雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

ヒメサユリに会いに…守門岳(1537.2m)と浅草岳(1568m)①

2017年07月08日 | 北陸&長野県以外の山

青雲岳からの守門岳(鉾岳)


2017/6/23(金)~24(土)
ヒメサユリに会いに…守門岳(1537.2m)と浅草岳(1568m)


<1日目 / 守門岳>下山後テント泊

金沢東IC(3:55)→長岡IC(6:55)→保久礼登山口P(8:05~30)→登山口(8:35)→キビタキ清水(9:10)→
不動平(10:35)→大岳(10:50~11:05)→青雲岳(12:25~35)→袴岳(12:50~13:10)→
青雲岳(13:25~50)→分岐(14:05)→大岳(15:05)→キビタキ清水(16:20)→登山口(16:55)→
保久礼登山口P(17:05~20)→寿和温泉&夕食(18:00~20:35)→六十里越登山口P(21:15)泊


お姫さまに会いに、はるばる新潟入り。。

浅草岳は新潟県と福島県の県境の山(300名山)であり、金沢からの日帰りは到底無理!と言う訳で、簡単には行けない。
2年前から会いたかった「ヒメサユリ」が梅雨時に咲くと言う、私の話に共感してくれたメンバー5人で
このお姫さま「ヒメサユリ」に会いに行く計画がやっと実現しそうだったのだが、梅雨の晴れ間と土日と皆の都合は重ならず
新たに人も増えて(金土)班と、一週遅れの(日月)班に分かれての山行計画に変更して実施する事となった。

さて私は(金土)班、前日は梅雨入り宣言で大雨だったが、当日(2日間とも)お天気には恵まれた(^^♪
ちなみに、一週遅れの(日月)班は残念ながら悪天中止(金沢では大雨警報も出て降水確率100%)となったのであった。

せっかくの遠出なので、ちょっと欲張り、初日は200名山の守門岳に登り、2日目は目的の浅草岳とした。
事前に栃尾観光協会に問い合わせをしたら、守門岳は既に山開き(5/28)も済み、林道の雪も解けており
保久礼Pまで車が入るとの事で、保久礼小屋登山口から入り、大岳・青雲岳・袴岳…と保久礼コースのピストンを選ぶ。
大岳・青雲岳・袴岳(3つのピーク)、この3連山が主峰で「守門岳」と呼ぶようである。

大岳までの登山道は前日に振った大雨が残り、赤土の急登がほとんどだったので、滑ってとても歩きにくく、
(私が歩きたくないパターンの登山道の一つ)であり、登り下りとも予定より多目の時間がかかった。

大岳から青雲岳の間ではヒメサユリがポツポツ、シラネアオイも咲いていて、始めましてのヒメサユリに癒された♪
青雲岳山頂はホッと一息つける場所、屋根がないのが残念だが四角く囲った板の間に腰を下ろせて、
他の登山者の皆さんと交流もできて、昼休憩にもちょうど良く、ここに荷物(ザック)をデポして鉾岳の往復ができる。

登山道ではホンの一部だったが、6月と言う事もあって、大岳から袴岳の間(左手側)には雪渓が多く残り、
大汗をかいた体に涼しい風が届いて、一息つける瞬間でもあったが、標高から考えて一帯は冬場大雪であろうと想像できた。

下山後は寿和温泉(大人600円)へ直行!内湯と露天風呂があるのだが、露天風呂が別棟になっている為
何と!どちらか一方しか入れない(*‘ω‘ *)…で、露天風呂を選択、広い休憩室(貸切)で夕食も済ませて長居した(^^ゞ

六十里越登山口Pには先着の車が3台ほど、早朝の出発を狙って同じようにここで仮眠するようだ。
標高750m位の六十里P、最初は暑かったのであるが、寒がりの私としては朝方が肌寒く、真冬用の寝袋が活躍!
見上げると満天の星☆★☆★…実はこの後、何度星を見上げた事か!寝不足のはずが全く眠れなかったのである(+o+)
登山の前日とか、山小屋の雑魚寝では眠れない(神経質な?)体質なので、山では睡眠導入剤を利用するのだが
今回はそれ(薬)も忘れて、今考えても長くて辛い夜になったのであった(~_~)



守門岳GPS…登山口の保久礼小屋横に別棟のトイレあり!
林道が通行止めの場合は、保久礼登山口から保久礼小屋まで登り+30分(下り20分)程が必要である。



自宅を出た時は真っ暗だったが、4:55分頃、高速の車中から日の出を拝む(^人^♪
空全体が薄雲りでスッキリしないお天気だったが、傘マークがないだけで良しとしよう!


 
駐車場に到着したのは8:05分だったが、既に10台ほどの車が先着!
駐車場から登山口まで緩い下りで5~6分、この鎖の先に登山口があった。

 
保久礼小屋は二階建てで古そうな感じである(中は見ていないが)
小屋の後ろに続いているように見えるのが、独立したトイレで、ペーパーも完備していた。
ここにも「水」と書かれていたが、どの辺りにあったのか確認できなかった。



小屋のすぐ横が登山口で、まずは階段から始まるが、延々(30分以上)階段の登りである。
前日の大雨で、出だしから登山道はグチョグチョ…足場を考えて歩くので時間もかかった。



靴の泥んこは覚悟したが、階段が終っても濡れた木の根っこが滑るので、侮れない!


 
階段が終って間もなく、キビタキ清水(20m)と書かれた案内で、湧水あり!
登りでも下りでも美味しく頂いたのだが、暑い日には有難く貴重な飲み水である。


ドロドロ道は続く。。。



赤土の泥が靴底の溝に入り、余計に滑る!最悪の登山道だった。



少し乾いた場所でも気の抜けない登山道が続く。。。


 
不動平と不動さま(右)



不動平を過ぎてもガレバあり、赤土の泥道あり!


大岳に到着!



咲いていた花はコイワカガミとタニウツギのみ!やっと大岳山頂!…何故か誰もいない(?_?)



青雲岳と書かれた方に少し進むと。。。


急激に視界が広がった!



なる程ここで数組が休憩しており、ここで宴会後下山組もいたようだった。


 
左は上の写真を撮った場所、右は少し下って平らな平地があり、休憩にはちょうど良さげ!



もうここでも良いんじゃない?と言う声もあったが、目指すは守門岳(^^)/
まさか一番奥じゃないよね?ちょっと不安だったが、中央に見えているピークが守門岳(鉾岳)だった。


ついに!始めましてのお姫さま…(^^♪



明日予定の浅草岳ではちょっと期待していたが、まさかここでも会えるとは!
ササユリに似ているけど違う!色濃くて小さくて可愛さが全然違うね!やっぱりお姫さまだ(*^^*)



蕾もチラホラ…



ヒメサユリとウラジロヨウラク



後姿も色っぽい三つ子のヒメサユリ



ヒメサユリと守門岳

  
ニッコウキスゲもチラホラ咲いていた!コイワカガミも今が満開!
 

こんなに綺麗な花だったかな?シラネアオイ。。。



登山道から離れた谷で良く見かけるシラネアオイだったので、間近で見てビックリ!
咲き始めは色も綺麗で、なかなか美しい。



花びらが大きいせいでもあるが、パ~っと開いていたり、花びらがうなだれていたり
咲き終わりだったりと、今まであまり綺麗な個体に巡り会えていなかった。



花も見たので元気を取り戻し先に進むと。。。



若干、登山道に雪渓が残っていた。


 
2ヵ所ほど雪渓を渡り終ええると、大岳と二口登山口への分岐があった。



稜線上は歩きやすい登山道である。



途中から木道もあり、草原風の青雲岳に到着した!小さな地糖に水芭蕉が咲いていたのが印象的!
奥に見えているピークが鉾岳である。


青雲岳からひと登りで、守門岳最高峰の「鉾岳」



山頂三角点…山頂は意外と広く、団体さまも大歓迎の広さである。



方位盤…これ全部見えたら素晴らしい眺望だったなぁ(^^ゞ



残念ながら眺望は霞んでいて、山座同定もなかなか。。。



明日予定の浅草岳も霞んでいる。


青雲岳に戻り昼休憩後下山開始!



大岳方向!ふと頭を過るのは、「登り返しだー」と言う事だけ(^^ゞ



こんなブナ林の優雅な登山道もちょっとはあったけど。。。
大岳からの下りは、日陰も多く太陽の威力は一日では届かないようで、言うまでもなく泣く泣くの下りであった。


 
そしてまた長い長い階段を下って、やっとフィニッシュ!!



左は避難小屋に寄らずに下りてくる登山道で、白い棒の上辺り、右に下ると保久礼登山口と二口登山口へ
ちなみに、この白い棒の案内に、二分P20分(保久礼登山口かな?)二口P40分と書かれていたので
二口コースから保久礼コースを周回してきた場合、ここから40分の下りとなるようだ。


 
寿和温泉に寄る為下った道路に、(左)保久礼登山口Pと登山口(右)二口登山口Pと登山口があった。


汗を流しに寿和温泉へ



受付は左の茶色い建物、黒いゴムの腕輪を貰って平屋の別棟にある露天風呂へ(写真)



滝?打たせ湯?のある庭園風露天風呂


 
手前にも屋根付きの露天風呂、洗い場は2つしかない。(貸し切りだったのでパチリ)