けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

最初の余波

2007-12-19 22:24:04 | football
遅かれ早かれこんなニュースが出てくるだろうとは思っていましたが、昨日の今日でさっそくel mundoから。
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モリエンテス、フェネルバフチェのオファーを考慮
カニサレスとアルベルダを戦力外とするロナルド・クーマンの決定はチームに不安をもたらしている。どの選手も、監督とSD、会長の手にあるそのリストにそれ以上だれが載ることになるのかと問いかけている。
その中の一人、フェルナンド・モリエンテスは、昨日興味をそそるオファーをフェネルバフチェから受け取った。トルコのクラブの代理人は、昨日モリエンテスの代理人であるヒネス・カルバハル氏に会い、経済面で最高のオファーを示した。彼らは、トルコおよびヨーロッパで戦うことのできるプロジェクトを望んでいるのだ。彼らのプロジェクトにはまた、ロナウドも含まれている。
モリエンテスは、第一には、バレンシアとの契約がある間はトルコサッカーに向くことはない。しかしクーマンという点から判断すれば、彼はオファーを考慮しているだろう。
今日、モリエンテスはこの不安な状態をSDのミゲル・アンヘル・ルイスに持ち込み、ロナルド・クーマンがモリエンテスを戦力に考慮しないならば、その場合にはこの1月中に自身の将来をバレンシアを離れるという考えの下で決定することができるため、できるだけ早く監督の判断を知ろうとしている。
フェネルバフチェはモリエンテスの代理人に、バレンシアとの交渉の場をアレンジすると伝えている。フェネルバフチェはモリエンテスのすべてを頼りにしているからである。
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昨日のことのようですから、元々はクーマンの今回の決断とは無関係に届いたオファーかもしれません。普段ならたいしたニュースにはならなかったかもしれませんが、今回の件があって報道されることになったのでしょう。フェネルといえばズィッコさんがいてロベカルがいて、そして今回のニュースや0-0さんを参照するとロナウドにもオファーを出していると。昨日の事がなければ、聞き流されていたニュースかもしれません。
ただこうなった今、モリエンテスが仮に今回のフェネルのオファーを真剣に検討しているとしても、それは致し方ないだろうと思います。いつ同じような切られ方をするかわかりませんから。例えばジギッチが安定して活躍できるようになったら。若い手頃なFWが移籍してきたら。そうなった時にモリエンテスが簡単に放り出されても、驚くほどのことではないでしょう。
少し前のインタビューで「金は問題ではない。いまここで幸せだから」と言っていたモリエンテスですが、バレンシアで幸せでなくなったときは、キャリアの残りを過ごす場所を別のところに求めることになるのかもしれません。でもそれでいいのだと思います。


手当たり次第に読んでます。MARCAからアルベルダについて
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アルベルダは協会からのサポートを受ける
ダビド・アルベルダは昨日、スペインサッカー協会のスタッフからサポートを提供するという主旨の電話を受けた。ソレールとクーマンの決定は、この夏にEUROを戦うスペイン代表にダイレクトに影響を及ぼしている。協会は、アルベルダを落ち着かせ、リーグ戦に出場していることが欠かせないと伝えようとした。実際、もしアルベルダがルイス・アラゴネスの戦力に入ることを望むなら、シーズン終了まで海外でプレイしなければならないだろう。
事実、アルベルダとその周囲は既に、メスタージャからはるか遠く離れた場所でのサッカーキャリアを続けられるチーム探しを始めた。いくつかのプレミアリーグのクラブが既にアルベルダにオファーを出してきた。しかしアルベルダの将来はカルチョに結びついているようだ。ユヴェントスがアルベルダを選択肢に入れている。これはベンチにアルベルダのことを良く知るなじみの人物、常にアルベルダのことを好んでいたクラウディオ・ラニエリがいるためだろう。
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カニサレスもアルベルダも、もちろん今シーズンのリーガで5試合以上出場していますから国内移籍はできません。国外かセグンダか、ビジャレアル時代のリケルメのように飼い殺されるか。EUROを考えてプレイが続けられる場所へ行くように、との忠告が協会側からアルベルダに与えられました。アルベルダなら引く手数多、これまで国外経験がないとはいえ、どこでも最高の働きができるでしょう。元監督のラニエリが声をかけてくれているのは、こんな事態の中でもちょっとほっとします。ただ気になるのは、カニサレス……