雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

称名平~大日平山荘まで往復と称名の滝

2016年06月02日 | 富山県の山

 目の前で見ると迫力!称名の滝とハンノキ滝


2016/5/31(火) 称名平~大日平山荘(1800m)往復と称名の滝


金沢森本IC(5:25)→立山IC(6:05)→称名道路ゲート(6:37~55)→称名平P(7:00~10)→大日岳登山口(7:20)
→猿ヶ馬場(8:10)→牛ノ首(8:45)→大日平山荘(9:50~11:20)→牛ノ首(12:05)→猿ヶ馬場(12:30~40)→
登山口(13:15)→称名滝(13:25~35)→称名平P(14:00~16:50)→立山IC(17:35)→金沢森本IC(18:17)


大日平山荘付近でゆっくりまったり過ごす。。。


称名平の駐車場は標高約960m、大日岳は標高2501m…つまり大日岳日帰りは標高差約1500mである。
7月8月の2ヶ月間は朝6時から開くゲートも、本日は7時からなので、日の出と共に登ると言う計画も立てられず
日が長いとは言え、ゲートの閉まる時間が気になり、健脚者のみが挑戦できる期間と言えるだろうか(^^ゞ
ちなみに大日平山荘も大日小屋も、小屋開けの準備は早めにされているようだが、実際の営業は7月からである。

本日見かけた登山者は我々グループ4名を含めて11名、内、大日平ピストンが8名、大日岳ピストンが3名だった。
この大日岳ピストンと言うのは我々グループの私を除く3名、軟弱な私は大日平山荘までである(*‘ω‘ *)
早月尾根がスパーンと見えている剱岳を見たかったが、計画書の予定コースタイムを見た時にヤバいと思った。
せっかく誘って頂いたので、私はトレーニングを兼ねて大日平山荘までにしたいと、リーダーにお願いしたのである。

と言う訳で、本日の剱岳は見逃したが、花と眺望を見ながらマイペースの歩きで大日平山荘まで往復してきた。
大日岳を仰ぎながら昼食、小屋裏手の不動滝を見に行ったり、大日岳方面の登山道を少し進んでまったりと時間を過ごした。
花の種類は少ないが、木道に座り込んで今年初のチングルマを見ていたら、間に立山リンドウもいっぱい咲いていた。

登りでは急登でも問題ないのだが、崩壊箇所も数か所あり、下りでは滑らないように慎重に下りてきた。
癖になっていた左足の捻挫が悪化したのか?やや痛みを感じ、かばいながらの下山となる。

下山してからは時間が余裕過ぎるほどあり、まずは落差日本一(350m)の称名滝を展望台まで見に行く。。。

残雪が少ないとは言え、やはりこの時期の滝の水量は迫力満点…マイナスイオンの水しぶきでカメラが大変!
寄り添うように流れる、今しか見られないと言うハンノキ滝も見る事ができるので、ここは観光客で溢れていた。

その後、健脚3人組は下山予定時間の16時頃には現れず、45分程遅れて戻ってきた。
16時を過ぎてからは雲が多めでやや暗くなり、見上げるとガスも出てきたようでだんだん心配になってきたが
3人は私が一人で無事に下山できたかの方が心配のようであった…確かにそう言える(^^ゞ

やはり残雪は例年よりかなり少なく、アイゼン・ピッケルは使わなかったとの事であったが
気温も高く腐った雪で夏道と残雪が入り混じり、沢を何度か横切るときに踏み抜きなど数回あった模様である。
但し、大日岳山頂からの眺望は素晴らしく、離れがたくついつい長居をしてしまったのだとか。

それにしてもほぼ予定通りに往復しているので、私は大日平で留まって正解、足を引っ張らずに済んだ(*^^*)

大日平山荘で昼が一緒だった単独の男性は富山の地元の方で、よく山荘まで来るのだと話していた。
大日岳登山のお勧めは秋との事、大日平の紅葉を見ながら登れてとても美しいのだとか。。。

私の中では次に立山を訪れる時は花のピークで、室堂から大日連山を縦走して称名平に下山と考えていたが、
本日の経験から、夏は予期せぬことも多く雨に振られた場合など、牛ノ首尾根と大日坂の下山は手強いかも?
ここは登りに使って室堂に下山するコースの方が、良いかも知れないなぁ…またいつか縁がありますように(^人^)



大日平GPS軌跡…最近電波の乱れが大きい(^^ゞ



称名道路のゲート…本日の通行は朝7時からだったが、係の方が5分前に来たので18分間待機した(^^ゞ


 
    車中より悪城の壁              称名川沿いに10分ほど歩く。。。



道路沿いの左手側に大日岳への登山口がある。(タニウツギが満開)



登山口にある看板の案内では、登山口から大日平まで3.3km・3時間となっていた。
更に、大日平から大日岳まで3.7km・2時間40分・・・



しばらくは新緑の森歩き…すっかり森の一部となった大岩


 
牛ノ首までの急登には、人口のハシゴや虎ロープ、木製の滑り止めは崩れている箇所が多数あった。


 
見えている土も岩も新しく、崩壊して間もないように見えた。



ハシゴを登るので影響はないが、すぐ横の木がなぎ倒されて崩壊していた。



落ちてきたと思える岩がゴロゴロ・・・ここは急いで渡る。



急登の途中、後方には弥陀ヶ原のラインがスパーンと見えていた。


 
見頃のイワカガミが多数群生、シラネアオイは3輪ほど(終わりがけ)



虎ロープもあったが、ここは3点指示必須の岩場



ホッと一息つけるミツバツツジ


 
この岩の階段を登ると牛ノ首…「称名滝←牛ノ首→大日平」と書かれていた。
大日平までのほぼ中間点であるようだが、急登はもう少し先まで続く(^^ゞ



牛ノ首からの登山道…苔むした細尾根


 
   ハシゴ&ハシゴ               岩の階段は歩き易かった。



また突然崩壊地…浮岩を踏まないように歩く。



急登と格闘した後は、最初に見えた木道から大日平山荘までずっと、木製の登山道となる。



間もなく眺望も開けてルンルンの道。。。



左手に大日岳、正面には大日平小屋、しっかりした造りの休憩椅子もあった。



大日平山荘からの大日岳



残雪が少ない大日岳



大日平山荘からの鍬崎山



大日平山荘からの立山連峰



大日平山荘裏からの不動滝


 
帰りはゆっくり花の観察…大日平には初夏の花、チングルマとタテヤマリンドウが多く咲いていた。



木道と鍬崎山



望遠で撮ってみたが3人の姿は見えず…小屋の屋根は見えていた。



登りでは何でもないハシゴも下りではちょっと構える(^^ゞ


 
急登にも花は多く、イワカガミやツマトリソウに癒される。



3段ハシゴの下り。。。



雨の日は要注意の岩場



やはり下りでは崩壊地の見え方も違う。



落ちてきたような大きな岩も登山道に。。。ここはサッと走る。。。



猿ヶ馬場で一休み…今月、山荘の方が運んで設置したと言う新しい椅子もあった(有難い)



けっこう急下りだったので、アスファルトが見えて、人が歩いているのを見た時はホッとした(^^♪


皆さんを待つ間に、称名の滝を見に行く。。。



滝方面…駐車場からだと徒歩30分らしいが、登山口からは10分だった。


 
展望台からの滝壺①                 滝壺②


 
  滝壺③                   展望台からの全容



一番迫力の滝壺④…橋の上より


風圧が半端ではなく、マイナスイオンの水しぶきでカメラは曇り、帽子が飛ばされそうで必死で押さえていた(^^ゞ




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2 コメント

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Unknown (称名じじ)
2016-06-20 09:46:09
こんにちは。
大日岳へようこそいらっしゃいました。

牛の首の直下ですれ違った称名じじです。
あのあたりシラネアオイが咲くので、咲いているかな~と見たのでが残念ながら発見できませんでした。

7月になればゲートの開門が6時になります。
またぜひいらしてくださいね。

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称名じじさんへ (snoopy)
2016-06-21 00:02:32
称名じじさん、コメントを頂きありがとうございます。

山頂を目指すのではなく、大日平までの登山者が意外と多かったですね!
今回は閉まっていましたが、やはりあの場所にある小屋の存在は大きいです。
今度は是非秋に、称名平の紅葉を見に行きたいです。
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