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北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

練習は嘘をつかない

2010年12月07日 | 日記
12月7日(火) 晴れ

朝の気温がいよいよ0度を切りました。本格的な寒さですね。
ただ、風が少なかったので体感温度は昨日よりましでした。

さて、今日は先月から計画していた日本研修および留学の説明会
だったのですが、それは後述するとしまして、なんとこの1ヶ月間
早朝に学生が練習を重ねていたリレー大会の開催日だったのです。
朝、尤から聞かされて驚き。12月の中旬だと聞いていたのですね。
1年生からも女子生徒が一人参加するもので、いつ決定したのかと
聞きましたら一昨日だそうで。。。。
頑張っている彼らを応援したいのに、私が計画した説明会ですから
私が退出するわけにもいきません。

説明会が終わった後、外に出ましたらちょうど男性の部が始まったところでした。
走り終わった1年生の女の子のクラスメートが外語系が2位になったことを
教えてくれました。
『ほんとに!』なんて口には出しませんでしたが驚きました。
なにせ去年1年で運動会・リレーともに下から数えた方が早い順位でしたからね。
もともと学部の学生数が少ないので仕方が無いのです。

そして男性の部、尤が所属する工商系は参加メンバーに学校代表が数人。
尤はこの春の運動会で5000mの学校記録を塗り替えた男ですし
アンカーは昨年秋の運動会で尤と5000mのデッドヒートを繰り広げ
僅か無さで1位になり当時の学校記録を塗り替えた男。
どう考えてもこのチームがダントツだと思ってしまうのです。
しかし、尤はたしかにトップを独走したのですが、途中あたりから外語系が
トップに躍り出ました。そして全11人の9人目で外語系が差を広げます。
これはひょっとして・・・と思っておりましたら、アンカーで抜かれました。
しかしそれでも2位はキープしてのゴール。

プロ野球で表現するならば万年Bクラスのチームがなんと2位!
【練習は嘘をつかない】なんて言葉をアスリートが口にしますが
その言葉を現実に見た思いです。
アンカーを務めた学生が今までに見たこともない笑顔を見せてくれました。

最後まで諦めずに走りぬいた彼ら、心の底から感動しました。

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