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雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

環水公園のカワセミ②

2008年11月13日 | 野鳥たち

11月13日(木) お天気に誘われて 環水公園散歩。。。

今日は自宅のベランダから、立山連峰(一部)が綺麗に見えていた!
早速、環水公園にデジカメを持って出かける。


スタバの賑わいと、雪化粧した立山連峰

ついでに、スタバのコーヒーを片手にカワセミがやってくるのを待つつもりだったが
食後の2時頃だった為か?スタバは人気で長い行列が出来ていた!

で…諦めて自販機の缶コーヒーを買う^^;

この日は一眼レフカメラマンが4名先着で三脚を構えて、カワセミの登場を待っていた。
皆さん揃って、40cm位はある凄い望遠レンズ付きのカメラマンさんだ!
圧倒されながらも、端っこでちっちゃなデジカメを構える。
とそこへ、5分もたたないうちに運良く カワセミ登場!
スタバには振られたが、カワセミには縁があったようだ ブヒッ…


お腹は茶色…小さくて可愛い



気前よく後姿も見せてくれたが、半分羽根で隠れている。
何と言ってもカワセミが人気なのは、この 後姿の青 が綺麗だからだ!
下くちばしがやや赤いので、このカワセミは雌のようだった。

以前に撮った雄の画像は、頭も背中もブルーでとても綺麗だった。

この後、凄い画像が撮れた



一直線に 水中へダイビング!…小魚を上手に捕まえた!
うわ~~これが一眼レフだったらカメラ大賞もらえたのになぁ…^^;

アップ画像





食事の瞬間!逆光になり画像が白く、光がオレンジ色になってしまった。
隣でもその隣でも、カシャカシャカシャ…っと一眼レフカメラの痛快な連写音がしていた。
やっぱりこんな時は一眼レフの威力発揮だ!良い画像が撮れたんだろうなぁ羨ましい

カワセミは、珍しく1時間くらいこの場所に留まってから飛び立っていった。
だからと言っても姿が見えない時もあり、シャッターチャンスは一瞬である。
飛び立ちと同時に皆さん、カメラを片づけて引き揚げ準備。
一人の男性に声をかけられ、この場所では逆光にならない午前中が良いとご指導を受ける。
遅い午後の日差しは、逆光にならなくても色合いが赤くなってしまうとか…
晴れた日の午前中が、背中のブルーが一番綺麗に写るそうだ!

なるほど~

写りはイマイチだったが、世紀の瞬間を見られただけでも満足の私…
いつか、一眼レフを引き下げて皆さんの仲間入りを果たしたい


コメント (5)
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夕陽に染まる立山連峰

2008年11月12日 | 夕日&朝日&月

11月12日(水) 滑川私立博物館へ「柳木昭信 写真展」を見に行く。

「残したい地球の自然」

柳木さんは富山県出身のカメラマン、主にオーストラリア・ニュージーランド・アラスカ
モンゴル…全世界の山岳写真を中心に撮っているようだった。
「残したい地球の自然」と言うタイトルで、普通では決して見ることの出来ない
世界の…と言うより、地球上の自然遺産や未知の大自然を写したものだった!

きっかけは「北アルプス立山」の写真も紹介しているとのことで、興味を引かれ
この日は仕事だったが、閉館は18時だったので車を走らせた。

そして滑川市に入った頃、ちょうど夕日が沈み始めたので
北アルプスが赤く染まっていく姿を見ることが出来た。


滑川市の田園風景と、夕陽に照らされた北アルプス立山連峰…(16:36)



剱岳が一番赤く染まったとき…(16:41)



山に反射していた陽は消えたが、空が紫ピンクに染まって来た…(16:45)
空気中の水蒸気やチリに光が反射して起こる現象だ!
富山でこの現象を見るのは3度目だが、夕陽側ではなく東の空で見れるのは珍しい。
今日は、色の濃さとしてはいま一つだったが^^;

10分間のショータイムだった(^^)v

この後、市立博物館に急ぎ、世界の自然、立山の自然を撮った写真を満喫した。
身近なだけに、特に冬の立山は素晴らしかった…いつか白い雷鳥を撮るのが私の夢だ


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富士写ヶ岳

2008年11月09日 | 石川県の山

11月2日(日)  富士写ヶ岳(石川県山中町 標高942mに登る。

登山口(8:45)→小リス平(9:40)→富士写ヶ岳山頂(11:00~昼~11:35)→
登山口(13:10)→山中温泉(総湯)菊の湯(14:05~14:50)

石川県17か所の一等三角点がある山の一つ。

富士写ヶ岳の登山口は3か所、
枯淵登山口と我谷登山口、福井県の丸岡方面からも登ることが出来るようだった。


我谷口登山口の駐車場近くにある赤い橋を渡り、登山口へと進む。
当初は枯淵登山口から登り、我谷口に下山を予定していたが、
両者の登山口に距離があり、駐車場まで舗装した道路を1時間歩かざるを得ないという情報や
今は利用者が少なく荒れていると聞き、ここに来て我谷口のピストンとなった。



赤い橋の上から、我谷ダムが見える。
この時はまだ晴れ間が多かったのだが…



紅葉には少し早く、グリーン交じりのブナ林は印象的だったが
根っこが登山道を占領しており、加えて急登が多く、枯葉との相乗効果で滑りやすい。
皆が一応に滑って、こけたりこけそうになったり^^;
土も柔らかい粘土質だったので、雨の日の下りは避けたい山だ!



三毛猫のような模様のブナを発見!
はげている訳ではなく、全身マダラ模様で…突然変異かな?



冬を待つシャクナゲ群富士写ヶ岳はシャクナゲで有名な山だとか!
一斉に開花する5月が、登山客で賑わうらしかった。
紅葉はいま一つだったが、それでもすれ違った登山者は30名近かった。
山頂には、聞きなれた福井弁のグループも何組かいたので、丸岡からの登山者だったのか?



中には蕾が膨らんだシャクナゲもあった。
このオレンジの固い蕾は、来年どんな色で開花するのか?…楽しみ



富士写ヶ岳山頂の立札…近くに「一等三角点」もあった。
山頂ではすっかり曇り、雨雲も出てきてフリースを羽織っても寒いくらいだった。
残念ながら期待していた白山の展望はなかったが、三国方面の街の様子は伺えた。

立札裏側に、加賀山岳会からのメッセージ が刻んであった!

     「山に登って楽しいのは貴方が健やかだから、
               花が愛しいのは貴方の優しさのあかし」

。。。 。。。



帰路に寄った、山中温泉総湯(菊の湯)…こちらは女性専用、男性専用はお隣りにあった。
お風呂を出た頃に、ポツリポツリと雨が降ってすぐに止んだ!
下山途中に、今から登ると言っていた外人さん連れの2人、
かなりの軽装だったが大丈夫だろうか?今頃山は雨かも知れない…

前日の寝不足と、お風呂で温まったせいもあり、帰りの車中は夢の中^^;
運転手さんごめんなさいm(_ _)m

                                雨にも負けず山歩き♪…HPへ

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黒部峡谷 下の廊下③-2…阿曽原小屋~欅平

2008年11月06日 | 富山県の山

黒部峡谷 下の廊下③-2…阿曽原小屋~欅平を歩く-10月21日(火)

黒部峡谷 下の廊下①…室堂~黒部ダムへ-10/19(日)
黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-3…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下③-1…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)
黒部峡谷 下の廊下③-2…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)


蜆谷までの40分くらいは、歩きやすい登山道が続いた。



ゾウさん①
…登山道に大きくはみ出したブナが、ゾウの鼻に見えた!
乗っかると、森の一部になれたような?森の妖精になれるような気が…



ゾウさん②…これは何の木だか?朽ち果てた老木だが、
やはり私には、ゾウさんか角の生えた動物に見えてしまう。水平歩道は楽しい



昼休憩をたっぷり取ったので予定より少し遅れたが、
楽しみながら歩いているうちに蜆谷に到着した!欅平まで3kmの看板あり。
ここは、蜆谷から少し歩いたところのトンネル。



蜆谷を過ぎてからは、新黒三発電所から出ている送電線の鉄塔が目立つようになって来た。
場所によっては目の前に見える! ジジジ~っと強烈な音がするので、聞きなれなくて怖い。


この辺りから、奥に北アルプスが顔を見せ始める



奥に北アルプス…雪化粧したような山頂も見えた!



水平歩道はまだまだ続く…朽ち果てた枯れ木の根っこに新木の紅葉オブジェ



キツネ岩?…この角度から見ると、狐さんに見えた^^;



この辺り鉄塔があるので、工事や作業することが多いのだろうか?
路肩は鉄板で頑丈に固められていた。

ここから5~6分の場所に、欅平上部(欅平まで1.3km)と書いた看板あり。

いよいよ最後…シジミ坂を下って欅平へ!



蜆谷を過ぎて、鉄塔の下を通った頃から既に見えていた欅平の奥鐘橋
ここに来て眼下に見え、人が歩いている様子も伺えるほど近くなってきた。
シジミ坂を下りはじめて30分、ちょうど半分くらいの場所だ!



欅平上部の鉄塔から下りはじめて約1時間!観光客で賑わう欅平に到着した!



この階段を下りて、2泊3日の長かった行程がようやくフィニッシュ
この場所には何度か来ていたが、ここが阿曽原への登り口になっていたことは知らなかった。


  
直ぐに出発するトロッコ電車の予約は取れるとのことだったが、
観光客気分で、1時間くらいここ欅平で過ごすことにした。
まずは欅平名物?山菜月見そばを頂き、頑張った足を労わろうと足湯に駆け込む。

そんなにお蕎麦が好きだった訳でもないが、考えてみたら初日の昼、
山菜そばで始まって山菜そばで締めくくったことになる…何て事のない話だが…汗っ^^;



足湯から見上げると、奥鐘橋
欅平の紅葉はまだまだ先のようだった!

トロッコ電車で宇奈月駅に…地鉄電車を乗り継いで自宅に戻る。



景色を楽しみながらゆっくり走るトロッコ電車

おまけ気分で楽しみたいところだったが、下の廊下を歩いてきた私には、

紅葉にもまだ早く、電車に揺られるだけのこの光景に感動はなく
足湯で体もポカポカ…いつしか眠りについてしまった。

今日も工程の途中で、聞きお覚えのあるヘリの爆音を聞いた!
また誰かが転落事故に合い救助されたのだろう。

阿曽原小屋で出発準備をしていた時に、宿のご主人らしき人が話しかけてきた。
先週も男性と女性の2人、最後のシジミ坂で暗くなり足を踏み外して亡くなられたそうだ。
私達にも十分気をつけて歩くようにと、ありがたく声をかけて頂いたのだ!
軽く考えていた訳ではないが現実を体験して、危険と背中合わせの行程だったと身に染みた。

快晴の3日間と素晴らしい紅葉、この時期に「下の廊下」を無事歩けた事と同行の仲間に感謝だ


(完)                          

   

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黒部峡谷 下の廊下③-1…阿曽原小屋~欅平

2008年11月05日 | 富山県の山

黒部峡谷 下の廊下③‐1…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)

阿曽原温泉小屋(7:10)→オリオ谷(8:50)→大太鼓(9:55)→志合谷(10:15)→(10:50~昼~11:20)
→蜆谷(12:20)→欅平上部(13:15)→欅平(14:20)→トロッコ電車&地鉄電車乗継にて帰宅

黒部峡谷 下の廊下①…室堂~黒部ダムへ-10/19(日)
黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く
-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-3…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下③-1…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)
黒部峡谷 下の廊下③-2…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)


3日目は、大きな谷を2ヶ所超える水平歩道を歩く



阿曽原温泉小屋からしばらくは上りが続き、崩壊している箇所は丸太ではなく鉄板が目立った。
丸太よりもいくらか幅はあるが、見た目は底が抜けそうな古さで、歩く時の音が無気味。



折尾ノ大滝…阿曽原から4.3km、欅平まで7.3kmの看板あり。
高さに慣れたせいもあるが、水平歩道は道幅、足元、共にいくらか歩きやすい。
今日は快調な出足で、1時間半くらいで折尾ノ大滝に到着した。
看板には給水ポイントと書いてあったので、この滝の水は飲めるようだった!



折尾ノ大滝から5~6分…オリオ谷のトンネルと紅葉
滝を回避するためか?人工的な通り抜けトンネルが…滝の右横、赤く見える岩辺りが出口。

9時頃だったが谷になっているため朝日が射し紅葉が眩しい…幻想的な残月も見えた!



オリオ谷を抜けると足もとが土道、何ヶ所かヘツリもあるが草木が茂っており
足もとを見ていても、覗かなければ谷底が見えないので快適に飛ばす!



クリック拡大でトロッコ電車が見えます。
オリオ谷から30分位のところで警笛が聞こえた!まだ半分も歩いていないのに??

まさかと思いながらカメラの望遠で見ると、はるか彼方に欅平が見えている。
後日自宅で地図を確認すると、欅平から志合谷までは黒部川が真っ直ぐに流れている為
ちょうどこの場所から見ることが出来たようだった。


 
更に15分ほど歩くと大太鼓が見えてきた!本当に太鼓のように丸いカーブだ!



大太鼓…ちょうど人が通過していたので、ズームで撮ってみた。



大太鼓の手前でこんなヘツリを渡る、何処まで続く?丸く曲がっていて先が見えない!
こう言ったシチュエーションは、ジェットコースターを登りきって下る間際の緊張に似ている。
高さを考えると、ジェットコースターよりも遥かに高く、体を固定していると言う安心感もない。



更に更に…直角に折れ曲った水平歩道を渡ろうとして、谷底が目に飛び込む
崩れそうなヘツリを、息を飲んで渡ってからの画像。



谷底から目を離し見上げると、黒部の大魔神と呼ばれている迫力の奥鐘山が目前にあった。



大太鼓…欅平まで5.4kmの看板あり!大太鼓が見えてから10分位で到着。
阿曽原までは6.2kmとあったので、本日の行程の半分を少し過ぎた辺りだ。
更に奥に見えるもう一つの看板には、「Oodaiko lookout point」
もちろん日本語でも「大太鼓撮影ポイント!」…と書いてあった^^;

そう言えば海外にも情報発信しているのか?阿曽原小屋で外人さんのご夫婦を見かけて
今日も何度か追い越したり追い越されたり、水平歩道オリオ谷付近を共に歩いた。



大太鼓撮影ポイント…周りが明るすぎて人物が暗くなってしまった!
大太鼓での撮影は、快晴の日は特にフラッシュ撮影がお勧めだ!



大太鼓を過ぎても風変りな岩道は続く…
丸太で一部補強はしてあったが、この辺りには「路肩注意」の看板があった!
土や砂利が多いので、谷側に滑りやすいのだろうか?
自然と体が岩側に傾き、思い切り肘を岩にぶつけてしまった!
岩がゴツゴツしているので、背の高い人、体格の良い人や大きいリュックの人は要注意だ!



相変わらず谷は深い…こんな道が20分位続いた。



生きているような岩…ここはちょっと狭かったが立ち止まりたくなるようなスポット!



志合谷手前、ヘアピンカーブの水平歩道(画像右端登山道から正面へカーブ)
午前中に陽のあたる山頂付近は、紅葉が綺麗だった。

そしてようやく志合谷に着いた。

志合谷は雨の日が危険なんだろうか、落石を回避するためか?手彫りのトンネルが掘ってあった。

  
志合谷トンネル入り口     トンネル内部       トンネル出口



志合谷トンネル全景!入り口には「トンネル内照明必要」の文字あり。
長くて暗い手彫りのトンネルで、低いところは水が流れていたので増水時は注意が必要だ!
画像右端中央、滝が見えている上辺りの黒く見える穴が出口になっている!
暗いのでゆっくり歩いて6分位、何とかすれ違うことは出来そうだった。



陽があたっていた付近の水平歩道を通過中、やはり間近で見ると紅葉が深い。


やっと休憩タイム


下の廊下では、普通の登山のように息がハァハァ…大汗をかくと言うことも少ないので
極端には休憩なしでもどんどん歩けてしまう。


水平歩道では狭い岩道が続き、なかなか休憩ポイントが見つからない。
仕方がないので、谷側に少し突き出ていた(やや危険な)一角で休むことにした。
折尾ノ大滝で汲んできた水で、遅めのモーニングコーヒータイム

非常食に取ってあった、パンやチーズ、お菓子を食べていたら
甘い匂いに誘われたのか?パンの空き袋の中に一匹のミツバチが入って来た!
行き場を失って、もがいているのだろうと思い、袋から出してやったら
すぐに舞い戻って来て、また袋の中に入り込んでしまった
花の季節も終わり、美味しい蜜を探せずにお腹が空いていたのかな?
このまま富山まで連れて帰ろう…とか言いながらも、袋を逆さにして逃がした。
そう言えばミツバチさん、厳しい黒部渓谷で、この先何処でどうやって冬を越すのだろう?



休憩後5分くらい歩いた所で、目の前の岩の丸太が落ちている光景が目に飛びこんだ!
えっ?まさか通行できないのか?と不安になって2~3歩進むと
岩に穴を開けた迂回路があったのでホッとした^^; …が、確かに崩壊した通行の跡が残っていた。



これが迂回路のトンネル、いつ頃まであの怖そうなヘツリを歩いていたのだろう?
果てたヘツリはここから岩を右に巻いて、トンネルの奥に見える出口に繋がっていた。



上のトンネルを出てすぐ、ここから正面に再び見えてきた奥鐘山(1543m)は見応え有り!
この繰り抜かれた歩道を抜けると、目の前に全景が広がり素晴らしい展望だった。


クリック拡大




大太鼓手前あたりから、2時間余りずっと見え隠れしていた奥鐘山
垂直の山肌に見えていた紅葉が、まるでクリスマスツリーのようで綺麗だった!
昼ちょっと前、この時間になると太陽もやや西に傾き、本来の青空が撮れた



黒部渓谷 下の廊下③-2…阿曽原小屋~欅平を歩くへ続く



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黒部峡谷 下の廊下②-3…黒部ダム~阿曽原小屋

2008年11月04日 | 富山県の山

黒部峡谷 下の廊下②-3…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月) 

黒部峡谷 下の廊下①…室堂~黒部ダムへ-10/19(日)
黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-3…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下③-1…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)
黒部峡谷 下の廊下③-2…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)
  

  白竜峡を過ぎて、十字峡・半月峡・仙人谷ダム…
そしてやっと、阿曽原温泉小屋に着く



白竜峡を過ぎてから十字峡までの約1時間は、やや落ち着いた道
と言っても高さはあり気は抜けないが、一帯の見事な紅葉美を堪能できた!


食事をとった白竜峡入り口で、狭いV字谷の奥に見えていた紅葉だ!
空は青空だったが逆光で白く映る…panaのデジカメの弱点か?



十字峡手前で、今度はかなりの濡れ場を渡る…降りかかる水が冷たかった!



十字峡の吊り橋を渡り、後ろを撮った画像…橋を渡る為に7~8段の梯子を下りる。
ここから仙人谷ダムまで、4.8kmの看板あり、歩いても歩いても先は遠い。



吊り橋の上から見た十字峡
字峡は、黒部川本流に後立山の爺ヶ岳(棒小屋沢)からの流れと、
剱岳(剱沢)からの流れが集まって、十字の形を作っているらしい…大自然の美しい景観だ!



吊り橋から下が透けて見え慎重に渡る!剱沢からの流れは勢いがあった。



十字峡を過ぎると、谷からの高度がますます高くなってきた!
この辺りは約20mらしい…ビルの6~7階相当かな?手前の大石が足元。



十字峡から40分くらい、垂直に聳える岩壁を歩く。
まるでビルの屋上の端っこを歩いているようだった。
こんな岩壁に、ど根性で根付いている木々も一人前に色づき、目を楽しませてくれていた。



更に谷からの高度は増す!
空中に丸太4本…3本と4本の違いは大きい!途中で足が揃えられるかどうかの違いだ。
ところどころ道がすっぽり崩れており、下を見たら渡れなくなってしまう。
ここは作廊谷合流点(看板あり)を少し過ぎたところ、仙人谷ダムまでは約3km…



右に大きくカーブしているので、黒部川と岩壁に水平に見える「下の廊下」の様子がよく分かる。
この流れは半月峡を上流から見た所だが、15分位行き下流から見た方がより半月峡らしい。



左の角っこに、小っちゃく人がいるの分かりますか?
更にヘツリの桟道を3回くらい渡って、ここから半月峡まで5分位でした。



半月峡…岩も水の流れも半月に見える。
近くの岩壁に半月峡の看板あり…ここから仙人谷ダムまで2.7kmとなっていた。



半月峡から30分位で、関西電力「黒四地下発電所」の送電線が見える正面に来た。
地図で見ると、この下辺りがS字峡だったと思われるが、残念ながら見逃した^^;
と言うより、草木の影になり見えなかったのだ!



更に10分で、長い長い橋の東谷吊り橋
本格的な造りの吊り橋になっているようで太いワイヤーだったが、捕まるところがない!
2人以上になるとバランスが狂い揺れが大きくなるので、一人づつそっと渡った方が良いかも知れない。




橋の真ん中辺りで身を乗り出して撮った画像…青い水と岩の紅葉の可愛さに魅かれて^^;
高度感もかなりあったが、やや慣れっこ状態!この流れの少し上流に、S字峡があると思われる。



東谷吊橋を渡ってからは、車道を通り10分余り…仙人谷ダムが見えてきた!

ダムに入ると親切な一人が、私達が迷わないように道案内をしてくれた。
黄色く見えている部分、ダムの上を渡り、対岸に進むコースになっていて
平日だった為、ダムの上で関電の工事関係者が5~6人仕事をしている横を通ったのだが、
やはりここ「下の廊下」は、関西電力さんが作られた物だったと言う事を改めて痛感!
何故かこの時、お邪魔しました m(_ _)m と言う気持ちになってしまった。

この辺りから下流の紅葉は、温度差があるようで緑が目立ちいま一つだったが
ダムの通路から、上流の方に見えた雲切谷は紅葉も盛りで、「雲切の滝」が見えていた。



先ほど「お邪魔しました」と言う思いでダムの上を通り抜けて来たのだが
今度は本格的に「お邪魔します!」と言う雰囲気だ!
ドアを開けて、仙人谷ダム管理所の建物の中に入って行くと
すぐドアの前に、阿曽原小屋へと建物内を抜ける為の案内板があった。

      『仙人谷ダム付近の登山道見取り図です!赤線に沿ってお通り下さい。くれぐれも気をつけて』

      と、優しい言葉も添えてあり、「通らせて頂きます!」と言う、ありがたい思いになる。


  
①             ②               ③

①狭くて長い通路、レトロな電球は付いていたが薄暗い。      
②関西電力黒部鉄道を2か所横切る(2番目は熱気あり)…「電車に注意!」の看板があった!
  地図を確認してみると、この鉄道は何処が出発点なのかは分からなかったが
  ほとんどがトンネルで、黒部ダムや黒四地下発電所、そして阿曽原温泉を経由して、
  欅平にある黒三発電所や新黒三発電所まで繋がっていた。
  (これだけ多く関西電力の発電所があったこと、更に地下で繋がっていることにも驚きだ!)  
③更に通路は続く…この先にあった寮に直結のようだったが、登山者の出口はここ。 


仙人谷ダムからは、水平歩道を歩く。


ダムは10分ほどで通り抜けることができ、寮の前を通りしばらくは平和な歩き…
「もうここで良いよ!寮に泊めてくれないかなぁ?」…と、弱気になったりもしたが
阿曽原小屋に行けば、名物カレーライスと温泉が待っているから頑張ろう!と自分を励ます。
その後、阿曽原小屋までの2km余り(1時間)は、20分位一気に登って20分位は水平歩道、
更に20分は一気に下る!
…下るのなら登らせないで!とこの時ばかりは必至で思った^^;

早朝5時に出発して11時間余り歩いた後なので、最後の上り下りは足に応えた 

    
         下りの途中から薄暗くなり始め…阿曽原小屋に到着したのは17時30分だった!

早く着きたいと言う思いから、赤い塊に見えた紅葉の木を小屋だと勘違いした情報もあったり
間近に行くまで小屋は見えて来なかったので、この辺りで暗くなった場合はやや不安。
「クマに注意!」の看板がやけに多く目についた!目撃した人もいたそうだ



最後の数分間はヘッドライトを使用して、やっと阿曽原温泉小屋に到着した!
(この画像は早朝に撮ったもの)
この辺りは雪深いため、毎年11月に入るとこの小屋は解体してしまう。
その為簡単な作りのプレハブになっており、何とも言えない居心地
それでもこの日、定員50人を軽くオーバーしており、
食堂に寝ざるを得ない人達もいて、団体さんは2人で一つの布団だと言っていた。



そしてこの日も湯呑茶碗でお疲れビールを頂き、カレーの夕食
途中ですれ違った、宇奈月消防の頼もしい男性4人組さんたちと会話が弾み
色々情報交換しながら、楽しい夕食タイムとなった!



食後は、5~10分位下った場所にある、野性味溢れる 露天風呂へ一直線!
湯に浸かりながら上を見ると、またまた明日の天気を約束してくれるかのような満天の星

いつもは、これも高山病の一種かとも思えるほど、周りの鼾などで寝付かれない私だったが
この日は、露天風呂の温泉効果でぐっすり眠ることが出来た!

 

黒部渓谷 下の廊下③-1…阿曽原小屋~欅平を歩くへ続く


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黒部峡谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋

2008年11月03日 | 富山県の山

黒部峡谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)

黒部峡谷 下の廊下①…室堂~黒部ダムへ-10/19(日)
黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-3…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)

黒部峡谷 下の廊下③-1…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)
黒部峡谷 下の廊下③-2…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)

新越沢から黒部別山谷、白竜峡へと緊張は続く


新越沢から20分、足元注意!頭上注意!命綱は細い針金のみ!
…難所は更に続く…



3階建ての芸術?3年越しの万年雪となったのだろうか?スノーブロック!
黒部別山谷に近づくに連れ、スノーブロックの数が増えてきた!



見事な紅葉と三層雪渓のコラボが面白い…
 


梯子は登らないで下さいとの張り紙



つい最近まで、この雪渓が道をふさいでいたようだ!
高巻きの梯子はまだそのまま残っていたが、普通に通行できたことにホッとする。



この奥に見えるのがどうやら黒部別山谷らしい、そこまでがなかなかだ!
手前のスノーブリッジ…皇居のメガネ橋?



その後もジグザグに、不安定な道を一歩づつクリアーして行く。



崩壊寸前のスノーブリッジ



黒部別山谷まで10分位のところで、いきなり高廻り桟道への案内!



本日初の梯子!かなりの高巻きで冷や汗ものだった
雪渓は既に崩壊して歩道は通れそうに見えたが、ここは指示通り従うしかなかった。
緊張の一瞬とはよく言うが、順番待ちもあり桟道をクリアーするのに緊張の7分!
足元と手元から目が離せず、下を見てしまうと谷底に吸い込まれそうだった。


緊張の7分から3分後、黒部別山谷に到着した!
と…何やら楽しそうな場所へ皆さんが誘導されていた。

直前の情報では、 別山谷では雪渓の上を歩くので心配な方はアイゼンがあるとより良い
と言う迂回路になっていたが、今日は雪渓の下を潜って行く迂回路に変更されていた!
帰宅して阿曽原小屋のHPを再度チェックしてみると、10月20日に雪渓が崩壊したと書いてある。

何と今日だ!直前に崩壊したのだ!

そう言えば、新しく落ちたような雪の塊が散乱していた。

しかも、23日には本来のルートを整備して通れるようになったと書いてある。

そっかぁ~雪渓の真下を潜れたのは、3日間のみ!
撮った画像を見ながら、貴重な体験が出来たことが嬉しくなった


 <クリック拡大>

   
①              ②             ③
  
④              ⑤             ⑥

①黄色い服の人が阿曽原小屋からの応援、宿泊のチェックもしていた。
②遠目では、ただ塊にしか見えなかったが、近くでは迫力の雪壁。
③好天でわずかに溶けているせいで、ポタポタと滴が落ちる天然のトンネル。
④トンネルを出ると、頭上を覆うような雪渓の屋根。
⑤後ろを振り向くと、崩れた雪のブロックが散乱…
⑥出てしまうとあっけないが、USJのアトラクション後と同じ気分だった^^;



ロープで岩壁を登り本来の道に戻ると、潜って来た雪渓が眼下に!
毎年悩ませていると言う黒部別山谷の雪渓全容だ…係のお兄さんが小さい。
この後団体さんがこちらに向かっているらしく、待っているようだった。



大自然の中の小さいわたし

黒部別山谷を過ぎた辺りから、谷からの高度感が増してきた!
黒部川は徐々に高度が低くなり、富山湾まで流れて行くのに対して、
下の廊下は高度約1000m…ほぼ水平に岩盤が拓かれているためだ。



白竜峡手前に小さな広場があり、ザックにあった残りの食糧で昼食をとる。

後続の1グループも、ここで昼にしようと座りだした。
そして…新越沢~黒部別山谷間辺りのヘツリで、男性が落ちたと言う話題になっていた。
谷底に座り込んでいたので怪我をされたのだろうが、死んでもおかしくないとのことだった。

上で心配そうに呆然としていたのは奥様だろう…と、話していたのだが
私達にはそれがご夫婦ではなく母子で、落ちたのは息子さんだとすぐに分かった!
ロッジくろよんで見かけた時から、ご飯を食べるにも助けがいる知恵遅れの息子さんを
どうしてこんな危険な場所に連れて来たのか疑問に思っていたからだ。
けれど、新越沢なら高度差はまだ少なく、怪我で済んだのは運が良かった!

この後、白竜峡の高廻り桟道を歩いていた時に消防のヘリが爆音ともに頭上を横切った!
彼は消防のヘリに助けられたようだった。(まずは安心した)



白竜峡①

昼一番!白竜峡の美しい流れと共に歩く…ここからが白竜峡の始まり。



白竜峡②

観光放水が終わったので水量は少なく、流れは穏やかで迫力はイマイチだが

放水の為に水が濁ることもなく、澄んだ川底が印象的だった。



白竜峡③



白竜峡④




白竜峡⑤

白竜峡入り口から15分…本日2度目の高廻り梯子!(丸太3本^^; )
この丸太のロングコース高廻り桟道を渡っている途中、頭上でヘリの爆音がした。
助けられた例の彼が乗っているようだった!



白竜峡⑥

画像では虫のように見える消防のヘリ…確認すると空に薄い虹がでているようにも見える。

高廻り桟道では、下を見ると怖いと思っていたが、この不安定なバランスの中で
上を見上げることの方が、もっと怖いことが分かった 



白竜峡⑦

視線を足元に戻し、気を取り直して再び丸太の桟道を歩く…
…この先は桟道が谷底に落ち込むように見えている!あんな所を下りるのか



白竜峡⑧

白竜峡越えは約30分、岩壁に仙人谷ダムまで7.3kmとの案内板があった!
時計はちょうど13時、これまでのんびり歩いたので予定より2時間遅れていた。

ややピッチを上げる。
 

黒部渓谷 下の廊下②-3…黒部ダム~阿曽原小屋を歩くへ続く




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黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋

2008年11月02日 | 富山県の山

黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)


ロッジくろよん(5:00)→黒部ダム(5:30)→登山道口(5:40)→ダム直下(6:10)
→内蔵助谷出会(7:30)→鳴沢小沢(9:00)→朝→黒部別山谷(11:00)→
→白竜峡(13:00)→十字峡(14:00)→半月峡(15:15)→東谷吊橋(15:55)→
仙人谷ダム(16:15)→阿曽原温泉小屋(17:30)

黒部峡谷 下の廊下①…室堂~黒部ダムへ-10/19(日)
黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-3…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下③-1…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)
黒部峡谷 下の廊下③-2…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)

黒部ダムから、紅葉真っ盛りの新越沢へ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
下の廊下(旧日電歩道)は、大正末期に拓かれた仙人ダムから欅平間の
「水平歩道」に続き、電源開発の調査目的に、切り立った岩盤を拓かれた道で
黒部ダムから仙人ダム間の16.6kmの区間であり、危険個所の多い渓谷沿いのルートである。
冬期間の残雪に左右され、全く通り抜けできなかった年もあり
通行できる期間も平年で1ヶ月余りとのこと。(阿曽原温泉小屋情報)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

今年も残雪多く、黒部別山谷に雪渓(スノーブロック)が残っている関係で
関西電力発表による正式開通は10月7日以降のようでした。
スノーブリッジとなる雪渓の溶け具合で、ルートは変わります。
私達も、問い合わせや情報収集、阿曽原小屋のHPなどを前日までチェックして
自己責任として出発を決めました。

 

いよいよ出発!


ヘッドライトを頼りに真っ暗の遊歩道を、徒歩30分で黒部ダムに到着!
レストハウスの軒先で、寝袋で夜を明かした人達が何人か起きてきて
出発準備をしていました。(ここで黒部の名水を補給)


下見の甲斐あり登山者出口へ一直線!

早朝は黒部ダム駅が閉まっているので、
扇沢行きの関電トロリーバス通路の遮断機横を通過して、更に進みます。
トロリーバス専用道路に出る、もう一つの遮断機手前を左斜めに入り
道路脇を道なりに進むと、この案内板があります(詳しい地図はこちらから)



トイレの奥に白く見えるのが登山者出口
しばらくはジグザグの下りで、ダム直下に出たら黒部川を対岸へと木橋を渡る。



河原に出た辺りで明るくなってきたが、渓谷なので日差しはまだ届かない。
辺りを見回すと、薄明かりの中でも紅葉が鮮やか、
日射しの届いた山頂が黄金色の帽子に見えた!綺麗…今年見る初紅葉だった



内蔵助
谷手前で本日最初の滝、水しぶきが頭上から降り注ぐ



ここは安定した木道が整備されていた。
他にも道が崩壊している個所には、木道や丸太の桟道が架かっていた。



どっちが人喰い岩?
欅平の奥鐘橋を渡ったところに「人喰い岩」と言う観光名所があるが
こちらは岩部屋?それとも…人喰い岩も顔負けか?
見どころ多くて^^; なかなか先に進まない、内蔵助谷で朝食予定が大幅に遅れる



内蔵助谷出合で通行禁止の看板あり!
実はここで、通行禁止だからと間に受けてしまい、迂回路と勘違いして
谷を少し登ったところで、黒部川からどんどん離れてしまうことに気付き引き返す。
この看板は「ここからは自己責任で!」と言う戒めなのかと判断して通過!



河原に下り、丸太の橋を渡って振り向くと、見事な赤・赤…
どんどん紅葉が鮮やかさを増し「綺麗…」の連発で益々足が進まない。

 

鳴沢小沢のナメ滝急ぎ足で通り過ぎるだけではもったいない美しさ。
何処で追い抜いたのか?先に行ったと思っていた昨夜の1組が、私達を追い越して行った。
すれ違いざまに言葉を交わす 「もう~大満足!」と皆さん口を揃える。



鳴沢小沢を過ぎた辺り、広めの河原に下りて朝ごはん
ここまでの元気は朝バナナ1本のみ…気付いたら9時過ぎでした!
昨日買った富山名物マス寿司とパン、この渓谷美を貸し切りで食べたので美味しかった。
それにしても、早朝は日差しが届かず立ち止まると寒い。



見上げると青い空




対岸に新越沢新越の滝が見えてきた。

 


未完成?の丸太の橋…命綱の針金が緩んでいて緊張の綱渡り状態だった。


緊張もつかの間、今度は滝壺の中を渡る、助けは何もない。


身を乗り出して決死の撮影真上から覗くとこんな感じ…滝壺の下にも更に滝壺あり!



黒部渓谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く続く





新越沢辺りからは難所続出…おっ最初のスノーブロック発見!と思っていたら

ロッジくろよんの宿泊者は思ったよりも少なく5組(平日特典?)

既に3組の方は出発していましたが、私達は予定通り5時に出発!
昨夜の夕食時から気になっていた1組(母親と知恵遅れの30代らしき息子さん)が
一足遅れて、玄関で出発準備をしていました。
この後、何時間後だったか…この親子に悲劇が起きてしまいました(><)。。





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黒部峡谷 下の廊下①…室堂~黒部ダム

2008年11月01日 | 富山県の山

黒部峡谷 下の廊下を歩く①…室堂~黒部ダム-10/19(日


富山駅北(7:00)→<立山アルペンバス>立山室堂(9:20~10:20)→
<立山トロリーバス>大観峰(10:40~10:55)→<立山ロープウェイ>黒部平(11:10~~12:40)
→<黒部ケーブルカー>黒部湖(13:05~14:15)→<徒歩>ロッジくろよん(15:20)

黒部峡谷 下の廊下①…室堂~黒部ダムへ-10月19日(日)
黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-3…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下③-1…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)
黒部峡谷 下の廊下③-2…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)


2008/10/19(日)~21(火)紅葉の下の廊下を歩いてきました。


登山歴3年目の私が、下の廊下の存在を知ったのは

昨年(2007)の夏、地元大山町主催の黒部川源流を歩く登山に参加した時だった。
一緒に参加されていたベテラン登山家さんたちが
どの山が良かった…と言う話の中で、「下の廊下」と言う人が多かったからである。

いったいどんな所なんだろう? ところで…廊下って?

そして…

今年(2008)の6月、落差日本一と言われている「称名の滝」を見に行った帰り
駐車場の横にあった「称名平休憩所」と言うところで
立山山麓や黒部渓谷のミニ模型を見た時に、下の廊下の存在が分かった!
なるほど凄い所にある…長い長い廊下である

ところが知れば知るほど、恐怖が増してくる!
運悪く一歩でも足を踏み外したら、谷底へ真っしぐら



探しにも行けないような場所らしい…そんな情報ばかりであった。

山歴3年の間にも色んなことがあった!
危険な個所は何度も経験してきた…生きるか死ぬかの時もあった!
危険はいつでも伴うが、足を運ばないと見ることの出来ない眺望や感動、達成感!
その魅力に取り付かれている私は、いつかは行ってみたい場所になっていた。

そして意外と早くチャンスはやってきた。

黒部渓谷、下の廊下は富山県内であるにもかかわらず、富山側から行く場合
出発地点の黒部ダムを早朝出発する為には
黒部湖畔にある「ロッジくろよん」での前泊が必要であり、2泊3日の計画となった。
下の廊下途中にある、唯一の山小屋 「阿曽原温泉小屋」 までは
18.6kmあり、10時間前後を予定していた。
阿曽原小屋から最終地点の欅平までは11.6kmあり、5~6時間を予定した。

出発日は、立山が紅葉シーズンサブピークの日曜日だったので
立山ケーブルの待ち時間を避ける為と、車を移動する手間を省く為
富山駅北、朝7時発の立山アルペンバスを予約した。
おかげで何の苦労もなく室堂に到着し、快晴のみくりが池周辺散策を楽しむことが出来た
ロッジくろよんに前泊するだけの初日は余裕だ!
雨の場合は更に危険が増すため、無理をせず中止も考えていたので、
この天気  が3日間続いてくれることを祈るのみだった。



稜線がクッキリの 別山・剱岳と大日岳への登山道
室堂平手前…(バスの中から撮影)


雲ひとつない青空…弥陀ヶ原は空気も澄んで富山平野まで見渡せ
バスのガイドさんが「ご自宅は見えますか?」と聞いたくらい(汗っ…冗談のようでしたが)
何と言っても山々の稜線が、不思議なくらいにクッキリ見えていた。
どの角度から見ても、いつ見ても剱岳は素晴らしい!憧れの山だ(^^♪


 
朝日を浴びて輝くみくりが池

こんな喉かな日は、何処までも広い室堂平を一日中散歩していたい…
でも今回の目的は下の廊下を歩くこと、明日早朝の為に体力・気力温存だ^^;
持参してきた空のペットボトルに「玉殿の湧水」を汲み明日に備える。


立山トンネルトロリーバス雄山の真下を通っている。

3.7Kmを10分で通り抜けるが、狭くて暗いトンネルなので凄いスピード感あり。



立山ロープウェイと黒部湖…トロリーバスの終点大観峰展望台より。 

日本で唯一、支柱が一本もないロープウェイとのこと!

この辺りの紅葉は終盤だった!鮮やかさはなく、逆光で山はやや白く写った。



黒部平へ黒部平展望台より

大観峰や黒部平からは、針ノ木岳・スバリ岳・赤沢岳が間近に見え、
この日、左方向に鹿島槍ヶ岳や五竜岳も綺麗に見えていた。

 
 
昼は黒部平の食堂で、黒部の山菜そばと、名物らしき「おやき」を頂き、
食後は玉殿ノ湧水でコーヒータイム
秋の日差しが暑いくらいに注ぎ、日陰を探したほどだった!
立山連峰を真後ろから見られるチャンスは余り無い…
ケーブルカーが何度も往来しているのを見ながら、のんびり至福の時を過ごした。

 

地下を下る黒部ケーブルカー乗車5分で黒部湖駅に到着。



黒部ダム黒部湖

ダムの展望台で景色を楽しんだ後、明日の出発地点となる、
扇沢行きの関電トロリーバス黒部ダム駅からの通路を、下見しておくことにした。
早朝出発の登山者は、駅がまだ閉まっているので遠回りで出口に向かうためだ!
親切な駅員さんに登山者出口まで案内して頂き、ちょっと感激



ダムの観光放水は、10月15日迄で終了だった。
放水がないので、ダムの下を細々と流れる黒部川を見下ろし
「いよいよ明日は、この黒部川沿いを何処までも歩くんだなぁ…」
ここまで来れば不安はない、期待いっぱいで流れの先を見つめた。



ロッジくろよんに行く為には、一旦ケーブルカーの黒部湖駅に戻り
駅のトンネルを抜けて、左に見える「かんぱ谷橋」を渡る。
かんぱ谷橋の手前には、黒部湖遊覧船乗り場があり、大勢の人が集まっていた。



遊歩道の湖側にやや傾いて、寄り添うようにブナの木が数本。
まるで童話に出てくるような光景に感激!

もしやここで、森のクマさんが枯葉のお布団で眠っていたかも知れない…




ロッジくろよん手前にあったキャンプ場…この辺りブナの紅葉が綺麗だった。



橋から20分くらい、落ち葉の遊歩道を歩いて「ロッジくろよん」到着した。


 
ロッジくろよん夕食メニューとんかつ定食?って言うところでしょうか!
とても手作り感があって、とんかつも柔らかくて美味しかった
ご飯にはうるさい私ですが、富山米らしかった。
えっ…端っこに見えるのはお茶ではなくビール? もちろんです!
明日の朝には下の廊下の出発点に立てることを祝して乾杯!…半分だけ

温泉ではなかったがお風呂もあって、部屋はまぁまぁの居心地!
山小屋でお風呂があり、畳の部屋で寝れると言うのは贅沢かもしれない。

明日の出発は早朝5時と決めていたので、とりあえず早寝する予定だったが
部屋の窓から空を見上げると、満天の星!天の川も見える…
思わず外に飛び出して、ずっと首が痛くなるまで見ていた。
夜空を飛ぶ飛行機が見えた!…と…その時大きな流れ星
願い事が二つ出来るくらいゆっくり流れて消えていった…


黒部渓谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋を歩くへ続く

 

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