ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 ウィスキーのブレンダー 40ページ目

2010-02-17 22:32:24 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
 高野は、次に日本のメルロを一口含んだ。


ブレンダー  長野のメルロも世界水準になった。

       チリカベとブレンドしていいワインができそうだ!

       そしてロワールのシノンのカベルネ・フランをどう生かすか?

       これは、酸味やタンニンがそう多くなくさわやかなワインだ!
       

最後にオーストラリアのプティ・ヴェルドを試飲した。


ブレンダー  ボルドーでは、ブレンド用に使われているが、プティ・ヴェルド100%

       のワインは、非常にコクがあってうまいのもだ!

       シャトー・ラフィット・ロートシルトのブドウ品種比率は、カベルネ・

       ソーヴィニヨン70%、メルロ25%、カベルネ・フラン3%、プティ・

       ヴェルド2%である。

       同じ比率でブレンドすると、果実味が豊かになり過ぎるかな?

       さて試作品を造ってみようか。


ブレンダーの高野は、カベルネ・ソーヴィニヨン67%、メルロ25%、カベルネ・フラン

5%、プティ・ヴェルド2%の比率で試作品を造った。

そしてシャトー・ラフィット・ロートシルト2000年とブレンドワイン2000年を

飲み比べた。


ブレンダー   よく出来た!

        シャトー・ラフィット・ロートシルトに負けていない!

        後は、微調整だけだ。