ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 犬の嗅覚を持つソムリエ 70ページ目

2010-04-10 05:25:34 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【70ページ】


トーマス    ところで、1週間の内1日をテイスティング対決に空けてほしいとの

        ご依頼でしたが?  

社長      そうなんだ!

トーマス    詳しいことは、日本でとのことでしたね?

        テイスティング対決の相手は?

社長      私は、ワイン愛好家のクラブに所属しています。

        クラブのメンバーの間で、和音 通という人物とテイスティング対決

        するのが流行っているのです。

        もちろんメンバー自身ではなく、依頼者のソムリエがテイスティング

        対決するのです。

トーマス    彼の実力は?

社長      トップソムリエもテイスティング対決に敵わないとのうわさです。

トーマス    彼の対戦相手になぜ私が?

社長      ひとつは、ソムリエの中でも特別の才能を持った人を捜していたのです。

        その才能を生かしたテイスティング対決の内容にすることができるからで

        す。  

トーマス    もうひとつは?

社長      私は、カリフォルニアワインの愛好者なので、依頼するのは、アメリカ

        のソムリエにしたいと思ったのです。

トーマス    カリフォルニアワインの愛好者ですか?