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書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

サンデル教授。

2010-10-17 18:34:58 | 思う事
対話型の講義のサンデル教授。
偶々NHKの番組で特集を見た。
http://www.nhk.or.jp/harvard/
学問も芸術的だと思った。
話題になるすごい講義だ。
学生たちがドンドン意見し、先生が対話し、誘導しながら問題の真髄を追求していく。
とにかくすごい。


人と対話する機会はとても重要だ。
私もこれからもいろんな人と出会い、いろんな意見を交わしていろんなことを学びたい。

人と関わることはネットで知識を得る事の何十倍もの大きなものを感じることが出来ると思う。

現代はメールやチャットで繋がっている若者が多く、人と話すことが苦手ということだ。
そして、子供たちは叱られ慣れていないとか?

私の教室でも、わざとふざけたりする子がいる。
時々私は「先生に叱られたいのでしょ?」って聞くと
「・・・」

人は人と接しながら成長すると思う。

どんなに叱っても本気で思って叱ると、気持ちは伝わるのではないか。
叱られた次の時はまたニコニコ顔で来てくれるとホッとする。

私も日々いろいろ考えさせられる。

「人は人の中で磨かれる。」

と、
知人が言ってくれた。

人に話すと言うことは、心の中にあるもやもやが引き出されて、考えが整理されてすっきりしてくる、そしてまったく違う考えを受け入れると、また違った見方が出来るようになる。
人との対話はとても大事なことだと思う。

動物好きには可愛くてたまらない話。

2010-10-07 07:06:36 | 思う事
京都の福知山市動物園には生まれてすぐ親と別れてしまったいのししの赤ちゃんとさるの赤ちゃんを同じケージで育てていて、
園長さんの幅のあるお考えやいろんな試みの動物とのふれあいや取り組みがたまたま見ていたテレビで紹介された。

この2匹は寝るのも一緒、お散歩も一緒。
子ザルのみわちゃんはお昼寝の時職員の方のエプロンの袋に入ったり・・・。
とにかく自由な園に驚いた。

そして今「うり坊の背中に乗ってお散歩する子ザルのみわちゃん」が話題らしい。

たまたま新聞の記事とテレビで見た私はあまりの可愛さに動画を探した。

http://www.youtube.com/watch?v=IghHZ3A8MfU&feature=related

しかし、話題になりすぎて、ものすごい入園者数らしい。
それって、動物には負担じゃないかな???

北斗七星

2010-09-17 02:39:49 | 思う事
「馬王堆漢墓(まおうたいかんぼ)」
http://tikurikn.hp.infoseek.co.jp/maoutai.html
興味があられる方は下線部をクリックしてください。

この漢墓に以前行って購入してきた大きな図録を時々見る。
その中に紀元前のお墓に埋葬されていた書の中に「星座」(天文図)が描かれていた。
私にも一目でわかるのはこの「北斗七星」だった。

秋になって、空が綺麗だ。
星も、月も・・・。
2000年以上前の古代人も夜空を見上げていたのかと思うとワクワクする。

この図録(資料)には
紀元前の時代に、織物や漆器、楽器そしていろんな書物、詩経や医簡(医学書)、天文図、導引図(太極拳のもとの絵)、地形図(山、河)などが残っていた。

紀元前には宇宙人がいた???
としか考えようがない???のかなぁ。

この書物の解説資料がようやく来年2011年にまとめあげられるそうだ。


秋。

2010-09-14 21:55:37 | 思う事
急に今朝は冷えた。
そして霧だった。

秋が来た。
と、感じる朝だった。

夜になると、月も冴えて見えた。

「月見れば ちぢにものこそかなしけれ 
        わが身ひとつの 秋にはあらねど  大江千里」

現代語訳では・・・。
  
  月を見ると、あれこれきりもなく物事が悲しく思われる。
           私一人だけに訪れた秋ではないのだけれど。
 
夜明けは遅くなり、日暮れは早くなった。
秋の夜長は・・・

ちょっとさびしく、しっとりした気分になる。


た(れ)そかれ

2010-09-11 08:04:23 | 思う事
お昼はまだ暑いが

朝夕は秋めいてきた。

そこで
思い出した言葉。
「た(れ)そかれ」
夕方日暮れてくると、ぼんやり人が見えてきて誰であろうか?という時間という意味から「たれそかれ」が黄昏(たそがれ)となった。と昔、古典の先生に聞いた事があったので、ネットで調べたらあった。
http://gogen-allguide.com/ta/tasogare.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E3%81%AF%E8%AA%B0%E6%99%82

日本の古い言葉は本当に素敵だ。

秋は人生の後半とも言われる。

これからは日暮れが早いし物悲しい。

「たそかれ」

あなたは誰ですか???
と自分にも尋ねてみたい。


健康に感謝。

2010-09-06 09:33:35 | 思う事
私が最初に就職した病院は人工透析の病院だった。

ほとんどの人が、腎臓の機能が低下して、尿が出ない状態。
腎機能http://www.jade.dti.ne.jp/~jhpcc/jyouhou15.htm
患者さんは水分や塩分を制限される。

そのときのある患者さんの言葉は忘れない。

「あなた達はおしっこを普通に出来るからわからないだろうけど、私は腎臓を壊してしまって、思いっきりお水が飲めなくなったんだよ。おしっこが沢山出せるのはとても幸せなんだよ!」と。
今でも、その病院での経験は仕事上にも生きている。

今日も、元気に朝を迎えることが出来て嬉しい。

紙に書いた想い 2

2010-08-30 09:59:18 | 思う事
チリの鉱山事故で地下に閉じ込められた人たちの生存が確認された時、救助隊が地中深く掘り進めたドリルを引き上げると、ポリ袋に入れられた紙が入っていた。
その紙には63歳の男性が妻にあてたラブレターが書かれていたということだ。
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201008230001.html
必死に気持ちを伝えるということは・・・。
平穏な時、紙に想いを籠めるのは難しいのだろうか?

紙に書いた想いは その人の声になって届く。

2010-08-29 08:44:34 | 思う事
私の祖母は19才で、祖父とお見合いし、すぐ結婚。
それからは家事、子育てをし、戦争も越えてきた。

私は、祖父母の長男の長女であると同時に6人の子どもの続きで、祖父母にとって7人目の子どもとして育てられたようなものだった。

その、祖父母は、80歳を過ぎて「書」を学んだ。
私の恩師の所に2人で通ったのだった。
若いときに勉強をしていなかったので、字も忘れて書けないのが恥ずかしかったと。80歳から文字をそして書を学んだ。

祖父母は字を習えた事をとても喜んで、私によくハガキを送ってくれた。
文字には想いがいっぱい詰まってありがたかった。
祖母からは「あなたを想うと懐かしがります・・・」
祖父からは「初志貫徹、自分の志を一生通してください」と

昨日の新聞に野口シカ(野口英世の母)の手紙が新聞に載っていた。
一文字一文字に心の叫びが感じられる手紙だった。
読めない文字も読めない文もあった。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~daddy8/y/39/39r.htm

安易に文字を書ける私にとって忘れてしまっているような気持ちが詰まっているようだった。

心を伝える言葉、文字を大事にしたいと改めて思った。