映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

セッション

2015年07月27日 | 映画
この地方にもついにやって来ました。
待ちわびました~

いろいろな映画情報が飛び交う中、いかにして前情報を入れずに観るかというのは、最近結構難しいです。
それでも、この映画については、なるべく物語についての情報をシャットアウトしてきました。



マイルズ・テイラーがドラム初心者だったと、どこかのチラシに載っていたのですが、映画を観て「絶対ない!ありえない!」と、他で調べなおしたところ、あるサイトには10年のドラム経験があると書いてありました。やはりこちらを信じたいですね。というか、それしかないでしょ。
彼のドラムは素晴らしかったです。彼のドラムなしではこの映画は成り立たなかったと言ってもいいでしょう。

低予算、20日程度の撮影期間でよくこれほどの映画が撮れたものだと感心します。
(おまけに、撮影中監督が交通事故に遭ったらしい

そして、なんと言っても鬼教師フレッチャーを演じるJ・K・シモンズが凄かった。
鬼気迫るというか、狂気じみているその演技は、今年のアカデミー賞受賞も納得です。

今までは、『スパイダーマン』に代表されるおとぼけ演技しか見てなかったので、かなりの衝撃でした。

この映画について、賛否が分かれているとは聞きますが、作品の中では決してフレッチャーの指導が正しいとは言ってません。
むしろ、人間的にもどうかと思えるほどですね

練習シーンのピリピリした感じは、まさに学生時代の部活の悪夢を思い出させました

もしかしたら、本当はいい人なのかも…なんて思えるシーンもあるにはあるのですが、それだけにこの人の狂気が際立ってくるのですね。

この二人の関係は“執念”のみで成り立っているのかも…とラストで思いました。

観終わった後は、ただ疲れた~の一言。

なんで、座って映画観てるだけなのにこんなに疲労感がハンパないのか…
こんなに疲れたのは『SAW』を観た時以来です。

それでも、この映画をリアルタイムで(他よりちょっと遅いけど)映画館で観られたことに感謝ですね。

通常1作品を2週間(長くても3週間)しか上映しない劇場ですが、この作品は1ヶ月上映してくれるので、ぜひまたもう一度観に行こうと思っています。
コメント
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