毎日幸せに in青森

ヒトはどんなときに幸せを感じるのか?
形而上の話を形而下に

視線とは何か

2010-08-28 | book
今年は例年になく庭にスズメが沢山やって来ます。
集団でいると警戒心が弱まるのか、こちらが驚くほど近くにいることも多い。
でも気がついてそちらを見ると急に飛び立ってしまいます。
鳥にとって人間が近くにいる事よりも、人間に見られることが怖いのか。鳥は視線を感じているのか。

最近読んだ福岡伸一の本『世界は分けてもわからない』の中で、「視線とは何か」という考察がありました。
まだ検証もされていない話ですが、視線を感じるのは写真の赤目のように、眼球底から反射される外界の光ではないのかという内容でした。
この本の中では人間の視力の限界と顕微鏡の話への前フリでしたが、野鳥を観察していると人の視線に敏感に反応する理由として、「視線=眼底からの反射光」は充分考えられると思います。

カラス避け、猫避けグッズに目玉型の板や光る板がありますが、効き目としてはどうなのでしょう。
視線を嫌がるのであれば、僅かに反射するような物が良さそうな気もします。






最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
逃げない鳥は・・・ (やせんぼ246)
2010-08-30 22:45:48
 夜分恐れ入ります。蕪島ではしばらく通いましたが、砂浜では3~4メートルまでは逃げないようでもあったし、犬連れた人間が来ると、誰か一羽の動きに連動でもするかのように群れをなして逃げ去りますが、またしばらくして、元の所に来たりしてました。ゴミ置き場のカラス達は、さらに反応が早いですね。
 
 その、眼底の反射光云々ですが、人間の眼底からの反射光を感知して と言う事なのでしょうか。人間が見ているかどうか と言うよりは、鳥が視覚で反応した相手がたまたま人間だったとか・・・ むずかしいです。明暗に対する反応は鋭いんでしょうね。
返信する
やせんぼ246さま (shouske0)
2010-09-01 08:41:26
蕪島のウミネコは警戒心が少ないのか人が近づいても逃げませんね。それは逆に珍しいことなんですけど。
普通、野鳥は人を警戒するのですけど、人の何に対して注意を払っているのかは、動きなのか人の姿そのものなのかがはっきりしませんよね。
そういえば今の季節は田んぼに案山子を立てますけど、案山子に止まってるスズメもいるわけで。
返信する

コメントを投稿