雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

根子岳~四阿山

2010年09月24日 | 百名山の山

白樺林に囲まれた牧場歩きから始まる 。。。 


2010/08/29(日)  根子岳(2207m)~四阿山(2354m)へ    
                                                                                                                   菅平牧場登山口より


登山口P(8:15)→菅平牧場登山口(8:35)→根子岳(10:20~35)→中尾根分岐(11:55)→
四阿山南方~北方(12:15~13:05)→中四阿、小四阿、中尾根経由菅平牧場登山口(15:10)


根子岳(ねこだけ)は花の百名山、四阿山(あずまやさん)は日本百名山であり、南峰と北峰がある。
富山から須坂長野ICで下りて、菅平牧場登山口まで2回の休憩を含めて、片道3時間強!
百名山と言う言葉にちょっぴり引かれて、思えば随分遠いところまでやって来たものだ (^^ゞ

菅平牧場登山口の標高は1600m、根子岳まで2.6km、根子岳~四阿山までは2.5kmとなっていた。
登山口の広大な菅平牧場には、沢山の牛や馬が放し飼いにされていて、最初は牧場の横を登って行く!
流石に今日は牛さんも暑いらしく、木陰に何頭もギュウギュウ(牛牛?)集まって休んでいたのは笑えた ^^;

牧場と白樺並木に挟まれ、どちらを見ても目に優しく、優雅でホッとする光景の中の登りで
根子岳は花の百名山と言うだけあって、登り始めから山頂まで沢山の花が出迎えてくれた。
根子岳から屏風岩と言う大きな岩の後ろを通り抜けると、目の前の景色が一変する!
明るくて広いササの原(十ヶ原)が広がり、蝶が飛び交い高原を思わせる気持ちの良さだった。

十ヶ原を過ぎてからはやや急登の杉林を登るが、尾根に出てからは木の階段などで整備されていた。
山頂は細長く狭く、この日は先客が多くてなかなか腰を降ろす場所が見つからない程で
夏休み最後の休日のせいか?親子登山の団体やグループ、個人が多く、何組もすれ違った。
長野や群馬の地元では、気軽に動物や花と触れ合える人気の山なんだろう (^_-)-☆
ちなみに登山口は長野県上田市だったが、県境になる山頂看板には群馬県嬬恋村と書かれていた。

お天気はまずまずで雨の気配は全く無かったが、遠望は霞んでいて視界には恵まれなかった (@_@。 
この日も全国的に猛暑日で、最高気温が35度以上を記録した所が多かったとか!
標高2354mの四阿山頂上でも午後の日差しは強く、ジリジリと燃えるような暑さを感じた。

 かと思えば、根子岳ではススキの穂が出始めていたり、マツムシソウやリンドウの花々が咲き始め
少しずつ季節は秋へと変化している様子に気付き、遥々やって来たのにも意味があったかな?

下山は四阿山~登山口まで中尾根経由で4.6km、眼下に広がる菅平高原スキー場などを見下ろしながら
最後はまた、爽やかな白樺並木の中を進み、朝とは別の菅平牧場の牛さんの横を通り
牧場の中にあったお店で、美味しい搾りたて牛乳や牛乳ソフトを頂いて、一息ついて駐車場に戻った。


登山口は牧場の中 。。。

 

牧場の奥には菅平スキー場が広がっていた。 

 
根子岳までに出会った花たち 。。。



マツムシソウ …登り始めからずっと群生して咲いていて、リンドウと共に多く見かけた!


 
  マツムシソウ                        アザミ 


 
ツリガネニンジン (背が高かったので)            ウスユキソウ


 
ハクサンフウロ                       ワレモコウ


 
アキノキリンソウ                    シラタマの木


 
ウメバチソウ …花が終わって王冠のような雰囲気?中央の実が大きくなり、頭が赤くなっていた。


 
ウメバチソウ                     ヤナギラン


 
ツリガネニンジン                             ??


  
リンドウ …蕾が多かったが、根子岳でも四阿山でも、一番たくさん見かけた花。


 
リンドウ
 

 
ススキ … 秋の気配                   根子岳山頂にて


四阿山(あずまやさん)に向かう!
 

 
ヤセ尾根のピークを越えて一旦急降下、中央に見える 屏風岩 の裏側を越えて行く。
 


屏風岩を過ぎると、背の低い ササの原 が広がっていた。 


 
十ヶ原 の草原を過ぎると、苔蒸してジメジメした杉林に入る!(左ピークが 四阿山



後ろを振り返ると、通り抜けて来た屏風岩が見えた。
 

 
広い十ヶ原では が何匹も舞っていた!



 四阿山の尾根に出て、根子岳 を振り返る。


 
四阿山頂上 (南峰)… 到着したときには人で埋まっていたので、下山直前に撮った画像。
 


四阿山南峰から、三角点のある北峰 (中央ピーク2333m)…目の錯覚で登りのように見えるが実は下り。

 
 
何故かお地蔵さんが乗っかっていた 三角点          下山で見かけた トリカブト


 
四阿山からの下山でも、リンドウの群生を多く見かけた!         ホタルブクロ


中四阿、小四阿経由の中尾根で下山 。。。



別荘地との 分岐 から 中尾根 を見下ろす。



中四阿 のピークを越える … 登山口まで残り 2.9 km 地点。



無事に下山できて、ホッとしながら白樺に囲まれた牧場フェンスの横を歩く。


 
最後は両手に牧場…牛さんと馬さんが近い! 下山口のお店で飲んだ牧場牛乳もとても美味しかった (^^)v 


 

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手取峡谷 綿ヶ滝

2010年09月23日 | 自然の風景

綿ヶ滝…後ろから滝壺の迫力が見える!


2010/08/26(木)  迫力満点!綿ヶ滝を見に行く 。。。


いこいの森から階段を下りて、綿ヶ滝のすぐ傍まで行く事が出来た!

目の前で垂直に落ちて行く滝は、水量が豊富でかなりの迫力だった \(◎o◎)/

マイナスイオンたっぷり…近付き過ぎて服がびしょ濡れになってしまった (>_<)



綿ヶ滝



綿ヶ滝の左手に見えていた峡谷 … 白い岩と緑の水の流れが美しかった。


近くの 「 弘法池の名水 」 に寄る!


 
弘法大師 が見守っていた小さな池 … 持っていたペットボトル350ccにお水を頂く (*^_^*)


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環水公園のカワセミ

2010年09月22日 | 野鳥たち

カワセミ…ダイビングで小魚を捕まえた!


2010/08/19(木)  久々にカワセミに会えた 。。。。

フラッと立ち寄った公園…今日も、凄いレンズの一眼レフカメラマンさんが2人先客だったが、
5分も待たないうちにカワセミがやって来て、ダイビングを繰り返し餌の小魚を捕まえていた!
小さい鳥なので、コンデジの限界を感じつつもシャッターを切り続ける (^^ゞ
その後、1羽のダイサギがやって来たのでカワセミは去ってしまった (>_<)

一眼の画像を見せて頂いたが、やはり羨ましいほど綺麗に撮れていた!
手振れもあるから、コンデジで頑張るには、せめて三脚くらいは持って来なければなぁ…


 
お腹は茶色…クチバシが長くて愛くるしい!


 
背中は綺麗なブルー                小魚をゴックンと丸のみ!



ダイサギ …小さかったので子供?ダイサギさんが来たので、カワセミは逃げて行った!
(画像の鳥はダイサギではなく「チュウサギ」でした。見分け方は「通りすがり」さんのコメントで)

 

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ハクサンコザクラに会いに…

2010年09月21日 | 百名山の山

ハクサンコザクラの群生


2010/08/11(水)   白山室堂~お花松原へ 。。。


別当出合(6:45)→中飯場(7:25)→別当覗(8:10)→甚之助避難小屋(8:50~9:05)→分岐(9:25)
→黒ボコ岩(10:20)→室堂(10:55~11:15)→大汝峰分岐(12:05~15)→お花松原
(13:10~14:30)→大汝峰分岐(15:20)→室堂(16:00~45)→甚之助(17:50)→別当出合(19:30)


ハクサンコザクラを求めて…今回はお花松原まで足を延ばす計画だった。
室堂一泊の予定だったが、2日目の天候が怪しかったので早目に出発し、11時前に室堂に到着した。
標準タイムで、室堂から往復4時間のお花松原までは遠く、未踏の地であることと
何と言っても心配だったのは、台風4号が日本海を北上中で、雲の流れが異常に早く、
見渡すとガスも出てきて一瞬ポツリと小雨も…大雨の心配もあり、空を見上げながらしばし悩んだが
ザックを室堂にデポして必要なものだけを持ち、途中撤退も考慮しながら大汝方面に向かった!

中宮道に入ると、今まで見た事がなかった方向から白山剣ヶ峰を見る事ができた。
ガスの切れ間に青空も覗き、心配したほど天候の崩れはなかった。
見渡すと左右に大きな雪渓が残り、まるで違う山に来たみたいだね!と言いながら、急坂を下って行く!
別当出合から室堂までの登山道とは、ガラっと違った雰囲気で、咲いている花までも違うものが多かった。

すれ違ったのは3~4組のみで、お花松原では貸切のマイ庭状態になり、蝶のように岩を飛び歩く!
花のピークは1週間くらい前だったと、室堂のスタッフが教えてくれたが、まだまだ十分楽しめた ♪
そしてハクサンコザクラの群生に、運良く今回も出会えて、とても満足だった。

のんびり花を楽しんで室堂に戻り、宿泊の手続中に、台風が早朝に石川を直撃するとの情報 (◎o◎)
降水量により、明日は別当出合~一の瀬間が通行止めになる可能性が高いので
足止めを避けたかったら、今から下山した方が良いですよ!とのことだった。
夕方4時を過ぎていたので、天気図を見ながらかなり迷ったが、最悪を考慮して結局下山を決める!

同じように下山した何組かを追い越し、スピード下山だったが中飯場辺りで薄暗くなり始めた。
別当出合ではすっかり暗くなったが、思った程の台風の気配もなく、雨に合う事もなく無事に下山できた。
後の情報では、台風4号は福井県に上陸したようで、石川は意外と平和に終わったようだった。


新しい登山道と、甚之助の建て替え 。。。


  
(左)別当出合から15分程で、登り専用直登の新しい石敷階段が出来ていた。( 旧道は下り専用 )
振り返って後ろを撮った画像…「転倒注意」と大きな文字の看板もあったが、けっこう急なので注意だ!
(右)甚之助避難小屋も今年で見納めか?少し下に、新しい小屋が建てられるようだった。


 
(左)南竜道の分岐から別山方面…別山や三ノ峰の山頂付近はずっとガスに隠れていた。
(右)分岐から眼下に見えていた、赤い屋根が甚之助避難小屋、その下で大々的に新小屋の基礎工事中。 


花を楽しみながら室堂へ


 
クサボタン                    ミソガワソウ  
                     

 
ソバナ                         ニガナ


 
色は違うが両方 ハクサン トリカブト


 
イブキトラノオ                      キオン?


 
      リンドウ                今回も沢山見かけた シモツケソウ



弥陀ヶ原の木道と、見頃で群生していた ミソガワソウ



ハクサンフウロ が見頃…山頂御前峰はガスで見え隠れしていた。



木道の両脇には シナノオトギリ が群生し、濃い黄色が目を引く。


室堂に到着し大汝峰方面へ!


 
室堂から大汝方面へ…ちょうど前方が真っ白になったが、ガスの動きは早い。



大汝への登山道は、あちらこちらで ハクサンフウロ が見頃。



クロユリ の群生も 。。。



ガスの晴れ間に振り返ると、室堂 が一望できた。



途中には クルマユリ の群生も 。。。



千蛇ヶ池 は、まだ殆ど雪渓に覆われていたが、少しずつコンコンと溶けだしている水の流れが美しかった。
手袋を脱いで触ってみた…骨まで染みるような我慢できない冷たさだった!(>_<)



大汝、中宮道分岐辺りで ミヤマリンドウ も多く見かける。



岩や砂地っぽい場所には イワギキョウ が咲いていた…まだ蕾が多く、咲き始めのようだった。



大汝峰と中宮道の分岐



中宮道から 大汝峰 を振り返る。



ヒルバオ雪渓 と岐阜県境の尾根



剣ヶ峰を振り返る!



中宮道から前方に見えていた山々



お花松原は アオノツガザクラ の群生から始まる 。。。



ミヤマキンバイ

 
チングルマ・コイワカガミ・ハクサンコザクラ 。。。



ツインクロユリ の蕾


 
クロユリ …ここではまだ蕾が多かった。
 
 
 
アキノキリンソウ                     下山で出会った ホシガラス


ハクサンコザクラの群生は見事だった!



ハクサンコザクラ



ハクサンコザクラ



ハクサンコザクラ



群生と呼ぶのに相応しい見事な咲きっぷり … ハクサンコザクラ の群生


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木曽駒ヶ岳(2日目)

2010年09月01日 | 百名山の山

木曽駒ヶ岳の朝焼け ( 御嶽山から虹が… )


2010-08-07(土)  ~08(日)    百名山の木曽駒ヶ岳(2956m)へ

1日目…木曽駒ヶ岳と夕日     2日目…ご来光と宝剣岳


5分間の光のドラマ 。。。



木曽小屋を出たのは4時半頃、分厚い雲に挟まれてオレンジの光の帯が一本、目に入った!
あいにくの曇り空で、ご来光は期待できないかも?と思いつつ、大勢の人達とその瞬間を待っていた。

周りは徐々に明るくなり、雲が赤く焼けだした頃、南アルプスの山々のシルエットの向こうに
富士山の頭が見え、左手側には、北アルプスのシルエットがクッキリ浮かび始める。
予想以上の展開に寒さも忘れ、この場所が中央アルプスだったと改めて思う (^^ゞ

そして太陽がその輝きを現した瞬間に、後ろの御岳山からス~と大きな虹の輪が走った!
と思って虹に見とれていたら、今度はご来光の光が溢れでてこぼれるように、
甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳を浮かび上がらせ、オレンジのラインで天使の梯子を作った!

3000m級の山々が連なる南アルプスの向こうには、富士山、八ヶ岳連峰の姿もクッキリ見える。
そして虹の御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰、槍ヶ岳…と、見知らぬ同士で山座同定をしながら
山頂の朝焼けは360度、何処をどう見たら良いか迷う程、ドラマチックな眺めだった!



(4:41) 気温はかなり低かったが、ご来光の瞬間を皆で見守る。
徐々に明るくなると、南アルプスの山々の向こうに富士山の頭が浮かび上がった!



(4:50) 富士山が淡いピンク色に…


  
(4:51)                             (4:51)


  
(4:57)                             (4:57)



(5:01) ご来光の瞬間に、御嶽山の頭上から虹が出た!
偶然にも昨夕、夕日が沈みダイヤモンド御岳と名付けた、同じ場所だった!(@_@。



(5:03) 北アルプスが、光の帯の中にクッキリ浮かんでいた。(奥には立山連峰も)



(5:03) ご来光が一番美しく光を放った瞬間! ( 1分間程の間に徐々に消えて行った )
燃えるような光の上に八ヶ岳が浮かび、甲斐駒ヶ岳(右ピーク)の前に伸びていた。
この美しさは、私のカメラの画像では全体が暗くなってしまって撮り切れなかった (>_<)


朝食後、早めの出発!



薄曇りの天候の中、御嶽山を背に木曽小屋を出発した!



駒ヶ岳から 中岳方面



中岳から、頂上山荘 と 駒ヶ岳 を振り返る。



中岳から、 宝剣岳 空木岳



今日も宝剣岳のてっぺんに立つ、勇気ある人影!(赤い屋根は天狗荘、青い屋根は宝剣山荘)



伊那前岳 …雲海に浮かぶ 南アルプス 、富士山 がずっと前方に見えていた!



千畳敷駅にあったパネル



宝剣岳の麓にあった大岩が、御嶽山をジッと見つめるモアイ像のように見えた。



宝剣岳への登りで、ここから見える 伊那前岳 はとてもカッコ良い!
時間はたっぷりあったので是非登ってみたかったが、団体行動では思い通りにはいかない (^^ゞ


宝剣岳は岩山!



けっこう急な鎖場だったが、岩は安定していたので思った程の危険はない。



カニの横ばいもどき?…正面からは見えないが、裏側をグルッと巻いて山頂に至る!


  
宝剣岳(2931m)山頂!…すぐ横の、出っ張った岩を飛び跳ねていた若者2人!



宝剣岳山頂から、千畳敷を見下ろす。



宝剣岳山頂から、空木岳への稜線全貌! 空木方面に向かっている人影も見えた。


分岐に戻り下山!



途中から前日とは違うコースを歩いて、千畳敷駅に向かった!


下りの千畳敷カールで出会った花たち


 
タカネグンナイフウロ と その蕾  ( 蕾は別の花の様で可愛かった )



 
モミジカラマツ                         ウメバチソウ


 
エゾシオガマ                         クルマユリ
 


 
シナノギンバイ                           ウサギギク
 


 
ミヤマアキノキリンソウ                      トリカブト


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