Skb-RS ~ロードスターはじめました~

北海道でロードスター(NB8C)と
デミオ・スポルト(DE5FS)を放し飼いする日記。

Skb-RSとは・・・

コンビニと自動販売機

2009-10-29 01:26:07 | Weblog
職場に自動販売機が設置された。

誰が買っても良いようにはなっているけど、接地場所からいって、実質、従業員向けの販売機となっている。

欲しいときに好きな飲み物を購入して飲めるというのは、大袈裟に言うならば、生活がより豊かになるということだ。

会社には、来客用に飲み物が冷蔵庫に入っているけれど、表向きそれを社員が飲むことは禁止されている。

かといって、ちょっと歩いたところにコンビニも無いので、事実上、飲み物を飲むこと自体が難しいという環境下であった。

今回の自動販売機の設置は、社員一同の念願でもあったわけだ。






自動販売機というのは、世界でも日本がとくに普及の進んでいる国だそうだ。
飲み物のほかに、タバコや電車のキップの販売機もある。
間違えることがないし、多くの商品を扱えて、かつ在庫の管理もしやすくて便利だろうと思う。


そういえば、昔、そうだな小学校か中学校の頃だったと思うけど、「東京に、無人のコンビニが登場」というニュースをみた。
ようは、コンビニの中が全部、自動販売機で出来ていて、そこでコンビニに置いてあるあらゆるものが買えるシステムだ。
飲み物だけじゃなくて、文房具から日用品、弁当、調味料、お菓子まで全部、自動販売機に詰め込んであるわけだけど、まぁ、それ以外にとくにスゴイことはない。

全部、自販機っていうだけのことだ。

こうすれば、アルバイトを雇わなくて済むから(あるいは、人数を省けるから)、人件費をカットできる。
お釣りとかのミスが無くなる。
強盗にあう危険が減る。

等、メリットがあるとのことだった。



でも、それから10年経ったいま、そんなコンビニ全然普及していない。
東京でも、もしかしたら少しはあるかもしれないけど、たぶんほとんどない。

自分の身になって考えても、なんか自販機だけで出来たコンビニなんて、行く気にならない。


それがなぜなのか考えたら、


やっぱり、商品を手に取って選びたいというのがある。
今日の昼はどのカップラーメンにしようかな、とか、そんな下らないこと。
自販機の中に陳列してあったって、出来ることかも知れないけど、

でもやっぱり棚に並べられてるたくさんのラーメンの中から選びたいと思う。


そして、あとはやっぱり「人から買いたい」と思うものだ。
たかがコンビニ。レジでのやり取りの中で、べつに会話なんてほとんど無い。
「レシート要らないです」って言うか言わないか、くらいのものだ。

でも、心のどっかで潜在的に、きっと人に接客されて買いたい、と思っていると思う。

そういうのって、家とかクルマみたいな大きな金額の買い物だと、より明確に思うことだろうけど、ただのコンビニでの500円の買い物でも、どっかで人と接したいんだと思う。

もちろん、人が居なければ、500円の買い物くらい自販機でしてもいいだろうけど。

もし、家から同じ距離に、無人のコンビニと従来のコンビニがあったら、俺なら従来の人のいるコンビニに行くと思う。
とくに、夜中にコンビニにいくことを想像すると、余計に無人より人がいるコンビニが良いと思える。

そして、きっと多くの人がそう思うから、無人のコンビニというのは普及しなかったんだろう。


どうなんだろう