雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

荒島岳(1523.5m)

2012年06月28日 | 百名山の山

荒島岳 、標高820m付近にある 「 トトロの木 」


                  2012/06/24(日)  荒島岳(1523.5m)         福井県大野市(勝原コース)


自宅(5:20)→白山ひめ神社(6:00)→スキー場P登山口(7:35~8:00)→リフト終点登山口(8:50)→
小荒島岳分岐(10:25~35)→荒島岳山頂(11:35~12:30)→小荒島岳分岐(13:15)→935mベンチ(13:55)
→リフト終点登山口(14:25)→スキー場P登山口(15:00)→お風呂~白山ひめ神社(17:35)→自宅(18:10)


下山後のビールが美味しかった!( ^^) _U


福井県で唯一の百名山「荒島岳」、今まで縁が無かったのだが若干迷いながら参加を決めた。
迷った理由は、今回の荒島岳はクラブの(B)ランクテストの為の企画山行であったから (^^ゞ

今からちょうど2年前に、三ノ峰でテストを受けて合格はしていたが、テストの山はけっこう厳しい!
標高差約1200mの山が候補になるのだが、荒島岳の場合は登り3時間半、下り2時間半の時間設定であった。
登山口を8時ちょうどに出発して、山頂は11時35分着だったので、5分タイムオーバーの私 (*_*)
皆さん健脚すぎて後ろをトボトボ…小荒島岳分岐過ぎからは足が上がらなくなり、前の人に着いて行けなくなった。
先頭組は11時20分に到着していたらしく、まだまだ修行の足りない私である。

車での移動中では、大野市街に入ると荒島岳と小荒島岳の姿が車中からも大きく見えており、
大野富士と言われるだけあり、その姿は美しかったが、反面、登りは直登となるようで、
特に急な個所には階段、ロープが整備され危険箇所はないのだが、3箇所程の休憩ポイント以外は
やはり全体的に急登が多く、登り応えとしては十分だが、短時間で登るには少々辛い山だと思った。

花は少なめだったが、ササユリやコアジサイが登山道に咲き、ずっと続いていたブナ林にも癒された。
小荒島岳分岐(シャクナゲ平)から稜線に出ると、視界が大きく開けて左手の白山眺望が素晴らしい。
山頂広場はかなり広く、この日は沢山のグループが登ってきていたが、余裕の広さであった。
祠と、カシミール画像で作成された真新しい方位板があり、「日本百名山荒島岳」と書かれた棒状の看板もある。

帰路は急登のガレ場で転ぶ人も数人いたが、予定タイムの2時間30分弱で全員が歩き切った。

自宅に帰って、撮ってきた写真よりも先に見たかったのが、分岐から先、山頂付近の地形図だった。
小荒島岳分岐までは何とか元気に登れたのだが、ここから急激に足が上がらず、途中で地図を見る余裕はもちろんなく、
疲れていたせいか、ここを登ったら山頂かな?と言うのが3~4回あって、騙された~と3~4回落ち込んだ。
地形図を目いっぱい拡大して、フムフム…(-"-) こうなるとああなるのか~と一人納得!

解散後、一緒に帰って来た近所の T さん宅で、とっておきの生ビール  を御馳走になってほぼ一気飲み!
下山後飲んだビールで 「プハ~っ」 て良く書いてあるけど、あの気持ちを初めて知ったと言うか、
下山後にビールを飲んだのは初めてだったような、こんなに美味しかったんだと…(樽生だったから?)
今頃だけど、家に帰るまで喉の渇きは我慢すると言うビール好きの気持ちも、あの一杯で理解しちゃいました。
日頃、歓送迎会と忘新年会以外はほとんど飲んだ事が無いので、知らなかった世界を覗いた気分 (*^^*)

ビールを飲んだって知るとビックらこくので、旦那には内緒でせっせと夕飯準備も頑張った!


大野富士の荒島岳


 
       勝原コース登山口(トイレあり)           ガレ場の急登が終わり、いよいよ本格登山口へ


 
          ここからが本当の登山口        標高820m トトロの木と言われるブナも、チラ見で通り過ぎる!


 
標高1015m ガス発生時は道迷いに注意!「深谷ノ頭」を過ぎたピークに、三角点があった。


 
(左画像)小荒島岳分岐辺りまで続いていた、ブナ林に癒されながら歩く。。。
(右画像)標高1204m 小荒島岳分岐(シャクナゲ平)に、荒島岳まで1.5kmの表示あり!


 
(左画像)尾根に出て直ぐの山頂方向、前方に見えるピークを越えてもまた次のピーク(右画像)が現れる。
4回目の小ピークを越えると、ようやく山頂の祠が見えて、山頂にたどり着く。


 
尾根から左手に、綺麗に見えていた白山


 
広い山頂広場と、右画像中央(人が集まっている個所)に真新しい方位板があった。


 
山頂直下の下山方向と、下山途中で正面に見えていた小荒島岳(右画像中央の尖り)

 
荒島岳で出会った花たち 。。。


 
  アザミ                               ギンリョウソウ


 
ササユリ(ピンク)                           ササユリ(白)


 
コアジサイ はかなり群生していた。


 

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残雪の白山(2702m)

2012年06月27日 | 石川県の山

(2012/6/3) 甚之助避難小屋(中央)付近の雪渓の様子 。。。


          2012/6/3(日)  残雪の白山(標高2250m付近まで)           砂防新道


白山ひめ神社(5:00)→別当出合P(5:50)→登山口(6:10)→中飯場(6:50)→別当覗(7:30)→
甚之助避難小屋(8:25~40)→2250m付近(9:55~10:20)→甚之助避難小屋(10:40~11:10)→
中飯場(11:50)→別当出合登山口(12:20~30)→別当出合P(12:35~45)→白山ひめ神社(13:45)


残雪の白山 初体験!


5月31日(木)11:00に、白山公園線が開通したと言う Y さんからの情報で、3人で残雪の白山登山決行!
前日は雨予報であったが、何と出発時は青空も見えて、このまま天候回復か?と嬉しくなる ♪
別当出合手前の道路側Pに運良く車を止める事ができたのだったが、バスの運行がまだなので
別当出合の建物の前まで車が通り、ここまで入れたとはちょっと予想外だった。(来年の為に( ..)φメモメモ)

昨年、2011年は7月2日に登ったのだったが、天候不良(濃霧)で山頂は諦めて室堂までで下山している。
2年前、2010年は8月11日に登ったのだが、山頂をスルーしてお花松原を回ってピストンで下山している。
そして今回、2012年は6月3日に挑戦!残雪の白山山頂を目指すも、またまた天候不良などで下山
や、や、やばい!… (*_*) 3年連続で山頂を踏んでいない事実が発覚!!

とは言え、この時期の白山は初めてなので、花の名山ではなく雪の白山に興味津々で出発したのであった。
途中まではいつもの白山、甚之助避難小屋手前からは残雪も多くなり、アイゼン、ピッケルが大活躍となる!
エコーライン手前の雪渓(急登)を登り、雪渓からエコーラインに合流する予定だったが、
雪渓が上まで繋がっておらず、左右を偵察したら、とても抜けられそうにないヤブまたヤブ…。
偵察したのはYさん左方向、Mさん右方向、私はボ~っとしていたかも (^^ゞ 上を偵察するんだった!
一旦引き返そうと言うところで雨がポツポツ…山頂方面も雲行きが怪しい為に、そこで下山となったのである。

眼下には甚之助避難小屋が見えており、積雪ならではの自在道(ピッケル講習よりもハード)を急坂下り。。。
で、私はへっぴり腰ながら元気な2人の後を追いかけて着いて行き、甚之助避難小屋で昼休憩とした。

甚之助から黒ボコ岩方向にトレースはあったのだが、あえて自分の行きたいルートを探りながら登る!
引き返す事にはなったけど、来年の雪山下見と言う考えもあり、楽しい冒険を提案してくれたリーダーに感謝だ!
残雪の状態により、何処まで行けるか、どのルートが良かったのか?など、計画では計りきれない事も多い。
もしも白山ではなく、初挑戦の雪山だったとしたらと考えても、とても勉強になり良い経験ができた。

その後は蒸し暑くても仕方なく、カッパを着る程の雨となり、滑るように下山!
先頭を行くMさんは滑ると言うより飛んでいるという感じ、早すぎて必死で追いかけたのだった (^^ゞ



これはYさんから頂いたGPSの軌跡 ( Yさんいつもありがとうございます。)
今回は画像よりも先に、GPS軌跡が見たくてとっても気になっていた。 来年リベンジしたいな~(^^ゞ


出足はいつもの白山 。。。


 
直登の登り専用階段から後ろに大長山               右眼下、砂防の様子を見ながら。。。


 
蕾が濃いピンクのニリンソウ                 別当覗手前から山頂の様子


  
甚之助の手前から雪渓歩きとなる。                甚之助避難小屋から別山方面


  
    甚之助から山頂方面の残雪の様子          下山途中、別山をバックにMさんと(Yさん撮影)


この後、お天気は急激に崩れた!

     
 
下り専用登山道で、ニリンソウとスミレが大群生していた。(これは一部)


 
標高1400m付近、ガスと小雨で新緑がより美しく見えていた。 …そして帰着!


残雪(6月)の白山は初体験!あの場所に立てただけで、とっても満足 (*^^*) YさんMさんありがとう
何とか6月中にアップできた!あはは~相変わらず遅すぎだけど、私の記憶力はまぁまぁですな!(ざわちゃん口調で)


コメント (4)
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剱岳の展望台…中山(1255m)へ写真山行2012

2012年06月22日 | 富山県の山

中山山頂と剱岳


2012/5/24(木)  剱岳の展望台…中山(1255m)へ。。。
                                  中山登山口~東小糸谷登山口


金沢東IC(6:20)→立山IC(7:00)→中山登山口P(7:45~8:00)→好展望地(9:20)→五本杉の平(9:30)
→中山山頂(9:50~11:25)→沢出合(12:30)→東小糸谷登山口(12:55)→馬場島(13:10~35)→
中山登山口P(13:45~50)→大岩湯神子温泉(14:30~15:45)→立山IC(15:55)→金沢東IC(16:40)


東小糸谷、ニリンソウ咲く登山道は圧巻!


晴れ予報を期待しての剱岳展望台「中山」を狙ったのだったが、高速や県道333号線など
現地までに見えるはずだった剱岳は、春霞と逆光の為墨絵のようであり、今一つハッキリしないまま登山口へ。

中山登山口の標高は710m、標高800mから1100m辺りまでは急登であったが、
登山道の一部は階段状に整備され、ジグザク九十九折れなので差ほど急であるとは感じない。
途中で大きな立山杉を見ながら登り、標高1100m(後20分で頂上)の看板の5分程手前の開けた場所では
大窓や赤谷山、ブナクラ谷が大きく左手正面に見下ろせて、なかなかの好展望地である。
いつかあの赤谷尾根から、剱岳を見てみたいと言う思いが募る場所でもあった。

頂上直下には残雪があり、間もなく懐かしい山頂(2008/6月以来)に着いた。
早月尾根をほぼ正面にして剱岳は目の前である!涼しいのは良いのだが、薄雲が太陽を覆い
山の稜線などはハッキリしていたが写真としてはイマイチ、昼ご飯にはまだ早い時間だったので、
お湯を沸かしコーヒーとおやつ、持参したフルーツなどを食べて、せっかくの山頂をゆっくり過ごした。

暑くもなく寒くもなくちょうどいい季節で、時間も気にすることなくシートにごろんと寝転んでみたら
太陽に大きな虹の輪(日暈)が…昼過ぎからは曇ってきていたが、経験から言って明日は雨が降るのか?
(結果、次の日は曇り予報だったが、昼過ぎ~夕方にかけて雨が降った!…予報より確率高いかも?)

下りは、沢沿いを歩く東小糸谷登山口に下山した。

10分程は残雪だったが、やがてキクザキイチゲやサンカヨウ、エンレイソウ、ザゼンソウ、ミヤマカタバミなど
登山道に沿って途切れることなくずっと咲いていて、花を愛でながらの楽しい下山道であった。
特に、東小糸谷の沢出合い(最初に渡る橋)からは、沢沿いにニリンソウの見事な大群生地となっていて
これもまた今がちょうど花盛り! 途切れることなく東小糸谷登山口まで続いていたのは圧巻であった。
沢の流れも勢い強く、雪解けの時期ならではの見応えであり、立山川に流れて早月川へと流れて行くのである。

小糸谷登山口からは北電の作業橋を渡って林道(車道)を歩き、途中、剣岳の登山口を見て馬場島へ!
馬場島荘前の家族の森広場で、遅い昼休憩を取り、大岩湯神子温泉で入浴して金沢に戻った。

余談だが、馬場島までの県道333号線を走っていたら、行きではカモシカが目の前を横切り
いきなりの飛び出しだったので、ブレーキを踏まなかったら交通事故だったかも? (^^ゞ
帰りには、キツネさんがのんびり餌を探しながら車道を歩いているのに遭遇して、狩りも目撃!
堂々の歩きっぷりで、車が近付いても気にもしない態度をみると、この辺りの主か?

下りの山頂直下尾根上では、猿が2匹(親子?)現れて1匹に威嚇され、ちょっぴり怖い思いをする。
馬場島荘前広場では、賢いカラスがおにぎりを狙って、後ろの木にずっと待機していた。
剣岳の展望地「立山の麓」…色々なサプライズもあって、何度でも訪れたい大好きな場所である。


中山登山口~東小糸谷登山口へ 。。。


 
駐車場のある中山登山口                20分強で剱岳の展望      


個性豊かな立山杉たち。


 
樹齢1000年の立山杉はどれだったのか? 五本杉の平からは、右手に大日岳が見えていた。



何がどうなってこうなったのか? ジャングルジムのような立山杉


 
エンレイソウ、イワウチワ、サンカヨウの群生など花も多かった。


剱岳の展望台、中山山頂に到着!


 
    山頂と剱岳                      山頂からの大日岳


 
山頂で見えていた日暈                   山頂のイワナシ


花が見事すぎて、ルンルン下山道 。。。


 
   サンカヨウが群生                スミレも群生(名前同定難しい)


 
ミヤマカタバミも群生                 シラネアオイ


キクザキイチゲ…色、花びら数、葉っぱの色、色々。


 
優しいブルーから強烈な青まで。


 
葉っぱの色が明らかに違います!


 
エンレイソウの陰のキクザキイチゲをアップで!(かなり濃い青紫)


  
開いたばかりのキクザキイチゲがほとんどで、花びらがどれも綺麗だった。 ザゼンソウも多くみられた。


沢手前から、ニリンソウ畑は続くよ何処までも…。


 
沢を渡ること3回、最初の沢を渡って振り返る!   緑色のニリンソウ(先祖がえりと言われる)



この雰囲気で、東小糸谷登山口までニリンソウの群生がずっと続いていた。


 
東小糸谷登山口を振り返る!            河原の橋を渡って林道(車道)へ


 
車道沿い、トチの花とウワミズザクラが満開!


  
剱岳の碑を見たくて寄ってみた。         車道を歩いていたキツネさん



いつもながら遅い報告となってしまいました (*^^*)
来年の参考にはなるかな?


コメント (6)
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白木峰(1596m)~小白木峰

2012年06月19日 | 富山県の山

白木峰の池塘と浮島 。。。


        2012/6/17(日)  白木峰(1596m)~小白木峰(1436m)      
                                           白木峰登山口往復



今町P(7:00)→金沢森本IC経由富山西IC(7:35)→白木峰登山口P(9:00~20)→白木峰(10:05~10)
→池塘(10:30~35)→白木峰(10:55~11:00)→小白木峰(12:30~13:15)→
白木峰登山口P(15:20~30)→富山西IC(17:00)→金沢森本IC(17:25)→今町P(17:30)


白木峰は「すす竹」採りで賑わっていた。


前日の夜中から雨が降り続いており、自宅を出た時は雨風、集合場所でも小雨の中の出発となった。
梅雨の真っ最中!多少の雨は覚悟の山行であったが、高速の途中で回復方向に向かう。

R471から「富山県21世紀の森」を横切る道路に入り、森の途中にあった杉ヶ平キャンプ場管理棟で
トイレ休憩(外トイレ内トイレあり)をさせて頂く。 (登山口Pにも男女別の立派なトイレあり。)
メンバーの一人が、以前にこのキャンプ場から約3時間をかけて白木峰まで登った事があると言う話で
地図を良く見ると確かに途中(標高870m付近)から登山道があり、駐車場のある登山口に合流している。
林道のお陰で、ハードな山にもなり、最後まで林道を歩けば優しい山にもなり、地形としては面白いかも。

キャンプ場の管理人さんのお話では、富山県ナチュラリストの皆さん20名程が先に行かれたとのこと
登山口には既に10台ほどの車が止まっており満車だったので、林道入口脇に止めて出発した。

登山口の標高は既に1320m程あり、白木峰1596mとの標高差はそれ程ないのだが
標高1550mまではかなりの急登であった。と言ってもほとんどが階段状に整備されており、
途中で2ヶ所 林道と出会うので、ホッと一息付けて、さてまた登るぞ!っと頑張ればあっという間に山頂!
山頂手前からは360度開けていて、晴れていれば素晴らしい眺望だろうと思えたが、本日は残念なり (*_*)

山頂到着時間は予定通りだったが、計画書には無かったこの先の「浮島のある池塘」に行ってみたいと思い
リーダーにお願いしたところ、気持ち良くOKして頂き、山頂での休憩もそこそこに出発して20分程で到着!
池塘まで階段や木道が整備され、多少のアップダウンはあるが、それがまた良い光景を生み出している。
池塘周りの水場を好むイワギキョウやワタスゲが白い花を咲かせていて、赤兎の雰囲気にとても似ていた。

モリアオガエルの卵も多く、池塘の周りに同じように白い花を咲かせたように点在、
ニッコウキスゲにはまだ早い時期であったが、白木峰独特の雰囲気は十分に味わう事ができて、
池塘でのんびり、カエルやトンボさんと遊ぶのも良いなぁと密かに思った (^^ゞ

予定外の池塘往復に45分を使ってしまったので、小白木峰に到着したのは12時半頃!
距離にして3.5km、標高差も150m程だが、前日の雨でぬかるんでいる個所が多く、登山靴は泥んこ
直ぐに眺望もなくなりダラダラアップダウン、唯一、ミツバノオウレンやピンクのコイワカガミがずっと咲いていて、
後半ツバメオモトも見られたが、それ以外は全く変化が無いのでお腹も空いて、いったい何処まで行くんだ状態。
やがて登山道の途中のようなところに三角点と看板らしい棒状の物が立ててあり、あれっ?ここが?
と言う場所が小白木峰であり、左手に数メートル入ると草を狩った展望休憩地があったので、そこで昼休憩とした。
ここでも本日は残念ながら雲が多く、近くの金剛銅山が分かる程度で、他の眺望は全くなかった。

帰路には天候回復か?とやや期待したが、相変わらず雲が多く何も見ずにひたすら下山。
白木峰からの急下り、登りでは何となく階段だーとしか思わなかったが、歩幅が不規則なのは仕方ないとして
階段に使用している木が丸太であり丸いので、足場が悪く油断すると不安定になり滑る。
雨の場合などは、大周りではあるが林道が並行しており、それほど時間差もなく下りられそうで、そこは有難い。

途中ですれ違った富山県ナチュラリストの方に、「立山の麓から」さんはいませんか?と尋ねてみたが
今日は来ていないと言う事で、もしや偶然にと思ったが残念ながらお会いすることはできなかった。

すれ違ったと言えば、すす竹採りの大きな(重そうな布製のザック)を担いだ方達が何組もおられて
ちょっと触らせて頂いたが、重くてビクともしない (^^ゞ あれはきっと30~40kgはあると思えた。
すす竹の食べ方として名人に聞いた話では、焼いたり味噌煮込みにしたりで、美味しく頂けるとのこと。
メンバーのKさんが集めたすす竹が、登山道を普通に歩いて採取しただけで数十本あったようなので
どうやらこの山は、すす竹の宝庫のようである。そしてそして宝庫と言えば、虫の宝庫でもあった。

この時期独特なのだろう、雨上がりと言うのも関係しているのか? いつの間にか皆さん顔を刺されて
瞼やおでこ、頬など数か所、目が開かない程に赤く腫れた人も2人おり、人相が変わってしまい笑える程だった。
本人は真剣なのにこんな悠長なことを書いている私は、前回の三ノ峰で人の倍は刺されて十分に懲りており、
登山口Pで異様に多かった虫の襲撃を受けた時点で、何時になくガッチリガードで臨んだ。
それでも虫は顔に何度もとまったが、常に息を吹きかけて払いのけた成果で何とか無事だった (^^)v

私の知る範囲で、梅雨時の白木峰と三ノ峰は、虫よけスプレーや虫よけ網などの対策が必須である。


白木峰登山口より往復!


 
    登山口Pのトイレ                      直登の登山道は階段を上がる

白木峰登山口のトイレ前広場に車が7台、登山口手前の路肩に3~4台、右の林道は車が通行止めなので、
脇に数台は止められるが、ニッコウキスゲの花の見頃ピーク時には混み合いそうだ!


 
10分強の登りで、最初の林道に突き当たる! ガードを乗り越え、直ぐに右手の岩の階段を登る。


 
      更に30分程の登りで2番目の林道出合!ここから林道左手方向に白木峰山荘が見えていた。
ここでまた岩の階段を登り、最後の急登に突入する!


 
7~8分でヘリポートのある広場に…ここからは見晴らしも良く平坦、3分程の木道歩きで白木峰(ピーク)だ!


白木峰(1596m)ピークに三角点はない!


 
山頂看板とメンバー                        山頂の応接セット

雨嵐となってもビクともしないであろう、丸い方位板をテーブルに、会議ができそうな配置の高級石の椅子。
足元も雨などがたまらないようにガッチリ舗装、流石に 「県立自然公園特別地域指定」 と言うだけあって
富山県がお金をかけて、皆さんに公開しつつ自然を守ってくれているのだと思えた。


20分ほど先の浮島と池塘を見に行く。


 
池塘までも気持ちの良い木道が続く!


 
途中にある池塘でも 「モリアオガエルの卵」 が多くみられ、 雪渓超えも1箇所あった。


イワギキョウやワタスゲが咲き乱れる池塘散策!



標高1550m辺り、浮島のある雲上の池塘…安定した木道で一周できる。


 
             中央が浮島                 モリアオガエルの他に クロサンショウウオの卵も。

ソフトボールのような白い泡状のもの、この卵塊の中に、モリアオガエルの卵が400~500入っているらしい。
 オタマジャクシになってポトッと池に落ちるのを、下で口を開けて待っているものがいると聞いたことがあり
生き残れるのはいったいどれくらいだろうか? クロサンショウウオも体の小さな仲間を食べる程の肉食である。


池塘で小さなトンボ発見 。。。



ルリイトトンボ ♂ (瑠璃糸蜻蛉) …綺麗な瑠璃色の縞、寒冷地の高山の湿地に生息すると言われる。


小白木峰に向かう!


 
  気持ちのよい稜線はしばらくだけ。             石の祠とお地蔵さん(ここに三角点あり)


 
ぬかるんでいない箇所は歩きやすいが、変化のないアップダウンの連続! (ブナ林も少なくここだけ)


小白木峰に到着!


 
傾いた古い?三角点と新しい三角点が登山道の真ん中にあり、狭い場所で小白木峰からの登山者と対面!
(右画像)小白木峰が狭い為か?左手に少し入って、刈り払いされた箇所があり、ここで昼休憩とした。


 
林道を乗り越え、急登の登山道を下山し、白木峰登山口に下りてきた。


白木峰 6月の花たち 。。。


 
 ミツバオウレン                    ミツババイカオウレン


 
ツマトリソウ                        ツバメオモト


       
マイズルソウ    ゴゼンタチバナとアカモノ    コイワカガミ        チゴユリ       ニッコウキスゲ

 
6月の花は白っぽい色が多かったが、小白木峰への登山道では鮮やかな濃いピンクのコイワカガミを多く見かけ
ミツバオウレンとアカモノも登山道両脇に並んで咲いており、踏みつけないように気遣う程の群生であった。
ササユリなども固い蕾がほとんどだったが、早咲きのニッコウキスゲが1輪だけ咲いていた。


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縄ヶ池の水芭蕉とクロサンショウウオ

2012年06月14日 | 石川県の山

LOVE LOVE中の … クロサンショウウオ …( 良く見ると、前足が4本指で後足が5本指だ!)


2012/5/21(月)  縄ヶ池(標高820m)散策。。。        
                                      富山県南砺市



見事すぎる水芭蕉の群生地


国道304号線からの高清水林道が19日に開通したとの情報で、待ちに待った人が大勢いたのか
ちょっと出発時間が遅かったのもあり、平日と言っても大きな駐車場は満車状態だった。

林道では大きな木の桐の花が満開!ヤマフジも満開!朴の木の白い花も満開!優しい色の新緑も綺麗。
往路は下道、復路は高速としたのだが、ドライブ道中も十分に景色や花が楽しめて本当に良い季節!
林道中盤にある夫婦滝は、目の前を2本の滝(落差38m)が流れる様子が凄い迫力だった。
地図には載っていなかったが、滝から5分程走った場所に「つくばね森林センター森の家」の建物があり
近くにはモリアオガエルの生息池、そしてここから、つくばね山(747.4m)に登れるようだった。
最初に分かっていれば、それなりの準備をしてきたのになぁ、ちょっと悔やまれる (^^ゞ

出発の時、コンビニでお茶を買って行こうと話していたのだが、すっかり忘れて林道に入ってしまい
じゃあ山で買おうか!と冗談を言っていたら、この建物「森の家」を見つけて、
しかも玄関(入口の外)に自販機があったので、思わずニンマリ(^^♪ 外トイレもあって便利。

縄ヶ池には初めて訪れたので、どんな雰囲気か分からず長靴を持参したのだったが
大きな駐車場があり、スニーカーでも気軽に湿原や池を一周できるように整備され、とても良いところだった。
水芭蕉も見頃を迎えていて、縄ヶ池を覗いたらクロサンショウウオが数匹泳いでいた。
途中の小さなため池には、ちょうど白い卵が産み付けられていて、卵を守るように周りにも数匹いた。
鏡岩でのんびりしていたら、池の上を優雅に舞い飛ぶパラグライダーを発見!(近くに基地があるようだ)

花はイチリンソウ、ニリンソウ、ザゼンソウ、キクザキイチゲ、ミヤマカタバミ、サンカヨウの群生も。
特にキクザキイチゲは一帯に多く咲いていて、白、薄紫、濃紫、ピンクと、微妙に違う色を楽しめた。

縄ヶ池は既に標高820m、ここから後ちょっと(標高差325m)頑張れば、高清水山に登れてしまう。
来年もまた訪れたい縄ヶ池だが、できれば今度は水芭蕉と高清水山の両方を狙いたい (^^ゞ


道中も楽しめる


 
雪解け水の迫力!夫婦滝…流れる音にも癒される。


  
    ヤマフジ                   駐車場から南砺の街


遊歩道案内図と水芭蕉の群生





 



見応えあり!


池を覗くと、クロサンショウウオが数匹泳いでいた。



お腹が写った一枚…この画像でも、前足4本指と後足5本指が確認できる。
クロサンショウウオと言うが、色は黒っぽいもの、褐色、黄土色に近いものなど様々らしい。


 
クロサンショウウオの卵…流されないように木の枝などに上手く くっついている。


 
ここにも怪しい動き?ではなく、仲良しさんが      近くで見ると意外と目が大きい。


 
鏡岩からの縄ヶ池                岩の穴にお地蔵さん


 
御神木のタテヤマスギ                    縄ヶ池姫社


水芭蕉と同時に咲く、池の周りの旬の花。。。



キクザキイチゲ…この濃いピンクは初めて見た色だ。


キクザキイチゲ、色、色々。。。


     


     
真っ白から淡いピンク、濃いブルーまで


 
ザゼンソウ


 
ミヤマカタバミ


 
2色の ミヤマカタバミ              スミレサイシン かな?


 
ネコノメソウ                     ニリンソウ


 
モミジイチゴ(と思われる)…名前が合っていれば、黄褐色の甘い果実をつける。


 
サンカヨウの群生…花数が多く肥えているものばかりだった。


 
クロモジと、奥の白い岩は鏡岩                 クロモジの花


到着は昼だったので、鏡岩の上で昼ご飯休憩を入れても、のんびり2時間で一周半できた。
モミジイチゴが果実になっているかどうか、確かめに行きたいところだ (^^ゞ


コメント (8)
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白抜山~鷲走ヶ岳2012/5月

2012年06月12日 | 石川県の山

鷲走ヶ岳山頂からの白山連峰


2012/5/19(土)  白抜山(891m)~鷲走ヶ岳(1096.6m)
                                                                   東二口登山口より


白山ヒメ神社(8:25)→東二口P(8:55)→(旧)登山口(9:10)→ABコース分岐(9:30)→林道出合(10:05)
→白抜山(10:25~40)→鷲走ヶ岳山頂(11:40~12:40)→林道出合(13:20)→再び登山道へ(13:30)
→東二口(新)登山口(14:10)→東二口P(14:15~20)→白山ヒメ神社(14:50)


久しぶりの わっそw 。。。

6月10日本番!この日は法事で行けないので下見山行に同行させて頂き、白抜山経由で鷲走ヶ岳に登ってきた!
4年前の同時期(5月)に同コースを登っているので、自分のブログと、自分で報告をした富山HCのHPを再確認。
登山口や山頂の様子、季節の花などは分かったのだが、何処をどう歩いたのかがイマイチ分からない(^^ゞ
と言うのは、国土地理院の地形図を印刷しても、白抜山への登山道は表示されておらず
白抜山から鷲走ヶ岳への登山道も、表示されているものとは大きく違っているようなのである。
やはりこう言う時には、地形図とコンパスだけではなく(+)プラスGPSがあれば良かったなーと思った。

現地の案内によると、Aコースは白抜山経由で鷲走ヶ岳へ、Bコースは一部林道経由鷲走ヶ岳へ直登、
Cコースは東二口から長い長い林道(車道)を通り、鷲走ヶ岳への登りは短く40分程の直登と言うものだ。
私達は、登りAコースで白抜山経由鷲走ヶ岳、下りBコースで一部林道経由の下山を選択した。


登るなら新登山口から!


登山口のすぐ手前にある鷲走ヶ岳駐車場は4台しか止められないが、満車の場合は少し手前に
20台は止められそうな歴史民俗資料館の駐車場(登山口まで徒歩5分程)があったので、こちらを利用できる。


 
     民俗資料館の駐車場                  鷲走ヶ岳駐車場(2台止まっている個所)

 
200m程離れて登山口は2ヶ所、どちらも表示がないので分かりにくいが、旧登山口と新登山口である。
4年前は新登山口から登ったと言う記憶はハッキリしていたのだが、リーダーがコピってきた古い案内写真により
今回は旧登山口から登り始めてしまい、そのまま薄暗い旧道を歩いたのだが、廃道のようでお勧めではない。
帰路に判明、直ぐに90度迂回すれば新登山道に入れたようだが、旧道からは案内もなく分かり辛い。


 
    (旧)登山口は中央の石の階段を登る。         (新)登山口は土の階段を登る…この蔵が目印!


A・Bコースの分岐を右へ!地図には載っていなくても、白抜山への案内表示と登山道はちゃんとある。


 
旧道からの白抜山分岐                       新道の白抜山方面案内


 
先方に白抜山が見えてきた。                       スミレ通りもあった。。。



林道出合…再び登山道に入る。


大きな反射板のある白抜山山頂に到着!


林道出合から20分程の登りで白抜山山頂へ!大きな反射板が中央にドンとあり、シンボルのようだ。
そしてここからの眺望は、眼下に手取ダム、ダムのちょうど真上に白山が見えていた。


 
 白抜山山頂と三角点                     山頂から手取川ダム湖と白山


白抜山から鷲走ヶ岳へは迷う箇所はないが、中盤やや急登が続き、最後の標高100m程はゆったり登れる。
全体で言うと、ロープが張られている個所が5~6か所あったのだが、登りで使う事はなかった。
下りでぬかるんでいた場合、粘土質の急坂は滑るので、ロープがとても有難いかも知れない。


鷲走ヶ岳山頂に到着!


白抜山からちょうど1時間で、眺望が大きく開けた鷲走ヶ岳山頂(ここにも反射板あり)に到着した。
今日は青空が眩しく、やや斑にはなってきたが、まだまだ白い白山がとても近くに見えていて
チブリ尾根や御斜里山、別山も確認でき、口三方岳、奈良岳、大笠山なども大きく見えていた。
私達はかなり遅い出発だと思っていたが、昼休憩の間にも学生団体さんなど次から次へと人が登ってきて
天気が良いから眺望を期待したのか?人気の山なのか?あっという間に山頂は人で溢れていた。 


 
鷲走ヶ岳にも大きな反射板                     次から次に人が到着!


 
     白山連峰                         口三方岳、奈良岳、大笠山 


下りは途中からBコースを行く。。。


下りBコースは、明るくて木々の間からの展望も良く、こちらが表通りといった感じだ。
30分程の下りで、林道出合(車道の三叉路で、B・Cコース)に下りてくる。


 
  反射板が目立つ白抜山も見えた。            Bコース(右)への分岐(何故か案内なし)


 
  サンカヨウの群生                       林道(三叉路の車道)出合


10分程の林道(車道)歩きを経てまた左手の登山道に入り、更に10分程で水芭蕉の群生地に遭遇した。
下の写真は葉っぱが大きいが、まだ見頃の水芭蕉も多く、谷筋に沿って下まで続いているようだった。

登山道に入らずに、そのまま車道を歩き続ければ、手取ダム近くを通る楽ちんCコースである。


 
 林道(車道)歩き                          ここから再び登山道に入る


 
4年前よりかなり育っていた杉林                   谷沿いにあった水芭蕉群生地


間もなく新道と旧道の分岐になり、リーダーの意見に従い右手の旧道を行くことになったのだが
理由は「新しい物より古い物が良さそうな気がする」だって! 登山道は物じゃないよ~…と反論はしてみた。
予想通りの悪路で深い溝を歩くような形、うっそうとしていて残雪もあり、倒木が何本も道を塞いでいた。
人が通った形跡は全くないので、やはり廃道?…これはまた失敗かーと思っていたところ
登りで通った(旧道の)A・B分岐に出たので、途中に新道の案内板があった事を思い出し、
Aルートに少し登り返して新道の下山道に入ることができた。 やはり新道は明るくて広くて歩きやすかった。

しかし今回は下見なので、旧道と新道の両方の様子が分かり、大いに意義はあった模様 (^^)v
今回は登りでも一部旧道を使ったが、それも失敗だったと反省して、本番では新道を行く事になったようだ。


 
新道(左)と旧道(右)の分岐                    (新)登山口に下りてきた。


登山者を優しく見守る東二口の方達。


行きに道を尋ねたら 「いってらっしゃい気を付けて!」と、離れても大声で気遣ってくれたおじさん
帰りには 「鷲走ヶ岳に行ってきたの?お帰り」 と、笑顔で声をかけてくれた、それぞれ2人のお婆ちゃん
東二口集落の方達ありがとう、何だか身内みたいでホッとできて、良い感じだった (*^_^*)



コメント (9)
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立山室堂で遊ぶ…雪の大谷~室堂展望台~一ノ越

2012年06月07日 | 富山県の山

立山の雷鳥


2012/5/13(日)  立山室堂で残雪と眺望を楽しむ♪


金沢森本IC(5:20)→立山IC経由立山ケーブル駅(6:40~7:10)→立山高原バス(7:35~8:15)→
室堂(8:20)→展望台(9:45~10:10)→一ノ越山荘(11:50~12:40)→みくりが池温泉(13:40~14:20)
→雪の大谷(14:50~15:15)→高原バス(15:30)→ケーブル乗り継ぎ立山駅(16:25~16:40)→
立山IC(17:10)→金沢森本IC(18:00)


1羽だけど白い雷鳥にも会えた


今日は、予定では28名参加の医王山「読図とロープワーク訓練&ランチパーティー」の日であったが
義父の49日法事までは、何となくワイワイガヤガヤは避けたく、静かな山歩きがしたいなと考えていたところへ
不参加なら留守宅をお願いします!…という電話を頂いたのだった。 う~ん…と、やや迷ったけどお断りしたので
ちょっぴり(勝手に)背中を押して貰った気分で、密かに考えていた室堂から浄土山へ登ろう計画の実行を決意!
こしのしらやまさんのブログ情報により、もしかして白い雷鳥に会えるかも知れないと、そっちの期待も大きかった。
一人のはずだったが、急きょAさんが一緒に行くことになり、マイカーでは久々の遠出である。

7時発の一番ケーブルを目指して早めの出発!6時半には立山駅Pに着いてしまったので
余裕だね!と言いながら車の中で朝ごはんのパンを食べていたら、ちょっとしっぱい (^^ゞ
既に行列ができていて、7時発は売り切れており、7時10分発の臨時便になってしまった。
朝ごはんは乗り継ぎのバスの中で食べるべきだったかな?GWが過ぎても立山はかなりの人気で
今日は天気も良く、早く並んだ人のほとんどが、スキーやボードを抱えている若者たちだった。

今日は飛びっきりの青空となり、バスの中から見える雪山がより白く、どの山も一段と近くに見えて別世界。
雪の大谷を通り抜けて室堂に着くと、前日からの観光客やスキーヤーで賑わっていたので
一刻も早く脱出して高い所に行こうと、まずは浄土山を目標にコンパスを合わせて登り始めた。
途中から急坂となり登れそうにないので、ザックを担いだ人たちが向かっている展望台の方に方向転換!
展望台からは槍ヶ岳や穂高連峰、薬師岳や鍬崎山、その奥には白山も見えて、しかも鮮明!
期待以上の眺望だったので、これは浄土山の山頂からと同じ位の眺望だねと、ここで満足 (^^)v

展望台から少し戻って、今度は一ノ越山荘を目標に、けっこう急坂をトラバース。。。
アイゼンを付けていたので心配はなかったが、油断すると滑るので、前回の雪山訓練を思い出して
山側と谷川の足が滑りにくい方向を探りながら、色々試して、安定して歩ける角度を見つけた。
雪山訓練よりもロングコースで緊張は続いたが、一ノ越への登山道に合流してホッとする。
今回、スキーのストックを持参してきたが、やはりピッケルがあればより安心だったかなと思った。

一ノ越方面は大勢の登山者やスキーヤーが目指しており、基本的には何処でも歩けたのだが
山荘までずっと10m間隔位で棒が立ててあり、親切な登山道案内なので安心できた。
一ノ越からは雄山や浄土山に向かう人がおり、雪山の場合浄土山へはこのルートを歩くべきだったと知った。

一ノ越山荘の裏で昼休憩とし、雄山に登る人たちや、気持ち良く滑るボーダーを観察しながら過ごす!
そして下山は、立山室堂山荘前からみくりが池を一周してターミナルに戻る事とした。
池に近付くにつれ、長靴を履いた観光客の団体さんや、街歩きと何ら変わらぬ皮靴にスーツ姿の男性まで
特に注目は中国人の団体さんが実に多かった事!中国語があちこちで飛び交っていた (^^ゞ

みくりが池温泉で一休みしていたら、白い(まだら模様かな?)雷鳥がいて、
人が近くにいても全く気にするでもなく、マイペースでハイマツに顔を突っ込み何かを食べていた。
浄土山には登らなかったので、もう会えないかなと諦めていただけに、会えて嬉しかった♪

その後はターミナルに戻り、雪の大谷の一番高い壁の箇所まで往復15分程散歩してみたが
今日の展望台からの眺望が余りにも素晴らしかったので、比較すると雪の大谷に余り感動はない。
ほんの少しの高度差であの眺望に出会えるのだから、次回は頑張って雄山に登らなきゃと思った。


久しぶりに100km先まで見通せた気分!


 
ケーブルにはギュッと詰め込まれて我慢の7分間、バスに乗り換えて雪の大谷を通り抜ける。


雲上の別世界に着いた!



人混みで賑やかだったターミナルを抜けて、雲上の別世界にやって来た! ワンダフル~ \(^o^)/


  
雄山と山頂神社をアップ! 雄山に後ろ髪ひかれながら、今日は浄土山方面に向かう。              


振り返ると、眩しいとしか言いようのない美しさだ!



雄山~真砂岳~別山



室堂平が一望! 真っ白な奥大日岳と大日岳、富山湾の水平線も見えていた。



こんなに近かったのか?層ヶ岳、猫又山、毛勝山、そして剣岳の頭も見えてきた。


展望台からの眺望。。。



五色ヶ原がスパッと切れていた! いつか花の季節にここを歩いてみたい。



カシミールで山座同定。


 
野口五郎、槍ヶ岳、奥穂連峰              薬師岳、北薬師岳


 
    笠ヶ岳                     水晶岳、赤牛岳



写真では言い表せない美しさ、鍬崎山を見下ろす!その奥に白山連峰、金剛銅山、白木峰など。



白山のアップ…青の世界に浮かんでいるように見えていた。


次は一ノ越に向かう!


 
(左画像)雄山方面登山道に合流!展望台から登山道までのトラバースがスリル満点!(アイゼン必須)
(右画像)夏道は斜面化し急登なので登れなかったが、一ノ越側から登っている人を多数見かけた。


 
この時、頭上の太陽には綺麗な虹色の「日暈」                山荘手前

 
一ノ越山荘…1階の窓はまだ雪に埋まっているようで、明り取りの穴が掘られていた。



一ノ越から雄山方面を見上げる!



山荘前の眺望…遠目とは言え、燕岳から大天井岳への稜線が水平に見えており、何だか不思議。



カシミールで山座同定。



100km程先か?と思われる山も確認できる鮮明さだった。


一ノ越から下り方向!



この眺望を眼下に見ながら、室堂山荘からみくりが池を回って、ターミナルに戻ろうと予定を立てる。



下山してすぐ、左手に彩雲 (3分程で消えた)


 
        室堂山荘と室堂山         剱御前小舎と剱御前岳も確認できた。



白一色のみくりが池…この辺りから雲が増え始める。


みくりが池付近で雷鳥に出会う



白い羽毛が今にも抜け落ちそうに浮いている。


 
コンデジではなかなか上手く撮れなかった (@_@。 でも、もしや偶然にもカメラ目線?


せっかくなので、雪の大谷最高地点だけ見に行く!


 
     最高地点、本日は15m        帰路のバスより…称名の滝とハンノキ滝



報告がかなり遅れました。 m(__)m

コメント (10)
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唐松岳(2696.4m)2012GW…八方池山荘より(2)

2012年06月01日 | 長野県の山

唐松岳から下山方向と頂上山荘…足元のハイマツが氷に包まれていた。


2012/5/5(土)  唐松岳(2696.4m)氷の登山道を歩く。             
                              八方池山荘(1850m)より



ゴンドラ乗り場~唐松岳へ(登り)       唐松岳~ゴンドラ乗り場へ(下り)

 
下山では青空も増え、気持も余裕で眺望を楽しむ



唐松岳山頂からの下山方向…唐松岳頂上山荘 と 五竜岳への稜線が一望である。



下(山荘との分岐)まで下りてきて、振り返ると山頂付近が青空だった!…美しい唐松岳の見納め。。。



山荘の裏手、展望台方向に登り返す!



山荘の少し上にある展望台より…ここからは半分隠れたが右端が毛勝三山、中央が剱岳
雲に隠れているのが立山連峰と思われ、いつも富山側から見ている姿とは逆、つまり裏剱と言う事になる。


 
   展望台からの下山方向…最初は馬ノ背のような細尾根でスリル満点! 正面奥に火打、妙高。



直ぐに平坦になり振り返ると絵になる青空! 唐松岳と五竜岳が両耳のように写っている。



左手には、唐松岳と不帰嶮が間近!


雪のない好展望地で昼休憩。。。



白馬三山、小蓮華岳、乗鞍岳…


 
左手、後方と、美しい眺望を堪能しながら広い尾根を下山、五竜岳の後方に鹿島槍ヶ岳が大きく見えてきた。


 
ここからはひたすら下山に専念、と思ったけど、鹿島槍ヶ岳のツイン尾根が、その左後ろには爺ヶ岳。


スタート地点の八方池山荘に戻ってきた。


 
15時到着! 相変わらずリフトにはスキーヤーがいっぱい。


 
うさぎ平ゴンドラ前にもゲレンデにも、まだまだスキーヤーがいっぱいだった。
お風呂に向かう途中で、太陽と雲の光の芸術!(右画像車中より)何かが起こりそうな予感 (^^ゞ


と言う訳で30分後に、雷雨となったのでした。(関係があったのか無かったのか?)



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