雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

大品山(1404m)百間滑、龍神の滝ルートより

2011年07月03日 | 富山県の山

百間滑


2011/06/12(日)  大品山 (1404m)へ                     
                                                                                                               富山県



城北P(6:00)→ゴンドラ山麓駅P(7:35~55)→登山口(8:15)→百間滑(8:25)→龍神の滝(8:45)
瀬戸蔵山(10:15~25)→大品山(11:10)→山頂広場(11:15~12:05)→大品山(12:10)→
瀬戸蔵山(12:50)→ゴンドラ山頂駅(13:25)→山麓駅(13:45~55)→サンピア立山(14:00~15:05)
→立山IC(15:35)→金沢東IC(16:15)→城北P(16:20)


新緑の大品山で、ブナ林と花を楽しむ


ゴンドラ山麓駐車場に車を止めて、降り立った瞬間の一呼吸、空気感がまるで違うと感じた。

冬は富山を代表するスキー場となる立山山麓、季節を問わず四季折々楽しめるトレッキングコースも数多い!
春はカタクリの群生地、今からの季節はパラグライダーを楽しんだり、夏は一面ヒマワリのゲレンデなど。
徒歩や、車でも数分の移動で利用出来る温泉宿泊施設も集中しており、日帰り温泉も楽しめる
山麓駅(標高560m)のゴンドラリフトで一気に山頂駅(標高1188m)の大高原に行けるのも魅力の一つだ!

今回登りは、数あるトレッキングコースの中から、百間滑、龍神の滝、瀬戸蔵山を経て大品山までのコース!
曇り空ながら山の稜線は綺麗に見えていたので、3000m級の山々を間近で見るのが楽しみだった

下山ではゴンドラを利用する予定だったので、登山口までの20分程は歩く必要があり
あわすのスキー場の短いリフト下に新しく出来た 「 清流の小径 」 と名付けられた遊歩道を行く!
ポイントで案内看板がありとても分かりやすく、百間滑400mと書かれた辺りが登山口だったのだろうか?
整備された階段や遊歩道を歩いていたら、いつの間にか百間滑に着いてしまった。

百間滑では思った程の水量は無く、流れとしての豪快さには欠けていたが、岩肌が美しい。
200mに渡り、滑るように水が流れる様子を目の前にする事が出来て、そういう意味では絶景であり迫力だ!

百間滑から500m先の上流に龍神の滝がある。 登山道はまだまだ歩きやすく、急坂には階段
他はウッドチップが引かれており、クッション性が良く水はけも良いと思われ、スニーカーでも気軽に歩けそう。
新緑の中に吸い込まれるように先へ進み、10分程で 龍神の滝 の展望休憩所に着いた。
百間滑の流れから想像は出来たが、龍神の滝の迫力もイマイチ、龍が天に昇って?…そうは見えないなぁ (^^ゞ

龍神の滝を過ぎると、立派な立山杉の老木が目立ち始める。 ここからはいつもの登山道らしくなってきたが
前日朝に降った雨のせいか、ぬかるんだ箇所も多くあり、登山靴はあっと言う間に泥んこ!
瀬戸蔵山まで0.45kmの看板を過ぎた辺りで、急坂に15m程の( 細いがしっかりしている鉄製 )
ハシゴが掛かっており、ハシゴを登り終えてからは、美しいブナの森に突入した!

急坂もブナに癒されながら…やがて、見覚えのある反射板が右手頭上に見えて、瀬戸蔵山に到着!

大日岳や立山連峰、弥陀ヶ原などが気持ち良くスッキリ見渡せて、ここでしばしの休憩タイムとする。
立山連峰の方角に展望が開けていたので、大品山頂より若干こちらの方が展望は楽しめるようで
望遠では大日岳と中大日岳の鞍部に、まだ雪に埋もれた様子の大日小屋も見えていた。

瀬戸蔵山は標高1320m、大品山は標高1404mであり、案内看板では1.3 km60分となっていた。
多少のアップダウンはあったが標高差の少ない、森林浴とも言うべきブナの森歩きが続き
濃いめのピンクのコイワカガミや、やや咲き残るイワウチワ、ギンリョウソウも足元に顔を見せ始めた。
谷側に一輪だけ見えていた シラネアオイ を見つけ、ちょっぴり盛り上がるも、写真には撮れず。

大品山頂では先客もおり、18人が寛ぐにはちょっぴり狭いので、100m先へ5分と書かれた山頂広場へ!
以前カンジキハイクでこの山頂広場に来た時に、美しいダケカンバの林が印象的だったので
夏場はどんな風に見えているのか? と言うのが、私の密かな目的でもあったのだが
ブナの新緑に押されて、思ったほど目立つものでは無かったと言うのが、正直な感想だ。
雪山の稜線から見た立山連峰と、真っ白な世界に浮かぶダケカンバの美しさは、やはり冬独特のものだった。

12時前の昼休憩だったにも関わらず、鍬崎山方面からの下山者が3組程、山頂広場を下って行く!
土日はゴンドラの運行が早朝6時からとなっていたが、それにしても皆さん速足健脚…
大品山から鍬崎山(標高2089m)まで3kmと書かれており、山頂広場から見えていたあの尖った山頂まで
標高差685mもの急坂を思うと、こんな時間に戻ってくる皆さんに、ついつい注目してしまった (^^ゞ

下りは、戸蔵山経由でゴンドラリフトが待っているので、気持ちも余裕だ!
大品山頂に戻り集合写真を撮って、またまたブナの森に突入! ややガスもかかり幻想的なブナ林歩きで
朝は見えなかった有峰湖なども見え、瀬戸蔵山では、今度は雲海に浮かぶ立山連峰が見られた。

下りのゴンドラリフトからは、パラグライダーが飛び交う様子が見られ、夏の奥獅子吼高原にも似た雰囲気だ!
午後2時前に山麓駐車場に戻れて、近くのサンピア立山でゆっくり温泉タイムの後、金沢に戻った。


遊歩道 「清流の小路」 を歩く 。。。


 
あわすのスキー場の遊歩道を歩き、登山口へ向かう。


 
(左)この辺りが登山口、5~6分で前方に、百間滑に架かる橋が見えてくる。(右)百間滑の橋を渡る!


れき岩の上を滑るように流れる 百間滑



長さ(200m)から名前が付いたと言う 百間滑



龍神の滝 … 今回は水量不足で迫力はイマイチ


滝を過ぎると、立山杉が目立ち始める!


 
  立山杉を見上げる                   立山杉の門が…



人が楽々通れる大きさの丸い穴…樹齢を感じさせる幹回りの立山杉


突如現れたハシゴを登る!



しっかり安定したハシゴなので安全


展望の開けた瀬戸蔵山に到着!



瀬戸蔵山 山頂より北アルプスを望む



瀬戸蔵山より、立山連峰と弥陀ヶ原 (建物も薄っすら見える)



大日岳 と 大日小屋


大品山までは、美しいブナ林の登山道



ブナの森に癒されながら …


大品山山頂に到着!


 
大品山山頂看板と三角点(北アルプスの展望もあ       (右)山頂広場へのブナ道


100m 先にある 山頂広場へ


 
山頂広場で昼休憩                   鍬崎山



大品山山頂広場の ダケカンバ と ブナ林


今回見られた花々…
 

    
ギンリョウソウ   イワカガミ    ツクバネソウ    ツバメオモト    タムシバ

    
キブシ     クロモジ    ??       イワカガミ     ??         


帰路はガスのブナ林 。。。


 
オブジェのような 立山杉 の下を歩く            ガスのブナ林を歩く


楽々、ゴンドラ山頂駅に到着!


 
 ゴンドラ山頂駅と、近くに咲いていた ニッコウキスゲの蕾 (10本ほど並んでいた)



ゴンドラ山頂駅から山頂展望台方面!


 
ゴンドラ山麓駅と、頭上を優雅に飛び交う パラグライダー




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2 コメント

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追体験 (柴田健次郎)
2011-07-22 13:27:27
 久しぶりでHPを拝見しましました。あけたら、たまたま、おななじみのコース。ここで、十年あまり前の8月、クマにあいました。それも思い出しながら、追体験させてもらいました。瀬戸蔵山直下に立派なはしごがすえつけられているのには驚きました。24日はとやまHCから立山旧道を歩いて室堂山に登る予定です。相変わらず「四季の道」の編集をしています。近況報告をかねて…。
 猛暑のみぎり、ご自愛のほどを。
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Unknown (snoopy)
2011-07-22 16:26:59
元気なお便りをありがとうございます。
富山の方達にとって立山山麓の山々は、庭みたいなもんですよね!
そうですかあのハシゴ、昔は無かったんですね、登山道も年々良くなっているようです。
確かに、今でも熊注意の看板があったような気がします、良くご無事で (^^ゞ
「四季の道」時々拝見させて頂いており、今でも柴田さんの編集後記のファンですよ。
立山旧道ですか? 金沢に来てから立山には縁がないので、また久々に行きたいです!
私は先週の3連休、薬師岳に行って来たので、24日はおとなしく自宅待機ですが…。
近況報告とご訪問ありがとうございました。
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