雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

赤兎山(1629m)へニッコウキスゲを見に行く。

2024年05月31日 | 福井県の山


赤兎山のニッコウキスゲ


2017/7/6(木赤兎山(1629m)へ  ニッコウキスゲを見に行く。。。

 
自宅(6:30)→登山口P(8:25~40)→登山口(8:45)→小原峠(9:35)→大舟分岐(10:20)→
朝兎山山頂(10:35~50)→避難小屋展望台(11:20~12:30)→赤兎山山頂(12:55)→大舟分岐(13:10)
小原峠(13:40)→登山口P(14:15~25)~白峰総湯~→自宅(17:10)


2017年は裏年か?蕾もあったが全体的に花数は少なめ!


昨年の同時期(2016/6/30)梅雨の晴れ間に、「三ツ谷~赤兎山~杉峠経由で」赤兎山を歩いている。
今年はトレーニングも兼ねて、ニッコウキスゲの花を目的に、福井県の勝山側からピストンで登ってきた!

いつものことながら、R157から入る林道の途中ゲートで協力金(1人300円)の徴収があり、その際にチラシを頂く。
何々?ゲートの開放は朝7時から夕方5時まで…えっ?何時から??今までそんな規定はあったっけ?
つまり早朝到着しても入れないし、帰りが遅くなっても通れない…と言う事になったと言う事か??
赤兎山には何度も来ていたが、今まで気付かなかっただけなのか?チンプンカンプンの私である(*^_^*)

赤兎山だけなら何の問題もないのだが、もしも大長山と赤兎山の両方を歩きたい場合は、早めの到着が望ましい!
実際に、大長山から下山した男性2人と大原峠で出会い、5時までにゲート到着は厳しいので赤兎山は諦めると話していた。
駐車場の問題はあるが、石川県民は三ツ谷の越前禅定道登山口から入るのも、悪くない選択だ(^^ゞ


2時間ほど走って登山口に着いた!


 
駐車場では青空                      登山口



ジメジメした季節なので、ギンリョウソウがあちこちでお出迎え!



沢になっている登山道が2ヵ所ほど・・・
 


小原峠



峠から10分ほど登ると、いつもの季節のいつもの光景!モリアオガエルの卵がいっぱいだった。



池にダイブ!始まっていました!



いつも通り過ぎるだけの山頂!…標高1628m
今日は青空のはずだったけど、この場所は360度真っ白で、経ヶ岳も白山も見えません(^^ゞ


 
空は見えなくても、足元の花は良く見えます!



蕾が多く花も綺麗な個体でした。

 

秋には美しい!この場所(^^♪



赤兎山に来たら、いつもは避難小屋が最終目的地だけど、その先も2回ほど歩いた記憶あり(^^♪



避難小屋前あたり、まぁまぁ咲いていた。



避難小屋手前の赤池湿原・・・ここにもモリアオガエルが生息!



ウラジロヨウラク大輪・・・花は満開!



ササユリは蕾が多く、開いていたのは数輪のみ!
 

やっぱり花数、少なめだった。

2017年は雪解けが遅く花も遅いと言われているようで、赤兎山のニッコウキスゲもまだ蕾が多かったのは事実だが、
それとはまったく別で、全体的に花数が少ないように感じた!(登山者の誰かが裏年かも?と言っていた)
昨年は咲いていたササユリも殆んどが固い蕾で、開きかけていたのが1~2輪だけだった。
大長山経由の方に聞いてみたら、やはり大長山のササユリも蕾ばかりで、ニッコウキスゲも少なめだったとの話である。

今日は、赤池の地塘周りや避難小屋の周辺のニッコウキスゲがポツポツ…昨年は真っ黄色に見えていた記憶である。
自宅に戻って昨年の写真と比較しても一目瞭然!やはり、コバイケイソウのように裏年と表年があるのかも?

白山はガスと雲で霞んでいて眺望は無かったが、雨が降らず見頃のニッコウキスゲに出合えた事には大満足(^^♪
全体的に花数は少ないと感じたが、固い蕾も多く見たので、今年はパラパラと咲いて意外と長く楽しめるのかも知れない。

久し振りに白峰総湯(トロトロの良いお湯だった)によって汗を流し、帰路に就いた。



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針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳③

2024年05月30日 | 富山県の山


針ノ木岳山頂から眼下に見えていた黒部湖


2017/8/4~5(金土)針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳③


<1日目   扇沢~針ノ木雪渓~針ノ木小屋(峠 2536m)まで
<2日目 蓮華岳(2799m)・針ノ木岳(2821m)
ピストン~針ノ木雪渓~扇沢


<2日目-②>針ノ木小屋(4:45)→蓮華岳(6:00~05)→針ノ木小屋(7:00~35)→針ノ木岳(8:30~50)→
針ノ木小屋(9:30~10:00)→雪渓入口(11:00~15)→雪渓終わり(12:20)→大沢小屋(13:00~35)
→ヘリポート(14:35)→扇沢駅(15:05)→市営P(15:20~40)→薬師の湯(16:00~17:00)→
金沢森本IC(19:55)→観法寺P(20:00)


いざっ!2人で針ノ木岳へ出発~!

リーダーから「標準タイムで戻るように」と言われたので、写真と休憩はなるべく控えてひたすら登った!
山頂では眼下に大きく見えていた黒部湖に感動!いつもと違う方向からの立山と剱岳(裏剱)も圧巻!
初めて見るスバリ岳への稜線も素晴らしい!2人で大満足だねと言いながら、しばし眺望に見惚れていた(^^♪


 
昨日は見られなかった小屋からの眺望!                    ここから右方向へ登って行く!


 
怪しい音で振り返ったら、ヘリがホバリングで荷物を引き上げているようだった。(左画像)
超特急で歩いていたら一気に汗だく。。。N氏、突然走って何処へ?帽子に雪(ほぼ氷)を詰めてました(^^ゞ



山頂見えた!風も穏やかで良い天気だし台風は何処?



爺ヶ岳方面、雲がチラチラ湧いて来た!


稜線に出た!



トラバース道はこの辺りまで



稜線に出てから、歩いてきたトラバース道と蓮華岳を振り返る!



もしや高瀬ダム湖?奥に槍ヶ岳が見えていた!



山頂目前!


山頂に到着!


 
駆け足、駆け足。。。                  剱岳をバックにN氏に証拠写真を撮って頂く。



スバリ岳、赤沢岳方面!新潟の5人組さん、ここを歩くと言っていたなぁ…
遠目にはナイフリッジに見えるんだけど! あっ!下に見える白いニョロニョロ…針ノ木雪渓だ!



ちょっと近付いてもう一回撮る!登山道が何となく見えた。



雄大な山々の足元に、横になが~い黒部湖が!


下りも駆け足。。。


時間は余裕だったが、少しでも早く戻った方が良さそうな雰囲気だったので、後ろ髪引かれながら下山開始!
予定より早かったから遠慮はいらないのだが、何せ「3対2」・・・待っている人の方が多いと思うと、気が引ける(^^ゞ

半分くらい下ったところで、今朝は蓮華岳でも一緒で、同じ部屋だった新潟から来た5人グループと擦れ違った!
「せっかく登ってきたのだからピストン下山はもったいない、稜線を歩いてこそ山だ」と話していたグループで、
今日は針ノ木岳からスバリ岳方面の稜線漫歩で余裕の行程であり、次の山小屋にもう一泊して扇沢に下山予定だそうで
私としては、一人だけでも付いて行きたいくらい、羨ましい行程(コース設定)である(^^ゞ


針ノ木小屋に戻ったら、長らくお待たせ頂いたにもかかわらず、2人分のコーヒーを入れて待っていてくれた。
約束の10時出発まで30分程時間があったので、宿泊者に貰える水(1リットル)を頂いてザックの整理などに費やす。
早朝から登ってきたのか?我々と足が違うのか?早くも到着した単独男性が、本日の宿泊の手続きをしていた。
今日は土曜日と言うこともあり、日帰りの若者グループも沢山いて、一泊二日で下山予定の私達には驚異の世界である!


そして我々は予定通りに下山開始!


 
この時、峠の空は青空だったが、下山方向の谷はガスっていた。


 
ミヤマキンバイの群生にもシラネアオイにも癒されました!



終始ガスガス・・・離れたら見えなくなりそうだったけど、ちょっと団子過ぎ(^^ゞ



ここに踏み後あったので、そ~っと渡ったけど怖かった!



ガスで見辛く、けっこう行き過ぎたので戻る!昨日と今日では雪渓の様子も違った!



見覚えのある岩の滑り台、これで夏道に戻れるぞ!


 
大沢小屋で遅い昼休憩をさせて頂き、また下りと歩き、扇沢駅経由で駐車場へ・・・途中で青空戻る!


雪渓を下り終えて夏道に入った直後、2~3分だったがサッと通り雨が降った!夏山では突然の雷雨など良くある話だが
心配とは裏腹に、その後はまた青空が広がったのである!帰りの高速では日本海に涼む美しい夕日も見られた。


針ノ木小屋は「docomo」に優しい。。。


久し振りの長距離を歩いた充実の2日間、結果オーライの山旅であったが、台風が来ていると言う先入観からか?
行く前から皆が天気予報に振り回され、山小屋でも警戒してピリピリし過ぎた感じである。
その後台風5号は本州横断、石川県も帰宅から3日後の8月8日午前中直撃!9日朝には温帯低気圧に変わったと発表された。

それにしても5日早朝4時過ぎに言われた、リーダーの集中豪雨説が気になり過ぎて、後日過去の予報(警報)を調べてみた。
長野県に大雨警報が出たのは、4日の19時から21時半頃までの2時間半のみ!その後解除になっていたのである。
さらに掘り下げて調べたら、同じ長野県でも5日の大町には濃霧注意報が数時間出たのみで、警報は4日夜の他の地域だった!

考えてみたら警報と言うのは市や町単位で直前に出るもので、出たからには解除の報告も必ずあるものだ!
県単位で雨が降るわけでもなく、昨夜のうちに解除になった情報も得られず、心配が募ったものと思うが
これで当日快晴だった訳も納得(^^ゞ・・・今はピンポイントで天気予報(雨雲の動き)なども見られるので便利である。

ちなみに針ノ木小屋には、小屋内にdocomoのブースターがあるので、docomoに限り携帯が使えるようだ!
(私はdocomo)実際に夕方部屋で、スマホで天気予報をチェックしたが、電波は普通に快適だった(^^)v


私に比較はできないが、今年の残雪は多い方だと聞いた!雪渓が少ないと夏道を高巻きするので歩きにくいらしい。
残雪が多いと言っても、クレパスや大きな穴などが目立っており、目印のベンガラも消え、油断のできない雪渓歩きであった。

特に下り注意!行き過ぎてしまうと迷うらしく、今回は濃いガスで夏道への登り口が見えず、探したのでやや苦労した。
と言うのも、日毎に雪渓は部分的に崩壊するので、前日の雪渓の様子がそのまま全く同じとは限らない(^^ゞ
登りと下りでは、同じ場所に立っていても違う景色に見えたりするので、自分なりに目印を覚えておくのが良いかも知れない。
白馬大雪渓は、蟻の行列のように人が続いていて何の心配もなかったが、針ノ木雪渓はそこまで人気はないようである。

頑固でアナログなおじいさんリーダーに色々振り回された感あったけど、まぁそんな時もあるかぁ(^^ゞ
頼もしいサブリーダーがいて、コマクサと360度の眺望に出合えて、結果(終わり)良ければ全て良し!の山旅となった!


( 完 )

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針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳②

2024年05月29日 | 長野県の山


朝露が可愛い・・・蓮華岳のコマクサ


2017/8/4~5(金土)針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳②


<1日目   扇沢~針ノ木雪渓~針ノ木小屋(峠 2536m)まで
<2日目 蓮華岳(2799m)・針ノ木岳(2821m)
ピストン~針ノ木雪渓~扇沢


<2日目-①>針ノ木小屋(4:45)→蓮華岳(6:00~05)→針ノ木小屋(7:00~35)→針ノ木岳(8:30~50)→
針ノ木小屋(9:30~10:00)→雪渓入口(11:00~15)→雪渓終わり(12:20)→大沢小屋(13:00~35)
→ヘリポート(14:35)→扇沢駅(15:05)→市営P(15:20~40)→薬師の湯(16:00~17:00)→
金沢森本IC(19:55)→観法寺P(20:00)


針ノ木岳と蓮華岳をそれぞれ往復してから下山の予定が・・・


朝4時に、皆さんより一足早くスマホの目覚ましで静かに起きて、トイレと洗面を済ませて戻ってきたら
リーダーが集まってくれと言うので、まだ寝ていたN氏とNさんは慌てて飛び起きたようである(^^ゞ

何と!「集中豪雨の予報が出たので、針ノ木岳と蓮華岳、どちらか一方を登って早めに下山しないと、
沢が溢れて帰宅できなくなる・・・希望はどちらですか?多数決で決めます!」とまぁこんな話を始めたのである。

私が昨夜スマホでチェックした最終予報では、台風5号は奄美大島の東170キロ沖に停滞中で本州にまだ影響はなく、
富山県には晴れ予報も出ていて、県境なのでちょっと期待、大町のピンポイント予報も曇りだったので、
ちょっと信じがたい話、一方的過ぎてゆっくり考えている暇もなく、全員で同じ行動をしようと言う話であった。

最初から蓮華岳に誘導された雰囲気だったが、結果3対2で蓮華岳、小屋の朝食は5時半から7時までだったので、
中途半端に時間を過ごすより朝食前に出発した方が良いのでは?と言う事になり、慌てて準備(^^ゞ
日焼け止めだけ急いで塗って、昨夜のうちに準備(整理)しておいたサブザックを持って、急いで玄関に出た!


時計を見たら4時45分、しかも空は良い天気の予感!


昨夕はガスで見えなかった小屋からの眺望もクッキリで、ここからでも富士山が見える。
事前に調べておいた8月5日の日の出予想は4時49分だったが、既に薄明るくなっておりヘッデンいらず!

 


急登を10分程登って、針ノ木小屋を見下ろす!


 
岩場の登山道を越えると、森林限界の優雅な登山道で一気に眺望も広がる。


 
5時過ぎ頃から山が輝き始める!

急登を登り終えて5時を少し回った頃、後ろの針ノ木岳を見ると、若干焼けて淡いモルゲンロートの雰囲気だった(^^♪
稜線に出ると正面は一面雲海、もう少し早い到着ならご来光も拝めたのだが、何せ急な行動なので仕方ない。


 
目指す蓮華岳山頂が見えてきた!              花を愛でながらの歩き・・



山頂手前でも、足元の岩間にコマクサ群生!



5:40分頃、早朝なので朝露付きコマクサ!


 
イワギキョウ                      タテヤマリンドウ


花越しに名山、撮ってみた(^^ゞ



ミヤマキンバイ群生と爺ヶ岳、奥中央は鹿島槍ヶ岳!



タテヤマリンドウと立山連峰、剱岳!



コマクサと針ノ木岳、スバリ岳!



コマクサ軍団と槍ヶ岳!


道中も山頂からの眺望も素晴らしかった!


蓮華岳への稜線上には、やや花は遅かったが「コマクサ」が咲き乱れており、数の多さは今までで一番かも?
眺望も素晴らしかった!右手側には北アルプスの面々、奥には八ヶ岳と南アルプスに囲まれ雲に浮かぶ富士山がずっと見えていた。
後方には間近に針ノ木岳とスバリ岳、赤沢岳、そして登るにつれ大きく頭を出す、剱岳と立山連峰!
左手側には爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、白馬岳などが見えており、昨日の苦労も吹っ飛ぶ、素晴らしい眺望が待っていたのだ。



蓮華岳山頂の祠



立山連峰と剱岳



槍ヶ岳と穂高連峰



雲海に頭を出す富士山


途中の稜線の眺望が素晴らしかったので、山頂では長居せず早々に下山開始!



(6:05分)下山開始…前方左奥に見えるのは薬師岳!



(6:13分)稜線漫歩の下山。。。


 
小屋に戻ったら、昨夜は売り切れていたビールが山積みになっていました(^^ゞ


この後、思わぬ展開に!


小屋の朝食は7時まで、全く慌てる様子もなくマイペースで下りていく先頭のリーダーにゆるゆると付いて行く!
7時を少し(数分)回ったが、我々を含めて二組、小屋のスタッフは文句も言わず気持ち良く笑顔で迎えて下さり、有難かった。

そして朝食を食べながら、今回のサブリーダーN氏がついに発言!
「お天気は快晴になり、集中豪雨の予報はないようなので、予定通り針ノ木岳にも行けるのでは?」

隣で相槌を打つ私(^^♪・・・「それなら行きたい人だけ行って来てください」と即答のリーダーだった。
リーダーを含めて既に2人は何度か山頂を踏んでおり、Sさんは下りの足が心配なので、結局3人は行かないとの事!
私とN氏の2人で行く事になったのであるが、この天気で断念していたら、絶対に悔いが残るところであった。
すっかり諦めていただけに、(3人は残るので)顔には出せないが、心はルンルンの私だった(^^♪

 

針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳③へ

 

 

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針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳①

2024年05月28日 | 長野県の山


針ノ木雪渓を歩く・・・


2017/8/4~5(金土) 針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳①


<1日目   扇沢~針ノ木雪渓~針ノ木小屋(峠 2536m)まで
<2日目 蓮華岳(2798.7m)・針ノ木岳(2536m)
ピストン~針ノ木雪渓~扇沢

<1日目> 観法寺P(5:05)→小矢部IC(5:30)→糸魚川IC(6:35)→市営駐車場(8:25~35)→扇沢駅(8:45)→
登山口(9:00)→針ノ木自然遊歩道入口(9:30)→大沢小屋(10:35~10:55)→針ノ木雪渓入口(11:45)
→<途中の岩場で昼休憩>→雪渓終点(14:00)→レンゲ沢(14:15)→針ノ木小屋(15:40)



針ノ木岳GPS軌跡・・・雪渓に入った箇所で電波切れ!小屋から蓮華岳は取り忘れ (+o+)
雪渓は刻々と変化しているので、その年の残雪や歩いた日付により距離も違ってくる。
簡易アイゼン使用(6本爪2人/4本爪3人)今回は昼休憩を挟んで、約2時間(ゆっくり)の雪渓歩きとなった。


蓮華岳のコマクサと針ノ木岳眼下の黒部湖に感動!


日本三大雪渓「白馬大雪渓・剱沢雪渓・針ノ木雪渓」の一つ、唯一未踏だった「針ノ木雪渓」を歩いてきた。

気象庁により、東北と北陸の梅雨明け(2017年)は、例年より遅い8月2日と発表された。
大型台風5号が奄美大島から少し離れた海上付近に停滞しており、3日前(8/1)の予報とリーダー判断で一旦中止となったが
2日前には、まぁまぁの天気予報に変わった為、予定通り8/4~5日の一泊二日(参加者5名で)行く事となったのである。

金沢出発時、いつものように金沢森本ICに一旦入ったのだが、料金所を過ぎてから富山方面が事故で通行止めと知った。
一旦下りて下道を走り、小矢部ICから高速に乗ることに・・・遠出の場合は特に予期せぬ出来事が起こるものだ(*‘ω‘ *)
到着後も扇沢駅付近で若干引き返し、見つけた無料の市営駐車場は満車で(上の有料駐車場12時間1000円)も覚悟したが、
本来駐車場ではないが、邪魔にならない通路ギリギリの位置に、(無理やり?)何とか止められてホッとした!


市営駐車場から本格登山口まで約1時間の歩き。。。


 
無料の市営駐車場                    扇沢駅前を通過して


 
登山口に見えたけど両方違った!


 
迷路みたいに4回車道に出て、6つ目の入口がやっと本格登山口!(右画像看板のところ)


 
ガレ場ありザレ場ありだったが、大沢小屋まで緩い登りの登山道である。

扇沢駅の奥が最初の登山口 、一般車両通行止めの車道を4回横切り、登山が始まったとは思えない雰囲気から始まるが
車道の左手に広いヘリポートがある「針ノ木自然遊歩道」と書かれた案内板のある入口から、本格的な登山道に入っていく。
小さな沢を3回ほど渡る箇所もあったが、大沢小屋までの約1時間は、標高差200m程の緩い登りであった。


大沢小屋に到着!


 
「苔沢の名水コーヒーでしばしの休憩を(500円)山の喫茶室 大沢」…喫茶R子のコーヒーあるから素通り(^^ゞ
R子さん、いつも山で皆のコーヒーを入れてくれて、真夏はアイスコーヒーも!本当に美味しいのです!




長野県大町市出身の登山家で北アルプス開拓の先駆者「百瀬慎太郎」のレリーフ

百瀬慎太郎は「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」と詠った山岳家、詩人で、大町對山館館主でもありました。
大正6年ごろから針ノ木岳周辺の登山の普及に努め、大正末から昭和初期にかけて大沢小屋、針ノ木小屋を開設しました。
今、大沢小屋脇の岩盤にそのレリーフが埋め込まれています。・・・市川内科医院ブログより引用しました。


大沢小屋から30分、いよいよ雪渓が見えてきた!


大沢小屋では最初の大休憩!元気になって小屋から30分程歩いた所で、左手側の眼下にいよいよ雪渓が見えてきた。
雪渓と並行して夏道を更に20分ほど、途中には滑りやすい岩場などもあったので、なる程、早く雪渓に入れた方が楽である。
前を歩いていた4人グループの女性1人が、雪渓に入る前の岩場で転落したらしく、数メートル下の雪上で顔面から血を流している姿が見えた。
「救急隊を呼びましょうか?大丈夫ですか?」と上から声を掛けていたのだが、何とか大丈夫のようだった。
その後、針ノ木小屋では出会わなかったので、このグループは登頂を諦めて下山したようである。




ロープはあったが、ツルツル大岩の滑り台を下りる!



ここから雪渓に入ったような踏み後はあったが、危険と思われる赤い印もあり、踏み抜けそうで断念!



何処から入ろうか?



雪の厚さを確認して、ここをよじ登る!


 
前方!                          後方!

標高1800mを過ぎた辺りで雪渓に入ると冷たい風が吹き、それまで掻いていた汗が一気に引くほど急激に寒くなった!
雪渓はストックも刺さらないほど固い氷の塊、持参した簡易アイゼン(4本爪)を付け上着を羽織って歩き始めたが
良く見ないと前を歩く人の足跡も分からない程であり、一歩一歩確かめながら滑らないように歩いた。



下山してくる人の足元を見ると、8~10本爪アイゼンを履いている人もいたので、持参できればその方が望ましいようだ!
今回下りでは若干雪が緩み、トレースもハッキリしていたので助かったが、運悪く凍っている場合はアイゼンが頼りになる。
最初は視界も鮮明だったが徐々にガスが湧きだし、大きな岩もゴロゴロしている中、こいのぼりの旗を目印に歩く。



夏道に入るとお花畑が待っていた。(雪渓を振り返る)


 
雪渓が終わり夏道に入るとしばらくはお花畑、小さな沢渡りも2回ほどあったが、峠までザレ場の急登である。


針ノ木小屋(針ノ木峠 2536m)に到着!


 n
階段の先、ガスの中に小屋のシルエット!・・・針ノ木峠に針ノ木小屋あり!


視界があれば20分ほど手前からでも針ノ木小屋は見えるらしいが、ガスが濃い為直前まで小屋は見えず
自分たちの到着予定(15:30)より15分程遅れただけだったが、出発が9時の我々は他の皆さんより到着が遅かったようである。
小屋での夕食は3回に分けられていて、17時~・17時40分~・18時20分~の3回、我々は当然最後の3回目となった。

当初の計画では金沢発が4:10分だったが、直前のリーダー判断で1時間遅れの5:10分発に変更になった。
小屋泊の場合、遅くても15時頃には小屋に入れる計画が望ましいと私は思っているのだが、どうだろう?

夕食が遅い時間だったので、小屋の外で喫茶R子さんのコーヒータイム、本当はビールで乾杯と行きたかったが
な・な・何と!ビールは売り切れ!物資を積んだヘリが来ていたが、ガスで地表が見えず引き返したのだと聞いた!
翌朝に来ていたヘリを見て知ったのだが、小屋横の狭い場所にホバリングをしながら物資を下ろす予定のようだった。
ヘリも命がけで来ているのだから、山でのビールや飲み物が少々高くても、仕方のない事なんだと改めて実感(^^ゞ



コーヒータイムの間に薄っすら現れた!今日はこれが精いっぱいの眺望(^^ゞ


 
お布団一枚に枕が二つ!つまり・・・             夕食メインはサバ煮込み


到着が遅かったので、一番奥の10畳に20名、つまり「一つの布団で2人寝て下さい」と告げられ案内されたが
夕食の時に、10名になったので一人が一つの布団でOKですと言われ、一同大喜び(^^♪
団体のキャンセルがあったのかも?予定より人が少なかったようで、とにかく大の字で寝られるのでラッキーだった!
針ノ木小屋は100人収容、溢れる分は遅い到着順で折り返して、最初は2人で一つの布団と言う計算だったようだが
良く見ると空き部屋が一つあり、我々の部屋から数人が移動したので、この事からもやはり早い到着が懸命のようだ!



裏手にテントが3張り!



夕食後に外を見たら、ガスが切れて姿を見せたのはスバリ岳か?


針ノ木小屋はまさに峠!細い堤防のような地形を上手く利用して建てられていた。
斜面を覗くと、テントも3張りあったので、稜線歩きを楽しむのだろうか?

小屋の消灯は9時だったが、同室の新潟5人組は8時前には静かになり就寝!我々は8時半頃就寝 (-_-)zzz


 針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳②へ


 

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仙人池と池平山で剱岳を間近に見る<3日目>

2024年05月27日 | 富山県の山

紅葉と剱岳


2015/10/8~10(木金土) 仙人池と池平山で剱岳を間近に見る!


<1日目> 立山室堂~剱沢雪渓~仙人池ヒュッテ
<2日目> 仙人池ヒュッテ~しんいちろう池~池平山~仙人池ヒュッテ
<3日目>  仙人池ヒュッテ~剱沢雪渓~立山室堂

<3日目>仙人池ヒュッテ(6:30)→二股(8:20~30)→真砂沢ロッジ(9:35)→
剱沢小屋(12:20~40)→剱御前小屋(13:40)→雷鳥平(14:55~15:25)→室堂(16:10)→
バス発(16:20)→立山駅(17:30)→<吉峰温泉>~金沢


10月10日は晴れの得意日!そして私の誕生日でもある…何回目かは聞かないで!(*^^*)
最終日に剱岳のモルゲンロートを期待したが、夜明け前の剱岳は残念ながら半分雲の中であった(@_@。。。
それでも万が一の期待を持って、小屋のオーナーに本日はどんなもんかと尋ねてみたら、
直ぐに小屋裏手を見に行って下さり、朝陽が登るであろう場所に分厚い雲がかかっているので、
残念な報告ですが、モルゲンロートは無理でしょうとの事であった。(泣)  

ところがラッキーにも出発直前の6時10分頃から、一部ではあったが薄っすら焼け始めて、皆で池に走る。。。
日の出の時間は20分程過ぎていたが、分厚い雲の隙間から太陽が顔を出したようで、逆さ剱はそれなりに美しく
短い時間ではあったが、諦めて帰ろうとしていただけに、思わぬ誕生日プレゼントを頂いたのである(^^♪



(6:13分)モルゲンロートにはちょっと遠いけど、雲の切れ間から陽が射す!



(6:18分)池が鏡になった瞬間!


2日間お世話になりましたっ!


 
スタッフ全員で見送って頂く。。uruuru。。         朝日が射す眩しい紅葉の中を歩く!




何度でも目が行く剱岳!



小窓雪渓と池平山…昨日はあそこにいたのかぁ(^^)/



三ノ窓雪渓と紅葉の山肌が美しい。。。



望遠でも鮮明に写る近さ!


二股の橋を渡って真砂沢ロッジへ


この日は二股辺りまで青空が続き、初日と違って紅葉も輝いて見え、紅葉越しの剱岳も美しかった。

真砂沢ロッジ辺りからは薄雲りとなってきたが、帰路はまた違って見える光景に感動しながら歩くことができた。

剱沢大雪渓では、これから仙人池に向かう団体さん2組(40名ほど)とすれ違い、ガイドはS氏の知り合いであった。
私達と同じ室堂方面に歩く若者2人が、ザックに20mロープをかけていたので、メンバーが尋ねてみた話では
「北方稜線に向かう予定だったが、凍っていたので危険と判断し、断念して引き上げてきた」との事であった。
何処をどう歩くつもりだったのか?詳しいことは分からないが、我々が池の平山頂付近で見た、北側斜面に張り付いた氷群!

岩の殿堂と言われる剱岳!一度でも滑ったら滑落して命取りになるだろうと十二分に想像できた。
天気も下り坂の予報だったので、勇気ある撤退と言うのか?それとも無謀な挑戦と言うのか?どっちだろう?前者かな?



二股辺りで何度も振り返る!


 
心惹かれた岩                    再び渓流沿いのアスレチック道
河原で見つけた眠る秋毛のムーミン?カバ?あれが耳だとすればSNOOPY?誰か黒いペンキ持ってないかなぁ
  


そろそろ雪渓と夏道の交差地点


天気は下り坂!9時半頃から薄曇りとなる。



真砂沢ロッジ付近は良い休憩場所!今から仙人池を目指す人多数だった。
到着時間から考えると、剣沢小屋辺りで前泊したのだろう。。。だんだん空は曇って来た。




おっ!ポツンと一軒家?テント発見!主さんは今頃何処を歩いているのだろう?
 

剣沢小屋前でササっと昼食!


 
ここまで来ると帰ってきたぞ!感あり(^^ゞ…風も強く曇り空だったけど剱岳も稜線も鮮明だった。
ここ剱沢小屋前で昼食!(風が強くてバーナーが使えそうになく)簡単に昼食のみとし、20分ほどで出発した!



別山・雄山の稜線が美しい



正面に雷鳥平、流石に土曜日!50張り以上のテントだった。

雷鳥平で本日のコーヒータイムとして大休憩!時計を見たら予定より30分程早い到着である!
乗るのは最終バスで良いと言う話になり、テン場のテーブルを借りて、雷鳥平からの眺望を
360度満喫!


 
みくりが池周辺は、人・人・人・・・


雷鳥平でゆっくりしたお蔭か?足も元気になり、ここから室堂まで1時間20分かかると予想していたが、何と45分弱で到着!
最終バスの17時5分を覚悟していたのだったが、少々(10分程)並んで待機しただけで、16時20分発のバスに乗る事ができた。


立山駅の駐車場で不思議な夕焼け雲を見た!



雲が赤い…たまに見るけど、どんな現象??


来年は小窓雪渓か??


今回の山旅、多少お金はかかるが、小屋2泊としたのは正解であった!
これで日本三大雪渓制覇!(他は白馬大雪渓・針ノ木大雪渓)今回、剱沢大雪渓を歩けたことに意味はあったが、
学術的に「氷河」と認められた、小窓雪渓や三ノ窓雪渓に間近で出会えたことに大きな意味があり、
簡単に行ける場所では無いので、2日目は好天に恵まれ「池平山」に登れたことで、より有意義な山旅となった。

ちなみに、またまたHPの話になるが、仙人池ヒュッテの「労山カード持参で会員は10%OFF」も、偽情報である!
有名な仙人池のおばちゃんから経営が孫?に変わって、5年前から500円割引のみとの事であった。
仙人池ヒュッテのビールは350ccが600円、500ccが800円、割引分は乾杯ビールに消えちゃいましたが(^^ゞ

そして、今回の行動リーダーS氏から、最後に嬉しい言葉を頂いた。
「来年は、小窓雪渓を登りましょう!今回見送った平の池も来年の宿題にしましょう。」
いや~今回が最初で最後だと思っていたけど、また来年行けるかも?と言う期待が一気に膨らんでしまった!
少々軟弱な私の足も、遅れを取らないように鍛えておかなくちゃ…これは毎回思っていることである(^^ゞ

帰りにS氏の案内で、大きな露天風呂のある「立山吉峰温泉」に立ち寄り湯(610円)をして、金沢に戻った。



仙人池と池平山で剱岳を間近に見る!(完 無量




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仙人池と池平山で剱岳を間近に見る<2日目>

2024年05月26日 | 富山県の山


早朝の仙人池と逆さ剱岳



2015/10/8~10(木金土) 仙人池と池平山で剱岳を間近に見る!

<1日目>  立山室堂~剱沢雪渓~仙人池ヒュッテ
<2日目>  仙人池ヒュッテ~しんいちろう池~池平山~仙人池ヒュッテ
<3日目>  仙人池ヒュッテ~剱沢雪渓~立山室堂


<2日目> 仙人池ヒュッテ(8:00)→しんいちろう池(8:20~35)→仙人池ヒュッテ(8:50~9:10)→
池の平小屋(10:00)→池平山登山口(10:10)→池平山山頂(11:55~12:05)→
途中の岩場(12:15~13:00)→池の平小屋(14:10)→分岐(14:50)→仙人池ヒュッテ(15:00)


真っ白で眺望の無い目覚めから奇跡が起こる!


朝目覚めると、昨夜からのガスで小屋周りは真っ白!期待の仙人池に映る剱岳モルゲンロートは諦め
5時からの朝食後は食堂に居座り、モーニングコーヒータイムをゆっくり楽しんでいた♪
ちなみに、仙人池ヒュッテは到着時に暖かいお茶サービスがあり、宿泊者のお湯、お茶、お水は無料であった。
そうしている間に、6時過ぎ頃からガスが徐々に晴れ、剱岳の一部が姿を現したので急いで池まで走って撮影タイム。。。


 
ヒュッテの朝食                   山岳天気も見られて本もいっぱい!写真もいっぱい!


6時20分!。。。池に走る。。。



ベストショットを狙って40分位、皆で目が離せない撮影タイム!
ガスがなかなか切れず、おまけに少々風もあり池も波打つ…池が鏡になったのは一瞬だった。



ガスが切れた時の一枚!この時、池は波で両方は上手く行かない(^^ゞ


R子さんのリクエストで、しんいちろう池へ


2日目の今日は、お天気が良ければ平の池経由で池平山ピストンとし、余裕の8時出発の予定であったが、
池平山方面も綺麗に見えて来て、山頂付近が白いので、この気温では凍っている可能性が高く危険であると判断!
取りあえず、予定外だったがヒュッテ裏手にある(近くの)しんいちろう池まで行ってみることにして、出発した。

登りの途中で振り返ると、ガスの晴れ間に「お~~っ」青空の中に剣岳が「お~~っ」白馬から唐松までの稜線が


  
ヒュッテを振り返る!剱岳は半分雲の中だったが白馬岳と唐松岳が見えてきた。



しんいちろう池と逆さ剱岳

辿り着いた、しんいちろう池にも逆さ剱岳が映り、ちょうど風もなく、なかなか絵になり撮影タイム第2弾!
小さい池で落ち葉が浮いていたがちょうど風がなく、20分頑張って登った甲斐あり!
後ほど地図を確認したら、しんいちろう池はS字峡へ抜けるガンドウ尾根の途中にあるようだった。



下りではガスと雲が切れて、スッキリ晴れ!剱岳が全貌を現してくれた!(裏剱絶景!)



池平山が正面に見えていたのでアップで撮る!


池平山へのGOサインが出た!…(^^)/


下りながら池平山を見ると、白く見えていた部分も
日差しと共に無くなったので、リーダーから予定通りGOサイン!


 
下りの途中より仙人池ヒュッテと剱岳                    出発前の仙人池

ヒュッテに戻り、玄関に用意してあったザックを背負って、池の平小屋経由で池平山(標高2555m)へ。


予定より1時間10分遅れて池平山へ出発!



八ッ峰が鮮明になってきた!



三ノ窓氷河
 


バンザイの眺望!



紅葉の中に溶け込んでいる池の平小屋が見えてきた!



お二人、何やらお仕事中!


 
池の平小屋から10分ほどで登山口分岐                池の平小屋を見下ろす!
 

 
 左手に八ッ峰の頭を見ながらチングルマ畑を歩く



左手にはずっと剱岳、剱岳の左肩には別山と立山連峰、後方には西側から見る白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、
樹林帯を抜けると、広大なお花畑だったと思える場所に出て、チングルマ越しに剱岳を撮ると、これもなかなか芸術的(^^ゞ
その先は浮石の多いガレバの急登がしばらく続き、下りは要注意であるが、登山道をしっかり見極めれば迷う事は無い。



中央に白く残るハート型の雪渓が、S氏に教えて頂いた「モンローの唇」



標高を上げると眼下に小窓氷河が大きく見えてきた!


池平山山頂が視界に入る!



前を歩く2人は既に到着!写真を撮りながら歩く後方2人は氷から目が離せない(^^ゞ



池平山との間に大きく切れた大窓を挟んで、後ろに白ハゲ山が見えていた。

稜線上に出ると、 時折風の通り道となって強風が吹き、切り立った北側の斜面はエビの尻尾が一面に張り付いていた。
紅葉越しに冠雪したアルプスが見えて、紅葉と雪のコラボと言うのは良くある(聞く)光景だが
10月初旬の紅葉時期に大きなエビの尻尾を見たと言う記憶は無く、何故かここが特別の場所のように感じた。


 
巨大松の花                        翼を広げた白鳥


池の平山  南峰(2555m)に立つ!


 
岩場のアップダウンを何度か繰り返し、大岩がいくつも重なったような山頂(南峰)に立った!
太陽と競争のように登って来たけど、ちょっと負けたかも?山頂からの剱岳は逆光気味で、画像は白写り!




山頂より白ハゲ山方面


山頂から若干下って昼休憩!

山頂から少し下った岩場の陰で、剱岳を目の前にして昼休憩、時間も余裕でコーヒータイムも…
S氏に「モンローの唇」と言われる、ハートを横に伸ばしたような可愛い雪渓も教えて貰って、ネーミングに乾杯だ!
擦れ違ったのは単独男性一人だけ、我々の貸し切り状態で、静かな山域の池平山と剱岳の眺望を堪能した。



池の平小屋眼下の平の池、地糖も点々と…行ってみたかったなぁ(^^ゞ

帰りに寄ろうと言っていた「平の池」を見下ろすと、周りに地塘も点在し、特に赤のナナカマドが目立ち美しい。
地形図では池の平小屋から標高70m程下るようで、往復で約1時間と言う話だったが、平の池は次回の楽しみとした。
ところで、しり取りみたいな「池の平」小屋・「平の池」・「池平山」一瞬考えないと間違えそうだ!



池の平小屋に戻ってきた!

朝は無かったはずのベンチで寛ぐおっさん2人と、パラソルで寛ぐおっさん2人(^^ゞ
立派な三脚も持っていたので、宿泊してカメラ三昧なのか?大自然の中で短い秋を楽しんでいるようだ!


ただいま~


 
連泊だと、もう我が家に戻った気分でホッとする。     笑顔で出迎えてくれたオーナーと記念の一枚!


仙人池ヒュッテに戻ったのは15時頃、直ぐにお風呂に飛び込み、再び極楽湯(^^♪
風呂上りは、17時の夕食までビールと持参のおつまみで小宴会、100%満足の2日目であった。



は撮るものではなく鑑賞するものだ!…カメラの限界の言い訳だけど流れ星撮れた!


今夜は運よく星空…20時頃と早朝の2回、星空の撮影タイム、カメラと腕の限界で良い写真は無いのだが
この場所で、鮮明な天の川や満天の星空が見られて、2日目の満足度は100%→150%に訂正である(^^ゞ

星空の写真を撮って体も冷えて戻り、明日のモルゲンロートに期待して、さぁ寝ようとお布団に潜り込んだら
あれあれっ?お布団の中に湯たんぽが…温かくて有難くて、昨日は着て寝ていたダウンを脱いだ(^^♪
実はこの湯たんぽの正体、飲み干したペットボトル(厚めの物)に、熱々のお湯を入れたもので、すぐれもの!
冷え性の女性たちにと、S氏のアイデアと気遣いであった!…が、隣のRさんは2本、私は1本、愛情の差?年齢の差?
まぁ私はこの山行がS氏と初めましてだったけど、Rさんは長年の山仲間らしいので、当然かぁ(^^ゞ

明日は帰るだけ(帰る岳)剱沢の大雪渓は登りになるので大変かなぁ?…などと
自分で言うのも何だけど、くだらないダジャレと明日の心配をしている間に、湯たんぽ効果もあり就寝できた。



仙人池と池平山で剱岳を間近に見る!③へ

 

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仙人池と池平山で剱岳を間近に見る<1日目>

2024年05月24日 | 富山県の山


剱沢大雪渓を歩く。。。



2015/10/8~10(木金土) 仙人池と池平山で剱岳を間近に見る!①


<1日目>  立山室堂~剱沢雪渓~仙人池ヒュッテ
<2日目>  仙人池ヒュッテ~しんいちろう池~池平山~仙人池ヒュッテ
<3日目>  仙人池ヒュッテ~剱沢雪渓~立山室堂


<1日目>金沢東IC(5:00)→立山IC(5:45)→立山駅(6:15~)→立山ケーブル(7:00発)→
美女平バス(7:15発)→室堂(8:00~10)→雷鳥平(8:45)→剱御前小屋(10:15~25)→剣沢小屋(11:00)→
真砂沢ロッジ(12:45~13:15)→二股(14:15)→池の平分岐(16:15)→仙人池ヒュッテ(16:30)





立山室堂~仙人池~池平山往復~立山室堂…3日間のGPS軌跡


青空を味方に、剱沢雪渓を歩いて仙人池ヒュッテを目指す!


仙人池に通って20年と言うベテランS氏のお蔭で、紅葉時期に憧れだった仙人池に行く事ができた。

美女平では紅葉真っ盛り!バスで一気に標高を上げるので、その変化を目の当たりにできるのも、
立山登山の楽しみの一つであるが、室堂平の早朝気温は何と!マイナス2.1度と定点カメラ画像に出ていた(@_@。

心配していたお天気も、初日の室堂ではスッキリ青空が広がっていた
足元には石畳みの間に、前日か夜中に降ったと思える新雪が残っていて、気温の低さを実感!
天気は良かったが紅葉の鮮やかさはなく、室堂一帯は晩秋の雰囲気に近かった。


 
到着時の室堂                      新雪が残っていた。


 
いつもならのんびり過ごす「みくりが池」も通り過ぎるだけ!      地獄谷のガスは活発だった!



雷鳥沢テン場、20張り程のテントの横を通り過ぎる!


称名川の橋を渡って雷鳥沢を登る!



称名川に架かる橋を渡る!(橋と言っても手作り感満載の木板の橋だけど)
草紅葉の別山が美しい!この場所に来られて、この後どんな眺望に出合えるのか楽しみである♪


剱御前小屋でしばしの休憩をさせて頂く。


 
晩秋の立山、浄土山を後方に見ながら、剱御前小屋に着いた!


稜線上の剱御前小屋付近では風が強く感じられて、青空も半分消えて、周りはいつの間にかガスって来ていた。
立山室堂に若干雪が積もったこともあり、途中の剱御前小屋ではスタッフさんから厳しい言葉を聞く!

「今日の午後の天気予報をご存知ですか?NHK発表と山岳予報は違いますよ!
午後からは吹雪の予報が出てます!
帰りには30cm程のラッセルになるかも知れないので、

その時は立山に戻らず欅平の方に下山してください。」・・・

念のため途中の真砂沢ロッジの営業日を聞いたら、
「真砂沢ロッジは9月末で営業を終了しています!」…とのこと!…なんですと


真砂沢ロッジのHPでは10月8日頃まで営業の予定であると、出発直前に確認していたのだが、

100% HPを信用してはいけない(>_<)…やはり重要なことは、電話などで直接確認するのが原則か?
(実は、ロッジの電話番号は調べたのだが、衛星電話と書いてあり、高そうで直接確認をしなかったのである)
もしも初日に、到着が大幅に遅れそうな場合は、真砂沢ロッジ泊も考慮としていただけに、ヤバかった(^^ゞ

とまぁ剱御前小屋ではこのような話し合いだったので、一瞬ひるんだが、半分見えていた青空を信じて、
ここまでのタイムも予定より早かった事もあり、崩れる前に少しでも早く行こうと、休憩もそこそこに出発した!



眼下には剱沢テン場(7張り確認)正面には前剱への登山道も見えたいた。



剱沢テン場の水は、ホースから流れた形のままで凍り付いていた!



剱沢テン場を通り過ぎて、眼下に小さな池と、奥の青い屋根は登山研究所基地のようだ!


剱沢小屋に到着!


 
剱沢小屋と小屋前の絵になるオブジェ?…「雪と岩の殿堂 剱岳2999m…剱沢小屋」と書かれていた。



日差しが当たっている部分(もしや剱岳山頂?)を望遠で撮ってみた…なる程!岩の殿堂だ!


いよいよ大雪渓に突入!



剱沢小屋から20分弱歩いて、いよいよ剱沢大雪渓に突入した!


標高が下がると紅葉が色鮮やかになってきた!



下るにつれ風も治まりガスも晴れ、凍っているかもとの心配はあったが、軽く足跡が付く位の程よい硬さ、
下りはやはり滑るので途中でアイゼンを履いた。

雪渓の途中では剱岳がマジで間近!見慣れていた剱岳(表剱)とは山様が違い過ぎて、不思議な感覚!
左手側に聳え立つ鋭い峰々に圧倒され、平蔵谷、長次郎谷、三ノ窓雪渓や小窓雪渓では大・大感動!
眺望にも感動だが、今この場所に立っていると言う自己満足感に感動である(*^_^*)



平蔵谷



長次郎谷



真砂沢ロッジ付近で雪渓も途切れてきて、夏道が歩けるようになった。
今秋は残雪が多く、この辺りまで夏道をほとんど歩かないのは20年来初めてだとS氏。
剱沢雪渓歩きそのものが初めての私には、頼もしいベテランS氏からの情報が有難く身に染みる(^^♪


 
真砂沢ロッジで遅めの昼休憩!標高2200m…この辺り紅葉がピークで鮮やかだった。



雪解け水が流れるガレ場あり!



夏道を歩いたり雪渓に戻ったり…臨機応変で、ベテランS氏の道案内は頼りになり安心であった!



剱沢沿いの登山道



沢沿いの紅葉も鮮やかだったが、沢の水が澄んだエメラルド色で美しい。



二股手前で沢ギリギリの登山道


 
二股の橋を渡る!一人ずつって書いてあった(^^ゞ…細くて足元は透けている!


二股を過ぎたら登山道は登り!



三ノ窓雪渓(三ノ窓氷河)2012年に氷河認定されたようだ!



二股の橋を渡ってから約2時間、仙人新道の登りは辛かったが、紅葉はピークで、鮮やかな赤や黄色に癒され(^^♪
急登を終えた個所に、ちょうどベンチのある展望台もあり、ご褒美の裏剱絶景が待っていた。



紅葉越しに小窓雪渓(小窓氷河)




池の平小屋への分岐(ここから池の平小屋まで30分)と書いてあった。



分岐を過ぎると木道…正面の山の中腹に仙人池ヒュッテが見えてきた。


仙人池ヒュッテに到着!


 
仙人池ヒュッテ                    玄関にあった温泉方角案内?アイデア賞!


池の平への分岐からは、眼下に仙人池ヒュッテの赤い屋根が見えており、15分弱でヒュッテに着いた。
以前に歩いた下の廊下で阿曽原小屋に宿泊して「阿曽原温泉」は入浴できたのだが、仙人温泉は何処に?

ちなみに、仙人池ヒュッテスタッフのお姉さんの話では、欅平から阿曽原温泉経由で仙人池に来ることはできるが、
いつもの年より残雪が多い為、今秋は「下の廊下」も、黒部ダムからは開通していないとの事であった。

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ちなみに、写真を引っ張り出してブログを完成させている今は、2024年5月である。

私が下の廊下を歩いたのは、登山を始めて3年目の2008年!  あの時の印象が強烈過ぎて、
今から15年以上前とは思えない(^^ゞ…古すぎて探すのが大変なので、自分の為にここにリンクを貼っておく!
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期待の仙人池からの逆さ剱岳は、ガスでお預けとなる! 

初日に最も心配だったのは、平日の為、立山駅始発のケーブルが7時(紅葉時期の土日は6時)であり、
時刻表通りにバスが出発すると、室堂到着は8時半、土日の混雑を避けたのが裏目に出そうで、悩みの種だった。
ヤマケイ標準タイムの8割で算出しても、仙人池ヒュッテ到着予想は、夕日が沈む17時半ギリギリとなる計算。
この日、富山県の日没は17時25分だったので、最悪、最後はヘッデンの出番があるかも?と、思ったのである。

ところが嬉しい誤算と言うか、美女平でバスが30分早く出発してくれて、涼しさもあり休憩も短めに全員が頑張ったので
予定より1時間早い、16時半にはヒュッテに到着できて一安心、その日のうちに仙人池も下見に行く事ができた♪
生憎到着時は頭にガスがかかり、池から剱岳全景を見ることはできなかったが、もうここに辿り着けただけで大満足(^^)v

仙人池の紅葉もピークをやや過ぎているせいか?平日でもありヒュッテは思ったほどの混雑もなく
窓からドーンと剱岳が見える(はずの)8人部屋を4人で貸し切りと言う待遇であった。(もしやS氏の顔かも?)
夕方5時頃から小屋周りはガスガス…急激に気温も低下、結局朝まで真っ白!
当然夕日を見る事もなく、山小屋泊の楽しみの一つ、星を見ることもなく、夕飯を食べて寝るのみ!…
なのだが、
有難いことに仙人池ヒュッテにはお風呂があり(^^)v…畳1畳程の大きな浴槽に浸かる…


連泊の団体さんなどは既に入浴済と言う事で、やや温めのお湯だったが、スタッフに伝言をとお願いしたら
直ぐにお姉さんが飛んできて、ボイラーのタイマーを付けて下さり熱々の湯に…この日は寒かったので正に極楽湯! 

8÷4=2…と言う事で、敷布団も毛布も、掛け布団も2枚づつ確保、それでも隙間風の入る部屋は寒かったけど
長距離を歩いた疲れとお風呂で温まった効果は絶大で、19時過ぎには布団に入り早めに就寝した。


長い長い一日が終った!


仙人池と池平山で剱岳を間近に見る!<2日目>へ


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今庄365スキー場~鉢伏山

2024年05月23日 | 福井県の山

鉢伏山山頂


2024/5/22(木) 今庄365スキー場~峠の茶屋~鉢伏山(標高761.8m)


今庄365スキー場(9:05)→峠の茶屋(9:45~50)→山頂(10:20~11:05)→分岐で車道に入る
言奈地蔵(11:35)→今庄365スキー場(12:00)


色々あって、5年ほど山から遠ざかっていたのだったが、6月1日開催の「夜叉ヶ池山開き」に誘って頂き
久し振りに参加を決めたのは良いが、毎週のように山に登っている皆さんに着いて行けるか不安(+o+)
と言う訳で、未踏みの山ではあったが、自宅からも近い「鉢伏山」へ足慣らし山行に行くことに前夜急決め!

急で大変!何と言っても長年しまい込んであった「登山靴・ザック・ストック・雨具・帽子・服・靴下etc…」
長い間履いていなかった登山靴や古いスニーカーで、靴底がパカッと剥がれた経験があるので
単独見踏みの山の道迷いより、引っ張り出してきた道具がちゃんと使えるのかが最も心配であった(^^ゞ

今庄365スキー場に到着して、登山準備をしていたら「365温泉やすらぎ」のスタッフの男性に声を掛けられた。
どのコースを登り下りするのか?下山時間は何時頃か?とまぁこんな話の最後に熊鈴は持っているか?
あっ!そうだった!昨秋はクマの目撃情報が頻繁にあって、一人歩き(特に夜)は危ないと言われていたのだ!
鈴は自宅にあったのだけど、そこまで頭が回らず忘れてきたのである。・・・そしたら「お貸しします!」と言って、
立派な鈴を温泉(事務所)まで取りに行って下さり、気を付けて行って来て下さいと見送って頂いた。


ザックに鈴を取り付けて歩き始めたら、今度はスキー場の芝刈りの仕事をしていた男性に声を掛けられた。
山頂眺望の話の後に、数年前の土砂崩れで、言奈地蔵付近から上は車が通行止めになっているとの情報を頂く!
計画では分岐からの下山は車道を歩く予定だったので、徒歩なら大丈夫かと尋ねたら、大丈夫と聞いて安心する。
皆さん地元の方達なので、何度も鉢伏山に登っておられるとの事、有難い気遣いに感謝である。


 
鉢伏山(3D)GPS軌跡と地図上のGPS軌跡(今回歩いた軌跡)


今回は、低山だけど初めて登る山でもあり一人登山なので、YAMAP(無料会員)に入会させて頂き
スマホの地図を参考に登りました!自分の歩いたログと現在地が分かり、見ながら歩けて有難かったけど
そのログをダウンロードするには、何と!有料会員にならなければ駄目のようです。
が・・・後日発見したのが、3D画像と画面コピーと言う裏技?取りあえず何気に発見したのです(^^♪
と言う訳で、一ヶ所違う方向に行きかけたけど、なかなかリアルな画像のGPS軌跡が取れて大満足!

(昔は、山旅ロガーと地図ロイドを使いこなしていたんだけど、YAMP無料は地図2枚までだし、入会迷うなぁ)


熊鈴付けて準備良し!天気も良し!



スキー場なので広々喉かな登山道、途中からしばらく草が茂る急登!



車道出合から直ぐ、木の芽峠(峠の茶屋)に寄り道



約550年前の家屋(峠の茶屋)人影はなかった。


 
永平寺を開かれた「道元禅師」の墓                     平重盛の墓


鉢伏山の様子をラインしていたら、娘からの返信で情報メールが来た!
峠の茶屋は、秘境に住むと言うTV番組で放映された事があり、その時は前川と言うおじいさんが住んでいたらしい。
平清盛の長男が平重盛で、重盛は前川さんの36代前の先祖との事である。
下山後に365温泉の方に聞いてみたら、先祖の家屋と墓を守って住んでいたおじいさんは、
2年位前に亡くなられたが、
私有地の為、今も身内の方が時々手入れに来ているのだそうです。

平重盛は紫式部の先祖である話が有力説を、チラッと読んだ記憶があったが、真相はどうなんだろう?




山頂直下のクワットリフト終点付近にあった、今庄365展望台…福井と滋賀が一望できるのだとか!
ここ数年は営業していない。


 
木の芽峠分岐からの登山道は、(かなり急坂を覚悟すれば)軽自動車の4駆なら登っていける舗装道で
実際にリフト終点で測量の仕事をしていた、軽トラのお兄さんが教えてくれた。
途中まで左手に並行して、北電の整備道らしき登山道も見えていた。


初めましての山頂に到着!



奥行きあり過ぎ!予想よりかなり広い!朝倉氏によって築かれた鉢伏山城跡地のようだ(標高762m)



一番奥におなじみの看板発見!遠目では白熊さんかと思ったけど、
近くで見ると尻尾長くて可愛い顔!もしや冬毛の白いオコジョ?北はこっちと教えてくれてる。



山頂から敦賀湾一望だけど霞んでいて残念だった!



この~木、何の木…の下で昼休憩!ちょっと寂しかったけど貸切(^^♪
山頂は電波状態が不安定で、下山途中で娘からラインが来た!
ススキの茂みの中に三角点があるらしく、探してみて!との事だったが
もしや、画像をよく見ると、木のやや左に見えている白くて四角いやつ?だったかも?
久し振りの登山で、いつもは気にしていた山頂三角点の存在も、今日はすっかり忘れていた(^^ゞ


車道出合から予定通り車道を下山!


 
言奈地蔵の案内(ここから300m先)             工事の人が言っていた崩壊した道路
 


車道で楽々…下りてきた~ (^^)/


足慣らし山行としてはゆっくり歩いて、下山予定は13時であったが、12時ちょうどに下りて来られた。
長い間歩いていないので、山筋も衰え膝の負担が心配だったが、いつもよりザックも軽く、意外と元気に戻れた(^^♪
365温泉では熊鈴をお返しして、お互いのスマホの画像を見せ合い、しばし山談義!のち温泉で汗を流して自宅に戻った。




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北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪②

2024年05月20日 | 百名山の山

北弥陀ヶ原のハクサンコザクラ群生!


<1日目> 北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪①
<2日目> 北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪②


2015/8/4~5(火水) 初めての一人白山…北弥陀ヶ原まで


<2日目> 室堂(4:00)→翠ヶ池(4:35~撮影&朝食~5:30)→お花松原(6:35~45)→
北弥陀ヶ原(7:20~55)
→お花松原付近(8:30~9:00)→大汝峰分岐(10:30)→
室堂(11:00~昼食~11:35)→黒ボコ岩(11:55~12:00)

甚之助避難小屋(12:50~13:00)→中飯場(13:55~14:00)→別当出合(14:30)→金沢(17:35)




室堂~北弥陀ヶ原GPS軌跡…(ヒルバオ雪渓で下り過ぎて途中から尾根に上がった!雪渓は魔物だ


初めての一人白山、初めての北弥陀ヶ原

予定通り早朝4時に出発!山頂を目指す行列に入り込んでいたら、流れにつられて大汝への分岐を見逃してしまった。
暗いのもあるが、やっぱり一人だと注意力が足りない(^^ゞ 
5分ほど戻って大汝方面に向かったが、
予想通りたった一人…ヘッデンの明かりだけでは不安で、
スマホの充電器も電燈代わりに使えたので、明かりだけは2人分(^^♪


 
この時期、分岐手前に毎年残る雪渓!              (4:38分)到着時の静寂な翠ヶ池


大汝分岐手前に残っていた雪渓は、早朝の為、固く絞まって氷状態、緊張しながら慎重に歩いて通過した。


 
(4:44分)あらあら水平線付近が霞んできた!        翠ヶ池と人影が見えていた御前峰。


 
(5:06分)                       (5:07分)

 

(5:08分)
 


(5:20分)陽はすっかり高くなって、池に映るご来光はお預けとなった (+o+)


翠ヶ池に到着して待機していたら、2人連れがやってきた。どうやら私と同じ目的のようで、話ながら3人で待機!
霞んでいたので、予報の5時2分より少し遅れて、5時4分から顔を出し、直後御前峰から「万歳!」と聞こえてきた。
イマイチ赤くは焼けなかったが、見られただけで大満足で、一応目標達成としておこう(^^♪ 

お二人は先を急ぐからと直ぐに出発したが、私は翠ヶ池で朝食タイム…起きてから水しか飲んでいなかった(^^ゞ
標準タイムで北弥陀ヶ原まで約2時間、食欲は無かったが、下りとは言え少し食べておかなければ。

お花松原へのヤブ漕ぎ急下り箇所で虫の集中攻撃にあった(@_@。。。2人だったら被害は半分で済んだのか??
急下りなので後で対処をと思って手抜きしたせいで…おでこ、頬や首から耳まで十数ヵ所も刺された!

何とか立ち止まって帽子と肩にハッカスプレーをしたら、その後はピタリと寄って来なくなり、
(手作り)ハッカ
スプレー恐るべし でも「 時、既にお寿司! 」あっ遅しだった!
今年のヒルバオ雪渓は残雪が多く、あの付近だけ6月の陽気で、虫を食べてくれるトンボもまだ来ないのだろう。


   
中宮道と北縦走路の分岐                   クルマユリ



目の前にド~ンと現れた ヒルバオ雪渓(逆光で空は白くなった)


そして最悪!このヒルバオ雪渓もまた氷状態でストックも刺さらず、一瞬でも滑ったら止まらないと思えた。
ちなみに、帰りにはすっかり陽も射して、表面がシャーベットになっていて、楽々歩けた。。。
 

・・・ひたすら花と戯れる(^^♪


お花松原では先に到着していた2人に再開(^^♪ 私は2人に見送られて一人北弥陀ヶ原に向かった。
一山(ピーク)を超えたら、池塘の傍にハクサンコザクラの群生が見えて、ウキウキ…(*'▽')



一枚の写真には入り切れないほどの群生だった!


  


写真を撮った後は、嬉しくてずっと座り込んで眺めていたが、いつまでいても飽きず、満足度もマックスに!
ここまで来たらもう少し先「うぐいす平」辺りまで行ってみたかったが 、15時迄には別当出合に戻りたかったので、
また来年でも縁があることを願って引き返し、通り過ぎただけのお花松原ではクロユリの写真を撮りながら歩き
雪渓の手前にあったハクサンコザクラの群生が呼んでいたので、またここでもしばしの休憩! 



雪渓から直ぐの場所にも ハクサンコザクラ・・パラパラっと群生!


お花松原ではクロユリが大群生!



双子・・渾身の一枚!(*^_^*)



広範囲でこの群生!蕾が多かった。


   
三つ子(合計10人兄弟に会えた気分)             岩の間にリンドウも咲いていた。


ちなみにクロユリの花数(群生)は凄い!凄すぎる!まだ殆どが蕾だったので、お盆頃まで楽しめそう♪


山の天気は変わりやすく。。。



10時過ぎ、帰路を登り切ってヒルバオ雪渓を振り返ると、ガスが迫っていた!


 
分岐に戻ってきた。                  この時、室堂平もガスの中!



室堂手前のコバイケイソウ群生が見事だった!


室堂に戻り、ザックを回収して早めの昼休憩!
 

虫に警戒しながら急登を登り切って、大汝分岐経由で室堂に戻ってきたのが、ちょうど11時だった。

ザックを整理して昼食準備をしていたら、日帰りで来ていたクラブのS氏に声をかけられビックリ!
ちょうどザックを開いていて、持参していた「チーズ」をあげるね!と言ったら、何だか迷惑そうな顔 ('_')?
「はい」と渡したら、「何だ、白山の地図なんかいらない」って思ったらしく、チーズを見て苦笑いであった。
大汝峰を踏んで下りてきたが、せっかくだから今から御前峰に向かうと言って、その後登って行った。

山頂が目的の人、私のようにお花が目的の人、夏休みの家族団らん親子や少年少女を率いるグループなど
平日とは言え、ピーク時の白山は相変わらず人気で賑やかである。 (ピーク時の土日は避けたいものだ)
こんな中で、北弥陀ヶ原で過ごした35分間は、ラッキーにも一人で優雅に貸し切りで、妖精になった気分(^^♪ 

下りは最短の砂防新道で、特急で下山のつもりだったが、休憩込みで3時間かかった。
それでも予定よりかなり早めの14時半に別当出合に到着!一息ついて、留守宅に下山報告を書いていたら、
雷音と小雨がポツポツ…直後にドドーンと大きな雷音が響き、突然土砂降りの雷雨となったのである。
バケツをひっくり返したような…とは、正にこの事である!雨量が半端じゃなかった!



滅多に見ない大粒の雷雨(跳ね返りが半端ない!)
余談・・・過去に雷や土砂降りの山を何度も歩き、この経験のインパクトが強くて
snoopyブログのタイトルは「雨にも負けず山歩き」となりました(*^_^*)


私が待機していた自販機のある待合室に、「後、10分遅かったらどうなっていたか?」と、皆さん言いつつ、
その後10人ほどが駆け込んできて、小振りになるまで誰も身動きが取れず、車までも行けなかった。

下りで擦れ違った大勢の登りのグループ、小さいお子様を2人連れた若いお母さんもいた、どうしただろう?
ちゃんとゴアテックスの雨具が入っているのだろうか?と思える小さなザックの登りの登山者を多く見かけている。

それよりもS氏や途中で追い越したお花松原の2人、間違いなく下山の途中で雷雨に遭遇しているはずである。
今日は運良く雷雨の前に下山できてホッとしたが、逆に雷雨の中を歩いた経験もあるので、
これだけの土砂降りだと水捌けが追いつかず、登山道は川のような濁流になっているだろうと想像できた。
後日S氏に聞いた話では、ゴアテックスでも全身、特に足元はビショ濡れになった・・のだとか

今回一人で自炊小屋泊だったので、着替えや4食分の食料と行動食、初めて持って歩いたバーナーとコッヘル…
白山はお水が豊富なので大いに助かったが、それでも登りではズッシリと重いザックであった。
バーナーなど、いつも気軽に持ってきてくれていた仲間には、本当に感謝しないといけないなぁ(*^^*)

北弥陀ヶ原も初めて行く場所なので、色々不安を抱えて、一人撮影の山旅計画となったけど
一人で歩いていると、沢山の人が声をかけて下さり、特に自炊小屋では、お隣で一緒に食べて話して寝た京都のご夫婦
下山で声をかけて頂き、実家が近くだと分かって以来、話が弾んだ福井の単独女性、皆さんありがとう!
私を頼りに花の名前や場所を聞かれた方達もいて、たまたま居合わせた山仲間は家族のような気軽な存在だった。

2日間、大好きなハクサンコザクラをいっぱい見て、大満足で無事に帰宅できた。


北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪①へ



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北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪①

2024年05月19日 | 百名山の山

南竜道で咲いていた「 四つ子のクロユリ 」


<1日目> 北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪①
<2日目> 北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪②


2015/8/4~5(火水) 初めての一人白山…北弥陀ヶ原まで

<1日目> 金沢(5:30)→別当出合(7:35~50)→中飯場(8:30~40)→甚之助避難小屋
(10:05~昼食~55)→
南竜道分岐(11:20)→エコーライン分岐(11:40)→<撮影タイム>→
砂防新道合流点(13:10)→室堂(13:30 自炊小屋泊)


白山と言えば観光新道のお花畑…と、皆さん口を揃えて言うけれど、
私が白山で見たい花は、いつも決まって 「ハクサンコザクラ  オンリーLOVE  」である(^^♪ 

しかし今回はもう一つ目的ができた! 山頂ではなく翠ヶ池でご来光を拝み撮影すること!
と言っても、プロ級のカメラも望遠レンズもないので、いつものミラーレス一眼で撮るしかないのだが(^^ゞ
カメラより問題は、ガスや雨でご来光を拝めなかったり、ハクサンコザクラの満開に遭遇できなかったり?


歩きなれた登山道で、室堂から甚之助避難小屋まで


 
平日でも夏休み、甚之助避難小屋は中も外も混み混み!昼休憩にはちょうど良い場所。


 
分岐から南竜道へ



     

 
 

エコーラインのハクサンコザクラ群生!



四つ子のクロユリ発見!・・見つかる確率は四葉のクローバー並みかも 


 
チングルマは花盛りと花後・・雪融けによって開花時期がズレるようだ!



コバイケイソウも今が花盛り!


 

 
  双子のクロユリ                一輪だけ遭遇!黄色のクロユリ


初日は、エコーラインのいつもの場所でハクサンコザクラ群生に遭遇!運良くちょうど満開だった。
おまけに黄色のクロユリと、四つ子のクロユリ、コバイケイソウも当り年のようで、群生咲きで真っ白だった。
弥陀ヶ原はガスが似合う。。。ガスの中の白いコバイケイソウと黄色のオタカラコウはなかなか絵になっていた。


いつもの室堂に到着!


 
室堂                         室堂からの白山


 
自炊小屋の窓から、逐一白山の様子をチェック!      この広さで一人、毛布は2人分使えた(^^


室堂到着の頃は山頂がガスっていた事もあり、登りながら今回は山頂は踏まないことに決めていた。
甚之助避難小屋もそうだったが、ここでお水が使えるのが有難く、暇もあり室堂付近で洗濯など色々と…

白山山頂は晴れたり曇ったり、一人白山は不安だったが、行動が自由で意外と気楽かも(^^♪
山小屋泊は上げ膳据え膳で楽ちんだけど、1人分の夕食を作るのも、たまには良い経験である。
その分ザックはいつもよりずっしり重かったが、明日は室堂にデポして北弥陀ヶ原往復の予定である。

夜中3時過ぎに一旦目が覚めて窓を覗いたら、山頂のシルエットの上にキラキラ輝く星が見えた!(ほっ)



北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪②へ

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紅葉ドライブと美ヶ原(王ヶ頭・王ヶ鼻)

2024年05月18日 | 百名山の山


標高2000m級の楽々散歩コースを歩く。。。


2017/10/10(火)晴れ  紅葉ドライブと美ヶ原(王ヶ頭・王ヶ鼻)


小出IC(8:05)→上田菅原IC(10:35)→ホテル山本小屋前P(11:55~12:10)→美しの塔(12:30~13:15)
→王ヶ頭ホテル(13:55)→王ヶ頭(14:00~10)→王ヶ鼻(14:30~40)→アルプス展望コース分岐(14:55)
→烏帽子岩(15:20)→百曲り園地(15:45)→塩くれ場(15:55)→山本小屋P(16:15~17:00)→
美ケ原温泉 ふれあい山辺館白糸の湯(18:10~19:00)→平湯経由富山 IC(22:00)→金沢東IC(22:30)


晴れを求めて大移動。。。


西日本や関東は晴れ予報だったが、東北と新潟は雨のち曇り予報となり、何とか早めに止むことを願ったが
八海山ロープウェイに向かう途中で雨が降り出し、集中豪雨予報も出たので諦めて引き返した(''ω'')ノ
せっかくの遠出なので半日でも登れそうな富山方面の低山も考えたが、お天気が安定している長野方面へ向かい
美ヶ原経由で下道で富山へ、富山から金沢間を高速にすれば、金沢までの帰りの時間も大きく変更はないと考えた。
 

そして・・・予感は的中!長野(松本)近郊は快晴(^^♪



長野の紅葉は早い?やや落ち葉の紅葉ロードを走って目的地へ。。。



現地看板より


美ヶ原(王ヶ頭・王ヶ鼻)GPS軌跡


昼頃に山本小屋ふる里館前の駐車場に到着し、「美しの塔」の前のベンチまで行って、まずは昼休憩!
砂利道の車道を歩いて王ヶ頭まで、王ヶ頭から王ヶ鼻経由で帰りはアルプス展望コースに入り
逆層スラブのような烏帽子岩と百曲り園地を周回して、再び美しの塔前を通り駐車場に戻った。



美ヶ原はこの青空(^^♪・・・八海山は今頃、集中豪雨かも?


 
美しの塔                    放牧の牛さん。。。コケモモソフトごちでした!


 
山座同定にはちょっと遠いけど、望遠で、あっ!あのシルエットは富士山(^^♪



王ヶ頭



王ヶ鼻



360度の大パノラマ案内図(現地看板より)


 
昔のなごり塩くれ場。。。牛さんが舐めたので石が凹んでいる!




美ヶ原は広い広い高原だが、流石に日本の(アルプスの)ど真ん中に位置するだけあり、
蓼科山と八が岳連峰、その後ろには富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスまで全てが見渡せた!

天気が良いので王ヶ頭ホテルも直ぐそこに見えており、ほんの少し歩くだけと思ったが、なかなか歩き応えあり!
特にアルプス展望コースは南側が切り立った崖で眺望も良く、時々現れるポイントの岩場もスリルがあって面白い(^^♪
観光目的の軽装でスニーカーの人が多かったが、中には本格的に下山道を下りていく登山者もいた。


山本小屋では名物の「こけももソフト」で一休みして、お土産に地元産のプルーンをGet!(^^♪
ここのソフトは、この高原(美ヶ原牧場)で放牧されている牛の乳から作られていると壁に書かれていた。

帰路では松本のやや郊外にある、日帰り専用の「美ケ原温泉 ふれあい山辺館 白糸の湯」に立ち寄り湯をした。
入浴料300円で石鹸やシャンプーなどないのだが、源泉かけ流しで露天風呂もあり、お肌ツルツルの良いお湯で
営業時間も夜10時までだったので、松本近くの山に訪れた時は是非また利用したいと思った。
ちなみに石鹸が無かったので60円で購入、山の帰りには石鹸も含めた入浴セットを持参した方が良いかも(^^)v

山登りが第一の目的ではあるが、近場の温泉や食事処など、良い場所を見つけるのも山の楽しみの一つである。


紅葉の越後駒ヶ岳(2003m)へ


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紅葉の越後駒ヶ岳

2024年05月17日 | 百名山の山


草紅葉とガスの中、駒の小屋(画像中央上)を目指す!


2017/10/9(月祝)曇り時々晴れ 
紅葉の越後駒ヶ岳(2003m)登山口P前泊 日帰り  
                                       枝折峠登山口より

約6年前の山行記録ですが(書いたのは帰宅2日後)
PCの写真を整理して今頃アップしています (^^ゞ


10/8(日)金沢東IC(7:15)→小出IC(11:25)→途中昼休憩→枝折峠(14:20~車中泊) 
10/9(月祝)枝折峠P登山口(4:25)→明神峠(4:50)→道行山(6:30~<朝食>~50)→
小倉山分岐(7:25)→百草ノ池(8:10)→駒の小屋(9:35)→
駒ヶ岳山頂(10:00~<昼休憩>~11:15)→駒の小屋(11:35)→百草ノ池(12:40)→
小倉山分岐(13:20~40)→道行山分岐(14:20)→明神峠分岐(15:30)→枝折峠P登山口(16:00)



枝折峠~越後駒ヶ岳GPS軌跡


標高1300m付近から山頂まで、紅葉真っ盛り!


2年振りに劔沢雪渓と三ノ窓雪渓を歩く予定だったが、メンバーの都合で中止となってしまったので
別のメンバーで「3連休は温泉宿泊をメインにして何処かの山に登ろう!」と言う事になった。

天気予報では晴れの県がなく、紅葉時期とお天気を睨めっこしていたら、ギリギリになってしまったが(^^;
標高2000m前後なら紅葉もちょうど良く、お天気もまぁまぁなので、前日午後になって新潟の越後駒ヶ岳に決定!
私の中では駒の小屋泊を予定していたが、頑張って日帰りに変更し、翌日は八海山を登ることにした。

越後三山は、新潟県南東部にある八海山 (1778m)・越後駒ヶ岳(2003m)・中ノ岳 (2085m) の総称である。
紅葉目的だがせっかくの遠出なので、越後駒ヶ岳と八海山で紅葉を満喫する計画だ。

初日はゆっくり出発して駒ヶ岳登山口P泊とし、翌日朝一番にヘッデンで出発と言う予定である。


余裕の時間に登山口駐車場に到着した。


 
駐車場のトイレ                   暗い早朝出発の為、若干下見で登り、眼下に駐車場

今日は快晴でもあり、日帰りで朝に到着した車は駐車場に入れなかったのか?路駐の車で溢れていた!

登山口が峠と言う事もあり前日から車中泊する車も多く、中には峠へご来光の写真を撮りに来たと言う方もいて
立派な三脚とカメラを持っている方など、我々が見かけただけでも6名の方がご来光撮影目的で来ていたようだ。
実際に、枝折峠は雲海とご来光のスポットらしく、土日には写真を撮る為の地元発バスツアーもあるようだ。

前日夕方はガス、当然星空もなく、おまけに当日朝の天気予報は早めに崩れる予報に変わり、テンション低下(''ω'')
「一日曇りで夕方6時頃から雨」予報になってしまったので、傘・カッパ・スパッツなど再チェック!

早い到着だったが、登山口の下見とか、同じ目的で車中泊する人達との交流もあり情報も仕入れて
何だかんだで有意義な時間となり、早めの夕食後は明日に備えて早めの就寝。。。


雲海とご来光が絶景!人気の写真スポットでご来光を待つ!

標高1000m(枝折峠)からの早朝出発であったが、出発時も道中も思ったより暖かく上着要らず!
お天気は下り坂予報であったが、実際には時々晴れて青空も広がり、
紅葉としては運よく今がピークで、登山道も変化に富んでいた。



分厚い雲に覆われていたが、隙間で輝く 5:54分頃のご来光は美しかった。



6:7分 奥只見湖の雲海も一瞬赤く染まる!


ヘッデンで登り始めて1時間半、厚い雲で星もなく諦めていたご来光だったが、雲の隙間に眩しい太陽がピカリ!
思わぬプレゼントにハイテンションでカメラのシャッターを切る(^^♪・・・すぐに太陽は雲に隠れてしまったが
その少し後に、雲の隙間から漏れる光が四方八方に反射して、奥只見湖の雲海も一瞬赤く染まり綺麗な光景だった。
話しかけてきた男性は、ご来光写真を撮る為に車中泊をすると言っていたので、
この大自然の光景を求めて写真家が集まるスポットだと言うのも、なるほど納得である。


目の保養を終えて再び出発!


 
左手に若干の登りとなる道行山への分岐と、朝ご飯休憩をした道行山山頂

明るくなってから道行山山頂に寄り道して朝ご飯、先は長いのでモーニングコーヒーは諦めて先に進んだ(^^;
この道行山(1298m)は分岐から2~3分で登れて、眼下に奥只見湖などが見え、視界も開けて眺望も良い♪


 
さらに登って途中、木道やベンチもあって足に優しい登山道である。


 
中央・・小倉山                   小倉山山頂の案内板


明るくなって紅葉も鮮やかに・・・



紅葉の登山道をルンルンで進む!


 
百草ノ池の案内があったが「湿原内立ち入り禁止!」となっていた。
少し登って眼下に見えていた池(右画像)が百草ノ池だったのか?
ちなみに案内では、小倉山からここまで1.4キロ、ここから駒ヶ岳まで1.7キロと書いてあった。


 
時々見えた青空                    標高を上げると一面草紅葉



時間も余裕だったので、皆さんのんびり撮影タイム!



ガスは出ていたけど、何処を切り取っても美しかった!

 
 
垂直岩場の登りあり!三点支持必須!



中央・・駒の小屋付近はガスっている模様(^^ゞ


駒の小屋に到着!


 
昨夜は宿泊者が多く、定員オーバーの超満員だったとか!
百草ノ池からここまで1.2キロ、ここから駒ヶ岳まで0.5キロ・・後ひと登りだが、ガス・・


越後駒ヶ岳(標高2003m)山頂に到着!



中央のステージで足元に小銭を貯めている、あなたはいったい誰?



駒ヶ岳山頂から中岳を望む!



駒ヶ岳山頂から八海山を望む!


駒の小屋付近から山頂方面はガスっており、山頂からの眺望は期待薄だったが、
昼休憩でのんびりしている間にガスの切れ間から八海山や中岳などが姿を現し、
居合わせた人たちと「やっぱり日頃の行いだね!」と笑い合った(^^♪


山頂を満喫していよいよ下山!



山頂からの下りで駒の小屋を見下ろす!距離にして500m位らしい。


越後駒ヶ岳を登り終えた感想。。。


曇り空の下では紅葉はパッとしないが、時々陽が射して鮮やかな山肌に「わ~綺麗!」と叫びながらの登り下り!
標高1300m付近から2003mの山頂まで、道中や左右の尾根の紅葉を愛でながら秋山を十分に満喫できた♪

前駒(1763m)辺りからは岩場の登りがしばらく続いたので、ストックなどを片づけて3点支持で登る必要あり!
岩は足場もあり乾いていたので滑る事は無かったが、もしも下りで雨なら、ちょっと危険な箇所となるだろう。

ヤマケイの標準タイムは、登り(5時間40分・休憩なし)下り(4時間25分・休憩なし)だったが
結果は、登り(5時間35分・休憩含む)下り(4時間45分・休憩含む)+山頂昼休憩(1時間15分)となり
のんびり写真山行の我々でも、休憩を含めてほぼヤマケイ標準タイムで行って来れたことになる。
久々の長距離登山で秋は日の入も早く、下りではヘッデンの出番も覚悟していたが、実際は早く戻れてホッとした。

枝折峠の標高は1065m、越後駒ヶ岳山頂までの単純標高差は1000m弱だが、枝折峠からは
明神峠・道行山・小倉山を経由する為、アップダウンを数回繰り返し、累計では1350m程の標高差となる。
このため小倉山までの登り下りに時間的な差は少なく、小倉山から枝折峠までの下りでは足も疲れてきて長く感じた。

登りで擦れ違った下山中の方の話によると、昨夜は駒の小屋宿泊者が46名(定員40名)だったとのこと。
昨日登山者の半数位の方達が小屋泊だったようで、1年で一番混んでいた日だったと話していた。
小屋からはご来光も見えなかったらしく、我々は登山口泊&日帰りにして正解だったのかも知れない。

早朝運よく拝めたご来光・・・何度遭遇しても心と体が浄化されるような体験であった。


次の日へ続く。。。


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ヒメサユリに会いに…守門岳(1537.2m)と浅草岳(1568m)②

2024年05月16日 | 北陸&長野県以外の山


白い斑点模様の残雪残る浅草岳をバックに「ヒメサユリ」

 

koneko33さん、続きが見たいと言うリクエストを頂き、ありがとうございます。

色々あって2日目の報告を長い間サボっていました(^^

文章だけは下書きしてあったので、PCから画像を引っ張り出して

時間のある時に(他の山も含めて)少しづつだけど簡単にアップしようと思います。

また見に来て頂けると嬉しいです(^^♪


2017/6/23(金)~24(土)
ヒメサユリに会いに…守門岳(1537.2m)と浅草岳(1568m)

<2日目/浅草岳>
六十里越登山口(4:25)→マイクロ中継局(5:45~6:00)→南岳(7:05)→鬼ガ面山(8:00~10)→
~鬼が面山鞍部で引き返す(8:25)~鬼ガ面山(9:15)→南岳(10:25)→マイクロ中継局(11:10~12:40)
六十里越登山口(13:25)→寿和温泉→長岡IC→金沢東IC


お姫さまに会えて大満足だったが、浅草岳の山頂は踏めず。。。



六十里越登山口から登り、北岳手前で引き返したGPS軌跡


「ヒメサユリ」は「オトメユリ」とも呼ばれ、宮城県南部及び新潟県、福島県、山形県が県境を接する
飯豊連峰、吾妻山、守門岳周辺等にだけ分布する貴重な植物で、
野生種は環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。・・・南会津町HPより・・・



 
六十里越登山口駐車場                  数分歩いて登山口


昨夜、全く寝ていないこともあり、前日の疲れも取れず、出発から足が重くて体も気だるい(*‘ω‘ *)
食欲もなかったが何も食べずに出発したので、途中で無理やり朝ご飯を詰め込む!
まだ日が高くないのに朝から喉が渇いて、いつにもなく水ばかり飲んでいた。


 
最初はなだらかな登り                 ちょっぴり谷川渡渉


 
マイクロ中継局の広場                 登山道は新緑のトンネル


 
右手に雪渓を見ながら                南岳・・足元に小さな看板があるのみ!


何とか南岳に辿り着いた!

カメさん歩きだけど何とか南岳に辿り着き、そこからは待ちに待ったお姫さまロードが広がっていたのに
何枚かシャッターを切って、うんもうこれでいいや('ω')ノ…いつもなら3倍はシャッターを切っていたかな?


 
南岳からの鬼ガ面山方面と、奥に浅草岳


 
新緑の緑の中でピンクが生える!登山道両脇にヒメサユリが咲き競っていた。


 
殆んどが咲き始めの凛とした美しさで、蕾はとても愛らしい。


両手にお姫さまのウキウキロード・・・鬼が面山に到着!


  
鬼が面山山頂                 山頂付近にもヒメサユリ 



鬼ガ面山から見た浅草岳への稜線と目前に広がる迫力の断崖絶壁!



鬼ガ面山を少し下って、愛らしいヒメサユリと浅草岳を撮る!ここで浅草岳登頂を断念!


ヒメサユリが集中して咲いていたのは南岳直下!


鬼ガ面山でダウンしそうになったけど、頑張って鞍部まで下りる途中辺り、北岳へのアップダウンが目の前に!
その先に目をやると、登山道もアップダウンが続いており、見れば見るほど浅草岳が遠くに感じてきたのである。

浅草岳までの体力はあるけど、アップダウンだから帰り道も同じ時間がかかりそう…って考えたら、足が止まった!
その時、隣にいた2人連れが「ここで引き返す」と言っているのが聞こえてしまった。
最もその方達は、昨日別ルート「ネズモチ平コース」から浅草岳に登頂しているからであるとの事だったが
「ここで引き返す」だけが耳に残り、気持ちもなえて、この先何処かで足も体も限界になりそうと思った(^^ゞ

ちなみに、前日登ったネズモチ平コースのヒメサユリはまだ蕾で、せっかく見に来たのに無念と言う訳で
登山口を変えてこの六十里越コースを再び登って来たのだと話しており、花はこのコースが正解だったようである。
六十里越コースを避けて、ポピュラーなネズモチ平(2時間半)コースに変更していれば、山頂には立てていたけど
ヒメサユリには蕾にしか会えていなかったと言う事なので、時期とコース選択も改めて良かったと自己満足(^^)v

と言う訳で、私の諦めモードが皆さんに移り断念!浅草岳の山頂は踏めず、迷惑をかけたのである。

浅草岳で一番ハードとは言え、自分で選択した六十里越コースだったので、今思えば頑張りたかったが
山頂を踏んで下山してきた人の話では、ヒメサユリが集中して咲いていたのは南岳直下であり、
北岳の登り返しが最も辛く、山頂付近は蕾がポツポツで花の楽しみもなく、雪渓も多く残っていたとの事!

その話を聞いてちょっと気持ちも楽になり、引き返すにはちょうど良い場所だったと、皆で無理やり納得した(^^ゞ
メインとしていたヒメサユリにいっぱい会えて、山頂ピークも2つ踏み、天気にも恵まれたので、まぁまぁ満足(^^♪

でも、まぁまぁ何て言うと贅沢かな?鬼が面山から見た浅草岳への稜線と断崖絶壁の様子も見る事ができた!
これを見られただけでも、六十里越登山道を選んで、途中までとは言え鬼が面山まで歩いた甲斐ありと言える(^^)v

ヒメサユリ以外でもアカモノが群生で満開、ツバメオモト、サンカヨウなど登山道は花・花・花の連続だった!

下りでは時間が余裕だったので、マイクロ中継局の広場で全員で昼寝(^^ゞ その後にゆっくりランチとした。
下山後はまた寿和温泉の露天風呂でまったり過ごし、頑張らなかったけどご褒美に「高級うな重」を食べて金沢に戻った。

反省点として、登山口が遠かったこともあり、初日早朝出発で2日間寝不足の2山制覇はキツかった!
次回遠出をして2山登る場合は、2泊3日で余裕の行程を…と言う話が出た(^^ゞ
登山回数が減ったブランクが原因なのか、年を取ったのが原因なのか、両方なのか?
思うように足が動かなくなったのが情けなく、行きたい気持ちに体が着いて行けないこの頃である(*‘ω‘ *)


帰宅後の7月早々に集中豪雨が・・・


昨日の守門岳は、ここまで来たのでついでに登る山で、浅草岳でヒメサユリに会うのが、今回の目的であった!
私達は運よく梅雨の晴れ間で好天に恵まれ、念願のお姫さまに会って帰宅する事ができたが
7月に入る早々、北陸と新潟は大雨警報が出て、新潟や福島では山沿いの県道など土砂崩れで通行止め情報もあり!
これは人工栽培のヒメサユリの話だったが、連続の降雨で開いた花弁が痛んでしまった花が多いのだとか!
私たちが浅草岳で見た貴重な野生種も、きっとあの雨で同じ運命になっているのではないかと思われる。

登山口は遠かったが遥々行った甲斐あり!改めて集中豪雨の前にお姫さまに会いに行けて良かったなぁと思った。


地形図では守門岳は新潟県、浅草岳は新潟県と福島県の県境にあり、越後山脈を構成する山々の一角である。
守門岳の管轄や登山道情報は栃尾観光協会(0258-51-1195)、この栃尾観光協会によると

浅草岳の登山口や登山道情報は魚沼市観光協会(025-792-7300)に問い合わせをして欲しいと言う事だった。



ヒメサユリに会いに…守門岳(1537.2m)と浅草岳(1568m)①へ



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