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雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

鳳凰三山…薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳(3日目)

2024年08月21日 | 百名山の山


今日はスッキリ青空!早朝(6:45)の薬師ヶ岳山頂から・・・白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)



途中の尾根より、タカネビランジと薬師ヶ岳と富士山 (おまけの蜂さん)



      2012/07/25(水)26(木)27(金)           <南アルプス 百名山>

鳳凰三山…薬師ヶ岳(2780m)・観音ヶ岳(2840m)・地蔵ヶ岳(2764m)


<1日目>夜叉神の森P~砂払岳~薬師ヶ岳~薬師ヶ岳小屋 
<2日目>薬師ヶ岳小屋~薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳~薬師ヶ岳小屋
<3日目>薬師ヶ岳小屋~観音ヶ岳~夜叉神の森P


<3日目> 薬師ヶ岳小屋(4:10)→薬師ヶ岳(4:20~5:20)→薬師ヶ岳小屋(5:30~6:30)→
薬師ヶ岳(6:40)
→観音ヶ岳(7:10~8:00)→薬師ヶ岳(8:30)→薬師ヶ岳小屋(8:35~55)→
砂払岳(9:05~15)→南御室小屋(10:05~55)→苺平(11:25)→杖立峠(12:30~13:20)→
夜叉神峠小屋(14:15~40)→夜叉神の森登山口(15:20)


3日目、快晴に釣られて再び観音ヶ岳まで 。。。


今日も夜中に一旦目覚めたが星空は無し、4時過ぎにヘッドランプで薬師ヶ岳山頂(5度目)へ。。。
やはり富士山のシルエットがひと際目立ち美しい! 白根三山のシルエットも浮かび快晴の予感。
昨日よりも雲は少なめで、綺麗なご来光も見る事ができて、富士山の周りの雲もピンク色に染まった!

朝ごはんを食べに戻り、さあ!後は下るのみ…と言う予定ではあったが
余りにも良い天気なので、空身なら薬師ヶ岳~観音ヶ岳まで 30分程で行けてしまうので
直ぐに出発できるように、ザックは玄関外の更衣室兼荷物置に預けて、再び薬師ヶ岳(6度目)に戻った。
昨日と違って、本日早朝の白根三山は雲がなくスッキリ青空となって画像もピカイチ!連泊の甲斐あり (^^♪


そして再び観音ヶ岳へ…山頂の岩に登り、平らな大岩の上で、本日のモーニングコーヒータイム
どちらにしても、小屋でのんびりコーヒータイムをしてから下りる予定だったので、場所を変えただけ (^^♪
昨日も見たはずの景色なのだが、昨日とは全てが違うように思えて、新たに360度を堪能!
そして、もう思い残すことはないと言う程、鳳凰三昧だったにもかかわらず
これが最後(7度目)の薬師ヶ岳では、満足だけど後ろ髪引かれる思いで小屋まで下りてきた。

下山は皆さん得意なようで、ザックも軽くなり軽快な動き、南御室小屋で大休憩して冷たい天然水でリセットし
杖立峠で昼休憩、夜叉神峠小屋で午後のコーヒータイム、やたら長い休憩が多かったが
今回の登山ではその時間が組み込まれており、途中でのコーヒータイムも楽しみにしていた事の一つである。
バーナーとドリップコーヒーも、人数×5回分を予め持参して行ったのである。

来年は、北岳の隣に見えていた、仙丈ヶ岳と、ひと際高くてカッコ良く見えていた甲斐駒ヶ岳に
登りに来れたら良いなぁ…と話しながら、長い道のりを走り金沢に戻った。


今朝も早起き、薬師ヶ岳でご来光待機 (^^ゞ


 
夜明け前の山頂ケルン                  (4:52) ご来光


 
(4:58)若干焼けた!北岳、間ノ岳               (5:05)雲海の富士山



(5:05)雲海と光のショー(太陽ビーム)


 
今朝も「ハクサンシャクナゲ」と「ツマトリソウ」が可憐に咲いていた。


朝食後、ここからスタート!



薬師ヶ岳山頂からの白根三山方面、今朝は雲がなく快晴だった!



少し下って、薬師ヶ岳山頂と白根三山



歩きなれた登山道、見慣れた眺望の中を観音ヶ岳へ


美しいタカネビランジに遭遇!



南アルプスの高山帯に咲く「タカネビランジ」と薬師ヶ岳


ず~っと着いてくる眺望!



白根三山スッキリ!奥には3000m急の塩見岳方面の山々も頭が見えていた。



薬師ヶ岳を振り返る!富士山は今日も雲海の中だった。


大岩の山頂!観音ヶ岳へ再び。。。



山頂は中央ピーク!



山頂目前! 先客多し、今朝も賑やかだった!


観音ヶ岳から飽きない眺望をアップで撮り納め!



昨日歩いた地蔵ヶ岳への稜線



地蔵ヶ岳アップ・・・今朝は雲が多目!



甲斐駒ヶ岳アップ



北岳(3193m)アップ・・・日本一標高が高い富士山に次ぐ高さ!


 
山頂の岩にテントウ虫が来てくれた♪            観音ヶ岳在住の証拠写真 (^^ゞ


満足度120%の観音ヶ岳山頂に別れを告げて・・・


 
山頂に3回立った記念に最後の一枚!        観音ヶ岳を振り返る!山頂はずっと青空だった!


ハクサンシャクナゲに蝶がやって来た!



大きな目玉が特徴のクジャクチョウと思われる。



さあ、戻るぞ! 薬師ヶ岳山頂は直ぐそこだけど、雲の湧きが早いかも?



観音ヶ岳を振り返る!薬師観音間は本当に近い!



毎度お馴染みとなった薬師ヶ岳(右ピーク)中央に富士山


薬師小屋に戻って来た!



天気が良いのでお布団干し  あれっ?半分日陰何ですけど~(*'ω'*)


2日間お世話になった薬師小屋ともお別れ!



アルバイトのお兄さん、満面の笑顔で見送ってくれました (^^)/


小屋からの下山開始は朝9時頃。。。



小屋からは登り!砂払岳手前の大岩から名残惜しく後ろを振り返ると、早朝ならではの眺望!
「お~ここで既に薬師ヶ岳、観音ヶ岳、甲斐駒ヶ岳の頭も見えていた!」初日はガスで何も見えなかったので感動再び!
中央には緑の中に薬師小屋の屋根も見えており、仙丈ヶ岳、白根三山も一望だった (^^♪



薬師ヶ岳登山道アップ・・・山頂を目指し、白砂を歩く団体さんが蟻のように見えていた。


天気も良く余裕で遊びながらの帰路 (^^♪


 
初日に見つけたダイヤ型の岩穴に入ってみた!


岩穴から直ぐに砂払岳



鯨の頭が砂海から突き出たような岩だ!(南御室小屋まで45分の案内あり!)


 
ガマ岩・・・・角度が違うとだたの岩?            やっぱりlこの角度はガマ岩!


南御室小屋に下りて来た!



屋根が見えて足早になる!



団体さんかな?何故かこの時間は超満員だった!


 
ヘリポートが布団干し場に (^^ゞ この小屋は日当たり抜群!


 
初日には気付かなかった水場案内・・・ここにも冷え冷えの天然水が惜しげもなく流れていた!


 
小屋周りにはクルマユリが満開だった!蝶も飛び交っていた。



外観?はさておき、オアシスのような南御室小屋で大休憩させて頂き、
たっぷり天然水も飲んで、身も心もリフレッシュして出発した!


シラビソの森、そしていくつかのケルンを経由して下山





 


 
枝立峠で昼休憩


枝立て峠から夜叉新峠まで花が多かった!


 
キバナヤマオダマキ                        ??


 
??                        クガイソウ


 
ホタルブクロ                   センジュガンピ

 
峠小屋で午後のコーヒータイム


 
       夜叉人峠小屋           この時間、初日に峠から見えていた白根三山はガスの中だった。


夜叉人登山口に下りて来た!


 
夜叉人の森登山口の東屋               夜叉人の森宿泊施設兼売店



鳳凰三山(完)


そして次の年、2013年10月(秋に)仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳登頂 が実現した (^^♪



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鳳凰三山…薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳(2日目)

2024年08月19日 | 百名山の山


地蔵ヶ岳のオベリスク


  2012/07/25(水)26(木)27(金)                   <南アルプス 百名山>

鳳凰三山…薬師ヶ岳(2780m)・観音ヶ岳(2840m)・地蔵ヶ岳(2764m)


<1日目>夜叉神の森P~砂払岳~薬師ヶ岳~薬師ヶ岳小屋
<2日目>薬師ヶ岳小屋~薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳~薬師ヶ岳小屋
<3日目>薬師ヶ岳小屋~観音ヶ岳~夜叉神の森P


<2日目>薬師ヶ岳小屋(4:20)→薬師ヶ岳(4:30~5:20)→薬師ヶ岳小屋(5:30~6:30)→
薬師ヶ岳(6:40)
観音ヶ岳(7:35~8:10)→地蔵ヶ岳(10:00~12:15)→
観音ヶ岳(14:25~35)→
薬師ヶ岳(15:10)→薬師ヶ岳小屋(15:20)


2日目は薬師ヶ岳~地蔵ヶ岳往復 。。。


夜中の2時頃目覚めて、窓を覗いてみたら満点の星空  だったので小屋の外へ!
天の川も見える星空をしばし眺めてから再び就寝!4時頃に再び起きてダウンを羽織りご来光を見に山頂へ!
薄暗い中、富士山のシルエットが大きく見えていて、昨日は影も形もなかっただけに感動だった。
ご来光は雲が多めで今一つだったが、白根三山に少しずつ日が射しこみ、山での夜明けは格別美しい。

小屋に戻り5時半からの朝食後、再び薬師ヶ岳山頂を踏んで観音ヶ岳に向かった。
稜線は花崗岩が砕けて、何処までも白い砂浜のようであり、何処で立ち止まっても絵になる眺望である。
何度も振り返り、富士山や北岳の写真を沢山撮りながら、ゆっくりゆっくり観音ヶ岳へ!

観音ヶ岳に5つ目のパイプケルン、山頂は大岩の集まりで登らずに次へ進むグループもあったが
好奇心旺盛な私は迷わず岩に登ってみたら、何とそこには無造作に三角点が置かれていた!
空中に浮いたような、はみ出した大岩からの360度眺望が凄い!間近の山々が凄い!
鳳凰三山の中心(最高峰)だけあり、歩いてきた薬師ヶ岳からの稜線と、この先の地蔵ヶ岳までの稜線も一望!
甲斐駒ヶ岳の後ろには北アルプスも見えており、雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰とその奥に浅間山。

観音ヶ岳から地蔵ヶ岳までは直ぐそこに見えていてもけっこう遠く、アップダウンの繰り返しではあったが
眺望はもちろん、白砂、巨岩、花、木の芸術、森に入ったり出たり、飽きる事のない登山道である。
赤抜沢ノ頭分岐から若干下り、賽ノ河原と言われる白砂の鞍部に出ると、お地蔵さんが並んでいて
そこからの地蔵ヶ岳はポスターに出てくる姿そのものであり、空に突き出たチューリップ岩も目の前!
白砂の真ん中辺りに、6つ目(見たのはこれが最後)のパイプケルンもあった。

今回の最大目的 「地蔵ヶ岳のオベリスク」 を目の前にして、さてどうやって攻めようか?
ここでゆっくり過ごすために薬師ヶ岳小屋連泊を決めていたので、まずは日陰でコーヒータイムとし、
その後、一歩ずつ足場を確認しながらオベリスクに登って行ったが、最頂部はロッククライミングの世界であった。
それでも私としては大満足の位置まで登る事ができ、チューリップは間近過ぎて別の形に見えていた。
写真は撮れなかったが、岩を下りる途中でちょこちょこ歩くイワヒバリにも出会った♪

そして今回の最大目的達成!ザックをデポした日陰に戻り、ようやく安心して昼食タイムとした。

帰路は赤抜沢ノ頭分岐から高嶺方面、2~3分先の赤抜沢ノ頭に寄り道。
ここからの白根三山もビューポイントらしかったが、昼過ぎから急激に山肌から雲が湧きあがり
目の前のオベリスクも、ガスにまかれ見えなくなったり見えたり…時間とともに雲は増えガスが迫っってきたが
涼しくて良い気持ち、思いっきり深呼吸しながら歩き、山の天気の変化さえも楽しめたのは
今日も標高2720mにある山小屋泊まりだと言う、気持ちの余裕があるからだったのかも。

観音ヶ岳の山頂に戻った頃には、すっかり曇り空になっていたが、再びここでイワヒバリに出会う!
ちょこちょこ動くのでピントズレだが、今度は写真に撮る事ができた (^^)v

そして3度目の薬師ヶ岳山頂を通り、小屋に戻って、今日は早めにビールで乾杯!
夕食は連泊なので、定番の 「おでん」 ではなく、我々のみ特別メニューのお肉たっぷりビーフシチュー、他
食後に夕焼けを期待して再び山頂(4度目)に行ってみたが、ガスは最後まで晴れず視界もゼロ!

早々に小屋に戻ると、「本日は泊まり客が少ないから、1階に移っても良いですよ」と言われたが
天井は低くても2階が貸切りとなるので、やはり2階で伸び伸びと過ごす事にして、8時頃に就寝。。。


薬師ヶ岳でご来光を迎える♪


 
(4:44)雲が真っ赤に染まる!             (4:50)雲海からご来光!



白い大地の薬師ヶ岳山頂と北岳、間ノ岳、農鳥岳・・・頭が赤く染まった!


 
雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰と富士山、ほんのりピンクに包まれた!


 
手前にあった岩は真っ赤!               観音岳方面も東側は若干焼けた!


 
雲が消えてくれることを祈りつつ、小屋に戻って朝食を頂いた。


朝食後は薬師を経て観音ヶ岳へ



薬師ヶ岳からの白根三山



薬師ヶ岳山頂と観音ヶ岳



観音ヶ岳への登山道①・・・左に仙丈ヶ岳、白根三山、右に八ヶ岳を見ながらの歩き♪



雲海に浮かぶ八が岳連峰と奥に浅間山



観音ヶ岳への登山道②



観音ヶ岳への登山道③



観音ヶ岳への登山道④



観音ヶ岳への登山道⑤・・・後ろの富士山を振り返る!



観音ヶ岳への登山道⑥


観音ヶ岳に到着した!



観音ヶ岳・・・地蔵岳まで1時間30分の案内あり!


 
観音ヶ岳山頂標柱                   一番高所の岩の上で



山頂三角点


観音ヶ岳山頂からの360度眺望!



歩いて来た尾根一望と富士山



富士山アップ



地蔵ヶ岳への稜線と地蔵ヶ岳オベリスク、後ろに甲斐駒ヶ岳



眼下に5つ目のパイプケルンと奥に八が岳連峰



甲斐駒ヶ岳と後ろ(右肩)に北アルプス(槍ヶ岳と穂高連峰が確認できた)


いよいよ目的地の地蔵ヶ岳へ



地蔵ヶ岳への登山道①



地蔵ヶ岳への登山道② 観音ヶ岳を振り返る!



地蔵ヶ岳への登山道③



地蔵ヶ岳への登山道④



ここからの地蔵ヶ岳「賽の河原」は垂直に見えていた!



地蔵ヶ岳への登山道⑤ 観音ヶ岳を振り返る!



地蔵ヶ岳への登山道⑥



地蔵ヶ岳への登山道⑦


 
鳳凰小屋分岐(鳳凰小屋まで30分)地蔵岳まで30分の案内              後ろにキノコ雲 (^^ゞ



地蔵ヶ岳への登山道⑧・・・休憩できる広場(奥に何かが・・・)



木に跨った恐竜が「ようこそオベリスクへ」と言っていた (^^♪



地蔵ヶ岳への登山道⑨・・・近そうで遠い!



雲が消えてクッキリの白根三山


道中、花と蝶に癒される (^^♪


 
タカネビランジ                    オトギリソウ


 
グンナイフウロ                           ??


 
ミネウスユキソウ                 もしかして「クジャクチョウ」かも?


やがてオベリスクが間近に迫る!



ここからのオベリスクは、チューリップ岩(花崗岩)が三つ編みのように連なっている!



地蔵ヶ岳への登山道⑩ ここを抜けると賽の河原・・・6つ目のパイプケルン


ついに地蔵ヶ岳・・・



オベリスク①



お地蔵さんとオベリスク②



お地蔵さんズラリ・・・



地蔵ヶ岳からの甲斐駒ヶ岳



チューリップ岩アップ


オベリスクの肩まで登る!


 
オベリスク登山スタート!               ここにもお地蔵さん



小銭を集めていたお地蔵さん



オベリスク登山① 賽の河原とお地蔵さんを振り返る!



オベリスク登山②・・・足場を見極める!
  


 オベリスク登山③ もう少し行けそう



オベリスク登山④ まだ行ける



オベリスク登山⑤ 間近で見ると迫力の大きさ!



オベリスク登山⑥ 北岳が眼下・・・ここが限界!



オベリスク登山⑦ 歩いてきた尾根(観音ヶ岳)と賽の河原が眼下



オベリスク登山⑧ ここまで頑張ったけど、山頂制覇はクライミングの世界!



登った位置からのチューリップ岩は、普通の岩に見えていた (^^ゞ



元気な仲間があんな所まで・・・


 
チューリップの割れた中には、鎖のようなものと足場のようなものが見えていた。


下りながら、岩に隠れたお地蔵さんを見つける!


 
岩の間にもお地蔵さん


花に癒されながら余裕の帰路・・・


徐々にガスが湧いて来たので眺望は見え隠れ!その分足元の花に目が行く。


 
ハクサンシャクナゲ                 バラの花?のような松ぼっくり (^^♪


 
ツマトリソウ


 
マイズルソウ                    タイツリオウギ


 
タカネビランジ


 
タカネグンナイフウロ                    モミジカラマツ


 
ハクサンシャクナゲ                 ウラジロヨウラク


アカヌケ沢の頭に寄り道



アカヌケ沢の頭(地蔵ヶ岳まで10分、観音ヶ岳まで1時間10分)の案内


雲が出て来たがオベリスクを何度も振り返る (^^♪



アカヌケ沢の頭からの地蔵ヶ岳オベリスク



40分ほど歩いて角度を変えて見ると、また違う雰囲気のオベリスク


疲れ果てて倒れた木にも、新芽は伸びていた。


 
広場に戻って来た!


 
お疲れの様子 (^^ゞ


観音ヶ岳に戻って来た!


 
イワヒバリが来てくれた♪


 
観音ヶ岳パイプケルンと山頂標柱(貸し切り♪)


 
後ろからガスが迫って来た!



朝の眺望は消えた!



前方もガス!富士山も消えた!


  
森に突入!


 
ゴゼンタチバナ                    美しい個体のハクサンシャクナゲ



ヒメコゴメグサ群生


薬師ヶ岳に戻って来た!


 
何度でも目が行く濃いピンクのタカネビランジ                    木を抱く大岩


 
薬師ヶ岳とパイプケルン(15時過ぎ、ガスで眺望なし)


 
小屋の食堂                     今夜はメインがビーフシチュー




<3日目>薬師ヶ岳小屋~観音ヶ岳~夜叉神の森P



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鳳凰三山…薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳(1日目)

2024年08月16日 | 百名山の山


夜叉人峠より白根三山(北岳、
間ノ岳、農鳥岳)



2012年の8月~3013年の3月頃まで、ブログ更新をサボっていました(^^ゞ
そしてまたまた、文章だけ書いて、長年更新をサボっており、過去の写真を引っ張り出して整理しています。
鳳凰三山…薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳(1日目)の文章だけ急きょアップして、写真は次回としていました。
「早くオベリスクが見たい」とコメントまで頂いていたのに、長年サボっていました m(__)m
余りにも過去になってしまい、今回、新規ブログとして、新たに写真を入れた
(1日目)をアップしています。

自分の記録と記憶の為に始めたブログなので、今から(2日目・3日目)ボチボチアップして行こうと思います。



2012/07/25(水)26(木)27(金)                       <南アルプス 百名山>

鳳凰三山…薬師ヶ岳(2780m)・観音ヶ岳(2840m)・地蔵ヶ岳(2764m)


<1日目>夜叉神の森P登山口~砂払岳~薬師ヶ岳~薬師ヶ岳小屋
<2日目>薬師ヶ岳小屋~薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳~薬師ヶ岳小屋
<3日目>薬師ヶ岳小屋~観音ヶ岳~夜叉神の森P登山口


<前日>金沢(10:00)→ひるがの高原SAで昼食→飛騨清美IC(12:25)→平湯(13:20)→
松本IC(14:40)→
韮崎IC(16:40)→夜叉人の森P(15:00)→やまなみの湯
<1日目>
夜叉神の森P登山口(6:00)→夜叉神峠小屋(7:10~30)→杖立峠(8:55~9:00)→
苺平(10:30~40)
→南御室小屋(11:05~12:15)→砂払岳(13:30)→薬師ヶ岳小屋(14:05~15:15)
薬師ヶ岳(15:40~16:10)→薬師ヶ岳小屋(16:20)



地蔵ヶ岳「オベリスク」に会いに。。。


昨年は初めての南アルプス、北岳~間ノ岳を縦走し、北岳肩の小屋から見えていた、白くて美しい鳳凰山、
そして、ひと際目立っていた地蔵ヶ岳の 「オベリスク」 がとても印象的で忘れられず
年に一度の「織姫彦星チーム」+KHCメンバーが1人参加して、5人でオベリスクに会いに行く事になった。

昨年の北岳登山の様子は こちら 。。。

登山口までの経路は芦安まで昨年と全く同じ、金沢からは東IC~高山ICで一旦下車してR158を走り
松本ICで再び高速に乗って、韮崎IC下車、R52、R20から芦安を経て、夜叉神の森Pで仮眠し早朝出発!
3通り程のルートを検索して比較し、距離、時間、高速料金共に一番のルートを選んだ結果である。
今回は少し余裕で早めに出発し、南アルプス市にある「やまなみの湯」で就寝前の温泉入浴もできた (^^♪

昨年の北岳では、乗り合いタクシーで通り過ぎただけの「夜叉神の森」前に、鳳凰三山の夜叉神登山口がある。
ここにゲートがあり、南アルプス街道の通行規制で、タクシーやバス以外のマイカーはこの先に入れない。
北岳登山者はもちろん、広河原で乗り換えて仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳を目指す登山者も
このゲートを通るか、もしくは南アルプス街道の終点、戸台からのゲートを通り登山口に入るかである。

鳳凰山への登山ルートは色々あり登山口も多く、グルッと周回してバスで戻る1泊コースも考えたのだが、
今回は夜叉神からのロング尾根~地蔵ヶ岳の往復とし、同じ景色を2度楽しみ、山頂もそれぞれ2度踏もう ♪
と言う、何とも贅沢な計画であり、しかも地蔵ヶ岳のオベリスクにも、行ける所まで登ってみよう!…と、
2泊3日のゆとり工程、天気により薬師ヶ岳小屋2泊とし、ご来光と夕陽も2度楽しもう ♪ となったのである。


初日はロング尾根をひたすら登る!


今回利用したのは夜叉神の森登山口P(100台可)、標高は1380mでトイレや水場、休憩できる東屋もある。
夜叉神の森は宿泊施設で売店もあり、足りないものはここで買えるので便利だが、夜は閉まっていた。

まずは標高差400m、樹林帯の中を1時間強で夜叉神峠、峠から3分程で夜叉神峠小屋だ!
ここまでの登山道、展望はないが広くてしっかり踏み固められ、途中に水平道もあってとても歩きやすい。
小屋前からは白根三山が綺麗に望め、出足は順調であり、ゆとり工程なので気持ちも楽である。
ゆとりと言うのは、歩きはいつものペースだが、休憩時間にゆとりを持って「ひととき」を楽しむ事である。

鳳凰山はポイント毎に大きなパイプケルンが建てられており、最初に見たのは杖立峠である。
杖立峠を過ぎるとシラビソの樹林帯となり、苺平までの途中、山火事場跡に2つ目のケルンがあった。
ここで再び白根三山の眺望が開けたが、山は10時の原則?稜線辺りに雲が湧き始めていた。
しばらくは岩がゴロゴロした登山道となるが緩やかな登り、3つ目のケルンがあった苺平まで90分程で到着!
苺平からもシラビソの森は続き、緩やかな下りとなり、樹林帯に囲まれた鞍部に南御室小屋があった。

早速、噂の飲み放題天然水を見つけて、まず手を洗ってみたが、冷たくて1分も我慢できない(>_<)
男性陣は顔を洗っていたが、やはり冷たくて長くは触れないので、タオルを濡らして拭くと言う作戦にでた!
雪の中にずっと手を入れているのと同じ感覚で不思議な程冷たく、沢山飲んで体中に沁み渡った (^^ゞ
山では貴重な水がここでは惜しげもなく流れていて、自由に使えるのはとても有難い。

小屋のオーナーが、上(薬師ヶ岳小屋)では水が無いので、たっぷり持って行きなさいと声をかけてくれた。
二つの小屋は同じ経営者のようだったが、薬師ヶ岳小屋は本日満員で、予約者以外は泊まれないとのこと。
アルバイトが一人しかいないからと言われて、ちょっぴり不安になったが、予約済みなのでそこは安心。

頼もしい男性陣が明日の為に、自分用の空いたペットボトル+2L、私は一応+500mLを持ち、
ザックがその分重くなったが、薬師ヶ岳小屋まで約90分の登りを頑張れば、山頂で美味しいコーヒーも飲める!

南御室小屋で昼ご飯、美味しいお水で入れたコーヒーで更に生き返り、若干重くなったザックで出発!
40分程歩いた標高2600m付近に、「ガマの岩」と書かれた大きな岩があった。
私の知る範囲では、燕岳のイルカ岩に次ぐリアルな岩であり、本当にガマに見えたのである。

ガマ岩から10分強の登りで、暗いトンネルを抜けたらそこは…雪国…ではなく真っ白な砂の世界!
樹林帯が終わり、いきなり目の覚めるような明るさで展望が開けたのだが、残念ながら辺りはガス。。。
どうやら砂払岳の麓に着いたようで、ここから薬師ヶ岳小屋までは目と鼻の先である。

今までと全く違う雰囲気で、白砂と奇岩群が目の前に広がり、船のような岩に乗ってしばし遊ぶ (^^♪
ここまでほとんど花を見ることはなかったが、まずは一番見たかったタカネビランジが咲いていて
この先からは可憐な花にも出会い、砂払岳山頂からすぐ眼下に、薬師ヶ岳小屋の屋根も見えていた。

小屋到着は14時頃、宿泊手続き後、まずは一式着替えてスッキリ、明日の為にザックの整理もして
それでも余裕があったので、ガスっていたが10分の登りなので、薬師ヶ岳山頂へ行ってみる事になった。

山頂には4つ目のパイプケルン、やはり白根三山は雲の中に隠れていたが、山頂より高い場所を発見!
青木鉱泉方面に若干下って登り返した所が眺望も良さそうで、明日のご来光の為の下見?ができた。

夕食は18時から、ビールで乾杯して薬師ヶ岳小屋で定番の、おでんがメインの夕飯を頂いた。
小屋は満員と言っても、アルバイト一人の為、天井の低い2階は使用しない予定だったらしいが
我々グループと他におじさん一人、特別に2階を使わせて頂くことになった。
と言っても明確な区切りはなく、屋根の傾斜を利用して平屋を無理やり区切っただけで、
中2階と2階は天井が低く立つことはできないが、隣に知らない人が寝る事もなく広々としていて
ザックを置く空間も広く使えて、荷物の整理や着替えにはとても助かった。

食後は夕焼けを期待して、徒歩5分(小屋のサンダルでも行ける)砂払岳へ。。。
ガスっていたので余り期待はしていなかったが、雲間に沈む若干オレンジ色の夕陽が見られた。

皆さんお疲れらしく寝るのが早く、19時過ぎにはあちらこちらで鼾も聞こえていて、いつもの如く気になる。
20時の消灯とともに寝ようとしたが寝られず、睡眠導入剤半錠飲んで、やっと眠りについた。



鳳凰山GPS軌跡


夜叉人の森登山口からスタート!



休憩用の東屋がある登山口(1380m)



東屋右奥にある登山入口(山小屋案内や時刻表などがあった)


 
新緑とカラマツ林の中をジグザグに登り間もなく高野山との分岐案内(夜叉人峠)ここから小屋は近い!



夜叉人峠小屋


 
夜叉人峠から白根三山                 夜叉人峠小屋のトイレ(チップ制100円)


枝立峠で最初のパイプケルン


 
枝立峠パイプケルン                  苺平まで2時間30分!


 
山火事場跡に2つ目のパイプケルン                   苺平まで40分!


  
苺平までの登山道①②③・・・ゴロゴロ岩でも緩やかな登り!



苺平までの登山道④…シラビソの森


 
苺平に3つ目のパイプケルン                南御室小屋まで30分!


南御室小屋で昼休憩!



苺平から緩やかに下って、樹林帯に囲まれた鞍部に南御室小屋があった。


 
薬師岳小屋は本日満員の案内             美味しい天然水飲み放題 (^^♪


 
南御室小屋のヘリポートとテン場と太陽光パネル


 
気圧の関係で味噌汁がパンパン            近くにはクルマユリが満開だった。


薬師岳小屋までの道中は楽しく歩けた♪



ガマ岩


 
岩の間、木の間、分かり易く歩きやすい登山道


樹林帯を抜けると白砂の世界!



ここを過ぎると一気に明るくなった!


 
名前はないけど面白い大岩がゴロゴロ・・・(トド岩と名付けて岩に乗る!)



砂払



砂払岳山頂・・・薬師岳小屋まで10分!



途中にあったダイヤ型の大きな穴(帰路に中に入ってみた)


岩と砂の間に可憐な花が目につく!


 
クモマナズナ                        コケモモ


  
タカネビランジ、蕾と咲き始め



 
ハクサンシャクナゲ                   キバナノコマノツメ


 
ヒメコゴメグサ                     コイワカガミ


 
不思議な赤い斑点の葉っぱ!



甲斐駒ヶ岳と同じ花崗岩の白い山肌が特徴!


緑に囲まれた薬師ヶ岳小屋が見えて来た!



14時過ぎ、余裕の到着!


 
最初に目についた立派なトイレ!               小屋の標柱とテーブル



薬師岳小屋


小屋周りは木の芸術!



クジャクのような枝っぷりの木



横に伸びた松のような木


小屋から10分の薬師ヶ岳散策!


 
白砂に緑が生える!                    


 
花崗岩の奇岩と白砂



何処を歩こうか?迷うほど広い山頂付近


山頂付近で満開だった!



タカネビランジ満開



コケモモ群生


薬師ヶ岳山頂!


 
奥にケルン発見!                    観音岳山頂まで45分!



薬師ヶ岳山頂(2780m)に4つ目のパイプケルン


薬師岳小屋に戻って来た。



薬師岳小屋


 
可愛い                       夕食・・・メインはおでん

夕食後砂払岳へ!ガスと雲海で夕焼けはイマイチ (^^ゞ


 
夕食後に砂払岳で夕日鑑賞!夕日が沈み、小焼けと雲海



小焼けで若干赤く染まった雲が狂犬のよう (^^ゞ薬師ヶ岳頭上に現れた!




<2日目>薬師ヶ岳小屋~薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳~薬師ヶ岳小屋

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仙丈ヶ岳 (3033m)・甲斐駒ヶ岳(2987m)…3日目

2024年08月06日 | 百名山の山


仙水小屋からの紅葉


   2013/10/13~15(日祝火) 仙丈ヶ岳(3033m)・甲斐駒ヶ岳(2987m)       
                                      <百名山2座>

(1日目) 北沢峠(2032m)~仙丈ヶ岳(3033m)~馬ノ背ヒュッテ(2640m)
(2日目) 馬ノ背ヒュッテ~北沢峠~甲斐駒ヶ岳(2987m)~仙水小屋
(3日目) 仙水小屋(2130m)~北沢峠


(3日目)仙水小屋(7:45)→長衛小屋(8:30)→北沢峠(8:50~10:00)~南アルプス林道バス~戸台口(10:50)


登頂の皆さんを見送り、のんびり下山!


予想通り、外はまだ真っ暗の4時ジャストに、朝ご飯ですよ~と若い男性が起こしに来た。(息子さんかも?)
空を見上げると雲の合間に星が出ていたので、天気は何とかもちそうだなーと皆で話していたのだった。

他の皆さんは全員登頂組であり、朝食を早々に済ませて、暗い中ヘッデンで出発準備をされており
仙水小屋もトイレと洗面は外にある為、出発される皆さんに「気をつけて行ってきて下さい」と見送った。

北沢峠発の一番バスが 10時だったので、我々は早起きしてもする事がなく、またお布団に潜った!
オーナーの奥さまに、ゆっくりして行って下さいと言われたが、何故か落ち着かず少し早めに出る事に。
雲が多くなったと思ったら出発して直ぐにポツポツ雨となり、傘を差しての下山となってしまったのである。

仙水小屋から北沢峠までの標高差は 100m程しかないので、我々の下山には何の影響もなかったが
ふと頭を過ったのは、甲斐駒ヶ岳を目指して登って行った、他の皆さんやご夫婦の事であった。
雨は途中で何度か止んだりもしたが、北沢峠に着いて9時頃には、止む間もなく降ってきており
稜線では風もあり岩稜は危険である! その後、午後からの天気は大きく崩れて大降りとなったので
あの急登を登る前に、途中で断念して引き返して来ていれば良いのだが、と心配になった。

北沢峠のバス停はテントが張られ、テーブル、イスなど設置されていたが、通常はバスも1日数本しかなく、
平日の為か臨時バスもナシ!(旧)長衛荘とバス停を行き来しながら待つ事、1時間ちょい。
長衛荘は何か食べながら待つと言う事も出来て、寒さもしのげたので、やはり有難い存在であった(^^)v

初日の朝は薄暗い中を出発したので気付かなかったが、南アルプス林道の紅葉は今がピークで綺麗だった。
約1時間後に戸台駐車場に到着して、駐車場隣の仙流荘で3日ぶりのお風呂に入る事が出来た。
そして、これも明るくなって気付いたのだが、駐車場の一角に仮眠室があるではないか!(中は覗いていない)
しかも我々が止めた車から数歩の場所!何故気付かなかったのか?…時既に遅しであった!

朝ご飯が予想外の早朝4時と言うこともあって、お腹も空き、昼は早めに食べたかったがグッと我慢!
その訳は、甲斐駒ヶ岳から下山後の夕食にと考えていた、観光荘の「うな重」を昼に変更して食べる為である。
仙流荘から走る事約1時間、お目当ての「上うな重」を頂き、頑張った自分たちに贅沢ご褒美(^^)v

やっぱりどんな時でも下調べは大事!仮眠室は見つけられずに失敗したが、うな重は大当たりだった。
カリカリとした焼き具合が絶品で、南アルプスに縁がある時には、また是非寄りたいお店の一つとなった。


明るくなったら紅葉が目につく!


 
仙水小屋の朝食                   明るくなって小屋周りの紅葉に気付く!


 
仙水小屋と小屋前のテーブル


 
仙水小屋のトイレと洗面所


小雨が降ったり止んだり・・・



仙水小屋の近くに北沢の源流があり、この小屋は水が豊富である。



丸太を若干削ってあるので、まぁ有難い (^^ゞ



仙水小屋から長衛小屋まで、数回渡りながら北沢沿いの下りとなる。



栗沢山への分岐を通り過ぎる!



最後は立派な橋を渡ると長衛小屋



8時半頃、この時間の長衛小屋は静かだった!



「南アルプス開拓の父」と言われる北沢長衛のレリーフ



長衛小屋を後にする。(中央建物は公衆トイレ)と書かれていた。



北沢峠に向かう途中にあったテン場



仙丈岳2合目コース入口、北岳展望台まで3分の案内!


北沢峠に戻ってきた。



(旧)長衛荘でしばし待機させて頂く!


 
10月中旬でも標高2000mを越える北沢峠では、雨の影響もあり気温8度、長衛荘では薪ストーブが焚かれていた!


そして駐車場に戻ってきた。


 
駐車場にあった更衣室兼登山者の仮眠室               駐車場隣の仙流荘で入浴



頑張ったご褒美「上うな重」・・・縦走後の恒例となる (^^♪



お天気は崩れ、午後から大雨となる。 


結論から言うと2日目の計画変更は大正解であった!(幸運を勝ち取った)
無理をしない計画を立てたのだが、変更しなければ危うく雨の甲斐駒ヶ岳となったのである。
雨とガスの為断念という結果も有り得ただろう!と思うと、2日目の12時間、良く頑張った (*^_^*)



仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳(完)



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仙丈ヶ岳 (3033m)・甲斐駒ヶ岳(2987m)…2日目

2024年08月04日 | 百名山の山


甲斐駒ヶ岳をバックに「ブロッケン現象」


2013/10/13~15(日祝火) 仙丈ヶ岳(3033m)・甲斐駒ヶ岳(2987m)   
                                       <百名山2座>


(1日目) 北沢峠(2032m)~仙丈ヶ岳(3033m)~馬ノ背ヒュッテ(2640m)
(2日目) 馬ノ背ヒュッテ~北沢峠~甲斐駒ヶ岳(2987m)~仙水小屋
(3日目) 仙水小屋(2130m)~北沢峠


(2日目)馬ノ背ヒュッテ(5:25)→大滝の頭(6:10)→北沢峠(7:25)→甲斐駒ヶ岳登山口(7:40)→
双児山(10:00)→6号目駒津峰(10:55~11:50)→巻道分岐(12:20)→摩利支天分岐(12:50)→
甲斐駒ヶ岳山頂(13:35~50)→巻道分岐(14:40)→駒津峰(15:25~45)→仙水峠(16:55)→仙水小屋(17:30)


南アルプスの貴公子…甲斐駒ヶ岳に登る!


2日目は小屋から下山して北沢峠こもれび山荘(旧 長衛荘)で昼とし、名物スープカレーを食べてゆっくり過ごす計画で
仙水小屋を予約しており、3日目に仙水峠ルートで甲斐駒ヶ岳に登り、双児山ルートで下山の予定だった。

ところが、天気予報が変わり3日目のお天気が怪しい!と言う訳で本日中に甲斐駒ヶ岳に登る事とした!
仙水小屋は予約済だったので、下山コースとしていた双子山ルートを登りとして、左回りを右回りに大きく変更。


ゆっくり過ごせるはずだった我々の「なかび」が、一番ハードな日となってしまったが、天気優先でしかたない。
もし当初予約していた仙丈小屋が、変更後も取れていたら、下山に時間がかかり実現不可能な変更計画となっただろう。
不運だったのか幸運だったのか?…それは3日目のお天気次第となった (^^ゞ

馬ノ背ヒュッテでは、準備を済ませてから朝一番に並んで、早朝5時からの朝食を頂いて出発!
薮沢小屋経由のトラバースルートから大滝の頭に出て、そこからは昨日と同じルートで北沢峠まで下山した。



GPS軌跡は取らなかったので、歩いたであろう予測図である。


2日目も晴れ!12時間歩き切った!


 
馬の背ヒュッテから、日の出前の朝焼け                 藪沢小屋前を通る。
 

 
大滝の頭分岐(5合目)で、鳳凰山の上に眩しい太陽が・・・



北沢峠に戻ってきた。(トイレを兼ねて15分休憩)


北沢峠を 7時40分スタート!


北沢峠ではゆっくりしたかったが、先が長いのでトイレだけ済ませて、(旧)長衛荘横の登山道からスタート!
樹林帯をジグザグに登り、双児山山頂手前でやや視界が開け、双児山山頂からは甲斐駒ヶ岳がドンと見えていた。
双児山から一旦下って登り返し、駒津峰までの登りでは視界が大きく開けて、仙丈ヶ岳が後ろに見え
鳳凰三山や北岳、間ノ岳など、仙丈ヶ岳からとは少し角度を変えた眺望であり、山座同定しながらの登りとなる。


 
ここからスタート                      2合目



昨日登った仙丈ヶ岳が、後方に大きく見えて来た。


今朝まであの山域にいたのだ!



双児山(2649m)は4合目!



双児山からの甲斐駒ヶ岳



双児山から烏帽子岳方面と甲斐駒ヶ岳


駒津峰(6合目)で昼休憩!


駒津峰(2750m)は6合目であり広い休憩地、ここもまた仙丈ヶ岳6合目のように、見事な360度の絶景!
甲斐駒ヶ岳山頂へは一旦下って登る地形から、駒津峰からは独立峰のように見え、より白く美しい形である。
仙丈ヶ岳からはコブのように見えていた摩利支天、ここからは甲斐駒ヶ岳の耳の様な存在に見えていた。
眼下に目をやるとまたまた下りか~(>_<)と、やや落胆するが、この地形ゆえの眺望であり納得するしかない (^^ゞ
山頂へと続くルートも何となく読めたが、まだ先は長そうで、この快晴がもうしばらく続く事を願った。

甲斐駒山頂から下山してここ駒津峰で昼休憩の方が多く、我々のように今から登りの登山者は少なかった。
それでも無理は禁物!次のステップの為に食後はコーヒータイムも取ってしばし寛ぎ、体力をつける。
運良く雲海もガスも眼下に落ち着いており、ここからまた新たな山に挑戦するような気持ちで出発した。


   
ここは6合目!広いスペースの駒津峰(2750m)で昼休憩!             



駒津峰からの甲斐駒ヶ岳、奥には雲海に浮かぶ鳳凰山と北岳



駒津峰からの千丈ヶ岳


巻き道分岐を過ぎると、山頂まで延々白い砂地が続く。。。


駒津峰から先に進むと、岩稜のやせ尾根のアップダウンがしばし続き、直登の岩登りと巻道分岐に到着!
我々は巻道ルート、巻道と言っても最初は岩場の急下りもあったが、高度感はないので危険ではなかった。
その後は山頂まで延々白い砂地が続き、ちょっとした雪道をつば足で歩いているような感覚である。
白砂のザレ場であり踏ん張りが利かず、油断すると滑るので、下りを心配しながら一歩一歩慎重に歩いた。

途中で右手方向に摩利支天へ向かう分岐があり、直ぐそこと言う感じだったが時間がなく断念!
黒戸尾根からの合流地点を過ぎたら、そこからはすぐに山頂に辿り着き、山頂は我々の貸切りとなる。
少しの時間のズレで、静かな山頂を堪能できて、その後2組が登って来られたが、早々に下山された。
我々は下山でも最後となったが、仙水小屋泊まりなので、気持ちも体も楽であった。



駒津峰から烏帽子岳方面



下山後の情報によると、駒津峰付近の赤茶けた岩は「ホルンフェルスの岩」との事!
その先に白く見えるのは「花崗岩」で、山頂付近は全て花崗岩だった。


 
大岩越え!



赤いペンキで直登と巻き道分岐の案内



花崗岩の登山道①



花崗岩の登山道②



花崗岩の登山道③



摩利支天・・・登頂している人が数人確認できた。



花崗岩の「六万石」



眼下に摩利支天と鳳凰山、北岳



左奥に山頂を捉える!



山頂直下まで後ひと登り!



甲斐駒ヶ岳山頂直下!ここから5分の案内!



後方は雲海に飲み込まれていた。


 
山頂手前にあった神舎の祠



甲斐駒ヶ岳(3033m)



甲斐駒ヶ岳登頂記念の一枚!



山頂祠と北岳方向!雲海が迫って来ていたが、甲斐駒山頂は快晴だった!
 

貸切山頂を堪能して下山開始!


白砂のザレ場の下山は、やはり滑る!スキーに似た感覚だとメンバーがコツを教えてくれたので
それからは淡々と下りる事が出来た(^^)v

そんな中で、下りの駒津峰で遭遇した、「ブロッケン現象」は、特に印象に残る出来事となる。
あの時間にあの場所を通らなかったら、予定を変えず3日目に登っていたら…100%遭遇していない!
ブロッケンは今迄に何度も遭遇していて、特に珍しくもないのだが、何故か得した気分200%なのである。



摩利支天分岐と北岳



滑るので、花崗岩の「六万石」前を慎重に下山!


駒津峰で雲海のショー、隠れて現れて、隠れて現れる!


 
見る見る雲海が迫って来た!



と思ったらす~っと消えた!

 
そして条件が揃いブロッケン!



15時30分頃、太陽が傾いたこの時間ならではの現象である!



アップで撮ってもなかなか鮮明!



そして雲海はまたまた消えたので、駒津峰で甲斐駒と記念の一枚を撮る!



駒津峰からの仙丈ヶ岳は逆光になった。




北岳方面は雲海に飲み込まれる寸前!


仙水峠までは岩の急下り!


貸切で静かな甲斐駒ヶ岳と駒津峰を2倍楽しんで気分爽快 で、後は仙水小屋に向かって下るのみ!

ところがこれが、意外と長い道のりで、仙水峠までは岩の急下りあり、10時間以上歩いた後でもあり、
登りでも苦労しそうなほどの登山道で足も限界、仙水峠はまだかと考えながらの辛い下りとなった。

そう言えば、双児山直下で擦れ違った若い男性が、仙水峠から登って甲斐駒山頂から下山してきたとの事で、
かなり辛い登りだったので、こちら双児山から登った方が正解だったと、私達に語っていたのを思い出す。
改めて地形図を見ると、駒津峰から仙水峠は標高差約500mの急下りで、登りも下りも避けたい登山道だった!


仙水小屋には到着が遅れそうだったので、予め駒津峰手前で電話を入れてあったのでそこは安心。
昨日の仙丈小屋でも、小屋直通の通信手段はドコモの携帯だと言っていたが、甲斐駒でもドコモは通じた。
仙水峠を過ぎたら日差しも弱く届かなくなり、暗くなるのを心配して早めにヘッデンを準備しておいたが
やや薄っすら暗くなった頃に、ようやく仙水小屋に辿りついて、ホッとしたのであった。



ゴロゴロ岩の急下り



後方には摩利支天がグッと大きく見えていた!



岩魂斜面の下り!



足も限界の頃、ようやく仙水峠に着いた!



「岩海」と言われる岩魂斜面の下り登山道が更に続いた。


ようやく仙水小屋に到着!


 
仙水小屋


 
仙水小屋の夕食、遅い到着で我々のみとなり、食事はここで頂いた。


夕食は仙水小屋名物「お刺身定食」、わざわざこれを食べに来る登山者もいると書いてあったので
ちょっぴり期待したのだが、鮮魚を食べ慣れている北陸人にとっては、やはり山小屋のお刺身は邪道だった!
刺身に関しては美味しいとも新鮮とも言えなかったが、他の料理は手作りで、朝食も美味しく頂いた。

昨日の今日と言う事で、ついつい比較してしまうのは失礼だが、馬ノ背ヒュッテオーナーとは正反対で
仙水小屋のオーナーは至って無口、唯一、明日の天気を尋ねたら答えて頂いたのみである。
それでも我々の到着を、暗くなる前に到着するだろうか?と心配して待っていて下さったようで有難い。

そして何と!仙水小屋では消灯が夜7時、朝ご飯は早朝4時から(全員強制)と言う事であった。

どちらも少し早いのでは?と思ったが、ここから仙水峠経由で、あの急登を登って山頂に至り
どちらを経由したとしても、下って最終16時までのバスに乗る為には、早立ちが必須である。
途中には山小屋も避難小屋もなく、ガスや悪天候が予想される場合は、余裕の時間が必要な山であり
無口なオーナーではあるが、甲斐駒ヶ岳を熟知して日の出や日没を計算した上の判断だと思えた。

私が事前に見た甲斐駒ヶ岳の紹介サイトでは、タイムも登山道に関しても楽天的な書き方だったので
それを鵜呑みにして安易に考えると、予定時間に下れず、バスに間に合わない登山者も出てくるが
そういう意味では、北沢峠にある(旧)長衛荘と言う大きな山小屋は、かなり有難い存在だなーと改めて思った。

仙水小屋では混雑はなく、我々とご夫婦の2組で一部屋貸切りであった為、余裕の広さであった。
タタミ1畳くらい使って、ザックの中身を整理しても、邪魔にならない広さに久々感激である(^^♪
お布団はもちろん一人に一枚!大の字になって寝てもOKの待遇も、山小屋泊では久々であった。

ご夫婦は仙水小屋お気に入りのリピーターで、しばし一緒に南アルプスや北アルプスの山談義をして就寝!
我々は計画変更で、明日は1時間程下るのみとなったが、ご夫婦は明日、甲斐駒ヶ岳に登られるようであり
天気予報が大きく変わった事を知っているのか知らないのか?私としてはちょっと心配であったが、
今のところ星空であり、予報はあくまでも予報なので、その話は口にできなかったのである。

明日が雨でも晴れでも、3日間の予定を2日間で歩いてきて、「や~終わったな~」
消灯時間の7時に合わせてお布団に潜りこんだが、頭の中は甲斐駒と仙丈の眺望がグルグル…。



(3日目) 仙水小屋(2130m)~北沢峠



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仙丈ヶ岳 (3033m)・甲斐駒ヶ岳(2987m)…1日目

2024年08月02日 | 百名山の山


晩秋の雰囲気、甲斐駒ヶ岳とナナカマド


2013/10/13~15(日祝火) 仙丈ヶ岳(3033m)・甲斐駒ヶ岳(2987m)
                              
 <百名山2座>


(1日目) 北沢峠(2032m)~仙丈ヶ岳(3033m)~馬ノ背ヒュッテ(2640m)
(2日目) 馬ノ背ヒュッテ~北沢峠~甲斐駒ヶ岳(2987m)~仙水小屋
(3日目) 仙水小屋(2130m)~北沢峠


<前日>金沢森本IC(15:00)→飛騨清美IC(16:30)→戸台バス乗り場(21:00)
<1日目>  戸台バス乗り場(5:30)→北沢峠(6:20~40)→大滝の頭5合目(8:20)→6合目(9:00)→
小仙丈ヶ岳(9:20)→仙丈ヶ岳山頂(11:40~13:10)→仙丈小屋(13:40)→馬ノ背ヒュッテ(14:30~)泊


南アルプスの女王…仙丈ヶ岳に登る!


日本列島に大型の台風 26号が接近しており、連休後半から山行の予定が急きょ2日間前倒しとなった。
実家に行く予定を(私だけ)急きょ取りやめたので、山の準備が追いつかず慌てる(^^ゞ
まだ日があると思い準備が遅れていた、地図や資料、山小屋の予約変更など(仙丈ヶ岳の小屋は予約必須)
1日目の宿泊を予約していた仙丈小屋は満員と断られたので変更できず、馬ノ背ヒュッテ泊まりとした。

前夜到着時は既に暗かったので、戸台駐車場にある仮眠室が見つからず、しかたなく車中泊となる。
第1駐車場に数台の空きがあって運良く止める事が出来たが、朝までには第2駐車場も満員の様子であり
3連休と好天が重なり、全国から仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳を目指す登山者が、大勢集まってきたと言える。

始発(6:00)のバスに乗る予定で、早朝4時頃目覚めてトイレに行こうとしたら、外はザワザワ…
何と既にバス亭にザックを担いだ数人が並んでおり、人の数だけ臨時バスが出るとの事であった。

4時40分頃から次々と中型バスが出発し、私達が乗ったのは9番目のバスで5時半頃に出発!
バスの運転手さんは北沢峠までの約1時間、車窓から見える山や山小屋の話など、かなりの名ガイドだった。
ちなみに今日は3連休の中日(なかび)であり、1年で一番忙しい日だ!との話である。

終点の北沢峠には立派なトイレと、外に水道(天然水)もあり、ここでコーヒー用の水を確保した。
日帰りも可能な山であるが、出発も早く、しかも馬ノ背ヒュッテ泊まりなので、何よりも余裕の時間が嬉しい♪
2日間早めた甲斐あり、昨夜の星空から期待していた以上に好天の兆しで、気持ち良い登り始めとなった。

北沢峠(2032m)から仙丈ヶ岳(3033m)まで標高差約1000m、当初は登りに薮沢ルートを考えていたが
馬ノ背ヒュッテ泊まりとなったので、小仙丈ヶ岳経由の小仙丈尾根から山頂を目指す事にした。

馬ノ背ヒュッテへの分岐となる薮沢大滝の頭(5合目)はまだ樹林帯の中だが、この辺から少しづつ視界が開け、
6合目では一気に展望が開け360度の眺望、後ろに甲斐駒ヶ岳が大きく聳え、富士山の頭も見えていた。
鳳凰三山、北岳、間ノ岳、八ヶ岳、北アルプス、富士山…ここ6合目が山頂だとしても十分満足の眺望であり
流石に日本の真ん中に連なる南アルプスの仙丈ヶ岳、更に登った3033mの山頂眺望が楽しみとなった。

6合目からはハイマツ帯となり、ナナカマドの赤い実が秋の雰囲気を盛り上げていた。
小仙丈ヶ岳からは小仙丈カールが望め、広い稜線を過ぎると岩場のピーク超えもあったが、危険度は低い。
八ヶ岳連峰や北アルプス、御嶽山や乗鞍岳、そして北岳の後ろに、頭だけだった富士山が大きく見えてきて
眺望を楽しみながらのんびり登っているうちに、大勢の人が昼休憩中で賑わう仙丈ヶ岳山頂に到着した。

お天気の割に気温は低かったが、その分空気が凛として澄み渡り、視界良好の一日となって
登りやすく優しい山であり、ここは「南アルプスの女王」と呼ぶに相応しい山であると実感できた。

山頂は狭く、記念写真だけ撮って、若干下りた場所で昼食後、至福のコーヒータイムでゆっくり過ごした。
下山は馬ノ背方向、眼下には薮沢カールに佇む仙丈小屋、前方には白い甲斐駒ヶ岳が望めて、
尾根が一つ違うだけで、また別の雰囲気が楽しめて、なかなか離れがたい山頂付近であったが
白い風車が印象的な仙丈小屋前を通って、早い時間に本日の宿泊予定である馬ノ背ヒュッテに到着した。


小仙丈尾根から仙丈ヶ岳を目指す!



GPS軌跡は取らなかったので、歩いたであろう予測図である。
千丈小屋の予約が取れず、馬の背ヒュッテ宿泊として、ルートも小仙丈ヶ岳経由に変更した。



早朝4時過ぎだと言うのに、既にバス待ちの長い行列!


戸台から北沢までバスで約50分!


 
北沢峠「こもれび山荘」・・・旧長衛荘                   登山口のトイレ



登山拠点・・・北沢峠登山口(標高2032m)


1合目~4合目・・・


 

 


藪沢ルートへの分岐、薮沢大滝の頭は5合目!



薮沢大滝の頭手前から木々の間に(鳳凰山)視界が開けて来た!



薮沢大滝の頭は5合目、馬の背方面(藪沢ルート)と小仙丈ヶ岳への分岐


6合目で一気に360度の眺望が開ける!


 
秋の名残のナナカマド                      6合目



白い頭は甲斐駒ヶ岳、左奥に八ヶ岳連峰、右端は鳳凰山



6合目を過ぎて、名残のナナカマド畑が続いた。


小仙丈ヶ岳~仙丈ヶ岳を目指す!



小仙丈ヶ岳(2864m)



小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳方向(山頂左直下の小仙丈カールが綺麗に望めた)


視界が開けてからは、前方より後方から目が離せなくなる (^^ゞ



小仙丈ヶ岳を振り返る!眺望を楽しむ人達で超満員!



鳳凰山が後方に綺麗に望めた!



鳳凰山と北岳の間に富士山



八合目



8合目から30分ほどで、仙丈小屋への分岐
分岐からは時計回りに丸~く回って、仙丈小屋の前を通る登山道である。



仙丈小屋が眼下に!


仙丈ヶ岳を捉える!



ピークに人がひしめき合っている!どうやら仙丈ヶ岳のようだ!



目指すのは、この先3つ目のピーク!



後方、地蔵ヶ岳のオベリスクが鮮明に見えて来た!



ゴツゴツ岩山の横を通って、いよいよ山頂!



山頂間近でも気になる後方、北岳と富士山



後ひと登り!


仙丈ヶ岳に登頂!



仙丈ヶ岳(3033m)


 
仙丈ヶ岳と三角点



仙丈ヶ岳山頂からの、鳳凰山、富士山、北岳~間ノ岳



山頂からの下山方向と、藪沢カールに仙丈小屋
予定通りここに宿泊したかったけど、台風直撃ならこんな眺望も見られなかったので、良しとしよう (^^ゞ



仙丈ヶ岳直下で至福の昼休憩!


仙丈小屋まで下りて来た!


 
仙丈小屋                      屋根にはソーラー、小屋横には風車



アンテナは何だろう?環境は最高だけど余り大きな小屋ではないので、
我々のように日帰りでは帰れない長距離を走って来た登山者などは、早めの予約必須かも?




藪沢カール中央にある仙丈小屋



離れていく仙丈小屋に別れを告げて・・・


 
今度は正面に甲斐駒ヶ岳を見ながらの下山


 
標高400m程下りて来た。              左右に鹿よけの柵の間を通る。


 
馬の背ヒュッテ(2630m)                  今夜はカツカレーだった。


馬の背ヒュッテでは山の話と歴史の話が聞けた (^^♪


馬ノ背ヒュッテでは、広めの布団一枚に2人、掛け布団は毛布が各自2枚、予備で更に1枚使用できたが
布団以外の通路がなかった為か、貴重品以外は1階食堂の隣にあるザック置き場に置いて下さいと言われた。
加えてトイレと洗面は外!部屋は先着順で上から詰められ(3階)だったので、何かとやや不便であった。

夕食のメインはカツカレー、良くある山小屋のパターンだったが、食後が他の山小屋とちょっと違う!
40歳位の男性オーナー(川端さん)が、仙丈ヶ岳から見えている山の話や歴史を熱く語り、質疑応答もあり。
皆さん真剣に聞いていて、どんなお話だったかは馬ノ背ヒュッテ宿泊時のお楽しみ♪

小屋閉めは早く、紅葉が終わると人が来なくなるとの事で、何と!明日の宿泊者が最後だとか!
そう言えば、仙丈ヶ岳の紅葉は9月中旬から始まり、今回(10月中旬)は終わりに近く、終盤だったかも?

この時期、小屋からのご来光はないのだが、小屋前から甲斐駒ヶ岳が大きく見えており
夕日で赤く焼けるのを期待していたが、本日の快晴の割には意外や不発で終わってしまった(>_<)


明日はあの頂に立つぞ (^^♪



馬の背ヒュッテから望む、ちょっぴり焼けた甲斐駒ヶ岳


山小屋泊でのもう一つの楽しみは星空!…満天の星が見られて、カシオペア座や甲斐駒の上に北斗七星★ピカリ!
寝る前の黄昏時と月明かりの星空、そして早朝4時起きで、月が隠れ一段と輝く星空!・・・両方を堪能できた。



(2日目) …馬ノ背ヒュッテ~北沢峠~甲斐駒ヶ岳~仙水小屋



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南南ア縦走…荒川三山(悪沢岳)・赤石岳・聖岳(4日目)

2024年07月31日 | 百名山の山


聖沢吊り橋


2014/8/19(火)~22(金) 南南アルプス縦走
                                 椹(さわら)島 登山口より 

(1日目)  椹島ロッジ登山口~千枚小屋
(2日目)  千枚小屋~千枚岳~悪沢岳~赤石岳~百間洞山の家
(3日目)  百間洞山の家~聖岳~聖平小屋
(4日目)  聖平小屋~聖沢登山口


聖平小屋(4:45)→滝見平(5:35)→聖沢吊橋(8:05)→聖沢登山口(9:25~10:00)→
井川観光協会バス(10:00~)→畑薙第一ダム臨時駐車場(11:00)


最終日、下るだけの快晴に後ろ髪引かれる。


やっぱり神のお告げ?夜中の3時頃に目覚め、窓の外を見てビックリ!この縦走3日間で一番のまばゆい星空である!
目もパッチリ覚めて、隣で寝ている仲間をそっと起こし、トイレを兼ねて星空☆観察に外に出た。。。
この小屋はトイレが別で少し離れており、道に迷わず歩けるように、小さな誘導灯は付いていたが、
一人ではちょっと怖い距離であり、夜中でもトイレは誘い合って行きたかったと言う訳である(*^^*)



真夜中の星空★


実際は
鮮明に見えたが、画像でも少し離れてみると天の川が何となく見える綺麗な星空が撮れた!
三脚を構えて、本格一眼レフで撮ったら、素晴らしい画像になっただろうと思えた (^^ゞ
良い画像とは言えないが、三脚なしで目いっぱいの努力と、仲間に教えて貰った技術で撮った記念の一枚!

この星空のまま朝を迎えたら、今日もきっと晴れの予感…樹林帯を下りるだけではもったいない!と頭を過る。
聖岳山頂で唯一一緒になった単独の男性は、明日は光岳を回ってから下山すると言っていたのを思い出し
羨ましい計画だなぁと思ったが、急な予定変更には危険と心配が付いてくるので、当然無理な事!

何だか、初日は荷物が重くてヒーヒー言ってて辛かったのに、ここにきて意外と元気な自分にも驚きである (^^ゞ 
山小屋3泊は長すぎると思ったが、見知らぬ同士でも山好きが集まる山小屋は、狭いながらも居心地が良い。

聖平小屋の朝食時間は自分で選べて、1番が4時からだったので、朝食後に予定通り出発する事ができた。
聖沢登山口10時発のバスを予約しており、次の便は13時迄ないので、何としても10時前迄の下山は必至だ!


  
聖平小屋の朝食                    朝食後の空の様子


薄暗い中をヘッデンで下山開始!


小屋を出てすぐに樹林帯に入るので、最初の20分位はヘッデンで足元を見ながらの下りであった。
やがて明るくなり、雲一つない眩しい朝となり、またまた下りるだけではもったいないと思わず口に出す!
最後の下山の日まで晴れてくれて、はるばる北陸から南アルプスにやって来て良かったなぁと改めて感謝 (^人^)

樹林帯を下りながら、少し開けた場所では、強烈な朝日が差し込んだ山の稜線が、黄色く浮かび上がって
縦走も4日目だと言うのに、暗い樹林帯よりあの明るい稜線を歩きたいと、またまた…またまた思えるのであった。



聖平小屋を出発!


10時前までの下山必須!


後ろ髪引かれながらも気持ちを切り替え、何としても10時のバスに乗らなければと、下山に集中したが
3ヶ所ほどは、なかなか手強い急下りであり、気持ちとは裏腹に、両足の膝は疲労感でいっぱいとなった (>_<)
初日には、白山を2回登った程の気分であったが、最終日は白山を2回下山してきた程の気分である。

注意が必要なトラバース箇所も多く、崩壊地などもあって、数ヶ所、谷川に頑丈な手すりも設置されていた。
聖沢登山口から登って来た数組とも擦れ違い、最後に登って来たガッチリ形の男性3人組に声をかけられた。

「県警です!18日に聖沢から登り、聖平小屋に宿泊予定が泊まらず、20日の帰宅予定日になっても戻らないので
家族から捜索願いが出ています。途中で何かお気付きの事など無かったですか?」…そんな話であった。

単独の男性と言う話であったが、この山域では単独男性の登山者をかなり多く見かけており、
何故かどの小屋でも、単独者を含めて大多数の宿泊者が、男性であったような気がする。(気のせいか?)

生憎、何も気付いた事は無かったので、県警の方達にその旨を伝えたが、そんな話の後は緊張が走る!
最後は急下りもあったので、「時間は気にせずゆっくり慎重に」と声を掛け合った。



聖沢を何度か渡る!


 
大雨で土砂がぶつかり壊れた橋はそのまま、直ぐ近くに新しい橋



近かったり離れたりだが、ずっと聖沢沿いを歩くので、沢も眼下だったり足元だったり・・・


丸太で補強の登山道(小沢)が数ヵ所!



手作り感満載の丸太の登山道・・・滑るので不安定で急ぐと危ない (^^ゞ



ここも丸太で補強?



ここの丸太が崩れそうで一番怖かった!


 
花にも癒されながらの下山



6時を過ぎたら眩しい青空が!



目を引く眺望もないのでカメラの出番もなく、ひたすら下る。



定員5人の橋を渡る!


最後に聖沢吊り橋を渡る!




長~い、聖沢吊り橋を渡る。


聖沢吊り橋から間もなく、柵のある登山道となる。


 
踏み外したら危ないので安心感はあった!


4時間40分後、聖沢登山口に無事着地!



聖沢吊り橋からⅠ時間10分強で、聖岳登山口に下りて来た。(バス待ちの先客あり!)


回りを散策しながらのんびりバスを待つ!


9:25分、我々はかなり余裕で下山できて一安心、密かに万歳をして、無事に下山できた事を喜んだ♪
予定通り10時発の井川観光バスに乗車し、約1時間後にマイカーのある畑薙第一ダム臨時駐車場に到着した。
そのまま車で5分程の場所にある 「赤石温泉 白樺荘」 へ走り、まずはお風呂(温泉)で汗を流す。
4日間を通してお天気に恵まれ、予定通りの行動で目標も達成、久々下界のランチを頂きながら話も弾む。


 
駐車場に戻ってきた!                  白樺荘で入浴(事前にチェック済)


通り道の観光巡りもまた楽しい♪


行き、金沢からは東海北陸道を走り、新東名高速道の島田金谷ICで下りて、大井川鉄道沿いをダムまで北上した。
この大井川鉄道そのものも貴重な観光資源のようであったが、大井川鉄道沿線と言うのがなかなかの景観で、
初日「帰路に見たい候補」をチェックしながら走ったので、時間の許す限り、観光気分で立ち寄りながら金沢に帰って来た。


観光① 車で渡る恐怖の吊り橋 (^^ゞ



2トンまでOK!車は1台つづ・・・ガタンガタン、ミシミシ・・・聞いたことの無い音と共に車で渡った!
助手席から「やめて!」と思わず叫んでいた (^^ゞ 聖沢吊り橋を渡るより数十倍怖かった(>_<)


観光② レインボー-ブリッジ「湖上遊歩道」を歩く



奥大井湖上駅まで歩ける。



トンネルの上の白い手摺の階段を下りて来た。


 
奥大井湖上駅                   ちょうど電車が止まった (^^♪


 
HAPPYベル                      駅からトンネル方向


観光③ 塩郷の釣り橋を歩く。



奥大井サスペンスブリッジ・・・住宅や車道が透けて見える上を歩くので緊張感あり!


ちょうど電車が来た (^^♪



大井川鉄道と車道と住宅(電車と車と家と大井川)の真上を歩く吊り橋である。


山旅の終わり、ご褒美は「うなぎ定食」と決めていた (^^♪



帰路に立ち寄れる「うなぎ」の有名店も調べてあった!言うまでもなく美味しかった (^^♪




100名山中 標高順 20座まで後1座 !


今回の南南ア縦走で、標高6位、7位、13位のピークを踏めたので、残り1座となった。


100名山中 標高順 20座! < 2024/7月現在、山頂未踏は残り1座 >

①富士山(3776m)

②北岳(3193m) ③奥穂高岳(3190m) ④間ノ岳(3190m) ⑤槍ヶ岳(3180m)
⑥悪沢岳(3141m) ⑦赤石岳(3121m) ⑧御岳山(3067m) 塩見岳(3047m)

⑩仙丈ヶ岳(3033m)

⑪乗鞍岳(3026m)

⑫立山(3015m) ⑬聖岳(3013m) ⑭剱岳(2999m) ⑮水晶岳(2986m)

⑯甲斐駒ヶ岳(2967m)

⑰木曽駒ヶ岳(2956m) ⑱白馬岳(2932m) ⑲薬師岳(2926m) ⑳鷲羽岳(2924m)


30位まで広げると未踏は5座…この未踏のうち登ってみたい山は 「笠ヶ岳・黒部五郎岳」 である。

100名山と言う縛りをなくし、純粋に 「日本の高い山ランキングベスト100座」 と言うのも興味深いが
もしも100名山を外して、単に日本の高い山20座としたら、私の目標は程遠いものになってしまうのか?…(^^ゞ
調べてみたら(下記表)2024/7月現在の未踏は2座、北海道や九州じゃないので、何とか手が届くだろうか??


< 日本の高い山ランキング ベスト20座 >

①富士山(3776m)

②北岳(3193m) ③奥穂高岳(3190m) ④間ノ岳(3190m) ⑤槍ヶ岳(3180m)

⑥悪沢岳(3141m)

⑦赤石岳(3121m) ⑧涸沢岳(3113m) ⑨北穂高岳(3106m) ⑩大喰岳(3101m)

⑪前穂高岳(3090m)

⑫中岳(3084m) ⑬荒川中岳(3083m) ⑭御岳山(3067m) 農鳥岳(3051m)

塩見岳(3047m)

⑰仙丈ヶ岳(3033m) ⑱南岳(3033m) ⑲乗鞍岳(3026m) ⑳立山(3015m)


う~ん、「塩見岳」「農鳥岳」縁がないなぁ (*'ω'*) ・・・目標とは決めず余り気にしないでおこう (^^ゞ
何回登っても違う光景や違う花に出合える♪自分の好きな山に季節を変えて登る方が、私には向いている!




南南アルプス縦走(完)


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南南ア縦走…荒川三山(悪沢岳)・赤石岳・聖岳(3日目)

2024年07月30日 | 百名山の山


兎岳山頂のタカネビランジと聖岳


2014/8/19(火)~22(金) 南南アルプス縦走③
                             椹(さわら)島 登山口より 

(1日目)  椹島ロッジ登山口~千枚小屋
(2日目)  千枚小屋~千枚岳(2880m)~悪沢岳(3141m)~赤石岳(3121m)~百間洞山の家
(3日目)  百間洞山の家~聖岳(2982m)~聖平小屋
(4日目)  聖平小屋~聖沢登山口


百間洞山の家(5:40)→中盛丸山(7:10)→小兎岳(8:15)→兎岳(9:15~25)→兎平避難小屋(9:35)→
聖岳手前で昼休憩(12:00~20)→聖岳(12:40~13:25)→小聖岳(14:30)→聖平小屋(15:50)


本日は10時間の歩きを予定!


本日も昨日に負けない位、約10時間の歩きを予定しており、早朝5時には出発する計画であったが
朝食は並んだ順番で一番が5時から、おにぎり2日連続は避けたく、予定を30分遅らせて朝食後の出発とした。

小屋からはいきなり急登で登り応えあり!アップダウンして中盛丸山、小兎岳と順調にピークを踏んで進み
兎岳では、山頂に見頃で群生して咲き誇っていた「タカネビランジ」が余りにも可愛くて、しばし写真タイムとなった。



中盛丸山(中央ピーク)へ向かう。



稜線に出てからの中盛丸山



大沢岳(2820m)方面を振り返る!



中盛丸山(2807m)



中盛丸山から聖岳方面



小兎岳、兎岳へ向かう。



ガスに包まれた「小兎岳」


兎岳では見頃のタカネビランジに癒された♪




兎岳山頂


 
兎岳のタカネビランジ


いよいよ最後のピーク聖岳へ!


兎岳避難小屋を過ぎてからは細尾根が続き、左右の谷側は大きく切り立っていて、スリル&迫力!
鞍部と思われる場所を過ぎて次は、見上げると真っ赤な大岩の急登!一息してから気合を入れてスタートしたが
短い足にはやや難儀(^^ゞ 大きな岩にへばり付くので、ルートの丸を見逃すと、どの岩に取りつくのか時々迷う。

赤石岳の登り下りでは、どちらかと言うと黄色ぽい赤岩が多かったので、これほど赤い岩の連続はなかった。
ここ、聖岳への登りの方が、赤石に相応しい登山道(山名)かも?と思える程、真っ赤な岩壁や赤い岩の登山道であった。



兎岳から最後のピーク聖岳に向かう


 
兎岳避難小屋(上からは屋根のみ見えた)            ホシガラスが飛び交っていた!


細尾根のアップダウンが続く。。。



聖岳ピークを目指す!



登山道が読めない登り!



吸い込まれそうな谷



真っ赤な岩壁を見ながらの登り!



真っ赤な岩とお花畑



赤石岳方面



大きく切れた登山道。。。雨とガスの日は足元要注意!


エネルギー補給の後は力も増し、ひと頑張りで聖岳山頂に到着!


赤い岩の登りが終わり、少し穏やかな稜線に出て、聖岳山頂目前だったが12時だったのでエネルギー切れ(^^ゞ
大きな岩を、イスとテーブル変わりにして昼休憩! お弁当のおにぎり(天むす風4個&肉の佃煮)を頂いた。
赤石岳の北側が望めて、東尾根の稜線上には赤石小屋も見えており、ここからの眺望もなかなかであった。



聖岳目前!この辺りで昼休憩!



昼ご飯を食べながら赤石岳方面に思いを馳せる!


聖岳で富士山を見ながらのんびり過ごす!


富士山とはずっと一緒だったが、いよいよここでお別れだと思い、時間があれば往復予定だった奥聖岳は断念!
若干雲に覆われていたが、まだまだ綺麗に望めた富士山を眺めながら、何枚も記念写真を撮って、
コーヒータイムでのんびり過ごし、諦めないで歩いてきて良かったと、縦走最後となった聖岳からの眺望を楽しんだ♪
いつもここぞ!と言う時に、美味しいコーヒーを入れてくれる仲間に感謝(^人^) 山頂コーヒーは特に美味



聖岳山頂(3013m)と富士山①



奥聖岳(2979m)への稜線と富士山②



聖岳山頂(3013m)丸い案内板と富士山③



富士山④



聖岳から「赤石岳~兎岳」歩いて来た稜線が一望できた!


岩に咲く高山植物を見ながらの下り。。。


後は下るだけ…最初は小石のザレ場のジグザグ急下りが続き、足を滑らせないように慎重に下りた。
そこを過ぎると若干アップダウンの細尾根の連続であったが、あんなところに?と思える岩場に咲く花々が可愛く
ハイマツの実を食べに来ているホシガラスも多く、鳴き声が響き、飛び交う姿を何度も目にした。

そんな訳で、下るだけのはずが、花やホシガラスの観察と相成り、聖平小屋にはなかなか辿りつけず(^^ゞ



ガスが出て来た登山道では、足元の花が余計に目につく。




群生して満開のイブキジャコウソウ



岩壁にタカネツメグサ



岩壁にホタルブクロ



下りてきた尾根


ガスの中をホシガラス飛び交う。。。



登山道にホシガラスの餌場


 
ハイマツの実を冬の為に溜めている!



食事中のホシガラス①



食事中のホシガラス②・・・ガスが出て来た!


小聖岳でガスに包まれる。



小聖岳(2662m)地形図には載っていないが、文字の消えかけた看板あり!


標高差750m位を下って聖平小屋へ!


やがて眼下に小屋の赤い屋根が見えてからも、登山道は茶臼岳方面へ大きく回り込むようになっていた為、
今見えていた小屋が魔法のように消えてしまい、あれあれっ?と思いながら歩いていたら目の前に木道が現れた。
案内通り木道を進み、奥に小屋らしきものが見えた時は、やっと着いたと言う思いでホッとしたのであった。
色々遊びながら歩いたが、時間はほぼ予定通り、出発が遅れた分の遅れはあったが、10時間頑張った!

夕食は小屋では2番目となる17時5分からであった。(1番の方達は16時半からで、かなり早い)
他の小屋では到着順で決められていたが、ここでは先着順に希望で選べるようで、空きは16時半しか無かったが
到着後、着替えも出来ずに直ぐと言うのもせわしなく、スタッフの気遣いで何とか遅い方に入れて頂き、助かった!

宿泊の手続きを済ませると、この小屋では思いがけず、ウェルカムフルーツポンチが、紙コップ一杯づつ頂けた♪
スタッフの数も多くて対応も良く、食事も美味しく、小屋も清潔に心がけているようで、なかなか良い小屋であった。

気になった点は、お布団がなく、もちろん枕もなし、一人につき寝袋ひと組だけが与えられるのであるが、
ピーク時の涸沢小屋では一つの布団に3人と言う事もあったので、比較すると、まぁ寝袋も悪くはないと思えた。

小屋からはこれと言った眺望もないのだが、夕方から小屋周りはガスで真っ白になった。
食後に開放された食堂で、しばらくポスターや本などを見て、聖平小屋の歴史や南アルプスの知識を得る!

スマホは、登山道や山小屋ではほとんど圏外だった事もあり (途中で何度か電波が来ていたが)
今回の3泊縦走を考慮して、直前にネットで手に入れた「13000mah」のモバイル充電器で十分に間に合った!
GPSをずっと使用していたが、携帯充電は1回半、カメラの充電に2回使用しても、余裕の残量で頼もしかった。

ちなみに、小屋から少し離れた場所(木道付近)で、ドコモのスマホの電波が若干来ている場所があった。
聖岳の山頂でも、ドコモのスマホは圏外だったが、ドコモのガラケーは圏内!(電話もメールもできたようだ)


小聖岳を過ぎたら景色が一変 (^^ゞ


 
緩い下りに入るとお花畑が待っていた。。。


 
登山道両脇、何処までもメタカラコウ


 
トリカブト                        メタカラコウ



西沢渡への分岐


お花畑は小屋まで続いた。



散歩しているような登山道を花を愛でながら歩く



木道を進むと。。。


 
聖平小屋


 
WELCOMEフルーツポンチ                    小屋の夕食



(4日目)  聖平小屋~聖沢登山口



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南南ア縦走…荒川三山(悪沢岳)・赤石岳・聖岳(2日目)

2024年07月26日 | 百名山の山


日の出直後の悪沢岳、赤石岳への稜線


2014/8/19(火)~22(金) 南南アルプス縦走②
                                   椹(さわら)島 登山口より 

(1日目)  椹島ロッジ登山口(1120m)~千枚小屋(2500m)
(2日目)  千枚小屋~千枚岳(2880m)~悪沢岳(3141m)~赤石岳(3121m)~百間洞山の家
(3日目)  百間洞山の家~聖岳(2982m)~聖平小屋
(4日目)  聖平小屋~聖沢登山口


千枚小屋(4:00)→千枚岳(4:50~5:25)→丸山(6:25)→荒川東岳(悪沢岳 7:20)→荒川中岳(8:45)
荒川前岳(9:00)→荒川小屋(10:25~11:00)→大聖寺平(11:25)→小赤石岳(13:05)→
赤石岳(13:50)
→百間平(15:10)→百間洞山の家(16:00 …正確には15:57分着)



千枚岳で富士山と30分過ごす!


千枚小屋の朝食一番は4:30分からなので諦め、朝食&昼食ともお弁当を頼んだら、合計6個のおにぎりだった。
昨日のボランティア高校生(20名程)は、特別に3:30分から朝食タイムなのだとか! 仲間に入れて欲しかった(^^ゞ
悪沢岳に登頂してから本日中に下山すると言う事で、早めの朝食だったらしく、元気な地元の高校生たちであった。

我々はヘッデンを付けて予定通り4時に出発!30分程歩くと森林限界となり、富士山のシルエットが全貌を現す!
千枚山頂では、富士山を囲む水平線が徐々に明るくなり、素晴らしいご来光を迎える事ができた(^O^)/

朝ご飯を兼ねてご来光を待つ予定だったが、開けた山頂での360度、少しづつ変化する光景が美しすぎて
一時も目が離せず、滅多に見られない富士山のご来光に見惚れて、結局朝ご飯を食べる機会を逃したのである(^^ゞ



(5:06)来た~



(5:09)モルゲンロート



(5:10)ご来光!



(5:22)いつまでも美しい。。。


 
千枚岳(2880m)と富士山



千枚岳から塩見岳方面


荒川東岳(悪沢岳)を目指す!


丸山手前付近から稜線上は強風となったが、荒川東岳(悪沢岳)への登り途中で大岩の陰に入り、何とかおにぎりを頬張った!
長い一日なので、早めのエネルギー補給は大事であり、それ以降は強風にも負けず、悪沢岳へ一直線に登頂できた。

千枚岳では夜明け直後だったのでやや暗かったが、悪沢岳からは南アルプス北部の山々が鮮明に見えていた。
近くに塩見岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、遠くには甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、地蔵ヶ岳のオベリスクも目視できた。
荒川東岳を通過した頃には強風も収まり、その後は穏やかで清々しい稜線漫歩…ずっと富士山と一緒である(*^^*)



荒川東岳方面


 
岩のザレ場越えあり!


     
岩の間に咲く花に癒される。



北アルプスでは見ない光景なので、ずっと見えていた富士山にテンション上がる (^^♪


荒川東岳(悪沢岳3141m)に到着!


 
赤石山脈と言うだけあって、赤い岩が目立って多かった。



荒川東岳(3141m)



東岳から赤石岳方面(頭に雲)


荒川中岳を目指す!



荒川東岳を振り返る(富士山がまだ美しかった)


 
中岳手前にある荒川中岳避難小屋


 
この先トイレ岳(標高3063mにあるトイレ)

荒川中岳の5分程手前には、中岳避難小屋があり、避難小屋横の少し離れたトイレへの案内板が面白い!
良くある山での宴会岳と同じノリだが、「この先は行き止まり! トイレ岳→」 つまりあるのはトイレだけと言う事(^^ゞ
看板を見たにも拘らず、登山道と間違えて行きそうになった私、けっこう深刻なダジャレだったのであった。


 
荒川中岳(3083m)


荒川前岳を目指す!


荒川前岳は、地形図では登山道の途中にある様に勘違いしやすいので、ボーとしていたら通り過ぎてしまうかも?
中岳から直ぐの赤石岳方面への分岐を、高山裏避難小屋方面に5分程登ったピークが前岳であった。
荒川三山と言う事で、是非押さえておきたいピークであり、分岐の看板は文字が半分消えかけていた事もあるが、
明確な案内はなく、持参した高原地図にも載っていないと言って、分岐で悩んでいた登山者さんもおられた。



前岳への分岐



荒川前岳(3068m)



前岳から中岳と東岳


荒川小屋で昼休憩!


途中で、ポスターにも登場している一大お花畑を通り過ぎて、しばらく樹林帯を下った後、荒川小屋に辿りついた。

お花畑で我々の後ろから来られて、同じように写真を撮りながら少し話をした単独の男性が、
途中で先に行かれたのではあるが、荒川小屋で休憩していない事に気付き、昼には少し早いので通り過ぎたのか?
こんなに良い休憩所を通過して、何処で昼休憩するの?とこの時、単独の方の行方をちょっぴり気にした。

荒川小屋では小屋前にテーブルがあったので使わせて頂き、朝ご飯と全く同じおにぎりで、昼休憩を取った!
荒川小屋のランチメニューは豊富で、注文している方も多く、おでんやカレー、お蕎麦からデザートのかき氷など、
どれも美味しそうだったので、ちょっと失敗だったかな? 知っていたらおにぎり6個は避けたんだけど(^^ゞ
それでもコーヒータイムはしっかり取った後、予定より20分程遅れていた事もあり、早々に出発した。



広大なお花畑はグルっとフェンスで守られたいた。



鹿などはお花が大好物!


 
夏から初秋の花で、見渡す限り満開だった!


お花畑を過ぎて眼下に荒川小屋が見えて来た!



赤い屋根が3つ、トラバース道に荒川小屋が見えた!


 
荒川小屋から、赤石避難小屋まで150分、荒川中岳避難小屋まで90分の案内あり!



荒川小屋の周辺マップ(テントサイト、水場あり)


雷鳥の親子に2度遭遇!


大聖寺平を経て、小赤石岳の5分程手前で雷鳥の母子(ヒナ5羽)が、登山道で砂遊びをしているのに遭遇した。
母雷鳥が見守る中、ヒナが仲良く遊んでいるように見えたが、実は暖まった砂でお腹を温めているらしかった。
余り近付けないので、画像は小さくてややズレてしまったが、数分だけ動画も撮ってみた。

その後も赤石岳山頂直下で、またまた雷鳥の母子(ヒナ3羽)に遭遇! 母雷鳥は少し高い場所に上がり
しきりに周りを警戒していたが、何故か我々人間には警戒心ゼロ(^^ゞ お陰で写真がいっぱい撮れた!

今朝、悪沢岳山頂から赤石方面を見た時、赤石岳の頭にだけ雲がかかっていたのを思い出した!
赤石岳にはガスが湧き易いのか?もしや、雷鳥たちはその環境を利用して、ここハイマツ帯を住み家としていたのかも?
2回とも遭遇が赤石岳だったので、ふとそんな事を考え、雷鳥の母子としばし遊んでから、赤石岳へ登頂!



大聖寺平



大聖寺平から赤石岳方面へ


イワヒバリ、雷鳥親子に次々遭遇!



イワヒバリ



小赤石岳へのハイマツ帯



雷鳥の母子(雛5羽)が砂でゴロゴロ・・・登山道なので、行くに行けずしばし見守った!



水浴びのような砂浴び!



赤石岳山頂直下にも雷鳥



少し上から雛を見守る母雷鳥


小赤石岳に到着した!


 
小赤石岳(3081m)                  赤石小屋、椹島への分岐



赤石岳直下でも雷鳥夫婦(ツガイ)?


赤石岳に到着!


山頂から避難小屋が直ぐ眼下に見えていたが、徐々にガスが濃くなり真っ白に! 雷鳥と遊んでいた事もあり
20分の遅れはなかなか取り戻せず、16時までに百間洞まで辿りつけないので、証拠写真だけ撮って先を急いだ!



赤石岳(3120m)ガスって来たので早々に下山!



山頂直下に赤石岳避難小屋があった。小さく見えるが意外と大きかった。



(14:22分)ここでの案内には「百間洞山の家まで120分」と書かれていた。
ヤバい!98分しかないので間に合わない・・・と、夕食トンカツは一旦諦める (@_@。


百間平はひたすら急いで歩く。。。


慌てて時計を見たら既に14時22分、百間洞山の家までは標準タイムで2時間と書いてあった!

休憩も必要なので、あ~我々の足では16時には間に合わない! でもここまできたら向かうしかなく
トンカツは諦めて、残ったおにぎりと、カップヌードルを買って夕食にしましょう!と皆で、しょぼい話になった。

夕食は諦めたが、小屋にはなるべく早く入りたいので、新たに16時半を目標に決めて、休憩も最小限とした。
名前の如く平坦で広く続いていた百間平の登山道では、挽回はここしかないと、ひたすら黙々と早足で歩き、
小屋手前の小岩の急下りは難儀したが、何と!初めて標準タイムを上回り、結果2時間弱で歩き切ったのであった!

小屋の受付に飛び込んだのはギリギリ15時57分!! 最初に目に入ったのは 窓口中央に置かれた「夕食終了」 の文字!
めげずに「夕食は間に合いますか?」と一応尋ねて見たら、スタッフの方がチラッと斜め後ろの時計を見てから
「はい、大丈夫ですよ~」と言いながら、「夕食終了」の立て札を片づけてくれたのであった ♪♪ 嬉ぴっ ♪♪
後ろの時計をチラッと確認するあたり、早々に終了の立て札を置くあたり、やっぱり16時迄は本当だったんだ!

赤石避難小屋から百間平への分岐には、「山小屋には16時までに入りましょう!」と書かれた看板があった。
誰かのブログで見たのだが、百間洞山の家の夕食は揚げたてトンカツで、16時までに小屋に入るのが原則であり
16時を過ぎると締め切るので、このトンカツが食べられないのだと書いてあったのである。(@_@;) ヤバッ!

喜んでいたら後ろから 「 間に合いましたね!」の声が…下山途中で風のように追い越して行った単独の男性だ!
そっかぁやっぱり16時を意識して、トンカツに間に合うように、あんなに急いで下って行かれたのであった!
それにしても風のような歩きは只者では無かったようで、本人曰く、標準タイムの6割位で歩けるとの事であった。

そして夕食は17:40分から、めでたくボリューム満点の揚げたてトンカツ定食を頂き、大満足であった。(^^)v
ちなみに私の隣で一人だけ、トンカツではなく「うどん」を食べていた男性がいたのだが、何故なのか聞くに聞けず
もしや16時に間に合わなかった方だったのだろうか??それともトンカツが嫌いだったのか?


 
ガレバあり、歩きやすい登山道あり!



(15:52)赤い屋根が見えた (^^♪


15時57分!ギリギリ受付に走る!



百間洞山の家



16時に間に合ったので、揚げたてのトンカツ定食を頂きました (^^♪


12時間覚悟でキッカリ12時間を歩き切った!


考えてみたら明日もけっこうハードな計画で、10時間の歩きを予定しており、お天気がとても気になった。
この小屋では食事中は(食堂の)TVが見られず、食後に見られるように食堂を開放してくれるとの事
昨日の千枚小屋で見た予報では、傘マークがあり心配だったが、何と!晴れのち曇りに変わっていたのである!

百間洞まで来てしまったので、もうエスケープルートはなく、雨になっても予定通り歩くしかなかったので
晴れマークがついたと聞いて一安心、部屋も階段上の中2階だったが、区切りがあり何となく落ちついて休めた。

小屋からは唯一聖岳がドンと大きく見えていたが、渓谷沿いの谷間に建てられ、夕日も山影となり見られないようで
長距離、長時間歩きの疲れで周りを散歩する気力もなく、星は綺麗だったが外に見に行く元気もなく…(^^ゞ
千枚小屋での夕焼けと星空、富士山とご来光が印象的で、トンカツも間に合って身も心もお腹いっぱいが本音かな!

百間洞山の家では、薄めの寝袋+毛布3枚が一人分であり、寝袋と毛布2枚を敷布団、毛布1枚を布団にして、
赤石岳では慌ただしかったけど、雷鳥が可愛かったなーと思い出しながら、早めの就寝体制とした。




(3日目) 百間洞山の家~聖岳(2982m)~聖平小屋



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北岳縦走で出会った花たち。。。

2024年06月26日 | 百名山の山

大樺沢沿いに群生していた キツリフネ


長い間、ブログ更新をサボっていましたが、下書きが大量にあり、整理して今更ですがアップしています。

     2011/08/09(火)~11(木)  北岳(3193m)~間ノ岳(3189.3m)縦走   
                                           広河原登山口より


1日目前半 ) 芦安P(車中前泊)~広河原~北岳山荘
(1日目後半八本歯のコル~北岳山荘
2日目前半 ) 
北岳山荘~間ノ岳
2日目後半 ) 
間ノ岳~北岳~北岳肩の小屋
3日目前半
)  北岳肩の小屋~北岳~二俣

3日目後半)  二俣~白根御池小屋~広河原


北岳縦走で出会った花たち。。。

大樺沢沿いには 花がいっぱい。。。


    
ホタルブクロとクサボタン      キツリフネ          キタダケトリカブト

     
ホタルブクロの群生                         ハクサンフウロ

     
タカネナデシコ             ミヤマハナシノブ      イブキトラノオ

    
エゾシオガマ         ミヤママンネングサ         ミヤマミミナグサ

    
タカネグンナイフウロ      ミヤマダイコンソウ         チシマギキョウ



ミヤマハナシノブ … 北岳と白馬だけに咲く花とか。


 
背中に止まった高山蝶のベニヒカゲ…後に鳥さんも私の近くにやって来た!何だかとても HAPPY !!


トラバース道は広大なお花畑 だった。


    


     


     


     


    


    



一輪や二輪ではなく、どれも群生している花が多かった。
こうして並べて見ると、北岳花図鑑…とでも呼んでみたくなる程の種類だ!



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燕岳~蝶ヶ岳…表銀座縦走(3日目)

2024年06月18日 | 百名山の山


常念岳山頂直下からの眺望(歩いてきた尾根方向と槍ヶ岳)



蝶槍直下からの槍穂(雨上りの雲海とのコラボが幻想的)


2015/8/18~21(火水木金) 燕岳~蝶ヶ岳縦走③
                                    中房温泉登山口より

(8/18 火) 金沢~
中房温泉~燕岳(2763m)~燕山荘(泊)
(8/19 水)燕山荘~大天井岳(2922m)~常念小屋(泊)
(8/20 木)  常念小屋~常念岳(2857m)~蝶ヶ岳(2679m)~蝶ヶ岳ヒュッテ(泊) 
(8/21 金)
蝶ヶ岳ヒュッテ~三股~中房温泉~金沢



 常念小屋~常念岳(2857m)~蝶ヶ岳(2679m)~蝶ヶ岳ヒュッテ(泊)


<3日目>常念小屋(5:45)→分岐(6:50)→常念岳(7:05~20)→蝶槍(11:00~10)→
蝶ヶ岳ヒュッテ(12:00~昼食&山頂)泊


 
常念小屋~蝶槍~蝶ヶ岳GPS軌跡 (常念小屋~途中まで測定on入れ忘れ)
 

日の出は過ぎたが薄暗く・・・



5時45分頃、常念小屋を出発!


昼頃から雨の予報だったのでもっと早く出発したかったが、常念小屋の朝食一番は5時からだった。
常念小屋には「登山相談所」があり「常念岳直下の前常念~三股コースは岩場や急坂があり危険を伴うので相談がお勧め」
と書かれており、別棟に「信州大学診療所」もあるようで、表銀座人気の中心である常念岳の貫禄である!
我々の
エスケープルートは、早朝に常念岳往復の後、小屋から一の沢へ下山する計画だったので、正解であった。


日差しが弱い中、まずは常念岳を目指
す!



標高約400mの登り!常念岳は視界の中!


そして恒例の振り返り (^^ゞ



昨日、巻いてきた横通岳の山様が美しい・・・登る人、下る人、この時間は登山者多数!



山頂の手前の尾根でお猿さん発見!岩に飛び乗って槍穂の眺望?見ていたのではなさそうだった (^^ゞ


常念岳山頂に到着!


 
遠目では丸かったので思っていた雰囲気とは違い、ゴツゴツ岩の山頂だった。



ここまで散々見て来たけど、常念岳山頂からも素晴らしい眺望の槍穂!



歩いてきた方向の稜線と山々・・・



燕岳と燕山荘(中央赤い屋根)の奥に見えていたのは、剱岳?あの山容はきっと剱岳だ!



そして、今から向かう蝶ヶ岳方面!奥の空はやや怪しい色 (+o+)



蝶ヶ岳を目指して下山開始!


常念山頂から岩稜の400mを下る最低鞍部の少し手前で、(私が先頭)
踏み後通りに歩いていたら
いつの間にか右に反れてしまい、稜線から外れてどんどん谷に向かって歩いていたので、あららっと思い立ち止まった!
どう見ても踏み後通りだったので、このまま進むか?登り返すか?意見が分かれたのだったが
200mほど先の岩に赤い〇印があるのが見えて、岩場だったので登り返さずにトラバースで難を逃れて、ホッと一息 (^^ゞ



この谷に吸い込まれそうだった!槍穂の見過ぎが原因かも (^^ゞ

ここで激しい雨だったり、ガスっていたりだったら、気付かずに進んでいたかも知れないのだ!
GPSで位置を確認できたが、数メートルの違いは読めず、大きく反れない限り判断は難しいと思えた。

そして鞍部の手前辺りで、あの尖りはもしや??




三つ目のピークが尖っているのを発見!蝶槍??


と思っていたら足元の倒木に。。。



ハイマツ帯の中でホシガラスに出合う
ピントが木の白い枝に合ってしまったけど、結構大きい鳥だったので、まぁ見れる (^^ゞ



食べカス散乱!まるでMLB選手!

ハイマツの実などを集めて、太いクチバシで上手に割って食べている。
食べものが乏しい冬期の為に、何処かに運んで隠しているらしい。ここも隠し場所の一つかも?
背中の白い点々が夜空の星に見えるから「ホシガラス」だと、昔々富山時代の山仲間が教えてくれた。


お天気が怪しいので、蝶を目指して黙々と歩く。。。


無事に鞍部に着いて、2512mピーク手前辺りで、予報より早い9時頃からポツポツ小雨。。。
小雨だったので傘でも良かったが、予報が雨だったので多少暑いのを我慢して、カッパ上下を着て再び歩き出した。
標高2500mを超えていたので、思ったほど暑くはなく、岩場が終り間もなく樹林帯に突入し、雨でも気は楽であった。
樹林帯では濡れた草木が足元に触れ、同時にカッパズボンを履いたことも正解だったようだ。 


 
樹林帯に入り、約1時間強黙々と歩いてこの辺り、足元に花が多くなって尖りも近くなった!


Top of the mountain (蝶槍TOP)


雨は本格的に振り出し、時々止んだりしながら黙々と歩いている間の2時間くらい続いたが
蝶槍の手前辺りでピタッと止んで、今回で3度目となる蝶槍だったが、何故か蝶槍からの眺望に感動 (@_@。

1度目も2度目も蝶ヶ岳側からの登頂だったので、登山道も楽々で、
ずっと同じ眺望を見ながら蝶槍に立ったと言うのがあり、ここが蝶槍かぁと言う思いしかなかった。
今回は岩稜と樹林帯のアップダウン、雨の中をまだかまだかと辿り着き、到着と同時に雨がピタッと止んで、
ピークの岩のTOPの文字と、雲海に浮かぶ槍穂が同時に目に飛び込んできたのである。



蝶槍TOP!ここで一瞬ガスに飲み込まれたが・・・


ガスは直ぐに、さ~っと引いていった!



蝶槍からまずは槍穂 (^^ゞ 樹林帯を抜けて再び出会った!何度見ても見飽きない!



蝶槍から蝶ヶ岳方面、蝶ヶ岳ヒュッテの赤い屋根が見えていた。



常念岳から蝶槍までの稜線!


下山開始!




蝶槍を越えて振り返る!なるほど~あの尖りはやっぱり蝶槍だった!


雲の切れ間から薄日が差す!



蝶槍直下で、より鮮明になった槍



北穂と奥穂に挟まれた涸沢岳・・奥穂山荘も見えた!

青空の写真は全く撮れなかったが、  諦めずに蝶ヶ岳を目指して良かったなぁと言う思いなど色々、
ここからは蝶ヶ岳ヒュッテも見えていて、ヒュッテでお昼寝が出来るんじゃない?と思えるほど時間も余裕であった。


蝶ヶ岳ヒュッテに到着した!


 
眺望を見ながら昼ごはん、のち蝶ヶ岳山頂へ・・・青空少し出てきた♪



瞑想の丘



蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳


散策後はヒュッテでのんびり過ごす。。。


 
スキー場には良くあるけど、ここにも薪ストーブあった!                 ヒュッテの夕食


早めの夕食後も更にのんびり (^^ゞ


  
窓ガラスが曇ってきたので拭いてみたら、外にポツンと一人、一眼レフを持った人が見えた!何狙っているんだろう??
暇なので外に出てみたけど、秒読みで槍穂が消えそうだった (^^ゞ 期待空しく、
今日も夕日に振られた!


スクリーンでの勉強会に参加した。

夕食後の7時から、医学部学生と先生による 「高所(低酸素)順応とは?」 がテーマの講座に出席させて頂いた!

興味深かったのは、 「低酸素耐性と遺伝子型」 …研究の結果、遺伝子型は 「 I I ・ I D ・ DD 」の3種類だとか!
セブンサミットを制覇した登山家達の遺伝子型は、ほとんどが「I I 型」だったそうであり、親からの遺伝であるとの事。

スクリーン展開の難しい話を聞きながら、私の遺伝子型は「DD」かも?と、ちょっと落ち込んだのであった (*'ω'*)
長丁場での持久力はかなりあるが、最初の出足30分~1時間くらいはゆっくりでないと、後半息切れしてしまうのだ!
そういう現象は高度順応が遅いからなんだろうと勝手に考えてるけど、正しいのかどうか質問しておけば良かったなぁ・・・


余談であるが、ヒュッテの瞑想の丘で若いカップル(女性)にデジカメで撮った画像を見せられた。

「すみませ~ん、これって雷鳥ですか?」…「あぁーこれはホシガラスです。 黒のボディに白い点々が夜空の星に見えるから…」
隣で聞いていた男性が先に「え~~っ??てっきり雷鳥かと思ってた!」と、嘆くように苦笑いをしながら答えた。

今回、夏の花々にはちょっと遅く、雷鳥にも遭遇できなかったが、常念山脈縦走でよく見かけたのは「ホシガラス」である。
今回の縦走で我々も雷鳥には遭遇できなかったので、2人に雷鳥の画像を見せてあげられなかったのは残念だ (^^ゞ

10年位前の自分も、山には全く縁がなく、そんな程度の知識しか無かったなぁと、昔の自分を見るようであった。
あのカップルも、少しづつ知識を身につけ、これからどんどん山にハマっていくのだろうか?と思った。



燕岳~蝶ヶ岳縦走④へ



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北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪②

2024年05月20日 | 百名山の山

北弥陀ヶ原のハクサンコザクラ群生!


<1日目> 北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪①
<2日目> 北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪②


2015/8/4~5(火水) 初めての一人白山…北弥陀ヶ原まで


<2日目> 室堂(4:00)→翠ヶ池(4:35~撮影&朝食~5:30)→お花松原(6:35~45)→
北弥陀ヶ原(7:20~55)
→お花松原付近(8:30~9:00)→大汝峰分岐(10:30)→
室堂(11:00~昼食~11:35)→黒ボコ岩(11:55~12:00)

甚之助避難小屋(12:50~13:00)→中飯場(13:55~14:00)→別当出合(14:30)→金沢(17:35)




室堂~北弥陀ヶ原GPS軌跡…(ヒルバオ雪渓で下り過ぎて途中から尾根に上がった!雪渓は魔物だ


初めての一人白山、初めての北弥陀ヶ原

予定通り早朝4時に出発!山頂を目指す行列に入り込んでいたら、流れにつられて大汝への分岐を見逃してしまった。
暗いのもあるが、やっぱり一人だと注意力が足りない(^^ゞ 
5分ほど戻って大汝方面に向かったが、
予想通りたった一人…ヘッデンの明かりだけでは不安で、
スマホの充電器も電燈代わりに使えたので、明かりだけは2人分(^^♪


 
この時期、分岐手前に毎年残る雪渓!              (4:38分)到着時の静寂な翠ヶ池


大汝分岐手前に残っていた雪渓は、早朝の為、固く絞まって氷状態、緊張しながら慎重に歩いて通過した。


 
(4:44分)あらあら水平線付近が霞んできた!        翠ヶ池と人影が見えていた御前峰。


 
(5:06分)                       (5:07分)

 

(5:08分)
 


(5:20分)陽はすっかり高くなって、池に映るご来光はお預けとなった (+o+)


翠ヶ池に到着して待機していたら、2人連れがやってきた。どうやら私と同じ目的のようで、話ながら3人で待機!
霞んでいたので、予報の5時2分より少し遅れて、5時4分から顔を出し、直後御前峰から「万歳!」と聞こえてきた。
イマイチ赤くは焼けなかったが、見られただけで大満足で、一応目標達成としておこう(^^♪ 

お二人は先を急ぐからと直ぐに出発したが、私は翠ヶ池で朝食タイム…起きてから水しか飲んでいなかった(^^ゞ
標準タイムで北弥陀ヶ原まで約2時間、食欲は無かったが、下りとは言え少し食べておかなければ。

お花松原へのヤブ漕ぎ急下り箇所で虫の集中攻撃にあった(@_@。。。2人だったら被害は半分で済んだのか??
急下りなので後で対処をと思って手抜きしたせいで…おでこ、頬や首から耳まで十数ヵ所も刺された!

何とか立ち止まって帽子と肩にハッカスプレーをしたら、その後はピタリと寄って来なくなり、
(手作り)ハッカ
スプレー恐るべし でも「 時、既にお寿司! 」あっ遅しだった!
今年のヒルバオ雪渓は残雪が多く、あの付近だけ6月の陽気で、虫を食べてくれるトンボもまだ来ないのだろう。


   
中宮道と北縦走路の分岐                   クルマユリ



目の前にド~ンと現れた ヒルバオ雪渓(逆光で空は白くなった)


そして最悪!このヒルバオ雪渓もまた氷状態でストックも刺さらず、一瞬でも滑ったら止まらないと思えた。
ちなみに、帰りにはすっかり陽も射して、表面がシャーベットになっていて、楽々歩けた。。。
 

・・・ひたすら花と戯れる(^^♪


お花松原では先に到着していた2人に再開(^^♪ 私は2人に見送られて一人北弥陀ヶ原に向かった。
一山(ピーク)を超えたら、池塘の傍にハクサンコザクラの群生が見えて、ウキウキ…(*'▽')



一枚の写真には入り切れないほどの群生だった!


  


写真を撮った後は、嬉しくてずっと座り込んで眺めていたが、いつまでいても飽きず、満足度もマックスに!
ここまで来たらもう少し先「うぐいす平」辺りまで行ってみたかったが 、15時迄には別当出合に戻りたかったので、
また来年でも縁があることを願って引き返し、通り過ぎただけのお花松原ではクロユリの写真を撮りながら歩き
雪渓の手前にあったハクサンコザクラの群生が呼んでいたので、またここでもしばしの休憩! 



雪渓から直ぐの場所にも ハクサンコザクラ・・パラパラっと群生!


お花松原ではクロユリが大群生!



双子・・渾身の一枚!(*^_^*)



広範囲でこの群生!蕾が多かった。


   
三つ子(合計10人兄弟に会えた気分)             岩の間にリンドウも咲いていた。


ちなみにクロユリの花数(群生)は凄い!凄すぎる!まだ殆どが蕾だったので、お盆頃まで楽しめそう♪


山の天気は変わりやすく。。。



10時過ぎ、帰路を登り切ってヒルバオ雪渓を振り返ると、ガスが迫っていた!


 
分岐に戻ってきた。                  この時、室堂平もガスの中!



室堂手前のコバイケイソウ群生が見事だった!


室堂に戻り、ザックを回収して早めの昼休憩!
 

虫に警戒しながら急登を登り切って、大汝分岐経由で室堂に戻ってきたのが、ちょうど11時だった。

ザックを整理して昼食準備をしていたら、日帰りで来ていたクラブのS氏に声をかけられビックリ!
ちょうどザックを開いていて、持参していた「チーズ」をあげるね!と言ったら、何だか迷惑そうな顔 ('_')?
「はい」と渡したら、「何だ、白山の地図なんかいらない」って思ったらしく、チーズを見て苦笑いであった。
大汝峰を踏んで下りてきたが、せっかくだから今から御前峰に向かうと言って、その後登って行った。

山頂が目的の人、私のようにお花が目的の人、夏休みの家族団らん親子や少年少女を率いるグループなど
平日とは言え、ピーク時の白山は相変わらず人気で賑やかである。 (ピーク時の土日は避けたいものだ)
こんな中で、北弥陀ヶ原で過ごした35分間は、ラッキーにも一人で優雅に貸し切りで、妖精になった気分(^^♪ 

下りは最短の砂防新道で、特急で下山のつもりだったが、休憩込みで3時間かかった。
それでも予定よりかなり早めの14時半に別当出合に到着!一息ついて、留守宅に下山報告を書いていたら、
雷音と小雨がポツポツ…直後にドドーンと大きな雷音が響き、突然土砂降りの雷雨となったのである。
バケツをひっくり返したような…とは、正にこの事である!雨量が半端じゃなかった!



滅多に見ない大粒の雷雨(跳ね返りが半端ない!)
余談・・・過去に雷や土砂降りの山を何度も歩き、この経験のインパクトが強くて
snoopyブログのタイトルは「雨にも負けず山歩き」となりました(*^_^*)


私が待機していた自販機のある待合室に、「後、10分遅かったらどうなっていたか?」と、皆さん言いつつ、
その後10人ほどが駆け込んできて、小振りになるまで誰も身動きが取れず、車までも行けなかった。

下りで擦れ違った大勢の登りのグループ、小さいお子様を2人連れた若いお母さんもいた、どうしただろう?
ちゃんとゴアテックスの雨具が入っているのだろうか?と思える小さなザックの登りの登山者を多く見かけている。

それよりもS氏や途中で追い越したお花松原の2人、間違いなく下山の途中で雷雨に遭遇しているはずである。
今日は運良く雷雨の前に下山できてホッとしたが、逆に雷雨の中を歩いた経験もあるので、
これだけの土砂降りだと水捌けが追いつかず、登山道は川のような濁流になっているだろうと想像できた。
後日S氏に聞いた話では、ゴアテックスでも全身、特に足元はビショ濡れになった・・のだとか

今回一人で自炊小屋泊だったので、着替えや4食分の食料と行動食、初めて持って歩いたバーナーとコッヘル…
白山はお水が豊富なので大いに助かったが、それでも登りではズッシリと重いザックであった。
バーナーなど、いつも気軽に持ってきてくれていた仲間には、本当に感謝しないといけないなぁ(*^^*)

北弥陀ヶ原も初めて行く場所なので、色々不安を抱えて、一人撮影の山旅計画となったけど
一人で歩いていると、沢山の人が声をかけて下さり、特に自炊小屋では、お隣で一緒に食べて話して寝た京都のご夫婦
下山で声をかけて頂き、実家が近くだと分かって以来、話が弾んだ福井の単独女性、皆さんありがとう!
私を頼りに花の名前や場所を聞かれた方達もいて、たまたま居合わせた山仲間は家族のような気軽な存在だった。

2日間、大好きなハクサンコザクラをいっぱい見て、大満足で無事に帰宅できた。


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北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪①

2024年05月19日 | 百名山の山

南竜道で咲いていた「 四つ子のクロユリ 」


<1日目> 北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪①
<2日目> 北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪②


2015/8/4~5(火水) 初めての一人白山…北弥陀ヶ原まで

<1日目> 金沢(5:30)→別当出合(7:35~50)→中飯場(8:30~40)→甚之助避難小屋
(10:05~昼食~55)→
南竜道分岐(11:20)→エコーライン分岐(11:40)→<撮影タイム>→
砂防新道合流点(13:10)→室堂(13:30 自炊小屋泊)


白山と言えば観光新道のお花畑…と、皆さん口を揃えて言うけれど、
私が白山で見たい花は、いつも決まって 「ハクサンコザクラ  オンリーLOVE  」である(^^♪ 

しかし今回はもう一つ目的ができた! 山頂ではなく翠ヶ池でご来光を拝み撮影すること!
と言っても、プロ級のカメラも望遠レンズもないので、いつものミラーレス一眼で撮るしかないのだが(^^ゞ
カメラより問題は、ガスや雨でご来光を拝めなかったり、ハクサンコザクラの満開に遭遇できなかったり?


歩きなれた登山道で、室堂から甚之助避難小屋まで


 
平日でも夏休み、甚之助避難小屋は中も外も混み混み!昼休憩にはちょうど良い場所。


 
分岐から南竜道へ



     

 
 

エコーラインのハクサンコザクラ群生!



四つ子のクロユリ発見!・・見つかる確率は四葉のクローバー並みかも 


 
チングルマは花盛りと花後・・雪融けによって開花時期がズレるようだ!



コバイケイソウも今が花盛り!


 

 
  双子のクロユリ                一輪だけ遭遇!黄色のクロユリ


初日は、エコーラインのいつもの場所でハクサンコザクラ群生に遭遇!運良くちょうど満開だった。
おまけに黄色のクロユリと、四つ子のクロユリ、コバイケイソウも当り年のようで、群生咲きで真っ白だった。
弥陀ヶ原はガスが似合う。。。ガスの中の白いコバイケイソウと黄色のオタカラコウはなかなか絵になっていた。


いつもの室堂に到着!


 
室堂                         室堂からの白山


 
自炊小屋の窓から、逐一白山の様子をチェック!      この広さで一人、毛布は2人分使えた(^^


室堂到着の頃は山頂がガスっていた事もあり、登りながら今回は山頂は踏まないことに決めていた。
甚之助避難小屋もそうだったが、ここでお水が使えるのが有難く、暇もあり室堂付近で洗濯など色々と…

白山山頂は晴れたり曇ったり、一人白山は不安だったが、行動が自由で意外と気楽かも(^^♪
山小屋泊は上げ膳据え膳で楽ちんだけど、1人分の夕食を作るのも、たまには良い経験である。
その分ザックはいつもよりずっしり重かったが、明日は室堂にデポして北弥陀ヶ原往復の予定である。

夜中3時過ぎに一旦目が覚めて窓を覗いたら、山頂のシルエットの上にキラキラ輝く星が見えた!(ほっ)



北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪②へ

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紅葉ドライブと美ヶ原(王ヶ頭・王ヶ鼻)

2024年05月18日 | 百名山の山


標高2000m級の楽々散歩コースを歩く。。。


2017/10/10(火)晴れ  紅葉ドライブと美ヶ原(王ヶ頭・王ヶ鼻)


小出IC(8:05)→上田菅原IC(10:35)→ホテル山本小屋前P(11:55~12:10)→美しの塔(12:30~13:15)
→王ヶ頭ホテル(13:55)→王ヶ頭(14:00~10)→王ヶ鼻(14:30~40)→アルプス展望コース分岐(14:55)
→烏帽子岩(15:20)→百曲り園地(15:45)→塩くれ場(15:55)→山本小屋P(16:15~17:00)→
美ケ原温泉 ふれあい山辺館白糸の湯(18:10~19:00)→平湯経由富山 IC(22:00)→金沢東IC(22:30)


晴れを求めて大移動。。。


西日本や関東は晴れ予報だったが、東北と新潟は雨のち曇り予報となり、何とか早めに止むことを願ったが
八海山ロープウェイに向かう途中で雨が降り出し、集中豪雨予報も出たので諦めて引き返した(''ω'')ノ
せっかくの遠出なので半日でも登れそうな富山方面の低山も考えたが、お天気が安定している長野方面へ向かい
美ヶ原経由で下道で富山へ、富山から金沢間を高速にすれば、金沢までの帰りの時間も大きく変更はないと考えた。
 

そして・・・予感は的中!長野(松本)近郊は快晴(^^♪



長野の紅葉は早い?やや落ち葉の紅葉ロードを走って目的地へ。。。



現地看板より


美ヶ原(王ヶ頭・王ヶ鼻)GPS軌跡


昼頃に山本小屋ふる里館前の駐車場に到着し、「美しの塔」の前のベンチまで行って、まずは昼休憩!
砂利道の車道を歩いて王ヶ頭まで、王ヶ頭から王ヶ鼻経由で帰りはアルプス展望コースに入り
逆層スラブのような烏帽子岩と百曲り園地を周回して、再び美しの塔前を通り駐車場に戻った。



美ヶ原はこの青空(^^♪・・・八海山は今頃、集中豪雨かも?


 
美しの塔                    放牧の牛さん。。。コケモモソフトごちでした!


 
山座同定にはちょっと遠いけど、望遠で、あっ!あのシルエットは富士山(^^♪



王ヶ頭



王ヶ鼻



360度の大パノラマ案内図(現地看板より)


 
昔のなごり塩くれ場。。。牛さんが舐めたので石が凹んでいる!




美ヶ原は広い広い高原だが、流石に日本の(アルプスの)ど真ん中に位置するだけあり、
蓼科山と八が岳連峰、その後ろには富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスまで全てが見渡せた!

天気が良いので王ヶ頭ホテルも直ぐそこに見えており、ほんの少し歩くだけと思ったが、なかなか歩き応えあり!
特にアルプス展望コースは南側が切り立った崖で眺望も良く、時々現れるポイントの岩場もスリルがあって面白い(^^♪
観光目的の軽装でスニーカーの人が多かったが、中には本格的に下山道を下りていく登山者もいた。


山本小屋では名物の「こけももソフト」で一休みして、お土産に地元産のプルーンをGet!(^^♪
ここのソフトは、この高原(美ヶ原牧場)で放牧されている牛の乳から作られていると壁に書かれていた。

帰路では松本のやや郊外にある、日帰り専用の「美ケ原温泉 ふれあい山辺館 白糸の湯」に立ち寄り湯をした。
入浴料300円で石鹸やシャンプーなどないのだが、源泉かけ流しで露天風呂もあり、お肌ツルツルの良いお湯で
営業時間も夜10時までだったので、松本近くの山に訪れた時は是非また利用したいと思った。
ちなみに石鹸が無かったので60円で購入、山の帰りには石鹸も含めた入浴セットを持参した方が良いかも(^^)v

山登りが第一の目的ではあるが、近場の温泉や食事処など、良い場所を見つけるのも山の楽しみの一つである。


紅葉の越後駒ヶ岳(2003m)へ


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紅葉の越後駒ヶ岳

2024年05月17日 | 百名山の山


草紅葉とガスの中、駒の小屋(画像中央上)を目指す!


2017/10/9(月祝)曇り時々晴れ 
紅葉の越後駒ヶ岳(2003m)登山口P前泊 日帰り  
                                       枝折峠登山口より

約6年前の山行記録ですが(書いたのは帰宅2日後)
PCの写真を整理して今頃アップしています (^^ゞ


10/8(日)金沢東IC(7:15)→小出IC(11:25)→途中昼休憩→枝折峠(14:20~車中泊) 
10/9(月祝)枝折峠P登山口(4:25)→明神峠(4:50)→道行山(6:30~<朝食>~50)→
小倉山分岐(7:25)→百草ノ池(8:10)→駒の小屋(9:35)→
駒ヶ岳山頂(10:00~<昼休憩>~11:15)→駒の小屋(11:35)→百草ノ池(12:40)→
小倉山分岐(13:20~40)→道行山分岐(14:20)→明神峠分岐(15:30)→枝折峠P登山口(16:00)



枝折峠~越後駒ヶ岳GPS軌跡


標高1300m付近から山頂まで、紅葉真っ盛り!


2年振りに劔沢雪渓と三ノ窓雪渓を歩く予定だったが、メンバーの都合で中止となってしまったので
別のメンバーで「3連休は温泉宿泊をメインにして何処かの山に登ろう!」と言う事になった。

天気予報では晴れの県がなく、紅葉時期とお天気を睨めっこしていたら、ギリギリになってしまったが(^^;
標高2000m前後なら紅葉もちょうど良く、お天気もまぁまぁなので、前日午後になって新潟の越後駒ヶ岳に決定!
私の中では駒の小屋泊を予定していたが、頑張って日帰りに変更し、翌日は八海山を登ることにした。

越後三山は、新潟県南東部にある八海山 (1778m)・越後駒ヶ岳(2003m)・中ノ岳 (2085m) の総称である。
紅葉目的だがせっかくの遠出なので、越後駒ヶ岳と八海山で紅葉を満喫する計画だ。

初日はゆっくり出発して駒ヶ岳登山口P泊とし、翌日朝一番にヘッデンで出発と言う予定である。


余裕の時間に登山口駐車場に到着した。


 
駐車場のトイレ                   暗い早朝出発の為、若干下見で登り、眼下に駐車場

今日は快晴でもあり、日帰りで朝に到着した車は駐車場に入れなかったのか?路駐の車で溢れていた!

登山口が峠と言う事もあり前日から車中泊する車も多く、中には峠へご来光の写真を撮りに来たと言う方もいて
立派な三脚とカメラを持っている方など、我々が見かけただけでも6名の方がご来光撮影目的で来ていたようだ。
実際に、枝折峠は雲海とご来光のスポットらしく、土日には写真を撮る為の地元発バスツアーもあるようだ。

前日夕方はガス、当然星空もなく、おまけに当日朝の天気予報は早めに崩れる予報に変わり、テンション低下(''ω'')
「一日曇りで夕方6時頃から雨」予報になってしまったので、傘・カッパ・スパッツなど再チェック!

早い到着だったが、登山口の下見とか、同じ目的で車中泊する人達との交流もあり情報も仕入れて
何だかんだで有意義な時間となり、早めの夕食後は明日に備えて早めの就寝。。。


雲海とご来光が絶景!人気の写真スポットでご来光を待つ!

標高1000m(枝折峠)からの早朝出発であったが、出発時も道中も思ったより暖かく上着要らず!
お天気は下り坂予報であったが、実際には時々晴れて青空も広がり、
紅葉としては運よく今がピークで、登山道も変化に富んでいた。



分厚い雲に覆われていたが、隙間で輝く 5:54分頃のご来光は美しかった。



6:7分 奥只見湖の雲海も一瞬赤く染まる!


ヘッデンで登り始めて1時間半、厚い雲で星もなく諦めていたご来光だったが、雲の隙間に眩しい太陽がピカリ!
思わぬプレゼントにハイテンションでカメラのシャッターを切る(^^♪・・・すぐに太陽は雲に隠れてしまったが
その少し後に、雲の隙間から漏れる光が四方八方に反射して、奥只見湖の雲海も一瞬赤く染まり綺麗な光景だった。
話しかけてきた男性は、ご来光写真を撮る為に車中泊をすると言っていたので、
この大自然の光景を求めて写真家が集まるスポットだと言うのも、なるほど納得である。


目の保養を終えて再び出発!


 
左手に若干の登りとなる道行山への分岐と、朝ご飯休憩をした道行山山頂

明るくなってから道行山山頂に寄り道して朝ご飯、先は長いのでモーニングコーヒーは諦めて先に進んだ(^^;
この道行山(1298m)は分岐から2~3分で登れて、眼下に奥只見湖などが見え、視界も開けて眺望も良い♪


 
さらに登って途中、木道やベンチもあって足に優しい登山道である。


 
中央・・小倉山                   小倉山山頂の案内板


明るくなって紅葉も鮮やかに・・・



紅葉の登山道をルンルンで進む!


 
百草ノ池の案内があったが「湿原内立ち入り禁止!」となっていた。
少し登って眼下に見えていた池(右画像)が百草ノ池だったのか?
ちなみに案内では、小倉山からここまで1.4キロ、ここから駒ヶ岳まで1.7キロと書いてあった。


 
時々見えた青空                    標高を上げると一面草紅葉



時間も余裕だったので、皆さんのんびり撮影タイム!



ガスは出ていたけど、何処を切り取っても美しかった!

 
 
垂直岩場の登りあり!三点支持必須!



中央・・駒の小屋付近はガスっている模様(^^ゞ


駒の小屋に到着!


 
昨夜は宿泊者が多く、定員オーバーの超満員だったとか!
百草ノ池からここまで1.2キロ、ここから駒ヶ岳まで0.5キロ・・後ひと登りだが、ガス・・


越後駒ヶ岳(標高2003m)山頂に到着!



中央のステージで足元に小銭を貯めている、あなたはいったい誰?



駒ヶ岳山頂から中岳を望む!



駒ヶ岳山頂から八海山を望む!


駒の小屋付近から山頂方面はガスっており、山頂からの眺望は期待薄だったが、
昼休憩でのんびりしている間にガスの切れ間から八海山や中岳などが姿を現し、
居合わせた人たちと「やっぱり日頃の行いだね!」と笑い合った(^^♪


山頂を満喫していよいよ下山!



山頂からの下りで駒の小屋を見下ろす!距離にして500m位らしい。


越後駒ヶ岳を登り終えた感想。。。


曇り空の下では紅葉はパッとしないが、時々陽が射して鮮やかな山肌に「わ~綺麗!」と叫びながらの登り下り!
標高1300m付近から2003mの山頂まで、道中や左右の尾根の紅葉を愛でながら秋山を十分に満喫できた♪

前駒(1763m)辺りからは岩場の登りがしばらく続いたので、ストックなどを片づけて3点支持で登る必要あり!
岩は足場もあり乾いていたので滑る事は無かったが、もしも下りで雨なら、ちょっと危険な箇所となるだろう。

ヤマケイの標準タイムは、登り(5時間40分・休憩なし)下り(4時間25分・休憩なし)だったが
結果は、登り(5時間35分・休憩含む)下り(4時間45分・休憩含む)+山頂昼休憩(1時間15分)となり
のんびり写真山行の我々でも、休憩を含めてほぼヤマケイ標準タイムで行って来れたことになる。
久々の長距離登山で秋は日の入も早く、下りではヘッデンの出番も覚悟していたが、実際は早く戻れてホッとした。

枝折峠の標高は1065m、越後駒ヶ岳山頂までの単純標高差は1000m弱だが、枝折峠からは
明神峠・道行山・小倉山を経由する為、アップダウンを数回繰り返し、累計では1350m程の標高差となる。
このため小倉山までの登り下りに時間的な差は少なく、小倉山から枝折峠までの下りでは足も疲れてきて長く感じた。

登りで擦れ違った下山中の方の話によると、昨夜は駒の小屋宿泊者が46名(定員40名)だったとのこと。
昨日登山者の半数位の方達が小屋泊だったようで、1年で一番混んでいた日だったと話していた。
小屋からはご来光も見えなかったらしく、我々は登山口泊&日帰りにして正解だったのかも知れない。

早朝運よく拝めたご来光・・・何度遭遇しても心と体が浄化されるような体験であった。


次の日へ続く。。。


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