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拓郎、凄いじゃん!

2009年04月21日 | 音楽
先日発売された吉田拓郎のニューアルバム『午前中に・・・』がオリコン初登場
6位ということで、小田和正の持つ最年長トップ10入りの記録を塗り替えたそう
で、スポーツ紙に大きく載ってました。

それまでの小田和正の記録は60歳4ヶ月。
今回の拓郎は63歳1ヶ月でのトップ10入り。

まぁ、こういう記録というものはその内また誰かが塗り替えるものだから、その時
のタイミングだと思うのですが、今回はそれよりもトップ10に入ったという事実が
凄いことだと思います。

拓郎がトップ10入りしたのは、99年11月のベスト盤以来で、オリジナルになると
88年4月の『MUCH BETTER』までさかのぼるとのことです。
ずいぶんと遠い出来事だったんだなぁ~と思いますね。

昔の拓郎の曲でなく、今の拓郎の曲が多くの人に聴かれるというのは、何を意味
するのでしょうか?

今回のアルバムの1曲目にある「ガンバラナイけどいいでしょう」は今の拓郎を如実
に唄っているもので、この歌に限らずアルバム全体の曲は今の拓郎を素直に唄った
もので、その象徴がこの1曲目だと思うのです。
団塊の世代の象徴のような拓郎が還暦を過ぎ「ガンバラナイけどいいでしょう」と
素直に唄っているところが、拓郎と共に生きてきた団塊の世代、またその少し下の
世代の多くの人は共感する部分が多いんじゃないかなぁと思います。
僕なんかは30代なんでそういう心境にはならないですが・・・。

それでも拓郎の歌声は力強く、更に艶のある声になっている気もします。
拓郎を聴いて青春時代(←古い言い方だな)を過ごした僕にとって、いつまでも力強
い拓郎の声を聴くと安心するし、何だかホッとします。

やっぱりこうやって拓郎が頑張っちゃうと(本人はガンバラナイと言ってるけど)、その
下のサザンの桑田とかユーミンとかにとっては目の上のタンコブだろうなぁと思う。
それは絶対に追い越せないから(セールスとか動員数の記録とかでなく)。
やっぱり、60歳を過ぎた人間の心境をその時その時に唄われたらこれはかないませ
んよ。

逆に今回、拓郎は同世代のリスナーから支持を受けたということで久し振りにヒット
チャートに入ったんだと思います。
だってね、今回のアルバムですが、いわゆる売れ線の曲って無いと思うんですよ。
もちろん全ては拓郎節全開なんですが、それでもヒットしたっていうのは、やっぱり
“拓郎が唄う今”これしかないです。

拓郎の今のスタンスっていうのは、これは世代関係なく、とても参考になることだと
思っています。

今更ながらに、僕の音楽の青春が拓郎で良かったなぁ~と思っています。
19才から聴いてきて、拓郎を好きってことを胸張って言ってきたし、それを誇りにも
思ってました。
それはもちろん今でもそうです。
そういうアーティストに出合えたというのは良かったと思います♪