陶芸ブログ「ひとりごと」

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手術後1年

2014-11-18 | 肺縦隔腫瘍
肺縦隔腫瘍(神経原生腫瘍)摘出手術から1年が過ぎました。

体力的には完全に回復!元気に生活しております。

現在は、定期的に経過観察を続けているところです。
今のところ、再発の気配もありません。

現在の状態を書いてみました。


〇ホルネル症候群

縮瞳(瞳孔が縮んだままの状態)はほとんどなくなりました。
まぶたは落ちてきますが、酷く視界をふさぐほどではありません。

ただ、本人鏡を見るときなどは気を付けてまぶたを上げているようなのですが、先日免許証写真を撮った時、意識して目をしっかり開けていたつもりなのに片目だけが半目になって、なんか「かったるそう」な顔。

普段、こんな状態なのかしら・・・
目という部分だけあって、印象の悪さは気になってしまいます。

また、右の肩こりと、軽い頭痛と歯を食いしばる癖がしばしば再発。
歯の矯正が済んで何年もたち、ずっと治っていた筈なのに何故?
と思っていましたが、これもホルネル症候群関連で起きる症状に当てはまっていました。

これを改善するための手術は保険適用で受けられる状態ですが、手術には必ずリスクもあるので迷うところ。
1週間くらいは瞼が腫れ、仕事等に支障が出るレベルの様子。

半年前くらいまでは、このままで良いと考えていましたが、次の診察で聞いてみようかな。
(その前に、買っておいたアイプチ試しておかなくては)

あと、夏場に気が付いたのは、顔の一部に汗をかけないことでした。


〇右手に汗をかけない状態

神経を切断したため、治らないものなのですが、とにかく右手だけ乾燥します。
日常的にお手入れが必要です。

陶土との相性がホントに悪く、直接陶土を長時間触っているのは無理なようです。

市販のハンドクリーム等のほか、皮膚科で処方していただく薬も、数種類試させていただきました。
どれも、それなりの効果は感じますが、「これならOK」というものは見つかりません。

なんとか、誤魔化しながらいくしかなさそうです。
細かい部分以外は「綿の手袋」をつけて作業するのが今のところ効果的なようです。

〇右手の血管が収縮出来ない状態

これも同じく治らないものですが、常に血行が良いおかげで右手の肌のきめが細かいです(笑)
土を触っても、ダメージからの回復は早い気がするので、そこはありがたいです。

ただし、このために体が冷えやすくなっていることも実感しています。
冷えた時などは、左右の手の温度差、見た目も違う状態になります。
大分慣れては来ましたが、時々違和感を感じます。


〇肋間神経痛

手術内容の都合上、胸の肋骨の間の神経を傷つけてしまうため、強く出る可能性が高いと言われていました。

初期と比較すると大きな改善を実感しています。

気圧が大きく変化するときに痛みが出るときがあります。
「気圧が下がるときに限らない」ということに気が付きました。

また、体調管理をうまくしておかないと、疲れた時など痛みが出やすいです。
体を冷やすのはアウトですね。

「年々楽になって行きます」と言われているので改善は年単位レベルなんでしょうね。

痛み対策には、「貼るカイロ」が効果的。
夏にも切らさないようにして、冷房がきつい場所に行くときなどは必ず持っていくようにしています。



<感想>

1年たって、ようやく術後の体に慣れてきました。

制作については、これまで作ってきたものを、時間かければ作れるという状態に復活しました。

計画していた磁器制作へのシフトや、鋳込みの導入等は結局ほとんど進んでいません。

方法を変えなければ制作量の復活は無理なようです。

慌てても仕方ないので、出来ることを出来る範囲で、気の向く方向で動いていきます。

気持ち的には、とても楽観的でいられています。
多くの人たちに支えていただいているおかげで、有難いことと思っています。


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