けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

審判も入れ替わり

2007-07-18 02:42:29 | football
バレンシアのシーズンがスタートして2日目。新婚なので合流が遅れたアルベルダと、こちらはカナリア諸島からの飛行機の乗り継ぎがうまく行かなくて遅れたシルバが、本日ともに合流。各種テストをこなしました。テストの結果を受けて、アントニオ・ヒネル医師が各選手のメディカル状態をレポート。大部分の選手の状態に問題はないものの、一部選手はプレシーズン最初から万全とは行かないようです。
まずはシーズンオフとともに手の手術を受けたラウル・アルビオル。昨日の集合の画像でもしっかりギプスで左腕を固定していたアルビオルは、「術後1ヶ月半は固定しなければならない。彼が完全なフィジカルトレーニングができるようになり、リーガの最初の試合に完全な状態で間に合うよう望んでいる」とのことで、シーズン開始からフル回転というわけにはいかなそうです。8月中旬からCL予備予選が始まりますが、セントラルはアレクシス&マルチェナで始まることになるでしょうか。
次に昨シーズン中の復帰がかなわなかったエドゥ。フィジコと特別な回復トレーニングを積んでいるものの、オランダ、エルメロでの合宿には帯同するようです。
さらにシーズン終盤を負傷で終えたモリエンテス、ミゲル、アングロ、ビセンテは、それぞれ最初から全体合流ではなく特別プログラムで合宿を始める予定。おそらく回復状態を見定めるものでしょうから、随時全体トレーニングに合流していくことと思われます。

そのエルメロ合宿への参加選手が発表されています。最近報道されていたように、クーロ・トーレス、ダビド・ナバーロ、デル・オルノの3名が非招集。戦力外です。両ラテラルもセントラルも、戦力が有り余っているわけではありませんから戦力外にするのは非常に危険だとは思いますが、キケや新SDを初めとした首脳が判断したことでそれなりの理由があるんでしょう。特に左ラテラルのデル・オルノは惜しい人材だと思いますが、デル・オルノは負傷期間が長かったとはいえ昨シーズンのモレッティのできがより良かったこと、シーズン終盤に監督に反するような言動が出てきたことを考えると、切られる理由にはなるかもしれません。
とはいえ昨シーズンのマドリーとエルゲラの関係のように、プレシーズン戦力外であっても残留しシーズンイン後に使われるようになるケースも考えられますから、現時点では何ともいえません。

そのエルゲラに関しては、「フリーなら」獲得したいとバレンシアが考えているようですが、ここ数日の現地報道やバレサカさんのレポを見ていると、エルゲラの移籍はあり得そうな感じです。確実だというわけではありませんが、報道の感触が現実味を帯びてきた、という感じなのです。さらに一旦は無理そうだった中盤のルチョ・ゴンサレス(ポルト)の獲得も、こちらは大枚はたかないといけないようですが、可能性がある雰囲気。とりあえず当面の補強ポイントのCBと攻撃系ピボーテが埋められそうですが、手薄になる可能性が高いラテラルはどうなるんでしょうか…。


サラゴサ続報
アジャラさんのお披露目が4000人サラゴサファンを集めて、滞りなく行われました

ロベルト・ファビアン・アジャラ
私はビジャレアルに何の不満も持っていない。でもレアル・サラゴサのオファーを受けるに当たっては何も違法なことはしていない。これが私と私の家族にとってより良いことだと思えたから決めたことだ。

MARCAなどの報道では、今回の違約金600万ユーロはアジャラさん側が支払ったとされていまして、ますます「知りませんでした」では済まなくなっているようです。「自分は知らない」なんてことが通るほどアジャラさんが初心だとも思いませんしね。
今回のびっくり移籍劇には、さすがに何でもアリに慣れているスペイン人にも違和感といいますか嫌悪感を催させたようで。MARCAのコメンタリーはかなり辛らつな書き込みが見られます。各土地に根ざしたクラブにそれぞれが特別な思い入れを持って暮らすスペイン人と、その時々の条件に応じて籍を代えその時々のクラブに忠誠を誓う傭兵の役と。齟齬はまぬがれないのかもしれません。
また今日のお披露目の席でアジャラさんは、クラブに集中するためにアルゼンチン代表からの引退を発表。

追加。サラゴサは、マドリーからのパボン獲得も決めました。


お初です

数日前の記事ですが、ASからこちら。ついにリーガ・エスパニョーラ、プリメーラ・ディビシオンに女性アシスタント・レフェリーが誕生する、というニュースです。リーグ・アンに女性副審がいた(いる?)ことはありましたが、確かにスペインは初めてです。ということでマリア・ルイサ・ビジャさん34歳、通称マリサさんのコメント。

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本当のことよ。予想していなかった。素晴らしい夢がかなった。でもそれは私が最初の女性アシスタント・レフェリーだからというのではなくて、私の仕事が認められたという満足感からよ。とても嬉しい。私が望んでいるのは、この仕事を続けて新しいカテゴリーで私に求められる高いレベルに到達すること。
今は1日に3時間、フィジカルコーチとトレーニングをしているし、週に3,4回はマドリーの国立体育大学で準備をしている。もちろん悪意なしで、男性に要求されたのと同じテストを上回る力を私が示せたことが嬉しい。
(ベルナベウやカンプ・ノウでの試合でレフェリーを務めるとしたら?)そのときまでどんなふうかはわからない。私が望むのは、他の仲間たちの1人だというふうに私を扱ってほしいということ。
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同じ記事内にはレフェリーランキングが出ていまして、ウンディアノ・マジェンコ→ペレス・ブリュール→メディナ・カンタレホ→メフト・ゴンサレス→イトゥラルデ・ゴンサレス→ムニス・フェルナンデス→メヒア・ダビラ→ロドリゲス・サンティアゴ→ベラスコ・カルバージョ→ゴンサレス・バスケス、と並んでおりました。こうやって良いレフェリー順に並べていただいても、どのレフェリーにも「うーん…」と感じた記憶があるのですが、だからといって全員クビにするわけにもいきませんしね…。ちなみに何かが非常によろしくなかったようで、ペレス・リマとピノ・サモラーノ両名はセグンダへ降格、パラダス・ロメロとオンタナジャ・ロペス・アスティジェロスが昇格。


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