以前、クエンティン・タランティーノ監督が、シャロン・テート事件のことを映画にすると聞いて、さぞ凄惨な作品になるだろうと予想してました…が、まさかこうなるとは!!
キャッチコピーに“ラスト13分、映画史が変わる”とありましたが、どういうことなんだろと思ってましたが、こういうことでしたか
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット初共演というのが意外なほど、二人とも息が合ってました。
たまに見かけるレビューでは、「結局なんだったの?」という戸惑う声がありましたが、この映画を観るには最低限“シャロン・テート事件”というのを知っていなければなりません。それを知らないとこの映画を観る意味がないというくらい重要なことです。
まあ、知識として知らなかったとしても、今は検索すれば概要ぐらいはすぐにわかるので、それぐらいは予習しておきましょう。
タランティーノが随所に仕掛ける、思わせぶりな演出に、こちらも(来るぞ、来るぞ…)と身構えた矢先のトンデモ展開には、あの演出なんだったの!?と言わずにはいられないけど、それを含めてすべてタランティーノの罠だったということでしょう。
やっぱりというか、さすがタランティーノという映画でした。
マーゴット・ロビー演じるシャロン・テートは、純粋にかわいい女の子だったし、現実がもしこの映画の通りだったら、後々ロマン・ポランスキーはアメリカを追われることにはならなかったのかも…と思うと、主役の二人が不在の現実がちょっと物哀しかったりして。
2時間半を超える作品ですが、全然長さを感じないくらい楽しい(?)映画でした。
いや、実際すごく楽しかったし
そういえば、マイケル・マドセンが出てたことに気付かなかったのが残念です。
もう一度観に行くので、今度は見逃さないようにしないとね