【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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「第三世代ブランディング」と「差積化」などなど(第102回 安原マーケティングワークショップ)

2012年02月20日 | マーケティング話
18日の土曜日、安原智樹さんのマーケティング・ワークショップに行ってきました。
安原さんのマーケティング・ワークショップ(YMW)は、
もともと安原さんのクライアントさんやセミナー受講者対象の、
クローズドなワークショップだったそうですが、
現在では、参加者の紹介があれば参加できるようになり、
私も2年前から参加しています。
よくコンサルさんがやっているセミナー・ワークショップと違うところは、
参加費が1,000円(しかも今は割引で500円)という安さ。
それは、お金のためにやっているわけではなく、
安原さんご自身がメソードを創り上げるのが目的だからです。
本当は無料でもいいけど、無料だと参加者のモチベーションが・・・、
ということで1,000円の価格設定となっているわけです。
もちろん、社員研修にあるようなパッケージ化されたサービスとは大違い。
たとえば2,000円ぐらいの書籍を1冊読むより、
得られることは多いですよ。

で、この日のテーマは「第三世代ブランディング」。

■ブランド論の変遷

(1)第一世代ブランド
 ・「希少性」がキーワード
    ⇒高級ブランドなど
     ⇒供給側が100%コントロール可能
      元々無理なユーザー操作が可能
      「お客を選ぶ」
 ・主語は「I」

(2)第二世代ブランド
 ・「求心力」がキーワード
    ⇒Corporate Brand:CIの延長線上
    ⇒Product Brand:コモディティ商品にも波及
      ⇒この場合、「求心力」よりも「一貫性」
 ・主語は「You」

(3)第三世代ブランド
 ・「共生力」がキーワード
    ⇒ソーシャルな時代(ユーザーとともにブランディング)
     *ただし、第一世代と第二世代を否定するものではない
 ・主語は「We」

■ワークショップ

で、第一から第三世代までの「ブランディング」を、
「1way」「2way」「We(Multiple Way)」の3アプローチとして、
それらに「理性」「感性」「行動」という「深度1~3」のレベルと掛け合わせていくわけです。
さらに、ユーザーベネフィットを、3アプローチの時系列(使用前・後など)と掛け合わせて、
アクションプランを作る、という難易度の高い内容。

参加者は2グループに分かれて、ワークが始まりました。
私たちのグループは、あるサービスに別のサービスを組み合わせた、
イノベーティブなビジネス・プランを考えました。
(タイトル画像参照)
じっくり練っていけば、イケるんじゃないの? と自負してました。

あと蛇足ですが、神田昌典さんの近著、
『2022-これから10年、活躍できる人の条件』を読んだばかりでしたが、
私たちのグループが選んだビジネスモデル、
これからの日本人の仕事の仕方にドンピシャだったんですよ(笑)。

別グループは、誰もが知る有名ブランドをケーススタディに。


競合のウィークポイントを、チクリ、グサリといく、
米国の比較広告が連想されそうな刺激的な販促プラン。
私、こういう遊び心のあるプランって大好きです(笑)。

■差積化

安原さんオリジナルの「差積化」とは、
「やればやるほどオリジナリティが高まること」。
「模倣困難性」が高まるということですね。
製造業の世界の「経験曲線効果」を連想しちゃいましたが、
「差積化」の場合、
「売れる」ことより「売れ続ける」ことが目的なので、
より一層、マーケティングの核心にフィットするわけです。
さすがですよね! 安原さん。

「差別化」っていうのは、
主にブランドがスタートするときの独自性。
競合、特に大規模な企業が参入すればイチコロ、、、
なんてパターンも少なくはないですよね。。。
これに対して「差積化」が図られればこりゃ強いわけですよ。

■うまいんだな、これが!

ワークショップ終了後、
昼食をご一緒にという参加者(女性3名、男性3名)は、
目黒の「小菅」というお蕎麦屋さんに入りました。

凄腕女性マーケターのお二人と私の三人は、
「とりあえず、いや、まずビール!」
昼間に飲むビールって最高っすね!!!



目黒なんでエビスビール、
(ここは恵比寿のシマ=縄張りだぜぃ・・・)
というわけなのかわかりませんが、
「うまいんだな、これが!」
(昔、「モルツ」のCMでショーケンが言ってたやつ)

で、ビールの写真撮ってから飲んだはいいけど、
肝心のせいろ蕎麦の写真を撮り忘れた私でした。。。
かわりにホームページの「お品書き」観てちょ。
で、お蕎麦のほうは? ですか?
「うまいんだな、これが!」
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