Skb-RS ~ロードスターはじめました~

北海道でロードスター(NB8C)と
デミオ・スポルト(DE5FS)を放し飼いする日記。

Skb-RSとは・・・

白いままの地図 誓ったあの日に会わせる顔がない

2009-06-30 23:06:05 | Weblog


早起きして、会社の野球に参加。

空は暗く、今にも降りだしそうだった。

球場について(ちゃんと、市から有料で借りて やる)、練習を始めると雨がパラついたり、アガったりを繰り返した。

そんな天気だったからなのか、参加者が少なく、必然的にヘタッピな俺がセンターの守備を任された。


まぁ、何度か来たフライを取ったり取れなかったり。
良い運動になる。

ダセー話だけど、最近やっと球に慣れてきた。
軟球だから痛くない、とは言っても怖いんだけど、
だいぶ恐怖心は消えた。

慣れだな。


バレー部の頃は、レシーブの際アタックがブロックの手にかすりもせずに、バチコーンと打ち込まれて、レシーブの手を差し出す間も無く、顔面にヒットすることが何度もあったけど、全然怖くなかったし、痛いともあまり感じなかった。

その時の、緊張感の高まり(テンション)だとか、集中力という精神的な側面も大きいけど、

やっぱ「どのくらい痛い」「痛くない」とか、「こうすれば痛みはマシ」とか「ヤバイ」とか、

そういう、要は経験値が重要だよね、ってことか。


ま、こんな行数を割いて語るほどの話じゃないんだけど。



でも、「先がどうなるか分からない」ことって、結構ストレスだったり、大袈裟に言えば恐怖だったりすると思う。
野球の球が「当たったらどれくらい痛いか分からない」からこそ怖いって思うんだろう。

だから、例えば「どうなれば終了かが知らされない残業」というのは、極めてストレスだと思うのだ。
「これが出来たら帰っていいよ」と言われて、結果的に2時間で終わるのと、
「いつまでこれをやらされるんだろう」って思いながら2時間後にいきなり解放されるのでは、モチベーションも全然違うと思うのだ。

そこを上手く「上から司る」かが重要だと思う。



子供の頃、とくに幼稚園とか小学1年・2年くらいまでって、あらゆる経験がコレだった。
歯医者に連れていかれて、いったいどのくらい待つのか、どのような行程を踏むのか、どのくらい痛いのか、

そういうのが全くわからない。
これはすごく不安だった。

「痛くないよ」って医者の先生は言う。
付き添っている親も言う。

でも、実際には無痛なわけはないのだから、
「少しは痛いけど、泣かないで済むから頑張ってね」とか、
そういう現実を教えてほしかった。

そういうのを、幼稚園の頃はちゃらんぽらんだったけど、ある程度大きくなるに連れて、思うようになった。

「あとどれくらい待つの?」って親に聞いても、「わからない」としか言わない。
そりゃ分かるはずない。
でも、「1時間はかからないだろう」とか、「今日は混んでるから、こないだよりは待つかもね」とか

そういう答えが欲しかった。

もう、ちゃんと覚えてないけど、たぶん小学2年とか3年くらいだったのかな。
そういうことをちゃっかり感じるようになったのは。



この事ってでも、大人になってもとても重要なことだと思う。
残業の件もそうだし、あとは例えばレストランに入って、入り口で待たされるとき。
「どのくらい待ちますか?」と聞いて、「今入ってるお客様次第なので何とも言えません」と言われると、がっかりする。
そりゃ、トラブル防止のために「20分です」とか明確なことは言ってはいけないのかも知れないけど、

こっちとしては、まったく相場もわからないのだから、
「5組待ちなので1時間以上かかる可能性もあります」とか、
そういう判断材料というかヒントというか、が欲しい。


こんなこと、いちいちブログで書くことじゃないですね。
つい、長く語ってしまいました。
失礼しました。





イギリスの携帯

2009-06-29 10:55:25 | Weblog


イギリスの携帯電話。

妹が持ってきた。


って、ソニーエリクソンばっかりじゃん!
そこは普通、空気を読んでNOKIAだろ!



さて、イギリスの携帯電話は、日本ほど高性能じゃないそうです。
イギリスっていうか、ヨーロッパは皆そうなんだそうで。

カメラ機能もついてはいるけど、全然綺麗に写らないし、そもそも誰もカメラとかメールの機能を使わないんだそう。


もちろん、妹の体験談がイギリスの携帯事情の全てではないだろうけど、
それでもまぁ、そうなのかもなぁ。

Eメールを駆使して会話を楽しむというのは、考えてみれば日本人的な文化なのかも。
液晶技術も小型レンズの技術でも、日本のメーカーの得意な分野だし。

日本のケータイってすごいんだぁ。


妹はしかし、日本でも携帯はいつもソニーエリクソンだし、iPodじゃなくてウォークマンだし、なんでソニー信者なんだろう

そんなコダワリもって選んでるようには思えないんだけどなぁ。

C R - Z X

2009-06-27 23:58:34 | クルマ
2007年の東京モーターショーに出展されたCR-Z

これが来年2月にも市販化される、というのが今月末発売された複数の雑誌で取り上げられていた。


ハイブリッドスポーツのコンセプトカー「CR-Z」は、名車CR-Xの再来として反響を呼んで、市販化を目指すというホンダの意欲が、各雑誌で取り上げられていた。


が、この時期になって、同時に複数の雑誌で、予想発売時期まで似た内容でスクープされたということは、それなりに信じてよい情報なんだろう。


1500ccVTECエンジンに、よりアシスト的な味付けとしてのモーターを合わせたハイブリッドスポーツ。

顔立ちはCR-Zをより市販車然とさせ、全体のフォルムはCR-Xを彷彿とさせるもの。
価格帯は、インサイト以上、シビックR以下ということで、250万円前後。と予想されている。



夢のある話だ。

素敵だ。

フィット程度のボディを1500cc+モーターで6速MTで引っ張る。
軽快で楽しそうだ。

しかもCR-X的シルエット。


萌える。






でも、あまり夢を見て、いつもガッカリさせられるのが嫌だから、ちょっとわざとネガティブめに想像もしておこう。


ただでさえインサイトも、かなりカツカツのコストの制約の中で作られているというのに、1500cc130馬力のエンジンに、専用チューンのモーターで、専用のクーペボディに、大径ホイール・扁平タイヤ、ブレンボキャリパー。

これじゃ、インサイト+50万円じゃ納まらないだろう・・・。


「CR-Zをもう少し市販車然とした顔にして、テールランプは5代目プレリュードのような縦型」というのが、目撃者談として雑誌が伝えるところ。




それって単に、インサイトじゃねーか?

と思ったのは俺だけですか?


インサイトに、1500ccエンジン版が出て、5ドアのまま軽くエアロと15インチアルミなんかをあしらった、上級グレードが追加発売されて。


それがCR-Zでした、ちゃんちゃん♪




なんてことにならないで欲しいなぁ・・・。


でも、初代インサイトのときだって、出る前はしきりに「CR-Xの再来!」とか雑誌で煽っといて、出たらアレで(あれはあれで良い車だったろうけど)、それでも出手すぐは雑誌も宣伝兼ねて「CR-Xに負けない運転の楽しいハイブリッド!」とかいうインプレッション立ててたんだろう。



そんなもんだよね・・・。


こんどのCR-ZX(予想名)とやらは、ほんとうのスポーツであってほしい。

だとしたら、ちょっと欲しい。



クルマファンの多くが期待していると思う。

でも、それを満足させるとしたら、少なくともかつてのテンロクのEGシビックくらいは出だしが速くて、かつ燃費も良くて、リアはホンダ得意のダブルウィッシュボーンで。


それで250万は、いくらなんでもキツイか!?・・・


どうなるか、楽しみ^^

真夏日

2009-06-26 00:29:59 | Weblog
札幌で真夏日。


やー、そうですね、このくらい暑いといいですね
はやくビアガーデンやろうや。


でも、日中、クルマに乗るとかなり辛い。
暑すぎる。
がんがんエアコンで冷やしたとしても、ちょっとコンビニ行ってる間に、もう暑くなってる。
自動車のガラスの構造って、どうにかならないものだろうか。
最初から暑くならないガラスになっていれば、エアコンかけなくていいんだから。
エコでしょ、エコw




そんなことより、これ超カッケー。
マスタングの限定車。



時期や価格は未定。
そりゃかなりのものになりそうですね。

やっぱ、現行のマスタングはカッケーですよね
アメ車のデザインも、いいよなぁ、と思う。

もともとがアメリカでは、安価なスポーツカーという位置づけなだけあって、見た目から想像するよりも値段は安い。


安くはねーけど。

4.6リッターのV8で450万円とかそんな感じ?
そのデザインに価値を見出して、ATで豪快にドライブするなら、GT-Rよりもはるかに安くて、Zよりちょっと高いくらい。

誰か買えばいいと思う。

ゲジゲジが出て具合わるいです。

2009-06-25 00:38:53 | Weblog


知人の白NBに乗った。いつも登場する前期のやつです。


自分のクルマと同じ車種の、別の固体に乗るっていうのは、とってもタメになって、
お互い、相対的にドコが悪いとか、調子良いとか、見える気がする。
2つじゃなくて、もっとたくさんあれば尚良いだろうな。


まぁ、感想としては俺のよりエンジンが活発、ミッションも調子良し。
距離がうちのより少ないだけある。

でも、それよりも気になったのは、ガチガチに固めたTEINの車高調とRECAROシート。
乗り心地はスパルタンの一言。

あぁ、古びたビル脚+エグゼバネがすげー滑らかだったように感じる・・・。



深くにもあの乗り心地には、酔うかと思った。
思った、じゃなくて事実酔った。
硬すぎじゃねーか?と、今度言ってやろう。

たぶん、あれ、設定でもうちょっと柔らかく出来んでしょ?



ともあれ、NBのデザインはやっぱ素敵だよなぁ、と。

よくNBのデザインは「NAのデザインを、北米の要望に応えて筋肉質に変更した」みたいな書かれ方されてるけど、

たしかに、NAとNBは似てるけど、

そんな単純にクルマのデザイン出来るかい!?


と、自分もデザインしたことないくせにツッコミ入れたくなる。
もし本当に、マツダのデザイン事情がそんな単純なんだったら、逆に即席でNBのデザインを立体造形に起こしたヤツラ、スゲー。


そんな単純な話なわけがないんだけど。





ところで、昨日と今日で、家にゲジゲジが延べ3匹でた。
「匹」の単位で合ってるのか知らないけど。

気持ち悪すぎて、泣きそうになった。



虫より嫌いなものはこの世に無いと思ってる。
虫怖いだけの理由で、インディージョーンズはもう見れない。
一瞬、ムカデの大群に手を突っ込まなきゃいけないシーンがあるでしょ。
あんなの自分がその身になったら、無理。失神すると思う。
あれなら綺麗なまま死んだほうがマシ。



どうして、そういう虫恐怖症の住人が居るところめがけて出てくるかな、ゲジゲジサイドとしても。

だいたい、あんなデッカい「付けマツゲ」みたいなものが、どうして存在するんだ、この神秘的な宇宙の地球に。



超絶リアルイメージ挿絵↓






キモス!!







はぁ・・・。




あ、先日ひさびさにカラオケ行きました。

「僕はこないだ だいすけ君とカラオケに行きました」とか、ガキの夏休み作文じゃねーんだから、そんな報告要らねーってなぁ。



でも、やっぱカラオケでGLAY祭は何物にも替えがたいストレス発散。




何が出るかな♪何が出るかな♪

2009-06-20 00:04:46 | クルマ
プリウスが、18万台を受注したとか。

すごいですね。


CDでさえ一ヶ月18万枚売り上げたら、今の時代なら月間トップ10に入るんじゃない?

クルマですからね。。。


個人的には思うところは色々ある。
あの車格としては、サスペンション形式やブレーキは全時代的だし、そういうところはナイガシロのままに、LEDヘッドライト(オプション)とか、見える部分ばかり「未来」を主張するヤリカタが、どうも納得はいかない。



けれど、こんどのプリウスのデザインは、すごく良いとおもう。
先代とは、似てるけれど全く違う。
先代のデザインは、空力特性と居住性を目指した形状でしかないような感じがしたけど(ディティールは悪くなかったけど)、新型はルーフの頂点をかなり後ろ側に持っていくことで、全体をウェッジシェイプとしてスピード感があるデザインになった。

フロントライトの形状は、これ見よがしな特徴的な形状だけど、何かを突き破っていく感じがしてて、悪くない。
さらに良いのは、このフロントライトの形状とリンクさせたブーメラン型のテールライト。それでいて、先代のテールの処理とイメージを通じさせている。
秀逸だと思う。


近年のトヨタのデザインは、すごいと思う。

カローラも良いと思うけど、直近2世代のクラウンも良い。
レクサスLSも良い。そしてこのプリウス。


ホンキ出すべきモデルでは徹底して磨き上げてきたデザイン。
一方で、マーケティングのみで生まれたようなモデルは絶対、CGで一晩で作っただろ程度のデザイン。わざと3年で飽きるようにしてるのか、ってほど。


上手だな、と。


プリウスがここまで売れれば、まぁいくらかハイブリッド車のコストも下がって、他メーカーも参入しやすくなるのでは?

とも思う。


現状では、日産やマツダがハイブリッドを投入しようとすると1台500万円くらいの価格設定になってしまうらしい。
そこで日産やマツダは、高価格帯の高級スポーツカーに搭載しての参入を、模索しているのだとか。。。

数年後に出る、マツダのスポーツカー。。。
日産の高級スポーティカー。。。



夢は膨らむ。。。

G4

2009-06-19 00:30:45 | Weblog
GLAYのベストアルバムは、豪華内容で2000年以降の全シングル曲+アルバムからピックアップ+新曲何曲か。

3枚組で、Disc1からおおよそ時系列に並んで入っている。
ということはつまり、Disc3はオリジナル曲(新曲)や、初めてアルバム化されるシングル曲がほとんどとなる。

ようするに、2枚組ベストアルバム+オリジナルニューアルバムみたいな構図で、これで3枚組4500円。

ただし、8月何日かまでは初回特典3900円、とか。




なんかもう、日本直販か! と;

売り方がねw

どんだけ~(IKKOさん



でも、最近の曲までしっかりカッケー。







さっき、カーグラフィックを読んでいた。
1200円もする雑誌だけど、ちゃんと全部読もうと思ったら1ヶ月では足りないくらいだから、好きだ。
でも、これもう置き場がない。

俺程度でもう置き場が無いのだから、オッサンたちは大変だろうと思う。
長く購読している人は。

親戚の羽幌のおじさんは、1960年頃から全部保管してて、カーグラだけで2部屋くらい埋まってる。
そりゃそうなるわな。




アウディS4の記事を読んでいた。
当たり前だけど、S4欲しくなった。

アテンザ、アコード、レガシィはアウディA4やBMW3をかなり真剣に意識して開発しているだろうけど、結局は日本車なので、S4やRS4、M3のような6気筒、8気筒、10気筒までも搭載することはまず考えられない。

マツダスピードアテンザも、アコードユーロRも、レガシィGTも、どれも素晴らしい車だけど、結局は4気筒だから、あいつらには敵わない。


もちろん、4気筒モデル同士で比較すれば、良い勝負をするんだろうけど、
トップグレードに8気筒や10気筒のスーパーグレードがあるというイメージ効果は絶大だし、そんなハイパワー車と基本を共にするモデルだから、自ずとシャシーや足回りの基本設計も信頼性を増すというものなんだろうなぁ



S4の記事の最後はこう締められていた

普段は堅実にビジネスユースに徹し、時間ができたら一気に足を伸ばして日本海の夕日を見に行く、などという用途に絶好の洗練されたグランドツアラーである。

だそうです。
そんな使い方するか知らねーけどw
読んでてふと気付いた。


そっか、本州にいたら日本海側まで行かないと海に沈む夕日というものを見れないんだな。

当たり前だけど。

北海道でももちろんそれは同じことだけど、

こと札幌について言えば、1時間も行かないで、石狩なり小樽なりにいけば綺麗に海に沈む夕日を見ることが出来るし、逆に1時間ほど南に走れば、苫小牧周辺で海から登る朝日を見ることが出来る。

あぁ、貴重なことなんだなぁ。
と、ふと気付いてしまった。



このくらいの距離であれば、S4じゃなくても行けるので、買わなくても大丈夫になった。


GLAY - SAY YOUR DREAM -


主観ではあるけど、この曲、彼らの全盛期に出したら間違いなくミリオンヒットだっただろうな
全然落ちないわぁ

ROOKIES見てきた

2009-06-17 23:17:40 | Weblog
映画のROOKIESを見てきた。



まず、俺は野球が好きで阪神が好きでありながら、これまでルーキーズというものを、ドラマでも漫画でも見たことが一度たりとも無かった。


見れば絶対、ハマってしまうことは間違いなく分かっていたんだけど。



でも、予備知識なしにいきなり映画を見てきた。


案の定、めちゃくちゃオモロー!


安仁屋、よく打ったなあ!!


おっと、ネタバレしてしまう。




GLAYのベストアルバムも買った。

いまさらベストアルバム・・・って感じだけど、考えてみればここ数年のGLAYのCDって全然買ってないし、ボーナスも出たし、いっか



ってことで買った。
とはいえ、ヨドバシのポイントが結構あることを知り、全額ポイントで買った。
買ったっていうよりは「もらった」ようなもの。
レジの人に「ありがとうございました」言われたけど、言うの逆じゃねーか?とさえ思えた。

こっちがありがとうございます、だね。





いっこ前の投稿で、エコカーの問題点と思えるものを書いたら、皆さんに賛同いただいて、ちょっと心強くなったついでに言う。


そもそも、自動車税についても、これは排気量によって決められているけど、
たとえば、ロータリーエンジンってのは1300ccだけど専用に1.7掛けされて、2000ccの扱いになる。
ま、2000cc並みのパワーと車格って話だろうな。

だとすれば、ハイブリッドカーについても、モーターは原動機なんだから、
1300+モーターなんであれば、ひとつ上のクラスの料率に入れるべきなんじゃね?

とか思った。

その上で、減税なり免税されりゃいい。


そんなことさえ思った。



下手なスポーツカーよりはるかに燃費の悪いエコカーを買って、それでも減税と補助金出るのが現実。

2009-06-15 22:57:24 | クルマ



銭函の海岸で。




最近は、新車の購入に際して、エコカー減税とか、補助金が出る。

エコカー減税は、「グリーン税制」として何年か前から始まっていたけど、今年度からは減税額が大幅に大きくなって、購入時の金額をそれなりに左右するようになった。
補助金は、初度登録が平成8年以前のクルマを廃車に出せば、たいていのファミリーカーを購入時に25万円の補助金が降りる。



こんな税金のバラ撒きを批判する人も少なくないけど、それは賛否両論あるとして、
まず間違いなく批判されるべきは、その「対象車」「対象外」の線引きだ。



25万円については、平成8年以前のクルマを廃車にすることで、購入する新車はたいていのファミリーカーで対象となる。

だから、まぁ良い。



が、廃車に関係無く、より厳しい基準をクリアした「エコカー」購入で10万円が出る方の補助金については、この「エコカーかどうか」の線引きが実に曖昧だ。


低排出ガスの☆が4つ・・・☆☆☆☆

かつ、

22年度燃費基準+15パーセント以上



の両立が必要だった、と思う。(数値はうろ覚え)



たぶん、曖昧なのはこの「燃費基準」だ。





コレ、重たいクルマほど燃費基準が甘い。



分かりやすいのだと、ヴィッツやデミオの場合、4WD車は対象にならない。
なのに、MPVやエクストレイルの4WD車の一部グレードでは対象になる。


まぁ、重たいクルマなりに頑張っているとか、
軽い車のわりにさほど良くないとか、

そういうことを加味する目的なんだろうけど、この線引きがおかしい。



たとえば同じエンジンを積んでいても、マーチの4WDはダメなのに、キューブの4WDは対象になる。
同じエンジンなのに、デミオスポルトの5MTはダメなのに、CVTは対象になる。


いずれも、後者のほうが重たいから。

デミオスポルトのケースだと、5MT車は1000kg(1000kg以下に該当)。CVTは20kgだか30kg重たくなるので、燃費基準が甘くなり、クリアとなる。

同じエンジンなのだから、実際の燃費はむしろ5MTのほうが良い可能性さえあるのに、だ。
(そのシフト効率からCVTのほうが燃費が良いという説もあるけど)





ついにその極地に達した問題作が、インプレッサの特別仕様車だ。

インプレッサの2WDは、今回のエコカー減税の対象になっていない。
これは、スバルの稼ぎ頭としては極めて問題がある。
そこにきてライバルのアクセラはアイドリングストップを引っさげてモデルチェンジ。


そこで登場したのがこの特別仕様車。
特別仕様車とは言え、実質販売台数の7割以上がこの特別仕様車へシフトしている。

なぜなら、「特別仕様」によって重量を重くすることで、10.15モード燃費はそのままに、燃費基準を達成して、減税対象にスベリ込んでいるのだ!


本末転倒もいいところ。




だれがどのような計算をしても、物理的に考えて、燃費は悪化しているのだ。


でも、基準だけはクリアしているから、減税対象なのだ。




スバルが悪いんじゃない。

そんな適当な線引きが悪い。



エンジンの効率をわずかでも上げることに身を削って研究するチームがあれば、
ボディの剛性と軽量化の両立に身を削っているチームもいる。


どちらも、燃費改善に大きな意味を持つ。


でも、その両立を果たすほどに、お国が定めた燃費基準から遠ざかる。
同じエンジンのままクルマのどっかにオモリを積ませれば、それで「エコカー」の出来上がり。




まじで思う。


国民をナメんな

運転が面白い大衆車を多く出さないとダメだと思う

2009-06-14 22:46:02 | クルマ
今朝、起きた瞬間から身体がけだるい感じ。

関節も、痛いとまではいかないけど、なんか軽くシビれてるような感じ。



ニューMINIって、本当に良いクルマだな、って思う。
先代も現行も。

そのコンセプト自体が、輝いている。

デザインももちろん、かなり良いとおもうんだけど、ただバツグンに良いとまでは言えないと、個人的には思う。
オリジナルのミニを表現しなきゃいけないことと、現代の安全性や静粛性やcd値をクリアしなければならないっていう、それなりに制約が大きい中でのデザインだと思うから、これで十分だと思うけど。

それ以上に、やっぱりコンセプトの時点でよかったと思う。




ニューMINIのようなポジションを狙ったフォロワーはいくつも登場した。
とくに、国産では、国産コンパクトたる低価格で、MINI並の質感やセンスを目指したモデルがいくつか出てきて、マツダのベリーサや、トヨタのistがそれに当たると思う。

直接的に、MINIをターゲットとしたかは分からないけど、近年の「プレミアムコンパクト」という分野を開拓しようとした、狙いは似てたと思う。
そこまで広義に考えると、日産ティーダも同じジャンルに入ると思う。



MINIが他のクルマと決定的に違ったのって、走りの性能も極めて高くて、その面でもプレミアムだったことだと思う。

「MINIに乗ってお買い物するお嬢さんや奥様って素敵」っていうイメージはあるけど、MINIってホントはそれ以上にクルマ好きからも好かれていると思う。


「クルマ好きへ向けて作ったクルマ」が売れない現代で、このMINIの減少は見逃せないと思う。



きっと、国産メーカーの各社は「MINIのようなクルマを作ろう」としたときに、MINIのオシャレさ、質感という点ばかりを模倣したと思う。
なにしろターゲットは、フィットやヴィッツに乗り換えようとする50代、60代の夫婦、あるいはその娘。

走行性能云々は二の次になるはずだった。


でも、実際に今、ベリーサやistがMINIの半値で買えるというのに、MINIに迫る人気は、全然無い。

「木目」や「メッキ」でMINIの質感に追いついたとしても、中身は全然違っている。


世界的に見ても、そういうことが言えるんじゃないかな。
ビートルよりMINIが人気があるのも、似た理由だと思う。


単に、形だけオリジナルMINIの「ような」クルマを作るだけなら、もっと簡単だったと思う。
でも、運転の楽しさ、という部分をオリジナルMINIから引き継いだコンセプトが、評価されているんだと思う。





そういうクルマが売れていて欲しいと思う。

今でも多くの人々は、クルマというものに憧れを持っているはずだ。
人それぞれ違ったカタチの憧れだろうと思うけど、


その根源的な部分にあるのは、運転の楽しさやスピード感、気持ちよさ、というもので、


500馬力だとか
ツインチャージャーだとか
ドライサンプ式だとか

どんどんエスカレートしていって、

めちゃくちゃ高価なスーパーカーと、

軒並みつまらない大衆車ばかりになっていく


そんなのはおかしいって気付かなくちゃだめだ。



「フェラーリ欲しいな」っていう人は多いけど、きっとそれは
「金持ちになりたいな」程度の意味で、

別に本当にトランクルームのない、バックしずらい赤いMR車を運転したいわけではないのだ。

だって、ふだん乗ってる自分のクルマが全然運転が面白くないんだもん。
もうとっくに運転なんて嫌いで、運転が面白いクルマなんて乗りたいと思ってもいない。


そういう人が増えていっているようで寂しい。


ニューMINIのようなクルマが、売れるのは、少しだけ希望になる。
フィアットの500にも期待だ。