ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 ウィスキーのブレンダー 38ページ目 

2010-02-14 16:18:19 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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社長     和さんは、どう思いますか?

和音     とてもおいしいワインですよ!

長女     それだけ?

和音     社長は、1996年を開けましょうと言いましたね?

       もし1995年だったら、ヴィンテージが違うのではと言ったかも

       しれませんが。

ブレンダー  そうか、シャトー・ラフィット・ロートシルトだと私達が思い込んだ

       だけだ!

和音     そうです。

       でも皆さんの味覚のレベルの高さがよく判りましたよ。

社長     シャトー・ラフィット・ロートシルト1996年は、和さんにお土産として

       持って帰っていただきます。

       最後の2000年は、この後のテイスティング対決に使用します。

       それでは、テイスティング対決の内容を発表させていただきます。

       審査員はワイン部の美人3姉妹です。

3姉妹    はい!

社長     審査の内容は、和音さんと高野さんのどちらが、シャトー・ラフィット・

       ローシルトよりもおいしいワインをブレンドできるか?です。

       2000年のチリのカベルネ・ソーヴィニヨン、オーストラリアのプティ・

       ヴェルド、日本のメルロ、フランスロワールのカベルネ・フランを用意

       しています。