ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 ウィスキーのブレンダー 42ページ目 

2010-02-21 20:56:45 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【42ページ目】


社長    どうしてBを選んだの?

長女    AとBは兄弟のようなワイン、Cは全く別物のワインに感じました。

      最初Aを飲んだ時、なんてすばらしいワインだと思いました。

社長    なぜAを選らばなかったの?

長女    ところが、しばらく口に含んでいると、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロ

      とカベルネ・フラン、プティ・ヴェルドの4つのブドウ品種が、それぞれ

      自己主張を始めたのです。

社長    そんな感じを受けたのですか?

長女    はい。

      それに対してBは、Aに負けず劣らずすばらしいワインで、しかも熟成に

      よる調和が見事でした。

      Bは、シャトー・ラフィット・ロートシルト2000年です。

社長    Cのワインは?

長女    このワインは、私に挑戦してくるようなワインでした。

      タンニンが非常に強く、スパイシーで!

      ワインだけで、飲み比べるとBの方が評価が高いですが、料理に合わせると

      すばらしいマリアージュの可能性があると思います。

      Cは、プティ・ヴェルド主体のワインだと思います。

社長    次に、麗香さんの選択は?

次女    私はCでした。