雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

鳳凰三山…薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳(1日目)

2013年01月14日 | 百名山の山

赤い雲が襲いかかる?(^^ゞ … 砂払岳より黄昏時の薬師岳を眺める。


昨年2012年の8月~3013年の3月頃まで、ブログ更新をサボっていました(^^ゞ
自分の記録と記憶の為に始めたブログなので、今からボチボチ書いて行こうと思います。


      2012/07/25(水)26(木)27(金)                      <南アルプス 百名山>

鳳凰三山…薬師ヶ岳(2780m)・観音ヶ岳(2840m)・地蔵ヶ岳(2764m)


<1日目>夜叉神の森P登山口~砂払岳~薬師ヶ岳~薬師ヶ岳小屋
<2日目>薬師ヶ岳小屋~薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳~薬師ヶ岳小屋
<3日目>薬師ヶ岳小屋~観音ヶ岳~夜叉神の森P登山口


夜叉神の森P登山口(6:00)→夜叉神峠小屋(7:10~30)→杖立峠(8:55~9:00)→苺平(10:30~40)
→南御室小屋(11:05~12:15)→砂払岳(13:30)→薬師ヶ岳小屋(14:05~15:15)→
薬師ヶ岳(15:40~16:10)→薬師ヶ岳小屋(16:20)


地蔵ヶ岳「オベリスク」に会いに。。。


昨年は初めての南アルプス、北岳~間ノ岳を縦走し、北岳肩の小屋から見えていた、白くて美しい鳳凰山、
そして、ひと際目立っていた地蔵ヶ岳の 「オベリスク」 がとても印象的で忘れられず
年に一度の「織姫彦星チーム」+KHCメンバーが1人参加して、5人でオベリスクに会いに行く事になった。

昨年の北岳登山の様子は こちら 。。。

登山口までの経路は芦安まで昨年と全く同じ、金沢からは東IC~高山ICで一旦下車してR158を走り
松本ICで再び高速に乗って、韮崎IC下車、R52、R20から芦安を経て、夜叉神の森Pで仮眠し早朝出発!
3通り程のルートを検索して比較し、距離、時間、高速料金共に一番のルートを選んだ結果である。
今回は少し余裕で早めに出発し、南アルプス市にある「やまなみの湯」で就寝前の温泉入浴もできた (^^♪

昨年の北岳では、乗り合いタクシーで通り過ぎただけの「夜叉神の森」前に、鳳凰三山の夜叉神登山口がある。
ここにゲートがあり、南アルプス街道の通行規制で、タクシーやバス以外のマイカーはこの先に入れない。
北岳登山者はもちろん、広河原で乗り換えて仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳を目指す登山者も
このゲートを通るか、もしくは南アルプス街道の終点、戸台からのゲートを通り登山口に入るかである。

鳳凰山への登山ルートは色々あり登山口も多く、グルッと周回してバスで戻る1泊コースも考えたのだが、
今回は夜叉神からのロング尾根~地蔵ヶ岳の往復とし、同じ景色を2度楽しみ、山頂もそれぞれ2度踏もう ♪
と言う、何とも贅沢な計画であり、しかも地蔵ヶ岳のオベリスクにも、行ける所まで登ってみよう!…と、
2泊3日のゆとり工程、天気により薬師ヶ岳小屋2泊とし、ご来光と夕陽も2度楽しもう ♪ となったのである。


初日はロング尾根をひたすら登る!


今回利用したのは夜叉神の森登山口P(100台可)、標高は1380mでトイレや水場、休憩できる東屋もある。
夜叉神の森は宿泊施設で売店もあり、足りないものはここで買えるので便利だが、夜は閉まっていた。

まずは標高差400m、樹林帯の中を1時間強で夜叉神峠、峠から3分程で夜叉神峠小屋だ!
ここまでの登山道、展望はないが広くてしっかり踏み固められ、途中に水平道もあってとても歩きやすい。
小屋前からは白根三山が綺麗に望め、出足は順調であり、ゆとり工程なので気持ちも楽である。
ゆとりと言うのは、歩きはいつものペースだが、休憩時間にゆとりを持って「ひととき」を楽しむ事である。

鳳凰山はポイント毎に大きなパイプケルンが建てられており、最初に見たのは杖立峠である。
杖立峠を過ぎるとシラビソの樹林帯となり、苺平までの途中、山火事場跡に2つ目のケルンがあった。
ここで再び白根三山の眺望が開けたが、山は10時の原則?稜線辺りに雲が湧き始めていた。
しばらくは岩がゴロゴロした登山道となるが緩やかな登り、3つ目のケルンがあった苺平まで90分程で到着!
苺平からもシラビソの森は続き、緩やかな下りとなり、樹林帯に囲まれた鞍部に南御室小屋があった。

早速、噂の飲み放題天然水を見つけて、まず手を洗ってみたが、冷たくて1分も我慢できない(>_<)
男性陣は顔を洗っていたが、やはり冷たくて長くは触れないので、タオルを濡らして拭くと言う作戦にでた!
雪の中にずっと手を入れているのと同じ感覚で不思議な程冷たく、沢山飲んで体中に沁み渡った (^^ゞ
山では貴重な水がここでは惜しげもなく流れていて、自由に使えるのはとても有難い。

小屋のオーナーが、上(薬師ヶ岳小屋)では水が無いので、たっぷり持って行きなさいと声をかけてくれた。
二つの小屋は同じ経営者のようだったが、薬師ヶ岳小屋は本日満員で、予約者以外は泊まれないとのこと。
アルバイトが一人しかいないからと言われて、ちょっぴり不安になったが、予約済みなのでそこは安心。

頼もしい男性陣が明日の為に、自分用の空いたペットボトル+2L、私は一応+500mLを持ち、
ザックがその分重くなったが、薬師ヶ岳小屋まで約90分の登りを頑張れば、山頂で美味しいコーヒーも飲める!

南御室小屋で昼ご飯、美味しいお水で入れたコーヒーで更に生き返り、若干重くなったザックで出発!
40分程歩いた標高2600m付近に、「ガマの岩」と書かれた大きな岩があった。
私の知る範囲では、燕岳のイルカ岩に次ぐリアルな岩であり、本当にガマに見えたのである。

ガマ岩から10分強の登りで、暗いトンネルを抜けたらそこは…雪国ならぬ真っ白な砂の世界!
樹林帯が終わり、いきなり目の覚めるような明るさで展望が開けたのだが、残念ながら辺りはガス。。。
どうやら砂払岳の麓に着いたようで、ここから薬師ヶ岳小屋までは目と鼻の先である。

今までと全く違う雰囲気で、白砂と奇岩群が目の前に広がり、船のような岩に乗ってしばし遊ぶ (^^♪
ここまでほとんど花を見ることはなかったが、まずは一番見たかったタカネビランジが咲いていて
この先からは可憐な花にも出会い、砂払岳山頂からすぐ眼下に、薬師ヶ岳小屋の屋根も見えていた。

小屋到着は14時頃、宿泊手続き後、まずは一式着替えてスッキリ、明日の為にザックの整理もして
それでも余裕があったので、ガスっていたが10分の登りなので、薬師ヶ岳山頂へ行ってみる事になった。

山頂には4つ目のパイプケルン、やはり白根三山は雲の中に隠れていたが、山頂より高い場所を発見!
青木鉱泉方面に若干下って登り返した所が眺望も良さそうで、明日のご来光の為の下見?ができた。

夕食は18時から、ビールで乾杯して薬師ヶ岳小屋で定番の、おでんがメインの夕飯を頂いた。
小屋は満員と言っても、アルバイト一人の為、天井の低い2階は使用しない予定だったらしいが
我々グループと他におじさん一人、特別に2階を使わせて頂くことになった。
と言っても明確な区切りはなく、屋根の傾斜を利用して平屋を無理やり区切っただけで、
中2階と2階は天井が低く立つことはできないが、隣に知らない人が寝る事もなく広々としていて
ザックを置く空間も広く使えて、荷物の整理や着替えにはとても助かった。

食後は夕焼けを期待して、徒歩5分(小屋のサンダルでも行ける)砂払岳へ。。。
ガスっていたので余り期待はしていなかったが、雲間に沈む若干オレンジ色の夕陽が見られた。

皆さんお疲れらしく寝るのが早く、19時過ぎにはあちらこちらで鼾も聞こえていて、いつもの如く気になる。
20時の消灯とともに寝ようとしたが寝られず、睡眠導入剤半錠を飲んで、やっと眠りについた。



2ヶ月以上更新がないと、ブログがやばい事になるそうで、急きょ文章だけ…(^^ゞ

写真は後日アップします!m(__)m


コメント (14)
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