けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

2014年

2014-12-31 23:14:32 | football

せっかくの1年を、(結果としても放送内容としても)ひどかった試合の記事で終わるのも癪なので、当ブログの記事で2014年を振り返り、月ごとにまとめました。


1月
勢いづいた、絶好調の1月。チームとして、公式戦8試合すべてにクリーンシートで勝利し首位に。選手個人としても、クリスチアーノがバロンドール受賞、懸案だったシャビ・アロンソの契約延長が決まり、膝を痛めていたヴァランが復帰……と、良いことづくめのスタートでした。



2月
1月の勢いを維持して難しい試合を乗り越えていった2月。リーガでは負けていたアトレチコに国王杯で勝利し勝ち抜け。CLが再開され、長年苦手にしていたドイツの地でシャルケを圧倒(1−6)。ヘセが各試合で大活躍していたのが、翌月との対比もあって、印象的な月でした。


3月
良い流れをさらに……といきたかった3月ですが、アルベロアの長期離脱、さらにシャルケ戦第2戦でのヘセの膝の十字靭帯断裂と、大きな怪我が続いた。特にヘセの負傷は、本人が絶好調真っ只中であっただけに、ショッキングでした。リーガでは、セビージャ、クラシコと連敗。


4月
ドイツ再び。CLドルトムント戦ではホームで大勝し、これまでのジンクスに負けない自信をさらに確かなものに(第2戦では冷や汗かくんですが)。ただ、クリスチアーノが負傷し、その後しばらくコンディションが不安定に……。
月の半ばには国王杯ファイナルがあり、バルサ相手に勝利、この年の最初のタイトルを手にしました。ベイルの独走ぶっちぎりゴールが何よりも印象的。さらに、再び再びドイツ。長年苦労させられてきたバイエルン相手に、ベルナベウで1-0、第2戦ではなんと0-4で圧勝。デシマに向けてチーム全体の勢いが高まっていく月になりました。




5月
デシマに向けた期待が一気に大きくなっていく一方で、どうにか粘ってきたリーガでは勝つべき試合を引き分けて勝ち点を落とし、わずかに残っていた可能性も失うことに。選手個々のコンデイションもかなりギリギリの状態で……そして迎えた決戦の日。絶体絶命の追い詰められた状態から、後半ロスタイムのラモスのゴール、ディ・マリアとベイルで撮った決勝点、マルセロの涙、最後はほとんど走れなくなっていたクリスチアーノの決めの雄叫び、そしてデシマ。お祭り気分で終わった月でした。




6月
W杯の月(グループリーグ)。選手たちは各国代表に散り、ブラジルでのW杯がスタートしました。ただ、シーズン中でがんばりすぎたせいか、マドリーの選手の大部分にとっては苦しい結果になった方が多かった。コエントランの負傷離脱、モドリッチも負傷を抱えたまま、全てが悪い方向に出たスペイン代表……。フランス代表の2人、実質アルゼンチン代表を支えていたディ・マリアと、価値を示していた選手たちもいましたが。

7月
まさかの大敗を喫したマルセロ@ブラジル、ファイナルではディ・マリアもケディラも負傷でいない、というW杯が終わり、そうしているうちにプレシーズンがスタート。モラタやカゼミロの移籍が決まり、クロースとハメスの加入が決まり……。
そして、ディ・ステファノが逝く。


8月
欧州スーパーカップ(セビージャ)には勝利したものの、スーペルコパ(アトレチコ)は取れず。7月末からプレシーズンの試合はほとんど勝てないまま開幕を迎えました。初戦は取ったものの、第2節では、2点先制からひっくり返されるという展開で、ソシエダに4-2で敗戦……。
ディエゴ・ロペスがミラノへ、絶対に出してはいけないと言われていた中でディ・マリアがユナイテッドへ、さらにシャビ・アロンソの突然の移籍劇。加入してきたのは、ケイロル・ナバス、チチャリート、あえて言うとフェルナンド・イエロも。それから、ベンゼマ、モドリッチの契約延長がされました。


9月
インターナショナルウィークを挟んで再開されたリーガで、アトレチコに敗戦し、開幕して1勝2敗。中盤の中心になる選手を2枚も失って、今シーズンの先行きが危ぶまれ……だと思っていたんですが、その後は失点はしても破壊力(大量得点)で結果をものにする、という試合が続いていきました。苦しい展開ながら気づくと勝っていたビジャレアル戦も大きかった。チームの中の雰囲気が良いのも、このころにはもう顕著でしたね。
ヴァランが契約延長。

10月
チームの好調さがはっきり見えてきた月。ゴールを連発するクリスチアーノ、ベンゼマ。クロースが中盤で欠かせない存在になり、イスコも先発に定着して活躍。アンフィールドで0-3勝利、そして、クラシコに快勝!負け知らずの月。


11月
順調に勝利を重ね、ヘセもトレーニングに復帰、各国代表でもそれぞれが活躍、と良いニュースばかり続いているように見えていましたが、ついに大きな損失が。代表選で負傷したモドリッチが、予想以上の大きな負傷で3ヶ月の離脱に。

12月
モドリッチの離脱はあったものの、チームはさらにさらに連勝を重ねていく。国王杯ではヘセが復帰し、その試合で復帰ゴール。リーガではクリスチアーノが今季4度目のハットトリック、CLではデビュー戦のメドランもゴール。良い雰囲気のままクラブW杯に参戦し、2つの試合を戦って、無事に今年4つめのタイトルを手に入れました。


2015年も良い1年になりますように。

親善試合:ミラン4-2マドリー

2014-12-31 03:22:24 | football

ドバイ・チャレンジカップ
ミラン4-2マドリー

マドリーのゴール:クリスチアーノ、ベンゼマ(PK)

内容は……まあ何をおいても負けてますし、何かいいところがあったかと言われると、これまでの公式戦の連勝記録を作ってきた各試合の一番悪かった試合から見てもかけ離れた内容なので、なんとも言いようがない。バカンス明けとか、無用の負傷・コンタクトを避けたとか、言い訳もあるかもしれませんが、だとしてもひどかった。ひどかったのは采配も。全員にチャンスを与えつつ勝ちたいなら、クリスチアーノは後半のセットで出した方がいいだろうし、そもそも前半と後半が逆だよな、と。でもアンチェのやることだからと贔屓目に見るなら、カンテラから召集された選手たちも含めて、公式戦では絶対にやらない組み合わせ、試合の動かし方をとにかくやりたかったのかもしれませんが。
なんとか少しでも良いところを探すなら、個人的にはヘセ。まだまだ昨シーズンの絶好調のヘセには距離があると思いますし、この試合も特に前半は影がうすい時間も長かったけど、力強いドリブルやゴールへ向かう意識が何度か見られるようになっていた。クリスチアーノのゴールまでドリブルを運びアシストしたのもよかったです。たぶん復帰して以来、45分以上出たのは今回が初めてじゃないでしょうか。どこかおかしな素振りもなかったし、この先の厳しい山場に向けてまだまだ上げていけるんじゃないかな、と期待してます。

プレシーズンも各種フレンドリーマッチにぜんぜん勝てないまま、でもシーズンが始まってからここまで立て直し成績を積んできました。次の試合は、年明け4日のバレンシア戦。22連勝にCWC優勝に、と浮かれぽんちで2014年が終わるところを、この負けで我に返って引き締めることができた、と言えるような準備をして臨んでほしいです。



ヘセ、試合後のコメント
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感触は?
「感触はより良くなっている、でも重要なのはチームのこと。ドバイから悪い感触で帰ることになってしまった。マドリーは常に勝たなければならないのに、良い試合ができなかったのだから。これはフレンドリーマッチ、僕たちが良い状態にあることが重要で、これまでの良い状態を続けてリーガに戻ることが必要だ。」

2015年にどう向かうか
「僕は回復しているし、だからプレイしているんだ。2、3週間前よりも感触は遥かに良い。地元で7日間の休暇を過ごして、そのうち6日間はトレーナーと一緒にトレーニングをしていた。膝の筋肉を強くするのにより多くの時間をかけてケアをしている。2015年には、僕の仲間たちと同じように臨む。僕たちが戦っていく全てのタイトルを目指していくという考えでね。」
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アンチェロッティ、試合後のコメント
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痛い敗戦?
「この敗戦はまったく傷がつくようなものではない。我々には1週間準備する時間があり、フィジカル的には素晴らしい状態だ。バカンスの後で、リズムを取り戻そうとしていた。我々は必要だと思うことをした。皆が45分間努力をしていた。今は1日休んで、それからメスタージャでの試合に向けて準備する期間が2日間ある。」

2014年を台無しにする終わり方?
「いや、我々はファンタスティックな1年を終わることをとても喜んでいる。良い試合をしたミランにとってこの結果は良いものだし、我々は良くなかったからこうなったということ。この敗戦が、我々が今年成し遂げてきたものを変えるだろうと言う人はいないだろう。もちろんノーだ。それから、我々はバルデベバスから良いニュースを受け取った。ラモスとマルセロは、良い状態でトレーニングをできたそうだ。」

ヘセ
「彼は完全に回復し、良いプレイをした。特に後半良かった。休んだことからは何の問題もない。」

ベイル
「我々にとって最も重要な選手のうちの1人で、移籍することはない。何の問題も、噂も、議論もない。」

ドバイでの歓迎
「我々はドバイにいるファンたちの愛情をもって滞在できた。マラケシュ(モロッコ)に足を踏み入れた時と同じように。いつも言うことだが、本当に素晴らしい。」
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おまけ(一番上に書いたのを移しました)
Jスポーツの実況解説与太話やってた3人。二度とマドリーの実況に関わるな。年末の無料放送で普段より見る人が多いこと、マドリーやミランのことをよく知らない人が多くいるだろうことがわかっていながら、特定の選手をなんの根拠があるのかわからないネタで貶しバカにしつづける。おふざけですんでー、っていえば何言ってもいいと思ってるんだろうな。名誉毀損レベルでしょう。選手本人に会いに行って、直接言ってみたら? あと倉敷アナ、マドリーの実況するたびに、ああマドリー嫌いなんだな、ろくに知識も仕入れてないし事前の試合も見てないなってわかるのに、なんで未だにリーガ通みたいな位置付けで顔突っ込んでくるんですか。本当にもうやめてほしい。大好きなチームの実況で好きなだけふざけ散らして真面目に試合してる選手をバカにしていればいい。この文章がスカパーの関係者の目に止まりますように。
(てか、スカパーサッカー自体、スペインのチーム全般に嫌いだよね)