書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

秋の例大祭/行列が近くを通り始めた。

2008-09-21 08:40:49 | 思う事
今年も藤崎宮の秋の例大祭が近所を通りはじめた。
藤崎宮を出て町を回り、お旅所という城内で休憩、昼からは夕随兵(子供達は出れない)夜にまた藤崎宮に戻る。
加藤清正の凱旋から始まったと言われている秋の祭り。
今は最終日の随兵行列の馬追いが特にメインとなっているようだ。
今日はその最終日の馬追いの日。今年は何基出るのか知らないが、高校同窓会、まつり愛好会、会社などなどから馬と勢子たちが踊り暴れまわる。

数年前には、一日中怖がりワンワンとほえていたわんこのティアラは去年ぐらいから耳が遠くなったのか気にならなくなったのか「どうかい!どうかい!」の声や鳴り物の音にも鈍感になった。

私は、毎年この時期は一人静かに作品を書いている。

いつもと変わらない例大祭の随兵の朝。

私は、小さいころからこのお祭りにはなじみがあった。もちろん何度も出ていたし、子供達も一緒に出た事もある。

そしてこのお祭りを境に熊本にも秋が来る。





天水・那古井館

2008-09-20 14:52:14 | 思う事
11月に行う那古井館でのイベントの準備のために、天水の那古井館に行った。

庭先にこの碑がお出迎えしていたのでパチリ。

「温泉や水滑らかに 去年の垢  漱石」

夏目漱石は、五高(現在の熊本大学)に教授として4年3ヶ月滞在した。明治30年に小天温泉に訪れた時によんだものだと思う。

さ~楽しくなってきた。

普通の幸せ!

2008-09-20 05:24:12 | 思う事
大阪に今年就職した長男が夜行バスで昨日かえってきた。

台風が来ていたのでとても心配だったが、運良く何も影響なく良かった。

私は職場からいつもになく弾んだ心で、家に帰った。
久しぶりに息子とわんこ2匹と車で買い物に行く約束をしていたのだった。

食材、雑貨、わんこのご飯・・・。

約1時間ぐらいがとても楽しかった。

それから、久しぶりにたくさんの料理をして、ビールで乾杯をした。

昔は毎日ご飯を作るのも、一緒に食べるのも当たり前だったのに、こうして何年も離れて暮らしていると(大学で大阪に出てもう5年)、普通の生活の中で泣いたり笑ったり怒ったりしていた子育て期間というのが本当に懐かしく、そして貴重な時間だったと思えた。

就職して学生と違うことや、仕事の内容や、ちょっとへこんだことや、面白い経験をしたこと・・・などなどを話してくれた。

顔を見ると学生時代と変わらないがいろいろな経験の中で考え成長しているのだろう!

息子が無事に大きくなってくれた事、そしてこんな何気ない普通の幸せ感じることが出来た事を本当に感謝したい。と思った。






「脳力アップ???」

2008-09-18 20:22:11 | 思う事
私が読んでいる地方紙に

「脳力アップめざそう」特集が載っていた。
その中に、明治大学教授 齋藤孝先生の言葉とその内容は・・・

先生は普段から持ち歩いている手帳に書き込まれるらしい。なるべく外部との接触を心がけ、思いついたことやアイデアをその都度メモする。・・・・・。

「仕事の中で、今日は自分の全脳力のうちの何割を使ったかを意識し、脳の中にそのイメージを定着させる事も大事。」

齋藤先生は「声に出して読みたい日本語」などを著書とされている。確か私と同じぐらいの年齢。

老化に伴う脳の働きは、経験や技、情緒の安定などでカバー、生産性はむしろ上がると先生は書かれていた。

「問題は自分の脳力をいかに発揮、どうマネージメントしていくかが大切。いくつになっても趣味などを通じて積極的に外部とコミニュケーションを図る事が欠かせない」と書かれていた。

私は、書の事ばかり考えてはいられない厳しい家庭環境だったが、厳しければ厳しいほど、書のことを考えていた。
現在は、かなり自分の時間が取れるようになってはきたので、いろんなものを聞き、見て感動すると、これを書で現すと???って考えるようになってきた。

しかし、どんなにクリエーティブな妄想?を思い巡らせてもすぐに結果は出ないのがこの世界。

でも、将来も

さっき食べたご飯のことは忘れても、筆の重さは忘れないで書き続けたい。

ナ~ンて。

言えたらカッコいいな。

物思う。

2008-09-16 07:41:45 | 書について
参加する事に意義があり。

の今年も日展にチャレンジした。

とにかく、わかってもわからなくてもいろんなものを見たり感じたりするのが感性を磨く事につながると思っている。

何がヒントになるかわからないし。

昔は寝てもさめても字を書いていたころもある。

しかし、最近はいろんなものを感じて吸収して書きたい!!!って思う。

書く。という事から離れるのもひとつの方法かな???
って思えるようになった。(成長かな???)

何でも、感じ、いろんなものを見、自分の体の中で咀嚼して吐き出せたらいいな。


荒立神社で梅原猛先生の植樹と会う。

2008-09-15 09:57:40 | 思う事
高千穂峡から次に高千穂神社、天岩戸神社に行った。
天岩戸神社の社務所で案内を頼むといいよ。と出掛けに宿やのご主人が教えてくれたので天岩戸の案内を頼み御神体の洞窟の案内をしっかり聞いた。

キリストの生まれる前、お釈迦様が生まれる前の古墳時代、神は自然のものだった。信仰の対象は、農耕に直接関連する日・風・水・山・森・樹木だった。その後、神信仰は目に見えない神霊の宿るものとして御神体(御霊代)を考えだした。山・石・地・木・玉・剣などが御神体としてあがめられ、このように柱・鏡・玉・剣などを神の象徴とみなすようになった。それらを収蔵する建物を社殿として建造されるようになった。(歴史散歩事典・山川出版社より)

神と天皇とは???
記紀に語られる日本神話は高天原神話・出雲神話・日向神話で、記紀によれば皇室の祖先は南九州から来たのであって、その南九州からの進入軍が大和を占領して王になったそれが天皇家となった。
カムヤマトイワレヒコが神武天皇だった。

禰宜さんの説明によると天皇は人々のためにお米を植えた。皇后は蚕を飼って衣服を作った。と。

神と天皇???わかったようなわからないような・・・。


人として生まれ権現(生まれ変わり)し神としたあがめられた菅原道真(天満宮)徳川家康(東照宮)。

ぼちぼち勉強しよ~。

お昼を食べるにはどこがいいかYちゃんが高千穂峡のお土産屋さんで尋ねた。

お蕎麦屋さん「天庵」か郷土の創作料理やさんを勧められ、お蕎麦の「天庵」に行く事にした。
天庵で、お蕎麦を待つ間に宿で買った高千穂神社の本を見ていたら、以前知人から紹介されたパワースポットの秋元神社が載っていた。そしてそこの説明を読んでいたらなんと、ここ「天庵」の蕎麦はそこの秋元神社の御神水を使ってあると書いてあった。秋元神社は奥深い秘境らしく、今回はあきらめた。
しかし、ここのお店で薦められた荒立神社に行く事にした。

荒立神社とは、天孫降臨の道案内をつとめた猿田彦と天鈿女命が結婚される時、周りの荒木で急いでお宮を作ったところから名前が付いた。ということだった。
円く縄を作ってあるところを左回り、右回りして参拝した。そしてすぐ横に植樹されていた木「哲学者 梅原猛先生植樹」と書いてあった。

たまたま古書店で手に取った昔から好きだった梅原先生の芸術新潮の特集「梅原猛天皇家のふるさと日向を行く」から始まり、その後、急に東京の友人が「高千穂に行きたいから付き合って!」とつながり、古書店で買ったこの梅原先生の特集号を手に回った最後に先生の植樹と会えるなんて。

もの凄く凄く嬉しかった。

やっぱり偶然ではない。

そして帰りにもうひとつ必然。

阿蘇神社の近くのギャラリー「etu」によったら、弟を通して私のところに電話してくれたHちゃんと20年ぶりぐらいに再会した。

本当に本当に偶然じゃない高千穂の旅だった。

高千穂峡

2008-09-15 08:48:12 | 思う事
高千穂は水の豊かな稲作の適地。

高千穂峡の真名井の滝。
30分程度、ボートをこいで行った。

ボート乗り場で「誰が漕がれますか?」と、係りのおじさんが

3人の中で腕には自信があると手を上げ漕ぎ手を自分から「はい!」と私が手を上げた。運転もYちゃん任せ、ここで私も力を発揮しなきゃ!

生き方にも落ち着いているYちゃん、危なっかしい私とMちゃん。
「はい!」と元気よく引き受けた私だが、ボートを漕ぎ始め、全く思う様に行かない。

無理!やっぱり無理だった。

Yちゃんにお任せ。

ボートはすんなり動き始めた。

大きな岩や滝を見ながらの高千穂峡は良かった。
マイナスイオンを浴びて良い時間をすごせた。




観光神楽

2008-09-15 08:32:25 | 思う事
夜に観光神楽を見に行った。

神楽(かぐら)は、神道の神事において神に奉納するために奏される歌舞。神社の祭礼などで見ることができ、まれに寺院で行うところもある。
神人一体の宴を催す場であり、そこでの歌舞が神楽と呼ばれるようになったと考えられている。古事記および日本書紀においては、岩戸隠れの段でアメノウズメが神懸りして舞ったという神話が神楽の起源であるとされる。アメノウズメの子孫とされる猿女君は宮中において鎮魂の儀に携わっており、このことから神楽の元々の形は鎮魂・魂振に伴う神遊びであったとも考えられる。
(Wikipediaより)

ここ高千穂神社では、毎日観光神楽が舞われるらしく舞い手も450人もいて40年も続いているというのには驚いた。ほとんどが農家の人たちで代々継承されているということだった。

観光神楽は、天の岩戸に隠れられたアマテラスオオミカミの前で踊ったアメノウズメの様子だった。おもしろおかしく演じられ、1時間楽しく過ごせた。

神話はいろいろ伝わっているようだが、このような地元の踊りを見ることは楽しい。祭事のときは一晩中神楽が舞われるそうだ。

最後に刈り干切り歌が歌われた。

ここ、宮崎はお米の産地。五穀豊穣の意味で自然の神々に対しての感謝の祭事が多いのだろうと思った。


高千穂旅行1

2008-09-14 18:26:40 | お友達
旅行といってもたいした距離ではないが、子育てにひと段落した友達2人と高千穂に行った。

東京からの友達MちゃんをYちゃんの車で空港に迎えに行き、俵山トンネルを通って高森から高千穂へ向かった。

不思議な縁でつながっている3人。
いろんなことを話しながら遠いと思っていた高千穂まであっという間に着いた。
Mちゃんに予約をとってもらったお宿は『かみの家』という民芸旅館だった。
ご主人がとっても面白く、お宿の雰囲気もとてもよかった。
夕食を6時にしてもらって、8時からの夜神楽を見に行くために、外出用の好きな浴衣を選んで着ていくことにした。(お店からのサービス)

思い思いに好きな浴衣を選び、送迎の車で高千穂神社に向かった。
高千穂の観光神楽は毎日あっているそうで、450人が神楽を舞う事が出来、40年も続いていると聞きとても驚いた。

約1時間の神楽を見て部屋に戻った。

その後はご想像通り、お部屋で宴会。お部屋の名前も私達の為に『焼酎の間』3人で生ビールを飲んだ後、芋焼酎5合瓶を飲み干した。

朝食は8時。

起きたのは7時だったかな。お部屋にカッコウの声が聞こえた。
「やっぱり山の中だからカッコウが鳴いているよ!!!」感激よね!!!

私が・・・。

「静かな湖畔の森の陰から もう起きちゃいかがとカッコーがなく・・・・」と歌いだしたら、お布団にもぐったまま、次々に輪唱を始めた残りの2人・・・。

笑いのツボにはまってゲラゲラと笑った。

8時前に食事の為に部屋を出たら、廊下のスピーカーから小鳥達の声が・・・テープだった事に気づき、また3人でゲラゲラと大笑い。

朝から大わらいをした。

キャーきれい!!!二重の虹!!!

2008-09-10 22:53:52 | 思う事
帰りがけにまたもや雨にあった。
ところが、どうも空は晴れている。
何か虹でも出そうな空だな!!!

予感的中。

マンションに帰ってベランダから空を見上げた。
東の空に虹が見えた。

「やっぱり虹だ

今度は、家を出てすぐ東の空が見える廊下に出た。

「きゃ~。二重の虹!!!」

近くで見れそうな人にメールや電話をした。

見えたのは15分ぐらいだったかな???

雲行きが怪しくなって虹も消えてしまった。

一番素敵な虹が見えてよかった。

そういえば・・・。

虹は金文ではこう書く。(アップの写真を参考に)

世界最古の字書といわれている説文解字によると、
『・・・虹は古くは天界に住む竜形の獣と考えられていた。
その雄を虹といい、雌を蜺(げい)と言った・・・。(白川静『字統』より)』


そして二玄社の大書源を引っ張り出して虹をくってみた。

そして書いた。

天より降って河水を飲む姿。だそうだ。

今日は虹を見ることが出来てとても嬉しかった。