雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

薬師岳~北薬師岳(1日目)

2011年07月29日 | 百名山の山

太郎兵衛平と 薬師岳


2011/07/16(土) 17(日) 18(月祝)  薬師岳(2926m)~北薬師岳(2900m)


「 ゆっくり山行で百名山を楽しむ ♪ 」 … 普通なら一泊二日で登れてしまう薬師岳、
今回はゆっくり、北薬師岳まで足を延ばす予定も入れて、二泊三日をかけて登る計画とした。

2泊目を予定していた薬師岳山荘は、昨年の8月に新築オープンしたので、何かと楽しみである。
聞くところによると、フカフカの羽毛布団だったり、山荘の心遣いも登山者に優しいのだとか…

北陸は例年になく早い梅雨明け(7月10日)となり、天気に恵まれた3日間だった。
特に2日目の太郎平小屋は既に標高2330mあり、早朝の空気が気持ち良く、初日ほどの汗をかく事もない。
途中で何度も立ち止まり周りをゆっくり見ながらの山行が出来て、薬師岳山頂では360度、
遠くに白山、眼下に鍬崎山、大日岳、そして身近に迫る北アルプスの山々が一望出来た。






薬師岳 … 折立~太郎平小屋 (1日目)
薬師岳 … 太郎平小屋~薬師岳 (2日目前半)

薬師岳…薬師岳~北薬師岳~薬師岳山荘(2日目後半)

薬師岳 … 薬師岳山荘~避難小屋~折立 (3日目)


観法寺PA(6:00)→金沢森本IC~富山IC(6:40)→折立有料道路(7:25)→折立登山口P(8:00~20)
→登山口(8:30~40)→三角点(10:45~55)→五光岩ベンチ(12:35~13:00)→太郎平小屋(14:00)


7月梅雨明けの3連休初日、折立の駐車場は満車、一周したが隙間もなく、やや戻って路肩に止めた。

折立登山口からの太郎坂は、急登の樹林帯で眺望もなく、三角点までは大汗を掻くので水分が多めに必要だ!
三角点を過ぎると、ニッコウキスゲやチングルマなどが見られ、右手眼下には有峰湖、運が良ければ白山が望め
整備された登山道も広くなり、太郎兵衛平へと続く広大な平野を、少しずつ高度を稼ぎながら登る。

眺望の良い五光岩ベンチで、今回の目的地である薬師岳を正面にして昼休憩を取った。

五光岩ベンチ(標高2196m)を過ぎると、空は晴れていたが雲の流れは早く、時折登山道にも迫ってくる!
一瞬視界は無くなるが、ひやっと涼しい空気(ガス)が体に触れると、何とも言えず気持ち良い…
足元の花を愛でたり、ず~っと付いてくる薬師岳を見たり、のんびり歩いても2時には太郎平小屋に着いてしまった。

太郎平小屋は人で溢れていたが、ここが通過点にすぎない人達も大勢いただろう!
我がグループはゆっくり山行の為、ここが本日の目的地であり、小屋前で早速余裕の宴会を始めた (^^ゞ
生ビール一杯1000円なり、私は冷たいポカリで我慢して、コーヒー宴会チームに入る。
この後、急ぎ足なら通り過ぎるだけの太郎山に、時間に余裕の今が登るチャンスだったから…
少し高い場所から、太郎平小屋と広大な太郎兵衛平を見下ろす事が出来て、爽快な場所だった。

5時からの夕食後もまだまだ日は高く、太郎平小屋の前で山の歌を唄うグループに合流!
歌詞カード「山の歌集」を頂いて、皆で合唱しながら楽しいひと時を過ごす事が出来た。

夕焼けは東の空が雲に覆われ期待外れだったが、8時過ぎ、西の山陰から昇る真っ赤な月を見た!
急いでカメラを取りに戻ったのだが、更に昇ってしまった月はいつもと変わらない満月だった。
月明かりが邪魔をしていたが、星空も綺麗だった! 山で宿泊したら星空を見るのも楽しみの一つである。


初日は太郎平小屋まで 。。。


 
登山口の折立ヒュッテ前で、いつもの準備体操!登山者多数! 三角点を過ぎると石畳の登山道が続く(右)


 
 薬師岳を目の前にして、昼休憩をした五光岩ベンチ     雲の流れは早く、時にはひんやりガスの中に突入!


 
満開のチングルマ、直ぐ隣に花が終わり綿毛になったチングルマ…それぞれ雪解けの時期が違ったのだろう。
前方に赤い屋根が見えてきたら、花を愛でながら歩いても10分程で太郎平小屋に到着した!


 
太郎平から、昨年登った鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳が見えており、未踏の黒部五郎岳も直ぐそこのように見える。
(右)明日登頂予定の薬師岳、何処から見てもゆったりとした大きな山様が、間近で見ると更に大きい!


 
     太郎山の三角点とケルン                 太郎平小屋裏にはミヤマキンポウゲが群生


初日に出会った花たち 。。。


 
アカモノ                               ツマトリソウ


 
ニッコウキスゲ                          タテヤマリンドウ


 
チングルマ                           チングルマ(花後)


 
イワイチョウ                                 ??


 
ヨツバシオガマ                            コバイケイソウ



薬師岳 … 太郎平小屋~薬師岳 (2日目前半)


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大長山~赤兎山 ニッコウキスゲを求めて…

2011年07月28日 | 福井県の山

大長山頂上広場の ニッコウキスゲ


           2011/07/09(土)  大長山(1671.4m)~赤兎山(1628.7)へ         福井県勝山市


白山比め神社(5:45~50)→小原林道料金所(6:35)→登山口P(7:05)→登山口(7:10)→小原峠(7:50)
苅安山(8:20)→大長山(9:25~10:00)→苅安山(10:40)→小原峠(11:00~10)→大舟分岐(11:45)
赤兎山頂(12:05~13:15)→小原峠(13:40~45)→登山口(14:10)→登山口P(14:15~30)
料金所(14:45)→白山比め神社(15:40)


大長山頂上では ニッコウキスゲが群生!


今年は残雪が多かったせいか、雪解け直後の花には影響が出たようで、なかなか見頃は的中しなかった!
期待して花を狙って行っても、また?と言う程振られてきたが、咲いた!と聞いて行けば間違いはない。

小原峠に来たのは今日が4度目、いつもは赤兎山頂経由で赤兎平から避難小屋を目指すのだが
今回初めて、左手に伸びるロング尾根、アップダウンを繰り返して大長山の山頂に立つことが出来た!

赤兎山は、今の時期ニッコウキスゲの山として有名だったが、大長山の事は何も知らなかった。
しいて言えば白山が間近に見える!と言う認識くらいしかなく、山頂一面に咲くニッコウキスゲは感動だった!
梅雨空のせいで、暗い雲が行き交い、スッキリではなかったが白山や別山の山頂も見え隠れしていた。

ニッコウキスゲに歓迎されて、山頂で30分程のんびりした後は、再び小原峠に戻り赤兎山を目指した!
今日はピカイチ健脚2人と私の3人… 大舟分岐の手前辺りまでは何とか付いて行けたのだが
分岐からの急登では縦走の疲れが出てヘロヘロになり、健脚お二人さんにはここで先に行って貰った (^^ゞ

すれ違う人の何と多い事! 赤兎は今年の干支の山と言う事で、中京方面からのツアー団体さんも多い。

赤兎山頂では昼時となり、座り込む人達でいっぱいとなったが、避難小屋を目指した二人をここで待つことにした。
それにしても暇なので、途中の赤兎平が見下ろせる、赤兎では私が一番好きな場所まで行ってみた。

白山山頂はより一層雲隠れしてきており、画像としては余り綺麗に撮れなかったが
何度見ても絵本に出てくるような雰囲気が心地良く、運が良ければ御嶽山まで見える場所でもある。
所々黄色く見えていたのはニッコウキスゲのようであったが、大長山の規模には劣るようだった!

やがて戻って来た2人と合流して下山開始!何と元気2人は、登山口ギリギリまで数十人をゴボウ抜き!
前に見えたと思ったら抜いている! と言うか、後方にただならぬ気配を感じて皆さん横に待機するのだ。
赤兎山頂でたっぷり休憩した私は、ゴボウ抜きには付いて行けてホッとした (^^ゞ

今まで、水分は1000ccで十分足りたのだが、今日の暑さでは足りない…ちょっと誤算だったかな?
縦走で途中の水場が無いと言う事もあったが、これからの夏山では一日1500cc以上は必要か?
赤兎山の登山口にあった水を下山後に飲んでみたが、冷たくて体に沁み込み美味しかった!
登山口の水はお勧めなので、夏に縦走する場合は、空のペットボトル持参で来ても良いかも知れない。


 
ギンリョウソウ                                ??


 
大長山への最後の登り!                        途中に岩場も…


 
大長山 山頂にて ニッコウキスゲと 白山


道中や山頂のササユリも綺麗だった!


 
ササユリ


 
まだまだ蕾が多く、これからも楽しめそうで、ツインのササユリも多く見かけた。


小原峠に戻り、赤兎山を目指す!


 
赤兎平と白山                             赤兎平と避難小屋


 
      赤兎山山頂から白山(頭は雲の中)        小原峠で、元KHC のメンバーに再会し喜ぶ Kさん


 
赤兎山でも ニッコウキスゲ と ササユリ が見頃だった。



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白山室堂でクロユリ開花!

2011年07月27日 | 百名山の山

四つ子のクロユリ…白山室堂にて


            2011/07/02(土)   白山室堂でクロユリ開花!          石川県白山市


自宅(5:30)→別当出合(6:50~7:15)→中飯場(7:50)→別当覗(8:35)→甚之助避難小屋(9:15~35)
→十二曲雪渓(10:20)→黒ボコ岩(10:50~11:00)→五葉坂(11:10)→白山室堂(11:30~12:45)
→黒ボコ岩(13:05)→南竜分岐(13:35~40)→別当出合(15:40~50)~お風呂~自宅(17:50)


涼を求めて白山へ!


梅雨の真っ最中!お天気は当てにならないが、まぁ大降りはしないだろうと言う事で急きょ白山へ!
今朝の新聞には、昨日(7月1日)が白山の山開きであり、約130名が室堂に泊まった
と言う記事が出ており、雪渓の上を歩く登山者の列を撮ったものが、写真として掲載されていた。

少し前まではアイゼンがなければ危険で通れなかったと言う情報の、十二曲りの雪渓はどうなっているのだろう?
早速ネットで調べて見ると、開山に備えて雪切りがなされていると、書かれていたが
今回無理はせず、場合によっては引き返す事とし、トレーニング山行でもあり室堂を目標とした。

マイカー規制前で、別当出合まで車で入る!出遅れたせいもあり既に満車に近く道路脇の路肩に車を止めた。
 梅雨時の低山では虫が多い事や暑さを考え、白山の雪渓に涼を求めてやって来た登山者が多かったのだろう。
開山後初の土日と言う事もあり、この日を待ちわびてやって来た県外ナンバーも多かった。

砂防新道の往復で室堂までとし、運が良ければ室堂から御前峰の写真を撮って帰ってこようと、気楽に出発!
新しくなった甚之助小屋を見る事も目的の一つであり、咲き始めたと言うクロユリにも会えるだろうか?
山頂への登頂は目的から外したので、タイムへのこだわりもなく、気持の上では余裕の登山と言える。

白山登山、いつもは花のピークを狙って8月初旬なので、今日はまた別の顔が見られそうで楽しみだった。

途中までは晴れており、中飯場を過ぎ右手が開けた箇所では、別山の姿がクッキリ見えていたのだが
次第にガスに覆われ、甚之助避難小屋では眺望はすっかりガスに消されてしまった。
足元には花の名山らしく、初夏の花の群生が見られるものの、甚之助の手前辺りから登山道に雪渓もチラホラ…
南竜分岐手前(標高2100m付近)では、コイワカガミが群生していたので、季節はかなり逆戻りだ!

その後も短いが数ヶ所雪渓の上を歩き、最後は十二曲直下の大(?)雪渓が目の前にド~ンと現れた!
確かに、綺麗に雪切りがされており、アイゼンは不要のようだったが、途中に、わっ大きな穴が…
どう見ても危険である為、室堂のスタッフの方だろうか?別の道を作る為にスコップ持参で来られていたのだが
作業は今からのようで間に合わず、ここは皆さんの足跡通り、慎重に渡るしかないようだった。

十二曲を過ぎて、弥陀ヶ原、五葉坂~室堂まで登山道に残雪はなかったが、黒ボコ岩では一瞬小雨に降られた。
室堂では大勢の人達が昼休憩中であり、受付の方の話では、本日のお泊り予約は190名位だとか
私達のように日帰り登山者も、200名程いるだろうと話されていた。 満車のはずだ (^^ゞ

涼を求めて…と思ったが、流石に標高2450mだ!室堂ではガスっぽく寒くて、皆さん上着を羽織る!
凍らせて持参したペットボトルは何の役にも立たず、仲間が持参してくれた暖かいお味噌汁が一番のご馳走だった。
中には半袖半パンツ姿の人も多くおり、道中は良かったのだろうが室堂では寒さに震えていたようだった。
経験者の私達でさえ、ここまで寒いとは予想できなかったので、気軽に登って来た人は予想外だったのだろう。
今日に限って言えば、ふだん履きのようなスニーカーで登っている若者も多く見かけた。

食後は室堂を散策して、クロユリを見つけた!

ツインのクロユリを見つけて喜んでいたら、直ぐ隣に三つ子のクロユリ、早咲きのせいか花は小振りだった。
更には四つ子のクロユリを見つけた時はビックリ! 四つ葉のクローバーを見つけた事と匹敵するかも?
写真は余り綺麗に撮れなくて残念だったが、早くもクロユリに出会えて、とても満足して下山した。


白山麓は青空だった!


  
別当出合では青空が広がり、道中から観光新道や別山が綺麗に望めた。


 
新 甚之助避難小屋 … かなり頑丈な造りで、まだ新築の臭いがしていた。


心配していた十二曲りの雪渓


 
雪は切ってあったが、足跡の直ぐ横に大きな穴が…


 
穴は危険なので、係の方がスコップで別の道を作ろうとしていた。



黒ボコ岩の手前の谷に、8月には見た事がない三本の小滝 … 雪解けの今だけか?



五葉坂直下には雪渓が残っていた。



室堂に到着! けっこう賑わっていた。


 
白い部分は雪渓とガス … 濃いガスなので山頂に向かう人はほとんどなし!


2日前からクロユリ開花! (室堂スタッフの話)


 
クロユリ


 
クロユリ


 
クロユリ


 
室堂の周りで、クロユリはけっこう沢山咲いていた。

 
 
コイワカガミ … 白山で見るのは始めて。


 
マイヅルソウ                             サノギイチゴ


 
ハクサンチドリ                                ??                  


 
オオバミゾホウズキ                            キバナスミレ


 
キヌガサソウの群生が多く見られた。


 
エンレイソウ                            イチリンソウの群生


 
ミヤマダイコンソウ                               アカモノ


 
??                                    ??


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奥獅子吼山 928m(KHC30周年記念登山)

2011年07月12日 | 石川県の山
 
山全体で 新芽の芽吹きが、一番目についた!         


              2011/06/19(日)  奥獅子吼山 (928m)へ再び…            石川県金沢市


白山比め神社(8:00)→林道犀鶴線P(8:25~40)→奥獅子吼山頂(10:20~12:40)→
林道犀鶴線P(13:55~14:10)→白山比め神社(14:30)


OB会員さんとゆっくり登山 。。。


今年の9月で、KHC発足より30周年を迎えるにあたり、色々な行事や記念誌の発行を計画している。
私がKHCに入会したのは1年8か月前、色々な人が入退会を繰り返している中で
今回の奥獅子吼山は、その行事の一環、かつて活躍されたOB会員さんをお誘いしての記念山行第一弾である。

OB会員さん6名を含む、参加者総勢36名の大所帯となり、何処かの学校の一クラス程の賑わい (^^ゞ
奥獅子吼山の登山道(尾根)は狭く、途中で擦れ違った方達や山頂では、やや迷惑をかけたかな?

どんなOBの方々が来られるのか? 始めてお会いするので声をかけられる事もなかったが、楽しみだった!
登りの距離も短くして、これ以上ないと言う位のゆっくり登山だったが、山頂で皆さんのお顔を見る限りでは
久しぶりの団体行動が出来て、とても満足で嬉しそうに見えたので、何となく見ている方も嬉しかった♪
そんなに年齢が離れている訳ではないが、自分の両親を見ているようで、何故か心が和む (@_@。

山頂ではたっぷり時間を取ってあり、歩き足りない人達は、ブナ林を見に906尾根の少し先まで散歩。。。
往復約40分、遊んで戻ってきたら美味しいお鍋が出来あがっていて、皆で有り難く頂く。

目的の一つであった、「ササユリ」 は蕾を数輪見ただけで、開花までは一週間~10日位早かったようだ。

久しぶりに出してきた登山靴のせいで、靴底が割れてしまい応急処置のハプニングもあったが
個人装備の持ち物や日頃の勉強会の成果で、現会員の素早い対応に、OBさんも安心の様子だった。

第二弾は、秋に大倉岳登山を予定しているので、HPなどを見て更に多くのOBさん達に参加して頂ければ
今度は私の方から声を掛けるなどして、昔のクラブのお話などを聞いてみたいと思う。

カタクリを求めて登った4月 は残雪で冬山の厳しさを味わい、ササユリを求めて登った今回も見事に振られたが、
カラフルな花だけが主役ではなく、木々や草木に至るまで、新芽の芽吹きが目と肌で感られた山行となった。


尾根直下の、林道登山口に車を止める


 
出発間際に集まって何か問題でも?… そっか、共に登った懐かしい山行写真を見ていたんだ。


 
楽々登頂! 曇りながら近くの山は眺望良し、でも白山は雲隠れ。


余りの早い到着に、シェフ班を残し辺りを散歩 。。。


 
906尾根方面のブナ林を抜けて…                鶴来の街も見下ろせる、展望地まで


戻ってきたら、ご馳走が …♪…  (*^_^*)


 
キノコたっぷりソーメン汁と、網焼き餅入りぜんざい … 山では最高の味、どちらも美味しかった!


 
貸し切り状態で賑わう山頂と、ひっそり三等三角点


今しか見られないもの?


 
ヤマツツジの葉っぱに、まぁるいお団子が数個ぶら下がっていた! いったい何者?


 
途中の池に、モリアオガエルの卵がいっぱい。       サワウツギの葉っぱに、カラフルでデカイ 芋虫さん



ササユリは蕾だったが、花も多く見られた。


    


    


    
 


名前は後日書く予定 (^^ゞ



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浄法寺山~丈競山

2011年07月05日 | 福井県の山

群生していた コアジサイ


      2011/06/26(日)  浄法寺山 (1052.8m)~ 丈競山 (1045m)     
                                          福井県永平寺町



和気の岩(7:30)→管理棟P(8:50~9:00)→青少年旅行村登山口(9:05)→南側展望所(10:25~30)
→冠岳(10:35)→東側展望所(10:50)→浄法寺山(11:55~12:00)→南丈競山(12:35~13:05)
→浄法寺山(13:40~50)→冠岳(14:40~45)→びんつけ地蔵(15:00)→しし岩(15:30)→
つつじヶ原登山口(15:45)→青少年旅行村登山口(15:55)→管理棟P(16:00~10)~入浴~和気の岩(18:10)



現地看板より


ササユリ と コアジサイ に迎えられる!


久々に福井県まで遠出!  金沢市内の我が家からは車で約2時間の距離だ!
R364経由、永平寺町から林道に入り、浄法寺山 青少年旅行村キャンプ場の中(管理棟前)に登山口があった。
登りは冠岳経由で浄法寺山~南丈競山まで、下りは冠山からつつじヶ原を通って、つつじヶ原登山口へ
冠山までの登り、冠山からの下り、二つのルートは大きく雰囲気が異なり、2度楽しめる

登山口の標高は460m、浄法寺山までの標高差は600m程だが、
冠山を経由で一旦下り、浄法寺山から南丈競山までも一旦下るので、目的地までの距離は長い。

駐車場奥にある管理棟の前を通って右手、「ふくいのおいしい水」と書かれた清水小場が登山口で
看板の通り、竹筒から流れる冷たいお水は、とても美味しかったので味見の価値あり!

登山口から登り始めて直ぐ、周りの木々は花盛り、遠目でも残雪かと思う程、真っ白の木々が数多く
今回可憐な姿で登山道両脇に咲き、目を楽しませてくれた一番の群生は、薄紫色の コアジサイ だった。
小振りのアジサイと言った感じだが、樹高が低く花も葉も小さくて、花は白っぽいものから濃い紫まで
そして、奥獅子吼山では見られなかったササユリも、ちょうど登山道で花開き、薄いピンクが可愛かった。

冠山までの1時間半程はとても急登、一部滑り止めの杭が打ってあったり、ロープが張られた個所もあったが
粘土質の赤土だったので、雨が降った時には避けたい場所であり、下りには要注意だ!

冠山の少し手前に南側展望所があり、永平寺の街並みが眼下に見える。
そこから10分強で到着した冠山山頂では、これから目指す浄法寺山や南丈競山がクッキリと見えていた。
冠山は三叉路になっていて、左は下りに使う予定のつつじヶ原方面、右は一旦下って浄法寺山への尾根に出る。
浄法寺山を目指して15分程進むと、右手に少し入った場所に東側展望所があり、そこにも立ち寄ってみた。

尾根に取り付いてから、ナツツバキの木は多かったが花にはまだ早く、途中にはブナ林も多い。
浄法寺山にはちょうど12時頃に到着したが昼休憩とせず、山頂での展望をしばし楽しんだ後は
予定通り先に進み、30分程で南丈競山に到着して、立派な避難小屋の前で昼休憩とした。

白山は雲に隠れていたが、近くの山々、富士写ヶ岳や大日山、法恩寺山のスキー場などが見えていた。

この日の予報は晴れだったが、梅雨の季節、山のお天気は気まぐれ…
下りではサッと小雨が降ったり霧雨が降ったりしていたが、気になる程ではなく逆に涼しいくらいだった。

冠山からは予定通り進み、しばらくは平坦な登山道であり、ここもまたコアジサイの群生が見事!
途中でびんつけ地蔵にお参りして、そこからは5分程進むと行き止まりとなっていて
左手直下の大岩場を、しし岩辺りまで一気に高度を下げ、青少年旅行村方面へ下る事になる。

この下りもまた難関と言えば難関だったが、ロープや岩を上手く利用できるのでなかなか面白く
しし岩を過ぎた辺りからは、展望のあるなだらかな登山道となり、左手に大きく聳える黒岩も一望できる。

ちょうど、ロッククライミングを終えたのだろうか?それともロープワークの練習だったのか?
黒岩に取り付く2人の男性が見えていて、黒岩はそう言う場所であった事を知った。

しし岩経由の登山口にでて、林道を横切り、バンガローやキャンプ場の見える遊歩道を10分程で
管理棟や水場のあった登山口駐車場へと戻り、帰りはたけくらべ温泉で汗を流して、金沢への帰途に就く。

反省点として、この計画、遠出や急登を考えれば、集合時間を1時間早めた方が良かったようだ!
山頂での昼も食べるだけで終わってしまい、せっかくの温泉もカラスの行水、帰宅時間も予定より遅れた。


登山口に美味しい清水 。。。


 
案内看板の後ろに 「ふくいのおいしい水」 あり!


ササユリが満開!


  
食べれる実らしかったが名前を忘れた (^^ゞ                 ウツギ



ササユリ … 登山道のあちらこちらで、花だけ顔を出す!

  
    
ピンクのササユリ    白いササユリ    三連       蕾       ??


 
??                         ??


赤土の急登や岩場の急登あり!


 
雨の日は要注意!                岩場の急登にはロープ!


冠山 山頂に到着!



右ピークが 浄法寺山、中央に小さく避難小屋が見えているのが 丈競山



 
右が浄法寺山                展望台案内の丸い看板


花の道は続く 。。。



シモツケ (落葉低樹) … ちなみに良く似た シモツケソウは草であるとのこと。



登山道の両脇、見事に群生していた、薄紫色の コアジサイ



コアジサイ のアップ (ややピンボケ)


 
サワフタギ … 遠目で白い木々に見えていた正体は、ヤマボウシかサワフタギか?



ギンリョウソウ


トンネルを抜けると そこは …



トンネルのように木々が覆い、その光の先には何があるのだろう?と思えた場所


浄法寺山 山頂に到着!



光の先 … トンネルを抜けると、そこは山頂だった! (展望台あり)



 
   浄法寺山 山頂の二等三角点       丈競山へは、再び反対側のトンネルに入る!



浄法寺山 山頂展望台からの 丈競山(中央) … 直ぐ左に見えるのは富士写ヶ岳


丈競山を目指す!


 
赤兎山にも似た雰囲気の尾根を行く! (中央 丈競山) 道中では色鮮やかなツツジも見られた。


 
アカモノ                      ウラジロヨウラク


避難小屋のある 丈競山 に到着!



丈競山 山頂の避難小屋


 
とても頑丈そうな造りのログハウス風             小屋にはストーブあり



 
誰かがケルンだと言っていたけど、中には石彫りのお地蔵さん?  (右)は白山宮と書かれた石碑?


下りは小雨に降られる 。。。



丈競山 山頂から、浄法寺山方面(右ピーク)


 
浄法寺山に戻ってきた! 左のトンネルから出てきて、帰路はまた反対側のトンネルに突入!


 
途中、気持の良いブナ林を抜ける。          今度は冠岳の三叉路を右に!


 
つつじヶ原への登山道は綺麗に刈り込まれていた! もしかしてササユリも根こそぎ?(右)びんつけ地蔵


ここから一気に高度を下げる!


 
行止まりの案内板から、左眼下に一気に下る!          大岩とロープの連続!

 
この岩だけは足場がなくて滑るので注意!             枝に掴まり更に下る!


 
ミヤママンネングサ … しし岩付近に数多く群生していた 星型の黄色い花



岩場の下りが続く …



岩場の下りを振り返る! この岩は登りもけっこう大変そうだ!


獅子?



岩場の最後に しし岩 があった。


しし岩を過ぎると、楽な登山道になる。


 
黒岩 でロッククライミングを楽しむ男性2人。。。


 
(左)つつじヶ原コースの登山道入り口に戻り、バンガローのある車道を外れて、近道で管理棟Pに戻った。




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大品山(1404m)百間滑、龍神の滝ルートより

2011年07月03日 | 富山県の山

百間滑


2011/06/12(日)  大品山 (1404m)へ                     
                                                                                                               富山県



城北P(6:00)→ゴンドラ山麓駅P(7:35~55)→登山口(8:15)→百間滑(8:25)→龍神の滝(8:45)
瀬戸蔵山(10:15~25)→大品山(11:10)→山頂広場(11:15~12:05)→大品山(12:10)→
瀬戸蔵山(12:50)→ゴンドラ山頂駅(13:25)→山麓駅(13:45~55)→サンピア立山(14:00~15:05)
→立山IC(15:35)→金沢東IC(16:15)→城北P(16:20)


新緑の大品山で、ブナ林と花を楽しむ


ゴンドラ山麓駐車場に車を止めて、降り立った瞬間の一呼吸、空気感がまるで違うと感じた。

冬は富山を代表するスキー場となる立山山麓、季節を問わず四季折々楽しめるトレッキングコースも数多い!
春はカタクリの群生地、今からの季節はパラグライダーを楽しんだり、夏は一面ヒマワリのゲレンデなど。
徒歩や、車でも数分の移動で利用出来る温泉宿泊施設も集中しており、日帰り温泉も楽しめる
山麓駅(標高560m)のゴンドラリフトで一気に山頂駅(標高1188m)の大高原に行けるのも魅力の一つだ!

今回登りは、数あるトレッキングコースの中から、百間滑、龍神の滝、瀬戸蔵山を経て大品山までのコース!
曇り空ながら山の稜線は綺麗に見えていたので、3000m級の山々を間近で見るのが楽しみだった

下山ではゴンドラを利用する予定だったので、登山口までの20分程は歩く必要があり
あわすのスキー場の短いリフト下に新しく出来た 「 清流の小径 」 と名付けられた遊歩道を行く!
ポイントで案内看板がありとても分かりやすく、百間滑400mと書かれた辺りが登山口だったのだろうか?
整備された階段や遊歩道を歩いていたら、いつの間にか百間滑に着いてしまった。

百間滑では思った程の水量は無く、流れとしての豪快さには欠けていたが、岩肌が美しい。
200mに渡り、滑るように水が流れる様子を目の前にする事が出来て、そういう意味では絶景であり迫力だ!

百間滑から500m先の上流に龍神の滝がある。 登山道はまだまだ歩きやすく、急坂には階段
他はウッドチップが引かれており、クッション性が良く水はけも良いと思われ、スニーカーでも気軽に歩けそう。
新緑の中に吸い込まれるように先へ進み、10分程で 龍神の滝 の展望休憩所に着いた。
百間滑の流れから想像は出来たが、龍神の滝の迫力もイマイチ、龍が天に昇って?…そうは見えないなぁ (^^ゞ

龍神の滝を過ぎると、立派な立山杉の老木が目立ち始める。 ここからはいつもの登山道らしくなってきたが
前日朝に降った雨のせいか、ぬかるんだ箇所も多くあり、登山靴はあっと言う間に泥んこ!
瀬戸蔵山まで0.45kmの看板を過ぎた辺りで、急坂に15m程の( 細いがしっかりしている鉄製 )
ハシゴが掛かっており、ハシゴを登り終えてからは、美しいブナの森に突入した!

急坂もブナに癒されながら…やがて、見覚えのある反射板が右手頭上に見えて、瀬戸蔵山に到着!

大日岳や立山連峰、弥陀ヶ原などが気持ち良くスッキリ見渡せて、ここでしばしの休憩タイムとする。
立山連峰の方角に展望が開けていたので、大品山頂より若干こちらの方が展望は楽しめるようで
望遠では大日岳と中大日岳の鞍部に、まだ雪に埋もれた様子の大日小屋も見えていた。

瀬戸蔵山は標高1320m、大品山は標高1404mであり、案内看板では1.3 km60分となっていた。
多少のアップダウンはあったが標高差の少ない、森林浴とも言うべきブナの森歩きが続き
濃いめのピンクのコイワカガミや、やや咲き残るイワウチワ、ギンリョウソウも足元に顔を見せ始めた。
谷側に一輪だけ見えていた シラネアオイ を見つけ、ちょっぴり盛り上がるも、写真には撮れず。

大品山頂では先客もおり、18人が寛ぐにはちょっぴり狭いので、100m先へ5分と書かれた山頂広場へ!
以前カンジキハイクでこの山頂広場に来た時に、美しいダケカンバの林が印象的だったので
夏場はどんな風に見えているのか? と言うのが、私の密かな目的でもあったのだが
ブナの新緑に押されて、思ったほど目立つものでは無かったと言うのが、正直な感想だ。
雪山の稜線から見た立山連峰と、真っ白な世界に浮かぶダケカンバの美しさは、やはり冬独特のものだった。

12時前の昼休憩だったにも関わらず、鍬崎山方面からの下山者が3組程、山頂広場を下って行く!
土日はゴンドラの運行が早朝6時からとなっていたが、それにしても皆さん速足健脚…
大品山から鍬崎山(標高2089m)まで3kmと書かれており、山頂広場から見えていたあの尖った山頂まで
標高差685mもの急坂を思うと、こんな時間に戻ってくる皆さんに、ついつい注目してしまった (^^ゞ

下りは、戸蔵山経由でゴンドラリフトが待っているので、気持ちも余裕だ!
大品山頂に戻り集合写真を撮って、またまたブナの森に突入! ややガスもかかり幻想的なブナ林歩きで
朝は見えなかった有峰湖なども見え、瀬戸蔵山では、今度は雲海に浮かぶ立山連峰が見られた。

下りのゴンドラリフトからは、パラグライダーが飛び交う様子が見られ、夏の奥獅子吼高原にも似た雰囲気だ!
午後2時前に山麓駐車場に戻れて、近くのサンピア立山でゆっくり温泉タイムの後、金沢に戻った。


遊歩道 「清流の小路」 を歩く 。。。


 
あわすのスキー場の遊歩道を歩き、登山口へ向かう。


 
(左)この辺りが登山口、5~6分で前方に、百間滑に架かる橋が見えてくる。(右)百間滑の橋を渡る!


れき岩の上を滑るように流れる 百間滑



長さ(200m)から名前が付いたと言う 百間滑



龍神の滝 … 今回は水量不足で迫力はイマイチ


滝を過ぎると、立山杉が目立ち始める!


 
  立山杉を見上げる                   立山杉の門が…



人が楽々通れる大きさの丸い穴…樹齢を感じさせる幹回りの立山杉


突如現れたハシゴを登る!



しっかり安定したハシゴなので安全


展望の開けた瀬戸蔵山に到着!



瀬戸蔵山 山頂より北アルプスを望む



瀬戸蔵山より、立山連峰と弥陀ヶ原 (建物も薄っすら見える)



大日岳 と 大日小屋


大品山までは、美しいブナ林の登山道



ブナの森に癒されながら …


大品山山頂に到着!


 
大品山山頂看板と三角点(北アルプスの展望もあ       (右)山頂広場へのブナ道


100m 先にある 山頂広場へ


 
山頂広場で昼休憩                   鍬崎山



大品山山頂広場の ダケカンバ と ブナ林


今回見られた花々…
 

    
ギンリョウソウ   イワカガミ    ツクバネソウ    ツバメオモト    タムシバ

    
キブシ     クロモジ    ??       イワカガミ     ??         


帰路はガスのブナ林 。。。


 
オブジェのような 立山杉 の下を歩く            ガスのブナ林を歩く


楽々、ゴンドラ山頂駅に到着!


 
 ゴンドラ山頂駅と、近くに咲いていた ニッコウキスゲの蕾 (10本ほど並んでいた)



ゴンドラ山頂駅から山頂展望台方面!


 
ゴンドラ山麓駅と、頭上を優雅に飛び交う パラグライダー



コメント (2)
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