雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳③

2024年05月30日 | 富山県の山


針ノ木岳山頂から眼下に見えていた黒部湖


2017/8/4~5(金土)針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳③


<1日目   扇沢~針ノ木雪渓~針ノ木小屋(峠 2536m)まで
<2日目 蓮華岳(2799m)・針ノ木岳(2821m)
ピストン~針ノ木雪渓~扇沢


<2日目-②>針ノ木小屋(4:45)→蓮華岳(6:00~05)→針ノ木小屋(7:00~35)→針ノ木岳(8:30~50)→
針ノ木小屋(9:30~10:00)→雪渓入口(11:00~15)→雪渓終わり(12:20)→大沢小屋(13:00~35)
→ヘリポート(14:35)→扇沢駅(15:05)→市営P(15:20~40)→薬師の湯(16:00~17:00)→
金沢森本IC(19:55)→観法寺P(20:00)


いざっ!2人で針ノ木岳へ出発~!

リーダーから「標準タイムで戻るように」と言われたので、写真と休憩はなるべく控えてひたすら登った!
山頂では眼下に大きく見えていた黒部湖に感動!いつもと違う方向からの立山と剱岳(裏剱)も圧巻!
初めて見るスバリ岳への稜線も素晴らしい!2人で大満足だねと言いながら、しばし眺望に見惚れていた(^^♪


 
昨日は見られなかった小屋からの眺望!                    ここから右方向へ登って行く!


 
怪しい音で振り返ったら、ヘリがホバリングで荷物を引き上げているようだった。(左画像)
超特急で歩いていたら一気に汗だく。。。N氏、突然走って何処へ?帽子に雪(ほぼ氷)を詰めてました(^^ゞ



山頂見えた!風も穏やかで良い天気だし台風は何処?



爺ヶ岳方面、雲がチラチラ湧いて来た!


稜線に出た!



トラバース道はこの辺りまで



稜線に出てから、歩いてきたトラバース道と蓮華岳を振り返る!



もしや高瀬ダム湖?奥に槍ヶ岳が見えていた!



山頂目前!


山頂に到着!


 
駆け足、駆け足。。。                  剱岳をバックにN氏に証拠写真を撮って頂く。



スバリ岳、赤沢岳方面!新潟の5人組さん、ここを歩くと言っていたなぁ…
遠目にはナイフリッジに見えるんだけど! あっ!下に見える白いニョロニョロ…針ノ木雪渓だ!



ちょっと近付いてもう一回撮る!登山道が何となく見えた。



雄大な山々の足元に、横になが~い黒部湖が!


下りも駆け足。。。


時間は余裕だったが、少しでも早く戻った方が良さそうな雰囲気だったので、後ろ髪引かれながら下山開始!
予定より早かったから遠慮はいらないのだが、何せ「3対2」・・・待っている人の方が多いと思うと、気が引ける(^^ゞ

半分くらい下ったところで、今朝は蓮華岳でも一緒で、同じ部屋だった新潟から来た5人グループと擦れ違った!
「せっかく登ってきたのだからピストン下山はもったいない、稜線を歩いてこそ山だ」と話していたグループで、
今日は針ノ木岳からスバリ岳方面の稜線漫歩で余裕の行程であり、次の山小屋にもう一泊して扇沢に下山予定だそうで
私としては、一人だけでも付いて行きたいくらい、羨ましい行程(コース設定)である(^^ゞ


針ノ木小屋に戻ったら、長らくお待たせ頂いたにもかかわらず、2人分のコーヒーを入れて待っていてくれた。
約束の10時出発まで30分程時間があったので、宿泊者に貰える水(1リットル)を頂いてザックの整理などに費やす。
早朝から登ってきたのか?我々と足が違うのか?早くも到着した単独男性が、本日の宿泊の手続きをしていた。
今日は土曜日と言うこともあり、日帰りの若者グループも沢山いて、一泊二日で下山予定の私達には驚異の世界である!


そして我々は予定通りに下山開始!


 
この時、峠の空は青空だったが、下山方向の谷はガスっていた。


 
ミヤマキンバイの群生にもシラネアオイにも癒されました!



終始ガスガス・・・離れたら見えなくなりそうだったけど、ちょっと団子過ぎ(^^ゞ



ここに踏み後あったので、そ~っと渡ったけど怖かった!



ガスで見辛く、けっこう行き過ぎたので戻る!昨日と今日では雪渓の様子も違った!



見覚えのある岩の滑り台、これで夏道に戻れるぞ!


 
大沢小屋で遅い昼休憩をさせて頂き、また下りと歩き、扇沢駅経由で駐車場へ・・・途中で青空戻る!


雪渓を下り終えて夏道に入った直後、2~3分だったがサッと通り雨が降った!夏山では突然の雷雨など良くある話だが
心配とは裏腹に、その後はまた青空が広がったのである!帰りの高速では日本海に涼む美しい夕日も見られた。


針ノ木小屋は「docomo」に優しい。。。


久し振りの長距離を歩いた充実の2日間、結果オーライの山旅であったが、台風が来ていると言う先入観からか?
行く前から皆が天気予報に振り回され、山小屋でも警戒してピリピリし過ぎた感じである。
その後台風5号は本州横断、石川県も帰宅から3日後の8月8日午前中直撃!9日朝には温帯低気圧に変わったと発表された。

それにしても5日早朝4時過ぎに言われた、リーダーの集中豪雨説が気になり過ぎて、後日過去の予報(警報)を調べてみた。
長野県に大雨警報が出たのは、4日の19時から21時半頃までの2時間半のみ!その後解除になっていたのである。
さらに掘り下げて調べたら、同じ長野県でも5日の大町には濃霧注意報が数時間出たのみで、警報は4日夜の他の地域だった!

考えてみたら警報と言うのは市や町単位で直前に出るもので、出たからには解除の報告も必ずあるものだ!
県単位で雨が降るわけでもなく、昨夜のうちに解除になった情報も得られず、心配が募ったものと思うが
これで当日快晴だった訳も納得(^^ゞ・・・今はピンポイントで天気予報(雨雲の動き)なども見られるので便利である。

ちなみに針ノ木小屋には、小屋内にdocomoのブースターがあるので、docomoに限り携帯が使えるようだ!
(私はdocomo)実際に夕方部屋で、スマホで天気予報をチェックしたが、電波は普通に快適だった(^^)v


私に比較はできないが、今年の残雪は多い方だと聞いた!雪渓が少ないと夏道を高巻きするので歩きにくいらしい。
残雪が多いと言っても、クレパスや大きな穴などが目立っており、目印のベンガラも消え、油断のできない雪渓歩きであった。

特に下り注意!行き過ぎてしまうと迷うらしく、今回は濃いガスで夏道への登り口が見えず、探したのでやや苦労した。
と言うのも、日毎に雪渓は部分的に崩壊するので、前日の雪渓の様子がそのまま全く同じとは限らない(^^ゞ
登りと下りでは、同じ場所に立っていても違う景色に見えたりするので、自分なりに目印を覚えておくのが良いかも知れない。
白馬大雪渓は、蟻の行列のように人が続いていて何の心配もなかったが、針ノ木雪渓はそこまで人気はないようである。

頑固でアナログなおじいさんリーダーに色々振り回された感あったけど、まぁそんな時もあるかぁ(^^ゞ
頼もしいサブリーダーがいて、コマクサと360度の眺望に出合えて、結果(終わり)良ければ全て良し!の山旅となった!


( 完 )


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