『会話』 ありのぶやすし

東京は江古田にあるライブハウス“マーキー”の店長兼ＰＡをやってくれているのが、
ありのぶさんです。

ありのぶさんは、僕の『激しい雨』でコーラスをやってくれています。
当初は、えんど～君がコーラスをやっていたのですが、レコーディングのアドバイス
をありのぶさんに求めたところ、そのままコーラスもお願いしてやってもらったとの
ことで、このことに関しては僕はまったく知らなかったから嬉しいサプライズでした。

僕の歌声についてどう処理していいか分からないから、一番良く分かっている店長に
聞けばいいという経緯だったそうです。

ありのぶさんは、店長やＰＡもやっていますが、自分でもステージをやります。
さだまさし風と言ったらいいでしょうか、ギターを優しく爪弾くアルペジオで聴かせて
くれます。

“マーキー”の僕ら中堅やベテランのミュージシャンの心の拠り所がありのぶさんです。
ありのぶさんがいるからここで唄っているというミュージシャンは多いでしょう。
僕もその中のひとりです。
オーナーとミュージャンの間に立って、僕らミュージシャンに親身に接してくれます。

僕とありのぶさんの音楽的な嗜好は違うと思うのですが、“いいステージを作る”という
確固たる信念が同じなので、いつも同じ方向に向かってステージをやれるというのは、
とても幸せです。

もう長年一緒にやっているから、“あ・うん”の呼吸でやれるのもありのぶさんだから。
例えば「ここでブルーの照明が欲しいなぁ」と思っていると、ブルーのライトをあてて
くれるし、逆にこっちが「そうきたかぁ！」と思わせることもやってくれます。
音楽的な部分では一番の理解者だと思いますよね。

ありのぶさんとのことを語り始めたら、きっとかなり長い文章になってしまうのでここらで
曲紹介にいきましょう。

彼の代表曲に『会話』というのがあります。
この歌は本当にいい歌で、僕もステージでカバーさせてもらったことが何度かあります。
僕はありのぶさんのようにアルペジオは出来なかったのでアレンジしたんですけど、
本家本元はこちらの方でご覧になって頂ければと思います。

ありのぷやすしさんの『会話』はこちら。