夏時間
<あらすじ>
10代の少女オクジュと弟ドンジュは、父親が事業に失敗したため、大きな庭のある祖父の家に引っ越して来る。
しかし、そこに母親の姿はなかった。
弟はすぐに新しい環境に馴染むが、オクジュはどこか居心地の悪さを感じる。
さらに離婚寸前の叔母までやって来て、ひとつ屋根の下で3世代が暮らすことに。
それはオクジュにとって、自分と家族との在り方を初めて意識するひと夏の始まりだった。
思春期のオクジュの心の機微が繊細に描かれているのですが、このお年頃ならそうだよなぁ…と(女性なら特に彼女に)共感できる部分が多いのでは、と思いました。
家族や彼氏、自分の容姿など心揺らぐことがいろいろ。
弟のように変わりゆく環境を素直に受け入れる時期は過ぎ、日常の様々な出来事で複雑に考えてしまうオクジュが少しずつ大人に近づいているんだと感じさせられます。
この作品は何気ない些細なエピソードで綴られるけど、身近なことだからこそ “わかる…” という気持ちになりますね。
作品内に出てくる蚊帳、足踏みミシン、夏の西日、部屋がたくさんある家…どれも懐かしさを感じさせるシーンでした
昔のうちを思い出すなぁ~と。
夏には家族そろってスイカもたくさん食べたけど、それが当たり前ではないと今はひしひしと感じます。
大きなスイカってすごく高いんですもん…
弟のドンジュを演じていたパク・スンジュンくん。
これは演技してるのか?と思うほど自然な雰囲気…
これからの活躍にも期待です~