賑わい、更に人混みでごった返していた河童橋を急いで通り抜け、バスターミナルに着いた。

ここではしばし並ぶのを覚悟していたのだが、何とタイミング良く臨時バスがきて、10分程で出発となり
平湯では「ひらゆの森」で入浴して、今回の目的が達成できた事を皆で喜びながら、金沢に戻ってきた。

帰宅後の翌日、富山の山仲間だったAさんから電話があり、GWに山での遭難事故が相次いでいるニュースを見て
ふと、私がかつて富山にいた頃の事を思い出していたんだと言い、色々あったねーと言う懐かしい話であった。

次の日は福井の高校時代の友人から電話があり、私が山を始めたと言う話を以前にしていた事もあり
やはり、今回のGWに山での遭難事故が多発したと言うことで、お願いだから冬山は控えて!
と、身内のように心配のお言葉をかけて貰い、「身の丈に合った山を選んで、気を付けて登ります!」と答えたが
GWは蝶ヶ岳に登って、つい一昨日に帰って来たばかりとは、口が裂けても言えない雰囲気であった(^^ゞ

帰宅後数日、新聞でもネットでも、遭難死亡事故のニュースを何度も目にした。
滑落と言う言葉に胸が痛み、少ない経験からでも何故そうなってしまったのか、少しは想像できる自分がいた。
心配して頂ける友人の言葉は有難く、山を続けるためには、知識と技術をできるだけ身につけて挑みたい!
もちろんそれだけではないが、我がクラブにも勉強の機会は沢山あるので、できるだけ参加をしようと思った。


ご来光と槍穂の朝焼け



(4:56)ご来光



槍穂の稜線が淡いピンクに染まる



(5:28)蝶ヶ岳山頂より


眺望を楽しみながら蝶槍へ。。。



御岳山、乗鞍岳、焼岳


 
御岳山                                 乗鞍岳



唐沢カールと奥穂高岳、唐沢岳



蝶槍を目指す!



稜線の東側と一部に残雪



蝶槍へ最後の登り!



蝶槍からの大パノラマ…前穂高岳・奥穂高岳・唐沢岳・北穂高岳・大キレット・南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳



蝶槍から常念岳への稜線



蝶槍から蝶ヶ岳方面



蝶槍から南アルプスの奥に富士山



昨夜夕日が沈んだ大キレットと北穂高岳



小屋も見えていた槍ヶ岳


分岐から下山開始!


 
2~3分下って残雪となる                      1時間位で槍の展望地


 
横尾山荘と横尾大橋…鯉のぼりが泳ぐ、横尾に下りて来た。


 
徳沢で昼休憩…徳沢キャンプ場のテン場(前日よりテント数は増えていた)


 
明神を経て河童橋へ…橋の上とお土産屋さんの前には人が溢れていた。

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2014GW 残雪の蝶ヶ岳(2677m)1日目

2014年05月07日 | 長野県の山

絵になる風景…梓川と河童橋と真っ白な穂高連峰


2014/5/3~4日(土日) GW 残雪の蝶ヶ岳(2677m)

                               <徳沢から長塀山経由、蝶槍ピストン横尾に下山>

1日目 > 金沢~上高地~徳沢~長塀山~蝶ヶ岳~蝶ヶ岳ヒュッテ(泊)
2日目> 山荘~蝶槍~分岐~横尾~上高地~<ひらゆの森 入浴>~金沢

観法寺P(4:30)→福光IC(5:00)→飛騨清美IC(5:40)→あかんだなP(6:30)→バス発(6:50)→
上高地バスターミナル(7:30)→河童橋(7:40)→明神(8:25)→徳沢(9:25)→長塀山(?)→
妖精の池(13:25)→蝶ヶ岳山頂(13:50)→蝶ヶ岳山荘(13:55~)泊


槍穂の大パノラマを満喫。。。


2012年は唐松岳(2695.8m)日帰り2013年は乗鞍岳(3026.5m)日帰り、2014年は蝶ヶ岳(2677m)小屋泊
3年連続でGW残雪アタック隊に加えて頂き、残雪ならではの眺望(3000m級の光り輝く山々)を楽しんでいる♪

今回の蝶ヶ岳では山小屋に宿泊し、大キレットに沈む夕日と、翌日は、ご来光で若干ピンクに染まった
穂高連峰と槍ヶ岳の大パノラマを、カメラに収まらない程、間近で見る事ができて、大・大感動であった!

2006年、山を始めて間もない8年前の夏に、ちょうど今回と同じコースを歩いて、やはり槍穂の大パノラマに感動し
以来、山にハマってしまったきっかけの一つでもある蝶ヶ岳、8年前は山座同定もできなかった私であるが、
眼前の山々を見ながら、あの山とこの山には既に足あとを残して来たんだと思うと、より感慨深かったのである。

GW後半初日なので大混雑も予想されたが、駐車場、バスも2番発車に乗車できて、順調に上高地入りした。
河童橋では青空に真っ白な穂高の眺望が見られてハイテンション(^^ゞ 観光客に紛れて、皆で記念写真も撮った。

左手に明神岳、澄んだ流れの梓川、大自然の空気を満喫しながら、明神を経て徳沢キャンプ場まで徒歩約2時間
徳沢にある案内板には、上高地⇔徳沢(6.4km)、徳沢⇔横尾(3.9km)、徳沢⇔長塀山(4.5km)となっていた。

徳沢圏(標高1555m)の脇にある登山口から登りスタート、前日に蝶ヶ岳山荘に問い合わせをした通り、
標高1900m辺りから残雪となったが、トレース通りに歩けば踏み跡もしっかりしていたので、結局ツボ足で山頂まで!
蝶ヶ岳の標高は(2677m)なので、徳沢圏登山口から登りの単純標高差は(1122m)である。

長塀尾根はかなりロングで、樹林帯の登りなのでほとんど眺望はなく、カメラの出番もなし(^^ゞ
冷たい風が吹き始め、止まると寒いのでフリースを着て、2500m付近の平坦な場所で昼休憩としたが
それでも寒くて居場所がなく落ち着かず、歩くとまた暖かくなるので、おにぎりだけ食べて直ぐに歩きだした。

夏には山頂看板で確認できた長塀山(2582m)も、この辺りかなー?と頭で思っただけで、特に話題にもならず
素通りとなり、妖精の池(2615m)では、若干融けた部分があり池と判明! 夏に見た時も小さな池だったが、
池の周りが綺麗なお花畑で、妖精が住んでいそうな美しい場所だった事を、一人思い出していた。

妖精の池を過ぎて7~8分で樹林帯を抜けだし、一気に展望が開けた場所に出た!
山頂まで一登りだったが、残念ながら既に途中から雲行きが怪しくなっており、ここでの眺望はガスの中である。

山頂から北に延びる尾根上に残雪はなく、この時も西から強風が吹きつけていたので、風に吹き飛ばされたようだ!
山頂にて今回のメンバー6名で記念写真だけ撮って、風にあおられながら駆け足で小屋へと逃げ込んだ(^^ゞ

14時前に到着したにもかかわらず、先客多く小屋は大混雑!流石に好天予報のGWと言ったところか。
テントも既に多数、強風の為設営には悪戦苦闘!多くのテントは雪のブロックを積み、風除けの工夫をして張っていた。
テントを持参したが、強風で諦め小屋泊にしたと言う方がおられたので、他にも同じ考えの方がいたかも知れない。

雲行きが一時怪しくなり、気付くと窓ガラスが雨で濡れており、登山途中でなくて良かったねと言っていたら
何と!小屋がユラユラ…地震だ!(@_@;) しかもその後4回も続き、風の轟音と交互に来た!

HPの案内では、充電器をご持参いただければ、部屋のコンセントで自由に充電できると書いてあったのだが
ドコモ、AUとも、携帯の電波は圏外で、下界で何が起こっているのか?知る事も出来なかったのである。
後にヒュッテの衛星TVで 「 岐阜・長野県境付近で群発地震が多発! 」 とのニュースを見た(@_@;)

山の気まぐれ天気を目の当たりにして、今夜は?明日はどうなるのだろう?と思った私の心配をよそに、
暇な我々の部屋でのミニ宴会はたけなわとなり、酔った揺れか地震の揺れか分からない人が約1名いた(^^ゞ
その後、有難い事に天気は回復気味で、何度も窓の外を覗きながら、皆で辺りの様子見に専念!
雲が流れて、前穂の頭が見えたとか、今度は唐沢岳の頭が見えたとか、平和な会話がおつまみであった。

夕食は18時から、食後に小屋前に出て見ると、ガスはすっかり晴れ、大キレットに夕日が沈む直前である!
感動の瞬間をカメラに収めて、寒さに耐えながら、更に沈んだ後の小焼けを5分程ジッと見つめていた(@_@。

登りで擦れ違った方の話では、昨日今日とお天気も眺望も良く、小屋の待遇は布団3枚に一人の割合だったとか。
我々は布団一つに一人の割合で、食事も2交代となり、スタッフの方達もかなりハードそうであった。
宿泊料金はHPの表示価格とは違い、消費税アップなのか?500円値上げで一泊二食9500円であったが
労山の会員証提示で500円引きとなり、水/1リットル200円、お湯/1リットル300円、いずれも値上げされていた。

小屋の消灯時間は21時、皆さん今朝は早起きの為、20時頃消灯就寝としたが、夜中に目覚める!
時計を見たら11時半、あれっまだ今日だ! 寝なおしてまた目覚める!今度は夜中の1時だった。
この後は眠れず、時間ばかり気になり、2時…3時…結局眠れそうにないので、星を見に行くことにした。

外に出て見るとヘッデンの明かりが数個、大きな三脚を持った人など、私以外にも星空観察の仲間がいた(^^♪
安曇野の街明かりも見えて、星の輝きはピカイチ、天の川もクッキリ見えていたが、夜中の寒さもピカイチ!
この時期、最低気温は-10℃位まで下がるらしいが、風もあり足元の凍り具合と体感温度はそれ以下であった。
10分程で部屋に戻って布団に潜りこんだが、冷え切った体はなかなか暖まらず、くしゃみ連発と鼻水じゅるり(>_<)

何処が一日の区切りなのか分からなくなってしまったが、続きは2日目に…。


大自然の空気を満喫しながら、2時間の歩き。。。


 
絵になる河童橋を絵にする絵描きさんがお2人 (早口言葉ではないよ)


 
これを見て一同ハイテンション



カシミール(カシバード)で作成してみたが、奥穂の山頂は見えているのか?いないのか??


 
明神を経て、梓川沿いに明神岳を見ながら、徳沢キャンプ場に到着!


徳沢から登り開始!


 
   徳沢圏の脇が登山口                     最初は木の根っこの階段が続く


 
樹林帯の登りが続き、標高1900m辺りから残雪となって、雪質はザラメであった。


  
 標高2600辺りから展望が開け、常念岳の頭も見えたが怪しい雲行きとなる。  小屋も見えて、一登りで山頂!


蝶ヶ岳山頂(2677m)に到着!

 
 
 山頂からテン場と常念岳方面                  メンバーで登頂記念の1枚


 
 暴風の中でテント設営                     我々はヒュッテに逃げ込む


宴会の合間に状況チェック!


 
(16:40~50分頃)



(17:15分頃) 山頂、テン場方面の青空が戻った(^^♪


 
(17:40頃)槍が見えた!                       ヒュッテと山頂方面


大キレットに沈む夕日に酔いしれる。。。


 
夕食後に外に出て見ると、雲はすっかり消えていて、常念岳と大天井方面も鮮明だった。



太陽光が強烈すぎて、ゴーストが写ってしまったが、美しい夕日が見られた。



(18:30頃)



最後のひと粒。。。



水平線とは違い、太陽の位置がまだ高くて、沈んだ後もしばらく明るかった。



御岳山、乗鞍岳、焼岳がピンク色に…



ヒュッテと蝶ヶ岳山頂…360度、淡いピンクに染まる。

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白銀の白馬八方尾根…唐松山荘(2630m)まで

2014年05月01日 | 長野県の山

唐松山荘からの立山連峰(雄山、真砂岳、別山)と裏剱岳


2014/3/28(金)  白銀の白馬八方尾根…唐松山荘(2630m)まで

                                   <八方池山荘 登山口より>


金沢森本IC(5:05)→糸魚川IC(6:25)→ゴンドラ前 P(7:25~40)→ゴンドラ&リフト(8:00)→
八方池山荘(8:40~55)→八方池(9:40)→展望台(12:25)→唐松山荘(12:35~13:15)→
八方池(14:40)→八方池山荘(15:05~15)→ゴンドラアダム駅(15:40)→ゴンドラ前P(15:55~16:00)
→糸魚川IC(17:00)→金沢森本IC(18:20)


何処までも青と白…


唐松岳には縁があり4度目の登山となるが、スキーも含めると白馬八方尾根には6回程通った事になる(^^♪
3月の雪山は気象条件で左右される為、今回の登山は一応唐松山荘までの計画であり
クラブの経験者の方から、アイゼン・ピッケル・寒さ対策などで、事前に色々なアドバイスを頂いて出発した。

2年前のゴールデンウェーク(5月5日)には、唐松岳(2695.8m)の山頂まで登頂できたが、
条件が良かったとは言えず、5月でも気温が低く、山荘は氷に覆われており、まるで壊れた冷凍庫のようだった。
唐松山荘から山頂までは特に強風(爆風)が吹いて、立っているのがやっとだった記憶が蘇る。

本日は運良く全国的に晴れマーク!このまま穏やかな一日であって欲しいと願いながら、糸魚川ICからR148へ
白馬村の手前で右折して間もなく、正面にスキー場と真っ白な山々が見え、それだけでも皆で感動であった!

白馬八方尾根スキー場のゴンドラ山頂駅から、八方池山荘の登山口までは更に2本のリフトを乗り継ぐ。
リフトから右手に白馬三山、左手に五竜岳と鹿島槍ヶ岳、眼下にはパトロール隊が滑っていて、絵になる光景
青空に映えて白く輝く山々が間近で、このまま八方池辺りで引き返しても、十分の満足度だった(*^^*)v

登山口の雪は締まっていてトレースもあったが、八方池山荘前からアイゼンを装着して歩き始めた。

5月の雪はザラメで固く、雪の切れ間も多くあり、アイゼンが時々土や岩を踏むので歩きにくい箇所もあったが
流石に3月は雪原オンリー、雪が途切れる箇所はなく、まだ滑れる雪質でもあり、比較すると歩き易いと言える。
晴天予報で、登山者や山スキーを楽しむグループも多く、いつもながらここでの楽しみ方はそれぞれである。

山荘手前では、3ヶ所程半露出した岩場があり、細尾根のトラバースでやや注意(危険)であったが
キックステップでアイゼンを効かせ、体重をかけても頼れるように、ピッケルを深く差し込んで切り抜けた!
同じ個所でも、下から見上げる登りより、上から見下ろす方が急に見えて、下りは若干ヒヤッとした(^^ゞ

2年前に比べると、暖かい日差しが常に届く穏やかな日であったが、やはり尾根上では時折り風が強く
山荘では建物沿いの L 字になった場所を選び、上着を羽織って寒さに耐えながらの昼休憩となった。
眺望は言うまでもなく、と言うか言葉では言い表せない程、夏の光景とは一味違う凛とした美しさであり
左手の五竜岳と右手の唐松岳に囲まれて、裏剱岳や立山連峰がひときわ輝いて見えていた。

下りでは八方池辺りで、午後の日差しで影ができ、彫の深くなった白馬三山が、朝よりも数倍美しく見えた。
登りでは、時々尾根を振り返りながら見ていた眺望、雨飾山や焼山、火打山、妙高山も正面に見え
こんな日は滅多になく、ここにテントを張って、夕日に染まる白馬三山の姿を見ていたいもんだと思ったが、
いつもの通り、私が写真を撮っている間にも、超特急でかけ下りて行く(今回は6名の)メンバー(^^ゞ
下りは雪が緩み、ズボッとハマる事数回、皆さんの後ろ姿も撮りつつ、ここぞと言う個所では尻セードで稼ぎ
今日と言う穏やかな一日を目いっぱい楽しみながら、のんびりと必死の繰り返しで、下りてきたのである。


スキー日和 登山日和 。。。


   
         白馬村からの眺望        ゴンドラを下りて最初に乗ったアルペンクワッド


 
左右の眺望から早くも目が離せない…制服を着た係の方が、それぞれ道具を抱えて整備点検の為に初滑り!


 
     レストランと白馬三山         少し離れたグラートクワッド乗り場へ


八方池山荘からアイゼンで出発!


   
楽々リフトから、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬三山はもちろん、穏やかな尾根も望めて、八方池山荘に到着!


 
稜線漫歩。。。



白馬岳の山容は、富山県側は穏やかで長野県側がスパッと切れていたが、ここからその様子が見えている。
今のカメラは余りズーム機能がないが、最高の4倍ズームで撮ったら、白馬山荘も確認できた。



高度を稼ぐ度に五竜岳と鹿島槍ヶ岳のツイン尾根が大きく見えて来た。(爺ヶ岳も見えている)



不帰ノ嶮にどんどん近付いて行く!


 
ソーラー型八方池定点カメラ…池はまだ眠りについている。  朝はガスっていたが、振り向くとUFOのような妙高山



ピークは丸山


 
余りにも美しく何度も目が行く五竜と鹿島槍       後ろのガスも徐々に取れて来た。


 
この辺りは終始眺望もよく穏やかな尾根            唐松岳の山頂が見えた!



細尾根を超えたら山荘上の展望台に出た!



写真では分からないが、けっこう風も出て来た!夏道は左側の下を歩くが、残雪期は真っ直ぐ尾根超え!


 
細尾根の岩場をトラバース(1)             右手の眺望を見る余裕あり


 
この岩場はかなり慎重に!ちょっと停滞(2)          この岩場超えで最後(3)

左右はかなり切り立っていて、落ちたら何処までも……の世界であった(>_<)
下から撮った画像より実際の方がかなり急登であり、(3)では左右に足跡があったが、やや危険と判断し
登りとしては急登であったが、一番足跡の多かった真ん中の岩の(左側)を乗り越えた!


展望台からの眺望。。。



昼までにはガスもスッカリ取れ(写っていないが雨飾山)、焼岳、火打山、妙高山…などがくっきり現れた!



唐松岳と不帰ノ嶮



五竜岳

登り始めて半分くらい、山頂を踏んで下山するには早すぎる時間に、大きなザックを背負って下山してくる
若者3人グループと擦れ違ったので、テント白ですか?と尋ねてみたら、昨日唐松山荘近くでテント泊をしたと言い、
今日は五竜岳に挑戦するつもりだったが、風もあり手強そうなので、途中で断念して戻って来たという話であった。
ここにきて、なるほど五竜方面に新しい足跡が伸びていたのは、彼らが付けて戻って来た足跡だと思われた。
夏道でも厳しい岩越えがある五竜岳方面には、どう考えてもこの時期は無茶な挑戦のような気がするのだが。



裏剱岳…剱御前~前剱~剱岳~大窓~池平山…綺麗に望めた。



山頂を踏まなくても十分満足の、美しい眺望であった。


 
  剱岳と唐松岳                          唐松山荘と唐松岳



強風で飛ばされ残雪は少ないが、東側には大きな雪庇が張り出して見えていた。


下りも眺望を楽しみながら。。。



白馬八方尾根は、白馬三山の展望尾根である。


 
足場がしっかりするので、程良いフワフワ雪で助かったかも(^^ゞ



登山日和スキー日和…カンジキとスキーを置いて、ここからアイゼンで山頂を目指しているのかな?
ゲレンデ上部の白馬八方尾根は、まだまだサクサクの雪質で、多くの山スキーヤーに出会った。
スキーと登山、同時に楽しみたい♪ 今日と言う日を象徴している画像が撮れた(*^^*)



ここからの五竜岳は、稜線一望で五竜岳らしく、何とも美しい。



丸山で寛ぐ山スキーヤーと、焼山、火打山、妙高山、そして北信五岳の山々


14時頃から更に美しく。。。



白馬三山…影が出来て彫が深くなり、朝より一段と美しく輝いて見えた。



不帰ノ嶮への荒々しい稜線も美しい


 
    山荘前のリフト乗り場に戻った      リフトから上級コースを転びながら滑る子供が見えた(^^♪


ブログアップが遅くなり、ついでに白馬八方のHPを覗いたら、4/29付けで登山者への情報が書かれていた。

「今年(2014年)は例年に比べて残雪が若干少なめ、雪庇の張り出しに注意(2~3m)でもろい!
雨の日が多かったのでアイスバーンの所が多く、滑落すると止まらない。
10本以上のアイゼンとピッケル必須!午後気温が上昇すると、雪の踏み抜きに注意です。」

その日の天候にもよるが、5月と3月の唐松岳を経験したので、なるほど~と思える納得の情報である!
通常はゴンドラが朝8時から運転だが、今回気付いた事、チケット売り場に土日は7:30~と書かれていた。

チケットの購入では何とも不便な事になっていて、スキーヤーは一日券として買えるのだが
登山者は、八方池山荘までの通しのチケットを購入できないらしく、アルペンクワッド、グラードクワット共
各乗り場で片道チケットを購入となり、しかもスキーヤー以外はリフトの時間がくるまで購入も乗車もできないと、
厳しいお役所仕事(*_*; せっかく一番ゴンドラに乗ったが、それぞれ待ち時間が10分ずつあり、20分のロスタイム!
これも経営が異なるからとの情報もあったが、早朝早起きして遠くから駆けつけた我々にはムゴい仕打ち(>_<)

後日料金の所を見たら、八方アルペンライン通し券(2900円)と書かれていたが、実際にはないと言われたのだ!
金額に見合う位楽しませて頂いたとは言えるが、シャルマン火打スキー場では下りが無料だったので
単純比較はしたくないが、リフトに関しては一貫性が無く、待ち時間を強いられたのは何とも悪い印象が残った。
来年度は、登山者にも優しく改善されている事を望みたい。






コメント (2)
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