標高2300mの雪山にて、予想気温は氷点下20度!!
見た目よりずっと深刻な凍傷!( 特に薬指(画像左)と人差し指の先 )
スキーを楽しむ為、標高2300mの山頂ヒュッテに泊まり、
早朝6時50分~7時30分までの約40分間、
御来光の写真を撮ろうと、ヒュッテ近くのビュースポットに出掛けた!
外は晴れの予感はあったものの、風がヒューヒュー唸っていたので
もちろん完全防備だったが、余りの予想外の美しさに夢中になり、
ついついカメラを扱いにくい分厚い手袋を右手だけ脱いで、素手でシャッターを押し続けていた!
そんなに夢中になる程の画像はいったい何だ?と言う方の為に、ここに2枚程貼り付けておく。
ちなみに、この時のスキーのブログ は凍傷が落ち着いた頃、後にアップしました。
朝日に染まる北アルプスと樹氷
指先が凍るような冷たさに気付いてはいたが、まさかこうなるとは…^^;
1日目……早朝の写真撮影からヒュッテに戻り、さぁ朝ご飯を食べよう!としたら…
あれっ?指先がジンジン痛くて、お箸もしばらく持てない状態!
その後、この日は指の痛さを気にしつつもガンガン滑り、
快晴となった青空の下で、快適スキーを一日満喫 した(^.^)v
夕方近く、帰路の車の中では暖まった指が熱を持ち、まるで火傷を負ったようにチクチク痛み
冷したらいいのか?温めたらいいのか?マッサージが良いのか?しもやけか?
と色々考えながら、そのうち治るだろうと安易に考えていたのだが
自宅に戻り、一日たっても痛さに変化はなく、凍傷だったと判明した!
前日の早朝、山麓での気温はマイナス15度だったと聞いていた。
夏山でも標高が100m上がるごとに、気温は0.6度下がる!と言う原則から考えて
標高2300mでの早朝気温は、やはりマイナス18度~20度だったと予想できる!
今更気付いても遅いのだが、自宅の冷凍室はマイナス18度だ!
冷凍室に入れたお肉が、40分後にどうなっているか?それはもうカチカチに凍っているはず^^;
わっ!なんて無茶なことをしてしまったんだろう (>_<)
凍傷とは、最悪の場合、指が腐ってミイラのようになりポロポロと落ちるらしく
凍傷で足や手の指を切断したと言う登山家が、沢山いる事を知った!
2日目……軽症の治療法として、まずは40~42度のお湯に浸けて、凍った血管を解凍するとのこと。
自宅に戻り、遅いながらも実行してみたが、お湯に浸けた瞬間10秒位は激痛が走った(>_<)
お湯が冷めたら、入れ直して浸けるの繰り返しで、その度に激痛が走り
本当にこれでいいのだろうか?と思いつつ素人治療をしながら、激痛を我慢して涙・涙の30分…
上の写真は、凍傷になってから2日後に撮った画像である。
3日目……見た目に余り変化はなく、赤く腫れてずっと微熱も発していて、
お風呂での激痛も若干弱くなった程度で、まだまだ耐えがたい痛さで
水腫れっぽい腫れも引かず、表面はやや硬くなり、何かに触れた時の感覚も戻らない。
毎朝夜の洗顔やシャンプーと、食器洗いがとっても不便で (*_*;
皮膚科に行こうかとも考えたが、自分の自然治癒力を信じて見守る日々^^;
と言いつつも不安なんだけど…
4日目……微熱は相変わらずで、更に腫れが大きくなってきた!
爪側が腫れてきたのか?爪と皮膚の間が水腫れしてきたようで、若干透明に見え
爪が押されてパンパンになり、何もしなくてもズキズキ痛む (>_<)
5日目……真夜中に激痛が走り目が覚める!
爪の色が半透明赤紫に変化してきて、更に張れて剥がれそうなほどのツッパリ感!
表面の赤みはやや引いてきたが、熱と爪の痛みに耐えきれず皮膚科に行った。
医者によると、この痛みは後4~5日は続くだろうとのこと (>_<)
凍傷と言うのは火傷と同じです!もう少し早く来れば塗り薬もあったが、
炎症が起こっているので飲み薬〈 抗炎鎮痛剤 〉を処方します。
程度は軽い方だが、痛みと炎症が起きているので来週また来て下さいとのこと!
軽いと言っても、指を切断することと比較すると…と言うことらしく、初期としては重傷である (*_*)
爪は運良く定着すれば良いが、色が変わってきているので、いずれ剥がれる可能性があるらしい(@_@。。。
<結論を言うと、凍傷から17日目に爪は完全に剥がれた!>
一つ質問をしてみた!
凍傷になった場合、温めたらいいのか?冷したらいいのか?
一度凍っているので、細胞は壊れてしまっているのでどちらも激痛は走るが
炎症を起こしている場合は、冷した方が良いとのことだった!
お湯に浸けて解凍するのは、どうやら凍傷になったと思われる直後だけの事だったみたいだ^^;
それにしても他人事みたいに淡々と(他人事だけど)話すお医者さんだった!
はい!どうしました~?と言いながら、私の話をPCに向かってひたすら入力している姿が印象的。
触ると痛いですか~?と言いながら、指をブギュ~と一回押したのみ!
だから押さなくても痛いから来たって、さっき自分でPCに打ち込んでいたでしょ (-"-)
やっぱりお医者さんと言えど、凍傷の痛みは経験者じゃないと分からないんだろうな~^^;
7日目……爪の内側が内出血して、徐々に赤紫色になってきた。
9日目……やっと激痛からは解放された (*^^*)v
内出血は止まらず、硬い爪が腫れて盛り上がり、爪の形が半円状に変形してきたのにはビックリ!
強く押すとまだ痛みは走るが、皮膚表面の赤みは消え、逆に白くなってきている。
皮膚細胞が戦い終えてご臨終?のよううだ^^; …部分的には真皮層まで壊れていたようだ!
感覚的には、指先にアロンアルファを薄く塗って固まっているような感じで
皮膚(死んだ細胞)が硬く固まっていて、自分の指じゃないような違和感は消えない。
何を触っても質感が得られず、細胞の生まれ変わりを待つのみだ (@_@。
14日目……温泉に入ったら指の皮(死んだ皮膚)がむけた!
部分的には3層ぐらい(普通より分厚く)むけて、生まれたての赤ちゃん肌になった (*^_^*)
が…熱いお湯にも冷たい水にも痛みは走り、外出は冷えるので手袋をしないと指先がジンジン痛い。
一気にむけたので、薄くて新しい皮膚には抵抗力がないようで、不思議な事に指紋もないように見える。
16日目……爪と身の間に空気が入って、爪と身が少しずつ剥がれるように白くなり浮いてきた。
この日もたまたま温泉に入ったのだが、お湯につけると爪が剥がれて浮いて行く過程で痛みが走る!
17日目……爪全体が剥がれて完全に浮き、根元で繋がるのみだが、痛みは落ち着く。
指先がしびれたような感覚はまだ取れないが、この先長い時間をかけて、新しい爪が生えるのを待つしかない!
見た目では指先が一回り大きいので、指先の腫れが引くのもまだまだ先のようだ (>_<)
未だにシャンプーには指の力が使えず不便で、食器洗い、PCなどの扱いにくさは続いている。
指先と言うのは常に使うデリケートな部分なので、右手3本指だけとは言え常に気になる。
その後、約4ヶ月~5ヶ月位の間に新しい爪が完全に生えてきて、見た目では元に戻った。
凍傷は特に女性の方がなりやすく、状況が揃うと再発しやすいので完全に治ることはないらしい。
ちょっと怖くなったが、冬山に行く時はこの教訓を忘れないでおこう (*^_^*)