雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

三ツ谷から赤兎山・杉峠周回

2016年06月30日 | 福井県の山

ササユリでは初めて出会った色(濃い紫ピンクの一輪)


2016/6/27(月)   三ツ谷から赤兎山・杉峠周回


自宅(4:40)→三ツ谷P(5:50~6:10)→越前禅定道登山口(7:15~30)→川上御前(7:45)→
小原峠(8:35~45)→大舟分岐(9:15)→赤兎山(9:35~45)→赤兎避難小屋(10:15)→
白山展望地(10:25~55)→杉峠(13:45~14:15)→白山展望台(14:45)→別山展望台(15:25)
→三ツ谷登山口(16:05)→三ツ谷P(16:15~30)~白山展望の湯~自宅(18:40)


梅雨の晴れ間にロングコースを歩く。。。


梅雨の晴れ間を利用して、秋の紅葉時期に提案した例会の下見をしてきた。

越前禅定道登山口付近は今も工事現場であり、何処まで車が入れるのか?と言うのが一番の問題点である。
最初の登山口への渡渉もあり、しばらくは西俣川沿いの登山道になる為、数回の渡渉があると聞いていたので
2番目に気になったのがその渡渉箇所、そして3番目は、どの位のタイムで周回できるのか?である。
6月と10月の後半では、日の出日の入りの時間も全く違うので、遅くても15時を下山時間の目安としたい。

そんなこんなを考えながらの歩きであったが、新緑の他に思わぬプレゼントがいっぱい(^^♪
赤兎山から見下ろす赤兎平は相変わらずメルヘンチック・・・秋は赤く染まってカラフルな赤兎平に感動だったが
今回はニッコウキスゲが満開で、秋の雰囲気には負けるが、避難小屋周辺がポツポツ黄色に染まっていて、
花の事は二の次だっただけに、ちょっと嬉しい誤算となり、20分で着くはずの避難小屋まで30分かかった(^^ゞ

写真を撮るのにも忙しかったが、赤池の周りのモリアオガエルの卵を観察したり、赤兎山を振り返ったり…
木道が敷かれて花や地塘に囲まれた平原、天気も良くて風も爽やか、三ノ峰の奥に御嶽山も薄っすら見えた。

白山展望地で早めの昼食とし、杉峠は何処かな?と見下ろす!
普通なら三ノ峰が間近に見えると言えるのだが、今から途中まで行くとなると、三ノ峰がはるか遠くに感じた。
六本檜はあの辺りか?そしたら杉峠はあの辺りか?・・・何処をどう歩くのかここでは見当がつかなかった。

いざっ出発しようとしたが、下ってすぐのニッコウキスゲとササユリが気になって、なかなか進まない(^^ゞ
写真を撮った後はしばし超激下り!経ヶ岳の山頂直下と匹敵か上回るほどで、かつては階段だったようだが、
長年の風化と急降下の為か階段が全て崩れており、余計に歩き辛くなっていて、笹を掴みながらの下りであった。

前半は大きなアップダウンが数回あったが、後半は標高1200m前後の水平道と軽いアップダウンである。
この時期に咲いていた花は少なかったが、ササユリがちょうど満開で蕾も多く、ロングコースで唯一癒された。
濃い紫ピンクのササユリが一輪、四つ子のササユリが二輪、他では見たことが無かったので印象に残った。

長い尾根歩きでようやく到着した杉峠でしばしの休憩とし、コーヒータイム・・・ ^^) _旦~~
予定到着時間を押していたが、後は下るだけと言う安堵感と、頑張った自分達へのご褒美休憩である。
秋の夜長の時期はこんなにのんびりはしていられない、果たして例会は成立するのか?やや不安(>_<)

後は下るだけと思っていたが、前半は1200m前後の水平な尾根歩きとトラバース道の繰り返しで、
細い谷を横切ること数回、しかも、なかなか下ろしてくれないのである。

尾根歩きの水平道は、周りのブナの新緑を眺める余裕もあり平和なのだが、トラバース道はやや緊張!
前日と前々日の二日間が大雨だったこともあり、濡れた木の根っこや泥土が滑るのである。
虎ロープが上の木に結ばれていたので助けにはなったが、2~3mの完全崩壊地を横切る箇所もあった。

後半は一気に下っていく!やっと下ろしてくれるんだとは思ったが、北側斜面なので渇きは遅く
足を取られないように慎重に下ってきたので、予定より少々時間を要した。

今回は平日でもあり、三ツ谷Pから越前禅定道登山口までの林道を歩きにしたことも大きいのだが
初めての登山道なので、迷いやすい個所などチェックしながらの歩きでもあり、一周約10時間(^^ゞ
時間はかかったが見頃の花にも癒されて、休憩も都度多目に取ったので、軟弱足の私でも頑張れたかな?

昨日の日曜は、午後からの晴れ予報が裏切られ、白山でも大長山(赤兎)でも大雨に遭遇したそうである。
今日は天気予報通りだったので助かったが、エスケープルートもないのでお天気の考慮も必要だと思った。
渡渉箇所の川が、6月は水量が多かったが、秋には少なくなっているだろうか?そこも心配である(*´з`)

ちなみに私の場合水分はお湯を含めて、約1800cc 飲み干した。 (他の2人はもっと飲んでいる。)
同じ白山麓ではあるが、このロングコースに飲み水を確保できる水場はないようである。 



三ツ谷から赤兎山・杉峠周回GPS軌跡



市ノ瀬手前、三ツ谷川の橋を渡って直ぐ右手の林道に入る…鎖は外してまた戻す。



林道を車で5分ほどで三ツ谷P…(車は路肩も含めて3~4台のスペース)
二股に分かれており、右は越前禅定道登山口への林道で、左は三ツ谷登山口への林道である。
今回は右回りで、小原峠、赤兎山、杉峠を周回して、左の林道から戻ってきた。


標高差約270mの林道(車道)をゆるゆる歩きで 1時間!


 
西俣谷川沿いを延々歩く…川には堰堤が数ヵ所、水が豊富なようで、車道にも溢れており、最初の渡渉か(^^ゞ


 
モリアオガエルさん、池と感違いして水たまりにはみ出した木の枝に卵を産み付けていた。
しかも大量!梅雨の間に早く産まれないと、乾いてしまいそうでヤバそう(>_<)


 
砂利道、時々舗装道…山側の水が側溝のように流れており、良く見ると大品山の百間滑のような地盤である。


 
早朝なので静か、川の流れと鳥の声がBGMの世界…あっやっと工事現場に着いたようだ。



大きなショベルカーの後ろに登山口(画像中央)発見! ところがちょっと問題が・・・
影になって見えないが、ここが最初の渡渉箇所!橋がないので西俣谷川を渡るのだが
6月は川の水量が多く、流れも勢い強くてやや危険(@_@。・・・秋はどうだろう??



何とか渡れそうなのはここだけ、こんなイメージで先にH氏がポンポンポンと、いとも簡単に飛んで行った(^^ゞ
私は真ん中の石が怖くてちょっと足が動かず(*'ω'*)…H氏に手を引っ張って頂き、無事突破!



渡り終えて後ろを撮る!…真ん中の石が丸くて、滑ってバランスを崩しそうで怖かった(>_<)



「登山者道路」と書かれていて、中央には「川上御前→」の案内板なので、ここに間違いなし(^^)v



渡渉から2~3分で、「 越前禅定道 小原峠 」と書かれた標識あり。



小原峠への直登手前までは、川沿いの登山道である。



崩壊箇所にはお助け虎ロープあり!



15分ほどで川上御前の祠



渡渉箇所…ここは石が多いので問題なく渡れた。



登山道はしっかりあるが、雨で濡れた笹などで覆われていて、膝下がけっこう濡れた(*'ω'*)



いつの間に沢に迷い込んだ?と思ってしまったが、浅い沢を歩く箇所もあった。
秋には水量が減って、普通の登山道になっているのだろうか?


 
小原峠直下の急登を登れば、間もなく小原峠のお地蔵さん


 
小原峠…案内板(左)が新しくなっていた。



峠から直ぐの池…ここにはいつものモリアオガエルの卵がいっぱい。


 
赤兎まで時々岩の急登



後ろに大長山が見えてきた。



経ヶ岳へと繋がる大舟山分岐…ここも新しい案内板


 
 アカモノ群生                 ニッコウキスゲも登場


 
 アカモノ                      ゴゼンタチバナ


 
 赤兎山山頂                    三等三角点



赤兎山…山頂標識も新しくなっていた。



赤兎山山頂から白山



赤兎山山頂から経ヶ岳・荒島岳方面



避難小屋方向…白山・別山・三ノ峰・二ノ峰・一ノ峰・・・肉眼では御岳山が薄っすら見えていた。



赤兎平から赤兎山を振り返る。



ニッコウキスゲが見頃



まだ蕾も多い



今日は白山に登っている仲間もいるので、今頃こちらを見ているだろうか?と気になる(^^ゞ



木道の右手方向にもニッコウキスゲの群生が見られた。(奥中央は荒島岳)



避難小屋手前のニッコウキスゲも満開



赤池



赤池のモリアオガエルの卵は池にダイブ中!



赤池と赤兎山



避難小屋とニッコウキスゲ



避難小屋前の休憩ベンチ周りもニッコウキスゲが満開だった。



日差しを浴びて輝いていた一輪



白山展望地より…杉峠はどの辺り??


長丁場なので早めの昼休憩で体力をつけて出発!



展望地直下のニッコウキスゲと蕾のササユリ



ササユリに惹かれてなかなか進めない(^^ゞ



展望地直下から右手の尾根にもニッコウキスゲが群生していた。



左手方向…白山だけ頭に雲が湧いていたので、誰かが今日は別山日和だと言っていた。



ここから急下り…その後もアップダウンが数回あって、なかなか厳しい。



標高を下げると蕾ではなく、見頃のササユリが多くなる。



左手側が崩れていて、足元注意箇所もあった。



同じササユリでも微妙に色合いが違う。。。



そして美し過ぎるこの一輪…トップに乗せたササユリと同じ花だが、初めて見た色(濃い紫ピンク)


中盤からは緩いアップダウンと水平な尾根歩き。。。



モミジやブナなどの広葉樹が多いようで、登山道はフカフカの落ち葉で埋まっていた。


 
暗い森だったり、明るい森だったり、とにかく長い尾根歩きだ。

杉峠はまだ?途中で何度もGPSを確認!だらだら長くてちょっと新緑にも飽きてきた(^^ゞ
何か見たことのない花とかないかなぁ…と話していたら、面白いものを発見!


 
 ササユリ以外の花に出会った♪          木が折れて、大きな門のような歓迎アーチになっていた。


 
コアジサイに似た花だが赤いので何の花?…この花に蜂さんが集中していたので、美味しい密なのか?
(右)根っこ毎盛り上がって、3人くらいは雨宿りできそうな大きなアーチ型洞穴 (クマの親子も住めそうだった)


 
伸びたススタケに枯れ葉が刺さった?…のではなく、枯れ葉の真ん中にススタケが伸びてきたと言う結論(^^ゞ
右は枯れた木に寄生する、ツル性の植物



時々眺望が開けて何故かホッとする。



後半は下りの方が多いが、多くは階段で整備されていた。



何処までも新緑の森



時々の登りも階段が多い



飽きてきた頃に四つ子のササユリに遭遇してまた頑張れた(^^♪



引き続いて四つ子の蕾ササユリに遭遇…蕾でも気品が溢れている!


 
その後もササユリとポツポツ出会う…どれも個性的で緑の中で見つけるピンクは可愛い。


 
階段を登って、その先も緑が覆い尽くして前方が見えないのだが・・・



おっ!もしや?いきなり杉峠だった (^^♪♪♪♪



どれだけ会いたかったか!抱き付きたいくらいだったこの看板(^^ゞ


ここでご褒美のおやつ&コーヒータイム後下山。。。



休憩で元気になって三ツ谷登山口へGO!


 
小さな谷川の渡渉箇所が多かった。


 
トラバースと水平道の繰り返し



ブナが多く秋は期待できそう。



花は終わっていたが、イワウチワの群生が目立っていた。


 
白山展望台も赤兎から下って来たので、魅力なし(^^ゞ



完全崩壊地…赤土なので要注意!


 
別山展望台…青空が消えやや雲が湧いてきていた。



秋は黄色に染まっているかな?



下りでは新緑のブナ林が多かった。


 
超古株の檜


 
ブナと合体した檜


 
杉林になったら三ツ谷登山口は近い。



三ツ谷(杉峠)登山口に下山して登り方向を撮った。



三ツ谷登山口からは10分程の林道歩きで三ツ谷P…途中に「埋の火の里」??ここはいったい何だろう?
 

軟弱足の私にとっては久々の長距離、展望の湯で疲れを取って帰路に着いた。

 

2016/10/23(日) 三ツ谷~赤兎山~杉峠
紅葉の時期に本番行って来ました!


 

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焼岳北峰(標高は2393mか?2444.3mか?)

2016年06月25日 | 長野県の山

焼岳最高峰の南峰(2455.4m)と火口湖


2016/6/19(日)  焼岳北峰(標高2393m?2444.3m?)


金沢森本IC(4:55)→富山IC(7:00)→焼岳登山口(7:20~40)→
焼岳山頂(10:50~11:20)
→焼岳登山口(13:20~40)


地形図を見ると、焼岳南峰の標高を示す位置が山頂よりズレているのが気になり調べてみた。
結論は、南峰の標高は地形図には書かれていないが、2444.3mが正解のようであった。

Wikipedia より ――――――――――――――――――――――――――――――――――

南峰には国土地理院の標高2,455.4mの二等三角点がおかれ、
これが焼岳の最高点だが、岩が崩れやすく登攀禁止になっている。

北峰には西側山腹に硫黄の噴出を伴う噴気口が現在も活動中であり、
標高点は置かれていないが登山道はここを目指して通っており独標が置かれている。
この独標が示す標高は、実は爆裂火口の北縁の小さな岩峰に置かれた2,393mの標高点であり、
北峰山頂からは北西に約200m離れている。北峰は実際にはこの標高より50mほど高く、
国土地理院が刊行している火山基本図では、北峰の標高は2,444.3 mとされている。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―――――


天気予報では夜まで崩れないはずだったが・・・


クラブの例会下見山行に誘って頂き5人で焼岳へ、私にとっては3度目の登頂となる焼岳である。
焼岳への初登頂は富山の仲間と、同じ新中ノ湯ルートで7年前、、そして記憶に新しいのは3年前、
上高地から奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳に登頂し、焼岳経由で新中ノ湯ルートを下山した時である。 

今回のメンバーは足並み揃ったのんびり歩きの4人と、一人だけ飛び抜けて健脚のYさん・・・
最初の30分程は気を使って皆とゆっくり歩いてくれていたが、心拍数が上がらないと歩いた気がしないと言うので
それじゃあと提案したのが、マイペースで先に行って頂き、焼岳経由の焼岳小屋ピストンである。

後に聞いたタイムによると、のんびり派の4人は焼岳山頂まで登り3時間10分、健脚Yさんは2時間だった!
焼岳を踏んで更に小屋まで下って25分、小屋で5分休憩して焼岳直下までの登りが50分だったそうである。
11:30頃に焼岳直下で合流、Yさんのタイムも凄いが、まだまだ余裕の姿にもビックリ!

私の2歩がYさんの1歩だねぇ・・・と言ったら「いやそんなことはない・・・」と返ってきたので、
えっ私の3歩がYさんの1歩?・・・と、冗談を返したつもりだったが、考えてみたらこれが正解だったかも(^^ゞ
焼岳小屋の標高は2090mなので、焼岳の単純標高差800m+私達より余分に往復で600mである。
焼岳に登ってきたと言う印象より、今回はこちらの方が強烈な記憶となってしまった(*'ω'*)

肝心な登山の話に戻すと、今日は午前中晴れ予報で午後は曇り、夜遅くに雨となっていたが
朝から曇りで日差しはほとんどなく、登山口の標高が既に1600mあったので涼しい風もあり登り易かった。
ところが、山頂に着いて昼休憩中に、急に雲が湧いて槍ヶ岳や穂高連峰も雲の中となり
見上げると頭上に雨雲らしき黒い雲が張り出してきて、天気予報よりもかなり早い崩れであった。

下山後すぐにポツポツ来た雨も、半ば過ぎからは本格的に振り出し、カッパ(上着)と傘の出番の下り
岩も木のハシゴも滑るので、急ぎ足ながらも慎重に・・・やはり梅雨の天気だと言える。

焼岳は100名山でもあり人気の山である!ピークには早い6月でも土日の登山者は多かった。
平湯からバスで来たと言う数名のグループもいて、山頂人口もかなり多かった。
新中ノ湯コース登山口の20台ほどの駐車場はほぼ満車で路肩にも数台止めてあり、本日は30台ほど。
我々は7:30頃の到着だったため止めることができたが、ピーク時の遅い到着の土日は駐車がヤバそうであり
10人以上の団体や遅い到着の場合は、バスかタクシーの利用も視野に入れた方が良さそうな登山口かと思う。



焼岳南峰GPS軌跡


 
新中ノ湯ルート登山口Pは20台+路肩に10台ほど止められるが、朝7:30到着で既に23台あった。  登山口↑


 
8kgのお子さま+5kgの荷物を背負った健脚パパ…初めて見たおんぶできる一体型ザック!
こんなのがあるのかぁ、我々をさっさと追い越して消えた・・・ちなみに写真の許可は頂きました(^^ゞ



2020m付近の広場…噴煙の上がる焼岳と極端に色が違って、手前の新緑が美しかった。


 
 ツマトリソウ                    ゴゼンタチバナ



振り返ると霞沢岳と穂高連峰



緑が美しい笹原・・・目指すは中央に見えるあの噴煙!



霞沢岳が大きく全容を現す!


 
岩のザレ場になってきたが、コイワカガミが群生していた。



稜線手前…あと一息!



稜線て前からの焼岳北峰をアップで・・・


 
新芽が目立つ…アオノツガザクラも群生していた。



振り返ると乗鞍岳…薄っすらだったが御嶽山も雲の上に浮かんでいた。



3年前より噴煙が大きくなったような気がする。



稜線より焼岳南峰と火口湖



火口湖



右回して北峰へ



ちょっと擦れ違い困難なザレた岩場



山頂直下より穂高連峰と槍ヶ岳…右眼下には梓川と河童橋



北峰山頂へ



北風だったのでまだ助かったが、硫黄の匂いはかなり凄かった!



いつもは行列の山頂手前の岩場が登りは楽々…下りではやはり行列になった。



山頂より東方向…北峰山頂と間違えて東のピークに行った人たち(間違えたと聞こえてきたので)


 
山頂から焼岳小屋…Yさんは今頃何処を歩いているのか?       山頂より槍穂高


 
山頂人口は40人くらい…昼食の途中で、あっという間に雲が湧いてきた。

本当にあっという間の急変!穂高も槍も一気に雲に隠れてしまい、焼岳南峰も霞んできた。
登りでは汗を搔いたが、山頂は体感温度5度くらい、冷たい風もあり手袋を脱ぐと手が凍えそうだった。
お天気で急激に様子が一変する!これが標高2500mの怖さである!
我々が下ろうとしている時に到着してきたグループも数組、山頂でまだ昼休憩中も大勢いた。

 下りはカメラバックをリュックに仕舞ったので、画像は撮れなかった。

本日は荒島岳に登った仲間も午後は雨だったとか、白山に登った仲間も午後は雨だったとか…
福井でも石川でも、ここ岐阜と長野でも、天気予報が外れて早めに崩れたようであった。



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奥獅子吼山へササユリを見に行く…2016

2016年06月12日 | 石川県の山

奥獅子吼山のササユリ


2016/6/11(土) 奥獅子吼山(938.2m)へササユリを見に行く。。。


樹木公園P(8:00)→登山口(8:05)→車道出合(9:20)→分岐(9:35)→奥獅子吼山山頂(10:20~11:10)
→車道出合(12:00)→避難小屋(12:35)→下山口(13:05)→樹木公園P(13:25)


樹木公園を拠点にいつもの周回コースを歩く。。。


先週の医王山でもササユリが咲き始めていたので、見頃を期待して3人で奥獅子吼山へ。。。
Kさんの話では、100輪以上咲いていた頃もあったので、年々花の数が少なくなっているのだとか!
数えた訳ではないが、本日は蕾も入れて50輪くらいかな?とは言え、花は見頃で美人ササユリが多かった。

樹木公園からの登りでは、登山道両脇に薄紫のコアジサイの群生が目立っていた。(花も半分咲いていた)
見頃は一週間くらい先のようで、来週辺りは蕾のササユリが開花し、コアジサイとのコラボが見られそうだ。 

山頂では薄っすら白山の姿も見えて、Kさんが明日登る予定の大笠山はクッキリ見えていた。
ゴンドラを利用したり、途中の駐車場を利用すれば簡単に登れることから、本日の獅子吼人口は多く
皆さんササユリが目的のようだったが、奥獅子吼のコアジサイの群生は樹木公園からの登山者限定と言えそうだ(^^♪

駐車場に戻りゴンドラ頂上を見上げると、パラグライダーが6~7機、優雅に飛んでいた。



奥獅子吼山GPS軌跡…標高差約778m ・ 歩行距離約13km


 
樹木公園P上の建物の脇の階段を上がると、奥獅子吼山登山道に入れる。



最初はガクアジサイの群生が出迎えてくれた。



虫が作った芸術?…何の葉っぱだか、余程美味しいのか?



間もなくササユリが出迎えてくれた。



全体が淡いピンクあり。。。



真っ白なササユリあり。。。



次はコアジサイの群生が登山道両脇、登山道が見えないくらいコアジサイで覆われていた。


 
良く見ると淡い紫に混じって濃いブルーもあった。



登り始めて約1時間、標高580m付近の大きく左にカーブしている箇所であるが
前回来たときは、修復中のように新しい土がむき出しになっていたが、緑の大地に変貌していた(^^♪



更にコアジサイの見頃が続く。。。



車道出合から道路を越えて登山道に入る。…草がかなり伸びているが白い看板が目印。


 
車道から標高差100m、15分ほどの登りで獅子吼高原方面との分岐となる尾根道に出て、
やがて右手眼下に、手取川が流れる鶴来の町や白山市街が見下ろせるようになる。 



稜線上には蕾のササユリも多く、もう少し先まで楽しめそうである。



山頂手前の登山道にヤマツバキの群生があり、見頃であった。


山頂に到着!



ザックを下ろすより先に、本日の眺望はどうかな?



白山は薄っすら…やはり6月初旬であるが残雪は少なめである。

曇は多目であったが日が射すと暑く、時折吹く涼しい風が気持ち良い。。。
山頂で山座同定しながらゆっくりお昼ごはん、コーヒータイムもして下山開始!



登りでは足元のササユリばかり気にしていたので、気付かないことが多いのだが、下りで見つけた花?
調べてみたが名前が不明…木にぶら下がっているのは葉っぱの塊のようなものだが花であるらしい。



見上げるとあちこちに・・・


 
下りは月惜峠を周回したので、また別のササユリにも出会った。


 
駐車場のある車道を横切り、また登山道に入った。(車は8台、バイクが2台止まっていた)


 
日当たりの良い場所では、トリアシショウマやアザミが咲いていた。



左手眼下の眺望も良い。。。


 
やがて避難小屋…スカイ獅子吼のゴンドラ運航に関する注意書きが・・・



月惜峠経由の下山は杉林の通り抜けが多く、最後は九十九折れの登山道が続く。。。



鶴来の町が大きく見えてきた。



とっくり型の蜂の巣発見!…後に調べてみたら、コガタスズメバチの女王蜂が単独で作り上げた物らしい。
かなり薄っぺらな紙のようなもので、触っていたら壊れてしまったが、中に蜂はいなかった(^^ゞ 


 
先に見えていたいつもの橋を渡って着地!のはずが、橋を渡る寸前でKさんが発見した工事中の道路?
ここ(左画像)をよじ登って、この真新しい道路を200mほど歩くと、樹木公園への近道だった。

虫に刺されることは無かったが、気温が高くけっこう汗を搔いた。
まだ涼しい風もあり真夏とは言えず、本日飲んだのはお湯を含めて900ml程、持参した水分の500mlは残った。

下山途中、いつもの水場をKさんが見に行ってくれたのだが、何と水が枯れていたのである!
今年は他の山でもあり得るかも?いつもの水場を当てにしているとヤバい事になるので、
少々重いが、水分は多目に持って歩かなければと、心配性の私は思うのである(^^ゞ 

 

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新緑の医王山…西尾平~白兀山(896m)トレーニング

2016年06月05日 | 石川県の山

大沼とトンビ岩


2016/6/4(土)  新緑の医王山…西尾平~白兀山(896m)トレーニング


西尾平(7:55)→覗(8:30)→大沼(9:00~10)→三蛇ヶ滝(9:20~30)→三色泉(9:50)→
大沼(10:15~40)→白兀山(11:45~12:05)→西尾平(12:45)


大池平の三色泉に初めて足を延ばした。。。

西尾平から入るので、午前中で楽勝だと思っていたが、天候も良く適度な冷風も吹き
大池休憩所と白兀山頂ではおやつ&コーヒータイム、予定になかった大池平の三色泉にも足を延ばし
トレーニングと言いつつも、かなりのんびりして楽しい歩きだった(^^♪

花は少なかったが、今年初めてのアサキマダラにも会えてラッキーだった♪



GPS軌跡


 
 西尾平スタート                 しばらくは水平道



覗休憩所



サンカヨウは全て実になっていた。


 
  アサキマダラ                 大沼手前の黄ショウブ


 
大池平休憩所



大沼と浮島…サンショウウオが生息しているのだとか、今度じっくり覗いてみたい。



大沼とトンビ岩…池の真ん中にあるのは座禅石と言うらしい。


大沼から三蛇ヶ滝へ。。。



三蛇ヶ滝


一周0.8kmの大池平周遊コースへ。。。



初めて歩く広い遊歩道



三色泉(右)の案内板から200m右手に下っていく。
 


足元にあった三色泉のなりたち・・・



三色泉



写真では分からないが、数ヵ所で水がポコポコ・・・湧き出していた。



三色泉から戻り、途中にあった曲水探勝散策路の入口
今回は三色泉も思い付きで周遊し、地図が頭に入っていなかったので何処に抜ける分からず
ここはスルーしたのだったが、後に見た地図ではちょっと寄り道だけのようで、次は是非見に行きたい。



新緑の森を抜けて・・・



大沼手前の分岐近くに出た!


大池平休憩所に戻っておやつタイム。。。



クマ注意の看板…5月後半頃、クラブのメンバーが夕霧峠で子熊を見たらしい(@_@。



休憩所にあった大池平周遊コースの案内図



休憩所から大沼とトンビ岩を撮る


一息ついて白兀山へ向かう。。。


 
大沼の横を通り。。。その後は階段の登りが多い。



裏からのトンビ岩…何処から見たらトンビのクチバシに一番似ているのか?


 
大沼から白兀山までは急登が3ヶ所くらいある。      ヤマツバキも多く見られた。



山頂手前の岩の展望地より、キゴ山・戸室山方面



奥医王山方面



白山も薄っすら見えていた。



白兀山に到着!



白兀山からの下りは独特の登山道である。


 
しがら首分岐で車道には下りず、登山道で西尾平まで。



スタート地点の西尾平に戻ってきた。



帰り道、太陽の丘のメタセコイヤ並木を撮る


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称名平~大日平山荘まで往復と称名の滝

2016年06月02日 | 富山県の山

 目の前で見ると迫力!称名の滝とハンノキ滝


2016/5/31(火) 称名平~大日平山荘(1800m)往復と称名の滝


金沢森本IC(5:25)→立山IC(6:05)→称名道路ゲート(6:37~55)→称名平P(7:00~10)→大日岳登山口(7:20)
→猿ヶ馬場(8:10)→牛ノ首(8:45)→大日平山荘(9:50~11:20)→牛ノ首(12:05)→猿ヶ馬場(12:30~40)→
登山口(13:15)→称名滝(13:25~35)→称名平P(14:00~16:50)→立山IC(17:35)→金沢森本IC(18:17)


大日平山荘付近でゆっくりまったり過ごす。。。


称名平の駐車場は標高約960m、大日岳は標高2501m…つまり大日岳日帰りは標高差約1500mである。
7月8月の2ヶ月間は朝6時から開くゲートも、本日は7時からなので、日の出と共に登ると言う計画も立てられず
日が長いとは言え、ゲートの閉まる時間が気になり、健脚者のみが挑戦できる期間と言えるだろうか(^^ゞ
ちなみに大日平山荘も大日小屋も、小屋開けの準備は早めにされているようだが、実際の営業は7月からである。

本日見かけた登山者は我々グループ4名を含めて11名、内、大日平ピストンが8名、大日岳ピストンが3名だった。
この大日岳ピストンと言うのは我々グループの私を除く3名、軟弱な私は大日平山荘までである(*‘ω‘ *)
早月尾根がスパーンと見えている剱岳を見たかったが、計画書の予定コースタイムを見た時にヤバいと思った。
せっかく誘って頂いたので、私はトレーニングを兼ねて大日平山荘までにしたいと、リーダーにお願いしたのである。

と言う訳で、本日の剱岳は見逃したが、花と眺望を見ながらマイペースの歩きで大日平山荘まで往復してきた。
大日岳を仰ぎながら昼食、小屋裏手の不動滝を見に行ったり、大日岳方面の登山道を少し進んでまったりと時間を過ごした。
花の種類は少ないが、木道に座り込んで今年初のチングルマを見ていたら、間に立山リンドウもいっぱい咲いていた。

登りでは急登でも問題ないのだが、崩壊箇所も数か所あり、下りでは滑らないように慎重に下りてきた。
癖になっていた左足の捻挫が悪化したのか?やや痛みを感じ、かばいながらの下山となる。

下山してからは時間が余裕過ぎるほどあり、まずは落差日本一(350m)の称名滝を展望台まで見に行く。。。

残雪が少ないとは言え、やはりこの時期の滝の水量は迫力満点…マイナスイオンの水しぶきでカメラが大変!
寄り添うように流れる、今しか見られないと言うハンノキ滝も見る事ができるので、ここは観光客で溢れていた。

その後、健脚3人組は下山予定時間の16時頃には現れず、45分程遅れて戻ってきた。
16時を過ぎてからは雲が多めでやや暗くなり、見上げるとガスも出てきたようでだんだん心配になってきたが
3人は私が一人で無事に下山できたかの方が心配のようであった…確かにそう言える(^^ゞ

やはり残雪は例年よりかなり少なく、アイゼン・ピッケルは使わなかったとの事であったが
気温も高く腐った雪で夏道と残雪が入り混じり、沢を何度か横切るときに踏み抜きなど数回あった模様である。
但し、大日岳山頂からの眺望は素晴らしく、離れがたくついつい長居をしてしまったのだとか。

それにしてもほぼ予定通りに往復しているので、私は大日平で留まって正解、足を引っ張らずに済んだ(*^^*)

大日平山荘で昼が一緒だった単独の男性は富山の地元の方で、よく山荘まで来るのだと話していた。
大日岳登山のお勧めは秋との事、大日平の紅葉を見ながら登れてとても美しいのだとか。。。

私の中では次に立山を訪れる時は花のピークで、室堂から大日連山を縦走して称名平に下山と考えていたが、
本日の経験から、夏は予期せぬことも多く雨に振られた場合など、牛ノ首尾根と大日坂の下山は手強いかも?
ここは登りに使って室堂に下山するコースの方が、良いかも知れないなぁ…またいつか縁がありますように(^人^)



大日平GPS軌跡…最近電波の乱れが大きい(^^ゞ



称名道路のゲート…本日の通行は朝7時からだったが、係の方が5分前に来たので18分間待機した(^^ゞ


 
    車中より悪城の壁              称名川沿いに10分ほど歩く。。。



道路沿いの左手側に大日岳への登山口がある。(タニウツギが満開)



登山口にある看板の案内では、登山口から大日平まで3.3km・3時間となっていた。
更に、大日平から大日岳まで3.7km・2時間40分・・・



しばらくは新緑の森歩き…すっかり森の一部となった大岩


 
牛ノ首までの急登には、人口のハシゴや虎ロープ、木製の滑り止めは崩れている箇所が多数あった。


 
見えている土も岩も新しく、崩壊して間もないように見えた。



ハシゴを登るので影響はないが、すぐ横の木がなぎ倒されて崩壊していた。



落ちてきたと思える岩がゴロゴロ・・・ここは急いで渡る。



急登の途中、後方には弥陀ヶ原のラインがスパーンと見えていた。


 
見頃のイワカガミが多数群生、シラネアオイは3輪ほど(終わりがけ)



虎ロープもあったが、ここは3点指示必須の岩場



ホッと一息つけるミツバツツジ


 
この岩の階段を登ると牛ノ首…「称名滝←牛ノ首→大日平」と書かれていた。
大日平までのほぼ中間点であるようだが、急登はもう少し先まで続く(^^ゞ



牛ノ首からの登山道…苔むした細尾根


 
   ハシゴ&ハシゴ               岩の階段は歩き易かった。



また突然崩壊地…浮岩を踏まないように歩く。



急登と格闘した後は、最初に見えた木道から大日平山荘までずっと、木製の登山道となる。



間もなく眺望も開けてルンルンの道。。。



左手に大日岳、正面には大日平小屋、しっかりした造りの休憩椅子もあった。



大日平山荘からの大日岳



残雪が少ない大日岳



大日平山荘からの鍬崎山



大日平山荘からの立山連峰



大日平山荘裏からの不動滝


 
帰りはゆっくり花の観察…大日平には初夏の花、チングルマとタテヤマリンドウが多く咲いていた。



木道と鍬崎山



望遠で撮ってみたが3人の姿は見えず…小屋の屋根は見えていた。



登りでは何でもないハシゴも下りではちょっと構える(^^ゞ


 
急登にも花は多く、イワカガミやツマトリソウに癒される。



3段ハシゴの下り。。。



雨の日は要注意の岩場



やはり下りでは崩壊地の見え方も違う。



落ちてきたような大きな岩も登山道に。。。ここはサッと走る。。。



猿ヶ馬場で一休み…今月、山荘の方が運んで設置したと言う新しい椅子もあった(有難い)



けっこう急下りだったので、アスファルトが見えて、人が歩いているのを見た時はホッとした(^^♪


皆さんを待つ間に、称名の滝を見に行く。。。



滝方面…駐車場からだと徒歩30分らしいが、登山口からは10分だった。


 
展望台からの滝壺①                 滝壺②


 
  滝壺③                   展望台からの全容



一番迫力の滝壺④…橋の上より


風圧が半端ではなく、マイナスイオンの水しぶきでカメラは曇り、帽子が飛ばされそうで必死で押さえていた(^^ゞ



コメント (2)
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