ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

ひたすら掃除をしてみる~~幸田文と掃除という日本文化

2020-04-24 12:03:35 | お掃除

身体は元気なのですが、
なにか落ち着かない~~、

目に付いたケトル、
汚れている~~。


重曹の粉を振りかけて、
金属たわしで
ひらすら磨いてみました。


カンペキとはいえませんが、
少しきれいになりました。

気持ちがいいので、
風呂場のドア周辺の汚れを。



汚いなあ(汗)

考えてみれば、この部分、
この家に来てから、あまりきれいにした覚えがない~。

錆びている部分もあるので、
どのくらいきれいになるかは不明ですが、
とにかくやってみました。
重曹と過酸化塩化ナトリウムを
交互に使いました。



おお、少しはきれいになった!



娘の家に行く途中に、箒の専門店があり、
そこで、まずは小さい箒を買いました。

パソコンの溝などの汚れを
掃出すのに重宝です。

掃除をすると、落ち着く~~。
おもえば、若い頃、
幸田文の
「父・こんなこと」(新潮社)の中の
「あとみよそわか」を読み、
驚いたことがあります。

掃除が、これほど優れた文学になるのかと。
おそらく、こういう類の小説は
それまでなかったし、
これからも出ない~~、気がする。


明治の文豪幸田露伴が
娘の文に、掃除の指南をする作品です。

ハタキを作ることから始まって、
雑巾の絞り方がユルいと叱る、
障子の桟の埃の取り方~~、
疲れないよう身体の合理的な使い方~~。

これが、姑が嫁に教えるのだったら、
反発を感じたでしょうが、
露伴が手を取り、脚を取り、
その合理性を説きながら身体で教えていく。

なによりキリリとした文章が美しい。
題名の
「あとみよそわか」は梵語の呪文から
きているとのこと。

一方、やはり若い頃、


ロバート・ハインラインの
この本を開いたら、
最初の何ページかが延々、
掃除機の改良の仕方が続き、
うんざりした覚えがあります。

欧米では、掃除は「仕方なく」するもの、
いえ、ワタクシとて、
若い頃は、
「ホコリでは人は死なない」と豪語して
掃除に時間を使うなど
思いもよらなかったのですが。

だからこその幸田文さんの作品に
衝撃~~。

掃除を「文化」や「修行」とするのは
東南アジアの地域だけだそうです。

仏陀の弟子の
周利槃特(しゅりはんどく)
という方がひたすら掃除することで、
悟りを開いたことから発しているとか。

最初はティッシュで~。

ついには、そばにあった洋服で~~。

孫もひたすら修行~~・?
子どもはそばにいる人のマネをして
育つ~~。
今だけ~。

さて、自分ごとに戻り、
この時期、身体と心のバランスを
取るためにも、
いろんな場所をきれいにしてみようかな。

身体を動かし、きれいになるのは気持ちいい。

騒動があけた折には、悟りを
開いているかも~~?

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コメント (4)
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