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住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

恐喝

2010年06月09日 | 日記

 今朝の、Asahi.comより  「死をも考えた」・・・・

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 父親が息子の異変に気づいたのは半年前だった。 財布から金を抜き取った生徒を問いつめると「小遣いが欲しかった」と話した。 「欲しいのなら言いなさい」と諭したが、それからも抜き取りは続いたという。

 自分が大切にしていた漫画やゲームソフトを中古店に売るようになった。 父親には「もうやり終わったから」と説明していたが、「コレクションをするタイプなのに」と不自然に感じたという。

 誕生日に「プレゼントは何がいい」と聞くと「お金で」と答えた。 父親は「好きなものを買いなさい」と1万円を渡した。 少年らの恐喝がすでに始まっていた時期だった。
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 逮捕された少年2人は昨年9月ごろから、この生徒を「殺すぞ」などと脅し、金を取っていた。 日頃から複数の同級生らに金を要求していたが、応じた生徒に集中するようになったという。 1回2千~4千円を週2~3回要求していた。金は飲食費に使っていたという。
 一方、生徒は「金を渡せば何もされないので、応じていた」と話しているという。
  

 「わかっているから。話してくれないか」。 父親が話しかけると、中3の男子生徒(14)は涙を流しながら同級生からの恐喝を打ち明けた。 「死にたいとも考えた」という言葉に父親は動揺しながら、「よく言ってくれた」と声をかけたという。

  ――こうして、中学校の同級生から現金を脅し取ったとして、神奈川県警が横浜市の公立中学校3年生の少年2人(いずれも14歳)は恐喝や恐喝未遂の疑いで逮捕された。
    ***  以上   引用  ***


 考えて見れば、筆者は中川財務大臣の苦悩と、少年の苦悩がダブって見える。
誰が考えても、この様な理不尽な事が許されて良いはずはない。 放任されて良いはずが無い。  問題は、被害者がその苦悩に立ち向かう勇気を持ち得るかと言うことに尽きる。  男は、当然この様な正義を貫く為には命を懸けるべきである。  特に自ら、命を絶っている3万人の人たちに『立ち上がるべきだ』と諭したい。


この事件の当事者を日米に置き換えれば、
     逮捕された男子生徒=アメリカ(ネオコン?)
     脅し取られた少年 =日本の官僚、政治家
     財布の持ち主   =日本の国民
     神奈川県警    =アメリカ(国連?)
     紙幣の発行者   =アメリカ(FRB)
 アメリカ国債が、焚き付け以外なんの役にも立たなくなる日が来る事を恐れた、中川財務相がアメリカ国債購入を拒否し、『IMF』に投資する道を選んだのは正解であったのだろうが、彼はその正義に命を賭けることとなったのだろう。
マスコミも、官僚も立つ位置の安全性を比較して、この件で動くことは少ない。
身の回りの事件でも、国際的な出来事でも、突き詰めればそれが人間の『業』と言える。



 3人が通う中学校の関係者は「恐喝は認識していなかった。警察に任せているので学校としては特に対応しない」と話す。校長は「個人情報保護のため事件の有無は肯定も否定もできない」とだけ話した。
このコメントが、偏差値優先の現代の先に立つ人間への不信の根源のようだが、その責任逃れの言い草は、日本の高級官僚と同じパターンと見ることが出来る。
要するに、責任を『システム』にあずけて、その運用の不手際、自分達の対応のまずさは、知らん振である。