早朝の仙人池と逆さ剱岳
2015/10/8~10(木金土) 仙人池と池平山で剱岳を間近に見る!
<1日目> 立山室堂~剱沢雪渓~仙人池ヒュッテ
<2日目> 仙人池ヒュッテ~しんいちろう池~池平山~仙人池ヒュッテ
<3日目> 仙人池ヒュッテ~剱沢雪渓~立山室堂
<2日目> 仙人池ヒュッテ(8:00)→しんいちろう池(8:20~35)→仙人池ヒュッテ(8:50~9:10)→
池の平小屋(10:00)→池平山登山口(10:10)→池平山山頂(11:55~12:05)→
途中の岩場(12:15~13:00)→池の平小屋(14:10)→分岐(14:50)→仙人池ヒュッテ(15:00)
真っ白で眺望の無い目覚めから奇跡が起こる!
朝目覚めると、昨夜からのガスで小屋周りは真っ白!期待の仙人池に映る剱岳モルゲンロートは諦め
5時からの朝食後は食堂に居座り、モーニングコーヒータイムをゆっくり楽しんでいた♪
ちなみに、仙人池ヒュッテは到着時に暖かいお茶サービスがあり、宿泊者のお湯、お茶、お水は無料であった。
そうしている間に、6時過ぎ頃からガスが徐々に晴れ、剱岳の一部が姿を現したので急いで池まで走って撮影タイム。。。
ヒュッテの朝食 山岳天気も見られて本もいっぱい!写真もいっぱい!
6時20分!。。。池に走る。。。
ベストショットを狙って40分位、皆で目が離せない撮影タイム!
ガスがなかなか切れず、おまけに少々風もあり池も波打つ…池が鏡になったのは一瞬だった。
ガスが切れた時の一枚!この時、池は波で両方は上手く行かない(^^ゞ
R子さんのリクエストで、しんいちろう池へ
2日目の今日は、お天気が良ければ平の池経由で池平山ピストンとし、余裕の8時出発の予定であったが、
池平山方面も綺麗に見えて来て、山頂付近が白いので、この気温では凍っている可能性が高く危険であると判断!
取りあえず、予定外だったがヒュッテ裏手にある(近くの)しんいちろう池まで行ってみることにして、出発した。
登りの途中で振り返ると、ガスの晴れ間に「お~~っ」青空の中に剣岳が「お~~っ」白馬から唐松までの稜線が
ヒュッテを振り返る!剱岳は半分雲の中だったが白馬岳と唐松岳が見えてきた。
しんいちろう池と逆さ剱岳
辿り着いた、しんいちろう池にも逆さ剱岳が映り、ちょうど風もなく、なかなか絵になり撮影タイム第2弾!
小さい池で落ち葉が浮いていたがちょうど風がなく、20分頑張って登った甲斐あり!
後ほど地図を確認したら、しんいちろう池はS字峡へ抜けるガンドウ尾根の途中にあるようだった。
下りではガスと雲が切れて、スッキリ晴れ!剱岳が全貌を現してくれた!(裏剱絶景!)
池平山が正面に見えていたのでアップで撮る!
池平山へのGOサインが出た!…(^^)/
下りながら池平山を見ると、白く見えていた部分も日差しと共に無くなったので、リーダーから予定通りGOサイン!
下りの途中より仙人池ヒュッテと剱岳 出発前の仙人池
ヒュッテに戻り、玄関に用意してあったザックを背負って、池の平小屋経由で池平山(標高2555m)へ。
予定より1時間10分遅れて池平山へ出発!
八ッ峰が鮮明になってきた!
三ノ窓氷河
バンザイの眺望!
紅葉の中に溶け込んでいる池の平小屋が見えてきた!
お二人、何やらお仕事中!
池の平小屋から10分ほどで登山口分岐 池の平小屋を見下ろす!
左手に八ッ峰の頭を見ながらチングルマ畑を歩く
左手にはずっと剱岳、剱岳の左肩には別山と立山連峰、後方には西側から見る白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、
樹林帯を抜けると、広大なお花畑だったと思える場所に出て、チングルマ越しに剱岳を撮ると、これもなかなか芸術的(^^ゞ
その先は浮石の多いガレバの急登がしばらく続き、下りは要注意であるが、登山道をしっかり見極めれば迷う事は無い。
中央に白く残るハート型の雪渓が、S氏に教えて頂いた「モンローの唇」
標高を上げると眼下に小窓氷河が大きく見えてきた!
池平山山頂が視界に入る!
前を歩く2人は既に到着!写真を撮りながら歩く後方2人は氷から目が離せない(^^ゞ
池平山との間に大きく切れた大窓を挟んで、後ろに白ハゲ山が見えていた。
稜線上に出ると、 時折風の通り道となって強風が吹き、切り立った北側の斜面はエビの尻尾が一面に張り付いていた。
紅葉越しに冠雪したアルプスが見えて、紅葉と雪のコラボと言うのは良くある(聞く)光景だが
10月初旬の紅葉時期に大きなエビの尻尾を見たと言う記憶は無く、何故かここが特別の場所のように感じた。
巨大松の花 翼を広げた白鳥
池の平山 南峰(2555m)に立つ!
岩場のアップダウンを何度か繰り返し、大岩がいくつも重なったような山頂(南峰)に立った!
太陽と競争のように登って来たけど、ちょっと負けたかも?山頂からの剱岳は逆光気味で、画像は白写り!
山頂より白ハゲ山方面
山頂から若干下って昼休憩!
山頂から少し下った岩場の陰で、剱岳を目の前にして昼休憩、時間も余裕でコーヒータイムも…
S氏に「モンローの唇」と言われる、ハートを横に伸ばしたような可愛い雪渓も教えて貰って、ネーミングに乾杯だ!
擦れ違ったのは単独男性一人だけ、我々の貸し切り状態で、静かな山域の池平山と剱岳の眺望を堪能した。
池の平小屋眼下の平の池、地糖も点々と…行ってみたかったなぁ(^^ゞ
帰りに寄ろうと言っていた「平の池」を見下ろすと、周りに地塘も点在し、特に赤のナナカマドが目立ち美しい。
地形図では池の平小屋から標高70m程下るようで、往復で約1時間と言う話だったが、平の池は次回の楽しみとした。
ところで、しり取りみたいな「池の平」小屋・「平の池」・「池平山」一瞬考えないと間違えそうだ!
池の平小屋に戻ってきた!
朝は無かったはずのベンチで寛ぐおっさん2人と、パラソルで寛ぐおっさん2人(^^ゞ
立派な三脚も持っていたので、宿泊してカメラ三昧なのか?大自然の中で短い秋を楽しんでいるようだ!
ただいま~
連泊だと、もう我が家に戻った気分でホッとする。 笑顔で出迎えてくれたオーナーと記念の一枚!
仙人池ヒュッテに戻ったのは15時頃、直ぐにお風呂に飛び込み、再び極楽湯(^^♪
風呂上りは、17時の夕食までビールと持参のおつまみで小宴会、100%満足の2日目であった。
星は撮るものではなく鑑賞するものだ!…カメラの限界の言い訳だけど流れ星撮れた!
今夜は運よく星空…20時頃と早朝の2回、星空の撮影タイム、カメラと腕の限界で良い写真は無いのだが
この場所で、鮮明な天の川や満天の星空が見られて、2日目の満足度は100%→150%に訂正である(^^ゞ
星空の写真を撮って体も冷えて戻り、明日のモルゲンロートに期待して、さぁ寝ようとお布団に潜り込んだら
あれあれっ?お布団の中に湯たんぽが…温かくて有難くて、昨日は着て寝ていたダウンを脱いだ(^^♪
実はこの湯たんぽの正体、飲み干したペットボトル(厚めの物)に、熱々のお湯を入れたもので、すぐれもの!
冷え性の女性たちにと、S氏のアイデアと気遣いであった!…が、隣のRさんは2本、私は1本、愛情の差?年齢の差?
まぁ私はこの山行がS氏と初めましてだったけど、Rさんは長年の山仲間らしいので、当然かぁ(^^ゞ
明日は帰るだけ(帰る岳)剱沢の大雪渓は登りになるので大変かなぁ?…などと
自分で言うのも何だけど、くだらないダジャレと明日の心配をしている間に、湯たんぽ効果もあり就寝できた。
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