映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

殿、利息でござる!

2016年05月14日 | 映画
予告編を見る限りさほど気になるというわけでもなかったのですが、監督が中村義洋さんだったことと巷の評判もなかなかのものだったので観てきました。



コメディというだけあって、ところどころに入る笑いがとても心地いいです。
ふざけた笑いというのではなく質のいい笑いというか…また役者さんの見せ方もとてもいいんだろうな、と感じました。

瑛太さん演じる管原屋篤平治がふと思いついた『宿場救済計画』がだんだんと現実味を増していくところ、その話に乗っていく人物たちの描き方なんかとてもおもしろかったです。
阿部サダヲさんは時代劇初主演らしいですが“え?そうなん?!”と思うほど、何の違和感もなく『主演』がピッタリとはまってました。
こういう作品だからこそピタリとくることもあったのでしょうが、時折見せる微妙な表情はさすがだなぁと思わずにいられませんでした。(←演技達者じゃないとなかなかできなさそうなのです。)

前半では特に気になっていなかったことだったけど、後半意外な形でそれの伏線回収がされたりとか“そういうことだったの?”というような事実も出てきたりしてストーリーや構成の面でもこれはかなりできた作品だったと思いました。

笑いが基本にありますがちょっとホロリとくるようなジワ~とくるような…そんな気持ちも味わえる良作でした。
やはり中村監督、ハズレはないですね(いや、たま~にあるけど


余談ですが、いまニュースで取り上げられている舛添都知事にはこういう作品を是非とも観ていただきたい!とも思いました。(そして己の行いを恥じてほしいと!

コメント
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