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雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

田尻池の白鳥と北アルプス

2011年12月20日 | 野鳥たち

いつもは優雅な白鳥さんも、時には勇ましい顔になる!


2011/12/14(水)   田尻池へ白鳥に会いに 。。。    
                                 
富山県

 

今日は久々、北陸地方に晴れ予報がでたので、カメラ友と富山まで走ることになった。
朝は逆光になるので白っぽいが、高速を走りながらも北アルプスが正面に望めて、本当に久しぶりの青空だ!
富山西ICで下りて、まずは近くの田尻池へ…白鳥さんは10羽ほど、カモさんが多数、日向ぼっこをしていた。
白鳥さんは夕方になると帰ってくるのだが、近くの田んぼなどで落ち穂拾いをしているのだろう。

田尻池の良い所は、とっても間近で観察できること、どれくらい近いか?…動物園の柵より近い (^^ゞ
カモさんは足元にいても警戒心ゼロ! 白鳥さんもサービスポーズを何度も決めてくれた。

おっ…(◎o◎)/あれは北アルプス

田尻池からも北アルプスが見えており、野中ほどアングルは良くないが、ここからの北アルプスは初めてだった。
もう少し近付きたくて、白鳥さんとカモさんには早々に別れを告げ、近くの呉羽山展望台に向かった。
昼前には少しずつ逆光からも解放され、カメラ写りも良くなってきたが、気温の上昇と共に雲が…

それでも今日は運が良かった、僧ヶ岳と毛勝山の間に、白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)が見えており
この距離にしては滅多にお目にかかれないので、今日はピカイチ澄みきった空気だったと実感したのである。

会社の昼休みに時々行ったお店でランチをして、外に出ると一気に雲が広がっていた。
わ~残念! もっと北アルプスに近付きたかったが、今日のお天気は下り坂でここまでのようだ。

その後、懐かしい環水公園を尋ねたら、新しい建物がどんどん出来ていて、今も工事中の音が響いていた。
野鳥観察舎も覗いてみたが、何だか荒れているような気がして残念である。
ここには、カワセミやミコアイサ(パンダガモ)が来ていたのだが、午後は会えそうになく、すぐに引き上げた。


田尻池の白鳥とカモさん 。。。



カモさんの種類も色々…昨年はキンクロハジロが多かった。



お天気なので一斉に日向ぼっこ



白鳥と北アルプス



クチバシの黄色い部分が鼻孔の先まであるので、オオハクチョウである。



灰白色なのは幼鳥…成鳥になると真っ白になり、クチバシの白も黄色になる。



飛び立ちは無かったが、サービスポーズいっぱい。


     

     



呉羽山展望台へ 。。。



北アルプスと富山市街 … 逆光で白くなったが、鍬崎山と薬師岳も綺麗に望めた。



毛勝三山(毛勝山、釜谷山、猫又山) ~ 剱岳



剱岳 ~ 立山連峰、弥陀ヶ原



層ヶ岳と毛勝三山の間に、後ろ立山連峰の「白馬三山」が見えていた。


富岩運河 環水公園へ 。。。


 
クリスマスに備えてイルミネーションあり       環水公園スタバ と タワー111 ビル


 
(中央)レストランが新設…野鳥観察舎より          落ち葉が舞う、公園内の歩道


富山ではこの公園まで3分の場所に住んでいたので、野鳥がとても身近だった。
引っ越しをしてからも尋ねる機会が多いが、 来る度に開発が進んでおり静けさが失われている。
人間にとっては住みやすく便利ではあるが、訪れる野鳥が減ってきている気がして寂しい。



コメント (8)
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三国東尋坊と雄島一周、荒磯遊歩道を歩く

2011年12月16日 | 歴史街道&自然歩道

東尋坊の絶景


 2011/12/11(日)  三国東尋坊、荒磯遊歩道を歩く。。。     
                                        福井県坂井市三国町

   

集合(8:00)→金沢東IC(8:10)→金津IC(8:40)→三国商工会館P(9:00~10)→荒磯遊歩道(10:20)→
東尋坊(11:00)→雄島一周(12:10~13:00)→荒磯遊歩道~昼休憩(13:25~14:25)→出世山古墳公園(15:40)
→滝谷寺(16:05)→三国商工会館P(16:30~40)→加賀IC(17:10)→集合場所(17:40)


車を止めた三国商工会館は、えちぜん鉄道 三国駅前通りにあり、まずは街中散策をしながら北上。
「三国詩歌文学館」と称して、高見順や三好達治の詩が書かれたもの、古い建物を利用した商店や寺院など
古き良き日本の姿が見られ、ちょっと進んで足が止まり、まるで観光客気分のゆっくりな出足となる (^^ゞ

えちぜん鉄道終着駅「三國港驛」へ…これは「みくにみなとえき」と読み、ここにも則武三雄の詩が書かれていた。
近くにあった眼鏡橋は、レンガを斜めにして強度を保つ「ねじりまんぽ技法」で、この下を電車が通過する。
荒磯遊歩道・・・これは「ありそゆうほどう」と読み、三国花火で有名なサンセットビーチから少し北にある
荒磯ふれあい公園(立派なトイレあり)が入り口、ここから海岸沿いに伸びる荒磯遊歩道に入った。

荒磯遊歩道は、別名「文学の散歩道」と言われ、三国ゆかりの文人、詩人の句碑や詩碑などが多くあり
全ての碑が、愛した三国の海を見下ろすように建てられており、どれも立派な石碑であった。
他にも、三国沿岸に生息する野鳥、草木や花の名前、植物などの生態、風土や自然の解説などなど…
ただの歩道ではなく親切な看板で勉強も出来て、歴史と自然を歩く探検の道、と言ったところだろうか。

左手に、冬の日本海の荒波や海岸美を見ながら、「自殺の名所」と言う代名詞が付いている東尋坊を経由して、
神の島と言われる「雄島」を一周し、更には越前松島水族館の手前辺りまで続いていた荒磯遊歩道を歩いた。

東尋坊はスリリングな断崖絶壁が有名であり、私にとっては懐かしい故郷福井の地、今までに何度か来ていたが
今日のように遊歩道から東尋坊に入ったのは初めてで、、今までとは違う東尋坊の顔が見えた気がした。
この断崖は世界でも東尋坊を含め3ヶ所しかない「輝石安山岩の柱状節理」、地質学的にも珍しい奇岩とのこと。
見た目では、岩の柱が垂直に集まったような形、上面がスパッと切れたような平らになっていて、天然とは思えない奇岩群だった。

雄島はトレードマークの赤い橋、雄島橋を渡って鳥居を潜り、右回りで島を一周した。
島には歴史の古い「大湊神社」があり、海岸淵には、磁針が狂う「磁石岩」や、冷たい真水が湧き出る「瓜割の水」
コンパスを近付けると確かに磁針が狂ったのを確認、瓜割の水は皆で探したが場所が特定できなかった。

雄島橋を戻り、再び荒磯遊歩道を松島方面に歩くと、福井県人としては記憶に残る
1997年にロシアタンカー ナホトカ号の重油流出事故があった、記録と教訓の碑が建てられていた。
漂着した重油で海岸は真っ黒になり、異臭が立ち込め回復が危ぶまれたことやボランティアの事
重油まみれで死を待つしかない海鳥たちを保護し、洗浄、治療、リハビリなどをして放鳥したとの記録である。

途中、海岸沿いにあった大きな東屋で昼休憩とし、リーダーK さんが準備して下さった材料の野菜や肉と
東尋坊の店で買った、生のセイコ(ズワイ蟹の雌で石川ではコウバコと言う)丸ごと5匹を放り込み
名付けて 「 荒磯鍋 !! 」…具も味も正に豪快な男の料理、体も温まり皆で囲んだ鍋は格別に美味しかった。

帰りは、越前松島からほぼ一直線に南下してひたすら歩く…コンクリートの歩道だったのでこれが一番辛い(>_<)
途中、出世山古墳公園経由で「滝谷寺」へ、時間が遅かったのでお寺の庭園などの見学は出来なかったが
三国駅前に戻り、三国祭りで有名な「酒まんじゅう」や福井の名物「水ようかん」などのお土産を買った。
皆が注目の中、お店の玄関先で即味見のOさん、「うん、酒まんじゅうはお酒の味と香りがぷんぷん…」
そのまんまやーと突っ込みたくなる感想であったが、確かにお酒の香りがしていて皆さん納得!

この日は曇り予報が外れて、昼時以外は終始小雨が降り続いたので、生憎傘をさしての歩きとなったが、
そこは皆さん、雨にも負けずのKHC (^^ゞ 濡れた岩場も慣れた足取りで、傘片手でもなんのその。
頼もしいメンバー9人で約20kmの道のりを歩いて、良い散策とトレーニングだったと元気に金沢に戻って来た。


三国の街中散策 。。。


 
古風な街並みと三好達治の詩               昔々句会が催された栄正寺


 
ねじりまんぽ技法の眼鏡橋と奥に三國港驛         えちぜん鉄道終着駅…三國港驛


荒磯遊歩道~東尋坊へ 。。。


 
海岸美を見ながら荒磯遊歩道を歩く                 則武三雄の歌碑


  
     東尋坊…ローソク岩             三段岩 (雨なので海の色はイマイチ)

 
 
打ち寄せる白波                      観光客と雄島


 
         屏風岩               ここから観光遊覧船が出ている。


雄島へ 。。。


 
 道中に見られた ツワブキ の花           6月頃に白い花が咲く トベラ の実


 
朱塗りの雄島橋を渡って雄島へ。



雄島の「ハチの巣」 と名の付く岩だが、実際ここには春先に イワツバメ が巣を作るらしい。


 
磁石岩がある岩場                  磁石岩の見本と案内板


 
   磁石岩                       瓜割の水を探して…



雄島は1200万年前にマグマが冷えて固まった、輝石安山岩の島である。


 
         タブの木林を歩く。           歴史の古い「大湊神社」は重要文化財である。


再び荒磯遊歩道へ 。。。 


 
一瞬だけど雨上がりの虹が             岩場ではウミウさんが休息


 
 ナホトカ号の石碑の前で              越前松島まで続く、荒磯遊歩道


 
      セイコちゃん入り 「荒磯鍋」で満腹!      中央にある東屋で、海を見ながら昼休憩をした。


 
荒波がまぁるい小石を生み出す…鳴き砂の如く、引き波で不思議な音が聞こえていた。



ピンク色の岩石は、溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)


海岸を離れて歩道を歩く 。。。


 
出世山古墳公園のモニュメント…誰かさんの解説によると、古墳公園だから、
昔のタイムで時計を止めているのだとか (^^ゞ  右画像…三国町の古墳や遺跡の案内が掘られていた。




コメント (4)
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取立山~こつぶり山周回、大滝迂回で下山

2011年12月06日 | 福井県の山

晩秋の取立山から 白山 を望む 。。。


2011/11/29(火)  取立山(1307.2m)~こつぶり山(1253m)周回          
                                            夏Pより

白山比め神社(8:05)→登山口夏P(9:15~25)→取立山山頂(10:40~55)→避難小屋(11:10)→
こつぶり山(11:20~12:05)→大滝(12:55~13:05)→登山口夏P(13:20~30)→白山比め神社(14:30)


取立山周回コース、大滝で遊ぶ 。。。



取立山の夏P、現地にあった  「 取立山~こつぶり山~大滝迂回コース案内図 」

厳冬期のカンジキハイクで取立山には2回登っているが、こつぶり山から大滝コースを回ったのは初めてだった。
夏の駐車場が積雪で利用できない為、冬場は国道沿いにある「東山いこいの森」から歩いていたので
今回はかなりの時短であり、予定よりも早く山頂に着いて、急きょこつぶり山迂回コースへの下山が決まった。
ちなみに東山いこいの森付近の広場で、ヘリを使って大々的な工事が行われていたが、何か建てるのかな?

曇り空ではあったが視界良好! 取立山頂からは、大きく横たわるように見えている、真っ白な白山が望めた。
三角点や看板は初見であり新たな発見となったが、積雪がないと山頂の雰囲気はまるで違って見え
360度だったはずの視界も、回りの草や木々に邪魔されて、途切れ途切れの360度と言うところか (^^ゞ

そして、避難小屋経由にて「こつぶり山」で、白山を見ながら昼休憩&のんびりコーヒータイム

こつぶり山から下りの尾根は、回りが広々としていてなかなか快適な登山道であり、もっと沢山雪が積もった頃に
再び歩いてみたいコースだと思ったが、大滝に出る前の下り辺りは、沢を渡ったり岩場であったりしたので
中途半端に凍っていたりすると、とても危険な登山道になるのかも知れないと思った。

途中、水しぶき(マイナスイオン)飛び交う迫力の大滝で、しばし休憩をした。
水量が多いのか少ないのかは分からないが、春先に雪解け水が流れれば、更に迫力が期待できそう。
そして、大滝辺りから登山口までは、かなり整備された遊歩道コースになっているようだった。
つまり夏頃は、観光客がスニーカーなどで気軽に、大滝まで足を伸ばせると言う事なのだろう。
紅葉時期が終わった平日でもあり、すれ違ったのは3組だったが、駐車場には5~6台の車が止まっていた。
避難小屋付近に水芭蕉の群生地跡もあったので、またその頃にも訪れてみたい山である。

帰り道、国道を少し走っただけで、綺麗に紅葉したメタセコイヤ並木が目につき、遠くの山にも点々と残る紅葉
金沢市に近付くと、道路脇の黄色いイチョウの大木が鮮やかで、まだまだ秋の気配が残っていた。
毎回思うのだが、距離は差ほど変わらずとも、標高差でこんなにも違うものかと…。
山頂から街を思い出す時に、下界と言いたくなるのも、この温度差があるからなのだろう。。。


 
    夏Pの登山口              ジグザグ登って直ぐに山頂!
                       手前の三角点から山頂看板迄は少し距離があった。


取立山に到着!



取立山山頂から白山連峰


 
   御舎利山と別山も綺麗に望めた。      こつぶり山方面に白い登山道がクッキリと。


 
白い登山道の正体と こつぶり山          途中にあった 避難小屋
                       厳冬期は埋もれていて影も形も無かった気がした。


こつぶり山に到着!


 
こつぶり山から白山                こつぶり山から越前甲山


 
山頂にあった(大木) エゾユズリハ の黒い実   ほとんど落ちて、わずかに残る ムラサキシキブ


 
(左)下山路の尾根道が越前甲山に突き刺さるように伸びていて、先はどうなっているのか?と思える光景。
(右) 同じ場所から後ろ(こつぶり山)を振り返る。


 
しばらくは沢沿いを歩き、ミニ奥入瀬渓流の雰囲気を味わえたかな (^^ゞ


 
(左)大滝と間違えた小滝…全く迫力なしなので、何だぁ名前負けかと思っていたら、突然現れた大滝(右)


滝の下に下りて見ると 。。。



お~っ!新緑の夏には持ってこいの場所だ!


 
  大滝の大きさはこんな感じ。         大滝からの遊歩道はこんな感じの楽道。



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栃尾から奥医王山

2011年12月02日 | 石川県の山

沢沿いの雪道を行く。。。


2011/11/27(日)  栃尾ルートから奥医王山へ


湯楽(7:30)→栃尾集落(7:55)→登山口(8:20)→第1展望台(8:50)→第2展望台(9:50)→沢分岐(795m)地点
(10:15~11:25)→第1展望台(12:20)→登山口(12:40)→栃尾集落(12:45~15:15)→湯楽(15:30)


芋鍋パーティー&窯焼きピザ


未踏の栃尾から奥医王ルートを歩いてみたかった事もあるが、手作り窯焼きピザに釣られて、久々の登山に参加
集合場所では気温が0度だったとかで、リーダーの長い話を震えながら聞いていた (>_<)

始めてやって来た栃尾集落、昔は分校などもあったらしいが、今は廃村同様であるとのこと
ちょうどこの日、冬季は街に住む為引っ越しの準備をしていた一軒と、ピザ釜の管理人さんの住む2軒のみ。
街に家はあっても、なじんだ土地での農作物の収穫や、住み慣れた裏山で自然の恵みの山菜採りなど、
以前の生活習慣から切り離せないものがいっぱいあるのだろう…言い方によっては夏に過ごす別荘地だ!

さてこの管理人さん、野菜作りやピザ釜だけでなく、20人弱は入れそうなバンガローがあるらしく
覗いて行ってくれと言うので見せて頂いたら、大きなテーブルにテレビ付き、持ち込み宴会も出来そうだった。
外には大きな重機もあり、雪が積もったら林道は自分で除雪するのだとかで、これまた驚き!
林道は舗装されていたが車で10分強の坂道、ジグザグヘアピンカーブもあったので、素人では困難が予想されるが
器用なのか根性なのか?商売の為なのか? どちらにしても、おかげで山中で美味しい窯焼きピザが食べられ
採れたて野菜や、近くで掘り起こしてきた自然薯「じねんじょ」を安く分けて頂き、こちらも後に美味しく頂いた 。

栃尾ルートは、地図上の記載では廃道になっているらしく、晩秋の静かな山歩きであった。

早朝は冷え込み曇り空であったが空気は澄み、第1展望台からは晩秋の山吹色の山々や日本海
第2展望台からは大門山や大笠山、白山の白い頭も見えており、道中ではクリタケ大量収穫のおまけ付き
わずかに残っていた紫式部も見る事ができ、落ち葉の上に積もった雪を踏みしめながら、気持ち良く歩いた。

ところが標高800m手前の沢分岐で、先を行くA班に、B班リーダーがちょっと待ったコール
左の沢沿いか?右の岩を登り詰めるか? それぞれが偵察隊を送ってみたが、結果的にどちらもアウトだった。
この辺りの足場はほとんどが岩であり、雪を被っていて確保し辛く、無理をすると滑る。
後付けになるが、少人数で時間に余裕があれば、危険個所ではあるが左の沢を詰めて奥医王まで行けたらしい。
24名のパーティーであり、午後1時までに下山と言う計画になっていた為、ここで撤退したのは正しかった。

私はB班の偵察隊6名に加わったと言うか、途中で引き返せなくなり、覚悟してついて行ったというか (^^ゞ
登山道ではない滑り台のような大岩を登ってしまい、そこから下りられそうな尾根まで辿り着くのが難義だった。
足場も掴む岩もなく、木の枝にも届かない急坂の岩で5名が立ち往生し、さてどうしようかと言う時に
O さんが出してくれた、細くて短いが1本のザイルに皆さん助けられ、急場を乗越えたのである。
そこからは尾根に取り付きヤブコギ、足下の雪に助けられ何なく下りられて、心配して下で待つ皆さんと合流。

後のGPS軌跡を見せて頂いたら、小原尾根まであと少しと言う地点であった。
私は初めてのルートでも、数人の方は2年前と同じ地点で引き返したらしく、リベンジ登山とも言える中、
結果同じ場所での撤退となり、その後の反響は大きかったが、これはこれで良い勉強だったと言える。
いざという時に何が役に立つのか?私には何ができるのか?ザックに何を持ってきていたのか?

携帯、地図とコンパスはもちろん、GPS、無線・・・何よりもそれを使いこなせている頼もしいメンバーがいる。
そのうちと思い、私が持っているのは地図とコンパスのみで、こんな時は中途半端な知識しかない事を思い知る。
大事には至らなくても、積雪時期の道迷いは、誰でも一度ぐらいは経験があるかも知れないが
今回の私の教訓は、道に迷ったと言う事ではなく、危険個所に遭遇した時の対処法である!
これから迎える雪山ハイクに備えて、つい軽くしようとばかり考えていたザックの中身を見直そうと思ったのである。


登山口に難路の看板あり


 
   駐車場広場に車を止める。                栃尾集落、坂の上から見たバンガロー

           
 
集落入り口にあった看板                      集落から5分程の登山口


 
ベンチのある第1展望台よりキゴ山と日本海            自然の恵み クリタケ(大きなものだけ)


 
第2展望台より、真っ白な白山が望めた。


 
ふっくらした落ち葉の上に雪が積もり、サクサクの登山道から、雪深い登山道へと変わって行った。


この辺りで二手に分かれる。



ここは標高795m辺り、現場では気付かなかったが、手前にある(倒れかかった)棒状のもの
もしかして「へぼつり師さん」が書いていた、奥医王まで残り 0.6km の案内板だろうか?
皆さんが歩いている辺り、一旦真っ直ぐ入って左手の土手を迂回して、この画像の左に見える沢に下りたが
B班のみ土手を引き返して、偵察隊6名が真っ直ぐに進み、大岩を乗り越えて更に100m程登っている。
この時の足場はずっと岩であり先の見通しも悪かったので、左手の尾根に取り付いてヤブコギで下りて来た。


  
     この土手越え、雪がずり落ちそうで(汗っ)      土手を乗り越えて、左手の沢に入ったA班(正しいルート)

 
 
    真っ直ぐ進み、大岩を乗越えているB班       何処までも岩…中途半端な雪で岩はつるつる滑った!


集落に戻って、芋煮会&窯焼きピザ


 
管理人さんにお借りした、昔ながらの大鍋が2鍋あったが、28名のお腹にあっと言う間に納まった!
ピザは1枚づつ焼くので、ちょっと時間がかかり、食後のデザート感覚で一切れづつ分けあった。
生地を伸ばして材料をトッピングしただけだが、ピザ作りにも参加させて貰い、
既に芋鍋でお腹一杯と言いながらも、窯焼きの熱々ピザ(特に自分で作ったピザ)は美味しかった。

里山を散歩している間に、これを準備して下さった5人のメンバーさん、
火遊びが好きだからと、ずっと一人でピザを焼いて下さった Y さん、ごちそうさまー



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