【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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宮台真司のコメントは「ミュージック・ソムリエ」の本質に通じる、という話

2012年07月06日 | マーケティング話
というわけで。
前々回の記事の続編。
で、下記の宮台真司のコメントを引用。
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宮台:そう。では、求めているものを汲みとるとは、どういうことなのか。女の子とデートする際、音楽や料理や趣味や旅行などの好みをあれこれ質問する「ウザいやつ」が増えたでしょう。僕的には絶対にありえません。

若いころの車デートでは、高速でこの曲、湾岸でこの曲みたいな「特製カセットテープ」が必須でしたが、日ごろの行動から好みを推定してつくりました。その際「この曲好き。あっ、その曲も好き。どうして好みを知ってるの?」とドンピシャの命中を狙うだけでなく、「それならこれも好きなはずだ」と女の子の知らない曲を混ぜるんです。

これは相手の欲望の無視や否定じゃなく、拡張ですから、より初心者向きですね。いずれにせよ、こうして相手のニーズに応じるだけのコミュニケーションでは与えられない喜びを与えられるんですね。さもなければ、深い絆はつくれません。
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いやいや、冷や汗モン。。。
相手によりけりとはいえ、私も「ウザいやつ」だったこともあるんで。。。

20代の頃なんて、車デートで自分の好きなロックナンバーばかりかけてたのが私だった。。。
そんな若者だったわけ。

で、若かりし頃の体験も含めた、そういう自分の態度・行為に「落とし前をつける」という意味でも、これからのこと、そして「ミュージックソムリエ」の理想像を考えてるわけです。
こういう人間のほうが、「やってはならないこと」の意味の重大性が実感できるのかなと。
そして、宮台真司のコメントは、「ミュージックソムリエ」の理想の姿に直結しているということ。

まだ、詳しくは書けないけど、「ミュージックソムリエ」は、ちょいと前に流行ったような「○○検定」のようなものとは違うわけ。
一番の違いは、単なる知識の量だけではないこと。
そして一番、ふさわしくないのは、相手のことを考えず、ただ自分のウンチクとか経験を滔々と語る自己満足な人

遊びレベルの「何とか検定」と違って、もちろんお金はかかりますよ。
ワインのソムリエ、野菜のソムリエと同様、養成講座があります。
もちろん、「ミュージックソムリエ」「ジュニアミュージックソムリエ」とも、今では考えられないような影響力を持つことになるからです。
「メディアの在り方」も変遷しているしね。
レコード会社や音楽事務所からインセンティブを得て、「やらせ」としてアーティストや作品を推奨することは厳禁(ソムリエ資格はく奪)。
ライナーノーツは書いてもいいけど。
あと、アーティスト・作品への批判は厳禁。
レコメンドするんだから、そもそも批判に値するようなことは語ってはならない。
不愉快だからね。
(禁止事項ばかり書いたけど、もちろんそればかりではない。詳細はいずれ・・・)

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