外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

ハルビンのタクシー事情

2012年07月25日 | 日記
7月25日(水) 晴れ

今朝ハルビンを出発し青島経由で濰坊に戻りました。
約9時間の移動、楽しかった旅の最後はこの移動がとても疲れます。

ハルビンで見つけた珍しい交通の文化、タクシーの相乗り。

昨日昼過ぎに宿泊先に到着し荷物を置いて繁華街に出るときのこと、校長先生が空車表示が
ないタクシーに手を振るのですね。するとタクシーが近づいてきて運転手がどこに行くのかと
窓越しに叫びながら聞いてくるのです。場所を告げると、後部座席に乗っていた女性客が
助手席に乗換えて我々に席を譲ってくれたのです。
その女性はメーターに示された料金を払って下車、その後そのメーターは止まったままで
我々は運転手の求めてきた料金を払って下車しました。
先に降りた女性に向かって私は「ありがとう」と話しかけたのですが、その女性は振返る
こともなく立ち去りました。

そして今朝、朝食を近くの店で食べようとホテル前で信号待ちをしていましたら、中年の
女性がやはり同じように客のいるタクシーを止めていました。
行き先を告げると中にいた高校生くらいのおそらく通学中の男の子が一度タクシーを降りて
その中年女性を中に座らせた後、再度後部座席に乗り込んでいました。
中学生までもが当たり前のように相乗りに応じるなんて・・。

校長先生によると、このハルビンではよくある光景だそうで、相乗りすれば若干料金を安く
できるのだそうです。特に遠い距離になると8割くらいにはなるのだとか。
昨日の料金は表示そのものだったのですが・・・。

私が感じたのは料金以外の部分、昨日午後と夜に街を歩いたのですが、空車を見ることが
非常に少ないのですね。台数はかなりの数走っているのですが、供給が需要に追いついて
いないのだろうと思われます。
一時期日本でも流しのタクシーを拾えないことがありましたが、ちょうどバブル期だったで
しょうか。濰坊でも週末の午後9時以降はなかなか拾えないことがあるのですが、一日中
そんな状況のようです。経済が成長している象徴なのでしょうか。

知らない人と同じタクシーに乗る。不思議な感覚でしたが、お互いに助け合っているいい
文化だと思いました。

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