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雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

荒船山(1423m)と御座山(2112m)…日本200名山に登る②

2024年06月29日 | 長野県の山


御座山(おぐらさん)から八ヶ岳を望む!


2015/10/24~25(土日) 荒船山(1423m)と御座山(2112m)日本200名山に登る!


10月24日(土) 金沢~内山峠~荒船山~(荒船不動へ周回)~内山峠~長者の森キャンプ場(テント泊)
<10月25日(日) 長者の森キャンプ場~御座山ピストン~長者の森キャンプ場~滝見の湯~金沢

<2日目>長者の森キャンプ場P(5:45)→登山口(6:05)→鉄塔(6:50)→白岩コース合流点(7:00)→見晴台(7:50)→
前衛峰(8:15)→避難小屋(8:50)→御座山山頂(8:55~9:40)→前衛峰(10:10)→鉄塔(11:15)→登山口(11:55)
→長者の森キャンプ場P(12:10)→テント撤収(12:40)~滝見の湯~佐久南IC(15:10)→金沢森本IC(19:30)


御座山(おぐらさん)は長野県東部の最高峰!


夜中の2時過ぎに目覚めて空を見上げたら、星が輝いていて天気予報通り秋晴れの予感 (^^♪
4時頃から炊事棟で朝食準備を始めたが、やや風もあり外は半端じゃない寒さだった!
風が通るのでフリースの上にダウンを羽織り、パン、ヨーグルト、温かいスープ、玉子焼、果物で朝食を済ませ
テント以外のものは全て車に詰め込んで、テン場からキャンプ場の(管理棟隣)大きな無料駐車場に移動した。

紅葉時期も終盤だったので、土曜日とは言ってもキャンプ場はかなり空いており、テント泊は我々のみ!
管理人さんにお願いしたところ、テントは下山後の撤収でもOKとなって、明るくなり始めると同時に出発した。
林道(車道)を歩く事10分程、中間点に4~5台の駐車スペースがあったので、途中までなら車で来ることもできたようだ。



御座山GPS軌跡…長者の森キャンプ場Pより、登り3時間10分、下り2時間30分


明るくなって出発!



御座山入口こっちの案内から歩き始めた。

御座山の登山ルートは4ヵ所あるようで、ここは長者の森ルート、看板には「村のお勧めルート」と書いてあった。

登山情報として「5月下旬から6月上旬まで、シャクナゲが見頃」「ここより約3時間半で頂上に達する」etc・・・
見た目は登山口らしくないので、駐車場から直ぐの目立つところに大きな案内板があって、迷うことなく有難い!


 
山間の日の出は遅く、画像で見ると夕方のようだ。                  キノコ岩??


20分弱の林道歩きで御座山登山口



車道&歩道を経て、間もなく木の階段から始まる登り!歩幅が合わず、階段外を歩く皆さんと私 (^^ゞ


登り始めて間もなく、強烈な朝陽が頭上の山に差し込み、紅葉の黄色と重なって黄金色に輝き始めた。
やがて大きな鉄塔の真下を潜る頃には、眩しい青空となり、終盤とは言え、見渡す紅葉も青空に映えて綺麗だった。



6時30分頃から前方の木々が黄金色に輝き始めた!



大きな(ちょ~巨大)鉄塔の下を歩く頃にはすっかり青空となった。



鉄塔の天井と青空 (^^♪



尾根上の三叉路、白岩ルートとの合流点で、尾根に上がって左が御座山との案内あり!


咲き終わったシャクナゲ畑や樹林帯をアップダウン。。。


 
振り返ると、天井にして遊んだ巨大鉄塔が眼下に!遠くに浅間山も見えた!


 
見晴台(1750m)ここからは西側の展望、八が岳などが見えていた。


 
シャクナゲの道あり、樹林帯あり、急登あり!



標高2000m近くになったら、落ち葉の数ほど?氷柱が現れた!


やがて前衛峰(1992m)



シャクナゲに囲まれた前衛峰(標高1992m)


前衛峰には三角点があり、御座山山頂まで35分との表示もあったが、そこからはゴツゴツした岩場を注意しながら下る。
後は、気持ちの良い尾根歩きとなり、木々の葉っぱがほとんど落ちているので日差しが注ぎ、見通しも良かったが
朝から吹いていた風の影響や、北側斜面の尾根であることから、日の当たらない個所での体感温度(まだ8時過ぎ)はマイナス!

指先が凍る寸前で(カメラのボタンが押せないほどとなり、もしかして一部凍っていたかも?)(>_<)。

ジンジン痛くなってきて、一度凍傷になっているのでこのままではマズいと思い、風を避けて一旦止まって頂き(3分程)
手袋を脱いで、脇などで温めてから(血液が少し流れるようになり、手袋を2枚履きにして)再スタートした。

標高を上げると、足元に霜柱が立っていて、風が強かったので木々に付いた霜が雪のように頭上から降ってきた。
登りなのに体が温まらず、早朝出発の影響もあるが、やはりこの時期(10月末)の2000m級の山である事を実感したのであった。


御座山は八ヶ岳の眺望が素晴らしい!


 
最後の急登を登り終えると立派な避難小屋があった。
(入口の扉は二重になっていて、窓も雨戸付で頑丈な造りで、まぁまぁ広い)帰路に撮った画像!

避難小屋から山頂までは直ぐだが、そこからは岩場(大きな岩の塊)となっていたので
ザックをデポして、時には両手で岩を掴みながら、山頂の表示版がある位置まで辿り着いた。
岩場と言っても登りではなく、水平に大岩が続いており、足場もしっかりしている岩なので、特に問題はない。


小屋から直ぐに山頂への岩場



この岩をよじ登ると・・・



八ヶ岳が美しい・・・



更に岩を登ると・・・一番奥に山頂のだんご標識が見えた♪



狭い (^^ゞ けど視界は、ほぼ360度良好!


 
証拠写真撮れた♪      御座山の呼び方も標高の漢字「二一一二」縦書きも、外人さんには理解不能だな!



山頂から八ヶ岳



山頂から八ヶ岳の左奥に南アルプス


八ヶ岳連峰の東面が目の前に大きく広がり、左奥には南アルプス、右奥には北アルプスも小さく見えていた。
雲一つない青空の中、アルプスの山々の眺望をゆっくり眺めながら、安定した岩場の途中で大休憩とした。

心配していた強風も、山頂付近では意外と穏やかとなり、南からの日差しも注いでホッとする暖かさ。
昼ごはんには少し早い時間だったので、それぞれが持参したお湯でコーヒーを入れて体を暖め
予定より早く到着できたこともあり、山座同定しながら写真を撮ったり、のんびり至福のおやつタイムとなった。

山頂の岩場を下りて、下山道中では日も少し高くなり、早朝程の寒さは緩和されたようであった。

高度を下げる度に、上着を脱いでいき、登山口に到着した頃には、山頂付近で見た霜も融けたであろうと思えた。
擦れ違ったのは、若者の団体を含めて3組ほど、前日の荒船山の賑わいと比較すると、意外と少なかった。


山頂近くの岩場でしばし休憩!



特等席見つける!


休憩後、少し先まで回り込む!



平行棒のような岩の集まりを先に進むと・・・



一帯が氷  のツリー(霜とエビの尻尾付き)

山頂から冒険して、岩の道をぐるっと右回りで避難小屋に出た!


そして下り。。。



ここを登ると前衛峰!



頭だけ残して落ち葉散る 



フカフカ・・・靴が埋まる程の落ち葉の量 



早朝は暗かったけど、こんなに綺麗な道だった!


 
管理棟のPに戻って、テン場のテント撤収!


下山後、簡単に食事をしてテントを撤収後は、秘湯「滝見の湯」に立ち寄り湯をして、2日分の汗を流した。
滝見の湯は何故か大賑わい、大きな駐車場もほぼ満杯!湯上りのおまけで、近くの「いぬころの滝」も見に行った。


温泉で2日分の汗を流す



滝見の湯に行く途中の車窓より御座山


 
帰路に立ち寄った「滝見の湯」                 広い庭園で滝見


帰路はずっと浅間山!



佐久南ICに向かう道中、正面に浅間山(車中より)


帰路は佐久南ICで乗ることになったのだが、古いカーナビでは反応がなく、ナビ席私のスマホマップがお役立ち!
佐久南ICから佐久北ICまでは無料区間であり、佐久ICで乗るよりも時短で料金も若干安かった。



高速に乗っても浅間山(車中より)


北陸道に入ってから、新井道の道の駅から一般道を歩いた所にある「食堂ミサ」へ、ラーメンを食べに立ち寄った。
山帰りのご褒美がラーメンはイマイチだったが、S氏が、ここのラーメンが好みで食べたいと言う事であった。
中華からイタリアンまでの食事処や、果物から鮮魚まで商店が立ち並ぶ意外な場所で、けっこうな賑わいであり
近海で取れた新鮮な魚や刺身を(業務用のような大きさもあった)意外と安く売っていて、私はアジをゲット (^^♪

金沢から御座山登山口までは長い道中だったが、天候にも恵まれ200名山2座を制覇し、無事に金沢に戻ってきた。


御座山は、長野県南佐久郡北相木村と南相木村とにまたがる山であり、
樅(もみ)栂(つが)石楠花(しゃくなげ)の原生林におおわれ、山頂は眺望良く・・・と書かれていた。

何処で見たのか記憶にないが、案内に御座山(おぐっさん)と仮名が振ってあったので、地元の呼び名かも?
朝日が射すと同時に黄金色に輝いて見えたのが、樅や栂の木だったのだろうか?
今回、晩秋なので登山者は少なかったが、シャクナゲや紅葉がピークの頃は、賑わったのだろうと思えた。
日差しの無い2000m付近では手が凍りそうになったが、だからこそあの山頂眺望に巡り合えたんだと思われる (^^♪



 荒船山(1423m)と御座山(2112m)①へ



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雪の西穂丸山(2452m)厳冬期の修業登山!

2024年06月27日 | 長野県の山


西穂だるま君が笑顔で出迎えてくれた♪


2015/2/6(日)   雪の西穂丸山(2452m)厳冬期の修業登山!
                                          ( 例会下見に参加 )
                                 
金沢森本IC(6:10)→富山C(6:45)→新穂高温泉(8:10)→しらかば平駅(8:30~50)
~ロープウェイ~西穂高口駅(9:25)→
西穂高山荘(10:55~12:00)→ 西穂丸山(12:30)→
西穂高山荘(12:50)→
迷路で遊びながら西穂高口駅(14:00)→ロープウェイ~しらかば平駅(14:35~50)
→富山IC(16:35)→金沢森本C(17:10)

 

 新雪のラッセル要員必須で10名参加 !



トイレ休憩の新穂高温泉で「北陸新幹線の開業を祝うモニュメント」発見!(開業1ヶ月前)

東京と金沢を約2時間半で結ぶ北陸新幹線が、2015年3月14日開業したので、長野から金沢までも近くなった。
今は2024年、今春3月に金沢から敦賀まで北陸新幹線が延伸開業して、更に便利になった。




新幹線の隣に北アルプス!長野らしさ満開 (^^♪


ロープウェイで一気に標高2156mへ



ロープウェイのしらかば平駅


 
下りて最初の雪景色と暗さ!出口に西穂高口駅の標高は(2156m)と書いてあった。


全員アイゼンを付けて出発!



トレース有り(^^♪ 視界無し!



 モンスターツリーの間(下)を1時間30分歩く。。。


西穂山荘の屋根が見えた (^^♪



皆さんここに来て急に急ぎ足・・・



西穂山荘と証拠写真を撮って頂く!



玄関前にでっかいだるまさんがいた!身長2.367mかも?


専門店も顔負け?の美味しさ (^^♪



ここで食べたら何でも美味しいとも言えるが、西穂山荘名物ラーメンで体も温まり、いざっ!目的地へ。。。


西穂丸山(2452m)再びアイゼンで出発!



西穂山荘の標高は(2367m)なので、丸山まで単純標高差は85mで、距離も近い。
山頂の証拠写真は撮れたが、
気温が低すぎて、この後カメラがフリーズ(電池の反応がなくなった)



温まってカメラ回復!他にもアイゼン、ピッケル持参の到着組あり!我々はもう帰る準備!


雪の回廊 周遊コースで遊ぶ♪



穂高口駅近くに来たら、迷路を通って駅に向かう通路が作ってあったので入る!



楽しく歩きながら穂高駅口に着くと言う迷路であるが、もし迷ったら乗り遅れるのか?



迷路の終点で「穂高口駅」無事発見!



「ようこそ2156m」ここが出口!入口ともいうが、登りでは遊ぶ余裕がなかった (^^ゞ


生憎の天候で眺望は無く短い雪山修行になったけど、高山に気軽に来れるのが良い。
過去に何度も訪れている(通りすがるが正しいかも?)西穂丸山なので、眺望なくても新雪歩きが堪能できた♪


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燕岳~蝶ヶ岳…表銀座縦走(4日目)

2024年06月19日 | 長野県の山


また会えた(^^♪ ゴジラの木


2015/8/18~21(火水木金) 燕岳~蝶ヶ岳縦走④
                                            中房温泉登山口より


(8/18 火) 金沢~中房温泉~燕岳(2763m)~燕山荘(泊)
(8/19 水)燕山荘~大天井岳(2922m)~常念小屋(泊)
(8/20 木)  常念小屋~常念岳(2857m)~蝶ヶ岳(2679m)~蝶ヶ岳ヒュッテ(泊) 
(8/21 金) 蝶ヶ岳ヒュッテ~三股~中房温泉~金沢



 蝶ヶ岳ヒュッテ~三股~中房温泉~金沢


<4日目>蝶ヶ岳ヒュッテ(6:50)→まめうち平(8:35)→三股(9:50)→三股P(10:05~10)→
中房温泉P(11:05)
→(中房温泉で入浴後、昼は麓の信州そばを頂いて、帰路はR41経由で金沢に帰宅 )



蝶ヶ岳ヒュッテ~三股GPS軌跡


今日はカメラの出番なし!


天気予報が外れてほしいなと、ホンのちょっぴり期待していたが予報は大当たり!(^^ゞ
朝からしとしと雨であり、最後の望みのご来光も拝めず、雨の中を三股まで下るだけの日になってしまった。

蝶ヶ岳ヒュッテの玄関には100円硬貨で使える衛星公衆電話があり、安曇野タクシーの電話番号が貼り付けてあった。
幸いドコモは圏内だったので、スマホでタクシーを予約する事ができた。(三股は圏外との情報)

ヒュッテから三股Pまでの下山予想タイムは、早くて3時間、遅くて4時間と書いてあったので、4時間後を予約!
実際には、三股下山口まで3時間、ゲートのある登山口Pまで林道を10分強歩いているので、3時間10分かかった。


朝ご飯を食べて余裕の出発!


  
昨日の朝食(常念小屋)                今朝の朝食(蝶ヶ岳ヒュッテ)


まめうち平で一息!



蝶ヶ岳直下の急下りを終えて、一息!(カッパからも解放された)
一旦雨も止んでカメラの出番!まめうち平は(標高1900m)との案内あり!



まめうち平付近はシラビソの森!ここを過ぎても、途中もう一ヶ所、急下りが待っていた。


三股登山口まで残り30分の森の中で・・・



突然現れた「ゴジラの木」・・・歯並び悪くなったんだけど、年取ったかな?雨で顔色も悪い?
以前に見た時は、三角▲の石がズラ~ッと綺麗に並んでいた気がする。



三股に近付くと、何ヶ所か登山道が整備されていた。



本沢に架かっていた、長い吊り橋を渡る。



本沢の流れは勢いがあり、かなり急流である。


橋を渡り終えると・・・


 
大きな看板に大きな文字で、河川増水時の「う回路」案内・・・雨が続く梅雨時や冬場は増水するのだろうか?
気になったら寝られないので、帰宅後、地形図で調べてみたら、う~ん、なる程~
ここから標高約100m登って、また標高約1
50m下るのかぁ~雨だったけど増水してなくて良かった~ (^^♪



そして、後はゆるゆる歩いて小さな橋を渡ると、間もなく三俣登山口だった!


三股登山口に着いた!



登山届を提出する場所のようである。(何故か車が3台止まっていた)
トイレと小さな小屋もあり、「登山相談所」と書かれていたが、人の気配なし!
更に、三股駐車場は800m先との案内あり!


 
10分強歩いて三股駐車場に着いた。               目の前にタクシー発見!

タクシー予約時間までまだ50分ほど時間があったので、待ち時間でコーヒータイムにしようと話しながら下りてきたが
何と、タクシーが既に2台待機しており、先ほど擦れ違った何組かが乗ってきたタクシーかも?と思われた。
同じ安曇野タクシーなので、予約の時間でなくても乗車OKとの事で、ロスなくスムーズに乗車できたのである (^^)v

しかも運良くと言うか良い運転手さんと言うか、さり気に事情を話したら、中房温泉まで9000円で交渉成立!
しゃくなげ荘でバスに乗り換える手間もなく、待ち時間もなく、とてもラッキーであった。
下りるときに感謝を伝えたら、また安曇野タクシーを宜しくと言われたけど、言われなくても乗りますね (^^)/



表銀座をグルッと回って戻ってきた (^^)/



中房温泉、
山荘で貰った100円割引券は使えないが)ここで入浴!

前回は有明荘のお風呂を利用したが、今回は中房温泉に入ってみることにした。
熱めと温めの露天風呂が2つあるのみだったが、トロトロつるつる、良い温泉だったと、メンバー全員の意見である。



温泉入浴後は昼ご飯!久しぶりの下界のご飯 (^^♪


ネットで調べて、松本の波多集落へ直行!


 
直売所の周りはスイカ畑オンリーだった (@_@。

既に収穫時期は過ぎたようで、売り物にならなかったであろうスイカが、どの畑にもゴロゴロしていて
ヤマバト??の餌になっている光景にビックリ  ひゃ~こんなに沢山のスイカがムダになるのなら高いはずだ
直売所でお目当てのスイカをGetできて大満足!帰りもまた、スイカゴロゴロの光景を見ながら走った。


帰宅の途中で晩御飯 (^^♪



4日間頑張ったご褒美!下界のご飯(2)



(完)


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燕岳~蝶ヶ岳…表銀座縦走(2日目-2)

2024年06月17日 | 長野県の山


常念岳(2857m)と常念小屋


2015/8/18~21(火水木金) 燕岳~蝶ヶ岳縦走②-2
                                            中房温泉登山口より

(8/18 火) 金沢~中房温泉~燕岳(2763m)~燕山荘(泊)
(8/19 水)燕山荘~大天井岳(2922m)~常念小屋(泊)
(8/20 木)  常念小屋~常念岳(2857m)~蝶ヶ岳(2679m)~蝶ヶ岳ヒュッテ(泊) 
(8/21 金)
蝶ヶ岳ヒュッテ~三股~中房温泉~金沢


 燕山荘~大天井岳(2922m)~常念小屋(泊)


<2日目>燕山荘(6:20)→大下りの頭(7:30)→喜作レリーフ(8:50)→大天荘(9:30)→大天井岳(9:40~10:00)
大天荘(10:05~11:15)→東天井岳分岐(12:00)→横通岳南肩(12:50)→常念小屋(14:00)泊


大天荘を出発!



大天荘でもゆっくり出来て、美味しいカレーで体力も戻り、アップダウンが少ない稜線歩きを楽しむ♪


大天荘を振り返る!



大天荘小屋の後ろが大天井岳!

一番左の建物は独立していて、屋根に「冬季小屋」と書かれていたので、
もしや、冬場の登山者の避難小屋になるのだろうか??



薄曇りでも槍方面は絶景!



雲に見え隠れしていた穂高連峰が、見えるようになってきた。
前穂と奥穂の間のカール・・・まだ雪渓が残っているが、あの下に紅葉時期は大賑わいの涸沢がある!



標高2800m前後の優雅な稜線歩きが続く!


ここまで沢山の花にも出会っている。


    

    
初秋の花が多い



常念岳の丸い頭が見えてきた。



東天井岳分岐(右手の尾根は廃道、通行止めとなってロープが張られていた)



分岐から少し下って常念岳方面(中央が常念岳)



横通岳(2767m)を巻いて行く!

山頂への踏み跡もあったが、山頂からだと常念小屋まで300m強の下りとなる。
小屋は標高2450m付近、どちらにしても下るが若干楽を選び、文字通り横通りさせて頂く (*^_^*)


常念小屋がもうすぐの高所で。。。



奥穂と北穂を望遠で覗く!(画像拡大で見えた)

右手正面に近付いてきていた穂高連峰・・・涸沢カールの下の方に涸沢ヒュッテの赤い屋根が見えていた。
えっ!凄い!あんな所に!北穂高岳の山頂にも、北穂高小屋の赤い屋根が見えていたので、
大っきくしたけど画像では見えないかも? 帰宅後に思い出の画像で振り返るのも、山行の楽しみの一つである♪


本日最後の下り。。。



東側の山壁にぶつかっていたガスが勢いを増して、小屋に迫ってきているのが見えた!
昨日と同じパターンなら、今夜も夕日は怪しい予感 ・・そして予感的中 (+o+)


 
一旦、木々の中を通り、抜けると小屋とテン場がドンと見えてきた。


後ろに槍穂の眺望!常念小屋に到着した。



 
常念小屋と小屋の夕食


常念小屋に到着するまで槍ヶ岳はずっと姿を見せていたが、どうやらお天気は下り坂のようであった。
同日、常念小屋に泊まった他のグループの皆さんも同じ話題であったが、我々も明日の行動予定をどうするか?
予定通り蝶ヶ岳に向かうのか?早朝に常念岳往復の後、エスケープルートで一の沢へ下山するのか?
今回は、どの小屋からもドコモのスマホは通じていたので、天気予報を考慮して悩んだ結果、行程は予定通りと決まった。

そしてここではザックの整理だけして、散歩もせずに早寝した (-_-)zzz


燕岳~蝶ヶ岳縦走③へ



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燕岳~蝶ヶ岳…表銀座縦走(2日目-1)

2024年06月16日 | 長野県の山


大天井岳山頂から槍ヶ岳方面


2015/8/18~21(火水木金) 燕岳~蝶ヶ岳縦走②-1
                                            中房温泉登山口より

(8/18 火) 金沢~中房温泉~燕岳(2763m)~燕山荘(泊)
(8/19 水)燕山荘~大天井岳(2922m)~常念小屋(泊)
(8/20 木)  常念小屋~常念岳(2857m)~蝶ヶ岳(2679m)~蝶ヶ岳ヒュッテ(泊) 
(8/21 金)
蝶ヶ岳ヒュッテ~三股~中房温泉~金沢


 燕山荘~大天井岳(2922m)~常念小屋(泊)


<2日目>燕山荘(6:20)→大下りの頭(7:30)→喜作レリーフ(8:50)→大天荘(9:30)→大天井岳(9:40~10:00)
大天荘(10:05~11:15)→東天井岳分岐(12:00)→横通岳南肩(12:50)→常念小屋(14:00)泊


 
燕山荘~大天井岳~常念小屋GPS軌跡


ご来光待機も空しく。。。


朝一番(4:30~)に朝食を済ませて、燕山荘の前で5:06分予報のご来光を待った。
早朝は雲が厚く、つかの間のご来光となり槍穂のモルゲンロートは無かったが、運よく稜線はクッキリだった。
雲上に、お茶碗をひっくり返したよな富士山や、遠方の山々のシルエットも見えていた。


 
小屋の朝食                        鑓ヶ岳


 
ご来光は分厚い雲に阻まれ、つかの間となる!


 
窓から素敵なお姉さんがにっこり(^^) また会いに来ます♪・・・小、中、大、メガ 


右手側に槍ヶ岳を従えて大天井岳に向かう!


本日は常念小屋までなので、昼は大天荘名物 「インディアンカレーランチ1200円」 を食べる予定としていて、
長い稜線歩きで、槍ヶ岳が一番近く(正面)に見えていた大天井岳と大天荘で、ゆっくり過ごす事ができて大満足(^^♪



燕岳見納め!



雲上カフェ・・・お世話になりました(^^♪



槍ヶ岳に向かって(るつもりで)GO 


今回の山行目的は、燕岳から蝶ヶ岳までの縦走だけど、ここから頑張れば1泊でも槍ヶ岳まで行けるようだ!
秘境を開削し、それを可能にした人物が後ほど出会う(大天井岳手前のレリーフに刻まれていた)小林喜作さんである。
私の場合、レリーフに興味を持ちこの人物は誰?と思うところから、人物像と山の歴史を知るのである (^^♪


薄曇りでも稜線クッキリ!



今から目指す大天井岳(左ピーク)まで、眺望良好!



歩く予定の手前の尾根と、槍~南岳、北穂高岳アップ!



左のパックリ割れた岩の間を通り抜ける!・・・と、カエル岩が現れる!



う~ん・・・どれ??
6年前は通り抜けた割れた岩の事だと思っていて、カエルに見えないなぁと思っていたから(^^ゞ



雲海に浮かぶ。。。



黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳・・・と思われる。

 
やがて。。。



大下りの道標!



大天井岳までの稜線一望だったが、大下りの始まり!100mの急下りと登り返し!



鞍部は風の通り道・・・高山で健気に生きてます!



大天井岳が近くなる!


大天井岳手前の切通岩!



ここは唯一の鎖場、鎖とハシゴを下りて・・・



直ぐに登りの階段!右手の岩壁に喜作新道と書かれたレリーフがあった。


槍ヶ岳方面と常念岳方面の分岐!



常念岳方面(大天荘)に向かう!



分岐から、歩いてきた尾根と燕岳方面を振り返る!上り下りした鎖場とハシゴも確認できた。


分岐から大天荘は近い!30分弱の歩き。



大天井岳を巻くようにトラバース道があり、後400m、300m、200m、100m、カウントダウンの案内がある。
分岐からの直登は無かったような気がするので、一旦小屋に行く必要がある。




大天荘到着!


大天荘から大天井岳山頂へ向かう!



10分弱の登り!大天井岳山頂から槍ヶ岳方面!喜作新道はどれだろう?


 
手のひらサイズの槍で遊ぶ                       山頂祠



山頂から燕岳方面!

山頂から見ると登山道らしき岩の道があり、急で危険を覚悟ならここから槍ヶ岳分岐近くへ下りられるかも?

と思ったが、見た感じ実際は、大天荘からの往復が一番安全な登山道である。急がば回れ!


 
小屋に戻って大休憩、大天荘名物 「インディアンカレーランチ1200円」を頂く。



燕岳~蝶ヶ岳縦走②-2へ


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燕岳~蝶ヶ岳…表銀座縦走(1日目)

2024年06月15日 | 長野県の山


燕岳のイルカ岩


2015/8/18~21(火水木金) 燕岳~蝶ヶ岳縦走①
                                            中房温泉登山口より

今回の山旅はちょっと迷いが多かった!…と言っても道迷いではなく、登山口までと下山口からの移動の経路などである。

① 2泊3日か3泊4日か?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昨年までの縦走ではちょっと無理をして長時間歩いていたが、槍穂のパノラマを見ながらのんびり稜線歩きを選択!
メンバーの意見を纏めると、どうしても泊まりたいのが燕山荘と蝶ヶ岳ヒュッテだった事もあり、山小屋3泊とした。

② 下山口~登山口への移動手段はどうするか?車は1台である。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しゃくなげ荘を起点に公共のバスで中房温泉まで、下山口の三股~しゃくなげ荘までタクシー移動が一番良いと考えたが
1番バス(発5:20-6:05着)に乗る為には、前日夜発で車中仮眠か前泊が必要であり、2番バスは3時間後だったので
待ち時間など中途半端!…結論は、到着して自由に出発でき、時間に無駄がない中房温泉Pに車を止めることになった。
帰りは時間に余裕ができそうなので、三股~しゃくなげ荘はタクシー、しゃくなげ荘~中房温泉はバス移動とした。

③ 大型台風が二つ迫っていて出発日は?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
当初の予定17日出発を18日に変更したが、エスケープルートの案も計画し、1日くらいの雨は覚悟である (^^ゞ



燕岳~蝶ヶ岳縦走ルート予定図(歩いたGPSではなく、歩く予定の自筆です)

(8/18 火) 金沢~中房温泉~燕岳(2763m)~燕山荘(泊)
(8/19 水)燕山荘~大天井岳(2922m)~常念小屋(泊)
(8/20 木)  常念小屋~常念岳(2857m)~蝶ヶ岳(2679m)~蝶ヶ岳ヒュッテ(泊) 
(8/21 金)
蝶ヶ岳ヒュッテ~三股~中房温泉~金沢


金沢~
中房温泉~燕岳(2763m)~燕山荘(泊)

<1日目>金沢東IC(3:15)→糸魚川IC(4:40)→中房温泉P(7:20~50)→登山口(8:10)→第一ベンチ(8:50)→
第二ベンチ(9:30)→第三ベンチ(10:15)→富士見ベンチ(11:00)→合戦小屋(11:40~昼休憩~12:50)→
三角点(13:10)→燕山荘(14:00~宿泊手続き~35)→燕岳山頂(15:15~40)→燕山荘(16:25)泊



中房温泉~燕岳(実際に歩いたGPS軌跡)


6年ぶりにイルカに会いにやってきた (^^♪ 燕岳初登頂は2009/8月


町営Pに車を止めて、懐かしい中房温泉(標高1462m)ここから出発!  


 
第二ベンチ手前で滑車発見!多分スイカの運搬だ 


マザサの道を過ぎると、しっかり踏み固められた広い登山道が続くが、なかなか急登である。
第一ベンチ(水場案内あり)第二、第三、富士見ベンチと名前通り長~いベンチがあり、ちょっと休憩には有難い!
第一ベンチから燕山荘まで4.5km、第二から3.8km・・全てに案内があり、全行程5.5km中の位置が把握できた。


合戦小屋でいつもの2倍のんびり昼休憩!


 
北アルプス3大急登の一つと言われる合戦尾根を登り切って、他の皆さんもここで大休憩のようだった。
合戦小屋は(2350m)燕山荘まで約1.7km、1時間30分!・・・この看板と美味しいスイカで活力戻った (^^♪



 
食前のデザート (^^ゞ 到着直ぐに「16/1個」頂いて、合戦小屋と記念撮影も (^^♪


合戦の頭に三角点あり!


 
三角点

トウヤクリンドウやアザミ、初秋の花を愛でながら合戦小屋から20分弱で、砂山のような広場に三角点があった。
ここでの案内版は、燕岳まで2.3kmと言うものだった!つまり、燕山荘から燕岳山頂まで約1kmなのである。
ここにも長いベンチがあり、ゆっくりして行ってね!と言う雰囲気だったが、小屋で十二分に休んだので、タッチして通り過ぎる。


花崗岩と砂地のような登山道


 
この後、右手に見える山の山頂に、燕山荘が小さく見えていた。



山荘直下は階段で整備されていた。正面にテン場が見えたら左手が燕山荘だ!


14時に燕山荘に到着した!


 
まず目が行くのは燕岳と槍ヶ岳!



古代の神殿跡地のような雰囲気の階段を上がって行く!


なかなか宿泊手続きが出来ない (^^ゞ



ここは雲上のテラス。。。テラスでしばし眺望を楽しむ♪



テラスからの槍ヶ岳!



テラスからのテン場と燕岳

北アルプスの女王、燕岳山頂へ。。。



東側は終始ガスが迫っていた。



高山植物の女王「コマクサ」がポツポツ咲いていた。



イルカとのツーショット実現 (^^♪

前回は青空(快晴)だったこともあり、花崗岩の白い砂浜に波間からイルカが飛び出してきたように見えていて感動!
以来6年間、私のPCのデスクトップ画像はお気に入りのイルカ岩が独占 一度も浮気無し (*^^*)

ちなみに、文章だけ書いて長い間ブログアップをほったらかしだったから、今は2024年6月である。

古いPCは既に壊れたけど、新しいPCにも画像を引き継ぎ、デスクトップは今もイルカ岩!(何と!15年一途な私である)



王宮への階段のような岩!これ、穴二つだからメガネ岩だった!



美しい。。。



山頂手前にも「コマクサ」



花崗岩の階段を登ると山頂!



燕岳頂上(2763m)より北方面

奥は国土地理院地図に表記はないが、巷では北燕岳と言われるようだ!



山頂から燕山荘と大天井岳のアップ!


 
北アルプスの女王燕岳山頂で、女王の椅子を見つけた!            雲上に立つクラーク像 (^^ゞ

いつもの例会では皆さんの後姿などをひたすら撮って、クラブのHPを担当しているのだが、
今回は個人山行であり、時間設定を余裕で組んだ事もあり、記念となる自分の画像をいっぱい撮って貰えた (^^♪


そしてそして、山荘に戻る途中でブロッケン現象現る!!



背中に太陽!前方にガス・・・太陽が西に傾き始めたことにより好条件となった!


花を愛でながら優雅に散策!


    

    



イルカ岩とコマクサ


女王気分で王宮に戻る (^^♪


 
白い窓枠にえんじ系の色合いが高級感!


 
ビール・ワイン・おつまみ・おでん、メニュー豊富!                    小屋の夕食


尾根の東側に迫っていたガスが、とうとう燕山荘の頭上を越えて、本日の夕日は見られずだった (+o+)

今回2度目に会えたイルカ岩は、曇り空で槍も半分見え隠れ、コマクサも沢山咲いていたが、見頃を過ぎてやや終盤!
代わりに山頂付近で見頃だったのは、トリカブトやトウヤクリンドウなど、お盆を過ぎたら秋の雰囲気漂う燕岳であった。

合戦小屋のスイカを今回も楽しみにしていて、値段は変わらず「8/1切れ800円」思わず計算…丸1個は6400円だ (^^ゞ
甘くて水分が多くてとても美味しく、帰りには下原スイカに拘って本物を求め、松本の波多集落まで行き、産直買い!
それそれが丸ごと1個買って帰った!( 優2Lの大きさで1800円だったが、遠回りした甲斐ありで美味しかった!)



燕岳~蝶ヶ岳縦走②-1へ



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紅葉の涸沢と槍ヶ岳~南岳縦走…氷河公園経由で下山③

2024年06月13日 | 長野県の山


氷河公園のナナカマド越しに槍ヶ岳を撮る!


2015/10/3~5日(土日月) 紅葉の涸沢と、槍ヶ岳~南岳縦走③


10月3日(土) 紅葉の涸沢往復(横尾でテント泊)
10月4日(日) 槍沢~槍ヶ岳登頂と大喰岳~中岳~南岳縦走(南岳小屋泊)
<10月5日(月) 南岳~氷河公園(天狗池)経由で上高地へ下山


<3日目> 南岳小屋(6:55)→稜線上の天狗原分岐(7:15)→天狗池(8:40~55 小休憩 )→天狗原分岐(9:25)→
槍沢大曲り(9:55)→ババ平キャンプ場(10:15)→槍沢ロッジ(10:50)→横尾(12:00~13:00 昼食)→
徳沢(13:50~14:05)→上高地(15:25)→バス(15:50発 )→アカンダナP(16:25)
(入浴)→金沢(19:35)

 

槍ヶ岳(3180m)大喰岳(3101m)中岳(3084m)南岳(3033m)
3000m越え4座制覇!


 
10月に入ると「秋晴れ」と言う言葉をよく使う! 爽やかで清々しい一日が思い浮かぶが、それは下界の話だと思い知る!
小屋情報では、南岳小屋は標高3000m(ピッタシ?)今朝の目覚めで、想像の遥かに上を行く寒さが待っていたのである!

昨日は大喰岳辺りで槍を見ながら、のんびりコーヒータイムでもすれば良かったなぁ・・・(^^♪ と、今更思うが
寒すぎてジッとしていられなかったと言うのが実情であり、10月に歩く3000m級の山々は、装備も含めて決して侮れない!


氷点下の中、南岳小屋を出発!



朝起きて、期待薄の日の出チェックにと外の様子を見に行ったら、足元の石が・・・


   
朝ご飯はちゃんと頂きました(^^♪


待機して遅い出発としたが、ガスは晴れず!


 
南岳小屋を出て、隣のテン場を覗くと360度、視界無し!



凍り付いた南岳山頂を通り過ぎる。。。



山頂から先もガス、ガス、ガス・・・人は歩いていたがほぼ見えない!


南岳から10分ほど歩くと。。。



右手側に光が射す!が、間もなく消えた (+o+)


稜線上の天狗原分岐案内を見つける!



このガスの中を直進して下れ!と、看板の矢印が言っている。・・えっ!・・・


ここで若干待機!



しばらく待機していたら、下る方向の尾根が見えてきて、登山者も何組か集まって来た。



痩せた岩尾根の鎖場を下る!・・右に大きく伸びているのは横尾尾根!



次はハシゴ・・・35段! 小屋に書いてあった!数えてないです (^^ゞ



鎖とハシゴを下りて振り返る!



眼下には本谷右俣カール!巨大野球場のような雰囲気、中央に雪のベースもある (^^ゞ


遭難!3歩ほど手前 (^^ゞ



メンバー3人が覗いていたキケン場所、この後、突入してしまった!

前の単独男性に釣られてメンバー二人下りたら、頭上から「違いますよ」の声が聞こえた!あわわっ・・・
鎖もハシゴも足場もない岩場の急下りだったので、うっそ~ここ??・・と言いつつ、K さんに続き私も下りた人 (^^ゞ
これだけ足場の悪い岩下りが続くと、こんな箇所も有りかな~と、変な錯覚をしてしまうのが怖いところ!
私は3m程しか下りてなかったけど、まさかの登り返しが難儀だった!( 実際は左の尾根直進のち左手に下る )

先頭の単独男性、遭難はこうして起こるのかも?の教訓!・・・考えずに着いて行った我々も同様かも?



気が付いたら青空!



緊張の岩下りを終えて左を見ると、両手を広げる槍! 槍ヶ岳山荘も、殺生ヒュッテも見えてきた。



実際はこんな感じで、手長槍!



この先、突き当りにある中央の大きな岩辺りが「 天狗のコル、標高2700m 」のようだった。
コルから左に、カールをトラバースするように下りて行く( この先、右に伸びる横尾尾根は冬季ルートで、進入禁止)



下りて来ても大岩ゴロゴロ・・・岩に書かれた白いペンキの○と→を頼りに歩く!



前方にようやく鮮やかな秋の気配が・・・氷河公園だ!
ここまでの地形、カール(氷河圏谷)やモレーン(氷河堆積堤)などの氷河地形が連続するところ!とのこと。


天狗池が視界に入る!



天狗のコルから、標高150m位下りてきた!天狗池は標高2524mだと、小屋に書いてあった。



天狗池・・・毎年お盆頃までは雪で埋まっているらしい。なごりの雪があった。



天狗池と逆さ槍!

本日の逆さ槍ベストショットだけどイマイチだった!天敵は雲と風 (^^ゞ

標高を下げて青空も見えてきて、真冬から一気に秋に戻り、暖かくなった気分で上着を脱いで片付ける。
ここでは15分ほど休憩したが、南岳や北穂高岳、穂高連峰方面は終始ガスの中だった!



槍ヶ岳に別れを告げて。。。



ナナカマドの真っ赤な湯船に浸かる槍! 槍ヶ岳を撮った最後の画像となる (^^)/


そしてここから槍沢の紅葉三昧で、上高地に戻る!


    

    

    
クリック拡大!
 


氷河公園過ぎた辺りからすっかり青空になったが、上高地に着いた頃は曇り空になっていた。
河童橋からの穂高連峰も山頂はガスっているように見えた。山の天気は運任せ (^^ゞ


本日の歩行距離( 約 21km )歩行時間( 約8時間30分 休憩含む )
横尾から上高地まで、疲れた足で流石に長かったが、紅葉と槍三昧の3日間だった。


( 完 )


 

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紅葉の涸沢と槍ヶ岳~南岳縦走…氷河公園経由で下山②-2

2024年06月12日 | 長野県の山


大喰岳(3101m)直下から、右手を伸ばす槍!(3180m)と、肩に乗っかる槍ヶ岳山荘(3080m)


2015/10/3~5日(土日月) 紅葉の涸沢と、槍ヶ岳~南岳縦走②-2


10月3日(土) 紅葉の涸沢往復(横尾でテント泊)
10月4日(日) 槍沢~槍ヶ岳登頂と大喰岳~中岳~南岳縦走(南岳小屋泊)
10月5日(月) 南岳~氷河公園(天狗池)経由で上高地へ下山


<2日目-②>横尾大橋(4:50)→槍沢ロッジ(6:15~55)→赤沢岩小屋(7:25)→槍沢大曲り(7:55)→
天狗原分岐(8:50)→殺生分岐(10:25)→槍ヶ岳山荘(11:05~30 昼休憩 )→槍ヶ岳山頂(11:55~12:05)→
槍ヶ岳山荘(12:20~30)→大喰岳(13:00)→中岳(13:40)→南岳(15:00)→南岳小屋(15:10~宿泊 )


槍ヶ岳(3180m)大喰岳(3101m)中岳(3084m)南岳(3033m)
3000m越え4座制覇!




槍ヶ岳に別れを告げて南岳に向かう道中で、何度槍ヶ岳を振り返った事か!小屋で撮った最初の振り返りの一枚!


 
小屋から出発!アップダウンは何度もあったけど、標高差が少ないので、低山登りより気楽かも?
眺望良好!穂高近辺の稜線でも歩いた様な、岩の登山道の先が大喰岳だった。


大喰岳(3101m)登頂!



大喰岳から槍ヶ岳



尖り頭の巨人槍! 山荘と槍ヶ岳の絵になるコンビはここで見納め!


 
大喰岳での一枚!                  足場は岩の登山道が続く


10月の3000m級の稜線は寒かった!フリースにカッパの重ね着で、暖かいフードも必須!



前方にガスが迫る!



若干下って、中岳へ登り返す!



大岩に架かる二つのハシゴを乗り越えると。。。



後ろは絶景!大喰岳の後ろで、槍が見送っていた!


中岳(3084m)登頂!



そして直ぐに中岳山頂!360度絶景だけど、何故か目が行くのはこの眺望(^^♪



ガスがやや薄くなって穂高連峰が顔を出す!稜線は南北に繋がっているけど、どれだけ遠いかが伺える!



ここから先はやや穏やかな稜線に見えた!残り1時間強の歩きが待っている!



後方に、中岳、大喰岳、槍ヶ岳、見る場所で形を変える槍が気になってしょうがない (^^♪



一番奥のピークが南岳!



むむむ・・・前方に大岩が!登山道はあるのか?



スリル満点の岩越えだった!



そしてゴロゴロ岩下り!



岩下りを終えて、最後の振り返り!ここからの槍が一番尖って見える!けど、小さくなったなぁ (^^ゞ


 
南岳山頂を捉える!                   山頂手前で「かき氷 」イチゴ味かな (^^♪


本日の最終目的地、南岳(3033m)登頂!



槍は大きく見えたけど、後ろはガスって来たので、ようやく諦めて大天井岳方面を撮る!



けどやっぱり撮っていた (^^ゞ・・・南岳からの槍ヶ岳!ガスも出て日差しもない!


本日のお宿が見えたので足が弾む!



南岳小屋は山頂直下!お宿を見つけて一気に駆け降りる!・・・5分で到着した。


  
この先は大キレットで、北穂高へと続く。正面左、ガスに巻かれているが北穂高岳がドンと見えていた。
標高3000mのこの場所は開けていて、小屋の横にキャンプ指定地もあった。(5張り確認)



15時過ぎには到着できて、余裕で寛ぐ!


 
南岳小屋のギャラリー( 私としては絵心が騒ぐ!いつか、こんな絵を描くぞ!)


食後は夕日鑑賞!


 
(16:57)眼下は雲海で埋まり西の空が薄っすらオレンジ色になってきた。そして夕食後・・・



雲海に沈む美しい夕日!( 17:29~39まで10分間 )最後の一粒まで見入っていた (^^♪
これ画像なのに、今見たらメッチャ眩しいんだけど( サングラス何処?)カメラの腕上がったかな (*^_^*)



小屋からの北穂高岳、ちょっぴり焼けた!


本日の歩行距離( 約15km )、歩行時間( 約10時間20分 休憩含む )
 


紅葉の涸沢と、槍ヶ岳~南岳縦走③へ



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紅葉の涸沢と槍ヶ岳~南岳縦走…氷河公園経由で下山②-1

2024年06月11日 | 長野県の山


槍ヶ岳山頂より眼下、南岳への稜線と槍ヶ岳山荘


2015/10/3~5日(土日月) 紅葉の涸沢と、槍ヶ岳~南岳縦走②-1


10月3日(土) 紅葉の涸沢往復(横尾でテント泊)
<10月4日(日) 槍沢~槍ヶ岳登頂と大喰岳~中岳~南岳縦走(南岳小屋泊)
10月5日(月) 南岳~氷河公園(天狗池)経由で上高地へ下山


<2日目-①>横尾大橋(4:50)→槍沢ロッジ(6:15~55)→赤沢岩小屋(7:25)→槍沢大曲り(7:55)→
天狗原分岐(8:50)→殺生分岐(10:25)→槍ヶ岳山荘(11:05~30 昼休憩 )→槍ヶ岳山頂(11:55~12:05)→
槍ヶ岳山荘(12:20~30)→大喰岳(13:00)→中岳(13:40)→南岳(15:00)→南岳山荘(15:10~宿泊 )


槍ヶ岳(3180m)大喰岳(3101m)中岳(3084m)南岳(3033m)
3000m越え4座制覇!



夜明け前の薄暗い中、横尾山荘のテン場をヘッデンで出発した!…間もなくライトなしで歩ける明るさに!
梓川沿いの道中で、雲の切れ間からの日差しで前方の山が黄金色に輝いたが、朝の天気は薄曇りだった。


 
一の俣谷、二の俣谷の支流を越えて、槍沢沿いで6時頃に黄金の山が現れる!


槍沢ロッヂで朝ご飯休憩!


 
槍沢ロッヂの外テーブルをお借りして、朝ご飯を兼ねた大休憩で鋭気を養う(^^ゞ(ここにはヘリポートもあった)
槍沢ロッヂ(ジではなくヂだった)には、横尾から4km、槍ヶ岳まで5.9kmとの案内あり!


テント泊もできるババ平!


 
槍沢ロッヂから900m先に、赤沢岩小屋(岩に扉?どこでもドア?)と、ババ平テン場がある。


ババ平を過ぎて、標高2000m辺りから急激に紅葉が鮮やかさを増し、やや日差しも射して来た!
天狗原分岐辺りまでは標高差も少なく、紅葉を愛でながら歩く事ができたが、昨日の涸沢には+華やかさがあった気がする(^^ゞ


 
日差しが届かないので画像では暗いが、紅葉はピークを迎えていた。



次第に梓川の源流に近付いて行く。。。



前方、山の方はガスっていた。



天狗原分岐…明日は天狗池経由でここに下りてくる予定だ!



紅葉ロードのルンルン歩き。。。青空も増えてきた!


 
ここを登り切って1分後!・・・・・穂先が見えた



槍ヶ岳山荘の赤い屋根も見えてきた!



後方眼下に殺生ヒュッテの赤い屋根と、ヒュッテの頭上にヒュッテ大槍! 


 
槍ヶ岳山荘


山荘にザックをデポして、いざっ!


11時頃の到着だったので、昨日の宿泊者は既に下山、今日の宿泊者は未到着のようで、意外と静かだった。
我々グループ4人中1人は小屋で待機するとの事で、3人で登り始めて、山頂5~6分と下りもほぼ貸切だった(^^♪



ここに辿り着くまで長い行程だったが、ここからが槍ヶ岳登山!と言う感じだ (^^ゞ カメラを片付けて準備OK!


ついに!3180mの頂に立つ!


数年前に槍ヶ岳目的として小屋一泊で来たが、宿泊手続き中に靴の盗難と言うトラブルに巻き込まれ登頂できなかった!
翌朝、早起きして登頂をしたのだが、山頂はガスの中で眺望は全く見えなかった(+o+)

その時の悔しい思いもあり、やっと!ついにリベンジ出来た(^^)v・・・と喜んでいる私だったが、あらら~?
Kさん、Nさん、最早そそくさと下山を開始していた!(槍ヶ岳は何度も登っていて、山頂ご来光も拝んだ超ベテランのお二人)
皆さんが最初のハシゴを下りている間に、山頂眺望を急いでパシャパシャっと(私の得意技)で数枚撮った(^^♪
そしてそして、名残惜しくも後ろを着いて行き、登りよりも下りが危険と、Kさんの足場アドバイスを聞きながら下りた。



槍ヶ岳山頂祠・・・Nさんに証拠写真を撮って頂く!



最初に確認したのは、本日の第二目的地である南岳方面!穂高連峰は雲の中だった。



槍ヶ岳山頂より東鎌尾根方面、燕岳や大天井岳も一望できた!



西鎌尾根方面・・・黒部五郎、三俣蓮華岳、鷲羽岳 etc



上から見ると巨大な山荘だ!奥は折戸岳、笠ヶ岳方面



一応、山頂にあった二等三角点!地面に埋設、風化したのか撫でられ過ぎなのか?すり減っていた(^^ゞ


下山道が見えない急下り!



小屋との標高差100m


 
垂直降下のジェットコースター気分!・・・楽しんでいる余裕はあったんだけど(^^♪ やはり緊張して下りた。


感動の尾を引きつつ、南岳に出発する!



槍ヶ岳を出発してから望遠で撮ってみた!垂直壁に張り付く人々と山頂に立つ人・・・



紅葉の涸沢と、槍ヶ岳~南岳縦走②-2へ


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紅葉の涸沢と槍ヶ岳~南岳縦走…氷河公園経由で下山①

2024年06月09日 | 長野県の山


涸沢の紅葉とテント群!


2015/10/3~5日(土日月) 紅葉の涸沢と槍ヶ岳~南岳縦走①


<10月3日(土) 紅葉の涸沢往復(横尾でテント泊)
10月4日(日) 槍沢~槍ヶ岳登頂と大喰岳~中岳~南岳縦走(南岳小屋泊)
10月5日(月) 南岳~氷河公園(天狗池)経由で上高地へ下山


<1日目> 金沢(4:00)→福光IC(4:30)→飛騨清美IC(5:10)→あかんだなP(6:00)→バス発(6:20)→
上高地バスターミナル(6:55)→登山口(7:05)→明神(7:50)→徳沢(8:35)→横尾(9:30~10:00)
涸沢ヒュッテ(12:30~13:40)→横尾テン場(15:45~)テント泊



3日間のGPS軌跡


涸沢の紅葉は当たり年!


天気が良いとジッとしていられないメンバーKさんの提案で、槍が岳~南岳への稜線漫歩が決まった!
上高地からのこの山域、秋に人気の涸沢の紅葉は見逃せない!初日は横尾でテント泊、2日目は南岳小屋泊の計画である。

早朝から賑わいを見せる河童橋を過ぎて、横尾までは長い長い道のりだったが、青空と梓川の流れと秋風が心地よく
上高地、明神、徳沢・・・左手に、間近に見える見覚えのある山々に目が行き、横尾では人の多さに、先に目が行く!


 
上高地バスターミナルから焼岳                  河童橋から穂高


 
明神から明神岳                    徳沢から穂高の稜線


 
横尾山荘前                       横尾のテン場でテント設営!


テント設営後に横尾大橋から出発!



横尾大橋…正面に屏風の頭、左肩に北穂高岳



横尾大橋の河原で休憩する人達・・・



横尾谷を振り返る!



紅葉ロードを歩く①














涸沢ヒュッテ展望テラスにお邪魔する!



展望テラスより涸沢岳・北岳


 
テラスは人でいっぱい!                 眼下はテントでいっぱい!


涸沢小屋まで周回して横尾に戻る!


  
横尾山荘に戻ってきた!静か~( ^^ゞ             今日のお宿に辿り着いた!


本日歩いた距離( 約22km )歩いた時間( 約8時間40分!休憩含む )


紅葉の涸沢と槍ヶ岳~南岳縦走②-1へ



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針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳②

2024年05月29日 | 長野県の山


朝露が可愛い・・・蓮華岳のコマクサ


2017/8/4~5(金土)針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳②


<1日目   扇沢~針ノ木雪渓~針ノ木小屋(峠 2536m)まで
<2日目 蓮華岳(2799m)・針ノ木岳(2821m)
ピストン~針ノ木雪渓~扇沢


<2日目-①>針ノ木小屋(4:45)→蓮華岳(6:00~05)→針ノ木小屋(7:00~35)→針ノ木岳(8:30~50)→
針ノ木小屋(9:30~10:00)→雪渓入口(11:00~15)→雪渓終わり(12:20)→大沢小屋(13:00~35)
→ヘリポート(14:35)→扇沢駅(15:05)→市営P(15:20~40)→薬師の湯(16:00~17:00)→
金沢森本IC(19:55)→観法寺P(20:00)


針ノ木岳と蓮華岳をそれぞれ往復してから下山の予定が・・・


朝4時に、皆さんより一足早くスマホの目覚ましで静かに起きて、トイレと洗面を済ませて戻ってきたら
リーダーが集まってくれと言うので、まだ寝ていたN氏とNさんは慌てて飛び起きたようである(^^ゞ

何と!「集中豪雨の予報が出たので、針ノ木岳と蓮華岳、どちらか一方を登って早めに下山しないと、
沢が溢れて帰宅できなくなる・・・希望はどちらですか?多数決で決めます!」とまぁこんな話を始めたのである。

私が昨夜スマホでチェックした最終予報では、台風5号は奄美大島の東170キロ沖に停滞中で本州にまだ影響はなく、
富山県には晴れ予報も出ていて、県境なのでちょっと期待、大町のピンポイント予報も曇りだったので、
ちょっと信じがたい話、一方的過ぎてゆっくり考えている暇もなく、全員で同じ行動をしようと言う話であった。

最初から蓮華岳に誘導された雰囲気だったが、結果3対2で蓮華岳、小屋の朝食は5時半から7時までだったので、
中途半端に時間を過ごすより朝食前に出発した方が良いのでは?と言う事になり、慌てて準備(^^ゞ
日焼け止めだけ急いで塗って、昨夜のうちに準備(整理)しておいたサブザックを持って、急いで玄関に出た!


時計を見たら4時45分、しかも空は良い天気の予感!


昨夕はガスで見えなかった小屋からの眺望もクッキリで、ここからでも富士山が見える。
事前に調べておいた8月5日の日の出予想は4時49分だったが、既に薄明るくなっておりヘッデンいらず!

 


急登を10分程登って、針ノ木小屋を見下ろす!


 
岩場の登山道を越えると、森林限界の優雅な登山道で一気に眺望も広がる。


 
5時過ぎ頃から山が輝き始める!

急登を登り終えて5時を少し回った頃、後ろの針ノ木岳を見ると、若干焼けて淡いモルゲンロートの雰囲気だった(^^♪
稜線に出ると正面は一面雲海、もう少し早い到着ならご来光も拝めたのだが、何せ急な行動なので仕方ない。


 
目指す蓮華岳山頂が見えてきた!              花を愛でながらの歩き・・



山頂手前でも、足元の岩間にコマクサ群生!



5:40分頃、早朝なので朝露付きコマクサ!


 
イワギキョウ                      タテヤマリンドウ


花越しに名山、撮ってみた(^^ゞ



ミヤマキンバイ群生と爺ヶ岳、奥中央は鹿島槍ヶ岳!



タテヤマリンドウと立山連峰、剱岳!



コマクサと針ノ木岳、スバリ岳!



コマクサ軍団と槍ヶ岳!


道中も山頂からの眺望も素晴らしかった!


蓮華岳への稜線上には、やや花は遅かったが「コマクサ」が咲き乱れており、数の多さは今までで一番かも?
眺望も素晴らしかった!右手側には北アルプスの面々、奥には八ヶ岳と南アルプスに囲まれ雲に浮かぶ富士山がずっと見えていた。
後方には間近に針ノ木岳とスバリ岳、赤沢岳、そして登るにつれ大きく頭を出す、剱岳と立山連峰!
左手側には爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、白馬岳などが見えており、昨日の苦労も吹っ飛ぶ、素晴らしい眺望が待っていたのだ。



蓮華岳山頂の祠



立山連峰と剱岳



槍ヶ岳と穂高連峰



雲海に頭を出す富士山


途中の稜線の眺望が素晴らしかったので、山頂では長居せず早々に下山開始!



(6:05分)下山開始…前方左奥に見えるのは薬師岳!



(6:13分)稜線漫歩の下山。。。


 
小屋に戻ったら、昨夜は売り切れていたビールが山積みになっていました(^^ゞ


この後、思わぬ展開に!


小屋の朝食は7時まで、全く慌てる様子もなくマイペースで下りていく先頭のリーダーにゆるゆると付いて行く!
7時を少し(数分)回ったが、我々を含めて二組、小屋のスタッフは文句も言わず気持ち良く笑顔で迎えて下さり、有難かった。

そして朝食を食べながら、今回のサブリーダーN氏がついに発言!
「お天気は快晴になり、集中豪雨の予報はないようなので、予定通り針ノ木岳にも行けるのでは?」

隣で相槌を打つ私(^^♪・・・「それなら行きたい人だけ行って来てください」と即答のリーダーだった。
リーダーを含めて既に2人は何度か山頂を踏んでおり、Sさんは下りの足が心配なので、結局3人は行かないとの事!
私とN氏の2人で行く事になったのであるが、この天気で断念していたら、絶対に悔いが残るところであった。
すっかり諦めていただけに、(3人は残るので)顔には出せないが、心はルンルンの私だった(^^♪

 

針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳③へ

 

 

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針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳①

2024年05月28日 | 長野県の山


針ノ木雪渓を歩く・・・


2017/8/4~5(金土) 針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳①


<1日目   扇沢~針ノ木雪渓~針ノ木小屋(峠 2536m)まで
<2日目 蓮華岳(2798.7m)・針ノ木岳(2536m)
ピストン~針ノ木雪渓~扇沢

<1日目> 観法寺P(5:05)→小矢部IC(5:30)→糸魚川IC(6:35)→市営駐車場(8:25~35)→扇沢駅(8:45)→
登山口(9:00)→針ノ木自然遊歩道入口(9:30)→大沢小屋(10:35~10:55)→針ノ木雪渓入口(11:45)
→<途中の岩場で昼休憩>→雪渓終点(14:00)→レンゲ沢(14:15)→針ノ木小屋(15:40)



針ノ木岳GPS軌跡・・・雪渓に入った箇所で電波切れ!小屋から蓮華岳は取り忘れ (+o+)
雪渓は刻々と変化しているので、その年の残雪や歩いた日付により距離も違ってくる。
簡易アイゼン使用(6本爪2人/4本爪3人)今回は昼休憩を挟んで、約2時間(ゆっくり)の雪渓歩きとなった。


蓮華岳のコマクサと針ノ木岳眼下の黒部湖に感動!


日本三大雪渓「白馬大雪渓・剱沢雪渓・針ノ木雪渓」の一つ、唯一未踏だった「針ノ木雪渓」を歩いてきた。

気象庁により、東北と北陸の梅雨明け(2017年)は、例年より遅い8月2日と発表された。
大型台風5号が奄美大島から少し離れた海上付近に停滞しており、3日前(8/1)の予報とリーダー判断で一旦中止となったが
2日前には、まぁまぁの天気予報に変わった為、予定通り8/4~5日の一泊二日(参加者5名で)行く事となったのである。

金沢出発時、いつものように金沢森本ICに一旦入ったのだが、料金所を過ぎてから富山方面が事故で通行止めと知った。
一旦下りて下道を走り、小矢部ICから高速に乗ることに・・・遠出の場合は特に予期せぬ出来事が起こるものだ(*‘ω‘ *)
到着後も扇沢駅付近で若干引き返し、見つけた無料の市営駐車場は満車で(上の有料駐車場12時間1000円)も覚悟したが、
本来駐車場ではないが、邪魔にならない通路ギリギリの位置に、(無理やり?)何とか止められてホッとした!


市営駐車場から本格登山口まで約1時間の歩き。。。


 
無料の市営駐車場                    扇沢駅前を通過して


 
登山口に見えたけど両方違った!


 
迷路みたいに4回車道に出て、6つ目の入口がやっと本格登山口!(右画像看板のところ)


 
ガレ場ありザレ場ありだったが、大沢小屋まで緩い登りの登山道である。

扇沢駅の奥が最初の登山口 、一般車両通行止めの車道を4回横切り、登山が始まったとは思えない雰囲気から始まるが
車道の左手に広いヘリポートがある「針ノ木自然遊歩道」と書かれた案内板のある入口から、本格的な登山道に入っていく。
小さな沢を3回ほど渡る箇所もあったが、大沢小屋までの約1時間は、標高差200m程の緩い登りであった。


大沢小屋に到着!


 
「苔沢の名水コーヒーでしばしの休憩を(500円)山の喫茶室 大沢」…喫茶R子のコーヒーあるから素通り(^^ゞ
R子さん、いつも山で皆のコーヒーを入れてくれて、真夏はアイスコーヒーも!本当に美味しいのです!




長野県大町市出身の登山家で北アルプス開拓の先駆者「百瀬慎太郎」のレリーフ

百瀬慎太郎は「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」と詠った山岳家、詩人で、大町對山館館主でもありました。
大正6年ごろから針ノ木岳周辺の登山の普及に努め、大正末から昭和初期にかけて大沢小屋、針ノ木小屋を開設しました。
今、大沢小屋脇の岩盤にそのレリーフが埋め込まれています。・・・市川内科医院ブログより引用しました。


大沢小屋から30分、いよいよ雪渓が見えてきた!


大沢小屋では最初の大休憩!元気になって小屋から30分程歩いた所で、左手側の眼下にいよいよ雪渓が見えてきた。
雪渓と並行して夏道を更に20分ほど、途中には滑りやすい岩場などもあったので、なる程、早く雪渓に入れた方が楽である。
前を歩いていた4人グループの女性1人が、雪渓に入る前の岩場で転落したらしく、数メートル下の雪上で顔面から血を流している姿が見えた。
「救急隊を呼びましょうか?大丈夫ですか?」と上から声を掛けていたのだが、何とか大丈夫のようだった。
その後、針ノ木小屋では出会わなかったので、このグループは登頂を諦めて下山したようである。




ロープはあったが、ツルツル大岩の滑り台を下りる!



ここから雪渓に入ったような踏み後はあったが、危険と思われる赤い印もあり、踏み抜けそうで断念!



何処から入ろうか?



雪の厚さを確認して、ここをよじ登る!


 
前方!                          後方!

標高1800mを過ぎた辺りで雪渓に入ると冷たい風が吹き、それまで掻いていた汗が一気に引くほど急激に寒くなった!
雪渓はストックも刺さらないほど固い氷の塊、持参した簡易アイゼン(4本爪)を付け上着を羽織って歩き始めたが
良く見ないと前を歩く人の足跡も分からない程であり、一歩一歩確かめながら滑らないように歩いた。



下山してくる人の足元を見ると、8~10本爪アイゼンを履いている人もいたので、持参できればその方が望ましいようだ!
今回下りでは若干雪が緩み、トレースもハッキリしていたので助かったが、運悪く凍っている場合はアイゼンが頼りになる。
最初は視界も鮮明だったが徐々にガスが湧きだし、大きな岩もゴロゴロしている中、こいのぼりの旗を目印に歩く。



夏道に入るとお花畑が待っていた。(雪渓を振り返る)


 
雪渓が終わり夏道に入るとしばらくはお花畑、小さな沢渡りも2回ほどあったが、峠までザレ場の急登である。


針ノ木小屋(針ノ木峠 2536m)に到着!


 n
階段の先、ガスの中に小屋のシルエット!・・・針ノ木峠に針ノ木小屋あり!


視界があれば20分ほど手前からでも針ノ木小屋は見えるらしいが、ガスが濃い為直前まで小屋は見えず
自分たちの到着予定(15:30)より15分程遅れただけだったが、出発が9時の我々は他の皆さんより到着が遅かったようである。
小屋での夕食は3回に分けられていて、17時~・17時40分~・18時20分~の3回、我々は当然最後の3回目となった。

当初の計画では金沢発が4:10分だったが、直前のリーダー判断で1時間遅れの5:10分発に変更になった。
小屋泊の場合、遅くても15時頃には小屋に入れる計画が望ましいと私は思っているのだが、どうだろう?

夕食が遅い時間だったので、小屋の外で喫茶R子さんのコーヒータイム、本当はビールで乾杯と行きたかったが
な・な・何と!ビールは売り切れ!物資を積んだヘリが来ていたが、ガスで地表が見えず引き返したのだと聞いた!
翌朝に来ていたヘリを見て知ったのだが、小屋横の狭い場所にホバリングをしながら物資を下ろす予定のようだった。
ヘリも命がけで来ているのだから、山でのビールや飲み物が少々高くても、仕方のない事なんだと改めて実感(^^ゞ



コーヒータイムの間に薄っすら現れた!今日はこれが精いっぱいの眺望(^^ゞ


 
お布団一枚に枕が二つ!つまり・・・             夕食メインはサバ煮込み


到着が遅かったので、一番奥の10畳に20名、つまり「一つの布団で2人寝て下さい」と告げられ案内されたが
夕食の時に、10名になったので一人が一つの布団でOKですと言われ、一同大喜び(^^♪
団体のキャンセルがあったのかも?予定より人が少なかったようで、とにかく大の字で寝られるのでラッキーだった!
針ノ木小屋は100人収容、溢れる分は遅い到着順で折り返して、最初は2人で一つの布団と言う計算だったようだが
良く見ると空き部屋が一つあり、我々の部屋から数人が移動したので、この事からもやはり早い到着が懸命のようだ!



裏手にテントが3張り!



夕食後に外を見たら、ガスが切れて姿を見せたのはスバリ岳か?


針ノ木小屋はまさに峠!細い堤防のような地形を上手く利用して建てられていた。
斜面を覗くと、テントも3張りあったので、稜線歩きを楽しむのだろうか?

小屋の消灯は9時だったが、同室の新潟5人組は8時前には静かになり就寝!我々は8時半頃就寝 (-_-)zzz


 針ノ木雪渓から針ノ木岳・蓮華岳②へ


 

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焼岳北峰(標高は2393mか?2444.3mか?)

2016年06月25日 | 長野県の山

焼岳最高峰の南峰(2455.4m)と火口湖


2016/6/19(日)  焼岳北峰(標高2393m?2444.3m?)


金沢森本IC(4:55)→富山IC(7:00)→焼岳登山口(7:20~40)→
焼岳山頂(10:50~11:20)
→焼岳登山口(13:20~40)


地形図を見ると、焼岳南峰の標高を示す位置が山頂よりズレているのが気になり調べてみた。
結論は、南峰の標高は地形図には書かれていないが、2444.3mが正解のようであった。

Wikipedia より ――――――――――――――――――――――――――――――――――

南峰には国土地理院の標高2,455.4mの二等三角点がおかれ、
これが焼岳の最高点だが、岩が崩れやすく登攀禁止になっている。

北峰には西側山腹に硫黄の噴出を伴う噴気口が現在も活動中であり、
標高点は置かれていないが登山道はここを目指して通っており独標が置かれている。
この独標が示す標高は、実は爆裂火口の北縁の小さな岩峰に置かれた2,393mの標高点であり、
北峰山頂からは北西に約200m離れている。北峰は実際にはこの標高より50mほど高く、
国土地理院が刊行している火山基本図では、北峰の標高は2,444.3 mとされている。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―――――


天気予報では夜まで崩れないはずだったが・・・


クラブの例会下見山行に誘って頂き5人で焼岳へ、私にとっては3度目の登頂となる焼岳である。
焼岳への初登頂は富山の仲間と、同じ新中ノ湯ルートで7年前、、そして記憶に新しいのは3年前、
上高地から奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳に登頂し、焼岳経由で新中ノ湯ルートを下山した時である。 

今回のメンバーは足並み揃ったのんびり歩きの4人と、一人だけ飛び抜けて健脚のYさん・・・
最初の30分程は気を使って皆とゆっくり歩いてくれていたが、心拍数が上がらないと歩いた気がしないと言うので
それじゃあと提案したのが、マイペースで先に行って頂き、焼岳経由の焼岳小屋ピストンである。

後に聞いたタイムによると、のんびり派の4人は焼岳山頂まで登り3時間10分、健脚Yさんは2時間だった!
焼岳を踏んで更に小屋まで下って25分、小屋で5分休憩して焼岳直下までの登りが50分だったそうである。
11:30頃に焼岳直下で合流、Yさんのタイムも凄いが、まだまだ余裕の姿にもビックリ!

私の2歩がYさんの1歩だねぇ・・・と言ったら「いやそんなことはない・・・」と返ってきたので、
えっ私の3歩がYさんの1歩?・・・と、冗談を返したつもりだったが、考えてみたらこれが正解だったかも(^^ゞ
焼岳小屋の標高は2090mなので、焼岳の単純標高差800m+私達より余分に往復で600mである。
焼岳に登ってきたと言う印象より、今回はこちらの方が強烈な記憶となってしまった(*'ω'*)

肝心な登山の話に戻すと、今日は午前中晴れ予報で午後は曇り、夜遅くに雨となっていたが
朝から曇りで日差しはほとんどなく、登山口の標高が既に1600mあったので涼しい風もあり登り易かった。
ところが、山頂に着いて昼休憩中に、急に雲が湧いて槍ヶ岳や穂高連峰も雲の中となり
見上げると頭上に雨雲らしき黒い雲が張り出してきて、天気予報よりもかなり早い崩れであった。

下山後すぐにポツポツ来た雨も、半ば過ぎからは本格的に振り出し、カッパ(上着)と傘の出番の下り
岩も木のハシゴも滑るので、急ぎ足ながらも慎重に・・・やはり梅雨の天気だと言える。

焼岳は100名山でもあり人気の山である!ピークには早い6月でも土日の登山者は多かった。
平湯からバスで来たと言う数名のグループもいて、山頂人口もかなり多かった。
新中ノ湯コース登山口の20台ほどの駐車場はほぼ満車で路肩にも数台止めてあり、本日は30台ほど。
我々は7:30頃の到着だったため止めることができたが、ピーク時の遅い到着の土日は駐車がヤバそうであり
10人以上の団体や遅い到着の場合は、バスかタクシーの利用も視野に入れた方が良さそうな登山口かと思う。



焼岳南峰GPS軌跡


 
新中ノ湯ルート登山口Pは20台+路肩に10台ほど止められるが、朝7:30到着で既に23台あった。  登山口↑


 
8kgのお子さま+5kgの荷物を背負った健脚パパ…初めて見たおんぶできる一体型ザック!
こんなのがあるのかぁ、我々をさっさと追い越して消えた・・・ちなみに写真の許可は頂きました(^^ゞ



2020m付近の広場…噴煙の上がる焼岳と極端に色が違って、手前の新緑が美しかった。


 
 ツマトリソウ                    ゴゼンタチバナ



振り返ると霞沢岳と穂高連峰



緑が美しい笹原・・・目指すは中央に見えるあの噴煙!



霞沢岳が大きく全容を現す!


 
岩のザレ場になってきたが、コイワカガミが群生していた。



稜線手前…あと一息!



稜線て前からの焼岳北峰をアップで・・・


 
新芽が目立つ…アオノツガザクラも群生していた。



振り返ると乗鞍岳…薄っすらだったが御嶽山も雲の上に浮かんでいた。



3年前より噴煙が大きくなったような気がする。



稜線より焼岳南峰と火口湖



火口湖



右回して北峰へ



ちょっと擦れ違い困難なザレた岩場



山頂直下より穂高連峰と槍ヶ岳…右眼下には梓川と河童橋



北峰山頂へ



北風だったのでまだ助かったが、硫黄の匂いはかなり凄かった!



いつもは行列の山頂手前の岩場が登りは楽々…下りではやはり行列になった。



山頂より東方向…北峰山頂と間違えて東のピークに行った人たち(間違えたと聞こえてきたので)


 
山頂から焼岳小屋…Yさんは今頃何処を歩いているのか?       山頂より槍穂高


 
山頂人口は40人くらい…昼食の途中で、あっという間に雲が湧いてきた。

本当にあっという間の急変!穂高も槍も一気に雲に隠れてしまい、焼岳南峰も霞んできた。
登りでは汗を搔いたが、山頂は体感温度5度くらい、冷たい風もあり手袋を脱ぐと手が凍えそうだった。
お天気で急激に様子が一変する!これが標高2500mの怖さである!
我々が下ろうとしている時に到着してきたグループも数組、山頂でまだ昼休憩中も大勢いた。

 下りはカメラバックをリュックに仕舞ったので、画像は撮れなかった。

本日は荒島岳に登った仲間も午後は雨だったとか、白山に登った仲間も午後は雨だったとか…
福井でも石川でも、ここ岐阜と長野でも、天気予報が外れて早めに崩れたようであった。



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荒船山(1423m)と御座山(2112m)…日本200名山に登る①

2015年10月26日 | 長野県の山

荒船山…落ち葉が舞い散る登山道。。。


2015/10/24~25(土日) 荒船山(1423m)と御座山(2112m)日本200名山に登る!


<10月24日(土) 金沢~内山峠~荒船山~(荒船不動へ周回)~内山峠~長者の森キャンプ場(テン泊)
10月25日(日) 長者の森キャンプ場~御座山ピストン~長者の森キャンプ場~滝見の湯~金沢

<1日目>金沢森本IC(4:00)→佐久IC(7:20)→内山峠(8:05~15)→艫岩展望台(9:45~55)→
経塚山山頂(10:30~11:15)→星尾峠(11:20)→荒船不動(11:55)→内山峠(13:05~10)
→長者の森キャンプ場(14:45~テント泊)


巨大船か鯨か?特異な山容が人気の「荒船山」


荒船山は群馬県と長野県に跨る、標高1423mの山で、日本200名山である。

200名山を目指す2人を含むメンバー4名、秋の夜長の4時出発は、早朝と言うより真夜中の雰囲気である。
上信越自動車道の佐久ICで下車、R254内山隧道の手前より旧道に入り、内山峠の駐車場に着いた。
平坦な頂上部と切り立った崖のある山容が、荒波を割って進む船を思わせることから「荒船山」だそうである。

内山峠は群馬県と長野県の県境の峠で、荒船山も県境の山であるが、R254からは船の形に見えなかった。
山容が船のように見えるポイントは、いったいどの辺りだったのか? 気になったが今回は見ることができなかった。

 20台ほどスペースがある駐車場の奥が、内山峠からの登山口であり、山頂まで3.3kmとの案内があった。

まずは船の船尾にあたる艫岩(ともいわ)を目指す!途中、木の階段や滑ると危険な岩場(一部ロープあり)もあったが、
苔生した大岩付近からは比較的歩き易い、落ち葉のサクサク登山道、紅葉には少し遅かったようである。

艫岩展望台には丸い方位盤があり、本来なら近くに浅間山や妙義山、遠くに北アルプスが望めるようだったが
残念ながらこの日は、春霞のようなボンヤリした眺望で、かろうじて浅間山がボンヤリ見えたのみ(@_@。
しかし、高さが200mの切り立った眼下の迫力は凄い!過去に、漫画クレヨンしんちゃんの作者が転落死しているので
「艫岩で転落死亡事故が発生しました!注意してください。」との書き込み(張り紙)が多く目についた!

艫岩からの30分程の歩きは船の甲板、全くの水平道で静寂な雑木林、ハイキングと言うのに相応しい散歩道。。。
南北約2km、東西約400m、その中央を歩くようで、崖っぷちかと想像していただけに、ちょっと拍子抜け(^^ゞ
途中ひっそりとした笹原の中に、昭和初期に地元の人達によって建てられたと言う石碑があったので見に行く。

平坦な甲板が過ぎると標高100m程は最後の登り、いよいよ船の船首(行塚山の山頂)である。
山頂からの眺望は、八ヶ岳や兜岩山と書かれていたが、やはりこの日はボンヤリ確認できたのみであった。

山頂でゆっくり昼休憩後、周回コースを選択して、星山峠経由で荒船不動尊へ下山した。
登りで味わったスリル感は全くなく、平凡な下山道であったが、風が吹くたびに落ち葉のシャワーを浴びた!
散ったばかりの色鮮やかな落ち葉で、登山道や山肌が秋色に染まり、特にカラマツの(葉?)は雨のように降ってきた。

不動尊Pを過ぎてから村の中を通る車道歩き、R245トンネル手前から内山峠までの登り約30分は、やや疲れたかな(^^ゞ
(下りにはもう登りたくないよ!コンクリート歩きも苦手と言う方には、内山峠ピストンの選択をお勧めです。)

P245、帰路の途中にあった相立温泉に寄ってみたが、日帰り温泉も民宿も今はクローズだった!
ネットの情報は古くて間違っていても削除されないことが多く、当てにして行くとガッカリすることが多々ある。

キャンプ場に少しでも早く到着したかった事や、他の日帰り温泉は少し離れていたので、この日のお風呂は諦めた!
北相木村の長者の森キャンプ場まで、車で約1時間30分で到着し、テントを張って早めの夕食後は早めの就寝。。。



荒船山GPS軌跡…登り2時間15分、周回下り(内山峠まで)1時間50分(一周約12km)



内山峠駐車場奥(登山口)からスタート、最初は穏やかな登山道



登山口にあった案内版の一部を拡大


 
       随所に案内あり!                 逆光になったが、船の船尾が見えた。


 
途中岩場もあり、左手側が切れていて柵があった。            終盤だが紅葉もまだ残っていた。



大岩の下で小休憩。。。黄色いのはコケ?



正面に艫岩(ともいわ)らしきものが見えてきた。



これが船の船尾?


 
一杯水の案内版と「一杯水」…橋を下りないと飲めないようで(5~6歩だけど)面倒で諦めた(^^ゞ


 
木の階段、柵、岩場はロープなどで、左側に滑り落ちないようになっていたが、雨なら岩は滑りそうだった!



急登を登り切ると、後は広い散歩道の水平道が続く。。。



艫岩手前の展望台(船尾の端)



ギリギリで下を覗き、垂直に切れた高さ200mの影を写してみた…船尾の影か?(^^ゞ



船尾の端は艫岩(もう一つの端)まで水平に続いていた。



艫岩展望台手前にある古い休憩施設…改修工事が延期されたと書いてあった。



艫岩展望台と方位盤…至る所に転落死亡事故発生の告知があったが、落ちるような雰囲気ではなかった。



艫岩展望台からの眺望!この日は全体的に霞んでおり、浅間山は薄っすら見えたのみであった。


 
船の甲板歩き。。。左右何処までも広く、まるで草原の散歩道を歩いているようで快適だった。


  
途中にあった石碑…入口の案内より2~3分程入った場所にあった。



柔らかい日差しが注ぎ、黄金の散歩道となっていた。



やがて星尾峠との分岐、ここからは最後の急登を登って、いよいよ船の船首(行塚山1423mピーク)へ
帰路はここまで戻って、荒船不動尊へ下山の予定である。


 
山頂(行塚山)は細長い尾根上で狭い。                     祠と三角点があった。


 
船首の先にも(下りの別ルート?)登山道が続いていたようだった。
木々が高くて眺望はイマイチ、ロウソク岩だけ間近に見えていたが、霞でやはりここでもボンヤリだった。


星尾峠に戻って荒船不動尊へ下山。。。



星尾峠からは比較的穏やかな下山道で、標高を下げると紅葉もまだまだ綺麗だった。



場所によっては落ち葉をラッセルしながら?登山靴が隠れる位(散ったばかりの鮮やかな)落ち葉道
山肌一面がカラフルで、風が吹くと目の前にヒラヒラ(大量に)舞い落ち、メルヘンチックな登山道であった。
特にシラビソ林では、細長い葉が真っ直ぐに落ちてくるので、「シラビソの雨・落ち葉のシャワー」…♪♪♪


 
沢の渡渉あり、この辺りから車も走れそうな林道となる。(右手の沢は工事中だった)
        

 
広い敷地の荒船不動尊


 
荒船不動尊登山口P…車は3台ほど止めてあったが、チームで2台あれば車道歩きは避けられそう(^^ゞ


 
橋を渡ると民家が立ち並ぶ                     一旦R254を歩く


 
トンネルの少し手前で旧道に入る。 (トンネルのすぐ手前に舗装のない林道が見えたが道ではなかった)
ちょっと誤算?は、ここからの歩きは峠まで登りだと言う事!…で、ヒッチハイクしたい気分で最後はちと疲れた(>_<)

内山峠Pに戻ってみると、朝には5~6台だったが何と満車で、手前や奥の路駐も多く、4~50台ほどに増えていた。
我々石川Noも珍しいようだったが、群馬、長野以外の県外車も多く、戦艦の山容に惹き付けられるのだろうか?
登ってみると、船のイメージは全く感じられなかったが、船に見えたあの山に登ったと言う満足感は残る。
散ったばかりの落ち葉の山肌も綺麗だったが、紅葉のピーク時はもっと美しかっただろうと思えた。


長者の森キャンプ場に向かう。。。


移動の車中から見えていた(明日登る予定の)御座山…あの岩ゴツゴツが山頂か?


 
長者の森キャンプ場管理棟、右は宿泊棟のコテージと思われる。(オートテント場やロッジもある)
敷地内は団体が数組来てもビクともしないほど広大で、子供の遊び場も完備、夏休みは賑わったであろう。


 
1張り1030円のテン場だったが、空いているので道路に車の横付けOKと言われた。
(右画像)隣にトイレ棟ありの広い炊事棟も、この日は我々の貸し切りだった。

オートテント場は1区画3600円だったので、お蔭で2張りで2060円と、安く上がってラッキーだった。
ちなみに管理棟は、管理人さんがいない間は閉まっており、夕方は17時までのようだった。
早朝のトイレも使用不可で(鍵がかかっていた)コテージの後ろに鍵の開いているトイレがあった。
余計な話だがが、受付時にゴミ袋を2枚渡され、分別して置いて行って良いとの事(コテージ横にゴミ置き場)
管理の行き届いた、明るくて広くて綺麗なキャンプ場で、またいつか縁があれば利用したいものである。

 

荒船山(1423m)と御座山(2112m)②へ



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十石山(2525m)…白骨温泉登山口より

2014年10月24日 | 長野県の山

十石山展望台より…槍・穂高連峰


2014/10/18(土)  十石山 (じゅっこくやま 2525m)
                                   白骨温泉登山口より


金沢森本IC(5:30)→飛騨清美IC(6:30)→平湯料金所(7:30)→登山口P(7:55~8:10)→避難小屋(11:40)
→展望台(11:45~12:30)→山頂三角点(12:40)→避難小屋(12:45)→登山口(15:15~20)
~白骨温泉<日帰り入浴 15:30~16:15>~飛騨清美IC(18:00)→金沢森本IC(19:00)


十石山展望台で360度の眺望を満喫!


石川県勤労者山岳連盟の会間交流登山(2014年度はKHC担当)は、小春日和のお天気に恵まれ、
各会より総勢25名参加で車5台に分乗し、白骨温泉登山口より十石山(標高2525m)に登って来た。

今回は白骨温泉からのピストンであったが、夏のメインルートは、乗鞍スカイラインの大丹生岳下部からで
平湯温泉スキー場から金山岩への尾根を登るコースもあり、四季折々、ピストン以外でも楽しめそうな山である♪

スッと伸びたカラマツ林から、朝日に輝く広葉樹の森、ダケカンバ、白樺、シラビソの森、笹原の平坦な登山道など
ほとんど遠望のない樹林帯歩きではあるが、変化に富んだ木々を眺めながら少しづつ高度を上げて行く。
やがて右手の樹林越しに霞沢岳が見えてきて、更に高度を上げると木々の間に、噴火している御岳山も見えた。

足元は歩き安かった落ち葉の登山道から、日の当たらないぬかるんだ登山道へと変わり、
時には3cm程の霜柱をサクッと踏みしめながら歩く事もあって、こちらもある意味変化に富んでいたかも?
粘土質の足場、特に急登の下りでは、ツルっと滑りそうになる事数回、尻もちを突いて転んだ方も数名目撃(^^ゞ
刈り払われたクマザサに足を取られて、谷川に滑り落ちかけた方もいたので、いつもながら下りは慎重さを要する。

森林限界を過ぎてからは眺望が開け、霞沢岳が大きく顔を出し、前穂高岳や八ヶ岳連峰、中央アルプス
そして薄っすらではあるが南アルプスの後ろに、何と富士山の白い頭も見えたのである!

途中での休憩も十分に取って、樹林帯や眺望を楽しみながら約3時間半で、十石峠避難小屋に到着した。

展望台到着は11:45分頃であったが、雲は上がらず待っていてくれたようで、穂高連峰や槍ヶ岳、笠ヶ岳は頭に雲
意外と間近に見えていたのは、噴火もクッキリ見えた焼岳、そしてやや白く冠雪していた乗鞍岳、
乗鞍岳の右横に見えるはずの白山だけは、残念ながら全体が雲に覆われていて、姿を見る事はできなかった。

展望台で360度の眺望を楽しんだ後は、熱々のメッタ汁を皆で美味しく頂き、体も温まった。

ところが、小屋を挟んで乗鞍岳が見える方向へ5~6分の場所にある、十石山の二等三角点を見に行こうとした頃から
ガスが湧きだし、少しの間ではあるが見る見る眺望を隠し、この時の体感温度は氷点下となったのである。
10月も中旬を過ぎると、標高の高い山での天気の変化には要注意である事を、改めて噛みしめた。
夏用の薄い手袋しか持参していなかったので、万一に備えて冬用の予備も必要だったと反省(-_-;)

十石山…さて何と読むのが正しいのか? 「じっこくやま」 「じゅっこくやま」 などと書かれているのを目にしたが
たまたま登山道中で(避難小屋でも)お会いした地元の方は、「じゅっこくやま」と発言したように聞こえた。
今日が十石峠避難小屋の小屋仕舞いで、皆で宿泊して片付けるらしく、大きなザックを担いだ数名の方である。

小屋の中を覗かせて頂いたが、噂通り広くて綺麗で、炊事道具の鍋やフライパン(炭火&ガス)も置かれていた。
途中で笹狩り作業をしている方もいて、地元有志の方々の手入れが行き届き、特に愛する山なのだと伝わってくる。

展望台では山座同定などして頂き、下山時には小屋前で私達団体を見送って下さっていたので、
たまたま私と目があった方に、「眺望良かったです♪ お世話になりました~」と挨拶をしたら、
いきなり 「何故十石山と言う名前なのか?この山からは10の国の山が見渡せるからです」と話してくれた。

なる程~でも私が読んだ名前の由来とはちょっと違うんだけど、由来はいっぱあって、それぞれに意味がありそうだ!
日本山岳ルーツ大辞典には、「山麓の街道を通って、毎日10石の米が運ばれたことによる」と書いてあるらしく、
十石山は十石峠とも言われたので、その名残として山頂の避難小屋は「十石峠避難小屋」と言う名前なのだとか。

このまま小屋にお泊まりして、地元の方達と色々語りあうのも良いな~と思ったけど、そんな訳にはいかず(^^ゞ

避難小屋から下りようとした頃にガスは徐々に消え、歩くと暑くて、夏場と同じシャツ一枚に衣服調整!
登りとはまた違って見えた広葉樹の森では、午後の日差しで輝く紅葉の写真をいっぱい撮りながら、下山してきた。

下山後は早速白濁の温泉に!せっかくの白骨温泉なので、帰りの温泉 も楽しみの一つであった(^^)v



山旅ロガーGPS軌跡…登山口標高約1460m ( 山頂2525mとの単純標高差1065m位 )
往復歩行距離10.2km、往復タイム約7時間8分 (休憩含む)


 
登山口…車道S字カーブの左手にP10台程スペースあり!  十石峠小屋の右手(北)広場が展望台である。


 
安房峠平湯料金所から見えていた笠ヶ岳の山容はカッコ良い…。


登山口Pは既に標高1460mである。



この写真は下山してきた時の駐車場と登山口の位置関係、仲間同士の車は詰めて駐車が良いかも。


 
白樺やダケカンバの森…足元はフカフカの枯れ葉が覆い歩き易い。。。


 
青空に紅葉が映える…やがてはシラビソの森


 
この辺りまではウッドチップを敷き詰めたような、歩き易い登山道であった。


 
標高2000mを過ぎた頃、遠くに噴火している御岳山が見え、足元には所々霜柱が見られるようになってきた。



木々の間にチラチラ見えてきていた霞沢岳は、標高2200mを過ぎると右後方に大きく見えて来た。
中央は尾根上の2553mピークであり、霞沢岳は左奥に見えるピーク(標高2646m)である。



やがては見通しのよい笹原の登山道となり、後方の眺望が大きく開けた。
蓼科山と八ヶ岳連峰、中央アルプス、南アルプスのシルエットが雲海に浮かんでいた。



山頂直下では後方の眺望が素晴らしくて、思わず足が止まってしまう(^^ゞ



後、ひと踏ん張り…夏はお花畑となる山頂付近、今は草紅葉と言うより枯草であった。


避難小屋に到着した!



外見はかなり大きい、山頂直下の小屋の存在は、そこにあるだけでホッとする。



左手前に4畳半程の個室あり、右手前は炊事場、ポリバケツに飲料水もあると書かれていた。
高山植物が咲く頃シュラフ持参で、のんびりと山頂散策やご来光を見るのも良いかなー(^^ゞ



小屋をグルッと左に巻いて小屋裏広場から展望台(右手の笹原ピーク)へ



小屋裏広場から十石山三角点のある山頂が見えている(中央ピーク辺り)


展望台は360度の眺望!



穂高連峰と左肩に槍ヶ岳~野口五郎・水晶岳・双六岳・抜戸岳などの稜線、左手前は焼岳



焼岳と白谷山…笠ヶ岳はちょうど頭が雲に隠れていた。



霞沢岳…後ろには横通岳、常念岳や蝶ヶ岳の頭



冠雪の乗鞍岳…摩利支点岳~剣ヶ峰まで一望


二等三角点を見に山頂へ。。。


 
大きく切り立っている西側ギリギリの登山道、振り返ると急激にガスが湧き、穂高の眺望を一気に隠した。



前日に降った数センチの雪と笹に埋もれ、ひっそりとした狭い場所にあった山頂三角点


下山時、標高1700m~1500m付近の紅葉



終わりがけではあったが、ダケカンバが美しかった。



標高1500m付近には広葉樹が多く、特に午後の日差しで映えていた。



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