ザ・ウォーク

あらすじ（YAHOO！映画より）

1974年。フランス人の大道芸人フィリップ・プティ（ジョセフ・ゴードン＝レヴィット）は、誰も考えついたことのない挑戦をすることに。それはニューヨークのマンハッタンにそびえ立つ2棟構造の高層ビル、ワールド・トレード・センターの屋上と屋上の間にワイヤーロープを張って命綱なしで渡っていくというものだった。そして、ついに決行の日を迎えるフィリップ。地上110階の高さに浮いているワイヤーを、一歩、また一歩と進んでいく彼だったが……。

実話の映画化。

2008年に、『マン・オン・ワイヤー』というタイトルで、この話のドキュメンタリーが公開されています。（第81回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞）
　フィリップ・プティ本人

ご本人が今も健在で、ゴードン＝レヴィットに綱渡りの指導をしたというので、映画の中で彼が落下して死ぬわけはないとわかって観ているので、その辺は安心なわけなのですが…



いや～、高所恐怖症の私にとっては、2Dの映像だけで結構くらくらするものでした

物語は、フィリップ・プティがいかにして、ツインタワーにワイヤーを張り、そこを渡ったかということを詳細に描いています。
ロバート・ゼメキス監督の軽妙な語り口で、ところどころ笑いどころもあり、エンタテイメントとしても楽しめる作品でした。



傍からみると、無謀とも狂ってるとも思わざるをえない挑戦ですが、なぜそうしたいのかが画面を通して伝わってきます。
ビル間を渡っている時に流れる『エリーゼのために』のピアノ曲が美しく、映像に合っていたのが印象に残ります。

現在は、同時多発テロですでになくなっているビルを映像上であれ、ここまで再現できたのには驚きです。

その臨場感をもっと体感したいのであれば、3Dで観るのがお薦めかもしれません。

『マン・オン・ワイヤー』のサイトがまだネット上に残っているので、当時の写真などに興味のある方はぜひ見てください。